JPH05199981A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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Publication number
JPH05199981A
JPH05199981A JP4010807A JP1080792A JPH05199981A JP H05199981 A JPH05199981 A JP H05199981A JP 4010807 A JP4010807 A JP 4010807A JP 1080792 A JP1080792 A JP 1080792A JP H05199981 A JPH05199981 A JP H05199981A
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JP
Japan
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bending
endoscope
insertion portion
drive
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Withdrawn
Application number
JP4010807A
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English (en)
Inventor
Shuichi Takayama
修一 高山
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Akio Nakada
明雄 中田
Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
Hideyuki Adachi
英之 安達
Koji Fujio
浩司 藤尾
Katsunori Sakiyama
勝則 崎山
Koichi Tatsumi
康一 巽
Masaaki Hayashi
正明 林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、独立に湾曲制御可能な複数のリンク
を連結してなり、各リンクごとに独立した湾曲動作を行
わせる湾曲駆動用ワイヤを設けた内視鏡において、各節
において湾曲操作を確実に行うことができる操作性のよ
い内視鏡を提供することを目的とするものである。 【構成】独立に湾曲制御可能な複数のリンク2aを連結
した挿入部1を有し、各リンク2a,2b…ごとに独立
した湾曲動作を行わせる湾曲駆動用ワイヤ3a,3b,
…を設けた内視鏡において、前記挿入部1の先端より根
元側のリンク2a,2b…に設けるもの程、湾曲駆動用
ワイヤ3a,3b,…による発生駆動力を大きく設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の腔部や産業用配
管等の各種管路内に導入して治療や検査または修理等の
ために使用する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、産業用配管内には、複雑で長尺
な管路が形成されていることが多いが、これに導入して
管路内の部位を直接に検査する工業用内視鏡が知られて
いる。また、医療用内視鏡であっても同様であるが、そ
れらの挿入部は導入する際、外からの遠隔操作によって
動かしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に、複雑
で長尺な管路内への導入性を高めるため、内視鏡の長尺
な挿入部を複数の節に区分し、その各節の部分をそれぞ
れ異なるアクチュエータによって独立的に湾曲するよう
にした内視鏡を考えた場合、次のような問題がある。
【0004】すなわち、このような湾曲駆動方式とした
場合、その挿入部の根元側に近い節のもの程、その部分
に加わる重さ及び負荷モーメントが大きくなる。このた
め、根元側に近い節程、アクチュエータによる充分な湾
曲操作が得られにくい。特に、鉛直方向での所要量の曲
げが得られ難く、確実に所望な湾曲操作が困難になると
いう事情があった。
【0005】本発明は、独立に湾曲制御可能な複数の節
を連結してなり、各節ごとに独立した湾曲動作を行わせ
る湾曲駆動手段を設けた内視鏡において、各節において
湾曲操作を確実に行うことができる操作性のよい内視鏡
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】前記課題を解
決するために本発明は、独立に湾曲制御可能な複数の節
を連結した挿入部を有し、各節ごとに独立した湾曲動作
を行わせる湾曲駆動手段を設けた内視鏡において、前記
挿入部の先端より根元側の節に設けるもの程、湾曲駆動
手段の発生する駆動力を大きく設定したものである。し
かして、挿入部の根元側に近い節程、それに加わる重さ
及び負荷モーメントが大きくても、充分な湾曲操作量の
曲げが確実に得られる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係る内視鏡
の挿入部1を概略的に示している。この挿入部1は、複
数のリンク(節)2a,2b,2c,2d,2e,…に
分けられ、これらのリンク2a,2b,2c,2d,2
e,…はいずれも弾性的な撓み性のある筒状の部材から
なり、これらは順次連結されている。このように弾性的
な撓み性のある筒状の部材を連結した挿入部1であった
場合、それの自重及び内蔵物を保持して姿勢を保てる程
の腰の強さを有する挿入部1とするため、それぞれのリ
ンク2a,2b,2c,2d,2e,…は、その径を根
元側に位置するもの程、太くすることにより撓みにくい
腰の強いものとしてあり、その結果、根元側に位置する
