JPH05199607A - 電気車の電力変換装置 - Google Patents
電気車の電力変換装置Info
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- JPH05199607A JPH05199607A JP4139114A JP13911492A JPH05199607A JP H05199607 A JPH05199607 A JP H05199607A JP 4139114 A JP4139114 A JP 4139114A JP 13911492 A JP13911492 A JP 13911492A JP H05199607 A JPH05199607 A JP H05199607A
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小形、低耐圧のコンデンサを用いてパンタグ
ラフの離線時のインバータ回路の動作継続時間を長く
し、かつ、インバータ回路の短絡事故に対して素子破壊
の保護動作が確実にできる電力変換装置を構成する。 【構成】 この発明の電力変換装置は、フィルタコンデ
ンサ6に並列に、自己消弧型半導体素子16を介して充
電される外付けフィルタコンデンサバンク14と、外付
けフィルタコンデンサバンクからインバータ回路7の直
流入力側への放電のみを許可する整流素子15と、外付
けフィルタコンデンサバンクの両端電圧がインバータ回
路の入力直流電圧の定格値よりも低い所定の設定電圧を
維持するように自己消弧型半導体素子のオンオフ動作を
制御する手段17と、外付けフィルタコンデンサバンク
からの放電電流値を検出し、インバータ回路のアーム短
絡事故時にインバータ回路から外付けフィルタコンデン
サバンクを電気的に遮断する手段20,22,23,2
4とを備えている。
ラフの離線時のインバータ回路の動作継続時間を長く
し、かつ、インバータ回路の短絡事故に対して素子破壊
の保護動作が確実にできる電力変換装置を構成する。 【構成】 この発明の電力変換装置は、フィルタコンデ
ンサ6に並列に、自己消弧型半導体素子16を介して充
電される外付けフィルタコンデンサバンク14と、外付
けフィルタコンデンサバンクからインバータ回路7の直
流入力側への放電のみを許可する整流素子15と、外付
けフィルタコンデンサバンクの両端電圧がインバータ回
路の入力直流電圧の定格値よりも低い所定の設定電圧を
維持するように自己消弧型半導体素子のオンオフ動作を
制御する手段17と、外付けフィルタコンデンサバンク
からの放電電流値を検出し、インバータ回路のアーム短
絡事故時にインバータ回路から外付けフィルタコンデン
サバンクを電気的に遮断する手段20,22,23,2
4とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、架線または第3軌条
から直流電源の供給を受ける電気車において、パンタグ
ラフの離線により一時的に電流の供給が停止する時間に
も、インバータ回路を継続して動作させ、負荷への電力
供給を続けることができる電気車の電力変換装置に関す
る。
から直流電源の供給を受ける電気車において、パンタグ
ラフの離線により一時的に電流の供給が停止する時間に
も、インバータ回路を継続して動作させ、負荷への電力
供給を続けることができる電気車の電力変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】直流架線または第3軌条から直流電源の
供給を受ける電気車において、その空調装置や照明装置
など各種の負荷に対して電源を与えるために備えられて
いる電力変換装置として、従来一般に、インバータ回路
が広く用いられている。
供給を受ける電気車において、その空調装置や照明装置
など各種の負荷に対して電源を与えるために備えられて
いる電力変換装置として、従来一般に、インバータ回路
が広く用いられている。
【0003】この従来のインバータ回路を用いた電気車
の電力変換装置は、図7に示すような構成であり、架線
または第3軌条1を流れる直流電力がパンタグラフ2に
より集電され、単位スイッチ3を通し、直流フィルタリ
アクトル4、GTO遮断器5を介してフィルタコンデン
サ6を充電し、これと並列に接続されるインバータ回路
7に直流電力を供給するようになっている。フィルタコ
ンデンサ6に並列に電圧検出器8が接続され、これによ
ってフィルタコンデンサ6の電圧を検出するようになっ
ている。また、GTO遮断器5と並列に設けられた充電
抵抗9は起動時にフィルタコンデンサ6を充電するため
のもので、充電後にはGTO遮断器5によって短絡され
る。
の電力変換装置は、図7に示すような構成であり、架線
または第3軌条1を流れる直流電力がパンタグラフ2に
より集電され、単位スイッチ3を通し、直流フィルタリ
アクトル4、GTO遮断器5を介してフィルタコンデン
サ6を充電し、これと並列に接続されるインバータ回路
7に直流電力を供給するようになっている。フィルタコ
ンデンサ6に並列に電圧検出器8が接続され、これによ
ってフィルタコンデンサ6の電圧を検出するようになっ
ている。また、GTO遮断器5と並列に設けられた充電
抵抗9は起動時にフィルタコンデンサ6を充電するため
のもので、充電後にはGTO遮断器5によって短絡され
る。
【0004】インバータ回路7は三相で構成され、各ア
ームには図7に示すようなIGBTあるいはGTOその
他のスイッチング素子71〜76が配置されて構成され
ている。
ームには図7に示すようなIGBTあるいはGTOその
他のスイッチング素子71〜76が配置されて構成され
ている。
【0005】さらに、フィルタコンデンサ6とインバー
タ回路7との間には、インバータ回路内のスイッチング
素子71〜76のいずれかが破壊して上下アームが短絡
した場合にフィルタコンデンサ6からの放電電流を検出
し、GTO遮断器5をオフさせて単位スイッチ3を遮断
し、架線または第3軌条1から電流が流れ込まないよう
にするための電流検出器10が配置されている。
タ回路7との間には、インバータ回路内のスイッチング
素子71〜76のいずれかが破壊して上下アームが短絡
した場合にフィルタコンデンサ6からの放電電流を検出
し、GTO遮断器5をオフさせて単位スイッチ3を遮断
し、架線または第3軌条1から電流が流れ込まないよう
にするための電流検出器10が配置されている。
【0006】インバータ回路7の出力側には交流フィル
タ11を介して変圧器12が接続され、変圧器12の出
力が電気車の各種負荷に供給されるようになっている。
タ11を介して変圧器12が接続され、変圧器12の出
力が電気車の各種負荷に供給されるようになっている。
【0007】そして、このような従来の電気車の電力変
換装置では、走行する電気車にとって、特に、パンタグ
ラフ2が1つしかないような場合には、走行中にパンタ
グラフ2と架線または第3軌条1が離れるという離線現
象が起きると、一時的にインバータ回路7への直流電力
の供給が断たれることになる。この離線時間は線区によ
り異なるものであるが、図7に示す従来の電気車の電力
変換装置では、離線時におけるインバータ回路7の動作
継続時間が一般に数ms〜10数msである。ところ
が、この動作継続時間は理想的には離線が解消するまで
延長できることが望ましい。そこで、離線時のインバー
タ回路の動作継続時間を延長するために、従来から出力
パワーを低減し、あるいは図8に示すように莫大な量の
コンデンサバンク13をフィルタコンデンサ6と並列に
なるように外付けで追加設置し、離線時における電圧の
低下に対応するようにしていた。
換装置では、走行する電気車にとって、特に、パンタグ
ラフ2が1つしかないような場合には、走行中にパンタ
グラフ2と架線または第3軌条1が離れるという離線現
象が起きると、一時的にインバータ回路7への直流電力
の供給が断たれることになる。この離線時間は線区によ
り異なるものであるが、図7に示す従来の電気車の電力
変換装置では、離線時におけるインバータ回路7の動作
継続時間が一般に数ms〜10数msである。ところ
が、この動作継続時間は理想的には離線が解消するまで
延長できることが望ましい。そこで、離線時のインバー
タ回路の動作継続時間を延長するために、従来から出力
パワーを低減し、あるいは図8に示すように莫大な量の
コンデンサバンク13をフィルタコンデンサ6と並列に
なるように外付けで追加設置し、離線時における電圧の
低下に対応するようにしていた。
【0008】ところが、このように外付けでフィルタコ
ンデンサバンク13を追加設置する場合には、次のよう
な問題点があった。
ンデンサバンク13を追加設置する場合には、次のよう
な問題点があった。
【0009】いま、インバータ回路7の入力電流をiと
すると、 i=インバータ回路の容量×力率/(効率×直流入力電圧) …(1) iΔt=CΔV …(2) の関係がある。
