JPH05197965A - 光ディスク装置及びその情報読み出し装置 - Google Patents

光ディスク装置及びその情報読み出し装置

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JPH05197965A
JPH05197965A JP677892A JP677892A JPH05197965A JP H05197965 A JPH05197965 A JP H05197965A JP 677892 A JP677892 A JP 677892A JP 677892 A JP677892 A JP 677892A JP H05197965 A JPH05197965 A JP H05197965A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度につめられて記録された情報マークの
中心タイミングを正確にかつノイズ等の影響を除去して
検出し、高密度記録再生を安定に行う光ディスク装置を
実現する。 【構成】 記録マークの読み出し信号を微分する微分器
(11)と、微分信号振幅が正の規定値を超えたときセ
ットされ、振幅が負の規定値より下がったときにリセッ
トされるフリップフロップ(15)と、微分信号が0レ
ベルをクロスしたことを検出する比較器(12)と、フ
リップフロップ出力のゲート信号がオンである間は、0
クロス信号をもとに読み出しパルスを発生する回路(1
6)とを備え、ゲート信号がオン状態では微分信号振幅
が規定値に達しなくとも、0クロス信号をもとに読み出
しパルスを発生することにより、高密度記録で読み出し
信号振幅が低下しても安定した情報の再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学的情報記録再生装置
に関し、具体的には光ディスクに記録された情報マーク
に光を照射し、反射光量の変化のピーク点のタイミング
をとらえて情報を再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の光ディスク面への情報
の記録及び再生の方式にはいくつかのものが考えられて
いるが、その一つにパルス状の光を照射して概略円形状
の微少な情報マーク(ピット)をディスク面に形成し、
再生の際は反射光量の変化によりマーク中心部のタイミ
ングを把え、その時間間隔の変化を基に情報を再生する
方式がある。
【0003】このような再生方式においては反射光量変
化のピークをとらえるため反射光を受光するセンサの出
力を微分し、その微分信号のゼロクロス点を比較器で検
出する方法が一般に用いられる。
【0004】しかし、単に微分信号のゼロクロスを検出
するだけでは外来雑音等による僅かな信号の変動でも誤
った0クロス検出が起こる危険性が高い。この様な誤検
出を避けるためセンサからの出力信号またはその微分信
号があるレベルを超えたことを検出してゲートをかけゲ
ートがオンのときに0クロスが検出されれば正しい0ク
ロスタイミングと認識する手法がいくつか考えられてい
る。
【0005】例えば、本発明と同一出願人による特開昭
63−206915号公報には、微分信号が予め定めら
れた一定の基準レベルを超え、かつ基準レベルを超える
時間が第2の基準幅以上であったとき、ゲートがオンに
なり、その直後の0クロスを正規の0クロスタイミング
として認識する方法が提示されている。この方法は、微
分信号のみを使ってレベルの判定を行いゲートをかける
もので、センサ出力を直接レベル比較する等の方法に比
して直流レベルの変動、波形歪等の影響を受けにくい。
【0006】しかし、これら従来の方式はいずれもセン
サからの出力或はその微分信号の振幅が十分大きいこと
を前提としている。記録マークの密度(間隔)が詰まる
と隣合うマーク間の波形干渉により、センサ出力、微分
信号ともその振幅は近接したマークが無い場合に比して
かなり小さくなる。この様な信号に対して上記のような
レベル判定を行うと振幅不足のため規定のレベルに達せ
ず正常なデータと認識されない(ゲートがオンにならな
