JPH0520050Y2 - - Google Patents

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JPH0520050Y2
JPH0520050Y2 JP1986193248U JP19324886U JPH0520050Y2 JP H0520050 Y2 JPH0520050 Y2 JP H0520050Y2 JP 1986193248 U JP1986193248 U JP 1986193248U JP 19324886 U JP19324886 U JP 19324886U JP H0520050 Y2 JPH0520050 Y2 JP H0520050Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、陰極線管(受像管)を用いた各種の
装置に用いられる水平偏向直線性補正回路に関す
る。
(従来の技術) 比較的に広い偏向角で偏向されるようになされ
ている受像管を用いて画像の表示が行なわれるよ
うになされている装置における問題点の1つとし
て、表示面上に現出された再生画像がそれの両端
の部分で伸びることが挙げられている。
一般に、電磁偏向方式によつて受像管の電子ビ
ームを水平方向に偏向させるのには、受像管のネ
ツクの部分に装着された水平偏向コイルに水平偏
向用の鋸歯状波電流を流すことによつて行なわれ
るが、水平偏向コイルに供給する水平偏向用の鋸
歯状波電流の時間軸上での電流の変化態様が第8
図中のa曲線に示されているように、時間軸上で
一定の比率で変化するものであつた場合には、受
像管の電子ビームは単位時間当りの偏向角が第9
図に例示されているように一定の角度αとなるよ
うに偏向されて行く。
一方、受像管における画像表示面は、なるべく
平面に近い状態となるように大きな曲率半径の曲
面形状になされているから、受像管の偏向中心か
ら画像表示面までの距離は一定ではなく、したが
つて、電子ビームは単位時間当りの偏向角が前記
のように一定な場合における画像表示面上におけ
る単位時間当りの電子ビームの移動距離は、第9
図中のl′で例示されている周辺部における移動距
離の方が中心部における移動距離lに比べて大き
くなるため、格子間隔の一定なパターンの画像を
画像表示面に映出しようとしても実際に画像表面
上に映出される画像は、第10図に例示されてい
るように、中心部に比べて周辺部が伸びている状
態になる。
前記の問題点を解決する従来の最も一般的な解
決手段は、水平偏向回路から水平偏向用の鋸歯状
波電流が供給される水平偏向コイル2と直列に、
直流分阻止を兼ねた、いわゆるS字補正コンデン
サを接続し、前記のS字補正コンデンサと水平偏
向コイルとの共振周期を適当に調節するようにし
たものであるが、前記したS字補正コンデンサを
用いる従来法は、S字補正コンデンサと水平偏向
コイルとの共振作用を利用して水平偏向電流の波
形の補正を行なうようにするものであるために、
水平偏向周波数が一定な場合には良好な補正を行
なうこともできるが、水平偏向周波数が複数に切
換え変更されるような場合には、その水平偏向周
波数の変更に応じて、複数のS字コンデンサを切
換スイツチによつて切換えることが必要とされ
る。
しかし、S字コンデンサには大電流が流れるた
めに、前記の切換スイツチは電流の切断の度毎に
接点間にアークを生じ易く、それで切換スイツチ
を安全確実に切換えるためには、機器の電源を一
たん切断した状態として切換スイツチの切換え動
作を行なうことが必要とされるなど、煩雑な操作
が求められ、また、画像の一部、例えば画像の左
端部だけの直線性を少し変え度い、などという要
求があつても、それに簡単には対応し得ないとい
う問題点があつた。
そこで、水平偏向周波数が複数に切換変更され
るような場合も含めて、前記の問題点を解決する
のに、本出願人会社では第3図に示されているよ
うに、水平偏向回路1から水平偏向用の鋸歯状波
電流が供給される水平偏向コイル2に直列に、水
平偏向直線性補正装置LCA、すなわち、第4図
乃至第6図に示されているように、1個の永久磁
石9と、前記の永久磁石9で発生された磁束を直
