JPH05195462A - 加熱された黒液でチップを処理する方法及び装置 - Google Patents

加熱された黒液でチップを処理する方法及び装置

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JPH05195462A
JPH05195462A JP4166133A JP16613392A JPH05195462A JP H05195462 A JPH05195462 A JP H05195462A JP 4166133 A JP4166133 A JP 4166133A JP 16613392 A JP16613392 A JP 16613392A JP H05195462 A JPH05195462 A JP H05195462A
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JP
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tank
black liquor
liquor
temperature
treatment
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JP4166133A
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English (en)
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K Henricson
ヘンリクソン カー
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Original Assignee
Kamyr Inc
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C3/00Pulping cellulose-containing materials
    • D21C3/22Other features of pulping processes
    • D21C3/24Continuous processes
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C1/00Pretreatment of the finely-divided materials before digesting
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C11/00Regeneration of pulp liquors or effluent waste waters
    • D21C11/0021Introduction of various effluents, e.g. waste waters, into the pulping, recovery and regeneration cycle (closed-cycle)

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低カッパー値( 例えば、20以下) のクラフト
紙パルプ、及び回収又は廃棄工程へ容易に移送される低
粘度黒液を製造する方法並びにその装置を提供する。 【構成】 細砕セルローズ繊維材をスチーム処理し(11
で) 、処理槽(13,113,213)へ送り、次いで連続蒸解槽(2
4, 124, 224)の頂部へ導入する。黒液は蒸解槽から抜き
出され(32, 132, 232 で) 、蒸解温度( 例えば、約 170
℃まで) より約 20 〜40℃高く加熱され(35, 135, 235
で) 、そして次に処理槽でパルプ材と接触させるために
導入される。パルプ材を黒液と接触した後、処理槽から
黒液を抜き出し(17, 117, 217 で) 、これを回収又は廃
棄工程へ送る。白液については、浸透槽から高圧フィー
ダー(21,121,221)へ循環する液と熱交換(119, 219)した
後で処理槽へ導入(18, 118, 218 で) しても差し支えな
い。アルカリも、蒸解槽から抜き出された黒液へ、加熱
に先立って、添加してよく(34 で) 、その加熱後、これ
を反応槽(36,136,236)へ送ることも差し支えない。 【効果】 紙パルプの品質が向上し、黒液の処理が容易
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラフトパルプ製造の
際に黒液で原料チップを処理する方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び課題】クラフトパルプの製造におい