もの程、そのリンク2a,2b,2c,2d,2e,…
の強度(腰の強さ)が高められている。
【0008】また、各リンク2a,2b,2c,2d,
…の各部分には、独立した湾曲駆動手段として記憶形状
合金からなる駆動用ワイヤ3a,3b,3c,3d,3
e,…がそれぞれ配設されている。これらの各駆動用ワ
イヤ3a,3b,3c,3d,…は、これに対応する各
リンク2a,2b,…の部分において、その軸方向に沿
うとともに、周辺内壁に近接して上下左右の90度の角
間隔でそれぞれ4本ずつ配設されている。
【0009】各駆動用ワイヤ3a,3b,…の各先端側
は、これに対応する各リンク2a,2b,…の先端部分
にそれぞれ取着され、また、各駆動用ワイヤ3a,3
b,…の基端側は、これに対応する各リンク2a,2
b,…の基端に隣接するリンク2b,2c,…に導かれ
てそれに取着されている。また、各駆動用ワイヤ3a,
3b,…は、これらにそれぞれ対応する各リンク2a,
2b,…が基端側に位置するもの程、それに応じて順次
太くしてある。撚合して形成したものの場合にはその素
線を順次増やす。これらによって前記挿入部1の先端よ
り根元側の節に設ける湾曲駆動手段のもの程、その駆動
力の発生量を大きく設定した。また、これと同時に、通
電量を増すようにして、手元側の湾曲駆動部のもの程、
その駆動力を強くする。
【0010】しかして、各リンク2a,2b,…におけ
る屈曲駆動用ワイヤ3a,3b,…の上下左右のいずれ
かのものを選択してこれに通電すると、その駆動用ワイ
ヤ3a,3b,…はその記憶形状に応じて、例えば収縮
するから、これに対応したリンク2a,2b,…を撓ま
せる。
【0011】このように、各リンク2a,2b,…及び
それにおける駆動用ワイヤ3a,3b,…を選択して、
これに通電することにより、各リンク2a,2b,…に
おける向きを選択して湾曲することができる。また、各
リンク2a,2b,…は、基端側のもの程、太く形成し
て腰を強くしてあり、さらに、基端側のリンク2a,2
b,…のもの程、その駆動力を強くしてあるから、この
構成によれば、根元側に位置するもの程、その荷重に対
する耐久力及びそれを動かすパワーを大きくすることが
できる。
【0012】したがって、一般に、挿入部1の根元側に
近いリンク2a,2b,…の部分程、それに加わる自重
及び回転モーメントが大きくなるが、それに耐えられる
とともに、湾曲駆動アクチュエータによる所要量の曲げ
が得られる。従って、各リンク2a,2b,…の部分を
独立的に正確な湾曲操作を行うことができる。
【0013】なお、各リンク2a,2b,…の部分にそ
れぞれ可撓性を持たしてあるが、各リンク2a,2b,
…を剛性なものとし、互いに隣接するもの同士を上下左
右に湾曲することができるように関節で互いに連結する
ようにしてもよい。また、この場合、1つおきに上下方
向と左右方向に回動するように連結してもよい。これら
の連結手段としては種々の方式が考えられるが、例えば
可撓性のある部材を介して連結したり、湾曲駒を介在す
るとともに前方のリンクと湾曲駒との間を枢支ピンを介
して上下に回動自在に連結し、かつ後方のリンクと介在
湾曲駒との間を枢支ピンを介して左右に回動自在に連結
したり、いわゆる自在継手方式を利用する等が考えられ
る。
【0014】また、各リンクに可撓性を持たす方式で
は、後述する図2で示すようなものでもよい。すなわ
ち、図2で示す内視鏡の挿入部1の変形例は複数のチュ
ーブ5a,5b,5c,5d,…順に重ねて作ったもの
であり、より細い内側のもの程、その先端側をその隣接
する外側のものよりも先に伸ばしてある。このため、こ
の挿入部1の各リンク2a,2b,…の部分は、その根
元側に至る程、そのチューブ5a,5b,5c,5d,
…の重なる数が増し、このため、根元側に位置するもの
程、撓みにくくその強度(腰の強さ)を高めている。ま
た、各リンク2a,2b,…の部分を湾曲駆動する駆動
用ワイヤ3a,3b,…についても、前述したものと同
様に、手元側のリンク2a,2b,…のもの程、その駆
動力が強くなるように設定している。
【0015】図3は、リンク2a,2b,2c,…に配
設される駆動用ワイヤ3a,3b,3c,…の状態を示
しており、これらはそれぞれ制御用IC6,…を介して
電源ライン7が接続され、この制御用IC6,…を通じ
て選択的に通電されるようになっている。他のリンク2
a,…に配設される駆動用ワイヤ3a,…についても、
同様に制御用IC6,…を介して電源ライン7に接続さ
れ、選択的に通電されるようになっている。
【0016】図4は、各駆動用ワイヤ3a,3b,3
c,…に通電制御する駆動制御回路を示している。すな
わち、各リンク2a,2b,2c,…における駆動用ワ
イヤ3a,3b,3c,3d,…にはそれぞれ異なる制
御用IC6a,6b,6c,6dを介して電源8の電源
ライン7に接続されている。各制御用IC6,…は、電
源ライン7に重畳される信号重畳回路11からのアドレ
ス信号(シリアル転送)を受けてそれに対応したものの
ゲートを開き、それの駆動用ワイヤ3a,3b,3c,
3dに通電する。つまり、制御用IC6,…は、前記ア
ドレス信号を受けて選択的に駆動用DC電源8を対応す
る上下左右のいずれかの駆動用ワイヤ3a,3b,3
c,3dに通電させるゲートの役目を果たす。
【0017】前記アドレス信号はCPU12において、
湾曲制御器13、挿入量検出手段14、術者の首振り角
信号発生器15からの各信号を受けてそれらのデータか
ら演算して得る。湾曲制御器13は例えばジョイスティ
ックからなる。挿入量検出手段14は、通常、能動型内
視鏡として作動する。また、術者の首振り角信号発生器
15の首振り角検出部は術者の頭に装着した装填具16
に取り付けられ、術者の首振り角度を検出する。そし
て、この首振り角に応じて出力する首振り角信号発生器
