JPH0519824A - 数値制御装置およびワーク姿勢検出装置 - Google Patents

数値制御装置およびワーク姿勢検出装置

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JPH0519824A
JPH0519824A JP16832691A JP16832691A JPH0519824A JP H0519824 A JPH0519824 A JP H0519824A JP 16832691 A JP16832691 A JP 16832691A JP 16832691 A JP16832691 A JP 16832691A JP H0519824 A JPH0519824 A JP H0519824A
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JP
Japan
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axis
movement amount
work
inclination
data
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JP16832691A
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English (en)
Inventor
Akinobu Niwa
章暢 丹羽
Mitsutaka Sumita
光隆 住田
Masahiro Hirasawa
雅弘 平沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械のテーブルに載置したワークの厳密
な姿勢調整を不要にする。 【構成】 工作機械のテーブルに載置したワークの水平
方向傾斜を補正する水平傾斜補正手段(13a)と、そ
のワークの垂直方向傾斜を補正する垂直傾斜補正手段
(13b)を設ける。水平傾斜補正手段(13a)と垂
直傾斜補正手段(13b)により、移動量算出手段(1
1)により算出されたX軸、Y軸、Z軸の移動量データ
を補正する。軸制御手段(14)は、補正された移動量
データに基づいてX軸、Y軸、Z軸用のサーボモータ
(71)を制御する。 【効果】 工作機械のテーブルに載置したワークの厳密
な姿勢調整が不要となる。また、ワークの傾斜を考慮し
ない加工プログラムで高精度の加工ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、数値制御装置および
ワーク姿勢検出装置に関し、さらに詳しく言えば、工作
機械のテーブルに載置したワークの水平方向および垂直
方向の傾斜を補正して各制御軸を駆動する数値制御装置
と、工作機械のテーブルに載置したワークの姿勢を検知
してそれを図形表示するワーク姿勢検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の数値制御放電加工機
(以下、NC放電加工機という)の一例のハードウェア
構成図である。従来のNC放電加工機に備えられた数値
制御装置(以下、NC装置という)(60)は、中央処
理装置(以下、CPUという)(60a)と、加工プロ
グラムや加工状況データなどを格納するメモリ(60
b)と、各制御軸(X軸、Y軸、Z軸)の作動を制御す
る軸制御装置(60c)と、データ入力・修正キーおよ
びメニュー選択・画面切換キーを持つキーボード(60
d)と、加工経路、電極座標などの各種情報を表示する
表示装置(60e)と、CPU(60a)、メモリ(6
0b)、軸制御装置(60c)、キーボード(60d)
および表示装置(60e)を相互に接続するバス(60
f)とを備えている。
【0003】CPU(60a)は、加工プログラムにし
たがって軸制御装置(60c)に制御信号を送出する。
軸制御装置(60c)は、その制御信号を受けて各制御
軸を駆動するサーボモータ(71)にそれぞれ制御信号
を送出する。各制御軸用のサーボモータ(71)は、そ
の制御信号に応じて作動し、テーブル(72)をX軸お
よびY軸方向に移動させ、また電極(73)をZ軸方向
に移動させる。テーブル(72)および電極(73)の
位置は、位置検出器(74)によって検出され、軸制御
装置(60c)にフィードバックされる。
【0004】なお、X軸、Y軸、Z軸は直交座標系をな
しており、X軸およびY軸は水平方向に設定され、テー
ブル(72)を水平方向に移動させる。Z軸は、垂直方
向に設定され、電極(73)を垂直方向に移動させる。
【0005】図11は、上記従来のNC放電加工機の機
能ブロック図である。NC装置(60)は、移動量算出
手段(61)と、傾斜角度入力手段(62)と、傾斜補
正手段(63)と、軸制御手段(64)と、移動量検出
手段(65)と、座標値演算手段(66)と、表示手段
(67)と、移動指令入力手段(68)とを備えてい
る。
【0006】移動量算出手段(61)は、加工プログラ
ムPから読み取った移動指令あるいは移動指令入力手段
(68)から入力された移動指令に基づいてX軸、Y
軸、Z軸の移動量を算出し、得られた移動量データを傾
斜補正手段(63)および座標値演算手段(66)に送
出する。この移動量データの算出および送出は、CPU
(60a)がメモリ(60b)に格納された制御プログ
ラムにしたがって行なう。
【0007】傾斜角度入力手段(62)は、テーブル
(72)上に載置したワークの傾斜角度データを傾斜補
正手段(63)に入力する。ここで「ワークの傾斜角