い)状態が起こり易くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では、記録マークの記録密度が比較的低い場合は信
号の振幅をそのまま基準レベルと比較してデータを示す
正規の0クロスかどうかゲートをかけることが有効であ
り、雑音等の誤検出を排除することができるが、記録密
度が高くなると信号振幅は小さくなりレベル判定の基準
レベルに達しなくなる。このため正常な0クロス(デー
タタイミング)として認識されなくなる。しかし、この
様な状態を避けるためレベル判定の基準を下げる或は無
くしてしまうと、雑音、波形歪などによる0クロスもす
べて正常なタイミングと認識してしまう危険がある。こ
のため記録マークのピーク点である0クロスは、記録密
度が高くなり、信号振幅が小さくなっても正確にとらえ
るとともに、外来雑音、波形歪などによる微少な信号変
化は正常なタイミング検出から排除する有効な手段が求
められていた。
【0008】また、光ディスク装置に限らず、ファイル
装置の高密度記録化はますます進められるが、高密度記
録になるほど信号振幅は低下する。特に、隣接マーク間
が詰まっている場合と離れている場合の振幅差(分解能
の差)が顕著に現れるようになる。
【0009】そこで、本発明の技術的課題は上記欠点に
鑑み、大きな振幅差がある場合でも、正確なデータ検出
(0クロスタイミングの検出)を行う装置を実現するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光学的
に読み取り可能な情報マークが形成された記録担体から
の反射光を受光して反射光量を示す信号を出力するセン
サと、前記反射光量を示す信号を微分する微分器と、前
記微分器の出力が0レベルをクロスしたことを検出する
第1の比較器と、前記微分器の出力が正の第1の規定値
を超えたことを検出する第2の比較器と、前記微分器の
出力が負の第2の規定値より下がったことを検出する第
3の比較器と、前記第2の比較器の出力パルスの時間幅
が第3の規定値を超えたことを検出する第1の時間幅比
較手段と、前記第3の比較器の出力パルスの時間幅が第
4の規定値を超えたことを検出する第2の時間幅比較手
段と、前記第1の時間幅比較手段の出力がオンになると
セットされ、第2の時間幅比較手段の出力がオンとなる
とリセットされるフリップフロップ回路と、前記フリッ
プフロップ回路の出力がオンである間に、前記第1の比
較器の出力に立ち上がりまたは、たち下がりが生じたと
き、パルスを出力するパルス発生手段とを有し、該パル
ス発生手段の出力を、記録されたマークの中心点のタイ
ミングを与える読み出しパルスとすることを特徴とする
情報読み出し装置が得られる。
【0011】また本発明によれば、前記情報読み出し装
置からの前記読み出しパルスを基に前記記録担体に記録
された情報を再生することを特徴とする光ディスク装置
が得られる。
【0012】また本発明によれば、前記情報読み出し装
置において、前記読み出しパルスに位相が同期し、読み
出しパルスの発生後記録されたマークの時間間隔のうち
最も短い時間間隔をおいてダミーパルスを発生する位相
同期発振器と、前記ダミーパルスを前記フリップフロッ
プ回路の出力によりゲートする手段と、該ゲート手段の
出力パルスを減衰させて前記第1の比較器の基準レベル
入力側または信号入力側に加算する手段とを有すること
を特徴とする情報読み出し装置が得られる。
【0013】また本発明によれば、前記情報読み出し装
置からの前記読み出しパルスをもとに記録担体に記録さ
れた情報を再生する光ディスク装置が得られる。
【0014】
【作用】本発明の情報読み出し装置においては微分信号
の振幅が正の規定値を超えるとセットされるフリップフ
ロップの出力により0クロス検出のゲートがオンにな
り、その後の0クロス検出をアクティブにする。また、
微分信号の振幅が負の規定値より下がるとフリップフロ
ップがリセットされ0クロス検出を非アクティブにす
る。従って、微分信号の振幅が正負に大きく振れている
場合は各0クロス毎にフリップフロップはセット、リセ
ットを繰り返し、1回ずつゲートオン、0クロス検出が
行われる。一方、高密度で隣接したマークが続く場合は
その開始部で振幅が一旦正方向に大きく振れた後(マー
