JPH05198116A - スライダ - Google Patents

スライダ

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JPH05198116A
JPH05198116A JP15188792A JP15188792A JPH05198116A JP H05198116 A JPH05198116 A JP H05198116A JP 15188792 A JP15188792 A JP 15188792A JP 15188792 A JP15188792 A JP 15188792A JP H05198116 A JPH05198116 A JP H05198116A
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slider
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disk
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air bearing
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/20Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier
    • G11B21/21Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier with provision for maintaining desired spacing of head from record carrier, e.g. fluid-dynamic spacing, slider

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 非接触記録の最も重要なパラメータの一つで
ある飛翔高さを出来るだけ低くして、ディスク上の個々
のデータビット位置のより良好な分解能が得られる構造
のトランスデューサヘッド組立体のスライダを提供す
る。 【構成】 スライダ26が回転ディスク16近傍におい
てトランスデューサ38を支持している。スライダ26
は先導エッジ50、追従エッジ52及び第一、第二のエ
ッジ54,56を備えたボディを含んでいる。第一及び
第二の隆起サイドレール32,40がそれぞれ第一、第
二のエッジに沿って配置され、一対の空気軸受表面7
4,76を形成している。前記第一及び第二のサイドレ
ールの各々は追従エッジ52近傍に配置された追従エッ
ジ逃げ78,80を含んでいる。これら追従エッジ逃げ
は空気軸受表面から凹んでいるとともにスライダボディ
からは隆起している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク駆動機構を回転
するためのトランスデューサヘッド組立体に関するもの
であり、特に空気軸受ディスクヘッドスライダに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び問題点】回転ディスクに対して「飛
翔」するトランスデューサヘッド組立体が回転ディスク
駆動機構に広く用いられている。前記組立体は回転ディ
スク近傍において磁気トランスデューサを担持するため
の空気軸受スライダを含んでいる。軌道アクセスアーム
がディスク表面上の個々のデータ軌道上にスライダを定
置する。
【0003】前記スライダ及び軌道アクセスアームの間
にはジンバルが配置され、スライダがディスクのトポグ
ラフィ(凹凸形状)に追従することを許容する可撓性接
続手段を提供している。前記ジンバルはスライダと点接
触するディンプルを含んでいる。このディンプルはスラ
イダがディスクのトポグラフィに追従している間スライ
ダがピッチ及びロール運動することの出来るピボット点
を提供している。
【0004】通常の双胴船タイプのスライダは一対のレ
ールを含んでおり、これらはスライダのエッジに沿って
配置されるとともに、凹所領域のまわりに配置されるこ
とにより一対の空気軸受表面を形成している。ディスク
が回転するにつれてディスクはスライダの下方でかつ空
気軸受表面に沿って空気をディスクの接線速度とほぼ平
行をなす方向にひきずる。空気がサイドレール下方を通
過すると、空気軸受表面上の表皮摩擦はディスク及び空
気軸受表面間の空気圧力を増加せしめ、動流体力学的上
