JPH05197193A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナーInfo
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- JPH05197193A JPH05197193A JP4254766A JP25476692A JPH05197193A JP H05197193 A JPH05197193 A JP H05197193A JP 4254766 A JP4254766 A JP 4254766A JP 25476692 A JP25476692 A JP 25476692A JP H05197193 A JPH05197193 A JP H05197193A
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Abstract
に優れ、さらに低温定着性及び離型性に優れ、安定して
高い現像性を示す静電荷像現像用トナーを提供すること
にある。 【構成】 懸重合法によって得られたトナー粒子を有す
る静電荷像現像用トナーにおいて、該トナー粒子は、高
軟化点樹脂(A)及び低軟化点物質(B)の少なくとも
2種の成分を含有しており、かつ、該高軟化点樹脂
(A)を主体とするA相と該低軟化点物質を主体とする
B相とに分離した構造を有していて、トナー粒子表面か
らトナー粒径の0.15倍の深さまでの表面近傍には、
該B相が存在せず、該トナー粒子は、有機溶剤、重合性
単量体或はそれらの混合物を1,000ppm以下含有
していることを特徴とする静電荷像現像用トナーであ
る。
Description
成方法において、静電荷像を現像し、熱定着を行うため
の静電荷像現像用トナーに関する。
電荷潜像を顕像化するために、トナーと称される検電
性、あるいは感磁気性の微粒子を該潜像に吸着せしめて
可視像とする画像形成方法がある。
えば米国特許第2,297,691号明細書に記載され
ている如く多数の方法が知られている。この電子写真法
においては、一般には、光導電性物質を利用し、種々の
手段で感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像を
トナーを用いて現像してトナー像を形成し、必要に応じ
て紙の如き転写材にこのトナー画像を転写した後、加
熱、加圧及び/又は溶剤蒸気を用いてトナー画像を該転
写材に定着することにより、複写物を得る。現在、複写
物の定着の強度、転写物のハンドリングの容易さ、作業
の快適性といった点で熱を利用した定着方法が主流をな
している。熱定着法としては、ヒートチャンバー法の如
く輻射熱を利用した方法もあるが、熱したロール状の加
熱体をトナー画像に押し当てて定着する所謂熱ローラー
定着法が、熱効率の高さと高速対応性と安全性の高さで
もっとも多くの機械で採用されている。しかしながら、
効率が高いとは言っても熱溶融に使用されるエネルギー
は複写機内で占めるところはかなり大きなものであり、
さらに直接溶融したトナー像と接触するためにトナーが
熱ロールに付着して後の画像を汚す所謂オフセット現象
や、甚だしくは被定着物ごと熱ロールに巻き付いてしま
う所謂巻き付き現象が避け難いと言う欠点がある。トナ
ーの融解に要するエネルギーを小さくするためには、低
温で溶融する成分の量を増やし、トナーの熱ロールへの
付着を減らすには、トナー結着樹脂とは解け合わずトナ
ー結着樹脂よりも早く流動化し、凝集エネルギーが小さ
いワックスや、オイルの類を存在させると効果が大であ
るが、こうした物質は同時にトナーの流動性を低め、現
像性を著しく低下させる欠点がある。
般に熱可塑性樹脂中に染料及び/又は顔料あるいは磁性
体からなる着色材を混合・溶融し、着色材を均一に分散
させた後、微粉砕、分級することにより、所望の粒径を
有するトナーとして製造されてきた。この方法は技術と
して比較的安定しており、各材料、各工程の管理も比較
的容易に行うことが出来るが、破断面に内容物が露出す
るため、前述した低融点化のための成分や離型のための
成分を効果的な程には充分含有することが出来なかっ
た。さらに、この方法では材料を混合、固定化するため
に一旦結着樹脂とともに溶融させること、さらに溶融物
を冷却した後機械的に粉砕することエネルギーの効率が
悪く、トナーの微粒子化を機械的な粉砕によるために粒
度が広くなり易く、後の分級工程で所望の粒度分布に整
える必要があり、製品収率を高められないという難点も
ある。こうした問題点を解消するためあらたなる製造方
法として、所謂重合法によるトナー製造方法が提案され
ている。
公昭47ー51830号公報、特公昭51−14895
号公報、特開昭53−17735号公報、特開昭53−
17736号公報、及び特開昭53−17737号公報
に記載の所謂懸濁重合法によるトナー製造方法がある。
懸濁重合法においては、結着樹脂、染料及び顔料の如き
着色剤、磁性体、カーボンブラック、荷電制御剤、ワッ
クス及びシリコンオイルの如き離型剤のようなトナー中
に内包することを要求される物質を、必要に応じて重合
開始剤や分散剤とともに重合性単量体中に均一に溶解、
あるいは分散せしめて重合性組成物とし、この重合性組
成物を分散安定剤を含有する水系連続相に分散機を使用
して微粒子を形成した後、重合反応を起こさせて固化
し、重合終了時に所望の粒径のトナー粒子を、一気に得
ようと言うものである。
前述の粉砕法に関わる問題が生ぜず、溶融工程、粉砕工
程ばかりで無く、その後の分級工程の省略をも可能とす
る場合もあり、エネルギーの節約、時間の短縮、工程収
率の向上の如きコスト削減効果が大きい。
水性媒体中での懸濁重合では、極性成分は界面付近に集
中し非極性成分は中心部に集まる性質を利用して、通常
の混練及び粉砕に頼るトナー製造方法では製造、あるい
は保存不可能なシリコンオイルやワックス類あるいは分
子量3000以下の低分子量成分を多量に含有させた重
合トナーを開発し、低温で定着可能で定着時に定着器へ
の離型剤の塗布を必要としないトナーを得た。