度」は、ワークの所定の基準面がX−Y平面(水平面)
内でX軸またはY軸に対してなす角度を意味する。この
傾斜角度データは、後述するように、オペレータがダイ
ヤル式の計測器を用いて基準面の位置を計測し、得られ
た位置データから傾斜角度を算出してキーボード(60
d)から入力する。入力された傾斜角度データは、メモ
リ(60b)に格納され、CPU(60a)が制御プロ
グラムにしたがって傾斜補正を行なう際に読み出され
る。
【0008】傾斜補正手段(63)は、テーブル(7
2)上に載置したワークのX−Y平面内での傾斜に応じ
てX軸、Y軸の移動量データを補正し、補正したX軸、
Y軸の移動量データおよび補正していないZ軸の移動量
データを軸制御手段(64)に送出する。移動量データ
の補正は、予め設定されたX−Y−Z座標系を原点の周
りにワークの傾斜角度だけX−Y平面内で回転すること
によって行なう。この補正は、制御プログラムにしたが
ってCPU(60a)が行なう。
【0009】軸制御手段(64)は、傾斜補正手段(6
3)から送出されたX軸、Y軸、Z軸の移動量データに
基づいて、X軸、Y軸、Z軸を駆動するサーボモータ
(71)にそれぞれ制御信号を送出する。各軸用のサー
ボモータ(71)は、その制御信号に応じて作動し、テ
ーブル(72)および電極(73)を移動させる。軸制
御手段(64)は、軸制御装置(60c)により構成さ
れる。
【0010】移動量検出手段(65)は、テーブル(7
2)および電極(73)の移動量を検出し、検出した移
動量データを軸制御手段(64)にフィードバックす
る。また、その移動量データを座標値演算手段(66)
に送出する。移動量検出手段(65)は、位置検出器
(74)によって構成され、具体的にはエンコーダやレ
ゾルバなどから構成される。
【0011】座標値演算手段(66)は、移動量検出手
段(65)から送出されるX軸、Y軸、Z軸の移動量デ
ータ(実際の移動量を示す)に基づいて、各時刻におけ
るX軸、Y軸、Z軸の座標値を演算する。この演算によ
り得られるX軸、Y軸、Z軸の座標値データは、ワーク
傾斜補正を行なった後のものである。座標値演算手段
(66)はまた、移動量算出手段(61)から送出され
るX軸、Y軸、Z軸の移動量データ(制御信号の移動量
を示す)に基づいて、各時刻におけるX軸、Y軸、Z軸
の座標値を演算する。この演算により得られるX軸、Y
軸、Z軸の座標値データは、ワーク傾斜補正を行なう前
のものである。したがって、座標値演算手段(66)で
は、補正処理前の座標値データおよび補正処理後の座標
値データの双方が得られる。こうして得られた各軸の座
標値データは、表示手段(67)に送出される。なお、
座標値データの演算および送出は、制御プログラムにし
たがってCPU(60a)が行なう。
【0012】表示手段(67)は、座標値演算手段(6
6)から送出されるX軸、Y軸、Z軸の座標値データに
基づいて、ワーク傾斜補正の処理前または処理後の各軸
の座標値を表示する。表示手段(67)は、CRTなど
の表示装置(60e)から構成される。
【0013】移動指令入力手段(68)は、オペレータ
が手動で移動指令を入力する際に使用する。入力された
移動指令は、移動量算出手段(61)に送出される。移
動指令入力手段(68)は、キーボード(60d)から
構成される。
【0014】上記従来のNC装置(60)の傾斜補正手
段(63)は、次のように動作する。傾斜補正手段(6
3)は、移動量算出手段(61)から受け取ったX軸、
Y軸、Z軸の移動量データを補正する際に、まずメモリ
(60b)を読み出しに行き、ワークの水平方向の傾斜
角度が0に設定されているか否かを判定する。そして、
傾斜角度が0である場合は、補正処理をせずに、受け取
ったX軸、Y軸、Z軸の移動量データをそのまま軸制御
手段(64)に出力する。傾斜角度が0でない場合は、
その傾斜角度に応じてX軸、Y軸の移動量データの補正
を行なう。そして、補正したX軸およびY軸の移動量デ
ータと補正していないZ軸の移動量データを軸制御手段
(64)に出力する。
【0015】次に、図12に基づいて、従来のNC放電
加工機においてテーブルに載置したワークの姿勢を検出
する方法を説明する。図12の従来のNC放電加工機の
NC装置(80)は、CPU(80a)、メモリ(80
b)、軸制御装置(80c)、キーボード(80d)、
表示装置(80e)、バス(80f)を備えている。こ
れらの要素の機能は、図10のNC装置(60)の各要
素の機能と同じである。
【0016】X軸駆動用のサーボモータ(91a)は、
軸制御装置(80c)から送出されるX軸制御信号に応
じて、X軸駆動回路(95a)を介して駆動される。Y
軸駆動用のサーボモータ(91b)は、軸制御装置(8
0c)から送出されるY軸制御信号に応じて、Y軸駆動
回路(95b)を介して駆動される。両サーボモータ
(91a)(91b)により、テーブル(92)は水平
方向に移動する。図示していない電極は、図示していな
いZ軸駆動用のサーボモータにより垂直方向に移動され
る。なお、X軸、Y軸、Z軸は、図10のNC放電加工
機の各軸と同じように設定してある。
【0017】図12のNC放電加工機において、テーブ
ル(92)上に載置されたワーク(W)の基準面(S)
の傾斜状況を検出する場合、まず基準面(S)の一端の
近傍にA点を設定し、基準面(S)の他端の近傍にB点
を設定する。次に、ダイヤル式の計測器(100)をテ
ーブル(92)の近傍に固定し、その接触子を基準面
(S)のA点に接触させてダイヤルの目盛を読み取る。