て、黒液は通常の廃棄液である。黒液は回収工程へ送ら
ねばならない(薬剤をこれから回収する)場合と、これ
を廃棄する場合とがあるが、これら二つの選択肢のいず
れを選ぶにしろ、黒液が低い粘度を有していることが好
ましい。しかしながら、典型的な黒液は粘度が高いもの
である。黒液の粘度は、ある状況下に加熱すると低下す
ることは、それ自体は既知である。しかし、この事実
を、クラフトパルプ連続製造のパルプ工場で実際に応用
するに到っていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、細砕セ
ルローズ繊維材のクラフトパルプへの処理工程から取り
出された黒液は、従来のものより低粘度を有しているか
のように働き、更にはセルローズ材へ硫黄化合物を付与
する結果となるので、生成されたパルプは、従来処理に
較べて小さいカッパー値(例えば、カッパー値 20 未
満)を有するようになる。連続蒸解槽から抜き出した
後、黒液を蒸解温度より高い温度(例えば、約 200℃ま
で)に加熱し、次いでこれを、パルプ材が連続蒸解槽へ
供給される前の箇所へ再循環すると、黒液からの硫黄が
パルプ材と混じる。次いで、この黒液をパルプ材との接
触から取り出し、その後回収工程にかけたり、あるいは
廃棄したりするが、こうすると黒液は、単に蒸解槽から
抜き出しただけのものより低粘度を有するようになる。
【0004】本発明の実施態様の一つに従えば、連続蒸
解槽を用いて、細砕セルローズ繊維材からクラフトパル
プを製造する方法が提供される。この方法は、以下の工
程、すなわち、(a) 細砕セルローズ繊維材をスチーム処
理すること、(b) スチーム処理された材料へ白液を添加
すること、(c) 蒸解温度で連続蒸解槽の中において、白
液で、上記材料を蒸解すること、(d) 連続蒸解槽から黒
液を抽出すること、(e) 抽出された黒液を蒸解温度以上
に加熱すること、(f) 工程(a) と(b) との間の加熱され
た材料へ工程 (e)からの加熱黒液を添加すること、及び
(g) 工程(f) と(b) との間の材料から黒液を取り出すこ
とを連続的に行うことを包含する。工程(c) は、約 170
℃の温度で行うのが典型であり、この場合工程(e) は、
黒液を約200℃の(つまり、蒸解温度より約20〜40℃高
い)温度まで加熱するように行われる。
【0005】本発明の方法は、また工程(h) として、工
程(e) と工程(f) との間に、材料を蒸解温度以上に十分
な時間維持して、その粘度の顕著な低下を確実に行う工
程を包含しても差し支えない。工程(h) は、反応槽で行
ってもよく、またその加熱に先立って、又はこれと同時
に、アルカリを黒液に添加してもよい。工程(g) で抜き
出される黒液は、回収工程又は廃棄工程に送られ、工程
(a) 〜(g) は、この段階での黒液が工程(d) で抜き出さ
れる黒液より顕著に低い粘度を有するように行われる。
また白液は、循環液を冷やすと共にこの白液を加熱する
ために、高圧フィーダーへ至る前に循環液と熱交換する
ように送ることも差し支えない。
【0006】本発明は、また細砕セルローズ繊維材を処
理して、クラフトパルプを製造する装置にも関するが、
該装置は、スチーム処理槽; 該スチーム槽に操作上は接
続している、一般に直立状の処理槽; 直立状連続蒸解槽
であって、処理槽に操作上は連結しており、その頂部に
は材料の入口があり、その底部には材料の出口がある蒸
解槽; 蒸解槽から抜き出し導管へ黒液を抜き出すため
の、蒸解槽の中間、つまりその入口と出口との間に位置
する抜き出しスクリーン手段; 抜き出し手段において抜
き出された黒液を加熱するための加熱手段; 加熱され、
抜き出された黒液を処理槽の第一の箇所へ循環するため
の循環手段; 及び処理槽の第二の箇所(第一の箇所から
垂直上方に位置する箇所)から黒液を抜き出すための抜
き出し手段を包含する。
【0007】本発明の装置は、更に処理槽の第三の箇所
へ、つまり第二の箇所よりも蒸解槽に近い箇所へ白液を
添加するための手段を包含しても差し支えない。加熱手
段の前に蒸解槽黒液抜き出し導管へアルカリを添加する
手段、及び加熱手段と循環手段との間で、加熱された黒
液を高温に維持する反応槽を用いても差し支えない。ま
た、上記処理槽は、浸透槽でも差し支えなく、該槽は、
入口とセパレーターをその底部に有し、さらに開放され
た頂部を有する第一内部槽と、この第一槽の開放頂部と
連結していて、その底部には出口を有する第二外部槽と
を包含する。
【0008】本発明は、更に細砕セルローズ繊維材を処
理して、クラフトパルプを製造する別の方法にも関する
が、該方法は、以下の工程、すなわち、スチーム処理槽