ビニル系重合性単量体の場合重合開始剤量を0.5〜2
0重量%とし、開始剤の半減期が0.5〜30時間にな
るように重合温度を設定すると、大旨熱定着トナーとし
て使用可能なトナー組成物を得ることが出来る。
ば攪拌を停止してもトナー粒子が合体して餅状になるこ
とは無くなり、例えば重合転化率が97〜98%に達し
た時点で取り出して乾燥すれば、特に問題も無くトナー
として使用可能となる。
溶融のワックスを多量に含有させると、通常の環境下で
は何ら問題なく良質な画像を得ることが出来るが、高温
な環境に放置すると耐ブロッキング性が低下し、かつ著
しく現像性が低下するという現象が発生した。
脂中の残存モノマーが200ppm以下の懸濁重合によ
って得られたトナー用樹脂を記載している。
号明細書には、トナー用樹脂の残存モノマー量を減らす
ことが記載されており、上記のワックスを多量に含有し
た懸濁重合により得られたトナーにおける残存モノマー
を減らすことに関する技術とは本質的に異なるものであ
る。
形状に着目してみると、トナーは真球状であり、従来よ
り高画質に適した形状と見なされてきた。しかしなが
ら、球状のトナーは各種外添剤を添加した際、その特性
が劣化しやすい傾向にあり耐久性に優れたトナーにはな
り得ず、また一般に球形のトナーは感光体への付着力が
強く、転写不良に伴う画像劣化や、転写工程後のクリー
ニング不良が発生し易いという弊害もまた確認された。
た静電荷像現像用トナーを提供することにある。
も耐ブロッキング性に優れた静電荷像現像用トナーを提
供することにある。
優れ、安定して高い現像性を示す静電荷像現像用トナー
を提供することにある。
静電荷像現像用トナーを提供することにある。
化のない静電荷像現像用トナーを提供することにある。
は、以下の構成により達成される。
する静電荷像現像用トナーにおいて、該トナー粒子は、
高軟化点樹脂(A)及び低軟化点物質(B)の少なくと
も2種の成分を含有しており、かつ、該高軟化点樹脂
(A)を主体とするA相と該低軟化点物質を主体とする
B相とに分離した構造を有していて、トナー粒子表面か
らトナー粒径の0.15倍の深さまでの表面近傍には、
該B相が存在せず、該トナー粒子は、有機溶剤、重合性
単量体或いはそれらの混合物を1,000ppm以下含
有していることを特徴とする静電荷像現像用トナーを用
いる。
の内部構造は表層部(A相)と中心部(B相)とを有
し、明確な界面によって2相に分かれている。このよう
なカプセル的な構造を取り、表層部と中心部で機能分離
させることによって、従来のトナーではできなかったト
ナー設計が可能となる。具体的には、表層部には高軟化
点樹脂を用いて、耐ブロッキング性や現像器の攪拌に対
して強いトナーとし、中心部には低軟化点物質を用い
て、定着性も同時に優れたトナーとすることができる。
さらに、中心部には、低融点の離型性物質を含有させて
おいて、定着時の加圧によってそれをしみ出させること
により、耐オフセット性が著しく改良できる。さらに、
帯電制御性は、表層部のみに付与すれば良い。
提案されている所謂擬似カプセルに対して、本発明で
は、しっかりとした表層部が形成されているので、熱や
圧力を加えない限り、中心部の物質が表層部へしみ出し
て来ることがない。よって、中心部の低軟化点物質がキ
ャリアや現像スリーブを汚染する現象も著しく改善され
る。特に、中心部に含有させる物質を多く含ませた場合
において擬似カプセルよりも優れている。
り重合体中の低分子量成分及び無極性成分の如き低軟化
点物質(B)をトナー粒子中心部に内包化するものであ
る。しかしながら、この懸濁重合法によってトナーを攪
拌する場合には、重合反応が進むにつれて重合性単量体
系の粘度が増大し、ラジカル種や重合性単量体の移動が
困難になり、系内に未反応の重合性単量体が残留し易
い。通常の粉砕法で製造したトナーの場合、トナー用樹
脂の製造時、或は溶融混練時に加える熱により残留重合
性単量体を追い出すことが出来るが、直接トナーを製造
する懸濁重合法で製造したトナーの場合には高い熱を加
えることは出来ないので、通常の粉砕法トナーに比べる
と多量の重合性単量体がトナー粒子中に内蔵されて残る
ことになる。ここでこの懸濁重合法に依るトナーを水の
存在しない状態で高温に放置すると、未反応の重合性単
量体が徐々に表面から揮散してゆく時に、中心部の低分
子量成分や無極性成分の如き低軟化点物質を表面部に搬
送し残してゆくことに依ってトナーの現像性を劣化させ
るものと思われる。トナー中には、重合性単量体以外に
も揮発性の有機溶媒成分が微量存在し、これらを含めて
全溶剤成分の含有量を、懸濁重合トナー製造時に1,0
00ppm以下になるよう規制することに依って多量の
低軟化点物質を内包化したまま高温下に放置しても劣化
してブロッキングが生じることの無いトナーを得ること
が出来る。
を有することが好ましい。その表面形状の一例を図2に
示す。このような凹凸を表面に有することによりトナー
粒子同士の接触点が小さくなり、耐ブロッキング性が向
上し、さらに耐ブロッキング性の長期安定性も向上する
ことが、明らかとなった。一般に、トナーに流動性付与
剤を添加することによって、それがスペーサーとなり、
耐ブロッキング性が向上する。しかし、流動性付与剤の
ような各種添加剤は、通常の懸濁重合による球形トナー
に用いた場合、攪拌などの応力によって、添加剤がトナ
ー粒子表面に固着してしまい、添加剤の機能が阻害され
る現象が起こる。これに対してトナー粒子の表面に凹凸
を有する場合には、トナー粒子表面の凹凸が添加剤の劣
化を防止するので、良好な耐ブロッキング性が長期的に
維持されるものと考えられる。さらに、トナー表面に凹
凸があることによって、クリーニング性も向上する。
ナーは実質的に球形であるので、高画質な画像が得ら
れ、かつ、現像器の攪拌による微粉砕も生じにくいの
で、微粉によるカブリや飛散も生じない。
低軟化点物質Bの2種の成分を、好ましくはA:B=5
0:50〜95:5の範囲で含有し、Aを主体とする相