15の信号によって最先端のリンク2aを湾曲するよう
に構成されている。このため、CPU12は、それに応
じたアドレス信号を信号重畳回路11を介して電源ライ
ン7に乗せ、制御用IC6,…により、その最先端のリ
ンク2aにおける屈曲駆動用ワイヤ3a…のいずれかを
選択してそれに通電駆動する。
【0018】また、術者の頭に装着した装填具16に
は、カメラコントロールユニット17からの映像信号を
受ける液晶立体ディスプレイ(HDTV)18が装着さ
れていて、術者はそれにより内視鏡の視野を立体的に観
察できる。前記アームの湾曲形状や内視鏡の位置は、モ
ニタ19において表示される。
【0019】一方、操作室20において、術者は挿入量
コントローラ21と前記湾曲制御器13のジョイスティ
ックを操作することにより、前記リンク2a,2b,…
の湾曲状態を遠隔的に操作することができる。術者が最
先端のリンク2aを見る角度で、その首振り角度が首振
り角信号発生器15で検出され、それに応じたアドレス
信号を転送して対応した制御用IC6を開放し、それに
対応した屈曲駆動用ワイヤ3a,…のいずれかのものを
選択して通電駆動することにより、所要の向きと角度に
湾曲する。湾曲制御器13のジョイスティックを操作す
ることにより、前記挿入部1の他のリンク2a…の部分
を湾曲することができる。
【0020】図5は、他の挿入部1の例を示すが、これ
は各リンク2a,2b,…の部分がその挿入部1の基端
(根元)側のもの程、その径を太くしている点につい
は、前述したものと同じであるが、ここでは、さらに各
リンク2a,2b,…の部分を複数の関節駒25によっ
て構成している。各関節駒25はその隣接端を上下位置
と左右位置で交互に枢着して連結してなり、これの各リ
ンク2a,2b,…の部分をそれぞれ上下左右に湾曲で
きるように構成した。また、上下左右に位置させて、こ
れに組み込む各駆動用ワイヤ26をコイル状に形成した
ものである。この場合も、手元側のもの程、その湾曲駆
動力を高めるように設定する。この他の点については前
述したものと同様に構成し、また、同様に応用できるも
のである。
【0021】図6は、前述した図5の場合と同じく関節
駒25を使用する構成のものにあって、その各関節駒2
5に対して駆動用ワイヤ26の組込む一例を示してい
る。すなわち、同図(B)で示すように、関節駒25は
これが属するリンク2a,2b,…の部分における上下
左右の位置に配置される各駆動用ワイヤ26をそれぞれ
通す4つの孔28を上下左右の対応位置部分に形成して
いる。さらに、同じ関節駒25にはその中央に挿通用孔
29を形成しており、この挿通用孔29にはこの関節駒
25が属するリンク2b,…よりも前方のリンク2a,
2b,…に配設する駆動用ワイヤ26をまとめて通すよ
うになっている。
【0022】また、各駆動用ワイヤ26は多関節式の挿
入部1の根元まで導かれている。このため、各リンク2
a,2b,…の長さとした場合に比べて駆動用ワイヤ2
6の縮み量が大きくとれる。なお、駆動用ワイヤ26の
収縮はその全長において起るが、挿入部1の中央を通る
ところでは湾曲させる力が働かないため、湾曲させよう
とする特定のリンク2a,2b,…のみが湾曲駆動させ
られる。この場合、その駆動用ワイヤ26が直線状であ
ってもコイル状であってもよい。また、手元側のもの
程、その湾曲駆動力を高めるように設定する。
【0023】図7は挿入部1の各リンク2a,2b,…
を湾曲駆動するワイヤ26をその各リンク2a,2b,
…の中央寄りに配置する例である。このようにすれば、
各ワイヤ26の同一の変形量に対してより大きい湾曲角
が得られるようになる。なお、手元側のもの程、その湾
曲駆動力を高めるように設定する。その他の構成につい
ても前述したものと同様である。
【0024】図8は、挿入部1の各リンク2a,2b,
…を駆動するワイヤ26が、その各リンク2a,2b,
…の長さよりも長く、それを各リンク2a,2b,…の
範囲内で幾重にも折り畳んではる。このようにすれば、
1本または1重にした場合に比べてその変形量が大きく
なり大きい湾曲角と湾曲力が得られる。なお、手元側の
もの程、その湾曲駆動力を高めるように設定する。その
他の構成についても前述したものと同様である。
【0025】図9は、空気圧を利用して湾曲する多関節
アームで挿入部1を構成した例についてのものである。
すなわち、多関節アーム30は前述した場合と同様な理
由で基端側のもの程、径を太くした多孔性チューブ31
によってそれぞれのリンク部を形成している。また、こ
れらの多孔性チューブ31は、同図(B)で示すように
周辺に複数の空気穴32を形成し、中央には内蔵物を通
す孔33を形成してなる。各リンク部における多孔性チ
ューブ31は手元側のもの程、太くしてその可撓性を小
さくしてある。手元側のもの程、その湾曲駆動力を高め
るように設定する。さらに、各多孔性チューブ31の外
周には、膨らみ防止用繊維34を巻き付けてあり、この
膨らみ防止用繊維34は編成されて筒状に形成されてい
る。各素線は多孔性チューブ31の長手軸方向に沿って
配設されている。もっとも、編成しないで単線を巻き付
けるものであってもよい。
【0026】そして、各多関節アーム30ごとにその選
択した空気穴32に送気すれば、その向きへ選択的に湾
曲させることができる。なお、同じ側の空気穴32を連
通して同時に送気すれば、全体を同じ向きに湾曲させる
ことができる。また、多関節アーム30を構成する多孔
性チューブ31を根元側のもの程、長くすれば、それに
応じて変形時のストロークを大きくできる。
【0027】図10は、前述した多孔性チューブ31の
外周に被着するブレード状の膨らみ防止用繊維34の巻
付けピッチが根元側のもの程、密にしてある。これによ
り手元側のもの程、その可撓性をより小さく、腰を強く