すると、 i=インバータ回路の容量×力率/(効率×直流入力電圧) …(1) iΔt=CΔV …(2) の関係がある。
【0010】電気車の場合、電力の供給元である架線ま
たは第3軌条1が定格の±50%以上変動する。そのた
め、フィルタコンデンサを構成する場合、定格の+50
%以上の耐圧がコンデンサに要求される。例えば、架線
電圧が1500Vとして、400V−3300μFのコ
ンデンサによってフィルタコンデンサを構成する場合、
マージンを考慮して、8S〜9S(Sは、シリーズ接続
を意味している)となる。
たは第3軌条1が定格の±50%以上変動する。そのた
め、フィルタコンデンサを構成する場合、定格の+50
%以上の耐圧がコンデンサに要求される。例えば、架線
電圧が1500Vとして、400V−3300μFのコ
ンデンサによってフィルタコンデンサを構成する場合、
マージンを考慮して、8S〜9S(Sは、シリーズ接続
を意味している)となる。
【0011】そこで、図8に示す電気車の電力変換装置
において、図9に示すようにDC1500Vの時に容量
が200kVAで60msの離線が生じたとすると、力
率0.85、効率0.9(一般的に用いられる数値であ
る)として、コンデンサバンク13に必要なコンデンサ
容量は、上記の(1)式、(2)式および図9のグラフ
より、 i=200×103 VA×0.85/(0.9×1500V) =約126A 126A×60ms=C×(1500V−900V) したがって、 C=約12600μF となる。なお、この図9は、インバータ回路7の入力が
DC900Vで低電圧検知を行ない、インバータ回路を
停止させるという条件で、離線時のインバータ入力電圧
の動きを表したものである。
において、図9に示すようにDC1500Vの時に容量
が200kVAで60msの離線が生じたとすると、力
率0.85、効率0.9(一般的に用いられる数値であ
る)として、コンデンサバンク13に必要なコンデンサ
容量は、上記の(1)式、(2)式および図9のグラフ
より、 i=200×103 VA×0.85/(0.9×1500V) =約126A 126A×60ms=C×(1500V−900V) したがって、 C=約12600μF となる。なお、この図9は、インバータ回路7の入力が
DC900Vで低電圧検知を行ない、インバータ回路を
停止させるという条件で、離線時のインバータ入力電圧
の動きを表したものである。
【0012】このため、フィルタコンデンサ6は通常、
9S9P(Pは、パラレル数を意味する)の構成のもの
を用いるので、外付けフィルタコンデンサバンク13に
は、9S25P(9167μF、225個)という膨大
な数のコンデンサで構成されるコンデンサバンクが必要
であった。
9S9P(Pは、パラレル数を意味する)の構成のもの
を用いるので、外付けフィルタコンデンサバンク13に
は、9S25P(9167μF、225個)という膨大
な数のコンデンサで構成されるコンデンサバンクが必要
であった。
【0013】ところで、このような外付けフィルタコン
デンサバンクによりパンタグラフの離線時のインバータ
回路の動作継続時間を長くしようとすると、上述のよう
に多数のコンデンサで構成される外付けフィルタコンデ
ンサバンクを用いなければならないが、このような大容
量の外付けフィルタコンデンサバンクを用いる場合に
は、インバータ回路のアームの短絡事故が発生したとき
に、外付けフィルタコンデンサバンクに充電されている
大電流が急激に放電され、インバータ回路のスイッチン
グ素子が破壊されてしまう問題点が発生する恐れがあ
る。
デンサバンクによりパンタグラフの離線時のインバータ
回路の動作継続時間を長くしようとすると、上述のよう
に多数のコンデンサで構成される外付けフィルタコンデ
ンサバンクを用いなければならないが、このような大容
量の外付けフィルタコンデンサバンクを用いる場合に
は、インバータ回路のアームの短絡事故が発生したとき
に、外付けフィルタコンデンサバンクに充電されている
大電流が急激に放電され、インバータ回路のスイッチン
グ素子が破壊されてしまう問題点が発生する恐れがあ
る。
【0014】例えば、図8の従来の電力変換装置におい
て、インバータ回路7のスイッチング素子71,76が
オン状態であるときに、スイッチング素子72が破壊す
ると、スイッチング素子71,72の間が短絡された状
態となる。この場合、図7に示したような外付けフィル
タコンデンサバンク13がない装置では、架線または第
3軌条1からの直流電流とフィルタコンデンサ6からの
放電電流がインバータ回路7に流れ込もうとするが、電
流検出器8がこの電流値を検出し、GTO遮断器5をオ
フすると共に、単位スイッチ3を遮断すれば、架線また
は第3軌条1からの直流電流が遮断され、フィルタコン
デンサ6からの放電電流のみがインバータ回路7に流れ
ることになり、スイッチング素子の破損度は少なくて済
む。
て、インバータ回路7のスイッチング素子71,76が
オン状態であるときに、スイッチング素子72が破壊す
ると、スイッチング素子71,72の間が短絡された状
態となる。この場合、図7に示したような外付けフィル
タコンデンサバンク13がない装置では、架線または第
3軌条1からの直流電流とフィルタコンデンサ6からの
放電電流がインバータ回路7に流れ込もうとするが、電
流検出器8がこの電流値を検出し、GTO遮断器5をオ
フすると共に、単位スイッチ3を遮断すれば、架線また
は第3軌条1からの直流電流が遮断され、フィルタコン
デンサ6からの放電電流のみがインバータ回路7に流れ
ることになり、スイッチング素子の破損度は少なくて済
む。
【0015】しかしながら、外付けフィルタコンデンサ
バンク13を備えた図8に示すような電力変換装置で
は、GTO遮断器5をオフし、単位スイッチ3を遮断し
たとしても、外付けフィルタコンデンサバンク13から
過電流が放出されることになるので、場合によってはス
イッチング素子が破壊され、素子周辺の部品まで被害を
受ける恐れがある問題点があった。
バンク13を備えた図8に示すような電力変換装置で
は、GTO遮断器5をオフし、単位スイッチ3を遮断し
たとしても、外付けフィルタコンデンサバンク13から
過電流が放出されることになるので、場合によってはス
イッチング素子が破壊され、素子周辺の部品まで被害を
受ける恐れがある問題点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電気車の電力変換装置では、離線時のインバータ回路の
動作継続時間を延長するためには、フィルタコンデンサ
に対して莫大な量のコンデンサで成る高耐圧の外付けフ
ィルタコンデンサバンクを追加するか、性能を制限する
かしなければならない問題点があった。
電気車の電力変換装置では、離線時のインバータ回路の
動作継続時間を延長するためには、フィルタコンデンサ
に対して莫大な量のコンデンサで成る高耐圧の外付けフ
ィルタコンデンサバンクを追加するか、性能を制限する
かしなければならない問題点があった。
【0017】また外付けフィルタコンデンサバンクを追
加設置する場合には、インバータ回路のスイッチング素
子の短絡事故が発生したときに、外付けフィルタコンデ
ンサバンクから急激に放電電流が短絡したスイッチング
素子の部分に流れ込み、スイッチング素子が大規模に破
壊されてしまう恐れがある問題点があった。
加設置する場合には、インバータ回路のスイッチング素
子の短絡事故が発生したときに、外付けフィルタコンデ
ンサバンクから急激に放電電流が短絡したスイッチング
素子の部分に流れ込み、スイッチング素子が大規模に破
壊されてしまう恐れがある問題点があった。
【0018】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みなされたもので、比較的少量の低耐圧のコンデンサで
構成される外付けフィルタコンデンサバンクと、簡単な
周辺回路の追加によって、パンタグラフの離線に対して
インバータ回路の動作継続時間を長くすることができる
電気車の電力変換装置を提供することを目的とする。
みなされたもので、比較的少量の低耐圧のコンデンサで
構成される外付けフィルタコンデンサバンクと、簡単な
周辺回路の追加によって、パンタグラフの離線に対して
インバータ回路の動作継続時間を長くすることができる
電気車の電力変換装置を提供することを目的とする。
【0019】この発明はまた、インバータ回路のスイッ
チング素子の短絡事故発生時において、インバータ回路
の素子破壊などの被害を最小限にくい止めることができ
る電気車の電力変換装置を提供することを目的とする。
チング素子の短絡事故発生時において、インバータ回路
の素子破壊などの被害を最小限にくい止めることができ
る電気車の電力変換装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
架線または第3軌条から直流電力をパンタグラフを介し