列的に還流させうるような配置態様で永久磁石9
における対をなす2つの磁極にそれぞれ個別に接
し、かつ、互に離隔した状態に設けられた2つの
可飽和磁心7,8と、前記の2つの可飽和磁心
7,8にそれぞれ巻回された巻線10,11とを
備え、前記した2つの可飽和磁心7,8にそれぞ
れ巻回された巻線10,11を直列に接続し、そ
れに一定方向の電流を流したときに前記の2つの
可飽和磁心7,8にそれぞれ巻回されたそれぞれ
の巻線10,11によつて生じる磁束が、一方の
可飽和磁心については前記永久磁石9による磁束
と加算され、他方の可飽和磁心内では前記永久磁
石9による磁束との間で減算されるように、前記
した2つの可飽和磁心7,8に巻回されている2
つの巻線10,11の接続極性を定めて、前記の
直列接続された巻線を受像管の水平偏向コイル2
と実質的に直列接続してなる水平偏向直線性補正
装置LCAを接続して、水平偏向用の鋸歯状波電
流が第7図中の点線図示の波形bのように、中央
部では傾斜が急で両端部では傾斜が緩かなものに
なるようにして、前記の問題点が生じないように
するという解決策を特願昭60−182574号の明細書
によつて提案している。
前記した第4図乃至第6図に示されているよう
な構成の本出願人会社による既提案の水平偏向直
線性補正装置LCAが接続された水平偏向回路の
ブロツク図を示す第3図において、1は水平偏向
出力回路、2は水平偏向コイル、LCAは水平偏
向直線性補正装置である。
また、図中のc,dは、水平偏向直線性補正装
置の端子であつて、この端子c,dは第4図乃至
第6図中にそれぞれ示されている水平偏向直線性
補正装置LCAにおける端子c,dとそれぞれ対
応している。
第3図中の符号5は直流分阻止用のコンデンサ
であり、このコンデンサ5は、水平偏向コイル2
に流される水平偏向電流の周波数において、それ
のインピーダンスが充分に小さなものとなるよう
に、それの静電容量値が大きな値に選定されてい
る。すなわち、この第3図示の回路配置では水平
偏向電流の波形の補正が既述した従来回路のよう
に、コンデンサと水平偏向コイル2との共振作用
によつて行なわれるものではなく、水平偏向電流
の波形の補正を水平偏向直線性補正装置LCAに
よつて行なうようにしているのである。
さて、第4図乃至第6図示の既提案の水平偏向
直線性補正装置において、7,8は可飽和磁気特
性を有する強磁性体、例えばフエライトで作られ
ているドラムコア(鼓型コア)であり、また、9
は永久磁石、10,11は前記したドラムコア
7,8に巻回されている巻線である。
前記したドラムコア7,8は、1個の永久磁石
9で発生された磁束を直列的に還流させうるよう
な配置態様で永久磁石9における対をなす2つの
磁極N,Sにそれぞれ個別に接し、かつ、互に離
隔した状態に設けられており、前記の2つのドラ
ムコア7,8にそれぞれ巻回された巻線10,1
1は直列に接続されている。
前記した2つのドラムコア7,8にそれぞれ巻
回されている2つの巻線10,11の接続極性
は、前記の直列接続されている2つの巻線7,8
に一定方向の電流iを流したとき、前記の2つの
ドラムコア7,8にそれぞれ巻回されたそれぞれ
の巻線に10,11に生じる磁束φ1,φ2が、一
方のドラムコア7については前記した永久磁石9
による磁束φ3と加算され、他方のドラムコア7
については前記永久磁石9による磁束φ3との間
で減算されるように定められるのである{前記し
た直列接続されている2つの巻線7,8に流され
る一定方向の電流iの方向が前記とは逆である場
合には、前記の2つのドラムコア7,8にそれぞ
れ巻回されたそれぞれの巻線に10,11に生じ
る磁束φ1,φ2は、一方のドラムコア7について
はそれの磁束φ1と前記した永久磁石9による磁
束φ3との間で減算され、他方のドラムコア8に
ついてはそれの磁束φ2と前記永久磁石9による
磁束φ3との間で加算される}。
第4図乃至第6図にそれぞれ示されている既提
案の水平偏向直線性補正装置においては、それの
何れの実施例のものでも1個の永久磁石9から発
生された磁束φ3は、2つのドラムコア7,8に
直列的に還流するようになされ、ドラムコア7に
