JPH05200052A - 手術用顕微鏡用ボイスコントローラー - Google Patents

手術用顕微鏡用ボイスコントローラー

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Publication number
JPH05200052A
JPH05200052A JP4014081A JP1408192A JPH05200052A JP H05200052 A JPH05200052 A JP H05200052A JP 4014081 A JP4014081 A JP 4014081A JP 1408192 A JP1408192 A JP 1408192A JP H05200052 A JPH05200052 A JP H05200052A
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JP
Japan
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voice
signal
input
microphone
vibration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4014081A
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English (en)
Inventor
Takashi Shioda
敬司 塩田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP4014081A priority Critical patent/JPH05200052A/ja
Publication of JPH05200052A publication Critical patent/JPH05200052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手術中の未知雑音下で音声区間を適確に認識で
きることである。 【構成】鏡体8に取り付けた入力マイクロホン17の指
向軸dを術者の口にむけ、振動プローブ18を術者の喉
に密着させる。ボイスコントローラー14のマイク信号
入力部21と音声認識装置26との間にリレー24を接
続し、振動プローブ18から振動信号が入力している間
だけ振動検知回路27からリレー制御信号を出力し、リ
レー24を導通状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療分野に使用される
手術用顕微鏡の各駆動部を、術者等が発する音声を認識
して自動的に作動制御するようにした手術用顕微鏡のボ
イスコントローラーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手術手法や手術用具の発達に伴
い、微細な患部の手術であるいわゆるマイクロサージュ
リーが頻繁に行われるようになってきた。マイクロサー
ジュリーには、例えば脳神経外科手術や整形・形成外科
手術に例をみるように、術部を拡大観察するための手術
用顕微鏡が用いられている。マイクロサージュリーで
は、術者はハサミ,ピンセット,メス等の手術用鉗子の
他に、フットスイッチにより操作を行うバイポーラや電
気メス等の手術用器械も使用することがあり、そのよう
な場合には両手両足が塞がっていることが多い。更に、
手術用顕微鏡の倍率変更,焦点調整,鏡体移動等の操作
入力も、通常フットスイッチで行うため、フットスイッ
チの数が増加することになり、手術中に各種フットスイ
ッチの操作を迅速且つ適確に行うことが困難になるとい
う問題が生じていた。そこで、従来フットスイッチで行
っていた手術用顕微鏡の各操作入力を、術者等が発する
音声に基づいて、音声認識によって各駆動部を自動制御
することができるボイスコントローラーで行いたいとい
うニーズが高まってきている。
【0003】上述したような手術環境下で使用されるボ
イスコントローラーには、高い信頼性と安全性が要求さ
れるが、ボイスコントローラーに内蔵される音声認識装
置の認識手段は一般に統計的手法を用いているために、
100%の認識率を得ることは困難である。特に、手術
時のような常に高い雑音が発生する可能性のある状況下
で高い認識率を維持するためには、入力される音響中か
ら正確に音声区間を検出することが非常に重要な要因に
なってくる。
【0004】音声認識装置を手術用顕微鏡に応用した例
としては、特開昭62−166312号公報に記載され
たものがあり、この発明では、音声認識装置の誤認識に
起因する各操作部の誤動作を防止することを主目的とし
て、フットスイッチ等による多機能スイッチの操作モー