とBを主体とする相とに分離した構造を有する。Aを主
体とする相が表層部となり、Bを主体とする相が中心部
に存在する。
よる分子量分布で、重量平均分子量Mwが5,000〜
200,000であり、フローテスターによる流出開始
点が65〜100℃であることが好ましい。樹脂Aは、
懸濁重合で得られる樹脂であれば、いずれの樹脂も用い
ることが出来るが、帯電サイトとなりうる官能基や紙と
の接着性を高める官能基を有していてもよい。
しては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、
p−エチルスチレンの如きスチレン系単量体;アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−プロピル、アク
リル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸
2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル
酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルの如きアクリ
ル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブ
チル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オク
チル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェ
ニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル
酸ジエチルアミノエチルの如きメタクリル酸エステル
類;アクリロニトリル;メタクリロニトリル;アクリル
アミドが挙げられる。
し得る。上述の単量体の中でも、スチレン系単量体を単
独で、又はほかの単量体と混合して使用することがトナ
ーの現像特性及び耐久性の点から好ましい。
ては、GPCによる分子量分布で重量平均分子量Mwが
300〜10,000であることが好ましく、融点が3
0〜130℃であることが好ましく、60〜100℃で
あることがより好ましい。融点が30℃よりも低いと、
定着する時に低温オフセットなどを助長して悪影響を与
えてしまい、融点が130℃よりも高いと、トナー製造
時に樹脂Bが固化し造粒性が悪化する。
効果がより一層発揮される。本発明に用いられるワック
ス類としては、パラフィン系ワックス、ポリオレフィン
系ワックス及び、これら酸化物やグラフト処理物の如き
変性物の他、高級脂肪酸、及びその金属塩、アミドワッ
クスが挙げられる。
=50:50〜95:5であることが好ましく、より好
ましくはA:B=70:30〜90:10が良い。A:
B=50:50よりも成分Bが多いと、カプセル構造が
保てなくなることがあり、A:B=95:5よりも成分
Bが少ないと成分Bの作用効果が十分に発揮されなくな
る。
径の0.15倍の深さまでの表面近傍には、Bを主体と
する相が存在しない。すなわち、概念的には表面層がト
ナー粒子の0.15倍の厚みがあるということである
が、例えばクラックがあり、0.15倍の厚さがない部
分があっても、その部分にBを主体とする相が存在しな
ければ、本発明の範囲に含まれる。トナー粒子表面から
トナー粒径の0.15倍の深さまでの表面近傍にBを主
体とする相が存在すると、カプセル構造が不安定とな
り、例えばブロッキングが悪化してしまう。
色超薄切片法により透過型電子顕微鏡による観察によっ
てトナー粒径の0.15倍の深さまでの表面近傍にBを
主体とするB相が存在するか確認する。
ように実質的に球形であることが好ましく、トナー粒子
の投影面に対し、半径rの最大内接円と半径Rの最小外
接円との間に、 1.00<R/r≦1.20 の関係があることが好ましい。R/rが大きくなるとそ
の形状は球形から離れる方向であり、1.20を越える
と、球形トナーの特徴が現れなくなる。これら球形トナ
ー粒子の重量平均粒径は、好ましくは2〜20μm、よ
り好ましくは3〜12μm、さらに好ましくは4〜10
μmである。
影面の周辺長Lと内接円の円周1との間に、 1.01<L/1<2.00 の関係を満たすことが好ましい。トナー粒子の周辺長L
が1.01×1より小さいと凹凸がほとんどないことに
なり、2.00×1より大きいと、細かい微小凹凸が数
多く存在するか、または落差の大きい凹凸が存在するこ
とになる。トナー粒子の周辺長Lが1.01×1より小
さい場合には、凹凸が微小すぎて、作用効果が発揮され
なくなり、トナー粒子の周辺長Lが2.00×1より小
さい場合には、実質的な形状が不定形に近づき、高画質
が得にくく、さらに、現像器中の微粉化も起こりやすく
なる。
電子顕微鏡を用い、少なくとも2,000倍以上、好ま
しくは5,000倍で粒子の輪郭に焦点を合わせて得た
画像を意味し、さらにルーゼックス5000を用いて、
図2(a)に示すように内接円、外接円の半径r,Rを
求め、さらに図2(b)に示すように周辺長Lを求め
た。
個、好ましくは100個以上について、R,r,Lを測
定し、その平均値が請求範囲に含まれていることが好ま
しい。
樹脂Aを形成するためのモノマーに溶解可能な極性樹脂
をモノマー中に溶解させた後、通常の造粒〜重合工程を
採ることにより達成することが出来る。
クリル酸ジメチルアミノエチル,メタクリル酸ジエチル
アミノエチルの如き含窒素単量体の重合体もしくはそれ
とスチレン又は不飽和カルボン酸エステルとの共重合体
の如きカチオン性重合体、(2)アクリロニトリルの如
きニトリル系単量体;塩化ビニルの如き含ハロゲン系単
量体;アクリル酸、メタクリル酸等の如き不飽和カルボ
ン酸;不飽和二塩基酸;不飽和二塩基酸無水物;ニトロ
系単量体の重合体もしくはそれとスチレン系単量体との
共重合体;の如きアニオン性重合体が挙げられるが、特
に何ら限定するものではない。
る分子量分布で重量平均分子量/数平均分子量(Mw/
Mn)が好ましくは1.2〜10、より好ましくは1.
