JPH05198341A - 回転電機の整流子 - Google Patents
回転電機の整流子Info
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- JPH05198341A JPH05198341A JP906592A JP906592A JPH05198341A JP H05198341 A JPH05198341 A JP H05198341A JP 906592 A JP906592 A JP 906592A JP 906592 A JP906592 A JP 906592A JP H05198341 A JPH05198341 A JP H05198341A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で大量生産に適し、材料の100%利用
ができる。 【構成】 帯状導電板15の幅方向にセグメントと同数
の線材16を等間隔で溶接により、導電的に接続して、
帯状導電板15を丸めて、線材16が内径方向に向くよ
うにして環状導電体となし、線材16と環状導電体とと
もにモールド材17でモールドし、環状導電体をアンダ
カットして、セグメントに分割して整流子を形成する。 【効果】 安価で大量生産に適し、モールドにより線材
の浮き上がりを防止できる。
ができる。 【構成】 帯状導電板15の幅方向にセグメントと同数
の線材16を等間隔で溶接により、導電的に接続して、
帯状導電板15を丸めて、線材16が内径方向に向くよ
うにして環状導電体となし、線材16と環状導電体とと
もにモールド材17でモールドし、環状導電体をアンダ
カットして、セグメントに分割して整流子を形成する。 【効果】 安価で大量生産に適し、モールドにより線材
の浮き上がりを防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、安価でかつ大量生産
に適するようにした回転電機の整流子に関するものであ
る。
に適するようにした回転電機の整流子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、整流子を大量生産するためには、
肉厚の銅パイプを焼鈍し、この材料を冷間鍛造によりセ
グメント溝と、ライザ部を同時に作り、これをモールド
形成により、整流子にする方法が採られていた。
肉厚の銅パイプを焼鈍し、この材料を冷間鍛造によりセ
グメント溝と、ライザ部を同時に作り、これをモールド
形成により、整流子にする方法が採られていた。
【0003】また、直径の小さい整流子では、銅板を用
いて抜き、曲げを行い、セグメントの抜け止めと、ライ
ザ部分を作り、これをモールドして整流子とする方法が
採られている。これらの方法は、たとえば、特公昭62
−40940号公報、実公昭63−9257号公報で開
示されている。
いて抜き、曲げを行い、セグメントの抜け止めと、ライ
ザ部分を作り、これをモールドして整流子とする方法が
採られている。これらの方法は、たとえば、特公昭62
−40940号公報、実公昭63−9257号公報で開
示されている。
【0004】上記銅パイプを用いる方法では、銅パイプ
が高価であるうえに、焼鈍に長時間かかる欠点がある。
また、銅板を打ち抜く方法は安価かつ大量生産に適する
が、高速形の回転機ではセグメントの中央部分が遠心力
で膨らみ、刷子どおりの原因となっていた。また、銅板
を打ち抜いて、セグメントの抜け止めとライザ部を構成
したため、多量の抜きカスが出て、材料を無駄に捨てて
いた。
が高価であるうえに、焼鈍に長時間かかる欠点がある。
また、銅板を打ち抜く方法は安価かつ大量生産に適する
が、高速形の回転機ではセグメントの中央部分が遠心力
で膨らみ、刷子どおりの原因となっていた。また、銅板
を打ち抜いて、セグメントの抜け止めとライザ部を構成
したため、多量の抜きカスが出て、材料を無駄に捨てて
いた。
【0005】ここで、図に基づき従来例について説明す
る。図11〜図14は従来の整流子の構造を示す図であ
り、まず、図11の場合は、銅パイプから加工されたモ
ールド前の環状体を示しており、図11における1は環
状体であり、セグメント部分2,抜け止め3,ライザ部
分4を有しており、環状体1は銅パイプを焼鈍して、押
型に入れて、加圧して作る。
る。図11〜図14は従来の整流子の構造を示す図であ
り、まず、図11の場合は、銅パイプから加工されたモ
ールド前の環状体を示しており、図11における1は環
状体であり、セグメント部分2,抜け止め3,ライザ部
分4を有しており、環状体1は銅パイプを焼鈍して、押
型に入れて、加圧して作る。
【0006】図12の場合は、環状体1をモールドし、
整流子としたものの断面図であり、図12中の5はモー