してある。また、同じ目的で膨らみ防止用繊維34の太
さを手元側のもの程、太くしてもよいものである。
【0028】また、図11、図12、図13は、それぞ
れ前述した挿入部1及びアームの代わりに使用できる他
のアームの例を示すものである。図11は各関節部材4
1の間にそれぞれ複数の形状記憶合金製のワイヤ42を
架設し、各ワイヤ42には通電抵抗熱発生手段などによ
り選択的に加熱して収縮させることによりその収縮した
向きに湾曲するようになっている。(A)は加熱前の状
態、(B)は、ワイヤ42を選択的に加熱して湾曲した
状態を示している。これの場合も、手元側のもの程、そ
の湾曲駆動力を高めるように設定する。
【0029】図12は、長手軸方向へ並列した複数の密
封した孔腔45を形成した複数の多孔チューブ46を連
設してなり、各孔腔45にはそれぞれ送気チューブ47
を個別的に接続している。そして、選択した孔腔45に
送気チューブ47を通じて送気すると、(B)で示すよ
うに送気した孔腔45の部分が張り反対側へ曲がる。な
お、多孔チューブ46の壁には大きく膨らみ防止用繊維
48を入れてある。もちろん、これの場合も、手元側の
もの程、その湾曲駆動力を高めるように設定する。
【0030】図13の(A)は可撓性チューブ51の外
周に圧電ポリマー材52を周上に3つに別けて貼り付け
たものであり、(B)は、可撓性チューブ51の壁内に
液晶53を3つに別けて埋め込んだものである。このよ
うなチューブ51を複数軸方向へ連結する。さらに、各
圧電ポリマー材52と液晶53には、個別的に電圧を印
加できるように図示しない電極を設ける。圧電ポリマー
材52と液晶53は電圧の印加に応じて可逆的に伸縮す
る。そこで、いずれかの選択した圧電ポリマー材52ま
たは液晶53に電圧を印加すると、可撓性チューブ51
を湾曲することができる。このような可撓性チューブ5
1を連結してアームを構成するものである。もちろん、
手元側のもの程、その湾曲駆動力を高めるように設定す
る。
【0031】また、前述したリンク間を連結する関節に
以下のようなアクチュエータを設けてもよい。つまり、
ボール継手、ボール継手のボール表面に対向して設けた
3つの圧電アクチュエータ、各圧電アクチュエータに独
立に電圧を印加する手段である。前記各挿入部は関節を
中心として複数に屈曲する場合に限らず、部分的または
全体的に湾曲する場合を含むものである。つまり、湾屈
曲するものであればよいものである。また、この種の多
関節アームとしては、前述したようなものに限定される
ものではない。例えば圧電ポリマや液晶ポリマによって
多関節アームを構成し、通電などによって湾屈曲駆動す
るようにしてもよい。この場合、各関節アームが根元
(基端)側ほどその厚さを厚くする等、可撓性を順次変
え、同時に根元(基端)側のものほど通電量を多くする
とよい。また、根元(基端)側のものほど圧電定数の大
きい圧電ポリマを使用してもよいものである。
【0032】ところで、前述した各種の内視鏡は、図1
4で示すような長尺な挿入部61を構成してなる子内視
鏡62として利用できる。もちろん、この子内視鏡62
の場合も、一般的な内視鏡と同様に照明系や観察系等が
組み込まれる。そして、この子内視鏡62の長尺な挿入
部61は、親内視鏡63の挿通用チャンネル64に挿通
されるようになっている。親内視鏡63の先端には、照
明窓65と観察窓67とが付設されている。そして、配
管66の管路の途中まで予め導入した親内視鏡63の挿
通用チャンネル64を通じて子内視鏡62の挿入部61
を通じてその管路内に導入し、複雑な管路の屈曲状態に
応じてその挿入部61を湾曲させながら、より奥の管路
部分まで導入し、その奥の管路内の検査等を行うことが
できる。なお、この場合、その子内視鏡62の挿入部6
1の太さdは、例えば1mmであり、産業用配管66の主
管路の内径Dは、例えば10mmである。子内視鏡62の
挿入部61の長さLは、例えば500mmである。
【0033】図15は長尺で細径の医療用内視鏡の挿入
部71に適用した例を示す。すなわち、挿入部71を多
関節として各部分相互を回動できるようにして多自由度
管状マニピュレータを構成したものである。したがっ
て、図15で示すように、挿入部71を経口的に食道、
胃、十二指腸72などを通じて胆嚢73内まで挿入され
る。つまり、複雑で長尺な生体管路にわたり挿入して処
置を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、そ
の根元側に位置する部分程、挿入部の自重及び負荷モー
メントの増大により支える負荷が増えるが、その挿入部
の根元側に位置する部分の湾曲駆動力を大きくしたか
ら、術者の操作に対応して正確な湾曲動作を逐行でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内視鏡の挿入部の
概略的な説明図。
【図2】同じくその内視鏡の挿入部の変形例を概略的に
示す説明図。
【図3】同じくその挿入部におけるリンクに配設される
駆動用ワイヤの状態を示す説明図。
【図4】各駆動用ワイヤに通電する駆動制御回路を概略
的に示す説明図。
【図5】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図6】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図7】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図8】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図9】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図10】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図11】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図12】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図13】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図14】本発明の内視鏡の使用例の説明図。