5〜5のものが良い。このような樹脂をモノマー中に加
え造粒〜重合すると、樹脂Aを主体とする相(A相)と
成分Bを主体とする相(B相)との相分離を促進する。
すなわちA相とB相との界面がはっきりしたものとなり
A相に含まれる成分Bの濃度が著しく低下する。その結
果、トナー自身のカプセル構造がより顕著となり耐ブロ
ッキング性の向上と定着性の向上との両立がより可能と
なる。
高いものほど顕著であり、酸価が好ましくは5以上、よ
り好ましくは20以上の時、相分離が促進される。しか
も酸価が高いものについてはA相中でもトナー粒子表面
近傍により偏在しやすく、その結果トナーの表面の形状
に大きく影響を及ぼし表面が陥没した形の凹凸トナーが
入手可能となる。詳細は不明であるが酸価の高い樹脂は
造粒〜重合初期においてトナー粒子表面近傍に集まり、
モノマーの重合反応が進むにつれていくつかの極性樹脂
が集まった一種の集合体として表面近傍に集まるように
なる。やがてモノマーのポリマー化による体積収縮が起
こるようになると前記の極性樹脂の偏在の仕方次第で収
縮の度合いが大きく異なり、やがて表面が陥没した形の
異型化トナー粒子になるものと推測した。酸価が5未満
のものについてはこういった効果が少ない。
トナー粒子の表面状態が大きく乱れて造粒性が著しく低
下してしまうため好ましくなく、酸価は好ましくは5〜
100、より好ましくは20〜80であることが良い。
酸価が20〜80であってもMw/Mnが10以上であ
ればモノマー中での均一分散がしづらく、やはり目的の
粒度分布を有するトナーは得られにくくなる傾向にあ
る。当然モノマー中に均一溶解しないようなMwの極端
に高い極性樹脂については本発明で用いている懸濁重合
法トナーには適用が困難である。極性樹脂の代わりに極
性モノマーを用いて重合を行っても決して異型化するこ
とはなく、むしろ極性モノマーをより多く用いて重合す
ると造粒性が著しく低下してしまう傾向にある。よって
前述の如き凹凸形状を表層に有するトナーを入手するた
めには酸価の高い極性樹脂の使用が必要不可欠である。
反応時に半減期0.5〜30時間であるものを、重合性
単量体の0.5〜20重量%の添加量で重合反応を行う
と、分子量1万〜10万の間に極大を有する重合体を
得、トナーの望ましい強度と適当な溶融特性を与えるこ
とが出来る。重合開始剤例としては、2,2′−アゾビ
ス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−
アゾビスイソブチロニトリル、1,1′−アゾビス(シ
クロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾ
ビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル、アゾビスイソブチロニトリルの如きアゾ系又はジア
ゾ系重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、メチルエ
チルケトンパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシ
カーボネート、クメンヒドロパーオキサイド、2,4−
ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイドの如き過酸化物系重合開始剤が挙げられる。
する目的でトナー材料中に荷電制御剤を添加しておくこ
とが好ましい。これら荷電制御剤としては、公知のもの
のうち、重合阻害性、水相移行性の殆どないものが用い
られ、例えば正荷電制御剤としてニグロシン系染料、ト
リフェニルメタン系染料、四級アンモニウム塩、アミン
系及びポリアミン系化合物が挙げられ、負荷電制御剤と
しては、含金属サリチル酸系化合物、含金属モノアゾ系
染料化合物、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン
−メタクリル酸共重合体等が挙げられる。
のものが使用でき、例えば、カーボンブラック、鉄黒、
C.I.ダイレクトレッド1、C.I.ダイレクトレッ
ド4、C.I.アシッドレッド1、C.I.ベーシック
レッド1、C.I.モーダントレッド30、C.I.ダ
イレクトブルー1、C.I.ダイレクトブルー2、C.
I.アシッドブルー9、C.I.アシッドブルー15、
C.I.ピグメントブルー15、C.I.ベーシックブ
ルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.モーダ
ントブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、C.