ドの切り換えのみを、術者等の発する音声を用いて音声
認識装置で切り換えるようにしている。そして、その後
の実際の駆動は、術者等が操作モードの切り換えを確認
した後、フットスイッチを踏んで行うようにすること
で、フットスイッチの接点数を減少させている。
【0005】又、ボイスコントローラーを手術用顕微鏡
の操作入力に使用した例として、米国特許第49892
53号に記載されたものがある。この発明は、駆動部の
オーバーラン防止及び駆動部の誤動作時の緊急停止を主
な目的としており、手術用顕微鏡の駆動部が駆動中に、
ボイスコントローラーの音声入力用マイクロホンに或る
しきい値を超える音響信号を入力すると、その駆動が停
止されるという技術が開示されている。
【0006】又、一般に音声認識装置において、音声区
間の検出は、1本のマイクロホンにより入力される音響
信号のパワースペクトルがしきい値を超えているか否か
で判定しているが、最近では電子情報通信学会論文誌
( A Vol.J-73-A No.8 PP.1391〜1398)に掲載されてい
るような別の検出手段が開発されている。即ち、この音
声認識装置では、複数個のマイクロホン(マイクロホン
アレー)を用いて各マイクロホンに入力される音響信号
を基にして、突発雑音を含む周囲雑音を抑圧して、話者
の音声区間の検出を雑音下で有効に行えるようにしたも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来装置は実際の手術環境を考慮した場合、種々の問
題がある。即ち、米国特許第4989253号における
マイクロホンにしきい値以上の音響信号を入力させて駆
動部の駆動を停止させる技術は、駆動部の駆動中に突発
雑音等が入力されると駆動が停止してしまうことがあ
り、このような場合には手術をスムーズに行えない可能
性がある。又、一本のマイクロホンを使用した音声区間
検出手段では、バイポーラや電気メスや吸引器等手術用
器械等の発する大音量雑音がマイクロホンから入力され
た場合、そのパワースペクトルのレベルが既定のしきい
値を超えていると、術者の音声と誤認して音声区間の検
出即ち音声認識を行ってしまい、正確な音声区間の検出
ができないことがあるという問題が生じる。
【0008】又、電子情報通信学会論文におけるマイク
ロホンアレーを用いた音声区間検出法においても、術者
に近い位置から発せられる雑音に対しては抑圧効果がな
いという欠点がある。例えば、図10に示すように手術
時において、手術用顕微鏡の鏡体1を使用しながら手術
を行う術者2の近傍には、術者2に手術用鉗子等を手渡
す看護婦3や、側視鏡4を覗きながら吸引器5等を操作
して吸引等手術の補佐を行う助手6等が働いている。そ
のため、これら看護婦3や助手6等が発する話し声や雑
音は、比較的術者に近い位置から発せられるため、術者
の声の音声区間を正確に検出できない可能性がある。
【0009】このように、従来の手術用顕微鏡用ボイス
コントローラーでは、手術環境下のような未知の場所か
ら未知の雑音が発生する状況で、常に操作指示者の発す
る音声区間を適切に検出し、高い認識率を得るようにす
ることは困難である。そのため、例えば認識しなければ
ならない時に認識を行わなかったり、逆に雑音の入力で
あって認識しなくてよい時に認識してしまったりという
具合に、正確な認識が行われないことがある。そのた
め、これらの誤認識に起因して、術中に駆動部が術者の
意図した方向に動かない等の不具合が発生し、手術の長
時間化を招くことがあるだけでなく、ボイスコントロー
ラーへ入力される雑音による各駆動部の誤動作により、
駆動部が意図しない方向に動き出すことがある。例え
ば、患者が多量の出血等で緊急の処置が必要な場合に、
フォーカスずれや視野ずれが発生して適確な処置を行え
なくなる等、手術の安全性を著しく損なう恐れがある。
【0010】このような問題に対し、特開昭62−16
6312号公報では、音声認識による操作の安全性を高
めるために、音声認識装置では多機能スイッチのモード
のみを切り換える方法を提案しているが、この方法で
は、音声認識装置で選択した駆動部を駆動させる時には
フットスイッチを足で操作する等しなければならず、音
声認識装置を用いたにも関わらず操作性は著しく低下す
る上に、音声認識装置を取り付けた分コストが増大する
という問題がある。
【0011】本発明は、このような課題に鑑みて、手術
中等未知の雑音が生じ得る環境の下で、高い音声認識率
を得ることができる手術用顕微鏡用ボイスコントローラ
ーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による手術用顕微
鏡用ボイスコントローラーは、1又は2以上の駆動手段