【0018】続いて、キーボード(80d)を操作して
移動指令をNC装置(80)に入力し、テーブル(9
2)をX軸方向に少し移動させる。こうして、計測器
(100)の接触子がA点の隣の点で基準面(S)に接
触するようにし、その点で再びダイヤルの目盛を読み取
る。以後、同じ動作を繰り返し、A点からB点までの複
数の点で計測器(100)と基準面(S)との距離を計
測することによって、基準面(S)がX軸に対してどの
程度傾斜しているかを検出する。
【0019】以上のようにして基準面(S)の傾斜状況
が判明すると、計測器(100)の接触子をいったん基
準面(S)から離し、その傾斜状況に応じてワーク
(W)の向きを変更する。そして、再度、上記と同様の
動作を行ない、基準面(S)の傾斜状況を検出する。そ
の後、必要に応じて同様の動作を繰り返し、基準面
(S)が最適な傾斜状況となるようにする。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】図10および図11に
示した従来のNC装置(60)では、水平方向の(二次
元的な)傾斜の補正のみが可能であり、テーブル(7
2)と治具とによって生ずるワーク(W)の垂直方向の
傾斜については対処することができない。このため、ワ
ーク(W)に垂直方向の傾斜が生じないように手作業で
ワーク(W)の位置決めを行なう必要があり、その結
果、ワーク位置決め作業に熟練を要するだけでなく長時
間を要する問題点がある。また、垂直方向の傾斜に起因
する誤差を許容して加工を行なうので、高い加工精度が
得られない問題点もある。これらの問題点を解消するに
は、ワーク(W)の垂直方向の傾斜を加工プログラムに
よって補正することが考えられる。しかし、そうすると
加工プログラムが複雑になる問題点が生じる。
【0021】また、図12に示した方法でワーク(W)
の基準面(S)の傾斜状況を検出する場合、オペレータ
が、テーブル(92)の移動・停止を繰り返しながら計
測器(100)のダイヤルの目盛を読み取って基準面
(S)の傾斜状況を判断しなければならないため、作業
が煩雑であるだけでなく判断が不正確となる問題点があ
る。
【0022】そこで、この発明の目的は、工作機械のテ
ーブルに載置したワークに水平方向および垂直方向の傾
斜が生じないようにワークの厳密な姿勢調整を行なう必
要がなく、しかも、ワークの傾斜を考慮していない加工
プログラムによって高精度の加工を行なうことができる
NC装置を提供することにある。この発明の他の目的
は、工作機械のテーブルに載置したワークの姿勢を容易
かつ正確に検出することができるワーク姿勢検出装置を
提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明のNC装置は、
移動指令に応じて各制御軸の移動量を算出する移動量算
出手段と、前記移動量算出手段により算出された各制御
軸の移動量データを、工作機械のテーブルに載置したワ
ークの水平方向の傾斜に応じて補正する水平傾斜補正手
段と、前記移動量算出手段により算出された各制御軸の
移動量データを、工作機械のテーブルに載置したワーク
の垂直方向の傾斜に応じて補正する垂直傾斜補正手段
と、前記水平傾斜補正手段および垂直傾斜補正手段によ
り補正された移動量データに基づいて前記各制御軸を制
御する軸制御手段とを具備することを特徴とする。
【0024】この発明のNC装置は、さらに、ワークの
水平方向および垂直方向の傾斜に応じて補正された各制
御軸の移動量データを表示する表示手段を設けるのが好
ましい。
【0025】この発明のワーク姿勢検出装置は、工作機
械のテーブルに載置したワークの基準面の位置の検知方
法を指示する検知情報を入力する検知情報入力手段と、
前記検知情報入力手段により入力された検知情報にした
がって工作機械の各制御軸を制御して前記ワークの基準
面の位置を複数点で検知する検知手段と、前記検知手段
により得られた複数点の位置データに基づいて図形デー
タを演算する演算手段と、前記演算手段により得られた
図形データに基づいて前記ワークの基準面の姿勢を図形
表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
【0026】
【作用】この発明のNC装置は、工作機械のテーブルに
載置したワークの水平方向の傾斜に応じて移動量データ
を補正する水平傾斜補正手段の他に、そのワークの垂直
方向の傾斜に応じて移動量データを補正する垂直傾斜補
正手段を有しているので、そのワークに水平方向のみな
らず垂直方向の傾斜があっても、それらの傾斜を補正し
た移動量データを得ることができる。したがって、前記
ワークに水平方向や垂直方向の傾斜が生じないように厳
密な姿勢調整を行なう必要がない。また、ワークの傾斜
を考慮していない加工プログラムによって高精度の加工
を行なうことができる。
【0027】この発明のワーク姿勢検出装置は、工作機
械の各制御軸を制御することにより、工作機械のテーブ
ルに載置したワークの基準面の位置を複数点で検知し、
得られた複数点の位置データに基づいてワークの基準面
の姿勢を図形表示する。このため、ワークの姿勢を容易
かつ正確に検出することができる。
【0028】
【実施例】
(NC装置の構成)以下、この発明のNC装置の一実施
例を添付図面に基づいて説明する。図1は、この発明の
NC装置の一実施例を備えたNC放電加工機の機能ブロ
ック図である。
【0029】この発明のNC装置(10)は、移動量算
出手段(11)と、傾斜角度入力手段(12)と、水平
傾斜補正手段(13a)および垂直傾斜補正手段(13