I.ベーシックグリーン4、C.I.ベーシックグリー
ン6の如き染料、黄鉛、カドミウムイエロー、ミネラル
ファストイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエ
ローS、ハンザイエローG、パーマネントイエローNC
G、タートラジンレーキ、モリブデンオレンジ、パーマ
ネントオレンジGTR、ベンジジンオレンジG、カドミ
ウムレッド、C.I.ピグメントレッド122、パーマ
ネントレッド4R、ウォッチングレッドカルシウム塩、
ブリリアントカーミン3B、ファストバイオレットB、
メチルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、ア
ルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、キナク
リドン、ローダミンレーキ、フタロシアニンブルー、フ
ァーストスカイブルー、ピグメントグリーンB、マラカ
イトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンGの
如き顔料が挙げられる。
得るため、着色剤の持つ重合阻害性や水相移行性に注意
を払う必要があり、好ましくは、表面改質、例えば、重
合阻害のない物質による疎水化処理を施しておいたほう
が良い。特に、染料系やカーボンブラックは、重合阻害
性を有しているものが多いので使用の際に注意を要す
る。染料系を表面処理する好ましい方法としては、あら
かじめこれら染料の存在下に重合性単量体を重合せしめ
る方法が挙げられ、得られた着色重合体を単量体系に添
加する。カーボンブラックについては、上記染料と同様
の処理の他、カーボンブラックの表面官能基と反応する
物質、例えば、ポリオルガノシロキサンでグラフト処理
を行ってもよい。
これも表面処理を行って用いるのが好ましい。
を目的とした添加剤は、トナーに添加した時の耐久性の
点から、トナー粒子の重量平均粒径の1/10以下の粒
径であることが好ましい。この添加剤の粒径とは、電子
顕微鏡におけるトナー粒子の表面観察により求めたその
平均粒径を意味する。これら特性付与を目的とした添加
剤としては、例えば、以下のようなものが用いられる。 1)流動性付与剤:金属酸化物(例えば酸化ケイ素,酸
化アルミニウム,酸化チタン)、カーボンブラック及び
フッ化カーボン。それぞれ、疎水化処理を行ったもの
が、より好ましい。 2)研磨剤:金属酸化物(例えばチタン酸ストロンチウ
ム,酸化セリウム,酸化アルミニウム,酸化マグネシウ
ム,酸化クロム)、窒化物(例えば窒化ケイ素)、炭化
物(例えば炭化ケイ素)、金属塩(例えば硫酸カルシウ
ム,硫酸バリウム,炭酸カルシウム)。 3)滑剤:フッ素系樹脂粉末(例えばフッ化ビニリデ
ン,ポリテトラフルオロエチレン)、脂肪酸金属塩(例
えばステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム)。 4)荷電制御性粒子:金属酸化物(例えば酸化錫,酸化
チタン,酸化亜鉛,酸化ケイ素,酸化アルミニウム)、
カーボンブラック。
に対し、0.1〜10重量部が用いられ、好ましくは
0.1〜5重量部が用いられる。これら添加剤は、単独
で用いても、又、複数併用しても良い。
のトナー組成物、すなわち重合性単量体中に着色剤、離
型剤、可塑剤、結着剤、荷電制御剤、架橋剤、磁性体の
如きトナーとして必要な成分及びその他の添加剤、例え
ば重合反応で生成する重合体の粘度を低下させるために
入れる有機溶媒、分散剤を適宜加えて、単量体組成物を
調製し、ホモジナイザー、ボールミル、コロイドミル、
超音波分散機の如き分散機に依って均一に溶解又は分散
せしめた単量体組成物を、分散安定剤を含有する水系媒
体中に懸濁する。この時、高速攪拌機もしくは超音波分
散機のような高速分散機を使用して一気に所望のトナー
粒子のサイズとするほうが、得られるトナー粒子の粒径
がシャープになる。重合開始剤添加の時期としては、重
合性単量体中に他の添加剤を添加する時同時に加えても
良いし、水系媒体中に懸濁する直前に混合しても良い。
さらに、造粒直後、重合反応を開始する前に重合性単量
体あるいは溶媒に溶解した重合開始剤を加えることも出
来る。
態が維持され且つ粒子の浮遊・沈降が防止される程度の
攪拌を行えば良い。
散安定剤として公知の界面活性剤や有機分散剤または無
機分散剤が使用でき、中でも無機分散剤が有害な超微粉
を生じ難く、その立体障害性により分散安定性を得てい
るので反応温度を変化させても安定性が崩れ難く、洗浄
も容易でトナーに悪影響を与え難いので、好ましく使用
出来る。こうした無機分散剤の例としては、燐酸カルシ
ウム、燐酸マグネシウム、燐酸アルミニウム、燐酸亜鉛
の如き燐酸多価金属塩;炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウムの如き炭酸塩;メタ硅酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウムの如き無機塩;水酸化カルシウム、水
酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、シリカ、ベン
トナイト、アルミナの如き無機酸化物;が挙げられる。
0重量部に対して、0.2〜20重量部を単独で使用す
ることが好ましいが、超微粒子を発生し難いもののトナ
ーの微粒化はやや苦手であるので、0.001〜0.1
重量部の界面活性剤を併用しても良い。
ゼン硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペ
ンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、
オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ステア
リン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウムが挙げられ
る。
まま使用しても良いが、より細かい粒子を得るため、水
系媒体中にて該無機分散剤粒子を生成させることが出来