で原料をスチーム処理すること; 該スチーム処理槽に操
作上は接続されている、一般に直立状の処理槽で材料を
処理すること; 蒸解温度にて材料を蒸解するにあたり、
直立状連続蒸解槽であって、処理槽に操作上は連結して
おり、その頂部には材料の入口があり、その底部には材
料の出口がある蒸解槽にてクラフトパルプを製造するこ
と; 蒸解槽の中間へ、つまりその入口と出口との間に位
置する抜き出しスクリーン手段を経て蒸解槽から抜き出
し導管へ黒液を抜き出すこと; 抜き出し手段において抜
き出された黒液を蒸解温度以上に加熱すること; 加熱さ
れ、抜き出された黒液を処理槽の第一の箇所のところへ
循環すること; 及び処理槽の第二の箇所(第一点の所か
ら垂直上方に位置する箇所)から黒液を抜き出すことを
包含するものである。
【0009】本発明の主な目的は、低カッパー値を有す
るクラフトパルプを製造するとともに、以後の回収工程
や廃棄工程で取扱易くするために低粘度の黒液を製造す
るする方法を提供することである。
【0010】本発明のこの目的及び他の目的は、本発明
の説明並びに前記の特許請求の範囲を詳細に吟味すれば
明らかになるであろう。
【0011】
【実施例】さて、図面により実施例を詳細に説明する。
本発明の例示的装置並びに本発明の方法を実施するため
の装置は一般に図 1に参照数字 10 で示される。本発明
の装置は、従来的スチーム処理槽11を包含し、この槽に
おいて 100℃以上の温度で木材チップ又は同様な細砕セ
ルローズ繊維材をスチーム処理することができる。スチ
ーム処理槽 11 の底部は、従来的低圧フィーダー12に接
続され、これは次に一般に直立状の処理槽 13 の頂部へ
接続される。槽13の温度は典型的には約 120〜180 ℃に
維持される。パルプ導管 14 は槽 13 の底部から延び、
一方液体導入導管 15 は、比較的高い位置の、第一箇所
の所に液(黒液)を導入するために用いられる。
【0012】従来的抜き出しスクリーン装置 16 は、槽
13 の中間点、すなわち導管 15 の下に設けられ、抜き
出し導管は、これから延び、黒液回収又は廃棄工程に繋
がっている。別の液(白液)導入導管 18 は、このライ
ンに熱交換器が入っているのが好ましいのであるが、黒
液がスクリーン装置 16 で除去された後白液を槽に導入
するために選択的に設けられる。従来的回転式掻取機 2
0 が槽 13 の底部に設けられ、導管 14 へパルプ材が容
易に排出されるようにする。
【0013】導管 14 から、パルプ材料は、従来的カマ
ヤー社(Kamyr) 製高圧フィーダー21の低圧側に供給さ
れ、その高圧側出口ライン22は従来的直立連続蒸解槽 2
4 の頂部 23 へ接続されている。従来的な液/パルプ材
分離器 35 が、蒸解槽 24 の頂部に設けられ、抜き出さ
れた液は、ライン26に循環され、ポンプ27の作用でフィ
ーダー21の入口高圧室へ導かれる。フィーダー21の低圧
出口室からの液は、ライン28に循環しポンプ29の作用で
導管 14 、及び/又は槽 13 の底部へ導いてもよい。
【0014】ライン18で白液を添加する代わりに、又は
これを添加するに加えて、白液を─加熱器30を通過させ
た後、蒸解槽 24 の頂部近くのライン31で添加してもよ
い。パルプ材に添加される白液は、蒸解温度にあり、典
型的には約 170℃であるが、この温度は、処理されるパ
ルプ材が正確にどんな物質であるのか、どんな薬剤が白
液を作るのに使用されるのかに左右されて変わり得るも
のである。
【0015】従来技術と同じように、黒液は蒸解槽 24
の中間位置から、スクリーン装置 32 を通じて、抜き出
し導管 33 へ抜き出される。本発明によれば、抜き出さ
れた黒液に、加熱器35の手前又はその中の箇所のところ
でライン34からアルカリを添加してもよい。加熱器35
は、蒸解温度以上の温度に黒液を間接的に加熱する。例
えば、加熱器 35 は蒸解温度を約20〜40℃超える温度
(例えば、蒸解温度が約 170℃である時には約 200℃)
に黒液を加熱する。このような高温では、黒液の粘度は
顕著に低下し、硫黄化合物が黒液から分離し、そして黒
液は、槽 13 の中のパルプ材とよく混じると、これと反
応する。
【0016】導管 33 の中の黒液が加熱された後、反応
槽 36 へこれを供給してよいが、ここで黒液は、所望の
粘度低下を確実に行うために十分な時間高温に維持され
る。勿論黒液は、その抽出に先立って槽 13 でも高温に
維持されるので、黒液は長時間高温に維持されることに
なる。槽 36 からは黒液は循環手段(ライン37を包含
し、必要ならばポンプなどをも含んでもよい)を経て槽
13 の黒液入口 15 へ流れる。必要ならば、黒液温度を
