JPH05197085A - 写真感光材料用巻芯及びその製造方法 - Google Patents

写真感光材料用巻芯及びその製造方法

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JPH05197085A
JPH05197085A JP22878192A JP22878192A JPH05197085A JP H05197085 A JPH05197085 A JP H05197085A JP 22878192 A JP22878192 A JP 22878192A JP 22878192 A JP22878192 A JP 22878192A JP H05197085 A JPH05197085 A JP H05197085A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 紙製の巻芯と、密度が0.1g/cm3以下であり、
かつ実質的に木材パルプ100%から成る1層以上の緩衝
層と、該緩衝層を片面もしくは両面で補強し緩衝層と一
体を成す抗張力強度が0.3kg/15mm巾の補強層を含有する
写真感光材料用巻芯及び緩衝層をスパイラル加工工程の
前に補強層と貼りあわせておくこととスパイラル加工
後、荒切りされた巻芯を含水率が8%以下になるよう乾
燥処理を行い、所定の寸法に切断加工する巻芯の製造方
法、又は巻芯を荒切りし、該巻芯の含水率が8%以下に
なるように乾燥処理を行い、所定の寸法に切断加工する
写真感光材料用巻芯の製造方法により達成。 【効果】 廃棄性、再利用性ともに優れ、写真感光材料
の巻芯部に感光材料末端の段差の影響を与えず、かつ巻
芯基材の含水率のばらつきによる切断寸法ばらつきを減
少させた写真感光材料用巻芯およびその製造方法を提
供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真感光材料用巻芯に
関し、詳しくは巻状ならびに加工精度、廃棄性が改良さ
れた巻芯及びその製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】一般に写真感光材料の製造においては、
所定の切り巾にスリット加工した後に巻芯に巻取られ、
規定長さを巻き上げてからこのロール状を成す写真感光
材料を遮光性のある材料で包んでいる。
【0003】このロール状の写真感光材料は、保管条件
や、物流条件、および使用時の取り扱い性の点から巻始
めから巻終わりまでできるだけ均一でかつ固く巻かれて
いる事が理想的である。
【0004】しかしながら、このロール状の写真感光材
料は巻芯部分に写真感光材料の厚み分だけ段差が生じて
おり、固く巻こうとするほどこの段差によって集中する
圧力も高くなり、結果的に写真感光材料の巻芯部に凸状
の変形(押され)や感度異常を生じさせていた。
【0005】写真感光材料は高価なものであるが、上記
のような異常によって約20%が使用できない場合もあっ
た。
【0006】そこでこれらの問題に対して下記のような
提案がされていた。
【0007】例えば、実開昭59-165861号、実開昭62-16
4275号、実公平2-24116号、実開昭1-142941号、特開平2
-116882号には従来の巻芯を改良し、感光材料端末の段
差による影響を防止するために、緩衝層を設け、緩衝材
としては弾性接着剤、樹脂発泡体、低密度の紙や合成紙
を用いている技術が開示されている。又、例えば、実開
昭63-14072号、実開平3-8689号、実開平3-8690号等に
は、緩衝層によらず巻芯外周部に切り欠きを設けること
で同様の効果を狙った例も開示されている。
【0008】写真感光材料を巻き付ける巻芯材として、
写真感光材料巻芯部に生じる変形(押され)や、圧力に
よる感度の異常を防止するために緩衝層を設けることは
効果が有るが、樹脂材料、各種ゴム、弾性接着剤等を巻
芯材に接着しているために、巻芯が使用後廃棄物となっ
た時に廃棄性、再利用性ともに劣っているという問題が
有った。
【0009】すなわち、これらの緩衝材として用いられ
ている物質は、例えば廃棄された場合には自然分解しな
いものであり、焼却処分するにしても有毒ガスの発生や
焼却時の高温による焼却炉の傷みなど不具合の発生があ
る。
【0010】又再利用するには、該緩衝層を分離せねば
ならず手間がかかるのみならず、実際には緩衝層が強固
に接着されているため分別が不可能なものもあった。
【0011】廃棄物の処理については、各国で法律化さ
れており、特にヨーロッパにおいては材料が単一材料か