が備えられた手術用顕微鏡に、認識用音声を入力させる
少なくとも1つの音響入力手段と入力された音声を認識
する音声認識手段とを有するボイスコントローラーを備
え、音声によって駆動手段を駆動させるようにした手術
用顕微鏡において、認識用音声の発生区間を検出するた
めに、発声による振動を検知する振動検出手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】話者が駆動手段を操作するために指示用の音声
を発すると、音響信号が音響入力手段から入力される
が、同時に話者の発声による声帯の振動が振動検出手段
によって検知され、これによって音響信号中の音声区間
が正確に検出され、この区間の音響信号が認識用音声と
して音声認識手段に伝達され、認識結果に基づいて駆動
手段が作動させられる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を各図面に基づいて説
明する。図1乃至図3は、本発明の第一実施例を示すも
のであり、図1は手術中の手術用顕微鏡と術者とを示す
図、図2は図1の鏡体部分の拡大図、図3はボイスコン
トローラーのブロック図である。図1において、手術用
顕微鏡7において、鏡体8は、架台9の上端部に枢着さ
れたアーム部10の自由端に取り付けられている。アー
ム部10は、架台9に対して軸aを中心に回動可能に保
持された第一アーム11と、第一アーム11に対して軸
bを中心に回動可能であり且つ軸bを有する部材12に
対して軸c(紙面に垂直な方向)を中心に回動可能な第
二アーム13とから成っている。又、アーム部10は図
示しないアーム駆動機構により、各軸a,b,cを中心
に電動で回動可能に構成されている。これにより、鏡体
8は三次元空間の所望の位置に電動移動させることがで
きる。又、鏡体8内には、図示しない電動焦点調整機構
及び電動ズーム機構が内蔵されており、アーム駆動機
構,電動焦点調整機構及び電動ズーム機構の各制御部
は、架台9内に内蔵されている。
【0015】そして、鏡体8に取り付けられたマイクア
ーム16の先端には(図2参照)、指向性マイクロホン
である入力マイクロホン17が固定されており、入力マ
イクロホン17の指向軸dを所望の方向に向けた位置で
マイクロホン17を固定できるように、マイクアーム1
6には図示しないボールジョイント機構が設けられてい
る。又、術者2の喉には、術者が発声したときの喉(声
帯)の振動を検出する着脱自在の振動プローブ18が密
着されている。入力マイクロホン17は、マイクワイヤ
17aを介して架台9に取り付けられたボイスコントロ
ーラー20のマイク信号入力部21に接続され(図3参
照)、入力マイクロホン17により集音された音響信号
が伝送される。又、振動プローブ18は振動プローブワ
イヤ18aを介してボイスコントローラー20の振動プ
ローブ信号入力部22に接続され、振動プローブ18で
検出された振動信号が伝送されるようになっている。
【0016】図3に示すボイスコントローラー20にお
いて、マイク信号入力部21は直接リレー24の入力側
接点に接続され、その出力側接点はアンプ25を介して
音声認識装置26の音声入力部に接続されており、音声
認識装置26では音声信号に基づいてその認識処理が行
われる。又、振動プローブ信号入力部22は振動検知回
路27を介してリレー24のコイル側に接続されてい
る。振動検知回路27は入力される振動信号が既定のし
きい値を超えた場合のみ、出力部よりリレー制御信号を
出力し、リレー24を導通させるようになっている。
又、音声認識装置26の制御用ホストCPU28は、音
声認識装置26による認識結果に基づいてこれに対応し
た駆動制御部の制御信号を出力するものであり、音声認
識装置26とはパラレルI/Oによって接続され、各種
命令や認識結果等のデータのやり取りが行われる。制御
用ホストCPU28の信号出力部は、ボイスコントロー
ラー20表面に設けられた制御信号出力部29に接続さ
れており、制御用ホストCPU28から出力された制御
信号は制御信号入力部30を介して架台9に内蔵された
デコーダ31に入力される。デコーダ31の出力側に
は、各駆動制御部即ちアーム駆動機構制御部32,電動
焦点調整機構制御部33及び電動ズーム機構制御部34
がケーブルによって夫々接続され、制御用ホストCPU
28からの信号入力に応じて夫々駆動制御されるように
なっている。
【0017】本実施例は上述のような構成を有してお
り、次に作用を説明する。まず、術者2は術前に予めマ
イクアーム16のボールジョイント部を操作し、入力マ
イクロホン17の指向軸dが、手術用顕微鏡7の使用状
態で所定の手術位置に立つ術者2の口の方向を向くよう
に調整する。又、振動プローブ18を術者2の喉に密着