クにより正方向の信号が出る場合)、微分信号の振幅は
小さくなるが、初めに正方向に振れた信号によりフリッ
プフロップはセットされたままになっており、その後の
高密度信号による0クロスはゲートがオンのまま正常に
検出される。この様な動作は初めに正方向に信号が振れ
た後小さく振幅の信号が続く場合にのみ起こり、単なる
ノイズ、波形歪等とは明確に切り分けられる。
【0015】以上のような働きにより、記録マークが高
密度に記録されセンサからの出力信号及びそれを微分し
た信号の振幅が小さくなった場合でも信頼正の高いピー
ク点タイミング検出が行われ、光ディスク装置の高密度
なデータの記録、再生を可能にする効果がある。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例につき図面を参照し
て説明する。
【0017】図1は、本発明の光ディスク装置の情報読
み出し装置の一実施例を示すブロック図、図2は、図1
における要部の信号波形を示す図である。
【0018】光ヘッド1より光ディスク2に読み出し用
光ビームが照射されて、光ディスク2に記録された情報
が読みだされる。光ヘッド1内にはレーザ光源、光セン
サ等が配置されているが、この様な構成は公知であり本
説明では省略する。照射された光の反射光は光ヘッド1
内の受光センサにより受光されて、センサはディスク上
の記録マークにより強度が変化させられた反射光量に対
応する信号電流100を出力する。信号電流100は増
幅器10により増幅され記録マークの反射率に対応した
読み出し信号101が出力される。微分器11は読み出
し信号101を微分して微分信号102を出力する。比
較器12は微分信号102を0レベルと比較して読み出
し信号101の正のピーク点で立ち上がる0クロス信号
103を出力する。尚、本例では記録マーク部で反射率
が高くなり、読み出し信号101が記録マーク中心で正
のピークレベルをとるディスクを前提としている。記録
マークの極性が逆の場合は増幅器10の後段に反転回路
を付加すればよい。比較器12が出力する0クロス信号
103は、読み出し信号のピーク点のタイミング即ち記
録マークの中心が照射する光ビームの中心を横切るタイ
ミングを与える信号となり、理想的にはこの0クロス信
号103を整形すれば読み出しパルスが得られるはずで
あるが、0クロスの検出のみでは雑音の混入波形歪等に
より誤ったパルスが出力される危険があり、記録マーク
の中心タイミングであることを確実にするゲート手段が
必要である。
【0019】本実施例の装置では、比較器13、14以
降の手段により読み出しパルス出力にゲートをかけ、信
号再生を確実なものとしている。比較器13は微分信号
102を正の一定レベル(+VR )と比較し、微分信号
102のレベルが+VR を超えたときに正レベル検出信
号104をオンにする。正レベル検出信号104は時間
幅比較回路21に入力し、一定時間以上オンであること
をチェックされる。
【0020】本例では、時間幅比較回路21は抵抗とコ
ンデンサによる遅延回路とNANDゲート43とにより
構成されている。正レベル検出信号104が一定時間以
上オンであれば抵抗とコンデンサによる遅延回路を通っ
た信号もオンとなり、NANDゲート43の出力もオン
(Lowレベル)になる。即ち、時間幅比較器21の出
力のセット信号106がオン(ローレベル)になるのは
微分信号102の振幅が正の一定レベルを超え、かつそ
の超えている時間が一定時間以上続く場合に限られる。
この様な状態は読み出し信号101のピークレベルがあ
るレベルを超えている事を示す。従って、このセット信
号106がオンになった後の0クロス信号103のみを
とらえるようにすれば、雑音などによる誤検出が除かれ
る。
【0021】一方、微分信号102は比較器14にも入
力し、比較器14は微分信号102を負の一定レベル
(−VR )と比較し、微分信号102のレベルが−VR
より下がったときに負レベル検出信号をオンにする。負
レベル検出信号105は時間幅比較回路22に入力し、
正レベル検出信号104と同様に一定時間以上オンであ
ることをチェックされる。時間幅比較回路22の構成は