て取り込み、フィルタコンデンサを介してこれに並列に
接続されたインバータ回路に供給し、直流・交流電力変
換して電気車の各種負荷に供給する電気車の電力変換装
置において、フィルタコンデンサに並列に、自己消弧型
半導体素子と、この自己消弧型半導体素子を介して充電
される複数のコンデンサから成る外付けフィルタコンデ
ンサバンクと、この外付けフィルタコンデンサバンクか
ら前記インバータ回路の直流入力側への放電のみを許可
する整流素子と、前記外付けフィルタコンデンサバンク
の両端電圧を検出し、この両端電圧が前記インバータ回
路の入力直流電圧の定格値よりも低い所定の設定電圧を
維持するように前記自己消弧型半導体素子のオンオフ動
作を制御する手段とを備えたものである。
架線または第3軌条から直流電力をパンタグラフを介し
て取り込み、フィルタコンデンサを介してこれに並列に
接続されたインバータ回路に供給し、直流・交流電力変
換して電気車の各種負荷に供給する電気車の電力変換装
置において、フィルタコンデンサに並列に、自己消弧型
半導体素子と、この自己消弧型半導体素子を介して充電
される複数のコンデンサから成る外付けフィルタコンデ
ンサバンクと、この外付けフィルタコンデンサバンクか
ら前記インバータ回路の直流入力側への放電のみを許可
する整流素子と、前記外付けフィルタコンデンサバンク
の両端電圧を検出し、この両端電圧が前記インバータ回
路の入力直流電圧の定格値よりも低い所定の設定電圧を
維持するように前記自己消弧型半導体素子のオンオフ動
作を制御する手段とを備えたものである。
【0021】また請求項2記載の発明は、上記電気車の
電力変換装置において、フィルタコンデンサに並列に接
続され、パンタグラフの瞬時離線時においてもインバー
タ回路に直流電力を供給するための複数のコンデンサか
ら成る外付けフィルタコンデンサバンクと、この外付け
フィルタコンデンサバンクからの放電電流値を検出し、
前記インバータ回路のアーム短絡事故時に前記インバー
タ回路と前記外付けフィルタコンデンサバンクとの間を
電気的に遮断する手段とを備えたものである。
電力変換装置において、フィルタコンデンサに並列に接
続され、パンタグラフの瞬時離線時においてもインバー
タ回路に直流電力を供給するための複数のコンデンサか
ら成る外付けフィルタコンデンサバンクと、この外付け
フィルタコンデンサバンクからの放電電流値を検出し、
前記インバータ回路のアーム短絡事故時に前記インバー
タ回路と前記外付けフィルタコンデンサバンクとの間を
電気的に遮断する手段とを備えたものである。
【0022】また請求項3記載の発明は、上記電気車の
電力変換装置において、フィルタコンデンサに並列に、
自己消弧型半導体素子と、この自己消弧型半導体素子を
介して充電される複数のコンデンサから成る外付けフィ
ルタコンデンサバンクと、前記外付けフィルタコンデン
サバンクから前記インバータ回路の直流入力側への放電
のみを許可する整流素子と、前記外付けフィルタコンデ
ンサバンクの両端電圧を検出し、この両端電圧が前記イ
ンバータ回路の入力直流電圧の定格値よりも低い所定の
設定電圧を維持するように前記自己消弧型半導体素子の
オンオフ動作を制御する手段と、前記外付けフィルタコ
ンデンサバンクからの放電電流値を検出し、前記インバ
ータ回路のアーム短絡事故時に前記インバータ回路と前
記外付けフィルタコンデンサバンクとを電気的に遮断す
る手段とを備えたものである。
電力変換装置において、フィルタコンデンサに並列に、
自己消弧型半導体素子と、この自己消弧型半導体素子を
介して充電される複数のコンデンサから成る外付けフィ
ルタコンデンサバンクと、前記外付けフィルタコンデン
サバンクから前記インバータ回路の直流入力側への放電
のみを許可する整流素子と、前記外付けフィルタコンデ
ンサバンクの両端電圧を検出し、この両端電圧が前記イ
ンバータ回路の入力直流電圧の定格値よりも低い所定の
設定電圧を維持するように前記自己消弧型半導体素子の
オンオフ動作を制御する手段と、前記外付けフィルタコ
ンデンサバンクからの放電電流値を検出し、前記インバ
ータ回路のアーム短絡事故時に前記インバータ回路と前
記外付けフィルタコンデンサバンクとを電気的に遮断す
る手段とを備えたものである。
【0023】
【作用】請求項1記載の発明の電気車の電力変換装置で
は、通常動作時に、電圧検出手段の制御により、外付け
フィルタコンデンサバンクに対して、自己消弧型半導体
素子を介して定格電圧よりも低い所定の電圧を維持する
ように充電しておく。
は、通常動作時に、電圧検出手段の制御により、外付け
フィルタコンデンサバンクに対して、自己消弧型半導体
素子を介して定格電圧よりも低い所定の電圧を維持する
ように充電しておく。
【0024】そして、パンタグラフの離線時には、イン
バータ回路が継続動作している間に直流入力電圧が所定
値まで低下してきて外付けフィルタコンデンサバンクの
両端電圧と等しくなると、整流素子が動作してこの外付
けフィルタコンデンサバンクに充電されていた電流をイ
ンバータ回路に放電し、インバータ回路の動作をさらに
長い時間継続させる。
バータ回路が継続動作している間に直流入力電圧が所定
値まで低下してきて外付けフィルタコンデンサバンクの
両端電圧と等しくなると、整流素子が動作してこの外付
けフィルタコンデンサバンクに充電されていた電流をイ
ンバータ回路に放電し、インバータ回路の動作をさらに
長い時間継続させる。
【0025】こうして、定格電圧よりも低い設定電圧下
での外付けフィルタコンデンサバンクの放電によりイン
バータ回路の動作を継続させることにより、その動作継
続時間を長くとることができる。
での外付けフィルタコンデンサバンクの放電によりイン
バータ回路の動作を継続させることにより、その動作継
続時間を長くとることができる。
【0026】また請求項2記載の発明の電気車の電力変
換装置では、インバータ回路のスイッチング素子が破壊
されて上下アームの短絡事故が起きた場合には、外付け
フィルタコンデンサバンクから過電流が放出されたこと
を検出し、インバータ回路と外付けフィルタコンデンサ
バンクとを電気的に遮断し、外付けフィルタコンデンサ
バンクから過大な放電電流が急激にインバータ回路内に
流れ込まないようにして、インバータ回路の素子破壊を
最小限に止めることができる。
換装置では、インバータ回路のスイッチング素子が破壊
されて上下アームの短絡事故が起きた場合には、外付け
フィルタコンデンサバンクから過電流が放出されたこと
を検出し、インバータ回路と外付けフィルタコンデンサ
バンクとを電気的に遮断し、外付けフィルタコンデンサ
バンクから過大な放電電流が急激にインバータ回路内に
流れ込まないようにして、インバータ回路の素子破壊を
最小限に止めることができる。
【0027】さらに請求項3記載の発明の電気車の電力
変換装置では、通常動作時に、電圧検出手段の制御によ
り、外付けフィルタコンデンサバンクに対して、自己消
弧型半導体素子を介して定格電圧よりも低い所定の電圧
を維持するように充電しておき、パンタグラフの離線時
には、インバータ回路が継続動作している間に直流入力
電圧が所定値まで低下してきて外付けフィルタコンデン
サバンクの両端電圧と等しくなると、整流素子が動作し
てこの外付けフィルタコンデンサバンクに充電されてい
た電流をインバータ回路に放電し、インバータ回路の動
作をさらに長い時間継続させることにより、定格電圧よ
りも低い設定電圧下での外付けフィルタコンデンサバン
クの放電によりインバータ回路の動作を継続させること
ができる。
変換装置では、通常動作時に、電圧検出手段の制御によ
り、外付けフィルタコンデンサバンクに対して、自己消
弧型半導体素子を介して定格電圧よりも低い所定の電圧
を維持するように充電しておき、パンタグラフの離線時
には、インバータ回路が継続動作している間に直流入力
電圧が所定値まで低下してきて外付けフィルタコンデン
サバンクの両端電圧と等しくなると、整流素子が動作し
てこの外付けフィルタコンデンサバンクに充電されてい
た電流をインバータ回路に放電し、インバータ回路の動
作をさらに長い時間継続させることにより、定格電圧よ
りも低い設定電圧下での外付けフィルタコンデンサバン
クの放電によりインバータ回路の動作を継続させること
ができる。
【0028】そしてこれと共に、インバータ回路のスイ
ッチング素子が破壊されて上下アームの短絡事故が起き
た場合には、外付けフィルタコンデンサバンクから過電
流が放出されたことを検出し、インバータ回路と外付け
フィルタコンデンサバンクとを電気的に遮断し、外付け
フィルタコンデンサバンクから過大な放電電流が急激に
インバータ回路内に流れ込まないようにして、インバー
タ回路の素子破壊を最小限に止めることができる。
ッチング素子が破壊されて上下アームの短絡事故が起き
た場合には、外付けフィルタコンデンサバンクから過電
流が放出されたことを検出し、インバータ回路と外付け