正確に制御するために熱交換器 38 をライン37に選択的
に設けてもよい。
【0017】従来技術と同じように、蒸解槽 24 の底部
のパルプは洗浄され、従来的洗浄液循環を行うためにス
クリーン装置 39 が設けられ、処理されたパルプは、最
終的には蒸解槽 24 の底部 42 の所でライン41へ排出さ
れる。従来的掻取機 40 は、排出を容易にするものであ
る。
【0018】本発明は、ライン 41 に排出されるパルプ
のカッパー値が低く、例えば 20 以下になるように実施
される。同時に、導管 17 に抜き出され、そして廃棄又
は回収工程へ送られる黒液は、ライン33中の黒液の粘度
より低い粘度を有する。
【0019】前記に説明された装置を用いて、本発明の
方法を実施することができるが、その方法は以下の工程
を包含する。すなわち、 (a) 細砕セルローズ繊維材をスチーム処理槽 11 で処理
すること。 (b) スチーム処理された材料へ、ライン17及び/又はラ
イン31で白液を添加すること。白液は、蒸解温度(例え
ば、約 170 ℃)にあるのが好ましい。 (c) 蒸解温度(例えば、約 170 ℃)で連続蒸解槽 24
の中で、白液で、上記材料を蒸解すること。 (d) 連続蒸解槽 24 からスクリーン装置 32 を用いて黒
液を導管 33 へ抽出すること。 (e) 抽出された黒液を蒸解温度以上( 例えば、最高200
℃のような蒸解温度を 20 〜40℃超える温度) に加熱器
で加熱すること。加熱に先立って、あるいは加熱と同時
にアルカリ添加をライン34から選択的に行ってもよい。 (f) 工程(a) と(b) との間の加熱された材料へ工程 (e)
からの加熱黒液を添加するに際し循環ライン37を経て、
処理槽 13 の頂部近くの、導入ライン15へこの液を導く
こと、及び (g) 工程(f) と(b) との間の材料から、スクリーン装置
16 を用いて、黒液を取り出すこと。導管17の抜き出さ
れた黒液は、廃棄又は回収工程へ導かれ、32の箇所で抜
き出された黒液に比較して低い粘度を有する。
【0020】本発明の方法は、更にパルプ材料を蒸解温
度以上に十分な時間例えば、反応槽36 に維持して、そ
の粘度の顕著な低下を確実に行う工程(h) を、工程(e)
と工程(f) との間に、包含しても差し支えない。
【0021】図 2は、本発明の方法を実施するのに有用
な、本発明の装置の第2の実施態様を示す。図 2の装置
では、図 1の部品要素と同じ機能を有する部品要素は、
同じ参照数字の頭に「 1」を付けた数字で示される。
【0022】図 1の実施態様に対する図 2の実施態様の
主要な相違は、処理(浸透)槽 113へ送る供給系統につ
いては、より従来的な配列を用いていることであり、そ
して高圧フィーダーへの悪影響を最小限に抑えるために
循環液への供給を行う前に循環液を冷却する白液熱交換
器を使用することである。
【0023】図 2の実施態様において、装置 110は、従
来的チップ槽 41 と、それを従来的水平式スチーム処理
槽 43 に繋げる従来的低圧フィーダー112 、更に、これ
を従来的高圧フィーダー121 へ繋げる従来的シュート11
4 を包含する。液に伴われたパルプ材は、ライン122 を
浸透槽 113の頂部へ流れ、抜き出された液、つまり浸透
槽 113で従来的頂部分離器(図示せず)で分離されたも
の、は高圧フィーダー121 へポンプ127 付き循環ライン
126 で戻される。高圧フィーダー121 への悪影響の恐れ
を最小限にするために循環液の温度を下げ、同時に白液
を加熱するためには、白液をライン126 中の熱交換器11
9 へ通し(高圧フィーダー121 の前で)、次にこれを浸
透槽113 の底部近くのライン118 に導入する。所望なら
ば、浸透槽 113の抜き出しスクリーン装置 116からの黒
液用の抜き出しライン117 にある熱交換器119 ' を用い
て白液を更に加熱することも、別法として単独にこれを
用いることも可能ではある。図 2の実施態様において
は、ライン126 を循環している黒液を部分的に抜き出
し、これをも廃棄又は回収工程へ送る別のラインを設け
ることも好ましい。
【0024】図 3に概略示されている装置は、浸透槽の
構成を除いては、図 2に示される装置と同様なものであ
る。図 3の実施態様においては、図 2の実施態様の構造
と同等なものは、同じ二桁の参照数字の頭に「2 」を付
して示す。
【0025】図 3の実施態様においては、浸透槽 213
は、液/パルプ材分離器 50(従来的「頂部分離器」と同
じ設計を有する) を包含するが、この分離器は、開放さ
れている頂部 52 を有する第一内部槽 51 の底部に設け
られている。黒液抜き出しスクリーン216 は、この開放