ルドで、セグメント部分2とブッシュ6を保持してい
る。この図12の構造の場合には、肉厚の銅パイプを必
要とし、また、銅パイプを切断、加工し易いように焼鈍
する必要がある。
整流子としたものの断面図であり、図12中の5はモー
ルドで、セグメント部分2とブッシュ6を保持してい
る。この図12の構造の場合には、肉厚の銅パイプを必
要とし、また、銅パイプを切断、加工し易いように焼鈍
する必要がある。
【0007】さらに、図13の場合には、銅板を打ち抜
いて作るものであり、図中の7はセグメント部分、8,
9,10はそれぞれ図14のように折り曲げて、抜け止
めとするものである。10はライザを構成している。こ
の図10の場合には、1枚の銅板を打ち抜いて、ライザ
10,セグメント部分7および抜け止めをすべて作るた
め、有利な方法で、小型低速回転電機に広く使用されて
いる。
いて作るものであり、図中の7はセグメント部分、8,
9,10はそれぞれ図14のように折り曲げて、抜け止
めとするものである。10はライザを構成している。こ
の図10の場合には、1枚の銅板を打ち抜いて、ライザ
10,セグメント部分7および抜け止めをすべて作るた
め、有利な方法で、小型低速回転電機に広く使用されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この構造で、高速型の
回転電機に使用すると、モールドとセグメント部分の接
触の最も少ない図14の中央部分が膨れ、刷子おどりを
生じる。また、ライザ10は電機子巻線を巻き付けるの
で、断線を防ぐため、面取りをする必要がある。この方
法では、セグメント部分7から抜け止め8,9,11お
よびライザ10が突出しているので、抜きかすが多く出
て、その分材料費が高くなる欠点がある。これは電機子
巻線径の太いものはライザ10を高くするため、さらに
材料取りが悪くなる。
回転電機に使用すると、モールドとセグメント部分の接
触の最も少ない図14の中央部分が膨れ、刷子おどりを
生じる。また、ライザ10は電機子巻線を巻き付けるの
で、断線を防ぐため、面取りをする必要がある。この方
法では、セグメント部分7から抜け止め8,9,11お
よびライザ10が突出しているので、抜きかすが多く出
て、その分材料費が高くなる欠点がある。これは電機子
巻線径の太いものはライザ10を高くするため、さらに
材料取りが悪くなる。
【0009】請求項1に記載の発明は上記のような課題
を解消するためになされたもので、安価で大量生産に適
する回転電機の整流子を得ることを目的とする。
を解消するためになされたもので、安価で大量生産に適
する回転電機の整流子を得ることを目的とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、高速回転
時の遠心力に耐えることができるとともに、ライザ部分
の構造の異なる機種にも対応が容易となる回転電機の整
流子を得ることを目的とする。
時の遠心力に耐えることができるとともに、ライザ部分
の構造の異なる機種にも対応が容易となる回転電機の整
流子を得ることを目的とする。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明は、電機子
巻線の巻線径が異なる機種でも端子の寸法を変更するの
みで、容易に対応できる回転電機の整流子を得ることを
目的とする。
巻線の巻線径が異なる機種でも端子の寸法を変更するの
みで、容易に対応できる回転電機の整流子を得ることを
目的とする。
【0012】さらに、請求項4に記載の発明は、高温,
高速回転に耐えることができる回転電機の整流子を得る
ことを目的とする。
高速回転に耐えることができる回転電機の整流子を得る
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る回転電機の整流子は、帯状導電板の幅方向に線材を
所定間隔をもってセグメントと同数配設して導電的に接
触して環状にしかつ線材とともにモールド材でモールド
成形した環状導電体を設けたものである。
係る回転電機の整流子は、帯状導電板の幅方向に線材を
所定間隔をもってセグメントと同数配設して導電的に接
触して環状にしかつ線材とともにモールド材でモールド
成形した環状導電体を設けたものである。
【0014】請求項2に記載の発明に係る回転電機の整
流子は、線材を長くして整流子のライザを形成したもの
である。
流子は、線材を長くして整流子のライザを形成したもの
である。
【0015】請求項3に記載の発明に係る回転電機の整
流子は、帯状導電板の幅以上に線材を長くした一端にモ
ールド材でモールドされた端子を設けたものである。
流子は、帯状導電板の幅以上に線材を長くした一端にモ