時間幅比較回路21と同様になっている。従って、微分
信号102の振幅が負の一定レベルより下がりかつその
下がっている時間が一定以上続く場合時間幅比較回路2
2の出力(リセット信号107)はオン(ローレベル)
となる。この様な状態は読み出し信号101のボトム
(底)レベルが十分低くなっていることを示す。フリッ
プフロップ回路15はセット信号106のオン出力によ
りセットされ、リセット信号107のオン出力によりリ
セットされる。従って、微分信号102の振幅が十分大
きな場合は、フリップフロップ15がセットされている
間は、微分信号が正の高レベルとなった後0レベルをク
ロスして、負の一定レベルより下がるまでとなる。即ち
このフリップフロップ15がオンである間に必ず微分信
号102が0レベルをクロスする時がある。この様な構
成により微分信号102の振幅が十分に確保出来ている
ときは、ノイズなどに影響されることのない正確な記録
マークのタイミング検出が行われる。
【0022】ところが、記録マークの密度が高くなり間
隔が詰まってくると、再生干渉により読み出し信号10
1、微分信号102の振幅が小さくなってくる。この場
合、振幅が十分に大きくなるため、比較器13、および
14で設定される基準レベル+VR 、−VR に信号レベ
ルがかからなくなり、読み出しパルス110が出力され
なくなる。しかし、比較器の基準レベルを単純に下げる
(小さくする)とノイズ等による誤検出も多くなり0ク
ロス(ピーク点)の検出確実性が低下する。
【0023】本実施例の装置では、微分信号102の正
方向の振幅が基準値を超え、セット信号106がオンに
なった後は、負方向の大きな振幅(低レベル)によりリ
セット信号107がオンになるまでの間はフリップフロ
ップ回路15はセットされ続け、その出力のゲート信号
108はオンのままとなっている。従って、この間に小
さな振幅の微分信号102に0クロスが発生すれば、ゲ
ート信号108がオンのままであるから、正規のタイミ
ングパルスとして認識され、読み出しパルス110が出
力される。セット信号106がオンになったことは、読
み出し信号101が正の高いレベルに達したことを示
し、ゲート信号108がオン状態を続けているのは、そ
の後、読み出し信号101が低レベルに戻っていない事
を示している。従って、この間に微分信号が0レベルを
中心に振動するのは互いに密接した記録マークによる信
号変動と考えられる。この微分信号の0クロスを検出す
れば各記録マークの中心点のタイミングが得られること
になる。この場合、ゲート信号108がオンとなってい
ることから記録マークがない場所でのノイズ等による微
分信号102の0クロスとは明確に区別される。
【0024】即ち、時間幅比較回路21,22とフリッ
プフロップ回路15の働きにより、振幅が基準値(+V
R ,−VR )に達しない状態でも読み出し信号101の
レベルが一定値以上あることを検出したのと同等のゲー
トがかけられることになる。この様な構成により、高密
度の記録によって記録マークの間隔が狭まって微分信号
102の振幅が小さくなっても、ノイズなどによる誤検
出を排除した正確な0クロスの検出(記録マークのタイ
ミング検出)が行える。
【0025】フリップフロップ回路15の出力のゲート
信号108は0クロス信号103に対するゲートとな
り、D形フリップフロップ16のデータ端子に入力し、
一方0クロス信号103はDフリップフロップ16のク
ロック端子に入力する。フリップフロップ16はゲート
信号108でゲートをかけて0クロス信号103の立ち
上がりのタイミングで読み出しパルス110を出力す
る。ディレーライン17は読み出しパルス110の立ち
上がりから一定時間後にフリップフロップ16をリセッ
トする信号をフリップフロップ16に戻すことにより、
読み出しパルス110のパルス幅を一定に整える。
【0026】この読み出しパルス110をもとに記録マ
ークの中心のタイミングが正確にとらえられ、ディスク
2に記録された情報が正確に再生される。
【0027】次に、図2に従い本実施例の動作について
説明する。
【0028】図2Aはディスク面上に形成された記録マ
ーク列を模式的に示す図である。この様な記録マーク列