b)からなる傾斜補正手段(13)と、軸制御手段(1
4)と、移動量検出手段(15)と、座標値演算手段
(16)と、表示手段(17)と、移動指令入力手段
(18)と、移動量評価手段(19)とを備えている。
【0030】この発明のNC装置(10)のハードウェ
ア構成は、図10に示した従来のNC装置(60)のそ
れと同じである。また、テーブル(72)および電極
(73)に設定されたX−Y−Z座標系も、図10に示
した従来のNC装置(60)のそれと同じである。
【0031】移動量算出手段(11)は、加工プログラ
ムPから読み取った移動指令あるいは移動指令入力手段
(18)から入力された移動指令に基づいてX軸、Y
軸、Z軸の移動量を算出し、得られた移動量データを水
平傾斜補正手段(13a)に送出する。
【0032】傾斜角度入力手段(12)は、テーブル
(72)上に載置したワークの水平方向の傾斜角度デー
タを水平傾斜補正手段(13a)に入力し、また、その
ワークの垂直方向の傾斜角度データを垂直傾斜補正手段
(13b)に入力する。入力された水平方向および垂直
方向の傾斜角度データは、図示しないメモリに格納され
る。
【0033】ここで、「ワークの水平方向の傾斜角度」
は、ワークの垂直方向の基準面がX−Y平面内でX軸ま
たはY軸に対してなす角度を意味する。「ワークの垂直
方向の傾斜角度」は、ワークの水平方向の基準面がX−
Z平面内でX軸あるいはZ軸に対してなす角度、または
Y−Z平面内でY軸あるいはZ軸に対してなす角度を意
味する。
【0034】水平傾斜補正手段(13a)は、テーブル
(72)上に載置したワークの水平方向の傾斜に応じて
X軸、Y軸の移動量データを補正し、補正したX軸、Y
軸の移動量データおよび補正していないZ軸の移動量デ
ータを垂直傾斜補正手段(13b)に送出する。この補
正は、NC装置(10)において予め設定されたX−Y
−Z座標系を原点の周りに水平方向の傾斜角度だけX−
Y平面内で回転することによって行なう。
【0035】垂直傾斜補正手段(13b)は、テーブル
(72)上に載置したワークの垂直方向の傾斜に応じ
て、水平傾斜補正手段(13a)から送出されたX軸、
Y軸、Z軸の移動量データを補正し、補正したX軸、Y
軸、Z軸の移動量データを軸制御手段(14)、座標値
演算手段(16)および移動量評価手段(19)に送出
する。この補正は、NC装置(10)において予め設定
されたX−Y−Z座標系を原点の周りに垂直方向の傾斜
角度だけX−Z平面内あるいはY−Z平面内で回転する
ことによって行なう。
【0036】軸制御手段(14)は、垂直傾斜補正手段
(13b)から送出されるX軸、Y軸、Z軸の移動量デ
ータに基づいてX軸、Y軸、Z軸用のサーボモータ(7
1)にそれぞれ制御信号を送出する。各軸用のサーボモ
ータ(71)は、その制御信号に応じて作動し、X軸ま
たはY軸方向にテーブル(72)を移動させ、Z軸方向
に電極(73)を移動させる。
【0037】移動量検出手段(15)は、テーブル(7
2)および電極(73)の移動量を検出し、検出した移
動量データを軸制御手段(14)にフィードバックす
る。また、その移動量データを座標値演算手段(16)
に送出する。
【0038】座標値演算手段(16)は、移動量検出手
段(15)から送出されるX軸、Y軸、Z軸の移動量デ
ータに基づいて、各時刻におけるX軸、Y軸、Z軸の座
標値を演算する。この演算により得られるX軸、Y軸、
Z軸の座標値データは、ワーク傾斜補正を行なった後の
ものである。座標値演算手段(16)はまた、垂直傾斜
補正手段(13b)から送出されるX軸、Y軸、Z軸の
移動量データに基づいて、各時刻におけるX軸、Y軸、
Z軸の座標値を演算する。この演算により得られるX
軸、Y軸、Z軸の座標値データは、ワーク傾斜補正を行
なった後のものであるが、座標値演算手段(16)は、
これらの補正後のX軸、Y軸、Z軸の座標値データにつ
いて水平傾斜補正および垂直傾斜補正を解除し、補正前
の移動量データを算出する。
【0039】したがって、座標値演算手段(16)で
は、補正処理前の座標値データおよび補正処理後の座標
値データの双方を得ることができる。こうして得られた
各軸の座標値データは、表示手段(17)および移動量
評価手段(19)に送出される。
【0040】表示手段(17)は、座標値演算手段(1
6)から送出される補正処理前および補正処理後のX
軸、Y軸、Z軸の座標値データに基づいて、各時刻にお
ける座標値を表示する。また、移動量評価手段(19)
から送出されるデータに基づき、テーブル(72)およ
び電極(73)の実際の移動量と移動指令により指令さ
れた移動量との差が所定範囲にあるか否かを表示する。
【0041】移動指令入力手段(18)は、オペレータ
が手動で移動指令を入力する際に使用する。入力された
移動指令は、移動量算出手段(11)に送出される。
【0042】移動量評価手段(19)は、座標値演算手
段(16)で得られる補正前の移動量データ(移動指令
の移動量)に基づいて、移動量検出手段(15)から送
出される移動量データ(実際の移動量)を評価し、両者
の差が所定範囲内にない場合はエラー情報を表示手段
(17)に送出する。このエラー情報を受けて、表示手
段(17)は「エラー」を表示し、オペレータにその旨
を告知する。
【0043】(NC装置の動作)次に、以上の構成を持
つNC装置(10)の動作を図2〜図4に基づいて説明
する。テーブル(72)に載置されたワーク(W)は、
図5および図6に示すように、「水平方向傾斜角度」す
なわち垂直方向の基準面(S1)がX−Y平面内でX軸