するように取り付ける。手術時に、術者2が発声してい
ない時に、看護婦や助手の声や吸引器等手術用器械等の
雑音が音響信号として入力マイクロホン17に入力され
ると、これら音響信号はマイク信号入力部21に伝送さ
れる。しかし、振動プローブ18はしきい値を超える振
動信号を検出しないから、振動検知回路27ではリレー
制御信号を出力せず、リレー24は開状態即ちOFF状
態に維持される。従って、各駆動制御部32〜34が誤
作動することはない。
【0018】次に、術者2が操作指示のための音声例え
ば「ズームアップ」と発声すると、これが音響信号とし
て入力マイクロホン17で入力され、マイク信号入力部
21に伝送される。これと同時に、そのときの術者2の
声帯振動が振動プローブ18に伝達されて振動信号とし
て検出され、これが電気信号に変換されて振動プローブ
信号入力部22を介して振動検知回路27に入力され
る。そして、この電気信号が既定のしきい値を超えた場
合、瞬時に振動検知回路27からリレー制御信号が出力
され、リレー24が0Nする。このリレー制御信号は、
既定の最大時間を超えない範囲で、電気信号がしきい値
を下まわった後所定の時間が経過するまで出力され続け
る。
【0019】従って、その間、リレー24のコイル側に
電圧が印加されることによって、リレー24の接点が導
通状態となってその状態に維持されるため、入力マイク
ロホン17がアンプ25を介して音声認識装置26と接
続される。そのため、入力される音声信号「ズームアッ
プ」は、入力マイクロホン17で電気信号に変換された
後アンプ25で増幅され、音声認識装置26に入力さ
れ、音声認識装置26での認識処理が行われる。そし
て、「ズームアップ」に対応する認識結果の信号が制御
用ホストCPU28に出力される。
【0020】制御用ホストCPU28では、受け取った
認識結果に基づいてその信号に対応する制御信号、即ち
この例では、電動ズーム機構制御部34に対するアップ
信号を出力する。出力された制御信号は、制御信号出力
部29及び架台9内の制御信号入力部30を介してデコ
ーダ31に入力され、デコーダ31で電動ズーム機構制
御部34が選択されて信号が送り出され、図示しない電
動ズーム機構を駆動させる。このようにして、術者2が
所望する駆動制御を音声によって自動的に達成すること
ができる。尚、術者2の発声終了後、所定時間経過後に
振動検知回路27がOFFになってリレー制御信号は遮
断され、リレー24は開状態即ちOFFとなり、マイク
入力が不能の状態になる。
【0021】又、他の駆動制御部であるアーム駆動機構
制御部32や電動焦点調整機構制御部33を駆動させる
場合も、同様に術者2が音声で指示すれば同様の手順で
その制御を達成することができる。
【0022】上述のように本実施例は、術者2が音声を
発した時に即座にこれを検出し、適確に音声区間を識別
して切り出すことができ、音声認識装置26の認識率を
向上させて、手術用顕微鏡7の操作性の向上及び手術時
間の短縮化を果たすことができる。しかも、術者2が音
声を発しない状態で、吸引器やバイポーラ等の手術用器
械等からの大きな雑音、或いは看護婦や助手の声等が入
力マイクロホン17から入力されても、音声認識装置2
6までこれら信号が達しないようにすることができる。
そのため、これらの雑音を指示音声として音声区間を切
り出して音声認識装置26で誤認識されることがなく、
音声制御の確実性及び手術の安全性が大幅に向上する。
しかも、ボイスコントローラー20の構造が比較的簡単
であり、製造コストを低廉にすることができる。
【0023】次に、本発明の第二実施例を図4乃至図6
に基づいて説明するが、上述の第一実施例と同様の部分
又は部材には、同一の符号を用いてその説明を省略す
る。図4は手術中の手術用顕微鏡及び術者を示す図、図
5は図4の鏡体部分の拡大図、図6はボイスコントロー
ラーのブロック図である。図4及び図5に示す手術用顕
微鏡36において、架台9に取り付けられたアーム部3
7の自由端部には、鏡体8をX−Y方向に電動微動させ
るX−Y装置38が装着され、このX−Y装置38の下
方に鏡体8が固定されている。X−Y装置38の図示し
ない駆動機構を制御する手段は、X−Y装置駆動制御部
39として、電動焦点調整機構制御部33及び電動ズー
ム機構制御部34と共に架台9内に内蔵されている(図
6参照)。
【0024】又、鏡体8には、入力マイクロホン17以
外に、マイクアーム41を介して指向性マイクロホンで
あるノイズ入力用マイクロホン42が取り付けられてお
り、マイクアーム41はノイズ入力用マイクロホン42
の指向軸eが術部E方向を向くように、ボールジョイン
ト機構等で位置調整可能にこのマイクロホン42を固定