に光ビームが照射されると、マークに光が当たったとき
には反射光量が増加するため図2Bに示すように、読み
出し信号101はマーク中心でピークレベルとなるよう
な変化をする。読み出し信号を微分した微分信号102
は図2Cに示すように、読み出し信号101のピーク点
で正から負の方向に0レベルをクロスする。また、微分
信号102の振幅は読み出し信号101の立ち上がりの
急峻さに対応しており、読み出し信号101の振幅が大
きいほど、また変化が急であるほど、微分信号102の
振幅は大きくなる。この微分信号102を正の基準レベ
ル(+VR )と比較することにより、図2Dに示すよう
な正レベル検出信号104が得られる。この正レベル検
出信号104のオン時間が規定以上続くと時間幅比較器
21の働きにより、図2Eに示すセット信号106(負
極性)が発生される。このセット信号106により、フ
リップフロップ回路15がセットされ図2Hに示すゲー
ト信号108がオンになる。微分信号102が正から負
に変わり0レベルをクロスすると図2Jに示す0クロス
信号103が立ち上がる。この時ゲート信号108がオ
ン(ハイレベル)であれば、フリップフロップ16が動
作して、図2Kに示すような読み出しパルス110が出
力される。
【0029】微分信号102が更に負の方向に変化し、
比較器14で設定される負の基準レベル(−VR ) より
下がると図2Fに示すような負レベル検出信号105が
出力される。この負レベル検出信号105も時間幅比較
回路22により継続時間をチェックされ、基準より長け
れば、図2Gに示すリセット信号107が得られる。こ
のリセット信号107によりフリップフロップ回路15
はリセットされ、ゲート信号108はオフ(ローレベ
ル)となる。ゲート信号108がオHである間に発生す
る0クロス信号の立ち上がりは、正規の0クロス信号と
は認識されず、そのとき読み出しパルス110は発生さ
れない。記録マーク間隔が粗い状態から密な状態に変化
すると、微分信号102の振幅は急激に小さくなり、比
較器13および14の設定する基準レベル(+VR 、−
VR )を超えなくなる。
【0030】しかし、マーク間隔が詰まり始める第1の
マーク位置(点P)での読み出し信号101は、その一
つ前のマークとの間隔が離れているため、一旦低いレベ
ルに下がった後最大のピークレベル付近まで上昇する。
従って、この読み出し信号を微分した微分信号102は
記録マークの前半部のタイミングで正の大きなレベルと
なる。これにより、正レベル検出信号104はオンとな
りセット信号106も出力されてフリップフロップ回路
15はセットされる。ただし、この後は次の記録マーク
が近接しているため読み出し信号101はあまり信号レ
ベルが下がらず、微分信号102も負の方向に大きく振
れることはなくなる。このため、ゲート信号108は微
分信号102が負の方向に大きく振れるまでオンのまま
であり、この間の0クロス信号103は全て正規のタイ
ミングと認識されて読み出しパルス110が出力され
る。記録マークが近接して連続している状態では読み出
し信号101は高レベル付近で変化するのみであり、微
分信号102が負方向に大きく振れることはないから、
高密度記録マークの中心タイミングも、抜けがなく正確
にとらえられることになる。この様な構成に於けるゲー
ト信号108は読み出し信号101があるレベル以上の
高いレベルにあることを示す信号となっており、記録マ
ークが無い状態での雑音等による微少な信号変化は排除
される。この様な動作により雑音などによる0クロスの
誤検出を除きながら高密度のマーク記録による読み出し
信号、微分信号の振幅の低下があっても正確な情報の再
生が可能となる。
【0031】ところで上記実施例のゲート信号108は
それがオンである間は読み出し信号101が高レベル付
近にあり、低レベルに下がっていないことを示す。読み
出し信号101が高レベル状態を続けるのは記録マーク
が近接して連続している場合に起こるから、このゲート
信号108のオン状態が続いていることは記録マークが
最高記録密度で連続していると考えられる。従って、仮
にこの間微分信号102による0クロスの検出が困難で
あっても、最高記録密度に対応する時間間隔を有するパ