巻回されている巻線10に流れる電流iによつて
発生した磁束φ1はドラムコア8には還流するこ
とのないように、ドラムコア8に巻回されている
巻線11に流れる電流iによつて発生した磁束
φ2はドラムコア8には還流することないように
されているのである。
それで、前記したドラムコア7に巻回されてい
る巻線10のインダクタンスL10と、ドラムコア
8に巻回されている巻線11のインダクタンス
L11とは、それに流される電流iの極性と大きさ
の変化に対応して、第7図中の曲線L10,L11の
ように変化する。
すなわち、ドラムコア7に巻回されている巻線
10のインダクタンスは、巻線10に流される電
流iが正の場合に、電流iの増加につれてドラム
コア7が飽和して行くために、ドラムコア7に巻
回されている巻線10のインダクタンスL10は、
巻線10に流される電流iの増加につれて減少
し、また、巻線10に流される電流iが負の場合
には、電流iの増加につれてドラムコア7中の磁
束密度が低下して行くために、ドラムコア7に巻
回されている巻線10のインダクタンスL10は、
巻線10に流される電流iの増加につれて増加し
て行くのであり、他方、ドラムコア8に巻回され
ている巻線11のインダクタンスは、巻線11に
流される電流iが負の場合に、電流iの増加につ
れてドラムコア8が飽和して行くために、ドラム
コア8に巻回されている巻線11のインダクタン
スL11は、巻線11に流される電流iの増加につ
れて減少し、また、巻線11に流される電流iが
正の場合には、電流iの増加につれてドラムコア
8中の磁束密度が低下して行くために、ドラムコ
ア8に巻回されている巻線11のインダクタンス
L11は、巻線11に流される電流iの増加につれ
て増加して行く。
したがつて、前記した2つの巻線7,8の直列
インダクタンス、すなわち、水平偏向直線性補正
装置における端子c,d間のインダクタンスL
(10+11)は、第7図中の曲線L10とL11とを合成
した第7図中の曲線L(10+11)に示されている
ように、電流iが零の点で最少のインダクタンス
となり、電流iが正、負の何れで増加した場合で
も電流の増加につれて増加して行き、水平偏向直
線性補正装置LCAの端子c,d間に、第7図中
の下方に図示されているような鋸歯状波電流iが
流された場合の水平偏向直線性補正装置LCAの
端子c,d間のインダクタンス値は、鋸歯状波電
流の正、負のピーク値と対応して最も大きくな
り、中央部において最も小さくなるように変化す
る。
それで、第4図乃至第6図に示されているよう
な既提案の水平偏向直線性補正装置LCAが水平
偏向コイル2に直列に接続されている第3図示の
水平偏向直線性補正回路における水平偏向コイル
2に流される鋸歯状波電流は、第8図中の点線図
示の曲線bのように鋸歯状波の始端と終端とにお
いて傾斜が緩くなつている状態のものになり、し
たがつて前記の水平偏向直線性補正装置LCAを
用いることにより、第10図に示されているよう
な画像歪の発生を良好に防止できるのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、水平偏向回路に実際に流れる水平偏
向電流は、第8図中の破線によつて示す曲線cの
ように完全な直線ではないために、前記した既提
案の水平偏向直線性補正装置LCAにより水平偏
向直線性を補正した水平偏向電流を用いて電磁偏
向を行つて画像表示面上に画像を表示させた場合
に得られる再生画像は左右対称にはならないとい
うことが問題になつた。前記した問題点を解決す
るのに、例えばドラムコア7,8に個別に巻回さ
れている巻線10,11の巻回数を調節すること
によつて水平偏向電流の波形の補正の態様を任意
に変化させるようにすることも可能である。しか
し、前記のような解決手段を適用した際にもセツ
トや巻線に生じるばらつきによる微調整が必要と
されることがあり、その場合に行われるべき微調
整としては、セツト毎に前記の水平偏向直線性コ
イルの巻線を巻きほどいたり巻き足したりして行
うことになるが、そのような微調整は実施が不可
能であるために、ドラムコア7,8に個別に巻回
されている巻線10,11の何れか一方、もしく