昇力が誘起されるのでスライダは上昇し、ディスク表面
上方を飛翔する。
【0005】負圧力空気軸受スライダ(NPABスライ
ダ)は更にサイドレール間を延びるクロスレールを含ん
でおり、スライダの先導エッジ近くに配置される。クロ
スレールはサイドレール間においてクロスレールを追従
する亜大気圧領域を形成する。前記亜大気圧領域はサイ
ドレールに沿って誘起された動流体力学的上昇力と対抗
する負圧力を生ずる。前記正圧力及び負圧力間の対抗作
用はディスク速度に対する飛翔高さ敏感性を減少し、空
気軸受の剛性を増大させる。
【0006】ディスク駆動機構がよりコンパクトになっ
てより小さくより携帯し易い機器として応用されるに従
って、回転式アクチュエータはますます軌道アクセスア
ームとして採用されることになる。更には設計者はディ
スク駆動機構をよりコンパクトにするべくより短かいア
クチュエータピボットアークを用いたがるものである。
回転式アクチュエータはアームがスライダをしてディス
ク上の内側及び外側データ軌道間を移動させる時ディス
クの回転接線及びスライダ中心線間の幾何学的配向を変
化させる。この変化はスキュー又はスキュー角度として
知られている。大きなスキュー角度は飛翔高さのコント
ロールをより困難なものにする。
【0007】飛翔高さは非接触記録の最も重要なパラメ
ータの一つと見なされている。スライダの平均飛翔高さ
が減少するにつれて、トランスデューサはディスク上の
個々のデータビット位置間の分解能をより大きくするこ
とが出来る。従って、トランスデューサが出来る限りデ
ィスクの近くを飛翔することが望ましい。飛翔高さは例
えば内側軌道から外側軌道への接線速度の変動、探索
(シーク)時における横方向のスライダ運動及び変動す
るスキュー角度のような変動する飛翔条件とは無関係に
一様であることが望ましい。
【0008】過去においてはトランスデューサはサイド
レールの追従端部上に配置されてきた。スライダの飛翔
には先導エッジの方が追従エッジよりもより大きな距離
の所を飛翔するというピッチ運動角度が存在するので、
トランスデューサは追従エッジに配置される時には出来
るだけディスク表面近くに配置される。
【0009】トランスデューサは又追従エッジにおける
スライダの中心線上に配置された小さな装着パッド上に
装着されてきた。この位置においては、スライダの追従
端部上においてトランスデューサ及びその端子を設置す
るスペース余地がサイドレール近傍の追従端部側にトラ
ンスデューサを設置する場合にくらべてより大きなもの
になる。中央にトランスデューサを設置することの一つ
の不利な点はスライダがそのピボット点のまわりをロー
ル運動する時に追従エッジのコーナの間隙がトランスデ
ューサの間隙よりも小さくなるということである。この
ことはスライダの最小飛翔高さを減少させ、スライダが
ディスク表面と接触する危険性を増大させる。
【0010】スライダがロール運動を発生するのには幾
つかの因子がある。最初の因子はスライダを軌道アクセ
スアームに取付けているジンバル内の製造誤差である。
第二の因子は軌道アクセス作用中軌道アクセスアームに
よって空気軸受スライダに加えられる動的力である。第
三の因子はスライダ中心線に対するディスク回転接線の
変動するスキュー角度である。スライダが空気の流れ方
向に対してスキュー角度をなして飛翔する時には前記第
一及び第二のサイドレール間に不均等な圧力分布が発生
する。このためスライダは一方のレールが他方のレール
よりもディスク表面に近い状態でスライダの飛翔が行な
われることになる。その結果、このコーナにおけるディ
スク表面との接触の可能性が高くなる。従って、ディス
ク駆動機構の信頼性が減少する。空気軸受のスライダが
ディスク表面の出来るだけ近くにおいてトランスデュー
サを担持することによって、ディスク速度やスキュー角
度のような変動する飛翔条件と無関係な飛翔高さを得る
ようにした空気軸受スライダを開発する努力が絶え間無
く行なわれている。
【0011】
【発明の要約】本発明はトランスデューサを回転するデ
ィスクの近傍に支持するような形状にした空気軸受ディ
スクヘッドスライダである。このスライダは先導エッジ
を備えるスライダボディと、追従エッジと第一及び第二
のサイドエッジとを含んでいる。第一及び第二の隆起サ
イドレールはそれぞれ前記第一及び第二のサイドエッジ
に沿って配置され、一対の空気軸受表面を形成してい
る。前記第一及び第二のサイドレールの各々は追従エッ
ジ近傍に配置された追従エッジ逃げを含んでいる。前記