ールド材でモールドされた端子を設けたものである。
【0016】請求項4に記載の発明に係る回転電機の整
流子は、帯状導電板の幅以上の長さにしてこの帯状導電
板に導電的に接着した線材と、この線材の両端を保持す
る絶縁体とを設けたものである。
流子は、帯状導電板の幅以上の長さにしてこの帯状導電
板に導電的に接着した線材と、この線材の両端を保持す
る絶縁体とを設けたものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明においては、帯状導電板
に幅方向にセグメントの数と同数線材を導電的に接着し
て環状導電体としモールド成形し、1セグメント当り1
本の線材を有するように環状導電体をアンダカットする
ことにより、セグメントに分割されて整流子が構成さ
れ、線材とモールド材の接着力が線材の全長に亘って強
固に働き、高速回転時においても、セグメントの浮きを
抑制する。
に幅方向にセグメントの数と同数線材を導電的に接着し
て環状導電体としモールド成形し、1セグメント当り1
本の線材を有するように環状導電体をアンダカットする
ことにより、セグメントに分割されて整流子が構成さ
れ、線材とモールド材の接着力が線材の全長に亘って強
固に働き、高速回転時においても、セグメントの浮きを
抑制する。
【0018】請求項2に記載の発明においては、線材の
一端を延長させてライザ部を形成しているから、電機子
巻線の端部をライザ部に巻き付けても、電機子巻線が切
断されることがないように作用する。
一端を延長させてライザ部を形成しているから、電機子
巻線の端部をライザ部に巻き付けても、電機子巻線が切
断されることがないように作用する。
【0019】請求項3に記載の発明においては、線材の
一端を延長してモールド材でモールドした端子に電機子
巻線をホールドするとともに、電機子巻線の巻線径が異
なる場合には、端子の縦方向の寸法を変更することによ
り対応する。
一端を延長してモールド材でモールドした端子に電機子
巻線をホールドするとともに、電機子巻線の巻線径が異
なる場合には、端子の縦方向の寸法を変更することによ
り対応する。
【0020】請求項4に記載の発明においては、線材の
両端が絶縁材で保持され、全体をモールドしているか
ら、高速回転時にセグメントに加わる遠心力は線材とモ
ールドと絶縁体で耐えるように作用する。
両端が絶縁材で保持され、全体をモールドしているか
ら、高速回転時にセグメントに加わる遠心力は線材とモ
ールドと絶縁体で耐えるように作用する。
【0021】
【実施例】以下、この発明の回転電機の整流子の実施例
について図面に基づき説明する。図1はこの発明の第1
の実施例の帯状導電体の平面図であり、図中の15は帯
状導電板であり、たとえば、銅板などで形成されてお
り、この帯状導電板15にセグメントと同様の線材とし
ての銅線材16が所定間隔(セグメント間隔)をもって
溶接されている。これにより、銅線材16と帯状導電板
15が電気的に導電状態になっている。
について図面に基づき説明する。図1はこの発明の第1
の実施例の帯状導電体の平面図であり、図中の15は帯
状導電板であり、たとえば、銅板などで形成されてお
り、この帯状導電板15にセグメントと同様の線材とし
ての銅線材16が所定間隔(セグメント間隔)をもって
溶接されている。これにより、銅線材16と帯状導電板
15が電気的に導電状態になっている。
【0022】この状態で、帯状導電板15を銅線材16
が中心方向に向くように、環状に曲げて、図2に示すよ
うに、環状導電体とする。この図2は半裁断面図であ
り、図2より明らかなように、環状導電体の内周面に
は、セグメントごとに、1本ずつの銅線材16が環状に
配列されている状態となる。
が中心方向に向くように、環状に曲げて、図2に示すよ
うに、環状導電体とする。この図2は半裁断面図であ
り、図2より明らかなように、環状導電体の内周面に
は、セグメントごとに、1本ずつの銅線材16が環状に
配列されている状態となる。
【0023】この状態で、モールド材17により、銅線
材16,ブッシュ18および環状導電体をモールドする
とともに、図2のアンダカット部Aで環状導電体をアン
ダカットすることにより、帯状導電板15はセグメント
に分割され、整流子が形成される。
材16,ブッシュ18および環状導電体をモールドする
とともに、図2のアンダカット部Aで環状導電体をアン
ダカットすることにより、帯状導電板15はセグメント
に分割され、整流子が形成される。
【0024】このように構成することにより、線材とし
て銅線材16と銅板による帯状導電板15で構成し、し
かも複雑な機械加工がないので、安価で、大量生産に適
するものであり、また、機械加工がないことから、打抜
きかすなどが生じなくなり、材料を100%利用できる