フィルタコンデンサバンクとを電気的に遮断し、外付け
フィルタコンデンサバンクから過大な放電電流が急激に
インバータ回路内に流れ込まないようにして、インバー
タ回路の素子破壊を最小限に止めることができる。
【0029】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
する。
【0030】図1は請求項1記載の発明の一実施例の回
路ブロック図であり、従来例として示した図7および図
8の回路構成要素と共通する部分については、同一の符
号を付して示してある。
路ブロック図であり、従来例として示した図7および図
8の回路構成要素と共通する部分については、同一の符
号を付して示してある。
【0031】この実施例の特徴として、従来例に新たに
付加された要素は、フィルコンデンサ6に並列に設けら
れた外付けフィルタコンデンサバンク14、フィルタコ
ンデンサ6の両端電圧が定格電圧である1500Vより
も低い所定の設定電圧、例えば1100V以下になった
ときに外付けフィルタコンデンサバンク14の放電のみ
を許可する整流素子15である。
付加された要素は、フィルコンデンサ6に並列に設けら
れた外付けフィルタコンデンサバンク14、フィルタコ
ンデンサ6の両端電圧が定格電圧である1500Vより
も低い所定の設定電圧、例えば1100V以下になった
ときに外付けフィルタコンデンサバンク14の放電のみ
を許可する整流素子15である。
【0032】また、自己消弧型整流素子としてのGTO
サイリスタ16、外付けフィルタコンデンサバンク14
の両端電圧を常時検出していて、所定の設定電圧以下に
なった時にGTOサイリスタ16のゲートをオンする手
段としての電圧検出器17、そして、これらのGTOサ
イリスタ16、電圧検出器17各々に対する電流制限を
行なうための制限抵抗18,19を備えている。
サイリスタ16、外付けフィルタコンデンサバンク14
の両端電圧を常時検出していて、所定の設定電圧以下に
なった時にGTOサイリスタ16のゲートをオンする手
段としての電圧検出器17、そして、これらのGTOサ
イリスタ16、電圧検出器17各々に対する電流制限を
行なうための制限抵抗18,19を備えている。
【0033】次に、上記の構成の電気車の電力変換装置
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0034】架線または第3軌条1にパンタグラフ2が
接触して集電しながら電気車を走行させている定格時に
は、パンタグラフ2が集電した定格電圧1500Vの直
流電力がフィルタリアクトル4およびフィルタコンデン
サ6を介してインバータ回路7に入力され、ここで直流
・交流変換されて、所定の電圧の交流として各種負荷に
出力されていく。
接触して集電しながら電気車を走行させている定格時に
は、パンタグラフ2が集電した定格電圧1500Vの直
流電力がフィルタリアクトル4およびフィルタコンデン
サ6を介してインバータ回路7に入力され、ここで直流
・交流変換されて、所定の電圧の交流として各種負荷に
出力されていく。
【0035】この定格時には、外付けフィルタコンデン
サバンク14が所定の設定電圧にまで充電されるまで
は、電圧検出器17が外付けフィルタコンデンサバンク
14の両端電圧を検出していて、設定電圧である110
0VになるまでGTOサイリスタ16のゲートをオンさ
せて充電を行なう。
サバンク14が所定の設定電圧にまで充電されるまで
は、電圧検出器17が外付けフィルタコンデンサバンク
14の両端電圧を検出していて、設定電圧である110
0VになるまでGTOサイリスタ16のゲートをオンさ
せて充電を行なう。
【0036】そして、外付けフィルタコンデンサバンク
14の両端電圧が設定電圧1100Vに達すると、電圧
検出器17がこれを検出してGTOサイリスタ16のゲ
ートをオフし、充電を停止する。
14の両端電圧が設定電圧1100Vに達すると、電圧
検出器17がこれを検出してGTOサイリスタ16のゲ
ートをオフし、充電を停止する。
【0037】以降も、電圧検出器17は常に外付けフィ
ルタコンデンサバンク14の両端電圧を検出していて、
放電により両端電圧が設定電圧1100V以下になるた
びに、GTOサイリスタ16のゲートをオンにして再充
電を繰り返し行なう。
ルタコンデンサバンク14の両端電圧を検出していて、
放電により両端電圧が設定電圧1100V以下になるた
びに、GTOサイリスタ16のゲートをオンにして再充
電を繰り返し行なう。
【0038】そこで、定格電圧1500Vで動作中にパ
ンタグラフ2が架線または第3軌条1から離線した時に
は、図2に示すようにこの定格電圧1500Vよりも低
い所定の設定電圧1100Vになる約10msまでの間
は、インバータ回路7が継続して動作する。
ンタグラフ2が架線または第3軌条1から離線した時に
は、図2に示すようにこの定格電圧1500Vよりも低
い所定の設定電圧1100Vになる約10msまでの間
は、インバータ回路7が継続して動作する。
【0039】そして、設定電圧1100Vにまで低下す
ると、外付けフィルタコンデンサバンク14の両端電圧
がフィルタコンデンサ6の両端電圧に等しくなり、整流
素子15がオンとなってこの外付けフィルタコンデンサ
バンク14に充電されていた電流がインバータ回路7に
対して放電出力されるようになる。そしてその後、イン
バータ回路7の停止電圧900Vに達する約60msま
で、この外付けフィルタコンデンサバンク14の放電電
流によりインバータ回路7の動作が継続される。
ると、外付けフィルタコンデンサバンク14の両端電圧
がフィルタコンデンサ6の両端電圧に等しくなり、整流
素子15がオンとなってこの外付けフィルタコンデンサ
バンク14に充電されていた電流がインバータ回路7に
対して放電出力されるようになる。そしてその後、イン
バータ回路7の停止電圧900Vに達する約60msま
で、この外付けフィルタコンデンサバンク14の放電電
流によりインバータ回路7の動作が継続される。
【0040】ここで、1500V架線の200kVAの
インバータ回路によって60ms離線した場合、図9の
ようなフィルタコンデンサ電圧にするためには、従来例
では12600μFの容量のコンデンサバンクが必要で
あって、当初配置している9S9Pのフィルタコンデン
サ6の他に、さらに容量9167μFのコンデンサを9
S25Pに225個接続した外付けフィルタコンデンサ
バンクを追加する必要があった。
インバータ回路によって60ms離線した場合、図9の
ようなフィルタコンデンサ電圧にするためには、従来例
では12600μFの容量のコンデンサバンクが必要で
あって、当初配置している9S9Pのフィルタコンデン
サ6の他に、さらに容量9167μFのコンデンサを9
S25Pに225個接続した外付けフィルタコンデンサ
バンクを追加する必要があった。
【0041】これに対して、上記の実施例では、図2に
示すように離線時の架線電圧がDC1500Vから11
00Vまで低下する間は、外付けフィルタコンデンサバ
ンク14から電力は供給されず、設定電圧1100Vか
ら保護電圧の設定値である900Vまでの間に追加した
外付けフィルタコンデンサバンク14から電力を供給す
るようにしている。このため、1100Vに下がるまで
にかかる時間Δtは式(2)によって、 126A×Δt=3300μF×(1500V−1100V) から、 Δt=約10ms である。
示すように離線時の架線電圧がDC1500Vから11
00Vまで低下する間は、外付けフィルタコンデンサバ
ンク14から電力は供給されず、設定電圧1100Vか
ら保護電圧の設定値である900Vまでの間に追加した
外付けフィルタコンデンサバンク14から電力を供給す
るようにしている。このため、1100Vに下がるまで
にかかる時間Δtは式(2)によって、 126A×Δt=3300μF×(1500V−1100V) から、 Δt=約10ms である。
【0042】また、1100Vから900Vまでの電圧
が低下する時に必要な外付けフィルタコンデンサバンク
14の容量Cは、前述の(1),(2)式から、 i=200×103 VA×0.85/(0.9×1100V) =約172A 172A×(60ms−10ms)=C×(1100V−900V) となり、 C=約43000μF である。そして、このとき、外付けフィルタコンデンサ
バンク14にかかる電圧は最大でも1100Vであるの
で、定格電圧400Vのコンデンサであれば、3S(シ
リーズ)の接続として3S40Pの120個のコンデン
サで実現できる。このように、コンデンサの耐圧を低く
することによって、従来例と比較して、100個以上の
コンデンサが削減できることになる。
が低下する時に必要な外付けフィルタコンデンサバンク
14の容量Cは、前述の(1),(2)式から、 i=200×103 VA×0.85/(0.9×1100V) =約172A 172A×(60ms−10ms)=C×(1100V−900V) となり、 C=約43000μF である。そして、このとき、外付けフィルタコンデンサ