る。例えば、燐酸カルシウムの場合、高速攪拌下、燐酸
ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液とを混合し
て、水不溶性の燐酸カルシウムを生成させることが出
来、より均一で細かな分散が可能となる。
られ、安定した懸濁状態となるので、造粒性がよい。ト
ナー形状としても、表面の凹凸の大きさ及び数が好まし
いものとなる。さらに、油滴が安定しているので、Aと
Bの相分離が促進され、トナーの内部構造も好ましいも
のとなる。
が副生するが、水系媒体中に水溶性塩が存在すると、重
合性単量体の水への溶解が抑制されて、乳化重合に依る
超微粒トナーが発生し難くなるので、より好都合であ
る。重合反応終期に残存重合性単量体を除去する時には
障害となることから、水系媒体を交換するか、イオン交
換樹脂で脱塩したほうが良い。無機分散剤は、重合終了
後酸あるいはアルカリで溶解して、ほぼ完全に取り除く
ことが出来る。
℃以上、一般には50〜90℃の温度に設定して重合を
行う。この温度範囲で重合を行うと、内部に封じられる
べき離型剤やワックスの類が、相分離により析出して内
包化がより完全となる。残存する重合性単量体を消費す
るために、重合反応終期ならば、反応温度を90〜15
0℃にまで上げることは可能である。
ぼ直線的に転化率は上がるが、トナーが固形化する90
%以上では重合度の上昇が鈍り、重合転化率95%以上
では非常に遅くなる。そのまま重合反応を進めて残留重
合性単量体量を、1,000ppm以下となるよう操作
しても良い。
機溶剤、重合性単量体またはそれらの混合物を1,00
0ppm以下にする手段としては、前述の如く重合反
応を有機溶剤、重合性単量体又はそれらの混合物がトナ
ー粒子中に1,000ppm以下になるまで継続する方
法;重合転化率が95%以上に達した時点で重合性単
量体の消費を促進する方法;中心部の低軟化点樹脂
(B)を表面部のA相まで運ばずに有機溶剤、重合性単
量体又はそれらの混合物をトナー粒子から除去する方法
が挙げられる。
しては、(a)重合転化率が95%以上に達した時点で
重合反応温度を5〜60℃、好ましくは10〜50℃、
より好ましくは20〜40℃高くする方法、特に好まし
くは高温で分解する重合開始剤を併用するのが良い;
(b)反減期の長い重合開始剤と、反減期の短い開始剤
とを併用する方法;(c)複数の重合開始点を有する多
官能の重合開始剤を使用する方法が挙げられる。
体又はそれらの混合物を除去する方法としては、(d)
重合反応終了後又は重合反応後半に還流を止めて常圧下
であるいは減圧下で未反応の重合性単量体及び、あるい
は有機溶媒を一部溜去する方法;(e)トナー粒子を低
温減圧下で脱気処理する方法が挙げられる。
剤、重合性単量体又はそれらの混合物は少なくとも1,
000ppm以下、定着時に発生する重合性単量体及び
その反応残渣、或は溶剤に依る異臭を感じなくするため
には、より好ましくは100ppm以下にする。
添加し、これをTHF4mlに溶解したものを用いて、
及び残留重合性単量体及び残留有機溶媒量の定量は、ト
ナー0.2gをTHF4mlに溶解したものを用いて、
それぞれガスクロマトグラフィーにて以下の条件で内部
標準法により測定した。
split 10ml/13s カラム:ULBON HR−1 50m×0.25mm
る。
TA−II型(コールター社製)を用い、個数平均分
布、体積平均分布を出力するインターフェイス(日科機
製)及びCX−1パーソナルコンピューター(キヤノン
製)を接続し電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%
NaCl水溶液を調製する。
150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはア
ルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さ
らに測定試料を0.5〜50mg加える。
約1〜3分間分散処理を行い、前記コールターカウンタ
ーTA−II型により、アパチャーとして100μmア
パチャーを用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測定
して体積平均分布、個数平均分布を求める。
より、重量平均粒径(D4)を得る。
に示す。
用いる。
に3グループに分ける。 8.42×106 ,7.75×105 ,3.5×10
4 ,3.6×103 2.7×106 ,4.7×105 ,1.5×104 ,
2.35×103 1.2×106 ,2.0×105 ,1.02×10
4 ,5.0×102
料を約3mg(ミクロスパーテルに1杯)ずつ取り、1
5mlのTHFを加え、室温に4hrs放置する(この
間30分毎に1分間はげしく振る)。次いで、メンブラ
ンフィルター(再生セルロース,0.45μ:東洋濾紙
製)を用いて濾過し、標準試料とする。
5mlを加える。抽出条件は初期3hrsは30分毎に
振とうしながら、室温に24hrs放置する。さらに、
15分間超音波をかけ、抽出を充分行う。不溶分を遠心
分離(500rpm/20min)により沈降させた
後、その上澄液について、メンブランフィルター(再生
セルロース,0.45μ:東洋濾紙製)を用いて濾過
し、サンプルとする。
を用い、以下の条件下で測定した。 i)溶媒 THF(キシダ化学製 特級) ii)カラム ショーデックスA−802,A−80
3,A−804,A−805の4連結(昭和電工製) iii)室温 28℃ iv)流速 1.0ml/min v)注入量 0.5ml vi)検出器 RI
を読む。ピークが分かれている時はメインピークの時間
とする。 ・標準試料の分子量とピークの保持時間より検量線を引
く。 ii)未知試料 ・未知試料のクロマトグラムをとりその保持時間から検
量線を用いて分子量を算出する。
DSC−7(パーキンエルマー製)を用いて昇温速度1
0℃/minで行い、1回目の昇温時のDSCカーブに
おいて、最大の吸熱を示すピークの頂点の温度を、ワッ
クスの融点とする。
説明する。なお、以下の配合における部数はすべて重量