とともに、銅線材16の全長に亘って、モールド材17
により強固に固着しているから、高速運転時において
も、セグメントの浮きが発生しない。
て銅線材16と銅板による帯状導電板15で構成し、し
かも複雑な機械加工がないので、安価で、大量生産に適
するものであり、また、機械加工がないことから、打抜
きかすなどが生じなくなり、材料を100%利用できる
とともに、銅線材16の全長に亘って、モールド材17
により強固に固着しているから、高速運転時において
も、セグメントの浮きが発生しない。
【0025】図3はこの発明の第2の実施例の構成を示
す横断面図であり、図2で示した整流子として完成した
場合の横断面図である。この図3の第2の実施例では、
銅線材16の一端を折り曲げて、ライザ16aを形成し
たものである。このように、ライザ16aを形成するこ
とにより、整流子が高速回転したとき、各セグメントが
受ける遠心力は銅線材16とモールド材17の接着力、
すなわち、図2におけるB部分の強度に依存する。この
B部分は銅線材16がモールド17に埋め込まれた長さ
に亘り存在するので、整流子が高速回転しても、充分遠
心力に耐えることができる。
す横断面図であり、図2で示した整流子として完成した
場合の横断面図である。この図3の第2の実施例では、
銅線材16の一端を折り曲げて、ライザ16aを形成し
たものである。このように、ライザ16aを形成するこ
とにより、整流子が高速回転したとき、各セグメントが
受ける遠心力は銅線材16とモールド材17の接着力、
すなわち、図2におけるB部分の強度に依存する。この
B部分は銅線材16がモールド17に埋め込まれた長さ
に亘り存在するので、整流子が高速回転しても、充分遠
心力に耐えることができる。
【0026】さらに、大きな遠心力に耐えさせるために
は、銅線材16を帯状導電板15の幅より大きくすれば
よい。すなわち、図3のC部分のように、延長させれば
よい。この図3の実施例では、銅線材16をそのまま曲
げてライザ部16aを形成しているから、電機子巻線の
端部(図示せず)をライザ部16aに巻き付けても、電
機子巻線が切断されることはない。
は、銅線材16を帯状導電板15の幅より大きくすれば
よい。すなわち、図3のC部分のように、延長させれば
よい。この図3の実施例では、銅線材16をそのまま曲
げてライザ部16aを形成しているから、電機子巻線の
端部(図示せず)をライザ部16aに巻き付けても、電
機子巻線が切断されることはない。
【0027】さらに、この第2の実施例の場合も上記第
1の実施例と同様に、帯状導電板15および銅線材16
を溶接のみで導電的に溶着し、機械加工など、切粉,カ
エリが出るような加工をしないので、モールド材17で
形成後、各セグメントがこれらの切粉の混入による修理
不能のセグメント間のレヤショートを防止でき、生産性
を向上することができる。
1の実施例と同様に、帯状導電板15および銅線材16
を溶接のみで導電的に溶着し、機械加工など、切粉,カ
エリが出るような加工をしないので、モールド材17で
形成後、各セグメントがこれらの切粉の混入による修理
不能のセグメント間のレヤショートを防止でき、生産性
を向上することができる。
【0028】また、この第1,第2の実施例では、セグ
メント数の多い整流子は銅線材16の溶接間隔を小さく
すればよいし、また、整流子直径の異なるものは、帯状
導電板15の長さを変えればよい。
メント数の多い整流子は銅線材16の溶接間隔を小さく
すればよいし、また、整流子直径の異なるものは、帯状
導電板15の長さを変えればよい。
【0029】次に、この発明の第3の実施例について説
明する。図4はこの第3の実施例の平面図であり、この
図4の第3の実施例の場合には、自動車用始動電動機の
ように、大電流が流れるモータでは、電機子巻線径が太
くなるため、ライザ部を大きくしなければならないのを
解決したものである。
明する。図4はこの第3の実施例の平面図であり、この
図4の第3の実施例の場合には、自動車用始動電動機の
ように、大電流が流れるモータでは、電機子巻線径が太
くなるため、ライザ部を大きくしなければならないのを
解決したものである。
【0030】すなわち、この図4に示すように、帯状導
電板19に線材20を等間隔で配設して溶接して、線材
20と帯状導電板19を導電的に溶着されている。この
線材20の一端は図5の斜視図より明らかなように、
「コ」字形に形成した端子21が溶接により溶着されて
いる。
電板19に線材20を等間隔で配設して溶接して、線材
20と帯状導電板19を導電的に溶着されている。この
線材20の一端は図5の斜視図より明らかなように、
「コ」字形に形成した端子21が溶接により溶着されて
いる。