に対してなす角度をθ、「垂直方向傾斜角度」すなわち
水平方向の基準面(S2)がX−Z平面内でX軸に対し
てなす角度をφとする。
【0044】水平方向傾斜角度θおよび垂直方向傾斜角
度φは、オペレータが予め計測し、例えばキーボードよ
り入力する。入力された傾斜角度データは、メモリに格
納される。
【0045】(水平傾斜補正手段の動作)NC装置(1
0)の水平傾斜補正手段(13a)の動作は、図2のフ
ローチャートの通りである。ステップS1では、加工プ
ログラムPの1ブロックから読み取った移動指令または
移動指令入力手段(18)により入力された1ブロック
分の移動指令に基づいて、移動量算出手段(11)が算
出したX軸、Y軸、Z軸の移動量データを受け取る。
【0046】ステップS2では、メモリを読み出しに行
き、水平方向傾斜角度θが0に設定されているか否かを
判定する。θが0でない場合は、ステップS3に進み、
X軸およびY軸の移動量データを補正する。Z軸の移動
量データの補正は行なわない。
【0047】補正前のX−Y−Z座標系におけるX軸、
Y軸、Z軸の移動量データをそれぞれX0、Y0、Z0
し、水平傾斜補正後のX’−Y’−Z’座標系における
X軸、Y軸、Z軸の移動量データをそれぞれX1、Y1
1とすると、ステップS3の補正は下記の式(1)に
したがって行なわれる。
【0048】
【数1】
【0049】式(1)は、図5に示すように、補正前の
座標系であるX−Y−Z座標系をX−Y平面内で原点O
の周りに角度θだけ回転することを意味する。この回転
により得られるX’−Y’−Z’座標系では、水平方向
傾斜角度θは0となり、基準面(S1)の水平方向傾斜
が存在しなくなる。なお、式(1)にはZ0が含まれて
いないので、Z0とZ1は常に等しい。
【0050】ステップS4では、ステップS3の補正に
より得られたX軸、Y軸、Z軸の移動量データX1
1、Z1を出力にセットする。
【0051】ステップS2でθが0である場合は、ステ
ップS5に進み、ステップS1で受け取ったX軸、Y
軸、Z軸の移動量データX0、Y0、Z0をそのまま補正
後の移動量データX1、Y1、Z1として出力にセットす
る。
【0052】ステップS6では、ステップS4またはス
テップS5で出力にセットされた移動量データX1
1、Z1を垂直傾斜補正手段(13b)に送出する。以
後、各ブロックについて同じ動作を繰り返す。
【0053】(垂直傾斜補正手段の動作)次に、図3の
フローチャートに基づいて垂直傾斜補正手段(13b)
の動作を説明する。ステップS11では、水平傾斜補正
手段(13a)から送出されたX軸、Y軸、Z軸の移動
量データX1、Y1、Z1を受け取る。
【0054】ステップS12では、メモリを読み出しに
行き、垂直方向傾斜角度φが0に設定されているか否か
を判定する。φが0でない場合は、ステップS13に進
み、X軸、Y軸、Z軸の移動量データX1、Y1、Z1
補正する。垂直傾斜補正後のX”−Y”−Z”座標系に
おけるX軸、Y軸、Z軸の移動量データをそれぞれ
2、Y2、Z2とすると、ステップS13の補正は下記
の式(2)にしたがって行なわれる。
【0055】
【数2】
【0056】式(2)は、図6に示すように、補正前の
座標系であるX−Y−Z座標系をX−Z平面内で原点O
の周りに角度φだけ回転することを意味する。この回転
により得られるX”−Y”−Z”座標系では、垂直方向
傾斜角度φは0となり、基準面S2の垂直方向傾斜が存
在しなくなる。
【0057】ステップS14では、ステップS13の補
正により得られたX軸、Y軸、Z軸の移動量データ
2、Y2、Z2を出力にセットする。
【0058】ステップS12でφが0である場合は、ス
テップS15に進み、ステップS11で受け取ったX
軸、Y軸、Z軸の移動量データX1、Y1、Z1をそのま
ま補正後の移動量データX2、Y2、Z2として出力にセ
ットする。
【0059】ステップS16では、ステップS14また
はステップS15でセットされた移動量データX2
2、Z2を軸制御手段(14)に送出する。以後、各ブ
ロックについて同じ動作を繰り返す。
【0060】(座標値演算手段の動作)続いて、図4の
フローチャートに基づいて座標値演算手段(16)の動
作を説明する。ステップS21では、垂直傾斜補正手段
(13b)から送出されるX軸、Y軸、Z軸の移動量デ
ータX2、Y2、Z2を受け取る。また、移動量検出手段
(15)から送出されるX軸、Y軸、Z軸の移動量デー
タを受け取る。
【0061】ステップS22では、メモリを読み出しに
行き、垂直方向傾斜角度φが0に設定されているか否か
を判定する。φが0でない場合は、ステップS23に進
み、X軸、Y軸、Z軸の移動量データX2、Y2、Z2
垂直傾斜補正を解除する。この補正解除は下記の式
(3)にしたがって行なわれる。
【0062】
【数3】
【0063】式(3)は、式(2)にしたがって行なっ
た補正を解除するもので、X”−Y”−Z”座標系を
X”−Z”平面内で原点Oの周りに角度φだけ逆方向に
回転することを意味する。この回転により、X”−Y”
−Z”座標系におけるX軸、Y軸、Z軸の移動量データ
2、Y2、Z2が、X’−Y’−Z’座標系における移
動量データX1、Y1、Z1に復帰する。
【0064】ステップS22で垂直方向傾斜角度φが0
である場合は、移動量データX2、Y2、Z2の補正解除
をせずに、X軸、Y軸、Z軸の移動量データX2、Y2
2をそのまま移動量データX1、Y1、Z1としてステッ
プS24に飛ぶ。
【0065】ステップS24では、メモリを読み出しに