追従エッジ逃げは空気軸受表面から凹んでおりかつ又ス
ライダボディからは隆起している表面を形成している。
一つの実施例において、前記凹んだ表面は追従エッジに
おいて亜大気圧領域を形成するのに適当な深さを備えて
いる。
【0012】前記空気軸受表面はディスクがそれらの下
方を回転するにつれて正圧力を誘起せしめる。前記逃げ
を設けた追従エッジはスライダの追従エッジに先立って
空気軸受表面を切頭し、追従エッジ近傍に亜大気圧領域
を誘起せしめる。これらの亜大気圧領域はトランスデュ
ーサ装着パッドをディスク表面に対してより近くへと
「引張る」。逃げを設けたエッジは又は正圧力の中心点
を前記第一及び第二のサイドレールに沿って先導エッジ
に向う方向にシフトするので、スライダは回転(ピッ
チ)運動を起しトランスデューサは更にディスク表面に
より近く移動させられる。
【0013】前記逃げを設けた追従エッジはディスク速
度に対するトランスデューサ飛翔高さ感度を減少する。
回転するディスクの接線速度はディスクの外径における
方が内径におけるよりも大きい。その結果、第一及び第
二のサイドレールに沿っての正圧力はスライダが外径部
にある時はより大きくなり、その結果スライダはディス
ク内径部にある時よりもディスク表面からより大きな
(飛翔)高さを以って飛翔させられる。しかしながら、
逃げを設けた追従エッジの亜大気圧力効果も又ディスク
速度とともに増大するので飛翔高さが増大することが制
限される。追従エッジ近傍に生じた負圧力は増大し、ス
ライダは追従エッジをして更にディスク表面に向うよう
回転させられ、実質的に飛翔高さの増加が打消される。
【0014】一つの実施例において、トランスデューサ
は前記第一及び第二のサイドレール間の追従エッジにお
いてスライダボディ上に配置された装着パッド上に装着
されている。この実施例においては、逃げを設けた追従
エッジも又スライダがその中心線のまわりをロール運動
することによって誘起されるディスク表面とスライダの
接触の危険性を減少している。前記第一及び第二のサイ
ドレールの追従エッジはトランスデューサよりもディス
ク表面からの間隙が実質的に大きくされている。こうす
ることにより追従エッジが接触を起す危険性を排除しつ
つ比較的大きなロール角度を許容することが出来る。
【0015】本発明の追従エッジ逃げは双胴船タイプの
空気軸受スライダ又は自己負荷、負圧タイプの空気軸受
スライダのいづれのスライダにおいても用いることが出
来る。
【0016】
【実施例】本発明は追従エッジ逃げを備えた第一及び第
二のサイドレールを有する空気軸受ディスクヘッドスラ
イダである。図1は回転ディスク上方に支持された空気
軸受ディスクヘッドスライダの上側平面図である。アク
チュエータ10及び軌道接近アーム12はディスク16
上でトランスデューサヘッド組立体13を支持し、同ヘ
ッド組立体13を弧14に沿って移動させる。アーム1
2は支持アーム18と、ベースプレート20と負荷梁2
2を含んでいる。トランスデューサヘッド組立体13は
ジンバルばね24及び空気軸受ディスクヘッドスライダ
26とを含んでいる。アーム12は回転作動アームとし
て知られている。何故ならばアクチュエータ10はディ
スク表面上の外径及び内径間における(図示せぬ)種々
のデータ軌道上にスライダ26を定置すべくアーム12
を回転させるからである。
【0017】図2及び図3はトランスデューサヘッド組
立体13をより詳細に示している。図2は負荷梁22に
よって支持されたトランスデューサヘッド組立体13の
斜視図である。図3は図2の線3−3に沿って眺めたト
ランスデューサヘッド組立体13の端面図である。負荷
梁22はトランスデューサヘッド組立体13をディスク
表面に向けて押圧する予圧荷重を提供する。組立体13
はジンバルばね24及びスライダ26を含んでいる。ジ
ンバルばね24はスライダ26と負荷梁22の間に配置
されて、スライダをしてディスクの凹凸に従動すること
を許容する弾性接続作用を与えている。スライダ26は
接着剤を用いるが如く既存の態様でジンバルばね24に
接続されている。ジンバル24はスライダ26と点接触
している(図示せぬ)くぼみを含んでいる。前記くぼみ
はピボット点を提供しており、このまわりをスライダ2
6はピッチ、ロール運動することによりディスク16の
凹凸を従動することが可能である。
【0018】スライダ26はサイドレール32、34、
トランスデューサ装着パッド36、トランスデューサ3
8及び追従端部40を含んでいる。トランスデューサ3