【図15】本発明の内視鏡の他の使用例の説明図。
【符号の説明】
1…挿入部、2a,2b,2c,2d,2e,…リンク
(節)、3a,3b,3c,3c,3d…駆動用ワイ
ヤ、6…制御用IC、7…電源ライン。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 内視鏡
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の腔部や産業用配
管等の各種管路内に導入して治療や検査または修理等の
ために使用する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、産業用配管内には、複雑で長尺
な管路が形成されていることが多いが、これに導入して
管路内の部位を直接に検査する工業用内視鏡が知られて
いる。また、医療用内視鏡であっても同様であるが、そ
れらの挿入部は導入する際、外からの遠隔操作によって
動かしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に、複雑
で長尺な管路内への導入性を高めるため、内視鏡の長尺
な挿入部を複数の節に区分し、その各節の部分をそれぞ
れ異なるアクチュエータによって独立的に湾曲するよう
にした内視鏡を考えた場合、次のような問題がある。
【0004】すなわち、このような湾曲駆動方式とした
場合、その挿入部の根元側に近い節のもの程、その部分
に加わる重さ及び負荷モーメントが大きくなる。このた
め、根元側に近い節程、アクチュエータによる充分な湾
曲操作が得られにくい。特に、鉛直方向での所要量の曲
げが得られ難く、確実に所望な湾曲操作が困難になると
いう事情があった。
【0005】本発明は、独立に湾曲制御可能な複数の節
を連結してなり、各節ごとに独立した湾曲動作を行わせ
る湾曲駆動手段を設けた内視鏡において、各節において
湾曲操作を確実に行うことができる操作性のよい内視鏡
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】前記課題を解
決するために本発明は、独立に湾曲制御可能な複数の節
を連結した挿入部を有し、各節ごとに独立した湾曲動作
を行わせる湾曲駆動手段を設けた内視鏡において、前記
挿入部の先端より根元側の節に設けるもの程、湾曲駆動
手段の発生する駆動力を大きく設定したものである。し
かして、挿入部の根元側に近い節程、それに加わる重さ
及び負荷モーメントが大きくても、充分な湾曲操作量の
曲げが確実に得られる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係る内視鏡
の挿入部1を概略的に示している。この挿入部1は、複
数の可撓管(節)2a,2b,2c,2d,2e,…に
分けられ、これらの可撓管2a,2b,2c,2d,2
e,…はいずれも弾性的な撓み性のある筒状の部材から
なり、これらは順次連結されている。このように弾性的
な撓み性のある筒状の部材を連結した挿入部1であった
場合、それの自重及び内蔵物を保持して姿勢を保てる程
の腰の強さを有する挿入部1とするため、それぞれの
撓管2a,2b,2c,2d,2e,…は、その径を根
元側に位置するもの程、太くすることにより撓みにくい
腰の強いものとしてあり、その結果、根元側に位置する
もの程、その可撓管2a,2b,2c,2d,2e,…
の強度(腰の強さ)が高められている。
【0008】また、各可撓管2a,2b,2c,2d,
…の各部分には、独立した湾曲駆動手段として形状記憶
合金からなる駆動用ワイヤ3a,3b,3c,3d,3
e,…がそれぞれ配設されている。これらの各駆動用ワ
イヤ3a,3b,3c,3d,…は、これに対応する各
可撓管2a,2b,…の部分において、その軸方向に沿
うとともに、周辺内壁に近接して上下左右の90度の角
間隔でそれぞれ4本ずつ配設されている。
【0009】各駆動用ワイヤ3a,3b,…の各先端側
は、これに対応する各可撓管2a,2b,…の先端部分
にそれぞれ取着され、また、各駆動用ワイヤ3a,3
b,…の基端側は、これに対応する各可撓管2a,2
b,…の基端に隣接する可撓管2b,2c,…に導かれ
てそれに取着されている。また、各駆動用ワイヤ3a,
3b,…は、これらにそれぞれ対応する各可撓管2a,
2b,…が基端側に位置するもの程、それに応じて順次
太くしてある。撚合して形成したものの場合にはその素
線を順次増やす。これらによって前記挿入部1の先端よ
り根元側の節に設ける湾曲駆動手段のもの程、その駆動
力の発生量を大きく設定した。また、これと同時に、通
電量を増すようにして、手元側の湾曲駆動部のもの程、
その駆動力を強くする。
【0010】しかして、各可撓管2a,2b,…におけ
る屈曲駆動用ワイヤ3a,3b,…の上下左右のいずれ
かのものを選択してこれに通電すると、その駆動用ワイ
ヤ3a,3b,…はその記憶形状に応じて、例えば収縮
するから、これに対応した可撓管2a,2b,…を撓ま
せる。
【0011】このように、各可撓管2a,2b,…及び
それにおける駆動用ワイヤ3a,3b,…を選択して、
これに通電することにより、各可撓管2a,2b,…に
おける向きを選択して湾曲することができる。また、各
可撓管2a,2b,…は、基端側のもの程、太く形成し
て腰を強くしてあり、さらに、基端側の可撓管2a,2