ルスで読み出しパルスを補間することができる。この様
な方法を採れば非常に微弱な微分信号しか得られない高
密度記録に対しても十分正確な情報の再生を行うことが
できる。
【0032】以下に、この様の方式を使った情報用だし
装置の実施例について説明する。
【0033】図3は本発明の情報読み出し装置の第2の
実施例を示すブロック図、図4は、図3における要部の
信号波形を示す図である。
【0034】光ヘッド1からの受光光量を示す光信号電
流を受け増幅器10は読み出し信号101を出力する。
微分器11は読み出し信号101を微分して微分信号1
02を出力する。微分信号102は比較器53および5
4に入力し、正の基準値(+VR )および負の基準値
(−VR )と比較される。比較器53の出力である正レ
ベル検出信号204は時間幅比較器55により一定時間
以上オンであることをチェックされ、規定を満たしてい
ればセット信号206が出力される。同様に、比較器5
4の出力の負レベル検出信号205が一定時間以上オン
であれば時間幅比較器56よりリセット信号207が出
力される。
【0035】このセット信号206によりフリップフロ
ップ回路57がセットされゲート信号208がオンとな
る。このゲート信号208は、リセット信号207によ
りフリップフロップ回路57がリセットされるまでオン
状態を続ける。ここまでの部分の構成は図1に示す実施
例と同じである。
【0036】Dフリップフロップ58は、ゲート信号2
08がオンである時比較器52より出力される0クロス
信号203の立ち上がりのタイミングで読み出しパルス
210を出力する。ディレーライン57の働きは上記の
図1の実施例におけるのと同様である。Dフリップフロ
ップ58の出力である読み出しパルス210は信号再生
処理のために出力されると共に位相同期発振器60にも
入力する。位相同期発振器60は入力する読み出しパル
ス210に位相のあったダミーパルスを記録マークの最
短周期だけ遅らせて出力する。この遅延時間は記録マー
クの最短時間間隔(最高密度でのピーク点周期)(例え
ばTMIN )に等しく設定される。また読み出しパルス入
力に対するダミーパルス220の出力は1つの読み出し
パルスに対して1回で良く、位相同期発振器60は例え
ばワンショットマルチバイブレータにより構成してもよ
い。ダミーパルス220はゲート61によりゲート信号
とANDがとられ減衰器61に入力する。減衰器61は
ゲート60を通過してきたダミーパルスのレベルを比較
器52の基準レベル端子に加算するのに適正な振幅およ
びDCレベルに調整する。この減衰器61より出力され
るレベルシフトパルス221は比較器52の基準レベル
側端子に加算される。
【0037】尚、レベルシフトパルス221は比較器5
2の基準側端子でなく、極性を反転して微分信号102
の入力側端子に加える様にしてもよい。
【0038】上述したように、ゲート信号208がオン
状態を続けている場合は最高密度の記録マークが連続し
ていると考えられるから最短時間(TMIN )のおくれで
発生されるダミーパルスは次の記録マークの中心点のタ
イミングを概ね正確に示す信号となる。但し、この様な
推定が成り立つのは記録マークが最高密度で連続してい
る場合のみであり、それ以外の場合に誤ったパルスが出
力されるのを避けるため、ダミーパルスに対してゲート
信号208でゲートをかけている。
【0039】比較器52は、レベルシフトパルス221
が加算されない状態では、微分信号102を0レベルと
比較し、微分信号102の正から負への変化点(読み出
し信号のピーク点)で立ち上がる0クロス信号203を
出力する。これは図1に示した実施例と同じ動作であ
る。しかし、最高密度の記録マークが連続し、ゲート信
号208のオン状態が続くと、ダミーパルス220によ
るレベルシフトパルス221が基準レベル端子に加算さ
れるため、記録マークの中心位置が予想される時点で比
較器52の基準レベルが少し上昇する。このため、微分
信号102がその時点で0レベルをクロスしておらず、
0レベルより若干高いレベルにあったとしても比較器5
2は微分信号102が0レベルをクロスしたのと同様に