8は追従端部40に、かつトランスデューサ装着パッド
36上に装着されている。トランスデューサ38は端子
44においてリード線42に電気的に接続されている。
トランスデューサ38はビットがスライダ26の下方を
通過する際ディスク16の表面上の個々のビット位置と
導通する。
【0019】図4は追従端部40から眺めたスライダ2
6の斜視図である。スライダ26は双胴船タイプのスラ
イダであり、第一及び第二のサイドレール32、34、
トランスデューサ装着パッド36、トランスデューサ3
8、追従端部40、先導端部52及び第一、第二のサイ
ドエッジ54、56を含んでいる。第一及び第二のサイ
ドレール32、34はそれぞれ第一及び第二のサイドエ
ッジ54、56に沿って配置され、先導エッジ50及び
追従エッジ52の間で延びている。サイドレール32及
び34はこれらの間に凹所領域58を形成している。
【0020】トランスデューサ装着パッド36は第一及
び第二のサイドレール32及び34間において追従エッ
ジ52に配置されている。図4に示す実施例において
は、トランスデューサ装着パッド36はスライダ26の
中心線60に沿って配置されている。トランスデューサ
38は追従端部40上かつトランスデューサ装着パッド
36上において装着されている。追従端部40上のトラ
ンスデューサ38の中央位置は、トランスデューサがサ
イドレール32及び34近傍において装着されているス
ライダに対して、トランスデューサ及びその端子44を
製作するための追従端部上におけるより多くの余地を許
容せしめている。
【0021】サイドレール32及び34は先導エッジテ
ーパ70及び72、空気軸受表面74、76及び追従エ
ッジ逃げ78、80をそれぞれ含んでいる。ディスク1
6が回転するにつれて、ディスクは空気をスライダ26
の下方に、かつ空気軸受表面74及び76に沿って引き
込むがその方向はディスクの接線速度とほぼ平行をなし
ている。空気がサイドレール32及び34下方を通過す
ると、空気軸受表面74及び76上の表皮摩擦力により
ディスク16と空気軸受表面間の空気圧力が増大し、流
体動力学的上昇力が誘起され、これによりスライダ26
が持上げられディスク表面上方を飛翔する。
【0022】凹所領域58は実質的に大気圧にとどまっ
ている。先導エッジテーパ70及び72はより多くの空
気をレール32及び34下方に取り込むことにより先導
エッジ50における流体動力学的上昇力を増大させるこ
とでディスクが回転をし始める力により急速な離陸作用
を与える。急速な離陸によりスライダ26が飛翔を始め
る迄にディスク表面上をスライダが滑動する時間が減少
され、それにともないスライダ26及びディスク16上
における摩耗が減少する。
【0023】空気軸受表面74及び76は中央装着パッ
ド36とともに同一平面上にある。追従エッジ逃げ78
及び80は空気軸受表面74、76によって画成された
平面よりくぼんでおり、なおかつ凹所領域58内のスラ
イダボディからは持上っている。追従エッジ逃げ78及
び80は軸受表面74及び76が追従エッジ52に届か
ないよう切頭状態にされている。追従エッジ逃げ78及
び80は追従エッジ52近傍に亜大気圧領域を形成する
のに十分な深さを有している。
【0024】これらの亜大気圧力領域はトランスデュー
サ装着パッド36をディスク表面へとより近く「引張
る」作用を行う。逃げを設けた追従エッジ78、80の
存在も又正圧力の中心を先導エッジ50に向け、空気軸
受表面74、76に沿って前方にシフトし、その結果ス
ライダ26が回転又は「ピッチ」運動を行い、トランス
デューサ装着パッド36を余計ディスク表面に近付ける
という作用をもたらす。スライダ26が積極的ピッチ運
動を以って飛翔する時には先導エッジ50は追従エッジ
52よりもディスク表面からの距離がより大きな状態で
飛翔する。ピッチ角度は積極ピッチ運動の程度を表わす
ものである。
【0025】例えば、通常の双胴タイプのスライダと逃
げを設けた追従エッジを備える双胴タイプスライダのピ
ッチ角度が比較された。両スライダともスライダボディ
の中央に配置されたピボットを備えていた。ピッチ角度
はディスクの内側半径において計算された。各スライダ
に対するサイドレールの幅はトランスデューサに0.2
03μmの飛翔高さを与えるよう調節された。生じたピ
ッチ角度は通常のスライダが177μラジアンであり、
逃げのある追従エッジを備えたスライダが438μラジ
アンであった。
【0026】スライダ26が2.03mmの長さ、1.