バンク14にかかる電圧は最大でも1100Vであるの
で、定格電圧400Vのコンデンサであれば、3S(シ
リーズ)の接続として3S40Pの120個のコンデン
サで実現できる。このように、コンデンサの耐圧を低く
することによって、従来例と比較して、100個以上の
コンデンサが削減できることになる。
【0043】また、従来例では、外付けフィルタコンデ
ンサバンクの体積はおよそ0.276m3 、重量は約1
60kgとなるが、この実施例で付加する回路は、外付
けフィルタコンデンサバンク14の他に整流素子15、
GTOサイリスタ16、電圧検出器17、抵抗18,1
9を含めてもおよそ0.117m3 、重量は約50kg
となる。つまり、体積は従来例に比べて約2/5、重量
は約1/3と大幅に小形、軽量化されることにもなる。
しかも、外付けフィルタコンデンサバンク14を構成す
るコンデンサは低圧時のみ動作するので、コンデンサの
寿命が従来例よりも長くなり、一般の電解コンデンサを
使用できるようになり、安価に構成できるようになる。
ンサバンクの体積はおよそ0.276m3 、重量は約1
60kgとなるが、この実施例で付加する回路は、外付
けフィルタコンデンサバンク14の他に整流素子15、
GTOサイリスタ16、電圧検出器17、抵抗18,1
9を含めてもおよそ0.117m3 、重量は約50kg
となる。つまり、体積は従来例に比べて約2/5、重量
は約1/3と大幅に小形、軽量化されることにもなる。
しかも、外付けフィルタコンデンサバンク14を構成す
るコンデンサは低圧時のみ動作するので、コンデンサの
寿命が従来例よりも長くなり、一般の電解コンデンサを
使用できるようになり、安価に構成できるようになる。
【0044】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ず、自己消弧型半導体素子として、GTOサイリスタに
代えてGTR(Giant Transistor)、IGBT(Insula
tedGate Bipolar Transistor )素子などを利用するこ
ともできる。
ず、自己消弧型半導体素子として、GTOサイリスタに
代えてGTR(Giant Transistor)、IGBT(Insula
tedGate Bipolar Transistor )素子などを利用するこ
ともできる。
【0045】次に、請求項2記載の発明の実施例を図3
〜図5に基づいて説明する。
〜図5に基づいて説明する。
【0046】図3に示す実施例において、図7および図
8に示した従来の電力変換装置と異なる点は、フィルタ
コンデンサ6に並列に外付けフィルタコンデンサ装置2
5を接続したことである。この外付けフィルタコンデン
サ装置25は、図1の実施例と同様の外付けフィルタコ
ンデンサバンク14と直列に外付けフィルタコンデンサ
バンク14の放電方向を順方向として接続された通常時
にオンするGTOサイリスタ20と、このGTOサイリ
スタ20と逆並列に接続された整流素子としてのダイオ
ード21と、GTOサイリスタ20と直列に接続された
外付けフィルタコンデンサバンク14の放電電流を検出
する電流検出器22と、この電流検出器22によって検
出された放電電流値を監視し、外付けフィルタコンデン
サバンク14から過電流が放電されたことを検知したと
きにGTOサイリスタ20をオフさせる信号を送る異常
急放電検出回路23と、この信号を受けてGTOサイリ
スタ20をオフするゲートドライブ回路24から構成さ
れている。
8に示した従来の電力変換装置と異なる点は、フィルタ
コンデンサ6に並列に外付けフィルタコンデンサ装置2
5を接続したことである。この外付けフィルタコンデン
サ装置25は、図1の実施例と同様の外付けフィルタコ
ンデンサバンク14と直列に外付けフィルタコンデンサ
バンク14の放電方向を順方向として接続された通常時
にオンするGTOサイリスタ20と、このGTOサイリ
スタ20と逆並列に接続された整流素子としてのダイオ
ード21と、GTOサイリスタ20と直列に接続された
外付けフィルタコンデンサバンク14の放電電流を検出
する電流検出器22と、この電流検出器22によって検
出された放電電流値を監視し、外付けフィルタコンデン
サバンク14から過電流が放電されたことを検知したと
きにGTOサイリスタ20をオフさせる信号を送る異常
急放電検出回路23と、この信号を受けてGTOサイリ
スタ20をオフするゲートドライブ回路24から構成さ
れている。
【0047】次に、上記構成の電気車の電力変換装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0048】パンタグラフ2から集電した直流電流は、
フィルタコンデンサ6を充電すると共に、ダイオード2
1を介して外付けフィルタコンデンサバンク14をも充
電する。インバータ回路7には、パンタグラフ2から集
電した直流電流と、フィルタコンデンサ6からの放電電
流と、外付けフィルタコンデンサバンク14からの放電
電流が供給され、三相交流に変換されて出力される。こ
のインバータ回路7の動作中、外付けフィルタコンデン
サバンク14は、ダイオード21を介して充電され、G
TOサイリスタ20を介して放電する動作を繰り返す。
フィルタコンデンサ6を充電すると共に、ダイオード2
1を介して外付けフィルタコンデンサバンク14をも充
電する。インバータ回路7には、パンタグラフ2から集
電した直流電流と、フィルタコンデンサ6からの放電電
流と、外付けフィルタコンデンサバンク14からの放電
電流が供給され、三相交流に変換されて出力される。こ
のインバータ回路7の動作中、外付けフィルタコンデン
サバンク14は、ダイオード21を介して充電され、G
TOサイリスタ20を介して放電する動作を繰り返す。
【0049】上記構成の電気車の電力変換装置におい
て、従来問題となっていたインバータ回路7の上下アー
ムが短絡事故を起こしたときの保護動作について説明す
ると、外付けフィルタコンデンサバンク14から放出さ
れる過電流はGTOサイリスタ20を介してインバータ
回路7に流れ込もうとするが、GTOサイリスタ20に
直列に接続された電流検出器22が過電流を検出し、異
常急放電検出回路23がGTOサイリスタ20をオフさ
せる信号をゲートドライブ回路24に送り、GTOサイ
リスタ20をオフさせ、外付けフィルタコンデンサバン
ク14から過電流が放出されてインバータ回路7に流れ
込むのを阻止する。
て、従来問題となっていたインバータ回路7の上下アー
ムが短絡事故を起こしたときの保護動作について説明す
ると、外付けフィルタコンデンサバンク14から放出さ
れる過電流はGTOサイリスタ20を介してインバータ
回路7に流れ込もうとするが、GTOサイリスタ20に
直列に接続された電流検出器22が過電流を検出し、異
常急放電検出回路23がGTOサイリスタ20をオフさ
せる信号をゲートドライブ回路24に送り、GTOサイ
リスタ20をオフさせ、外付けフィルタコンデンサバン
ク14から過電流が放出されてインバータ回路7に流れ
込むのを阻止する。
【0050】次に、異常急放電検出回路23の動作を図
4を用いてさらに詳しく説明すると、電流検出器22が
検出した外付けフィルタコンデンサバンク14の放電電
流値iについて、2つの方法で正常、異常の判断が行な
われる。その1つは、放電電流値iの時間的変化(di
/dt)を監視する方法で、放電電流値iがサンプリン
グホールド回路(SH)26を介して1サンプリング分
保持され、この1サンプリング前の電流値と現在の電流
値との差を減算回路27を通して出力し、この差を比較
器28で基準値C1と比較し、基準値C1よりも大なら
ば“H”、小ならば“L”信号を出力する。他の1つは
放電電流値iの大きさを監視する方法で、放電電流値i
を比較器29で基準値C2と比較し、基準値C2より大
ならば“H”、小ならば“L”信号を出力する。そし
て、これらの比較器28,29の出力信号はORゲート
30に通され、この出力が“H”であればGTOサイリ
スタオフ信号がゲートドライブ回路24に送られる。つ
まり、上記のいずれかの方法で基準値C1またはC2よ
りも大きな値を示せば、ORゲート30から“H”信号
が出力され、GTOサイリスタ20がオフされ、インバ
ータ回路7の短絡事故発生時に、外付けフィルタコンデ
ンサバンク14から急放電による過電流がインバータ回
路7に流れ込むのを阻止するのである。
4を用いてさらに詳しく説明すると、電流検出器22が
検出した外付けフィルタコンデンサバンク14の放電電
流値iについて、2つの方法で正常、異常の判断が行な
われる。その1つは、放電電流値iの時間的変化(di
/dt)を監視する方法で、放電電流値iがサンプリン
グホールド回路(SH)26を介して1サンプリング分
保持され、この1サンプリング前の電流値と現在の電流