行き、水平方向傾斜角度θが0に設定されているか否か
を判定する。θが0でない場合は、ステップS25に進
み、X軸、Y軸、Z軸の移動量データX1、Y1、Z1
水平傾斜補正を解除してからステップS26に進む。こ
の補正解除は下記の式(4)にしたがって行なわれる。
【0066】
【数4】
【0067】式(4)は、式(1)にしたがって行なっ
た補正を解除するもので、X’−Y’−Z’座標系を
X’−Y’平面内で原点Oの周りに角度θだけ逆方向に
回転することを意味する。この回転により、X’−Y’
−Z’座標系における移動量データX1、Y1、Z1が、
X−Y−Z座標系における移動量データX0、Y0、Z0
に復帰する。
【0068】ステップS24で水平方向傾斜角度θが0
である場合は、移動量データX1、Y1、Z1の補正解除
をせずに、X軸、Y軸、Z軸の移動量データX1、Y1
1をそのまま移動量データX0、Y0、Z0としてステッ
プS26に飛ぶ。
【0069】ステップS26では、補正を解除して得た
移動量データX0、Y0、Z0を移動量評価手段(19)
に送出する。また、これらの移動量データX0、Y0、Z
0に基づいて補正前のX軸、Y軸、Z軸の座標値を演算
し、得られた座標値データを表示手段(17)に送出す
る。以後、各ブロックについて同じ動作を繰り返す。
【0070】傾斜角度の補正の有無により、加工軌跡は
図5および図6に示すように変化する。図5では、ワー
ク(W)が水平方向に角度θだけ傾斜しているため、補
正をしない場合は、ワーク(W)の基準面(S1)に直
交する(Y軸に平行な)はずの加工軌跡が角度θだけ傾
斜するが、補正をした場合は、その加工軌跡はY’軸に
平行となり、ワーク(W)の基準面(S1)に直交す
る。したがって、傾斜角度θが0として作成された加工
プログラムPを用いて高精度に加工を行なうことができ
る。
【0071】図6では、ワーク(W)が垂直方向に角度
φだけ傾斜しているため、補正をしない場合は、ワーク
(W)の基準面(S2)に平行(X軸に平行)なはずの
加工軌跡が角度φだけ傾斜するが、補正をした場合は、
その加工軌跡はX’軸に平行となり、ワーク(W)の基
準面(S2)に平行になる。したがって、垂直方向に傾
斜がある場合も、傾斜角度φが0として作成された加工
プログラム(P)を用いて高精度に加工を行なうことが
できる。
【0072】以上のように、この発明のNC装置(1
0)は、ワーク(W)の水平方向および垂直方向の傾斜
を補正して加工を行なうので、高精度の加工ができる。
また、厳密に平行出しを行ないながらワーク(W)をテ
ーブル(72)に載置する必要がなくなるため、段取り
時間が大幅に短縮され、作業効率が著しく向上する。さ
らに、ワーク(W)の傾斜を補正した座標値と補正しな
い座標値とが表示されるため、加工作業の進行状況を正
確に知ることができる、などの利点がある。
【0073】上記実施例では、傾斜角度入力手段(1
9)としてキーボード(54)を用い、オペレータがキ
ーボード(54)から傾斜角度データを入力して設定す
るとして説明したが、次に述べるワーク姿勢検出装置を
用いて傾斜角度を検出し、得られた傾斜角度データを自
動的に入力するようにしてもよい。また、垂直方向傾斜
角度としてX−Z平面内でのX軸に対する傾斜角度φを
用い、水平方向傾斜角度としてX−Y平面内でのX軸に
対する傾斜角度θを用いて説明したが、垂直方向傾斜角
度としてY−Z平面内でのY軸に対する傾斜角度を用い
てもよいし、水平方向傾斜角度としてY軸に対する傾斜
角度を用いてもよい。
【0074】(ワーク姿勢検出装置の構成)次に、この
発明のワーク姿勢検出装置の一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。このワーク姿勢検出装置は、上記NC装
置(10)の傾斜角度入力手段(19)として好適なも
のである。
【0075】図8は、この発明のワーク姿勢検出装置の
機能ブロック図である。この発明のワーク姿勢検出装置
(30)は、検知情報入力手段(31)と、検知手段
(32)と、演算手段(33)と、表示手段(34)と
を備えている。
【0076】検知情報入力手段(31)は、工作機械の
テーブルに載置したワークの基準面の位置の検知方法を
指示する検知情報を検知手段(32)に入力する。検知
情報の入力は、ワークの姿勢検出の際にオペレータが行
なう。
【0077】検知手段(32)は、検知情報入力手段
(31)により入力された検知情報にしたがって工作機
械の制御軸(例えばX軸、Y軸、Z軸)を制御すること
により、ワークの基準面の位置を複数点で検知する。
【0078】演算手段(33)は、検知手段(32)に
よって得た複数点における位置データに基づいて図形デ
ータを演算する。
【0079】表示手段(34)は、演算手段(33)に
より得られた図形データに基づいてワークの基準面の姿
勢(例えば傾斜状況)を図形表示する。
【0080】図7は、この発明のワーク姿勢検出装置を
NC放電加工機に適用した一実施例を示すハードウェア
構成図である。図7において、図12に示したNC放電
加工機の要素と対応する要素には、対応する符号が付し
てある。Z軸駆動用のサーボモータ(51c)は、軸制
御装置(40c)から送出されるZ軸制御信号に応じ
て、Z軸駆動回路(55c)を介して駆動される。サー
ボモータ(51c)により、電極(53)は垂直方向に
移動する。テーブル(52)は、X軸駆動用のサーボモ
ータ(51a)とY軸駆動用のサーボモータ(51b)
の作動により、水平方向に移動する。