頂部 52 (の直ぐ下)に設けられている。上記第一内部
槽 51 を取り巻くようになっているのは、第二外部槽 5
3 で、その底部近く(内部槽 51 の入口/分離器 50 の
近く)に浸透されたパルプに対する出口247 が設けられ
ている。白液(分離器 50 からの抜き出し液のライン22
6 中に配設されている熱交換器 219にて予熱されたもの
が好ましい)は、第二槽 53 の頂部の所で、内部槽 51
の開放頂部 52 の直ぐ下の位置に導入される。加熱され
た黒液は、第一槽 51 の底部近く(分離器 50 の直ぐ
上)のライン215 に導入される。
【0026】槽 51 と 53 とは、同心円構造で、一方が
他方の中に配設されている構造が熱経済並びに設置空間
の観点からは好ましいが、所望ならば、槽 53 を独立の
槽とし、第一槽 51 の頂部 52 にこれを導管などで操作
上は連結することもできる。図 1〜3 に示される装置系
統はいずれも、本発明の方法を効果的に実施するのに使
用することができる。
【0027】従って、本発明によれば、低カッパー値(2
0 以下) を有するクラフトパルプを製造する方法並びに
装置が提供され、しかもその結果得られる黒液が、従来
のものより低粘度を有することが明白となろう。
【0028】本発明は、最も実際的で最も好ましい態様
であると現在考えられているものだけについて記載さ
れ、説明されているのであるから、本発明が開示の実施
態様に限定されるものと理解してはならない。むしろ反
対に、本発明は、前記の特許請求の精神並びにその範囲
に含まれる多くの改変並びに等価の構造をすべて包含す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図 1は、本発明の細砕セルローズ繊維材を処理
する方法を実施する例示的装置の概略図である。
【図2】図 2は、本発明の方法を実施する例示的装置の
第2の実施態様を示す、図 1と同様な図である。
【図3】図 3は、第3の実施態様の、図 1並びに図 2と
同様な図である。
【符号の説明】
10:装置、11:スチーム処理槽、12:低圧フィーダー、
13:浸透槽、14:導管、15:導入ライン、16, 32, 39:
抜き出しスクリーン装置、17:黒液抜き出しライン、1
8:白液添加ライン、19:白液加熱器、20,40 :掻取
機、21:高圧フィーダー、22:高圧側出口ライン、23:
頂部、24:蒸解槽、25:パルプ材の入口、26,28,31,33,
34,37,41,45:ライン、27, 29:ポンプ、30,35,38:加
熱器、36:反応器、41:従来式チップ槽、42:底部、4
3:水平式スチーム処理槽、47:出口、50:分離器、5
1:第一内部槽、52:頂部、53:第二外部槽

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続蒸解槽(24, 124, 224) を用いて、
    細砕セルローズ繊維材からクラフトパルプを製造する方
    法で、(a) 細砕セルローズ繊維材をスチーム処理するこ
    と、(b) スチーム処理された材料へ白液を添加すること
    (18, 118, 218で) 、(c) 蒸解温度で連続蒸解槽の中
    で、白液で、上記材料を蒸解すること、及び(d) 連続蒸
    解槽から黒液を抽出することを包含する連続的工程の方
    法において、 (e) 抽出された黒液を蒸解温度以上に加熱すること(35,
    135, 235 にて) 、 (f) 工程(a) と(b) との間の加熱された材料へ工程 (e)
    からの加熱黒液を添加すること及び(g) 工程(f) と(b)
    との間の材料から黒液を取り出すこと(17. 117, 217
    で)の工程を特徴とする、細砕セルローズ繊維材からク
    ラフトパルプを製造する方法。
  2. 【請求項2】 工程(e) が、蒸解温度より約20〜40℃高
    い温度まで黒液を加熱するように実施されることを更に
    特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程(c) が、約 170℃の温度で行われ、
    工程(e) が、約200 ℃の温度まで加熱するように実施さ
    れることを更に特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 パルプ材料を蒸解温度以上に十分な時間
    維持して、その粘度の顕著な低下を確実に行う、工程
    (e) と工程(f) との間の、工程(h) 、並びに工程(g) で
    除かれた黒液を回収又は廃棄工程に送る工程(i) を更に
    特徴とし、これに加えて、工程(a) 〜(i) が、工程(i)