らなることが要求されており、この点からも不充分なも
のである。
【0012】また、緩衝性のある材料として例えば不織
布を用いた場合でも、一般には強度の向上のために、各
種合成繊維例えば、繊維としてはナイロン、レーヨン、
ポリエステル等を用いて不織布としたり、またこれらの
合成繊維をパルプと20%〜60%程度混合しているのが一
般的である。
【0013】これらの合成繊維は廃棄性と再利用性の観
点からは問題があり、廃棄性と再利用性の向上のために
は理想的であるこれらの補強を用いないパルプ単一素材
とすると、著しく強度が低下し巻芯加工に適さなかっ
た。
【0014】例えば、巻芯の加工上で巻芯材料には0.3k
g/15mm以上の抗張力強度が必要であり、従来例で知られ
ている15倍発泡ポリスチレンでは約6kg/15mmであるの
に対してパルプ単一素材からなる乾式不織布では乾燥状
態で0.3〜0.6kg/15mmの抗張力強度を示すが、張り合わ
せのため接着剤を塗布した場合は湿潤状態となり抗張力
強度は0.1〜0.3kg/15mmと大幅に低下するため、巻芯に
巻き付けることが出来なかった。
【0015】また、巻芯外周上に切り欠きを設ける方法
では、暗室において感光材料末端を切り欠きに完全にあ
わせなくてはならず、設備が複雑になったり作業工数が
増加することによる能率の低下が避けられなかった。
【0016】一方、これらの巻芯が使用される切断、巻
取り設備(スリッター)は、近年特に高度に自動化、複
雑化してきており生産性も大幅に向上している反面、使
用する巻芯に対して要求される寸法精度も一段と狭まっ
てきているのが実態である。
【0017】しかしながら、従来は該巻芯に含まれる水
分や酸化還元性物質の、写真感光材料に対する影響にの
み着目していたため、該巻芯を所定寸法に切断後、段ボ
ール包装として保管しておき、使用される直前に乾燥処
理を所定の温度と時間、例えば50℃、24時間の乾燥条件
で行い、含水率を8%以下に調整していた。
【0018】この時、乾燥処理によって巻芯の切り巾が
収縮するため、切断設定寸法は一定の率で収縮分を加算
した寸法で切断され乾燥後に所定の寸法となるように決
められていたが、巻芯の切断加工による寸法ばらつきに
加えて乾燥の進行度によるばらつきが例えば段ボール包
装中の上中下の位置による差や季節間で変動する持ち込
み水分量等によって発生するため、要求される寸法精度
を満足することができなかった。
【0019】さらに寸法精度を向上させるために、巻芯
材の含水率管理の実施や季節毎に切断設定を変更した
り、含水率別の収縮率にもとづいてその都度設定値を計
算する方法等色々な方法が実施されてきたが、いずれも
含水率管理や計算、在庫管理等で非常に煩雑でかつ複雑
な作業が必要で実施が困難であり、根本的解決策とは言
えないものであり設備トラブルや顧客のクレームとなっ
ていた。
【0020】
【発明の目的】上記のような問題に対し本発明の目的
は、廃棄性、再利用性ともに優れ、写真感光材料の巻芯
部に感光材料末端の段差の影響を与えず、かつ巻芯基材
の含水率のばらつきによる切断寸法ばらつきを減少させ
た写真感光材料用巻芯およびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0021】
【発明の構成】本発明の上記目的は、 紙製の巻芯と、
密度が0.1g/cm3以下であり、かつ木材パルプ100%から
成る1層以上の緩衝層と、該緩衝層を片面もしくは両面
で補強し緩衝層と一体を成す抗張力強度が0.3kg/15mm巾
以上の補強層を含有する写真感光材料用巻芯及び緩衝層
をスパイラル加工工程の前に補強層と貼りあわせておく
こととスパイラル加工後、荒切りされた巻芯を含水率が
8%以下になるよう乾燥処理を行い、所定の寸法に切断
加工すること又は巻芯を荒切りし、該巻芯の含水率が8
%以下になるよう乾燥処理を行い、所定の方法に切断加
工することを特徴とする写真感光材料用巻芯の製造方法
により達成される。
【0022】以下、本発明について詳細に説明する。
【0023】補強層を構成する補強紙として用いられる
紙は、抗張力強度が0.3kg/15mm巾以上、好ましくは0.3
〜8.0/15mm巾である紙であり、特にポリエチレンラミネ
ート層や樹脂等を含まない材料であれば、クラフト紙、
上質紙、チップボール紙、再生紙等がある。抗張力強度
は、JIS8113に示される定速伸張型引張試験機によっ
て試験片が破断した荷重指示値である。
【0024】緩衝層としては、密度が0.1g/cm3以下好ま