は双方のものに2次巻線を巻回して、それに負荷
回路を接続し負荷に流す電流値をセツトのばらつ
きに応じて変化させることにより、前記した微調
整を行うようにするという解決策が提案された。
ところで、画像の再現に際して適用されるべき走
査標準は、例えば、テレビジヨン受像機について
いえば、受像の対象にされているテレビジヨン方
式の標準方式に応じて、それぞれ異ることが多
く、また、各種の情報機器に使用されているデイ
スプレイ装置についていえば、それぞれの機器の
メーカー毎にそれぞれ勝手に走査標準が設定され
るといつてもよい程に走査標準を異にしているこ
とが多く、前記のように走査標準がそれぞれ異な
る場合には、偏向回路の構成も当然に異なるもの
となるが、前記のように走査標準が異なる毎にそ
れぞれ別構成の画像再生装置を構成するようにし
たのでは多種少量生産形態による生産となつて生
産管理上、あるいはコスト上において色々と不利
なので、従来から複数の走査標準に兼用されうる
ような偏向回路も数多く提案されて来ていること
は周知のとおりである。
そして、前記のように複数の走査標準に兼用で
きるようにされた水平偏向回路においては、前記
のように、ドラムコア7,8に個別に巻回されて
いる巻線10,11の何れか一方、もしくは双方
のものに2次巻線を巻回して、それに負荷回路を
接続し負荷に流す電流値をセツトのばらつきに応
じて変化させて前記した微調整を行うようにした
ときに、ある水平偏向周波数に対して前記した負
荷回路が適合していても、水平偏向周波数が別の
周波数に切換えられた場合に前記した負荷回路が
不適合の状態になることがあるために、それの解
決策が求められた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、1個の永久磁石と、前記の永久磁石
で発生された磁束を直列的に還流させうるような
配置態様で前記の永久磁石における対をなす2つ
の磁極にそれぞれ個別に接し、かつ、互に離隔し
た状態に設けられた2つの可飽和磁心と、前記の
2つの可飽和磁心にそれぞれ巻回された巻線とを
備え、前記した2つの可飽和磁心にそれぞれ巻回
された巻線を直列に接続し、それに一定方向の電
流を流したときに前記の2つの可飽和磁心にそれ
ぞれ巻回されたそれぞれの巻線によつて生じる磁
束が、一方の可飽和磁心については前記の永久磁
石による磁束と加算され、他方の可飽和磁心内で
は前記の永久磁石による磁束との間で減算される
ように、前記した2つの可飽和磁心に巻回されて
いる2つの巻線の接続極性を定めて、前記の直列
接続された巻線を受像管の水平偏向コイルと実質
的に直列接続するとともに、前記した2つの可飽
和磁心にそれぞれ巻回されている巻線の一方のも
の、もしくは双方のものに2次巻線を巻回し、前
記した2次巻線にスイツチを介して直線性変化用
の負荷回路を接続してなる水平偏向直線性補正回
路を提供して、前記した問題点を解決したもので
ある。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本考案の水平偏向直
線性補正回路の具体的な内容について詳細に説明
する。第1図は本考案の水平偏向直線性補正回路
の一実施例の回路図であり、第2図は第1図示の
水平偏向直線性補正回路の動作説明用の回路図で
あつて、この本考案の水平偏向直線性補正回路
は、第4図を参照して記述した既提案の水平偏向
直線性補正装置における前記した2つの可飽和磁
心7,8にそれぞれ巻回されている巻線10,1
1の一方のもの、もしくは双方のものに2次巻線
を巻回し、その2次巻線14にスイツチSWを介
して直線性変化用の負荷回路Rを接続した構成の
水平偏向直線性補正回路である。そして、前記し
たスイツチSWのオンオフ動作は、例えば、水平
偏向周波数の切換変更動作と対応して制御信号発
生回路CCからスイツチに供給される切換制御信
号によつて行われる。
第1図において7,8は可飽和磁気特性を有す
る強磁性体、例えばフエライトで作られているド
ラムコア(鼓型コア)であり、また、9は永久磁
石、10,11は前記したドラムコア7,8に巻
回されている巻線、14は2次巻線である。