    の黒液が工程(d) で連続蒸解槽から抜き出される黒液よ
    り顕著に低い粘度を有するように実施されることを特徴
    とし、そして工程(e) の実施以前か、あるいはそれと同
    時に、工程(d) で抜き出された黒液にアルカリを添加す
    る工程(j) を更に特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程(a) 〜(g) が、カッパー値 20 以下
    を有するクラフトパルプを製造するように実施され、工
    程(f) と (g)とが、一般に直立の処理槽(13,113. 213)
    の底部が高圧フィーダー(21,121,221)に操作上は接続さ
    れるように実施され、そして工程(b) が、処理槽並びに
    連続蒸解槽の両槽へ白液を添加することによって実施さ
    れることを更に特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 細砕セルローズ繊維材を処理して、クラ
    フトパルプを製造する装置であって、スチーム処理槽
    (11) ; 該スチーム処理槽に操作上は接続している、一
    般に直立状の処理槽(13); 直立状連続蒸解槽であって、
    処理槽に操作上は連結しており、その頂部(23)には材料
    の入口(25)があり、その底部(42)には材料の出口(41)が
    ある蒸解槽(24); 及び蒸解槽から抜き出し導管(33)へ黒
    液を抜き出すための、前記蒸解槽の中間、その入口と出
    口との間に位置する抜き出しスクリーン手段(32)を包含
    する装置において、 前記抜き出し手段において抜き出された黒液を加熱する
    ための加熱手段(35);加熱され、抜き出された黒液を前
    記処理槽の第一の箇所(15)へ循環するための循環手段(3
    7); 及び前記処理槽の第二の箇所(16)であって、前記第
    一箇所の所から垂直上方に位置する箇所から黒液を抜き
    出すための抜き出し手段(17)を特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 前記第二の箇所より前記蒸解槽に近い前
    記処理槽の第三の箇所(18, 118, 218)へ、白液を添加す
    る手段を更に特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 加熱された黒液を高温に、前記加熱手段
    と前記循環手段との間で維持する反応槽手段(36)を更に
    特徴とする請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記一般に直立状の処理槽が、浸透槽を
    包含し、そして前記スチーム処理槽を前記浸透槽に繋げ
    る高圧フィーダー(21, 121) 、パルプ材を浸透槽へ供給
    することができるようにパルプ材を伴って、浸透槽から
    高圧フィーダーへ液を循環する循環手段( 126,127)、及
    び高圧フィーダーへ、そして蒸解槽へ戻る、蒸解槽から
    の液体の流れ中の前記高圧フィーダーの手前の前記循環
    手段中に設けられる循環液熱交換手段を更に包含し、し
    かも前記処理槽へ白液を添加する前記手段は、前記白液
    を前記循環液熱交換手段を通過させるようにして、その
    結果前記高圧フィーダーへの循環液の添加を行う前にこ
    れを冷却し、浸透槽へ白液の添加を行う前にそれを加熱
    することを更に特徴とする請求項7記載の装置。
  10. 【請求項10】前記一般に直立状の処理槽が、浸透槽を
    包含し、この浸透槽が、底部の入口(50)と開放の頂部(5
    1)を有する第一内部槽 51;および上記第一槽の開放頂部
    と連結していて、更にその底部に出口(247) を有する第
    二外部槽(53)を包含することを特徴とし、そして液/パ
    ルプ材分離器(50)が、前記第一槽の底部の入口のところ
    に設けられ、この場合前記第二の箇所(217) が前記第一
    槽の頂部にあり、そしてこの場合前記第三の箇所(218)
    が前記第二槽中に、前記第一槽の開放頂部を直ぐ越えた
    ところにあることを更に特徴とする請求項7記載の装
    置。
JP4166133A 1991-08-14 1992-06-24 加熱された黒液でチップを処理する方法及び装置 Withdrawn JPH05195462A (ja)

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