【0081】電極(53)は、ワーク(W)と接触する
ことによりその位置を検知するもので、ここでは位置検
出専用としている。しかし、通常の加工用電極も使用可
能である。接触感知回路(56)は、電極(53)のワ
ーク(W)との接触を感知すると、感知信号をNC装置
(40)に送出する。NC装置(40)は、この感知信
号を受けてその接触点の位置を検知し、得られた位置デ
ータに基づいて図形データを演算する。演算により得ら
れた図形データは、表示装置(40e)に送出され、図
形として表示される。
【0082】検知情報入力手段(31)は、キーボード
(40d)から構成される。検知手段(32)は、NC
装置(40)、X軸、Y軸、Z軸用の駆動回路(55
a)(55b)(55c)、X軸、Y軸、Z軸用のサー
ボモータ(51a)(51b)(51c)、電極(5
3)および接触感知回路(56)から構成される。演算
手段(33)は、NC装置(40)から構成される。表
示手段(34)は、表示装置(40e)から構成され
る。
【0083】(ワーク傾斜表示装置の動作)次に、以上
の構成を持つこの発明のワーク姿勢検出装置(30)の
動作を説明する。ここでは、図7に示すワーク(W)の
垂直方向の基準面(S1)の姿勢を検出する場合につい
て述べる。
【0084】まず最初に、オペレータは、キーボード
(40d)を操作して、姿勢を検出しようとするワーク
(W)の垂直方向の基準面(S1)の計測範囲を設定す
る。この設定は、計測範囲の両側の端点であるA点およ
びB点の位置座標を設定することにより行なう。設定さ
れたA点およびB点の位置座標データは、メモリ(40
b)に格納される。
【0085】次に、NC装置(40)を運転状態にし、
X軸、Y軸、Z軸駆動用のサーボモータ(51a)(5
1b)(51c)を作動させて電極(53)の先端をA
点の近傍に停止させる。そこで、スタートボタンを押
す。すると、制御プログラムにより、テーブル(52)
が自動的に移動して電極(53)の先端をA点において
基準面(S1)に接触させる。すると、接触感知回路
(56)が感知信号をNC装置(40)に送出する。N
C装置(40)は、この感知信号によりA点の位置を検
知し、その位置座標をメモリ(40b)に格納する。
【0086】次に、NC装置(40)は、先に設定され
た基準面(S1)の計測範囲データと、予めパラメータ
により設定された検知回数とに基づき、A点の隣の第2
接触点の位置座標を算出する。そして、X軸、Y軸駆動
用サーボモータ(51a)(51b)を作動させ、第2
接触点において電極(53)の先端を基準面(S1)に
接触させて、第2接触点の位置座標をメモリ(40b)
に格納する。以後、同じ操作を繰り返し、A点からB点
までの複数の接触点の位置座標をメモリ(40b)に格
納する。
【0087】次に、NC装置(40)は、得られたA点
からB点までの複数の接触点の位置座標データをメモリ
(40b)から読み出し、それらの位置座標データに基
づき、図形データを演算する。その際に、A点およびB
点の位置座標データにより、表示装置(40e)の画面
に図形が適当な配置および大きさで描かれるように、原
点位置およびスケールを設定する。
【0088】次に、演算により得られた図形データと原
点位置およびスケールのデータとは、表示装置(40
e)に送出され、そこで図形として表示される。表示す
る図形としては、例えば図9に示すように、各接触点の
位置を点で示すとともにそれらの点を直線で結んだ図形
がある。このように、基準面(S1)の複数の接触点の
位置を図形として表示すると、この図形とX軸およびY
軸との関係を見ることにより、直ちにしかも正確に基準
面(S1)の姿勢すなわち傾斜状況を知ることができ
る。
【0089】図7に示すワーク(W)の水平方向の基準
面(S2)の姿勢を検出する場合も、基準面(S2)上
に適当に計測範囲を設定することにより、上記とまった
く同様にして行なうことができる。したがって、この発
明のワーク姿勢検出装置(30)を使用することによ
り、ワーク(W)の水平方向の傾斜状況だけでなく垂直
方向の傾斜状況など、ワーク(W)の任意の姿勢(例え
ば、基準面の撓み)も検出することができる。
【0090】なお、A点からB点までの複数の接触点の
位置座標データに基づき、基準面(S1)の傾斜角度を
容易に算出することができるので、NC装置(40)で
基準面(S1)(S2)の傾斜角度を算出し、メモリ
(40b)に格納するようにしておけば、必要に応じて
メモリ(40b)から読み出して傾斜角度を送出するこ
とが可能となる。こうすると、この発明のワーク姿勢検
出装置(30)は、上記NC装置(10)の傾斜角度入
力手段(19)として好適なものとなる。
【0091】この実施例では、電極(53)とワーク
(W)との接触を感知してワーク(W)の位置を検知す
るようにしているが、ワーク(W)の位置を検知できれ
ば他の方法でもよい。また、複数点でワーク(W)の位
置を検知する方法は、図示したような直線に沿って検知
する方法の他に、曲線に沿って検知する方法や二次元的
により広い範囲で検知する方法などでもよい。
【0092】以上の説明では、この発明のNC装置およ
びワーク姿勢検出装置をNC放電加工機に適用した例を
説明したが、NC放電加工機以外の他の工作機械にも適
用することができる。
【0093】
【発明の効果】この発明のNC装置は、工作機械のテー
ブルに載置したワークに水平方向や垂直方向の傾斜が生
じないようにワークの厳密な姿勢調整を行なう必要がな
く、しかも、ワークの傾斜を考慮していない加工プログ