0クロス信号を立ち上げる。仮に、高密度のマークが連
続して、微分信号102の変化が殆ど無い場合にもレベ
ルシフトパルス221の働きにより概ね記録マークの中
心のタイミングで、0クロス信号203が立ち上がるこ
とも可能である。尚、高密度記録マーク列の1番目のマ
ーク(P1)の中心タイミングは微分信号102の0ク
ロスにより検出される。その1つ前のマークは最高密度
のマーク間隔より離れておりそのマークのタイミングを
基準に最短周期(TMIN )遅れでパルスを発生しても次
のマーク(P1)のタイミングを与えることにならない
し、その(1つ前の)マークによる読み出しパルスでト
リガーされて発生するダミーパルスはゲート信号208
がオフになっているためレベルシフトパルスには現れな
い。
【0040】この様な構成により、高密度の記録によっ
て微分信号の0クロスが明確に検出できないほど微分信
号の振幅が小さくなった場合でも十分な正確さで最高密
度記録のマーク位置タイミングが補間され、高密度記録
情報の安定した再生が実現できる。
【0041】次に、図4に従い本第2の実施例の動作に
ついて説明する。
【0042】図4Aは図2Aと同様の記録マーク列を模
式的に示す図である。
【0043】この様な記録マークに光ビームを照射し、
反射光の光量変化を増幅し、微分すると図2Bに示すよ
うな微分信号102が得られる。この微分信号102を
基に図1の実施例で説明した様な処理を行うことにより
図4Cに示すゲート信号208が得られる。記録マーク
の中心位置のタイミングでは微分信号102が正から負
の方向に0レベルをクロスし、0クロス信号203が発
生される。ゲート信号208でゲートをかけ、0クロス
信号のたち上がりでパルス化することにより、図4Dに
示す読み出しパルス210が出力される。位相同期発振
器60は読み出しパルス210によりトリガーされて、
記録マーク列の最短周期(TMIN )だけ遅れてダミーパ
ルス220を発生する。ダミーパルス220はゲート信
号208によりゲートをかけられて、減衰器61に入力
し、レベル調整を行われてレベルシフトパルス221と
なる。記録マークの間隔が比較的離れていれば微分信号
102の振幅は大きく、ゲート信号208は0クロス点
をはさむところでのみオンとなる形でオン/オフを繰り
返すが、記録マーク間隔が詰まった(P1、P2、P
3)あるいは(P4、P5)のピット列のところでは微
分信号の振幅が小さく、ゲート信号208はセットまた
はリセットされることなくオン状態を続ける。記録マー
ク間隔が極端に詰まった場合は微分信号102の振幅は
極めて小さくなり、0クロスの検出の信頼性が低下し、
場合によっては0クロスが検出できないことも起こり得
る。
【0044】しかし、高密度の記録マークが連続してい
る場合は、ゲート信号208はオンのままであり、この
間はレベルシフトパルス221が比較器52の入力端子
に加算される。このレベルシフトパルス221により比
較器52の基準レベルが変化させられ、仮に、0クロス
を検出しにくい程の微弱な微分信号であっても、概ね記
録マーク(P2、P3、P5)の中心近くのタイミング
で0クロス信号が立ち上がる。
【0045】尚、高密度記録マーク列の先頭のマーク
(P1、P4)のタイミングはレベルシフトパルス22
1の加算の無い微分信号102の0クロス検出によりと
らえられる。これで発生した読み出しパルス210が以
後のダミーパルス、レベルシフトパルス発生のトリガー
となる。
【0046】この様にして、高密度な記録により、読み
出し信号、その微分信号の振幅が極めて小さくなっても
微弱信号を補強する形のレベルシフトパルスの加算によ
り、記録マークの中心タイミングを抜けなく検出するこ
とが可能となり、高密度に記録された情報を信頼性良く
再生する装置が実現できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は記録担体上
の記録マークにより変調を受けた信号を微分し、微分信
号の振幅が正の一定レベルを超えたときセットされ、負
の一定レベルより下がったときリセットされるゲート信
号により、0クロス検出信号にゲートをかけて雑音等に
よる0クロスの誤検出を除くとともに、ゲート信号がオ