している。ノイズ入力用マイクロホン42はマイクワイ
ヤ42aによって、架台9に取り付けられたボイスコン
トローラー43のノイズ信号入力部44に接続されてお
り、ノイズ入力用マイクロホン42で集音された、吸引
器や電気メス等手術用器械等の音響信号をボイスコント
ローラー43に伝送するようになっている。
【0025】又、図6に示すボイスコントローラー43
において、音声信号入力部21とノイズ信号入力部44
は差分増幅回路45に接続されており、この差分増幅回
路45では、入力マイクロホン17から入力される術者
2の音声信号と種々の雑音信号とを含む音響信号から、
ノイズ入力用マイクロホン42で入力されるところの術
部E付近で発声する雑音成分である音響信号成分が除去
される。差分増幅回路45の出力端は、リレー24の入
力側接点に接続され、又出力側接点は音声認識装置26
の音声入力部に接続されている。又、制御用ホストCP
U28とその制御信号出力部29との間には、デコーダ
46が接続され、制御用ホストCPU28からの出力信
号はデコーダ46で各駆動制御部39,33,34用の
制御信号に変換されて出力されるようになっている。
又、架台9内の制御信号入力部30は、X−Y装置駆動
制御部39,電動焦点調整機構制御部33及び電動ズー
ム機構制御部34とケーブルで接続されている。
【0026】本実施例は上述のように構成されているか
ら、術前に入力マイクロホン17は指向軸dが術者の口
の方向に向くように調整すると共に、ノイズ入力用マイ
クロホン42は指向軸eが観察及び処置を行う術部E方
向を向くように調整しておく。術中において、入力マイ
クロホン17からは術者2の発する音声と、術部E付近
の吸引器やバイポーラ等手術用器械等で発生する雑音を
含む周囲の雑音とが音響信号として入力され、一方で、
ノイズ入力用マイクロホン42には主に術部E付近で発
生する雑音が音響信号として入力される。そして、各マ
イクロホン17,42から入力された音響信号は、ボイ
スコントローラー43の各信号入力部21,44を介し
て差分増幅回路45に入力される。そして、入力マイク
ロホン17による音響信号から、ノイズ入力用マイクロ
ホン42による音響信号即ち術部付近で発声した雑音成
分が除去され、増幅される。
【0027】このように処理された差分の音響信号はリ
レー24に入力されるが、上述の第一実施例と同様に、
術者2が音声を発しているときは振動検知回路27によ
りリレー24が導通状態に制御されているから、これを
通過して音声認識装置26に入力される。そして、音声
認識装置26で認識処理され、制御用ホストCPU28
に認識結果が出力される。更に、デコーダ46で各駆動
制御部39,33,34の制御信号に変換され、術者2
の指示音声に応じた所望の種類の駆動制御が行われる。
【0028】上述のように本実施例は、ノイズ入力用マ
イクロホン42を術部Eに向けて固定したから、術部E
で発生する吸引器やバイポーラ等の大レベルの雑音を音
声認識の前の段階で除去できるため、これら手術用器械
等を使用しながら音声入力を実施する場合であっても、
それらが発生する雑音をキャンセルできる。そのため、
これら手術用器械が発する雑音により音声認識装置26
が誤認識することがなくなり、音声認識の信頼性が向上
する。特に本実施例では、これら手術用器械の操作を中
断ぜずに音声入力が可能になり、手術時間の一層の短縮
化を図ることができ、操作性も向上する。
【0029】又、ノイズ入力用マイクロホン42に代え
て或いはこれに加えて、別のノイズ入力用マイクロホン
を助手が使用する側視鏡に取り付けるようにすれば、助
手等が発声する音声も入力マイクロホン17に入力され
る音響信号から除去することが可能である。
【0030】次に、本発明の第三実施例を図7乃至図9
に基づいて説明するが、上述の実施例と同様の部分又は
部材には、同一の符号を用いてその説明を省略する。図
7は手術中の手術用顕微鏡及び術者を示す図、図8は送
信機のブロック図、図9はボイスコントローラーのブロ
ック図である。図7に示す手術用顕微鏡48において、
術者2の喉元には、第一実施例のものと同様の機能を有
する振動プローブ49が密着保持され、この振動プロー
ブ49は振動プローブワイヤ49aを介して送信機50
に接続されている。この送信機50は、例えば術者2の
腰部等、手術の邪魔にならない位置に取り付けられる。
図8に示す送信機50において、振動プローブワイヤ4
9aは振動検出回路51に接続されており、この回路5
1では、振動信号に関する電気信号が既定のしきい値を
超えた場合に振動検知信号を発するようになっている。
又、振動検知回路51は、振動検知信号が出力されてい
る間信号を発する発声信号生成部52に接続され、発声
信号生成部52はワイヤレス信号発信用の送信窓53に