第1図及び第2図示の水平偏向直線性補正回路
において、前記した2次巻線14は可飽和磁気特
性を有する強磁性体(例えばフエライト)で作ら
れているドラムコア(鼓型コア)8に巻回されて
いる巻線11上に巻回されているものとして示さ
れているが、本考案の実施に当つては前記した2
次巻線を可飽和磁気特性を有する強磁性体(例え
ばフエライト)で作られているドラムコア(鼓型
コア)7に巻回されている巻線10上に巻回して
もよいし、または、可飽和磁気特性を有する強磁
性体で作られているドラムコア8に巻回されてい
る巻線11上に巻回したものと、可飽和磁気特性
を有する強磁性体で作られているドラムコア7に
巻回されている巻線10上に巻回したものとの双
方のものが用いられるようにしてもよい。
前記したドラムコア7,8は、永久磁石9で発
生された磁束を直列的に還流させうるような配置
態様で永久磁石9における対をなす2つの磁極
N,Sにそれぞれ個別に接し、かつ、互に離隔し
た状態に設けられており、前記の2つのドラムコ
ア7,8にそれぞれ巻回された巻線10,11は
直列に接続されている。
前記した2つのドラムコア7,8にそれぞれ巻
回されている2つの巻線10,11の接続極性は
既述した第4図示のものと同様であり、前記の直
列接続されている2つの巻線7,8に一定方向の
電流iを流したときに、前記の2つのドラムコア
7,8にそれぞれ巻回されたそれぞれの巻線に1
0,11に生じる磁束φ1,φ2が、一方のドラム
コア7については前記した永久磁石9による磁束
φ3と加算され、他方のドラムコア7については
前記した永久磁石9による磁束φ3との間で減算
されるように定められるのである{前記した直列
接続されている2つの巻線7,8に流される一定
方向の電流iに方向が前記とは逆である場合に
は、前記の2つのドラムコア7,8にそれぞれ巻
回されたそれぞれの巻線に10,11に生じる磁
束φ1,φ2は、一方のドラムコア7についてはそ
れの磁束φ1と前記した永久磁石9による磁束φ3
との間で減算され、他方のドラムコア8について
はそれの磁束φ2と前記した永久磁石9による磁
束φ3との間で加算される}。
今、第1図に示されている本考案の水平偏向直
線性補正回路におけるスイツチSWがオフの状態
になされていて、2次巻線14に接続させてある
直線性変化用の負荷回路Rと2次巻線14に電流
が流れていない状態における本考案の水平偏向直
線性補正回路を考えると、この場合に前記したド
ラムコア7に巻回されている巻線10のインダク
タンスL10と、ドラムコア8に巻回されている巻
線11のインダクタンスL11とは、それに流され
る電流iの極性と大きさの変化に対応して、第7
図中の曲線L10,L11のように変化し、ドラムコ
ア7に巻回されている巻線10のインダクタンス
は、巻線10に流される電流iが正の場合に、電
流iの増加につれてドラムコア7が飽和して行く
ために、ドラムコア7に巻回されている巻線10
のインダクタンスL10は、巻線10に流される電
流iの増加につれて減少し、また、巻線10に流
される電流iが負の場合には、電流iの増加につ
れてドラムコア7中の磁束密度で低下して行くた
めに、ドラムコア7に巻回されている巻線10の
インダクタンスL10は、巻線10に流される電流
iの増加につれて増加して行くのであり、他方、
ドラムコア8に巻回されている巻線11のインダ
クタンスは、巻線11に流される電流iが負の場
合に、電流iの増加につれてドラムコア8が飽和
して行くために、ドラムコア8に巻回されている
巻線11のインダクタンスL11は、巻線11に流
される電流iの増加につれて減少し、また、巻線
11に流される電流iが正の場合には、電流iの
増加につれてドラムコア8中の磁束密度が低下し
て行くために、ドラムコア8に巻回されている巻
線11のインダクタンスL11は、巻線11に流さ
れる電流iの増加につれて増加して行き、前記し
た2つの巻線7,8の直列インダクタンス、すな
わち、水平偏向直線性補正装置における端子c,
d間のインダクタンスL(10+11)は、第7図中
の曲線L10とL11とを合成した第7図中の曲線L