しくは0.1〜0.03g/cm3の木材パルプからなる材料であり
緩衝性を有する材料であれば使用することができ、例え
ば不織布、段ボール用中芯材、和紙、などがあり特に好
ましくは不織布である。密度は、次式によって求められ
る。
【0025】 D(g/cm3)=W(g/cm3)/〔T(mm)×10〕 D:密度,W:坪量,T:厚さ 巻芯材として用いられる紙は、クラフト紙、白ボール
紙、上質紙、チップボール紙、再生紙等である。これら
の巻芯材は、複数の紙を積層して使用しても良く、例え
ば巻芯内面に、こすれ等の防止のため上質紙、白ボール
紙を内面の補強(内面補強層)に用い、巻芯の強度のた
めにクラフト紙を積層することができる。この場合、ク
ラフト紙が巻芯基材層に該当する。
【0026】この不織布については、多くの製造方法が
あり不織布のウエブを形成する方法としては、大別して
主に水中で繊維の集合対を形成させる湿式法と大気中で
行われる乾式法とがある。
【0027】これらの方法によって形成されたウエブに
おける繊維の配列は、ウエブの長さ方向に並んでいる平
行式と呼ばれるものや、長さ方向と直行しているもの、
あるいは両方の組み合わせによる複合式と呼ばれるもの
などがある。
【0028】これらはその繊維の配列方向に最大の強度
を持たせる目的で行われるものであり、本発明の実施に
あたってはこれらのいずれを用いても良い。
【0029】上記のような緩衝層は、該巻芯表面の感光
材料の巻付けられる全面にわたって巻付けられているも
のであって、その厚さは感光材料の厚み以上であれば良
い。
【0030】緩衝層と補強層は、該巻芯を巻芯の巻付け
加工工程であるスパイラル加工をする前に、片面もしく
は両面で貼りあわされていることが好ましいが、スパイ
ラル加工部分より手前で貼りあわせても良く、必ずしも
これに限定されない。
【0031】巻芯材、緩衝材、補強材の巻き付け方向に
ついては特に限定されない。
【0032】この貼りあわせを行う場合は、緩衝層が接
着剤によって湿潤状態となり著しく強度低下し、貼りあ
わせ工程での不具合を発生させることがないように、補
強層側に接着剤を塗布あるいは吹き付け等の方法で付け
ることが望ましい。
【0033】又、片面で補強し補強層を内側に使用する
場合は、スパイラル加工時に補強紙を別に供給し巻き付
けても良い。
【0034】各構成層の貼りあわせは、水溶性接着剤、
エマルジョン接着剤を用いて行うことができ水溶性接着
剤には、でんぷん、カゼイン、ポリアクリル酸ソーダな
どがありエマルジョン接着剤には、酢酸ビニル、SB
R、NBR、アクリレート、塩化ビニルなどがあり、こ
れらを配合したものを用いることもできる。
【0035】上記のような条件で巻き付け加工された巻
芯を、切断加工上で最も切断収率の良い寸法に荒ぎり
し、温風乾燥、減圧乾燥、赤外線乾燥等の乾燥手段で巻
芯の含水率が8%以下、好ましくは8%〜4%となるま
で所定の温度、湿度、圧力、時間で乾燥させた後要求す
る切断寸法に切断する。
【0036】又、上記の方法は、緩衝層あるいは補強層
を持たない巻芯についても寸法精度を向上させることが
できるので、必ずしも本発明の巻芯の製造方法のみに限
定されない。
【0037】本発明の巻芯の製造方法としては、上記の
方法が好適である。
【0038】上記手段により構成された写真感光材料用
巻芯においては、感光材料の巻芯末端部に感光材料基材
の厚みによって生じる段差を緩衝層で吸収することによ
り、感光材料巻芯部の変形や感度異常の発生を起こさな
いよう働く。
【0039】さらに補強紙を用いることにより、従来廃
棄性、再利用性ともに理想的であったが巻芯材として巻
き付け加工に用いるには強度が低いため使用できなかっ
たパルプ100%の緩衝材を利用できるようになり、巻芯
を各層に分離することなく、廃棄、再利用する事が出来
る。
【0040】又、所定切断寸法に切断する前に乾燥処理
を行うことにより、巻芯材は使用される状態と同一の状
態に収縮が完了しているため、寸法ばらつきを大幅に減
少させることができる。
【0041】次に本発明の写真感光材料用巻芯の実施例
について図1から図8により説明する。
【0042】図1は本発明の巻芯に写真感光材料が巻付
けられた状態の側面図、図2は図1の写真感光材料の巻
芯末端部分の拡大図、図3から図8は巻芯の構成を示す
断面図である。
【0043】図1において写真感光材料4は巻芯基材層
1と緩衝層2、補強層3で構成される巻芯に巻付けられ
ている。
【0044】図2は写真感光材料4の巻芯端末部5の厚
みによる段差が緩衝層2と補強層3によって緩衝されて
