JPH05200718A - コンクリート型枠およびコンクリートの打設方法 - Google Patents

コンクリート型枠およびコンクリートの打設方法

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JPH05200718A
JPH05200718A JP1205492A JP1205492A JPH05200718A JP H05200718 A JPH05200718 A JP H05200718A JP 1205492 A JP1205492 A JP 1205492A JP 1205492 A JP1205492 A JP 1205492A JP H05200718 A JPH05200718 A JP H05200718A
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節男 田口
Shiro Imai
史朗 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】強度、耐撓み性、断熱性が良好で、かつ、コン
クリートとの接着性に優れたコンクリート型枠、および
コンクリートの打設方法を提供すること。 【構成】合成樹脂からなる発泡体の少なくとも一表面
が、接着成分と高強力性を保持する強力成分から構成さ
れる複合繊維および/または複合糸からなる布帛によっ
て強化されてなる発泡体からなるコンクリート型枠であ
って、該繊維および/または複合糸の前記接着成分を介
して前記布帛と前記発泡体の少なくとも一表面とが接着
一体化され、かつ、該布帛内および布帛表面にコンクリ
ートと接着する樹脂を保有するコンクリート型枠と、該
型枠を用いたコンクリートの打設方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート型枠、コ
ンクリート断熱複合体、およびコンクリートの打設方法
に関する。
【0002】さらに詳しくは、コンクリートの打込み時
の側圧に耐え得る強度、耐撓み性を有し、かつ、コンク
リートと良好に接着し得るコンクリート型枠と該型枠を
用いたコンクリートの打設方法に関するものである。ま
た、さらに、特に良好な断熱性を有することからコンク
リート打設後も、断熱材としてそのまま設置しておいて
コンクリート複合断熱体として用いることができるコン
クリート型枠に関するものである。
【0003】
【従来技術】近年、人々の生活水準の向上に伴い、冷暖
房による居住空間の快適性を強く求める時代となった。
しかしながら、そのためのエネルギー消費量が急増し、
エネルギー源である化石燃料の使用による大気汚染、炭
酸ガスの増加による地球温暖化などの地球規模の環境汚
染が大きな問題となってきた。また、エネルギー原料の
ほとんどを海外に依存するわが国では、とりわけエネル
ギーに要する費用負担も大きい。
【0004】かかることから、エネルギーを無駄なく有
効に使用するための技術確立は、人類の英知を結集して
優先して解決すべき課題となっている。その一つとし
て、優れた断熱材ができ、エネルギーロスの少ない冷暖
房が図れて省エネルギーに繋がれば国家的な利益にな
り、加えて、地球環境悪化防止への貢献にも繋がりひい
ては人類の幸福に寄与できると考えられる。
【0005】さて、最近の建築物における省エネルギー
対策として、コンクリート壁面の断熱施工が広く行なわ
れるようになってきている。かかる目的に対して断熱材
料としては、断熱性、吸湿性の面から合成樹脂からなる
発泡体が用いられている。
【0006】その際に、コンクリート型枠と断熱材とを
兼ねる型枠の使用が行なわれている。すなわち、そのも
のはコンクリートの打設が終った後は、コンクリートと
複合された一体物として断熱材として使用される。
【0007】そのようにして用いられる従来のコンクリ
ート型枠としては、両面紙付断熱ボード、合成樹脂発泡
体ボード、ポリウレタンやフェノール樹脂の吹付け発泡
体等が用いられている。
【0008】しかしながら、両面紙付断熱ボードは強度
的に低く、コンクリート打設時の側圧により破壊したり
変形(撓み)が大きく好ましくない。かかる問題の対策
のためには、バタ材などの支持材料を高密度に配設する
手段もあるが、作業が煩雑になったり、材料を多く使用
するため工事費がかさむことになり好ましくない。ま
た、紙が水分に対して弱いため強度低下を起こしやす
く、さらにそれに含まれる水分による黴などの発生の問
題もあった。また、合成樹脂発泡体ボードについても、
上記と同様に強度的な問題があると同時に、コンクリー
ト面との接着性が一般に劣り、コンクリートと発泡体間
で剥離を起こしやすいという問題があった。また、ポリ
ウレタンやフェノール樹脂の吹付け発泡体は作業環境の