52mmの幅を有し、負荷梁22が3.5グラムの予負
荷を提供するような一つの実施例においては追従エッジ
逃げ78及び80は約1.00μmの深さを備えてい
る。しかしながら、前記深さは約0.5〜5.0μm迄
変化することが出来る。追従エッジ逃げ78及び80は
約0.254mmの距離だけ追従エッジ52から先導エ
ッジ50に向けて延びている。この距離は先導エッジ5
0から追従エッジ52迄測ったスライダ26の長さの約
1/12から1/4の範囲内で変化することが出来る。
先導エッジテーパ70及び72はほぼ0.254mmの
長さであり、空気軸受表面74及び76に関して8.0
0ミリラジアンの角度を備えている。
【0027】図5は図4に示した双胴船タイプのスライ
ダ26に対する圧力プロファイルを示すグラフである。
サイドレール32は空気軸受表面74に沿って正圧力8
2を誘起せしめる。同様にしてサイドレール34は空気
軸受表面76に沿って正圧力84を誘起せしめる。追従
エッジ逃げ78及び80はそれぞれ亜大気圧力領域86
及び88をスライダ26の追従エッジ52近くに誘起せ
しめる。
【0028】図6(A)及び6(B)はディスク16の
表面上方を飛翔するスライダ26の側面図である。図6
(A)においてスライダ26はディスク16の内径部分
に配置されている。矢印90の長さ及び方向は内径部に
おけるディスク16の接線方向速度を表わしている。ス
ライダ26は先導エッジ50が追従エッジ52にくらべ
てディスク表面からより大きな距離を以って飛翔するよ
うなピッチ角度で飛翔している。すなわち先導エッジ5
0はディスク表面からの距離92を以って飛翔する一方
追従エッジ52はディスク表面からの距離94を以って
飛翔する。
【0029】追従エッジ逃げ78及び80(逃げ80は
図示していない)が凹んでいるので、トランスデューサ
装着パッド36とディスク表面間の間隙はスライダボデ
ィ上の任意の点の最初間隙となる。この特徴によりスラ
イダボディの他の部分がディスク表面と接触する危険を
おかすこと無くディスク表面上の個々のビット位置間の
最大の分解能が得られる。
【0030】図6(B)においてはスライダ26はディ
スク16の外径部に位置している。矢印96の長さ及び
方向はディスク16の外径部における接線方向速度を表
わしている。ディスク16の接線方向速度は外径部にお
ける方が内径部におけるよりも大きい。その結果空気軸
受表面54及び56(56は図示していない)に沿う正
圧はスライダ26が外径部に位置しディスク表面からの
より大きな距離で飛翔させられる時の方が内径部にある
時よりも大きい。しかしながら、逃げを設けた追従エッ
ジ78及び80(80は図示せず)の亜大気圧効果も又
ディスク速度とともに増大し、飛翔距離の増大が規制さ
れる。追従エッジ52付近に誘起される亜大気圧が増大
するとスライダ26はディスク表面に向けて追従エッジ
を更に回転させ実質的に飛翔高さの増加を実質的に打消
す。図6(B)に示すように、先導エッジ50は外径部
においては内径部における距離92(図6(A)に示
す)よりも大きな距離98を以って飛翔する。しかしな
がら、追従エッジ54はディスク表面からの距離94を
保持する。従って、追従エッジ逃げ78及び80はディ
スク速度に対するトランスデューサ飛翔高さの感度を減
ずる。
【0031】図7は図6(B)の線7−7に沿って眺め
たスライダ26の端面図である。スライダ26はレール
32及び34、トランスデューサ装着パッド36、トラ
ンスデューサ38及び追従エッジ逃げ78及び80を含
んでいる。逃げを設けた追従エッジ78、80はスライ
ダがその中心線60のまわりをロール運動することによ
り誘起されるディスク表面との接触の危険性を減少させ
る。スライダ26が空気流の方向に対して斜めに飛翔し
ている時にはスライダレール32及び34間には不均等
な圧力分布が誘起される。このためスライダ26は一方
のレールが他方のレールにくらべてディスク表面により
近い状態で飛翔する。
【0032】サイドレール32及び34はそれぞれ追従
エッジ102及び104を含んでいる。追従エッジ10
2及び104はトランスデューサ装着パッド36よりも
ディスク表面からの距離が実質的に大きい。こうするこ
とにより追従エッジ102及び104との接触の危険性
を犯すことなく比較的大きなロール角度を許容すること
が出来る。
【0033】図8は本発明に係る自己負荷式負圧空気軸
受スライダ(NPAB)の斜視図である。NPABスラ
イダ110は先導エッジ112、追従エッジ114、サ
イドレール116及び118、クロスレール120、ト