いる状態を示している。
【0045】図3は緩衝層2を片面で補強し巻芯表面側
に補強層3がくるように構成された写真感光材料用巻芯
で、補強層3、緩衝層2、巻芯基材層1と内面補強層6
が接着積層されたものである。
【0046】図4は緩衝層2を片面で補強し巻芯表面側
に緩衝層2がくるように構成された写真感光材料用巻芯
で緩衝層2、補強層3、巻芯基材層1と内面補強層6が
接着積層されたものである。
【0047】図5は緩衝層2を両面で補強した写真感光
材料用巻芯で補強層3、緩衝層2、補強層3、巻芯基材
層1と内面補強層6が接着積層されたものである。
【0048】図6は緩衝層2を片面で補強し巻芯表面側
に緩衝層2がくるように構成された写真感光材料用巻芯
で補強層3を巻芯基材層1と同じものを使用し緩衝層
2、巻芯基材層1と内面補強層6が接着積層されたもの
である。
【0049】図7は緩衝層2を片面で補強し巻芯表面側
に補強層3がくるように構成された写真感光材料用巻芯
で緩衝層2、補強層3が各2層あり巻芯基材層1、内面
補強層6が接着積層されたものである。
【0050】図8は緩衝層2を両面で補強した写真感光
材料用巻芯で補強層3がお互いに繊維の配列方向の異な
った緩衝層2を補強し巻芯基材層1と内面補強層6が接
着積層されたものである。
【0051】
【実施例】以下に、本発明品A,Bおよび従来品C,D
について設計特性を比較評価した結果について説明す
る。
【0052】本発明品A 構成としては前記図3と同じである。巻芯基材には、写
真感光材料の巻芯材として一般的に用いられている密度
が0.65g/cm3の紙を用い、緩衝層として密度が0.1g/cm3
で木材パルプが100%からなる厚さ2.5mmの乾式不織布、
また補強層としては密度0.3g/cm3の白上質紙を用いて緩
衝層を片面補強した。
【0053】緩衝層と補強層は、巻芯をスパイラルに巻
き付ける前に補強層側に酢酸ビニル系接着剤を塗布し、
0.3kg/15mm以下の低張力で貼りあわせ加工を行った後24
時間保管し前述の巻芯基材と共にスパイラルに巻き付け
1700mmの長さで荒切りを行った。
【0054】荒切りした巻芯は2時間停滞させた後、パ
レットに横積みし50℃で12時間乾燥し含水率を5%〜4
%に調整した後127mm巾に切断した。
【0055】写真感光材料は、厚さ0.25mm、巾127mm、
長さ175mのカラー写真用印画紙を用い、通常の製造条
件と同じ巻き付け張力、巻き付け速度で該巻芯に巻き付
け、ゆるみ止めとして巻端を粘着ラベルで止め通常通り
に遮光包装を行った。
【0056】本発明品B 緩衝層として密度が0.04g/cm3で木材パルプが100%から
なる厚さ1mmの乾式不織布を用いた。
【0057】その他の条件は本発明のAと同一である。
【0058】従来品C 巻芯基材には、写真感光材料の巻芯材として一般的に用
いられている0.65g/cm3の紙を用い、緩衝層として厚さ
1mmの発泡率が15倍の発泡ポリスチレンシートを用いて
スパイラルに巻き付けて1700mmの長さで荒切りした。
【0059】荒切りした巻芯は2時間停滞させた後、た
だちに127mmに切断し従来の条件と同じく段ボール包装
し50℃で24時間乾燥した。
【0060】その他の条件は本発明のAと同一である。
【0061】従来品D 緩衝層を持たない表面に上質紙を巻き付けた巻芯で、そ
の他の条件は従来品のCと同一である。
【0062】下記評価方法により評価し結果を表1に示
した。
【0063】(評価方法)変形の程度(押され) 実施例に説明した内容で作成した各評価品を、長期保存
に相当する加速条件として50℃20%RH以下の条件で7
日間保管した後、5℃の冷蔵庫に2日保存した。
【0064】評価は、印画紙の巻芯端末部分から巻外方
向に向かって表面の光沢の差を目視確認して、変形(押
され)の発生している範囲を測定する明るみ目視検査
と、暗室で印画紙の巻芯から約20mをサンプリングし、
製品出荷判定に用いられる標準ネガでプリントし、変形
の程度が写真としてどの程度影響を及ぼしているかを評
価する実技判定評価の二つの方法で行った。評価は、変
形の発生が、印画紙巻芯端末からの発生範囲0〜30cm
(◎)、0〜5m(○)、0〜10m(△)、0〜20m
(×)とし行なった。
【0065】感度異常 実施例に説明した内容で作成した各評価品を、長期保存
に相当する加速条件として50℃20%RH以下の条件で7
日間保管した後、5℃の冷蔵庫に2日保存した。
【0066】評価は、印画紙の巻芯端末部から30cm毎に