(10+11)に示されているように、電流iが零の
点で最少のインダクタンスとなり、電流iが正、
負の何れで増加した場合でも電流の増加につれて
増加して行くのであり、第7図中の下方に図示さ
れているような鋸歯状波電流iが流された場合の
水平偏向直線性補正回路の端子c,d間のインダ
クタンス値は、鋸歯状波電流の正、負のピーク値
と対応して最も大きくなり、中央部において最も
小さくなるように変化する。
2次巻線14に電流が流れない状態における本
考案の水平偏向直線性補正回路の動作は、第4図
乃至第6図を参照して説明した既提案の水平偏向
直線性補正装置LCAの動作と同様であるが、本
考案の水平偏向直線性補正回路においては、水平
偏向直線性補正装置における2つの可飽和磁心
7,8上に巻回されている巻線10,11の何れ
か一方または双方のものの上に巻回した2次巻線
14にスイツチSWを介して直線性変化用の負荷
回路Rが接続されうるようにしておき、スイツチ
SWがオンの状態となされて2次巻線14にスイ
ツチSWを介して直線性変化用の負荷回路Rが接
続されて、前記の直線性変化用の負荷回路Rに電
流が流されることにより微調整が行われるように
する。
第2図は前記した第1図に示した本考案の水平
偏向直線性補正回路の動作を説明するための回路
図であり、第2図中に示されている巻線10,1
1の端部付近の黒丸印はそれぞれの巻線の極性を
示すものであつて、第2図示の水平偏向直線性補
正回路においては、端子cから電流iが巻線1
0,11に流入したときに、巻線10,11には
それぞれの黒丸印側の端部から磁束が出る方向の
磁束が発生するように巻線の極性が定められてい
る。
第2図において巻線11上に巻回されている2
次巻線14にスイツチSWを介して直線性変化用
の負荷回路Rが接続されて、2次巻線14に電流
i2が流れた場合には、巻線11の自己インダクタ
ンスをL11、巻線11に発生する誘起電圧をE、
巻線11と2次巻線14との相互インダクタンス
をM、巻線11に流れる電流をi1、2次巻線14
の自己インダクタンスL14、2次巻線14に流れ
る電流をi2、直線性変化用の負荷回路Rの抵抗を
R,時間をtとすれば、よく知られているように
下記の(1),(2)式が成立する。
{(L11)di1/dt}−(Mdi2/dt)=E ……(1) −{Mdi1/dt}+{(L13)di2/dt}+Ri2=0
……(2) 前記の(2)式は抵抗Rの変化により電流i2を自由
に変えうることを示しており、また、電流i2を変
えれば(1)式の左辺第2項{−Mdi2/dt}が変化
するから、抵抗Rを変えると巻線11のインダク
タンスL11が等価的に変えられることになる。
前記したように巻線11上に巻回されている2
次巻線14にスイツチSWを介して直線性変化用
の負荷回路Rを接続して、2次巻線14に電流i2
を流して巻線11の自己インダクタンスL11を等
価的に変化させた場合には、画面上において第7
図のL11の支配領域である+側に相当する片側半
分の画面の直線性を変化させることが可能とな
り、また、前記とは逆に巻線10の方に2次巻線
14を巻回し、その2次巻線14にスイツチSW
を介して直線性変化用の負荷回路Rを接続して2
次巻線14に電流を流した場合には、第7図の
L10の支配領域である−側に相当する画面片側の
直線性を変化させることが可能となる。
なお、本考案の実施に当り、巻線10及び11
の双方のものに、それぞれ2次巻線を設けたり、
あるいは、多数の巻線を設けるようにしてもよい
ことは当然であり、また、複数の水平偏向周波数
の切換えが行われるような装置に対して本考案の
回路が適用される場合の実施例としては、直線性
変化用の負荷回路Rにそれぞれ抵抗値を異にして
いるような複数個の負荷を設けておき、前記した
複数個の負荷がスイツチSWによつて選択的に2
次巻線14に接続されるような構成のものとして
実施されてもよい。そして、前記したスイツチ
SWの切換制御は、水平偏向周波数の切換変更動
作と対応して制御信号発生回路CCからスイツチ
SWに供給される切換制御信号によつて行われる
ようにすればよい。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなよう
に、本考案の水平偏向直線性補正回路は1個の永
久磁石と、前記の永久磁石で発生された磁束を直
列的に還流させうるような配置態様で前記の永久
磁石における対をなす2つの磁極にそれぞれ個別
に接し、かつ、互に離隔した状態に設けられた2
つの可飽和磁心と、前記の2つの可飽和磁心にそ
れぞれ巻回された巻線とを備え、前記した2つの
可飽和磁心にそれぞれ巻回された巻線を直列に接
続し、それに一定方向の電流を流したときに前記
の2つの可飽和磁心にそれぞれ巻回されたそれぞ
れの巻線によつて生じる磁束が、一方の可飽和磁
心については前記の永久磁石による磁束と加算さ
れ、他方の可飽和磁心内では前記の永久磁石によ
る磁束との間で減算されるように、前記した2つ
の可飽和磁心に巻回されている2つの巻線の接続
極性を定めて、前記の直列接続された巻線を受像
管の水平偏向コイルと実質的に直列接続するとと
もに、前記した2つの可飽和磁心にそれぞれ巻回
されている巻線の一方のもの、もしくは双方のも
のに2次巻線を巻回し、前記した2次巻線にスイ
ツチを介して直線性変化用の負荷回路を接続して
なるものであるから、この本考案の水平偏向直線
性補正回路では、1台のセツトにおいて水平偏向
周波数が複数種類に切換えられるようになされて
いて、各水平偏向周波数に応じて2次巻線に対し
て適当な抵抗値の負荷を有する直線性変化用の負
荷回路RがスイツチSWを介して切換え接続され
るようにして、水平偏向直線性補正装置の巻線1
0,11の等価インダクタンスが適切な値になる
ように切換えられることにより、画面の直線性が
水平偏向周波数の切換え変更によつても、常に良
好な状態になされるようにすることが容易なので
あり、本考案によれば既述した問題点は良好に解
決できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水平偏向直線性補正回路の一
実施例の回路図、第2図は第1図示の水平偏向直
線性補正回路の動作説明用の回路図、第3図は既
提案の水平偏向直線性補正回路を使用した水平偏
向直線性補正回路のブロツク図、第4図乃至第6
図は既提案の水平偏向直線性補正装置の構成図、
第7図は特性曲線例図、第8図は鋸歯状波電流の
波形図、第9図は広偏向角の受像管における問題
点の説明図、第10図は画像歪の説明図である。 1……水平偏向出力回路、2……水平偏向コイ
ル、5……コンデンサ、7,8……ドラムコア、
9……永久磁石、10,11……巻線、LCA…
…水平偏向直線性補正装置、14……2次巻線、
R……直線性変化用の負荷回路、SW……スイツ
チ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個の永久磁石と、前記の永久磁石で発生され
    た磁束を直列的に還流させうるような配置態様で
    前記の永久磁石における対をなす2つの磁極にそ
    れぞれ個別に接し、かつ、互に離隔した状態に設
    けられた2つの可飽和磁心と、前記の2つの可飽
    和磁心にそれぞれ巻回された巻線とを備え、前記
    した2つの可飽和磁心にそれぞれ巻回された巻線
    を直列に接続し、それに一定方向の電流を流した
    ときに前記の2つの可飽和磁心にそれぞれ巻回さ
    れたそれぞれの巻線によつて生じる磁束が、一方
    の可飽和磁心については前記の永久磁石による磁
    束と加算され、他方の可飽和磁心内では前記の永
    久磁石による磁束との間で減算されるように、前
    記した2つの可飽和磁心に巻回されている2つの
    巻線の接続極性を定めて、前記の直列接続された
    巻線を受像管の水平偏向コイルと実質的に直列接
    続するとともに、前記した2つの可飽和磁心にそ
    れぞれ巻回されている巻線の一方のもの、もしく
    は双方のものに2次巻線を巻回し、前記した2次
    巻線に対してスイツチを介して直線性変化用の負
    荷回路を接続してなる水平直線性補正回路。
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