部である。
液を用意する。TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)
に0.1MのNa3 PO4 を451gとイオン交換水7
09gを投入し、12000rpmで攪拌した。1MC
aCl2 水溶液67.7gを、70℃に加温した上記ホ
モミキサー攪拌下に徐々に加え、Ca3(PO4 )2 を
ふくむ分散媒を得た。
5g (Mw=5万,Mw/Mn=2.5,酸価=50) パラフィンワックス(mp.70℃) 60g ジ−tert−ブチルサリチル酸金属化合物 3g
ー15:3とジ−tert−ブチルサリチル酸金属化合
物とスチレンだけをエバラマイルダー(荏原製作所製)
を用いて予備混合を行った。次に上記処方すべてを60
℃に加温し、溶解・分散して単量体混合物とした。さら
に60℃に保持しながら、重合開始剤2,2′−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)[t1/2=1
40min.at60℃]10g、及びジメチル−2,
2′−アゾビスイソブチレート[t1/2=1,270
min.at60℃、t1/2=80min.at80
℃]1gを溶解し、重合性単量体系を調製した。前記水
系媒体中に上記重合性単量体系を投入し、60℃、N2
雰囲気下においてTK式ホモミキサーにて10,000
rpmで20分間攪拌し、トナー粒子サイズの懸濁液滴
を造粒した。その後、パドル攪拌翼で攪拌しつつ、60
℃で3時間反応させた。この時点での重合転化率は90
%であった。その後、水蒸気の還流を止めて、液温を8
0℃とし更に10時間攪拌を続けた。反応終了後、懸濁
液を冷却し、塩酸を加えてCa3 (PO4 )2 を溶解
し、濾過、水洗、乾燥して重量平均径=8.2μmのト
ナー粒子を得た。この時点での残留している重合性単量
体は100ppmであった。このトナー粒子を45℃、
50mmHgの減圧下で、12時間脱気処理を行った。
この時点での残留している重合性単量体量は90ppm
であった。
を持ち不定形化していることが電子顕微鏡による観察で
確認された。(R/r=1.07,L/1=1.15)
さらに、トナー粒子の断面を染色超薄切片法により透過
型電子顕微鏡で観察したところ、スチレン−アクリル樹
脂を主体とする表層部とワックスを主体とする中心部に
分かれており、表面から粒子の粒径の0.15倍の深さ
までの表面近傍には、ワックスを主体とする相が存在し
ないことが確認された。
ET法による比表面積が200m2/gである疎水性シ
リカ0.7部を外添したトナーを得た。このトナー7部
に対し、アクリルコートされたフェライトキャリア93
部を混合し、現像剤とした。
ー複写機CLC−500で、未定着画像を得た。紙上の
トナー量は、0.75±0.05mg/cm2 として、
外部定着試験機を用いて定着試験を行った。このとき、
定着ローラーとしては、シリコンゴム(HTV)にPF
A樹脂を30μmコートした材質で硬度55度のものを
用いた。定着のプロセススピードは90mm/secと
して、100〜220℃の温度範囲で5℃おきに温調し
定着試験を行った。
0℃となり、ワックスの離型効果が発揮された。
以下の通りブロッキング試験を行ったところ評価は○で
あった。
ッシュを装備した細川ミクロン社製パウダーテスターに
採取し、DC1.8V条件下にて20秒間振とうさせ
た。フルイに残ったトナー残量を測定し、下表の評価基
準に従い耐ブロッキング性の評価を行った。
枚のランニングテストを行った結果、画像濃度が1.4
以上で、カブリもなく、非常に解像力の高い画像が安定
して得られ、トナークリーニング不良も発生せず、複写
機内のトナー飛散も目立たなかった。
同様にして8.3μmのシアントナー粒子(重合性単量
体含有量は230ppm)を得た。
た耐ブロッキング性の評価は○であった。
ろ、実施例1のトナーに比較して耐久とともに画像濃度
が低下する傾向があり3000枚をすぎたあたりから軽
微なクリーニング不良がみとめられた。耐久スタート時
のトナーをFE−SEMにて観察したところ、表面の凹
凸はなく真球状のトナーであった。さらに、トナー粒子
の断面を染色超薄切片法により透過型電子顕微鏡で観察
したところ、スチレン−アクリル樹脂を主体とする表層
部とワックスを主体とする中心部に分かれており、表面
から粒子の粒径の0.15倍の深さまでの表面近傍に
は、ワックスを主体とする相が存在しないことが確認さ
れた。
8時間後、重合転化率が99%以上に達した時点で、ト
ナー粒子を取り出して分散剤の洗浄、乾燥処理を行っ
た。この時点で、残留重合性単量体含有量は7,000
ppmであった。得られたトナー粒子の実施例1と同様
に行った耐ブロッキング性の評価は×であった。このト
ナー粒子を用いて実施例1と同様にして現像剤を調製し
画出しを行ったところ、実施例1と変わらぬ良好な画像
であった。しかし、定着装置周辺よりスチレン臭がし
た。このトナーを35℃の環境下に1か月間放置したと
ころ、トナートリボが極めて低下し、非常にカブリの多
い画像となった。
000,Mw/Mn=3.8,酸価0.2のスチレン−
ブチルアクリレート共重合体に代えたことを除いて同様
にして重量平均径8.6μmのシアントナー粒子(重合
性単量体含有量は210ppm)を得た。
った耐ブロッキング性の評価は○であった。
ロードでありしかも表面の凹凸はなく真球状のトナーで
あった。さらに、トナー粒子の断面を染色超薄切片法に
より透過型電子顕微鏡で観察したところ、スチレン−ア
クリル樹脂を主体とする表層部とワックスを主体とする
中心部に分かれており、表面から粒子の粒径の0.15
倍の深さまでの表面近傍には、ワックスを主体とする相
が存在しないことが確認された。実施例1と同様にして
現像剤を調製し画出ししたところ、実施例1のトナーに
比較して耐久とともに画像濃度が低下する傾向があり3
000枚をすぎたあたりから軽微なクリーニング不良が
みとめられた。
らした以外は同様にしてトナー粒子を得た。得られたト
ナー粒子中に残留している重合性単量体は60ppmで
あった。
った耐ブロッキング性の評価は○であった。