値との差を減算回路27を通して出力し、この差を比較
器28で基準値C1と比較し、基準値C1よりも大なら
ば“H”、小ならば“L”信号を出力する。他の1つは
放電電流値iの大きさを監視する方法で、放電電流値i
を比較器29で基準値C2と比較し、基準値C2より大
ならば“H”、小ならば“L”信号を出力する。そし
て、これらの比較器28,29の出力信号はORゲート
30に通され、この出力が“H”であればGTOサイリ
スタオフ信号がゲートドライブ回路24に送られる。つ
まり、上記のいずれかの方法で基準値C1またはC2よ
りも大きな値を示せば、ORゲート30から“H”信号
が出力され、GTOサイリスタ20がオフされ、インバ
ータ回路7の短絡事故発生時に、外付けフィルタコンデ
ンサバンク14から急放電による過電流がインバータ回
路7に流れ込むのを阻止するのである。
【0051】上記のように2つの方法で過電流の放出を
阻止するのは、インバータ回路7の上下アームが短絡
し、外付けフィルタコンデンサバンク14から過電流が
発生したことを直ちに検知し、GTOサイリスタ20を
オフさせるためである。なお、基準値C1,C2は、正
常時とインバータ回路7の上下アームが短絡した異常時
とでは電流値そのものにも、また電流の時間的変化にも
非常に大きな差があるために、容易に決定することがで
きる。
阻止するのは、インバータ回路7の上下アームが短絡
し、外付けフィルタコンデンサバンク14から過電流が
発生したことを直ちに検知し、GTOサイリスタ20を
オフさせるためである。なお、基準値C1,C2は、正
常時とインバータ回路7の上下アームが短絡した異常時
とでは電流値そのものにも、また電流の時間的変化にも
非常に大きな差があるために、容易に決定することがで
きる。
【0052】このようにして、この請求項2記載の発明
の実施例の電気車の電力変換装置では、インバータ回路
7の上下アームが短絡した場合においても、外付けフィ
ルタコンデンサバンク14から放出した過電流を検出
し、異常急放電検出回路23およびゲートドライブ回路
24の働きによってGTOサイリスタ20をオフするの
で、インバータ回路7に過電流が流れるのを防止し、イ
ンバータ回路7のスイッチング素子の破壊を最小限にく
い止めることができる。
の実施例の電気車の電力変換装置では、インバータ回路
7の上下アームが短絡した場合においても、外付けフィ
ルタコンデンサバンク14から放出した過電流を検出
し、異常急放電検出回路23およびゲートドライブ回路
24の働きによってGTOサイリスタ20をオフするの
で、インバータ回路7に過電流が流れるのを防止し、イ
ンバータ回路7のスイッチング素子の破壊を最小限にく
い止めることができる。
【0053】次に、図5および図6に基づき、請求項3
記載の発明の実施例について説明する。
記載の発明の実施例について説明する。
【0054】図5に示す実施例は、図1に示した請求項
1記載の発明の実施例と図3に示した請求項2記載の発
明の実施例とを組み合わせた構成のものであり、図7お
よび図8に示した従来例と異なる点は、フィルタコンデ
ンサ6に並列に外付けフィルタコンデンサ装置31を接
続したことにある。
1記載の発明の実施例と図3に示した請求項2記載の発
明の実施例とを組み合わせた構成のものであり、図7お
よび図8に示した従来例と異なる点は、フィルタコンデ
ンサ6に並列に外付けフィルタコンデンサ装置31を接
続したことにある。
【0055】この外付けフィルタコンデンサ装置31
は、図1の実施例と共通する要素として、フィルコンデ
ンサ6に並列に設けられた外付けフィルタコンデンサバ
ンク14と、フィルタコンデンサ6の両端電圧が定格電
圧である1500Vよりも低い所定の設定電圧、例えば
1100V以下になったときに外付けフィルタコンデン
サバンク14の放電のみを許可する整流素子15と、自
己消弧形整流素子としてのGTOサイリスタ16と、外
付けフィルタコンデンサバンク14の両端電圧を常時検
出していて、所定の設定電圧以下になった時にGTOサ
イリスタ16のゲートをオンする手段としての電圧検出
器17と、これらのGTOサイリスタ16、電圧検出器
17各々に対する電流制限を行なうための制限抵抗1
8,19を備えている。
は、図1の実施例と共通する要素として、フィルコンデ
ンサ6に並列に設けられた外付けフィルタコンデンサバ
ンク14と、フィルタコンデンサ6の両端電圧が定格電
圧である1500Vよりも低い所定の設定電圧、例えば
1100V以下になったときに外付けフィルタコンデン
サバンク14の放電のみを許可する整流素子15と、自
己消弧形整流素子としてのGTOサイリスタ16と、外
付けフィルタコンデンサバンク14の両端電圧を常時検
出していて、所定の設定電圧以下になった時にGTOサ
イリスタ16のゲートをオンする手段としての電圧検出
器17と、これらのGTOサイリスタ16、電圧検出器
17各々に対する電流制限を行なうための制限抵抗1
8,19を備えている。
【0056】そして、前記電圧検出器17は、外付けフ
ィルタコンデンサバンク14の電圧を検出する電圧検出
素子32と、この電圧検出素子32の電圧検出値が比較
値以上になればGTOサイリスタ16をオフとし、比較
値以下になればGTOサイリスタ16をオンとするオン
オフ指令信号を出力する架線電圧検出回路33と、この
架線電圧検出回路33からのオンオフ指令信号に基づ
き、GTOサイリスタ16のオンオフ制御を行なうゲー
トドライブ回路34から構成される。
ィルタコンデンサバンク14の電圧を検出する電圧検出
素子32と、この電圧検出素子32の電圧検出値が比較
値以上になればGTOサイリスタ16をオフとし、比較
値以下になればGTOサイリスタ16をオンとするオン
オフ指令信号を出力する架線電圧検出回路33と、この
架線電圧検出回路33からのオンオフ指令信号に基づ
き、GTOサイリスタ16のオンオフ制御を行なうゲー
トドライブ回路34から構成される。
【0057】外付けフィルタコンデンサ装置31はま
た、図3に示した実施例と共通する要素として、外付け
フィルタコンデンサバンク14と直列に外付けフィルタ
コンデンサバンク14の放電方向を順方向として接続さ
れた通常時にオンするGTOサイリスタ20と、このG
TOサイリスタ20と逆並列に接続された整流素子とし
てのダイオード21と、GTOサイリスタ20と直列に
接続された外付けフィルタコンデンサバンク14の放電
電流を検出する電流検出器22と、この電流検出器22
によって検出された放電電流値を監視し、外付けフィル
タコンデンサバンク14から過電流が放電されたことを
検知したときにGTOサイリスタ20をオフさせる信号
を送る異常急放電検出回路23と、この信号を受けてG
TOサイリスタ20をオフするゲートドライブ回路24
を備えている。
た、図3に示した実施例と共通する要素として、外付け
フィルタコンデンサバンク14と直列に外付けフィルタ
コンデンサバンク14の放電方向を順方向として接続さ
れた通常時にオンするGTOサイリスタ20と、このG
TOサイリスタ20と逆並列に接続された整流素子とし
てのダイオード21と、GTOサイリスタ20と直列に
接続された外付けフィルタコンデンサバンク14の放電
電流を検出する電流検出器22と、この電流検出器22
によって検出された放電電流値を監視し、外付けフィル
タコンデンサバンク14から過電流が放電されたことを
検知したときにGTOサイリスタ20をオフさせる信号
を送る異常急放電検出回路23と、この信号を受けてG
TOサイリスタ20をオフするゲートドライブ回路24
を備えている。
【0058】次に、上記構成の請求項3記載の発明の実
施例の電気車の電力変換装置の動作について説明する。
施例の電気車の電力変換装置の動作について説明する。
【0059】定格時には、架線電圧を電圧検出器17の
電圧検出素子32で検出しながら、架線電圧検出回路3
3およびゲートドライブ回路34によりGTOサイリス
タ16をスイッチング制御することにより、離線用外付
けフィルタコンデンサバンク14に低電圧保護電圧(こ
こでは、900V)より少し高めのほぼ一定の電圧値
(ここでは、1100Vに設定される)になるように充
電する。
電圧検出素子32で検出しながら、架線電圧検出回路3
3およびゲートドライブ回路34によりGTOサイリス
タ16をスイッチング制御することにより、離線用外付
けフィルタコンデンサバンク14に低電圧保護電圧(こ
こでは、900V)より少し高めのほぼ一定の電圧値
(ここでは、1100Vに設定される)になるように充
電する。
【0060】この電圧検出器17の架線電圧検出回路3
3の制御機能について、図6のブロック図に基づいて説
明すると、電圧検出素子32で検出した架線電圧値vを
2つの比較器35,36に与え、ここで基準値D1(こ
こでは1100V)よりも電圧値vが高いときにはGT
Oサイリスタ16のオフ信号を出力し、基準値D2(こ
