JPH05196909A - ファラデー効果材料および磁界センサ - Google Patents

ファラデー効果材料および磁界センサ

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JPH05196909A
JPH05196909A JP2740392A JP2740392A JPH05196909A JP H05196909 A JPH05196909 A JP H05196909A JP 2740392 A JP2740392 A JP 2740392A JP 2740392 A JP2740392 A JP 2740392A JP H05196909 A JPH05196909 A JP H05196909A
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JP
Japan
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znse
hgse
magnetic field
field sensor
faraday effect
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Application number
JP2740392A
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English (en)
Inventor
Morihiko Katsuta
守彦 勝田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、大きなベルデ定数を示す
ファラデー効果材料を提供することと、このファラデー
効果材料を用いることにより磁界センサを小型化するこ
とである。 【構成】 HgSe−MnSe−ZnSe系合金を主成
分とするファラデー効果材料およびファラデー効果素子
がHgSe−MnSe−ZnSe系合金を主成分として
形成されている磁界センサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファラデー効果を有
する材料および送電線や配電線に流れる電流や磁界を検
知するための磁界センサ、あるいは探傷用磁界センサや
電力量計測用磁界センサなどのファラデー効果材料およ
び該材料を使用した磁界センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉛ガラス、ZnSe結晶、BSO結晶等
の光透過性の良い磁気光学材料に外部から磁界を与え、
磁界と同じ方向に光を透過させると、ファラデー効果に
より磁気光学材料を通過中に光の偏波面が回転する現象
が知られている。偏波面の回転角θ(min)は下記の
式により与えられる。 θ=VHl
【0003】ここで、Vはベルデ定数(min/Oe・
cm)、Hは磁界の強さ(Oe)、lはファラデー回転
素子の長さ(cm)を示す。
【0004】この磁気施光現象を利用して磁界の測定を
行なうことができる。図7は、ファラデー効果を利用し
た磁界センサの基本構成を示している。図7において、
入射光9は、光ファイバ1およびロッドレンズ2を通
り、直方体状の偏光子3を通過して直線偏波となり、次
いで同様に直方体状のファラデー回転素子4に入射し、
ここで磁界5の影響により偏波面が角度θだけ回転され
てファラデー回転素子4から出る。このときの偏波面の
回転角度θは、ファラデー回転素子4の出力側に置いた
直方体状の検光子6により光の強度に置換えられる。そ
して、この光は、ロッドレンズ7および光ファイバ8を
通り、出射光10となり、この出射光の強度をフォトダ
イオードで検知することにより測定することができる。
【0005】図7に示す磁界センサでは、ファラデー回
転素子4として鉛ガラス、ZnSe結晶、BSO結晶
(Bi12SiO20)等の光学結晶が用いられており、そ
れらの感度はベルデ定数Vで表わされ、850nmの波
長では、次の数値となる。 鉛ガラス 0.01min/Oe・cm BSO結晶 0.10min/Oe・cm ZnSe結晶 0.15min/Oe・cm
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示したような従来の光学結晶は、いずれもベルデ定数値
が小さく、このため、感度が低い点で問題があり、実用
的な感度を得るためには、一定の回転角度θを得る必要
があるが、上述の式θ=VHlから明らかなように、ベ