ランスデューサ装着パッド122及びトランスデューサ
124を含んでいる。クロスレール120はサイドレー
ル116及び118間を延びており、追従エッジ114
よりも先導エッジ112により近い位置に設けられてい
る。クロスレール120はサイドレール116及び11
8の間でクロスレールを追従して亜大気圧領域126を
誘起せしめる。亜大気圧領域126は負圧を生じさせ、
この負圧がサイドレール116及び118のそれぞれの
空気軸受表面128及び130に沿って作用する正圧に
対抗作用する。正及び負の圧力間の対抗作用によりディ
スク速度に対するスライダ飛翔高さの感度が減少し、ス
ライダの剛性を高める。
【0034】サイドレール116及び118は追従エッ
ジ114に先行して軸受表面128及び130をそれぞ
れ切頭している追従エッジ逃げ132及び134を含ん
でいる。追従エッジ逃げ132及び134は追従エッジ
114の近くに亜大気圧領域を生じさせる。これらの亜
大気圧領域はトランスデューサ装着パッド122をディ
スク表面へとより近く迄「引張る」。NPABスライダ
110上の追従エッジ逃げ132及び134は図1乃至
図6に示した双胴船タイプのスライダ26に追従エッジ
逃げ78及び80が与えたのと類似の飛翔特性上の利点
を与えられている。
【0035】スライダ110は又代替的形状のレールを
含んでいる。サイドレール116及び118は先導エッ
ジ112において追従エッジ114におけるよりも幅が
広くなっている。このために滑動速度にともなうピッチ
角度の変動は増大し、その結果トランスデューサ装着パ
ッド122のディスク表面に向けての回転の程度は増大
させられている。
【0036】通常のスライダと逃げを設けた追従エッジ
を備えるスライダ(RTEスライダ)とが5.08m/
sから45.72m/sの範囲の速度について、トラン
スデューサ間隙、ピッチ角度、最近接点及び剛性の感受
性に対するコンピュータシミュレーションで比較され
た。隙間が大きくなり、ピッチ角度が大きくなると空気
軸受の剛性が減少することは良く知られている事であ
る。従ってRTEスライダと通常のスライダを良好に比
較するためにピボット点がRTEの設計時前方に移され
た。レール幅も又速度範囲中央付近点においてスライダ
が同一のトランスデューサ間隙及びピッチ角度を備える
ように調節された。
【0037】図9(A)及び図9(B)はディスク速度
に対するトランスデューサ間隙(飛翔高さ)の敏感性を
例示しているグラフである。図9(A)は通常の双胴船
タイプ及びRTEスライダに対するトランスデューサ間
隙を比較して示している。実線140は通常の双胴船ス
ライダに対するトランスデューサ間隙を示している。破
線142はRTE双胴船スライダのトランスデューサ間
隙を表わしている。図9(B)は通常のNPABスライ
ダとRTEタイプのNPABスライダに対するトランス
デューサ間隙を比較している。実線144は通常のNP
ABスライダトランスデューサ間隙を示している。破線
146はRTEタイプのNPABスライダトランスデュ
ーサ間隙を表わしている。図9(A)及び図9(B)は
RTEスライダのトランスデューサ間隙が通常のスライ
ダとくらべてディスク速度に対する敏感性がより低いと
いうことを示している。これは2つの効果の故である。
まず第一に、逃げを設けた追従エッジの亜大気圧加圧作
用がディスク速度とともに増大し、トランスデューサを
押し下げようとする傾向が生ずることである。第二に、
逃げを設けた追従エッジの亜大気圧加圧作用は速度に対
するピッチ角度の敏感性を増大させるという効果であ
る。高速度においてピッチ角度が大きくなる程トランス
デューサはディスク表面に向けて回転し、トランスデュ
ーサ飛翔高さを制限する傾向にある。
【0038】図10は速度に対するピッチ角度敏感性を
通常の双胴船スライダ及びRTEタイプの双胴船スライ
ダの間で比較したグラフである。実線148は通常の双
胴船スライダに対するピッチ角度をあらわしている。破
線150はRTEタイプの双胴船スライダに対するピッ
チ角度を示している。図9(A)及び図9(B)を参照
して議論したように、逃げを設けた追従エッジはディス
ク速度に対するピッチ角度の敏感性を増大させる。
【0039】図11(A)及び図11(B)はスライダ
ボディとトランスデューサ間の近接点変化を例示するグ
ラフである。好ましくはトランスデューサ地点がスライ
ダホディ上の任意の他の地点に関してもディスク表面に
対する最近接地点にとどまることが良い。こうすること
によりディスク表面上の個々のビット位置間におけるト
ランスデューサ分解能が最大となり、スライダボディ上