ンである間は微分信号の0クロス検出をすべてアクティ
ブにして記録マークタイミングをとらえることにより、
高密度記録により読み出し信号の振幅が低下する際にも
信頼性の高い情報再生を行うことができる効果を有す
る。
【0048】本発明によれば従来不可能とされていた高
密度の記録情報の再生が可能となり、より高密度大容量
のファイル装置(光ディスク装置)が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の情報読み出し装置の
第1の実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示す情報読み出し装置の要部の信号波形
を示す図。
【図3】本発明の情報読み出し装置の第2の実施例を示
すブロック図。
【図4】図3に示す装置の要部の信号波形を示す図。
【符号の説明】
1 光ヘッド 2 ディスク 10 増幅器 11 微分器 12 比較器 13 比較器 14 比較器 15 フリップフロップ回路 16 D型フリップフロップ 17 ディレーライン 21 時間幅比較回路 22 時間幅比較回路 60 位相同期発振器 62 減衰器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に読み取り可能な情報マークが形
    成された記録担体からの反射光を受光して反射光量を示
    す信号を出力するセンサと、前記反射光量を示す信号を
    微分する微分器と、前記微分器の出力が0レベルをクロ
    スしたことを検出する第1の比較器と、前記微分器の出
    力が正の第1の規定値を超えたことを検出する第2の比
    較器と、前記微分器の出力が負の第2の規定値より下が
    ったことを検出する第3の比較器と、前記第2の比較器
    の出力パルスの時間幅が第3の規定値を超えたことを検
    出する第1の時間幅比較手段と、前記第3の比較器の出
    力パルスの時間幅が第4の規定値を超えたことを検出す
    る第2の時間幅比較手段と、前記第1の時間幅比較手段
    の出力がオンになるとセットされ、第2の時間幅比較手
    段の出力がオンとなるとリセットされるフリップフロッ
    プ回路と、前記フリップフロップ回路の出力がオンであ
    る間に、前記第1の比較器の出力に立ち上がりまたは、
    たち下がりが生じたとき、パルスを出力するパルス発生
    手段とを有し、該パルス発生手段の出力を、記録された
    マークの中心点のタイミングを与える読み出しパルスと
    することを特徴とする情報読み出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報読み出し装置からの
    前記読み出しパルスを基に前記記録担体に記録された情
    報を再生することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報読み出し装置におい
    て、前記読み出しパルスに位相が同期し、読み出しパル
    スの発生後記録されたマークの時間間隔のうち最も短い
    時間間隔をおいてダミーパルスを発生する位相同期発振
    器と、前記ダミーパルスを前記フリップフロップ回路の
    出力によりゲートする手段と、該ゲート手段の出力パル
    スを減衰させて前記第1の比較器の基準レベル入力側ま
    たは信号入力側に加算する手段とを有することを特徴と
    する情報読み出し装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の情報読み出し装置からの
    前記読み出しパルスをもとに記録担体に記録された情報
    を再生する光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012023906A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Denso Corp 車両用発電機

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