ルデ定数値が低い場合には、ファラデー回転素子の長さ
lを、たとえば5〜30mm程度の長さに設定する必要
があった。このため、従来のファラデー効果材料を用い
た場合には、センサが大型化し、狭い場所での磁界測定
が困難になるという問題を生じた。
【0007】この発明の課題は上記のような従来の光学
結晶や磁界センサの問題点を解決して、大きなベルデ定
数値を示すファラデー効果材料を提供するとともに、こ
のファラデー効果材料を用いることにより小型化を図る
ことのできる磁界センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
点を解決するため、従来のファラデー効果材料に比較し
て大きなベルデ定数を有するファラデー効果材料につい
て種々検討を重ねた結果、HgMnSe系合金に、Zn
Seを合金化させることにより、ベルデ定数の大きなフ
ァラデー効果材料が得られることを見出し、この発明を
なすに至ったものである。
【0009】すなわち、この発明のファラデー効果材料
は、HgSe−MnSe−ZnSe系合金を主成分とす
ることを特徴としている。さらに、この発明のファラデ
ー効果材料は、以下のような組成範囲内にあることが好
ましい。すなわち、別紙図1の3元系相図に示すよう
に、 Hg0.89Mn0.05Zn0.06Se(HgSe89%,Mn
Se5%,ZnSe6%) Hg0.77Mn0.17Zn0.06Se(HgSe77%,Mn
Se17%,ZnSe6%) Hg0.65Mn0.17Zn0.18Se(HgSe65%,Mn
Se17%,ZnSe18%) Hg0.71Mn0.11Zn0.18Se(HgSe71%,Mn
Se11%,ZnSe18%) Hg0.83Mn0.05Zn0.12Se(HgSe83%,Mn
Se5%,ZnSe12%) で囲まれる範囲内(境界線を含む)の組成を主成分とし
て有することが好ましい。
【0010】この発明においては、HgSe−MnSe
−ZnSe系合金を主成分とするファラデー効果材料で
あればよく、例えばTeなどのような元素が微量含まれ
ていてもよい。
【0011】また、この発明の磁界センサは、上述のフ
ァラデー効果材料、すなわちHgSe−MnSe−Zn
Se系合金を主成分としたファラデー回転素子を有し、
このファラデー回転素子を通過する光の偏波面の回転角
の大きさから磁界を検知する。
【0012】また、磁界センサは、別紙図1に示す範囲
内(境界線を含む)の上記と同様の組成を有するHgS
e−MnSe−ZnSe系合金を主成分とするファラデ
ー効果材料からなるファラデー回転素子を有することが
好ましい。
【0013】
【作用】この発明のファラデー効果材料は、大きなベル
デ定数を有しており、特に図1に示す範囲内の組成のも
のは、2.0min/Oe・cm以上のベルデ定数を有
している。したがって、従来のファラデー効果材料であ
る鉛ガラス、BSO結晶およびZnSe結晶等に比べる
と、10倍〜数10倍あるいはそれ以上の大きなベルデ
定数を有していることになる。このため、この発明のフ
ァラデー効果材料を使用した磁界センサでは、ファラデ
ー回転素子の長さlを従来に比べ1/10〜1/数10
に小型化することができる。このため、この発明の磁界
センサは小型化が可能であり、狭い場所でも磁界測定が
可能となる。
【0014】
【実施例】以下、実施例によりこの発明を詳細に説明す
る。
【0015】図2の3元系相図中に●で示した組成の結
晶を、ブリッジマン法により作製した。高純度の原料で
あるHgSe、MnSeおよびZnSeをそれぞれ所定
の組成比となるように、グラファイトボート中で配合
し、肉厚の石英反応管中に入れ、原料を加熱溶融した
後、約24時間保持した。その後石英反応管を低温部へ
微速で移動させることにより、一端から結晶化させた。
得られた結晶は、幅40mm、長さ250mm、深さ1
5mmであり、多結晶体であった。この結晶の長さ方向
の中央部から、厚さ2mmのウエハ試料を切出し、両面
を研摩し、鏡面仕上げして厚さ1mmの試料とした。
【0016】得られた結晶の構造は、分析の結果、ウル
ツ鉱型結晶の単一相であった。各試料について、室温で
ベルデ定数を測定した。測定波長は、730、780、
850および1300nmの光で測定した。
【0017】図3は、730nmの測定波長における実
施例のベルデ定数を示す3元系相図である。各組成比の
結晶に対する測定結果は、それぞれの組成比を示す点の
右上に示した。単位は、min/Oe・cmである。
【0018】同様に、図4、図5および図6は、それぞ