接続されている。
【0031】又,図9に示すボイスコントローラー55
において、送信窓53からの信号を受け取るための受信
窓56が、受信信号処理部57に接続されている。受信
信号処理部57では、信号を受信するとリレー24のコ
イル側にリレー制御信号として電圧を印加し、リレー2
4を導通させるようになっている。又、制御用ホストC
PU28は、認識結果を各駆動制御部32〜34に対応
するフットスイッチ信号に変換する制御信号生成部58
に接続されており、制御信号生成部58は制御信号出力
部59を介して架台9に設けられたフットスイッチ信号
入力部60に接続されている。尚、フットスイッチ信号
とは、フットスイッチを用いた従来装置でフットスイッ
チから発せられる各駆動制御部32〜34を駆動させる
ための信号である。
【0032】本実施例は上述のように構成されているか
ら、手術時に術者が指示用の音声、例えば「フォーカス
アップ」を発声すると、その音響信号は入力マイクロホ
ン17を介してボイスコントローラー55に入力され
る。しかも、その時の術者2の声帯振動は振動プローブ
49で検出され、電気信号に変換されて送信機50内の
振動検知回路51に入力される。そして、この電気信号
が既定のしきい値を超えた場合には、瞬時に振動検知信
号が立ち上がり、発声信号生成部52に出力される。し
かも、振動検知回路51では、既定の最大時間を超えな
い範囲で、電気信号がしきい値を下回った後所定の時間
まで、振動検知信号が出力され続ける。発声信号生成部
52では、振動検知信号が出力されている間、送信機5
0の送信窓53からボイスコントローラー55の受信窓
56に向けて、ワイヤレスの信号が出力される。
【0033】ボイスコントローラー55の受信信号処理
部57では、受信窓56で信号を受信している間リレー
24のコイル側にリレー制御信号を出力する。従って、
振動検知信号が出力されている時のみ、リレー24の接
点が導通状態になり、入力マイクロホン17から入力さ
れる「フォーカスアップ」という音響信号が、アンプ2
5を介して音声認識装置26に入力されることになる。
そして、振動検知回路51から出力される振動検知信号
は、発声終了後所定時間経過後にOFFし、リレー24
もOFFになる。
【0034】リレー24の導通時にリレー24を通過す
る術者2の音声信号は、音声認識装置26で認識処理さ
れた後、その認識結果が制御用ホストCPU28を介し
て制御信号生成部58に出力される。そして、制御信号
生成部58では、受け取った認識結果を各駆動制御部3
2〜34に対応するフットスイッチ信号に変換し、生成
信号出力部59及びフットスイッチ信号入力部60を介
して、各駆動制御部32〜34、本実施例では電動焦点
調整機構制御部33を駆動制御する。
【0035】上述のように本実施例は、振動プローブ4
9をワイヤレスとしたことで、術者2と手術用顕微鏡4
8は物理的に分離されることになり、例えば一時的に手
術用顕微鏡48を外して血管縫合時の血圧測定や断層像
撮影等のマクロ的処置を施し、処置後に再び手術用顕微
鏡48を導入するような場合、振動プローブ49の取り
付け及び取り外し等の煩雑な作業が不要になり、手術時
間の短縮化を図ることができる。更に、振動プローブ4
9,振動プローブワイヤ49a及び送信機50が清潔領
域に触れる危険性がないため、これらの滅菌の必要もな
い。又、各駆動機構制御部32〜34に供給される各駆
動機構の制御信号をフットスイッチ信号と共通化したか
ら、従来各駆動機構をフットスイッチによって駆動制御
していた手術用顕微鏡に本実施例による装置を採用する
場合、新規のインターフェースを設置する必要がなく、
後付けが容易で汎用性が高いという利点を有する。
【0036】尚、上述した各実施例において、鏡体部8
の滅菌のために滅菌ドレープをかけることも可能であ
り、清潔状態の維持においても何ら問題はない。又、駆
動制御部による制御対象は上述の実施例の機構に限定さ
れるものではない。又、これら駆動制御部及び駆動機構
は夫々駆動手段を構成するものとする。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明に係る手術用顕微鏡
用ボイスコントローラーは、話者の発声区間を検出する
振動検知手段を備えるようにしたから、手術環境のよう
な未知雑音下でも、術者の発する音声区間を適確に検出
することができ、指示用音声の認識率を向上させること
ができ、手術時間の短縮化を図ることができる。更に、
そのために雑音による誤作動を抑制して、手術用顕微鏡
用ボイスコントローラーの操作の安全性を向上させるこ
とができるから、手術の安全性を向上できるという実用