の他点とディスクが接触する危険性無しに比較的大きな
ロール角度が許容される。
【0040】図11(A)はディスク速度に対する通常
の双胴船スライダの間隙変化を例示している。実線15
2はトランスデューサの間隙すなわち「近接点」を表わ
している。破線154はトランスデューサを除くスライ
ダボディの近接点を表わしている。図11(B)RTE
タイプの双胴船スライダに対する間隙の変化を例示して
いる。実線156はRTEタイプのトランスデューサ間
隙を表わしている。破線158はトランスデューサを除
くRTEタイプスライダボディの近接点を表わしてい
る。
【0041】図11(B)に示すように、逃げを設けた
追従エッジの効果により、トランスデューサとスライダ
ボディの他の部分の間には45.72m/sのディスク
速度において最大で0.041μmの余裕が生ずる。こ
の最大の余裕によりスライダは外側の追従エッジの間隙
がトランスデューサ間隙よりも少なくなる前に53μラ
ジアンの範囲内でロール運動することが許容される。間
隙の余裕は5.08m/sの滑動速度においては負であ
る。というのは低いピッチ角度においてはクラウン高さ
の効果が生じスライダの中心がトランスデューサよりも
低い間隙で飛翔するからである(クラウン高さは空気軸
受表面の「丸味」を表わす測定値である)。
【0042】図12(A)、図12(B)及び図12
(C)は通常のタイプの双胴船スライダ及びRTEタイ
プの双胴船スライダに関してのディスク速度に対する種
々の軸受剛性を例示するグラフである。図12(A)は
速度に関しての空気軸受垂直方向剛性を例示している。
実線160は通常の双胴船垂直剛性を表わしている。破
線162はRTEタイプの双胴船垂直剛性を例示してい
る。
【0043】図12(B)は速度に関しての空気軸受ピ
ッチ剛性を例示している。実線164は通常のタイプの
双胴船ピッチ剛性を例示している。破線166はRTE
タイプの双胴船ピッチ剛性を表わしている。図12
(C)は速度に関しての空気軸受ロール剛性を例示して
いる。実線168は通常タイプの双胴船ロール剛性を表
わしている。破線170はRTEタイプの双胴船ロール
剛性を表わしている。図12(A)、図12(B)及び
図12(C)はRTEタイプの双胴船剛性が一般的には
前述のカテゴリの場合通常タイプの双胴船剛性よりも低
いということを示している。空気軸受剛性が減少するの
は追従エッジ付近の通常低い間隙高さ領域において逃げ
が設けられているため、空気軸受表面の間隙が全体的に
高くなるからである。ピッチ剛性は圧力反応力が作用す
るレバーアームの長さが短かくなる切頭空気軸受長さの
故に更に減少する。
【0044】亜大気圧加圧のためスライダ上に生ずる正
味の下向き力が表1に示されている。逃げを設けた追従
エッジ上に作用する下向き力はRTEタイプ双胴船コラ
ム下に示されている。これらの力は3.5グラムの予負
荷及び通常タイプのNPAB下向き力にくらべるとかな
り小さい。
【0045】
【表1】
【0046】本発明が好ましい実施例を参照して説明さ
れてきたが、当業者は本発明の精神及び範囲から離脱す
ることなく本発明の形態、詳細を変更可能なることを理
解されたい。例えば、追従エッジ逃げは双胴船タイプ又
はNPABタイプの空気軸受表面に使用することに限定
されるものではなく、実際上は任意の空気軸受表面形状
について使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転するディスクの上方に支持された空気軸受
ディスクヘッドスライダの上平面図。
【図2】本発明に係るトランスデューサヘッド組立体の
斜視図。
【図3】図2の線3−3に沿って眺めたトランスデュー
サヘッドの端面図。
【図4】追従エッジから眺めた、本発明に係る空気軸受
ディスクヘッドスライダの斜視図。
【図5】図4に示した空気軸受ディスクヘッドスライダ
に対する圧力輪郭を示す図。
【図6】(A)は図1に示した空気軸受ディスクヘッド
スライダの、回転ディスク内側半径部のピッチ運動位置
における側平面図。(B)は図1に示した空気軸受ディ
スクヘッドスライダの、回転ディスク外側半径部のピッ
チ運動位置における側平面図。
【図7】図1に示した空気軸受ディスクヘッドスライダ
の、ディスク表面上ピッチ運動位置における追従端部の
図。
【図8】本発明に係る自己負荷、負圧力空気軸受スライ
ダの追従エッジから眺めた斜視図。
【図9】ディスク速度に対するトランスデューサ間隙の
感度を例示するグラフ。
【図10】通常の双胴船タイプスライダと本発明に係る