【0031】このように、端子21を一端に有する線材
20を帯状導電板19に溶着した状態で、この帯状導電
板19を丸めて環状導電体とすることにより、図6,図
7に示すような整流子を構成している。図7は断面図と
して示したものであり、この図7における22はモール
ド材を示し、モールド材22により、線材20と帯状導
電板19をモールドしている。なお、23はブッシュを
示している。
20を帯状導電板19に溶着した状態で、この帯状導電
板19を丸めて環状導電体とすることにより、図6,図
7に示すような整流子を構成している。図7は断面図と
して示したものであり、この図7における22はモール
ド材を示し、モールド材22により、線材20と帯状導
電板19をモールドしている。なお、23はブッシュを
示している。
【0032】図6は図7の端子21の部分の断面斜視図
である。この図6からも明らかなように、端子21はモ
ールド22に保持されており、太い電機子巻線を端子2
1で充分ホールドされる。この図4〜図7に示す第3の
実施例では、電機子巻線径の異なる機種、すなわち、モ
ータ容量が異なっても、端子21の寸法(縦方向)を変
更するのみで容易に対応することができる。
である。この図6からも明らかなように、端子21はモ
ールド22に保持されており、太い電機子巻線を端子2
1で充分ホールドされる。この図4〜図7に示す第3の
実施例では、電機子巻線径の異なる機種、すなわち、モ
ータ容量が異なっても、端子21の寸法(縦方向)を変
更するのみで容易に対応することができる。
【0033】また、図8〜図10はこの発明の第4の実
施例を示すものである。図8はその平面図であり、帯状
導電板25の幅方向にセグメントの数と同数だけ線材2
4a〜24d(以下、総称して、線材24と称する)が
溶接により溶着されている。この線材24は帯状導電板
の幅よりも長くなっている。線材24を帯状導電板25
に溶接した状態で帯状導電板25を丸めることにより、
図10に示すように、環状導電体を形成し、この環状導
電体の内周面に線材24が配置されるようにしている。
施例を示すものである。図8はその平面図であり、帯状
導電板25の幅方向にセグメントの数と同数だけ線材2
4a〜24d(以下、総称して、線材24と称する)が
溶接により溶着されている。この線材24は帯状導電板
の幅よりも長くなっている。線材24を帯状導電板25
に溶接した状態で帯状導電板25を丸めることにより、
図10に示すように、環状導電体を形成し、この環状導
電体の内周面に線材24が配置されるようにしている。
【0034】図9はその断面図であり、この図9から明
らかなように、線材24と帯状導電板25がモールドさ
れており、このモールド材27のモールド温度160℃
以上の高温に耐えるように、絶縁体26が図10に示す
ように、環状でかつ貫通孔またはめくら孔26a,26
b,26c,26d…が形成されている。これらの貫通
孔またはめくら孔26a〜26d…には、線材24が挿
入されている。
らかなように、線材24と帯状導電板25がモールドさ
れており、このモールド材27のモールド温度160℃
以上の高温に耐えるように、絶縁体26が図10に示す
ように、環状でかつ貫通孔またはめくら孔26a,26
b,26c,26d…が形成されている。これらの貫通
孔またはめくら孔26a〜26d…には、線材24が挿
入されている。
【0035】そして、この絶縁体26は図9に示すよう
に、帯状導電板25を挾んで、線材24の両側に挿入し
ている。この線材24の一端を曲げて、電機子巻線への
接続端子24aを形成している。なお、28はブッシュ
である。このように構成した後、環状導電体をアンダカ
ットして、帯状導電板25を分離してセグメントとす
る。
に、帯状導電板25を挾んで、線材24の両側に挿入し
ている。この線材24の一端を曲げて、電機子巻線への
接続端子24aを形成している。なお、28はブッシュ
である。このように構成した後、環状導電体をアンダカ
ットして、帯状導電板25を分離してセグメントとす
る。
【0036】この第4の実施例では、高速回転時に、セ
グメントに加わる遠心力は線材24とモールド材27お
よび絶縁体26で耐えることになる。セグメントが高温
になれば、モールド材27の強度低下を生じるので、絶
縁体26を主体として、遠心力に耐える。この場合、セ
グメント中心部に加わる遠心力はセグメントの骨格とし
て線材24が受けもつので、高い遠心力に耐える。
グメントに加わる遠心力は線材24とモールド材27お
よび絶縁体26で耐えることになる。セグメントが高温
になれば、モールド材27の強度低下を生じるので、絶
縁体26を主体として、遠心力に耐える。この場合、セ
グメント中心部に加わる遠心力はセグメントの骨格とし