ラムによって高精度の加工を行なうことができる。ま
た、ワークの水平方向および垂直方向の傾斜に応じて補
正された各制御軸の移動量データを表示する表示手段を
設けた場合は、上記効果に加え、加工中にオペレータが
実際の加工状況を知ることができる効果がある。この発
明のワーク姿勢検出装置は、工作機械のテーブルに載置
したワークの姿勢を容易かつ正確に検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のNC装置を備えたNC放電加工機の
機能ブロック図である。
【図2】図1のNC装置の水平傾斜補正動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図1のNC装置の垂直傾斜補正動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図1のNC装置の座標値演算動作を示すフロー
チャートである。
【図5】NC放電加工機のテーブルに載置されたワーク
の水平傾斜補正動作を示す説明図である。
【図6】NC放電加工機のテーブルに載置されたワーク
の垂直傾斜補正動作を示す説明図である。
【図7】この発明のワーク姿勢検出装置をNC放電加工
機に適用した一実施例のハードウェア構成図である。
【図8】この発明のワーク姿勢検出装置の機能ブロック
図である。
【図9】ワーク基準面の状況を表示した画面の説明図で
ある。
【図10】従来のNC放電加工機の一例のハードウェア
構成図である。
【図11】図10のNC放電加工機の機能ブロック図で
ある。
【図12】従来のNC放電加工機におけるワーク姿勢の
検出方法を示す、NC放電加工機のハードウェア構成図
である。
【符号の説明】
10 NC装置 11 移動量算出手段 12 傾斜角度入力手段 13 傾斜補正手段 13a 水平傾斜補正手段 13b 垂直傾斜補正手段 14 軸制御手段 15 移動量検出手段 16 座標値演算手段 17 表示手段 18 移動指令入力手段 19 位置量評価手段 30 ワーク姿勢検出装置 31 検知情報入力手段 32 検知手段 33 演算手段 34 表示手段 40 NC装置 40a CPU 40b メモリ 40c 軸制御装置 40d キーボード 40e 表示装置 40f バス 51a X軸用サーボモータ 51b Y軸用サーボモータ 51c Z軸用サーボモータ 52 テーブル 53 電極 55a X軸駆動回路 55b Y軸駆動回路 55c Z軸駆動回路 56 接触感知回路 W ワーク S1、S2 基準面 P 加工プログラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動指令に応じて各制御軸の移動量を算
    出する移動量算出手段と、前記移動量算出手段により算
    出された各制御軸の移動量データを、工作機械のテーブ
    ルに載置したワークの水平方向の傾斜に応じて補正する
    水平傾斜補正手段と、前記移動量算出手段により算出さ
    れた各制御軸の移動量データを、工作機械のテーブルに
    載置したワークの垂直方向の傾斜に応じて補正する垂直
    傾斜補正手段と、前記水平傾斜補正手段および垂直傾斜
    補正手段により補正された移動量データに基づいて前記
    各制御軸を制御する軸制御手段とを具備することを特徴
    とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 ワークの水平方向および垂直方向の傾斜
    に応じて補正された各制御軸の移動量データを表示する
    表示手段を具備する請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 【請求項3】 工作機械のテーブルに載置したワークの
    基準面の位置の検知方法を指示する検知情報を入力する
    検知情報入力手段と、前記検知情報入力手段により入力
    された検知情報にしたがって工作機械の各制御軸を制御
    して前記ワークの基準面の位置を複数点で検知する検知
    手段と、前記検知手段により得られた複数点の位置デー
    タに基づいて図形データを演算する演算手段と、前記演
    算手段により得られた図形データに基づいて前記ワーク
    の基準面の姿勢を図形表示する表示手段とを具備するこ
    とを特徴とするワーク姿勢検出装置。
JP16832691A 1991-07-09 1991-07-09 数値制御装置およびワーク姿勢検出装置 Pending JPH0519824A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133870A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 Dmg森精機株式会社 工作機械を用いたワークの加工方法及び工作機械
JP2017135297A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 ローランドディー.ジー.株式会社 加工装置および加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133870A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 Dmg森精機株式会社 工作機械を用いたワークの加工方法及び工作機械
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