上重要な利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例である手術用顕微鏡と術者
を示す概略図である。
【図2】図1の鏡体部分の拡大図である。
【図3】ボイスコントローラーのブロック図である。
【図4】本発明の第二実施例である手術用顕微鏡と術者
を示す概略図である。
【図5】図4の鏡体部分の拡大図である。
【図6】ボイスコントローラーのブロック図である。
【図7】本発明の第三実施例である手術用顕微鏡と術者
を示す概略図である。
【図8】送信機のブロック図である。
【図9】ボイスコントローラーのブロック図である。
【図10】手術の状態を示す一般的な図である。
【符号の説明】
2 術者 7,36,48 手術用顕微鏡 14,43,55 ボイスコントローラー 17 入力マイクロホン 18,49 振動プローブ 26 音声認識装置 32 アーム駆動機構制御部 33 電動焦点調整機構制御部 34 電動ズーム機構制御部 39 X−Y駆動機構制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図3に示すボイスコントローラー20にお
いて、マイク信号入力部21は直接リレー24の入力側
接点に接続され、その出力側接点はアンプ25を介して
音声認識装置26の音声入力部に接続されており、音声
認識装置26では音声信号に基づいてその認識処理が行
われる。又、振動プローブ信号入力部22は振動検知回
路27を介してリレー24のコイル側に接続されてい
る。振動検知回路27は入力される振動信号が既定のし
きい値を超えた場合のみ、出力部よりリレー制御信号を
出力し、リレー24を導通させるようになっている。
又、音声認識装置26の制御用ホストCPU28は、音
声認識装置26による認識結果に基づいてこれに対応し
た駆動制御部の制御信号を出力するものであり、音声認
識装置26とはパラレルI/Oによって接続され、各種
命令や認識結果等のデータのやり取りが行われる。制御
用ホストCPU28の信号出力部は、ボイスコントロー
ラー20に設けられた制御信号出力部29に接続されて
おり、制御用ホストCPU28から出力された制御信号
は制御信号入力部30を介して架台9に内蔵されたデコ
ーダ31に入力される。デコーダ31の出力側には、各
駆動制御部即ちアーム駆動機構制御部32,電動焦点調
整機構制御部33及び電動ズーム機構制御部34がケー
ブルによって夫々接続され、制御用ホストCPU28か
らの信号入力に応じて夫々駆動制御されるようになって
いる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】上述のように本実施例は、術者2が音声を
発した時に即座にこれを検出し、適確に音声区間を識別
して切り出すことができ、音声認識装置26の認識率を
向上させて、手術用顕微鏡7の操作性の向上及び手術時
間の短縮化を果たすことができる。しかも、術者2が音
声を発しない状態で、吸引器やバイポーラ等の手術用器
械等からの大きな雑音、或いは看護婦や助手の声等が入
力マイクロホン17から入力されても、音声認識装置2
6までこれらの信号が達しないようにすることができ
る。そのため、これらの雑音を指示音声として音声区間
を切り出して音声認識装置26で誤認識されることがな
く、音声制御の確実性及び手術の安全性が大幅に向上す
る。しかも、ボイスコントローラー20の構造が比較的
簡単であり、製造コストを低廉にすることができる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1又は2以上の駆動手段が備えられた手術
    用顕微鏡に、認識用音声を入力する少なくとも1つの音
    響入力手段と音声認識手段とを有するボイスコントロー
    ラーを設け、音声によって前記駆動手段を駆動するよう
    にした手術用顕微鏡において、 前記音声の発生区間を検出するために、発声による振動
    を検知する振動検出手段を備えたことを特徴とするボイ
    スコントローラー。
JP4014081A 1992-01-29 1992-01-29 手術用顕微鏡用ボイスコントローラー Withdrawn JPH05200052A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10126712A (ja) * 1996-10-17 1998-05-15 Olympus Optical Co Ltd 頭部搭載型画像表示装置
JP2001299742A (ja) * 2000-04-27 2001-10-30 Toshiba Corp 放射線診断装置

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