て線材24が受けもつので、高い遠心力に耐える。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、帯状導電板にセグメントの数と同数の線材を接
着させて、線材の接着面が内径方向になるように環状に
して環状導電体とし、モールド材でモールド成形するよ
うに構成したので、材料が帯状導電板と線材で構成で
き、しかも複雑な機械加工がないので、打抜きカスがな
いので、材料を100%利用でき、かつ安価で大量生産
に適する。また、線材とモールド材の接着力が線材の全
長に亘って強固に働くので、高速回転時においても、セ
グメントの浮きが発生しない。
よれば、帯状導電板にセグメントの数と同数の線材を接
着させて、線材の接着面が内径方向になるように環状に
して環状導電体とし、モールド材でモールド成形するよ
うに構成したので、材料が帯状導電板と線材で構成で
き、しかも複雑な機械加工がないので、打抜きカスがな
いので、材料を100%利用でき、かつ安価で大量生産
に適する。また、線材とモールド材の接着力が線材の全
長に亘って強固に働くので、高速回転時においても、セ
グメントの浮きが発生しない。
【0038】また、線材の接着間隔の変更、帯状導電板
の長さの変更などの簡単な変更で整流子の機種変更がで
きるので、多品種,小量生産にも低コストで対応でき、
さらに、帯状導電板と線材は接着させるのみで、切削な
どの切粉の出る加工がないので、モールド完了時点にお
けるセグメント間のレヤーショートを皆無にでき、生産
性を向上することができる。
の長さの変更などの簡単な変更で整流子の機種変更がで
きるので、多品種,小量生産にも低コストで対応でき、
さらに、帯状導電板と線材は接着させるのみで、切削な
どの切粉の出る加工がないので、モールド完了時点にお
けるセグメント間のレヤーショートを皆無にでき、生産
性を向上することができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、線材を延
長させて、ライザ部を構成するようにしたので、ライザ
部の構造の異なる機種へ対応が容易に行える。
長させて、ライザ部を構成するようにしたので、ライザ
部の構造の異なる機種へ対応が容易に行える。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、線材を延
長させて、一端に端子を設け、この端子に電機子巻線を
ホールドするようにしているので、電機子巻線を充分に
ホールドすることができるとともに、電機子巻線の巻線
径の異なる機種に対しても、端子の縦寸法を変更するの
みで容易に対応できる効果を有する。
長させて、一端に端子を設け、この端子に電機子巻線を
ホールドするようにしているので、電機子巻線を充分に
ホールドすることができるとともに、電機子巻線の巻線
径の異なる機種に対しても、端子の縦寸法を変更するの
みで容易に対応できる効果を有する。
【0041】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
線材を帯状導電板の幅よりも長く形成して帯状導電板に
接着し、この帯状導電板を丸めて環状導電体となし、線
材の両端を絶縁体で保持して、全体をモールド材でモー
ルドするように構成したので、高速回転時にセグメント
に加わる遠心力は線材とモールド材と絶縁体で耐えるこ
とになり、高い耐遠心力機種を有する効果がある。
線材を帯状導電板の幅よりも長く形成して帯状導電板に
接着し、この帯状導電板を丸めて環状導電体となし、線
材の両端を絶縁体で保持して、全体をモールド材でモー
ルドするように構成したので、高速回転時にセグメント
に加わる遠心力は線材とモールド材と絶縁体で耐えるこ
とになり、高い耐遠心力機種を有する効果がある。
【図1】この発明の第1の実施例による回転電機の整流
子の一部分の平面図である。
子の一部分の平面図である。
【図2】同上第1の実施例の半裁断面図である。
【図3】この発明の第2の実施例による回転電機の整流
子の断面図である。
子の断面図である。
【図4】この発明の第3の実施例による回転電機の整流
子の一部を示す平面図である。
子の一部を示す平面図である。
【図5】同上第3の実施例に適用される線材の斜視図で
ある。
ある。
【図6】同上第3の実施例における端子部分を断面して
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】同上第3の実施例の構成を示す断面図である。
【図8】この発明の第4の実施例による回転電機の整流
子の一部を示す平面図である。
子の一部を示す平面図である。
【図9】同上第4の実施例の構成を示す横断面図であ
る。
る。
【図10】同上第4の実施例における絶縁体の正面図で