サンプリングし、光の強さを調節して強さが変化した露
光を与えることができる感光計を用いて露光し現像処理
した試験片で写真感光材料の感光的特性を求めるセンシ
トメトリーによって行った。評価は、ブランク(比較)
に対し、感度差が5%以内(◎)、5%〜10%以内
(○)、10〜15%(△)、15〜20%(×)とした。
【0067】廃棄性 判定の基準として巻芯を構成する素材が単一材料からな
っているか、または自然環境に放置された場合、降雨、
日照、微生物等によって分解する可能性の有無を考慮し
判断した。単一材料から成り、自然に分解する事が可能
なもののみ◎とした。
【0068】再利用性 判定の基準として巻芯を構成する素材が単一材料からな
っているか、または異種の素材を分別することが人手に
より可能か、主に紙として再生する事が可能かどうかの
3点について考慮し判断した。単一材料であり、紙とし
て再生可能なもののみ◎とした。
【0069】コスト 従来品Cを基準(1.0)として各試作品のコストを比較
し評価した。
【0070】ばらつき 実施例に説明した内容で作成した各巻芯を、印画紙を巻
き付ける前に各試作毎に100個ずつランダムにサンプリ
ングしノギスで切断寸法を1個につき3回測定しその寸
法の分布からばらつきを求め評価した。評価は、バラツ
キが±0.2mm以内(◎)、±0.4mm(○)、±0.6mm
(△)±0.8(×)とした。
【0071】 比較評価結果 項 目 本発明品A 本発明品B 従来品C 従来品D 変形の程度 ◎ ◎ ◎〜○ × 感度異常 ◎ ◎ ◎ ○ 廃棄性 ◎ ◎ × ◎ 再利用性 ◎ ◎ × ◎ コスト △ ○ ◎ ◎ ばらつき ◎ ◎ △〜× △〜× 上記の結果より本発明品A,Bは従来品C,Dに比較し
て何れの項目でも総合的に優れている。
【0072】
【発明の効果】本発明により、廃棄性、再利用性ともに
優れ、写真感光材料の巻芯部に感光材料末端の段差の影
響を与えず、かつ巻芯基材の含水率のばらつきによる切
断寸法ばらつきを減少させた写真感光材料用巻芯および
その製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻芯に写真感光材料が巻付けられた状態の側面
図。
【図2】巻付けられた写真感光材料の巻芯末端部分の拡
大図。
【図3】写真感光材料用巻芯の構成例を示す断面図。
【図4】写真感光材料用巻芯の構成例を示す断面図。
【図5】写真感光材料用巻芯の構成例を示す断面図。
【図6】写真感光材料用巻芯の構成例を示す断面図。
【図7】写真感光材料用巻芯の構成例を示す断面図。
【図8】写真感光材料用巻芯の構成例を示す断面図。
【符号の説明】
1 巻芯基材層 2 緩衝層 3 補強層 4 写真感光材料 5 写真感光材料巻芯端末部 6 巻芯内面補強層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙製の巻芯と、密度が0.1g/cm3以下であ
    り、かつ実質的に木材パルプ100%から成る1層以上の
    緩衝層と、該緩衝層を片面もしくは両面で補強し、緩衝
    層と一体を成す抗張力強度が0.3kg/15mm巾以上の補強層
    を含有することを特徴とする写真感光材料用巻芯。
  2. 【請求項2】 緩衝層をスパイラル加工工程の前に補強
    層と貼りあわせておくこととスパイラル加工後、荒切り
    された巻芯を含水率が8%以下になるよう乾燥処理を行
    い、所定の寸法に切断加工することを特徴とする請求項
    1記載の写真感光材料用巻芯の製造方法。
  3. 【請求項3】 巻芯を荒切りし、該巻芯の含水率が8%
    以下になるよう乾燥処理を行い、所定の寸法に切断加工
    することを特徴とする写真感光材料用巻芯の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0784227A1 (en) * 1996-01-10 1997-07-16 Agfa-Gevaert N.V. Winding core
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JP2019500295A (ja) * 2015-12-29 2019-01-10 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ウェブの巻き取りコア及び巻き取りコアに巻かれたロール

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