こでは1100V)よりも電圧値vが低いときにはGT
Oサイリスタ16のオン信号を出力し、ゲートドライブ
回路34がこのオンオフ信号を受けて、GTOサイリス
タ16のスイッチング制御を行ない、外付けフィルタコ
ンデンサバンク14に架線または第3軌条1の定格電圧
1500Vより低いほぼ一定の設定電圧1100Vに充
電され、維持される。
3の制御機能について、図6のブロック図に基づいて説
明すると、電圧検出素子32で検出した架線電圧値vを
2つの比較器35,36に与え、ここで基準値D1(こ
こでは1100V)よりも電圧値vが高いときにはGT
Oサイリスタ16のオフ信号を出力し、基準値D2(こ
こでは1100V)よりも電圧値vが低いときにはGT
Oサイリスタ16のオン信号を出力し、ゲートドライブ
回路34がこのオンオフ信号を受けて、GTOサイリス
タ16のスイッチング制御を行ない、外付けフィルタコ
ンデンサバンク14に架線または第3軌条1の定格電圧
1500Vより低いほぼ一定の設定電圧1100Vに充
電され、維持される。
【0061】そして、電圧検出素子32の検出する電圧
が1100Vよりも高いときには、離線用外付けフィル
タコンデンサバンク14からは整流素子15によってブ
ロックされて放電がなされず、パンタグラフ2の離線が
起こり、フィルタコンデンサ6の電圧が1100V以下
になれば整流素子15がオンし、外付けフィルタコンデ
ンサバンク14の電力をインバータ回路7に供給する。
このときのインバータ回路7の入力電圧の変化は、図2
に示したものとなる。そして、この第3実施例において
も、図1に示した請求項1記載の発明の実施例と同様
に、外付けフィルタコンデンサバンク14にかかる電圧
は最大でも1100Vであるので、定格電圧400Vの
コンデンサであれば、3S(シリーズ)の接続として3
S40Pの120個のコンデンサで実現できる。このよ
うに、コンデンサの耐圧を低くすることによって、従来
例と比較して、100個以上のコンデンサが削減できる
ことになる。
が1100Vよりも高いときには、離線用外付けフィル
タコンデンサバンク14からは整流素子15によってブ
ロックされて放電がなされず、パンタグラフ2の離線が
起こり、フィルタコンデンサ6の電圧が1100V以下
になれば整流素子15がオンし、外付けフィルタコンデ
ンサバンク14の電力をインバータ回路7に供給する。
このときのインバータ回路7の入力電圧の変化は、図2
に示したものとなる。そして、この第3実施例において
も、図1に示した請求項1記載の発明の実施例と同様
に、外付けフィルタコンデンサバンク14にかかる電圧
は最大でも1100Vであるので、定格電圧400Vの
コンデンサであれば、3S(シリーズ)の接続として3
S40Pの120個のコンデンサで実現できる。このよ
うに、コンデンサの耐圧を低くすることによって、従来
例と比較して、100個以上のコンデンサが削減できる
ことになる。
【0062】また、外付けフィルタコンデンサバンク1
4を付加することにはパンタグラフ2の離線時間の延長
に効果があるが、同時にインバータ回路7にアーム短絡
が生じると、この外付けフィルタコンデンサバンク14
から大電流が流れ込み、素子破壊やさらには周辺の回路
部品にまで被害を与える恐れがあるが、これを防ぐため
に、インバータ回路7の上下アームの短絡事故の発生時
には、異常急放電検出回路23およびゲートドライブ回
路24によるGTOサイリスタ20の遮断動作がなされ
る。
4を付加することにはパンタグラフ2の離線時間の延長
に効果があるが、同時にインバータ回路7にアーム短絡
が生じると、この外付けフィルタコンデンサバンク14
から大電流が流れ込み、素子破壊やさらには周辺の回路
部品にまで被害を与える恐れがあるが、これを防ぐため
に、インバータ回路7の上下アームの短絡事故の発生時
には、異常急放電検出回路23およびゲートドライブ回
路24によるGTOサイリスタ20の遮断動作がなされ
る。
【0063】すなわち、請求項2記載の発明の実施例の
動作として図4に基づいて説明したように、外付けフィ
ルタコンデンサバンク14から放出される過電流はGT
Oサイリスタ20を介してインバータ回路7に流れ込も
うとするが、GTOサイリスタ20に直列に接続された
電流検出器22が過電流を検出し、異常急放電検出回路
23がGTOサイリスタ20をオフさせる信号をゲート
ドライブ回路24に送り、GTOサイリスタ20をオフ
させ、外付けフィルタコンデンサバンク14から放出さ
れた過電流がインバータ回路7に流れ込むのを阻止す
る。
動作として図4に基づいて説明したように、外付けフィ
ルタコンデンサバンク14から放出される過電流はGT
Oサイリスタ20を介してインバータ回路7に流れ込も
うとするが、GTOサイリスタ20に直列に接続された
電流検出器22が過電流を検出し、異常急放電検出回路
23がGTOサイリスタ20をオフさせる信号をゲート
ドライブ回路24に送り、GTOサイリスタ20をオフ
させ、外付けフィルタコンデンサバンク14から放出さ
れた過電流がインバータ回路7に流れ込むのを阻止す
る。
【0064】こうして、この請求項3記載の発明の実施
例の電気車の電力変換装置では、パンタグラフの離線時
間を延長するための外付けフィルタコンデンサ装置を比
較的小形に構成することができ、しかも、インバータ回
路の上下アームの短絡事故発生時に、外付けフィルタコ
ンデンサ装置の存在により過電流がインバータ回路のス
イッチング素子に流れ込むのを防止することができる。
例の電気車の電力変換装置では、パンタグラフの離線時
間を延長するための外付けフィルタコンデンサ装置を比
較的小形に構成することができ、しかも、インバータ回
路の上下アームの短絡事故発生時に、外付けフィルタコ
ンデンサ装置の存在により過電流がインバータ回路のス
イッチング素子に流れ込むのを防止することができる。
【0065】なお、上記各実施例において、外付けフィ
ルタコンデンサバンクの容量、構成、比較基準値C1,
C2、D1,D2などは限定されるものではなく、必要
に応じて変更できるものである。
ルタコンデンサバンクの容量、構成、比較基準値C1,
C2、D1,D2などは限定されるものではなく、必要
に応じて変更できるものである。
【0066】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、パンタグラフの離線時のインバータ回路を長い時間
継続動作させることができ、しかも比較的低い電圧で外
付けフィルタコンデンサバンクが充電されるようにして
いるために、このコンデンサバンクの構成のためコンデ
ンサを耐圧の低いもので構成することができ、小形化、
低コスト化が図れる。
ば、パンタグラフの離線時のインバータ回路を長い時間
継続動作させることができ、しかも比較的低い電圧で外
付けフィルタコンデンサバンクが充電されるようにして
いるために、このコンデンサバンクの構成のためコンデ
ンサを耐圧の低いもので構成することができ、小形化、
低コスト化が図れる。
【0067】また請求項2記載の発明によれば、インバ
ータ回路のスイッチング素子が破壊されて上下アームの
短絡事故が起きた場合には、外付けフィルタコンデンサ
バンクから過大な放電電流が急激にインバータ回路内に
流れ込むことを防止し、インバータ回路の短絡事故時の
素子破壊を最小限にくい止めることができる。
ータ回路のスイッチング素子が破壊されて上下アームの
短絡事故が起きた場合には、外付けフィルタコンデンサ
バンクから過大な放電電流が急激にインバータ回路内に
流れ込むことを防止し、インバータ回路の短絡事故時の
素子破壊を最小限にくい止めることができる。
【0068】さらに請求項3記載の発明によれば、外付
けフィルタコンデンサバンクの小形化、低コスト化が図
れ、同時に、外付けフィルタコンデンサバンクが付加さ
れていても、インバータ回路の短絡事故時に外付けフィ
ルタコンデンサバンクから過電流がインバータ回路に流
入するのを確実に防止し、素子破壊を最小限にくい止め
ることができる。
けフィルタコンデンサバンクの小形化、低コスト化が図
れ、同時に、外付けフィルタコンデンサバンクが付加さ
れていても、インバータ回路の短絡事故時に外付けフィ
ルタコンデンサバンクから過電流がインバータ回路に流
入するのを確実に防止し、素子破壊を最小限にくい止め
ることができる。
【図1】請求項1記載の発明の実施例の回路ブロック
図。
図。
【図2】上記実施例の動作を示すタイミングチャート。
【図3】請求項2記載の発明の実施例の回路ブロック
図。
図。
【図4】上記実施例における異常急放電検出回路の制御
機能を示すブロック図。
機能を示すブロック図。
【図5】請求項3記載の発明の実施例の回路ブロック
図。
図。
【図6】上記実施例における架線電圧検出回路の制御機
能を示すブロック図。
能を示すブロック図。
【図7】従来例の回路ブロック図。
【図8】他の従来例の回路ブロック図。