ある。
ある。
【図11】従来の回転電機の整流子に適用される環状導
体の平面図である。
体の平面図である。
【図12】図11の環状導体を使用した従来の回転電機
の整流子の断面図である。
の整流子の断面図である。
【図13】従来の別の回転電機の整流子に適用されるセ
グメント部分の平面図である。
グメント部分の平面図である。
【図14】図13のセグメントを使用した従来の別の回
転電機の整流子の断面図である。
転電機の整流子の断面図である。
15 帯状導電板 16 銅線材 16a ライザ 17 モールド材 18 ブッシュ 19 帯状導電板 20 線材 21 端子 22 モールド材 23 ブッシュ 24 線材 25 帯状導電板 26 絶縁体 27 モールド材 28 ブッシュ
フロントページの続き (72)発明者 西原 武義 兵庫県赤穂郡上郡町船坂640番地 光菱電 機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 帯状導電板を環状に形成した内面側にお
いてその幅方向にセグメントの数と同数所定の間隔をも
って線材を導電的に接着し、アンダカットして分離して
セグメントを形成する環状導電体と、上記線材と上記環
状導電体をモールド成形するモールド材とを備えた回転
電機の整流子。 - 【請求項2】 上記線材は長くしてその一端を整流子の
ライザとして使用することを特徴とする請求項1記載の
回転電機の整流子。 - 【請求項3】 上記線材は上記帯状導電体の幅以上に長
くした一端に上記モールド材でモールドされた端子を有
することを特徴とする請求項1記載の回転電機の整流
子。 - 【請求項4】 上記線材は上記帯状導電体の幅以上に長
くし、かつこの線材の両端は絶縁体で保持して全体をモ
ールド材でモールド成形されることを特徴とする請求項
1記載の回転電機の整流子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP906592A JPH05198341A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 回転電機の整流子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP906592A JPH05198341A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 回転電機の整流子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05198341A true JPH05198341A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11710215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP906592A Pending JPH05198341A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 回転電機の整流子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05198341A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013031285A1 (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | 株式会社ミツバ | コンミテータ、コンミテータの製造方法および電動モータ |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP906592A patent/JPH05198341A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013031285A1 (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | 株式会社ミツバ | コンミテータ、コンミテータの製造方法および電動モータ |
| KR20140046035A (ko) * | 2011-08-29 | 2014-04-17 | 가부시키가이샤 미쓰바 | 정류기, 정류기의 제조 방법 및 전동 모터 |
| JPWO2013031285A1 (ja) * | 2011-08-29 | 2015-03-23 | 株式会社ミツバ | コンミテータ、コンミテータの製造方法および電動モータ |
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