b,…のもの程、その駆動力を強くしてあるから、この
構成によれば、根元側に位置するもの程、その荷重に対
する耐久力及びそれを動かすパワーを大きくすることが
できる。
【0012】したがって、一般に、挿入部1の根元側に
近い可撓管2a,2b,…の部分程、それに加わる自重
及び回転モーメントが大きくなるが、それに耐えられる
とともに、湾曲駆動アクチュエータによる所要量の曲げ
が得られる。従って、各可撓管2a,2b,…の部分を
独立的に正確な湾曲操作を行うことができる。
【0013】なお、各可撓管2a,2b,…の部分にそ
れぞれ可撓性を持たしてあるが、各可撓管2a,2b,
…を剛性なものとし、互いに隣接するもの同士を上下左
右に湾曲することができるように関節で互いに連結する
ようにしてもよい。また、この場合、1つおきに上下方
向と左右方向に回動するように連結してもよい。これら
の連結手段としては種々の方式が考えられるが、例えば
可撓性のある部材を介して連結したり、湾曲駒を介在す
るとともに前方の可撓管と湾曲駒との間を枢支ピンを介
して上下に回動自在に連結し、かつ後方の可撓管と介在
湾曲駒との間を枢支ピンを介して左右に回動自在に連結
したり、いわゆる自在継手方式を利用する等が考えられ
る。
【0014】また、各可撓管に可撓性を持たす方式で
は、後述する図2で示すようなものでもよい。すなわ
ち、図2で示す内視鏡の挿入部1の変形例は複数のチュ
ーブ5a,5b,5c,5d,…順に重ねて作ったもの
であり、より細い内側のもの程、その先端側をその隣接
する外側のものよりも先に伸ばしてある。このため、こ
の挿入部1の各可撓管2a,2b,…の部分は、その根
元側に至る程、そのチューブ5a,5b,5c,5d,
…の重なる数が増し、このため、根元側に位置するもの
程、撓みにくくその強度(腰の強さ)を高めている。ま
た、各可撓管2a,2b,…の部分を湾曲駆動する駆動
用ワイヤ3a,3b,…についても、前述したものと同
様に、手元側の可撓管2a,2b,…のもの程、その駆
動力が強くなるように設定している。
【0015】図3は、可撓管2a,2b,2c,…に配
設される駆動用ワイヤ3a,3b,3c,…の状態を示
しており、これらはそれぞれ制御用IC6a,6b,6
c,…を介して電源ライン7が接続され、この制御用I
C6,…を通じて選択的に通電されるようになってい
る。他の可撓管2a,…に配設される駆動用ワイヤ3
a,…についても、同様に制御用IC6a,6b,6
c,…を介して電源ライン7に接続され、選択的に通電
されるようになっている。
【0016】図4は、各駆動用ワイヤ3a,3b,3
c,…に通電制御する駆動制御回路を示している。すな
わち、各可撓管2a,2b,2c,…における駆動用ワ
イヤ3a,3b,3c,3d,…にはそれぞれ異なる制
御用IC6a,6b,6c,6dを介して電源8の電源
ライン7に接続されている。各制御用IC6,…は、電
源ライン7に重畳される信号重畳回路11からのアドレ
ス信号(シリアル転送)を受けてそれに対応したものの
ゲートを開き、それの駆動用ワイヤ3a,3b,3c,
3dに通電する。つまり、制御用IC6,…は、前記ア
ドレス信号を受けて選択的に駆動用DC電源8を対応す
る上下左右のいずれかの駆動用ワイヤ3a,3b,3
c,3dに通電させるゲートの役目を果たす。
【0017】前記アドレス信号はCPU12において、
湾曲制御器13、挿入量検出手段14、術者の首振り角
信号発生器15からの各信号を受けてそれらのデータか
ら演算して得る。湾曲制御器13は例えばジョイスティ
ックからなる。挿入量検出手段14は、通常、能動型内
視鏡として作動する。また、術者の首振り角信号発生器
15の首振り角検出部は術者の頭に装着した装填具16
に取り付けられ、術者の首振り角度を検出する。そし
て、この首振り角に応じて出力する首振り角信号発生器
15の信号によって最先端の可撓管2aを湾曲するよう
に構成されている。このため、CPU12は、それに応
じたアドレス信号を信号重畳回路11を介して電源ライ
ン7に乗せ、制御用IC6,…により、その最先端の可
撓管2aにおける屈曲駆動用ワイヤ3a…のいずれかを
選択してそれに通電駆動する。
【0018】また、術者の頭に装着した装填具16に
は、カメラコントロールユニット17からの映像信号を
受ける液晶立体ディスプレイ(HDTV)18が装着さ
れていて、術者はそれにより内視鏡の視野を立体的に観
察できる。前記アームの湾曲形状や内視鏡の位置は、モ
ニタ19において表示される。
【0019】一方、操作室20において、術者は挿入量
コントローラ21と前記湾曲制御器13のジョイスティ
ックを操作することにより、前記可撓管2a,2b,…
の湾曲状態を遠隔的に操作することができる。術者が最
先端の可撓管2aを見る角度で、その首振り角度が首振
り角信号発生器15で検出され、それに応じたアドレス
信号を転送して対応した制御用IC6を開放し、それ
に対応した屈曲駆動用ワイヤ3a,…のいずれかのもの
を選択して通電駆動することにより、所要の向きと角度
に湾曲する。湾曲制御器13のジョイスティックを操作
することにより、前記挿入部1の他の可撓管2a…の部
分を湾曲することができる。
【0020】図5は、他の挿入部1の例を示すが、これ
は各可撓管2a,2b,…の部分がその挿入部1の基端
(根元)側のもの程、その径を太くしている点につい
は、前述したものと同じであるが、ここでは、さらに各
可撓管2a,2b,…の部分を複数の関節駒25によっ
て構成している。各関節駒25はその隣接端を上下位置
と左右位置で交互に枢着して連結してなり、これの各
撓管2a,2b,…の部分をそれぞれ上下左右に湾曲で
きるように構成した。また、上下左右に位置させて、こ
れに組み込む各駆動用ワイヤ26をコイル状に形成した
ものである。この場合も、手元側のもの程、その湾曲駆