【図9】従来例の動作を示すタイミングチャート。
1 架線または第3軌条 2 パンタグラフ 6 フィルタコンデンサ 7 インバータ回路 14 外付けフィルタコンデンサバンク 15 整流素子 16 GTOサイリスタ 17 電圧検出器 20 GTOサイリスタ 21 ダイオード 22 電流検出器 23 異常急放電検出回路 24 ゲートドライブ回路 25 外付けフィルタコンデンサ装置 32 電圧検出素子 33 架線電圧検出回路 34 ゲートドライブ回路
Claims (3)
- 【請求項1】 架線または第3軌条から直流電力をパン
タグラフを介して取り込み、フィルタコンデンサを介し
てこれに並列に接続されたインバータ回路に供給し、直
流・交流電力変換して電気車の各種負荷に供給する電気
車の電力変換装置において、 前記フィルタコンデンサに並列に、自己消弧型半導体素
子と、この自己消弧型半導体素子を介して充電される複
数のコンデンサから成る外付けフィルタコンデンサバン
クと、前記外付けフィルタコンデンサバンクから前記イ
ンバータ回路の直流入力側への放電のみを許可する整流
素子と、前記外付けフィルタコンデンサバンクの両端電
圧を検出し、この両端電圧が前記インバータ回路の入力
直流電圧の定格値よりも低い所定の設定電圧を維持する
ように前記自己消弧型半導体素子のオンオフ動作を制御
する手段とを備えて成る電気車の電力変換装置。 - 【請求項2】 架線または第3軌条から直流電力をパン
タグラフを介して取り込み、フィルタコンデンサを介し
てこれに並列に接続されたインバータ回路に供給し、直
流・交流電力変換して電気車の各種負荷に供給する電気
車の電力変換装置において、 前記フィルタコンデンサに並列に接続され、前記パンタ
グラフの瞬時離線時においても前記インバータ回路に直
流電力を供給するための複数のコンデンサから成る外付
けフィルタコンデンサバンクと、前記外付けフィルタコ
ンデンサバンクからの放電電流値を検出し、前記インバ
ータ回路のアーム短絡事故時に前記インバータ回路と前
記外付けフィルタコンデンサバンクとを電気的に遮断す
る手段とを備えて成る電気車の電力変換装置。 - 【請求項3】 架線または第3軌条から直流電力をパン
タグラフを介して取り込み、フィルタコンデンサを介し
てこれに並列に接続されたインバータ回路に供給し、直
流・交流電力変換して電気車の各種負荷に供給する電気
車の電力変換装置において、 前記フィルタコンデンサに並列に、自己消弧型半導体素
子と、この自己消弧型半導体素子を介して充電される複
数のコンデンサから成る外付けフィルタコンデンサバン
クと、前記外付けフィルタコンデンサバンクから前記イ
ンバータ回路の直流入力側への放電のみを許可する整流
素子と、前記外付けフィルタコンデンサバンクの両端電
圧を検出し、この両端電圧が前記インバータ回路の入力
直流電圧の定格値よりも低い所定の設定電圧を維持する
ように前記自己消弧型半導体素子のオンオフ動作を制御
する手段と、前記外付けフィルタコンデンサバンクから
の放電電流値を検出し、前記インバータ回路のアーム短
絡事故時に前記インバータ回路と前記外付けフィルタコ
ンデンサバンクとを電気的に遮断する手段とを備えて成
る電気車の電力変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4139114A JP3071944B2 (ja) | 1991-08-12 | 1992-05-29 | 電気車の電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20186191 | 1991-08-12 | ||
| JP3-201861 | 1991-11-22 | ||
| JP30750591 | 1991-11-22 | ||
| JP3-307505 | 1991-11-22 | ||
| JP4139114A JP3071944B2 (ja) | 1991-08-12 | 1992-05-29 | 電気車の電力変換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05199607A true JPH05199607A (ja) | 1993-08-06 |
| JP3071944B2 JP3071944B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=27317802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4139114A Expired - Lifetime JP3071944B2 (ja) | 1991-08-12 | 1992-05-29 | 電気車の電力変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3071944B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005287129A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Toshiba Corp | 待機系電源装置 |
| JP2007288997A (ja) * | 2007-08-06 | 2007-11-01 | Toshiba Corp | 待機系電源装置 |
| JP2008154341A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Toshiba Corp | 電気車用電源装置 |
| JP2008220045A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Honda Motor Co Ltd | 電動機の制御装置および車両 |
| JP2008271696A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Toshiba Elevator Co Ltd | 電力変換装置 |
| JP2009100511A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Hitachi Ltd | スイッチング電源装置およびコンデンサの実装方法 |
| JP2010041805A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Toshiba Corp | 電気車用電源装置 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4139114A patent/JP3071944B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005287129A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Toshiba Corp | 待機系電源装置 |
| JP2008154341A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Toshiba Corp | 電気車用電源装置 |
| JP2008220045A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Honda Motor Co Ltd | 電動機の制御装置および車両 |
| US8410745B2 (en) | 2007-03-05 | 2013-04-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Controller for motor, and vehicle |
| JP2008271696A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Toshiba Elevator Co Ltd | 電力変換装置 |
| JP2007288997A (ja) * | 2007-08-06 | 2007-11-01 | Toshiba Corp | 待機系電源装置 |
| JP2009100511A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Hitachi Ltd | スイッチング電源装置およびコンデンサの実装方法 |
| JP2010041805A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Toshiba Corp | 電気車用電源装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3071944B2 (ja) | 2000-07-31 |
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