を持ち不定形化していることが電子顕微鏡による観察で
確認された。(R/r=1.06,L/1=1.13)
さらに、トナー粒子の断面を染色超薄切片法により透過
型電子顕微鏡で観察したところ、スチレン−アクリル樹
脂を主体とする表層部とワックスを主体とする中心部に
分かれており、表面から粒子の粒径の0.15倍の深さ
までの表面近傍には、ワックスを主体とする相が存在し
ないことが確認された。
様にして現像剤を調製し、同様にして定着試験を行った
結果定着温度域は160〜170℃であり実施例1のト
ナーに比較して定着温度領域が若干せまかった。
/Mn=3.5,酸価70のスチレン−メタクリル酸−
メタクリル酸メチル共重合体に代えたことを除いて同様
にして重量平均径8.0μmのシアントナー粒子を得
た。
量は180ppmであった。
った耐ブロッキング性の評価は○であった。
を持ち不定形化していることが電子顕微鏡による観察で
確認された。(R/r=1.08,L/1=1.08)
さらに、トナー粒子の断面を染色超薄切片法により透過
型電子顕微鏡で観察したところ、スチレン−アクリル樹
脂を主体とする表層部とワックスを主体とする中心部に
分かれており、表面から粒子の粒径の0.15倍の深さ
までの表面近傍には、ワックスを主体とする相が存在し
ないことが確認された。
000枚の耐久を行ったところ、画像濃度の変動も少な
く常に安定した画像が得られ、クリーニング不良も全く
観察されなかった。また耐久後のトナーをFE−SEM
にて観察したところ、耐久前とほぼ同様の表面凹凸化し
たトナーであること、ならびに、表面に付着されている
シリカを確認した。
w/Mn=3.0,酸価63のスチレン−メタクリル酸
−メタクリル酸メチル共重合体に代え、さらにパラフィ
ンワックスの量を50g、用いる顔料をC.I.ピグメ
ントレッド122 10gに代えほぼ同様にして重量平
均径7.9μmのマゼンタトナー粒子を得た(R/r=
1.03,L/l=1.05)。
4時間重合反応を行わせしめた後、減圧度(絶対圧力)
188Torr,65℃で5時間減圧蒸留し未反応の重
量性単量体を留去させ、その後実施例1と同様にして乾
燥処理を行った。最終のトナー粒子入手時点での残留し
ている重合性単量体は45ppmであった。
った耐ブロッキング性の評価は○であった。
を持ち不定形化していることが電子顕微鏡による観察で
確認された。(R/r=1.03,L/1=1.05)
さらに、トナー粒子の断面を染色超薄切片法により透過
型電子顕微鏡で観察したところ、スチレン−アクリル樹
脂を主体とする表層部とワックスを主体とする中心部に
分かれており、表面から粒子の粒径の0.15倍の深さ
までの表面近傍には、ワックスを主体とする相が存在し
ないことが確認された。
にして現像剤を調製し画出ししたところ、実施例1と同
様に良好な画像が得られた。
/gであったのに対し、35℃の環境下に1ケ月放置し
たトナーのトリボも−26.8μc/gと極めて安定し
ており、耐保存性、耐ブロッキング性、帯電安定性に優
れたトナーであることが明らかとなった。
8時間後、重合転化率が99%以上に達した時点で、水
蒸気の還流を止めて液温を95℃として3時間保持した
後、トナー粒子を取り出して分散剤の洗浄・乾燥処理を
行った。この時点で得られたトナー粒子の重合性単量体
含有量は500ppmであった。
子顕微鏡で観察したところ表面にワックス成分の存在が
認められ実施例1と同様に行った耐ブロッキング性の評
価は×であった。
を主体とするA相と、低軟化点物質(B)を主体とする
B相とに分離した構造を有しており、B相はトナー粒子
表面からトナー粒径の0.15倍の深さまでの表面近傍
に存在せず、かつ、有機溶剤、重合性単量体又はそれら
の混合物を1,000ppm以下含有しているので、低
温定着性及び離型性に優れかつ耐ブロッキング性に優れ
ており、さらに安定して高い現像性を示し、長期間の使
用で性能の変化がない又は少ない。
す断面図である。
の図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 懸重合法によって得られたトナー粒子を
有する静電荷像現像用トナーにおいて、 該トナー粒子は、高軟化点樹脂(A)及び低軟化点物質
(B)の少なくとも2種の成分を含有しており、かつ、
該高軟化点樹脂(A)を主体とするA相と該低軟化点物
質を主体とするB相とに分離した構造を有していて、ト
ナー粒子表面からトナー粒径の0.15倍の深さまでの
表面近傍には、該B相が存在せず、該トナー粒子は、有
機溶剤、重合性単量体或いはそれらの混合物を1,00
0ppm以下含有していることを特徴とする静電荷像現
像用トナー。 - 【請求項2】 該トナー粒子は、投影面に対し半径rの
最大内接円と半径Rの最小外接円との間に下記関係
(1) 1.00<R/r<1.20…(1) を満足し、かつ該トナー粒子の表面には、投影面の周辺
長Lと、内接円の円周1との間に下記関係(2) 1.01<L/1<2.00…(2) を満足する凹凸が形成されていることを特徴とする請求
項1記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項3】 該トナー粒子の高軟化点樹脂(A)と低
軟化点物質(B)との成分比は、A:B=50:50〜
95:5であることを特徴とする請求項1又は請求項2
記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項4】 該低軟化点物質(B)は軟融点ワックス
であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
かに記載の静電荷像現像用トナー。 - 【請求項5】 該低軟化点物質(B)は30〜130℃
の融点を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4
のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
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