動力を高めるように設定する。この他の点については前
述したものと同様に構成し、また、同様に応用できるも
のである。
【0021】図6は、前述した図5の場合と同じく関節
駒25を使用する構成のものにあって、その各関節駒2
5に対して駆動用ワイヤ26の組込む一例を示してい
る。すなわち、同図(B)で示すように、関節駒25は
これが属する可撓管2a,2b,…の部分における上下
左右の位置に配置される各駆動用ワイヤ26をそれぞれ
通す4つの孔28を上下左右の対応位置部分に形成して
いる。さらに、同じ関節駒25にはその中央に挿通用孔
29を形成しており、この挿通用孔29にはこの関節駒
25が属する可撓管2b,…よりも前方の可撓管2a,
2b,…に配設する駆動用ワイヤ26をまとめて通すよ
うになっている。
【0022】また、各駆動用ワイヤ26は多関節式の挿
入部1の根元まで導かれている。このため、各可撓管
a,2b,…の長さとした場合に比べて駆動用ワイヤ2
6の縮み量が大きくとれる。なお、駆動用ワイヤ26の
収縮はその全長において起るが、挿入部1の中央を通る
ところでは湾曲させる力が働かないため、湾曲させよう
とする特定の可撓管2a,2b,…のみが湾曲駆動させ
られる。この場合、その駆動用ワイヤ26が直線状であ
ってもコイル状であってもよい。また、手元側のもの
程、その湾曲駆動力を高めるように設定する。
【0023】図7は挿入部1の各可撓管2a,2b,…
を湾曲駆動するワイヤ26をその各可撓管2a,2b,
…の中央寄りに配置する例である。このようにすれば、
各ワイヤ26の同一の変形量に対してより大きい湾曲角
が得られるようになる。なお、手元側のもの程、その湾
曲駆動力を高めるように設定する。その他の構成につい
ても前述したものと同様である。
【0024】図8は、挿入部1の各可撓管2a,2b,
…を駆動するワイヤ26が、その各可撓管2a,2b,
…の長さよりも長く、それを各可撓管2a,2b,…の
範囲内で幾重にも折り畳んではる。このようにすれば、
1本または1重にした場合に比べてその変形量が大きく
なり大きい湾曲角と湾曲力が得られる。なお、手元側の
もの程、その湾曲駆動力を高めるように設定する。その
他の構成についても前述したものと同様である。
【0025】図9は、空気圧を利用して湾曲する可撓管
で挿入部1を構成した例についてのものである。すなわ
ち、可撓管30は前述した場合と同様な理由で基端側の
もの程、径を太くした多孔性チューブ31によって形成
される。また、これらの多孔性チューブ31は、同図
(B)で示すように周辺に複数の空気穴32を形成し、
中央には内蔵物を通す孔33を形成してなる。多孔性チ
ューブ31は手元側のもの程、太くしてその可撓性を小
さくしてある。手元側のもの程、その湾曲駆動力を高め
るように設定する。さらに、各多孔性チューブ31の外
周には、膨らみ防止用繊維34を巻き付けてあり、この
膨らみ防止用繊維34は編成されて筒状に形成されてい
る。各素線は多孔性チューブ31の長手軸方向に沿って
配設されている。もっとも、編成しないで単線を巻き付
けるものであってもよい。
【0026】そして、各可撓管30ごとにその選択した
空気穴32に送気すれば、その向きへ選択的に湾曲させ
ることができる。なお、同じ側の空気穴32を連通して
同時に送気すれば、全体を同じ向きに湾曲させることが
できる。また、可撓管30を構成する多孔性チューブ3
1を根元側のもの程、長くすれば、それに応じて変形時
のストロークを大きくできる。
【0027】図10は、前述した多孔性チューブ31の
外周に被着するブレード状の膨らみ防止用繊維34の巻
付けピッチが根元側のもの程、密にしてある。これによ
り手元側のもの程、その可撓性をより小さく、腰を強く
してある。また、同じ目的で膨らみ防止用繊維34の太
さを手元側のもの程、太くしてもよいものである。
【0028】図13の(A)は可撓性チューブ51の外
周に高分子圧電材料52を周上に3つに別けて貼り付け
たものであり、(B)は、可撓性チューブ51の壁内に
液晶53を3つに別けて埋め込んだものである。このよ
うなチューブ51を複数軸方向へ連結する。さらに、各
高分子圧電材料52と液晶53には、個別的に電圧を印
加できるように図示しない電極を設ける。高分子圧電材
52と液晶53は電圧の印加に応じて可逆的に伸縮す
る。そこで、いずれかの選択した高分子圧電材料52ま
たは液晶53に電圧を印加すると、可撓性チューブ51
を湾曲することができる。このような可撓性チューブ5
1を連結してアームを構成するものである。もちろん、
手元側のもの程、その湾曲駆動力を高めるように設定す
る。
【0029】また、前述した間を連結する関節に以下
のようなアクチュエータを設けてもよい。つまり、ボー
ル継手、ボール継手のボール表面に対向して設けた3つ
の圧電アクチュエータ、各圧電アクチュエータに独立に
電圧を印加する手段である。前記各挿入部は関節を中心
として複数に屈曲する場合に限らず、部分的または全体
的に湾曲する場合を含むものである。つまり、湾屈曲す
るものであればよいものである。また、この種の内視鏡
としては、前述したようなものに限定されるものではな
い。例えば高分子圧電材料や液晶ポリマによって可撓管
を構成し、通電などによって湾屈曲駆動するようにして
もよい。この場合、各関節アームが根元(基端)側ほど
その厚さを厚くする等、可撓性を順次変え、同時に根元
(基端)側のものほど通電量を多くするとよい。また、
根元(基端)側のものほど圧電定数の大きい高分子圧電
材料を使用してもよいものである。
【0030】ところで、前述した各種の内視鏡は、図1
4で示すような長尺な挿入部61を構成してなる子内視
鏡62として利用できる。もちろん、この子内視鏡62
の場合も、一般的な内視鏡と同様に照明系や観察系等が
組み込まれる。そして、この子内視鏡62の長尺な挿入