れ測定波長780nm、850nmおよび1300nm
における測定結果を示している。図3〜図6に示す測定
結果から明らかなように、ベルデ定数の値は測定波長に
よって変化するが、Hg,Mn,ZnおよびSeの量に
大きく依存している。
【0019】図1に示す斜線の領域は、図3〜図6に示
す測定ベルデ定数が2.0min/Oe・cm以上の従
来にない大きな値を示す組成範囲を示している。なおこ
の組成範囲は、境界線に相当する部分も含まれる。
【0020】
【発明の効果】このように、この発明のファラデー効果
材料は、高いベルデ定数を有するため、ファラデー回転
素子を構成する結晶体としてこのファラデー効果材料を
用いた場合、結晶体の長さlを長く設定しなくとも、十
分な感度が得られ、狭い場所でも磁界測定が可能な磁界
センサとすることができる。
【0021】従って、従来より用いられているZnSe
結晶やBSO結晶をファラデー回転素子に用いた場合、
例えば5〜30mmの長さが必要であったとすると、こ
の発明のHgSe−MnSe−ZnSe系合金を主成分
とした場合には、ファラデー回転素子の結晶体の長さを
約0.06mm〜2.3mm程度まで短くすることがで
き、小型化により狭い場所でも磁界測定が可能な磁界セ
ンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例において、室温で2.0mi
n/Oe・cm以上のベルデ定数を示す組成範囲を示す
3元系相図である。
【図2】この発明の実施例において測定した組成を示す
3元系相図である。
【図3】730nmの測定波長における実施例のベルデ
定数を示す3元系相図である。
【図4】780nmの測定波長における実施例のベルデ
定数を示す3元系相図である。
【図5】850nmの測定波長における実施例のベルデ
定数を示す3元系相図である。
【図6】1300nmの測定波長における実施例のベル
デ定数を示す3元系相図である。
【図7】磁界センサの構成概念図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 ロッドレンズ 3 偏光子 4 ファラデー回転素子 5 磁界 6 検光子 7 ロッドレンズ 8 光ファイバ 9 入射光 10 出射光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HgSe−MnSe−ZnSe系合金を
    主成分とすることを特徴とするファラデー効果材料。
  2. 【請求項2】 前記HgSe−MnSe−ZnSe系合
    金が別紙図1の3元系相図に示すように Hg0.89Mn0.05Zn0.06Se(HgSe89%,Mn
    Se5%,ZnSe6%) Hg0.77Mn0.17Zn0.06Se(HgSe77%,Mn
    Se17%,ZnSe6%) Hg0.65Mn0.17Zn0.18Se(HgSe65%,Mn
    Se17%,ZnSe18%) Hg0.71Mn0.11Zn0.18Se(HgSe71%,Mn
    Se11%,ZnSe18%) Hg0.83Mn0.05Zn0.12Se(HgSe83%,Mn
    Se5%,ZnSe12%) で囲まれる範囲内(境界線を含む)の組成を有すること
    を特徴とする請求項1記載のファラデー効果材料。
  3. 【請求項3】 ファラデー回転素子を通過する光の偏波
    面の回転角の大きさから磁界を検知する磁界センサにお
    いて、前記ファラデー回転素子がHgSe−MnSe−
    ZnSe系合金を主成分として形成されていることを特
    徴とする磁界センサ。
  4. 【請求項4】 前記HgSe−MnSe−ZnSe系合
    金が別紙図1の3元系相図に示すように Hg0.89Mn0.05Zn0.06Se(HgSe89%,Mn
    Se5%,ZnSe6%) Hg0.77Mn0.17Zn0.06Se(HgSe77%,Mn
    Se17%,ZnSe6%) Hg0.65Mn0.17Zn0.18Se(HgSe65%,Mn
    Se17%,ZnSe18%) Hg0.71Mn0.11Zn0.18Se(HgSe71%,Mn
    Se11%,ZnSe18%) Hg0.83Mn0.05Zn0.12Se(HgSe83%,Mn
    Se5%,ZnSe12%) で囲まれる範囲内(境界線を含む)の組成を有すること
    を特徴とする請求項3記載の磁界センサ。
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