RTE双胴船タイプスライダについてディスク速度に対
するピッチ角度感度を比較したグラフ。
【図11】トランスデューサとスライダボディ間の最接
近地点変動を例示するグラフ。
【図12】(A)はディスク速度に関する空気軸受垂直
方向剛性を例示するグラフ。(B)はディスク速度に対
する空気軸受の対ピッチ運動剛性を例示するグラフ。
(C)はディスク速度に対する空気軸受の対ロール運動
剛性を例示する図。
【符号の説明】
26 スライダ 40 追従端部 32、40 第一及び第二のサイドレール 36 トランスデューサ装着パッド 38 トランスデューサ 40 先導端部 50 先導エッジ 52 追従エッジ 54、56 第一及び第二のサイドエッジ 58 凹んだ領域 74、76 空気軸受表面 78、80 追従エッジ逃げ 16 ディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ディスクに近接してトランスデュー
    サを支持するような形状にされたスライダであって、該
    スライダは先導エッジ、追従エッジ及び第一、第二のサ
    イドエッジを備えたスライダボディと、 前記第一及び第二のサイドエッジに沿ってそれぞれ配置
    された第一及び第二の隆起サイドレールにして、前記追
    従エッジ近傍に配置された追従エッジ逃げとともに一対
    の空気軸受表面を形成しており、前記追従エッジ逃げは
    空気軸受表面からは凹んでいるもスライダボディからは
    隆起しているサイドレールと、 前記追従エッジにおいて、かつ又前記第一及び第二のサ
    イドレールの間においてスライダボディ上に配置された
    装着パッドにして、該装着パッドには前記トランスデュ
    ーサが装着されている装着パッドとを有しているスライ
    ダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスライダにおいて、前
    記空気軸受表面は前記装着パッドと同一平面上にあり、
    前記追従エッジ逃げは前記空気軸受表面及び装着パッド
    によって画成された面から凹んでいることを特徴とする
    スライダ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスライダにおいて、前
    記追従エッジ逃げは追従エッジに亜大気圧領域を形成す
    るのに適した深さ部分を備えていることを特徴とするス
    ライダ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のスライダにおいて、前
    記深さ部分の深さは約0.5〜5.0ミクロンであるこ
    とを特徴とするスライダ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のスライダにおいて、前
    記深さ部分の深さは約1.0ミクロンであることを特徴
    とするスライダ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のスライダにおいて、前
    記追従エッジ逃げは前記先導エッジから追従エッジへと
    測ってスライダの長さの約1/12〜1/4である距離
    だけ追従エッジから先導エッジに向けて延びていること
    を特徴とするスライダ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のスライダにおいて、前
    記第一及び第二のサイドレールは各々が追従エッジにお
    けるよりも先導エッジにおける方が幅が広いことを特徴
    とするスライダ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のスライダにおいて、前
    記第一及び第二のサイドレールの各々は更に一つの先導
    エッジテーパを含んでいることを特徴とするスライダ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のスライダにおいて、更
    にクロスレールが含まれており、該レールは前記第一及
    び第二のサイドレール間を延びるとともに、前記追従エ
    ッジに対してより先導エッジに対してより近くに配置さ
    れることにより前記第一及び第二のサイドレールの間に
    おいてクロスレールから追従エッジにかけて亜大気圧領
    域を形成していることを特徴とするスライダ。
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