部61は、親内視鏡63の挿通用チャンネル64に挿通
されるようになっている。親内視鏡63の先端には、照
明窓65と観察窓67とが付設されている。そして、配
管66の管路の途中まで予め導入した親内視鏡63の挿
通用チャンネル64を通じて子内視鏡62の挿入部61
を通じてその管路内に導入し、複雑な管路の屈曲状態に
応じてその挿入部61を湾曲させながら、より奥の管路
部分まで導入し、その奥の管路内の検査等を行うことが
できる。なお、この場合、その子内視鏡62の挿入部6
1の太さdは、例えば1mmであり、産業用配管66の
主管路の内径Dは、例えば10mmである。子内視鏡6
2の挿入部61の長さLは、例えば500mmである。
【0031】図15は長尺で細径の医療用内視鏡の挿入
部71に適用した例を示す。すなわち、挿入部71を多
関節として各部分相互を回動できるようにして多自由度
管状マニピュレータを構成したものである。したがっ
て、図15で示すように、挿入部71を経口的に食道、
胃、十二指腸72などを通じて胆嚢73内まで挿入され
る。つまり、複雑で長尺な生体管路にわたり挿入して処
置を行うことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、そ
の根元側に位置する部分程、挿入部の自重及び負荷モー
メントの増大により支える負荷が増えるが、その挿入部
の根元側に位置する部分の湾曲駆動力を大きくしたか
ら、術者の操作に対応して正確な湾曲動作を逐行でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内視鏡の挿入部の
概略的な説明図。
【図2】同じくその内視鏡の挿入部の変形例を概略的に
示す説明図。
【図3】同じくその挿入部における可撓管に配設される
駆動用ワイヤの状態を示す説明図。
【図4】各駆動用ワイヤに通電する駆動制御回路を概略
的に示す説明図。
【図5】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図6】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図7】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図8】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図9】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図10】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図11】内視鏡の挿入部の変形例を概略的に示す説明
図。
【図12】本発明の内視鏡の使用例の説明図。
【図13】本発明の内視鏡の他の使用例の説明図。
【符号の説明】 1…挿入部、2a,2b,2c,2d,2e,…可撓管
(節)、3a,3b,3c,3c,3d…駆動用ワイ
ヤ、6…制御用IC、7…電源ライン。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図10】
【図4】
【図11】
【図7】
【図8】
【図9】
【図12】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 達也 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 植田 康弘 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安達 英之 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 藤尾 浩司 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 崎山 勝則 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 巽 康一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 林 正明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立に湾曲制御可能な複数の節を連結し
    た挿入部を有し、各節ごとに、独立した湾曲動作を行わ
    せる湾曲駆動手段を設けた内視鏡において、前記挿入部
    の先端より根元側の節に設ける湾曲駆動手段のもの程、
    その湾曲駆動手段の発生駆動力を大きく設定したことを
    特徴とする内視鏡。
JP4010807A 1992-01-24 1992-01-24 内視鏡 Withdrawn JPH05199981A (ja)

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JP4010807A JPH05199981A (ja) 1992-01-24 1992-01-24 内視鏡

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005055850A1 (ja) * 2003-12-11 2005-06-23 Thk Co., Ltd. 屈曲動作部材、多節スライダ・リンク機構、アクチュエータおよびマニピュレータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005055850A1 (ja) * 2003-12-11 2005-06-23 Thk Co., Ltd. 屈曲動作部材、多節スライダ・リンク機構、アクチュエータおよびマニピュレータ

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