面で問題があり、また、発泡剤として主にフロンを使用
するため、オゾン破壊による地球環境の面で好ましい方
法とは言えない。また、ポリウレタンは焼却処理により
毒性ガスを発生するという問題があり、またフェノール
樹脂は極めて脆く、容易に粉化したり欠けるために作業
性の面で問題を有するものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
したような問題点に鑑み、強度、耐撓み性、断熱性が良
好で、かつ、コンクリートとの接着性に優れたコンクリ
ート型枠、コンクリート複合断熱体、およびコンクリー
トの打設方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は次の構成を有する。
【0011】すなわち、本発明のコンクリート型枠は、
合成樹脂からなる発泡体の少なくとも一表面が、接着成
分と高強力性を保持する強力成分から構成される複合繊
維および/または複合糸からなる布帛によって強化され
てなる発泡体からなるコンクリート型枠であって、該繊
維および/または複合糸の前記接着成分を介して前記布
帛と前記発泡体の少なくとも一表面とが接着一体化さ
れ、かつ、該布帛内および布帛表面にコンクリートと接
着する樹脂を保有することを特徴とするコンクリート型
枠である。
【0012】また、本発明のコンクリート複合断熱体
は、合成樹脂からなる発泡体、該発泡体を強化する布帛
およびコンクリートに接着する樹脂からなる複合構造体
と、コンクリート構造体が複合一体化されてなることを
特徴とするコンクリート複合断熱体である。
【0013】また、本発明のコンクリートの打設方法
は、合成樹脂からなる発泡体の少なくとも一表面が該発
泡体と接着する接着成分と高強力性を保持する強力成分
から構成される複合繊維および/または複合糸からなる
布帛により強化された発泡体であって、該繊維の接着成
分を介して布帛と発泡体表面とが接着一体化されてお
り、かつ、前記布帛内および布帛表面にコンクリートと
接着する樹脂を保有するコンクリート型枠を用いて、コ
ンクリートの打設を行なうことを特徴とするコンクリー
トの打設方法である。
【0014】
【作用】以下、本発明を詳細に説明する。本発明のコン
クリート型枠は、合成樹脂からなる発泡体の少なくとも
一表面が、補強布帛により補強されてコンクリート型枠
をなしているものである。該補強布帛は、接着成分と高
強力性を保持する強力成分から構成される複合繊維およ
び/または複合糸からなるものであり、該繊維および/
または複合糸の接着成分を介して該布帛と該発泡体の少
なくとも一表面とが接着一体化されるものである。ま
た、該布帛の布帛内および布帛表面にはコンクリートと
接着する樹脂が保有されてなるものである。
【0015】従来技術として述べたように、合成樹脂発
泡体をコンクリートの型枠に使用しさらに断熱板へ使用
することは、断熱性の点で有利な面があることはもちろ
んであるが、強度不足のためコンクリート打込み時にコ
ンクリートの側圧により破壊したり、撓んだり、また、
発泡体とコンクリートとの接着性が悪いために剥離を起
こす等の問題があり、従来の発泡体はそのまま用いるこ
とはできない。
【0016】かかる問題点に鑑み、本発明者らは、発泡
体の強度、耐撓み性等を改良するために鋭意研究を重
ね、 発泡体と接着する接着成分と強化に寄与する強力成
分の両成分を有する複合繊維および/または複合糸によ
り構成された布帛を発泡体に接着して、発泡体と布帛が
強固に接着した発泡体と布帛の一体化構造とせしめて発
泡体を強化し、さらに、 発泡体と布帛の一体化構造における布帛内および布
帛表面にコンクリートと接着する樹脂を存在せしめて、
布帛と該接着する樹脂を強固に一体化せしめたものであ
る。
【0017】かかる、の組合せにより、発泡体/布
帛/樹脂の3者が強固に一体化した複合構造体としたも
のである。
【0018】本発明は、コンクリートと接着する樹脂を
使用し、該樹脂を布帛内および布帛表面に存在せしめた
点に大きな特徴を有する。
【0019】かかる複合構造体をコンクリート打設の型
枠として用いると、樹脂がコンクリート型枠との接着性
を発揮するため、コンクリートが硬化するに伴い、樹脂
とコンクリートを強く接着し、結局、発泡体/布帛/樹
脂/コンクリートが強固に一体化したコンクリート複合
断熱体とすることができる。かかる作用効果により、本
発明にかかるコンクリート型枠は、コンクリート打設
時、コンクリートの側圧に耐え得る強度、耐撓み性を有
する型枠として使用でき、さらに、希望する場合は、そ
のまま残してコンクリート断熱板として活用できるもの
である。
【0020】本発明に使用される発泡体としては、たと
えば、ポリスチレン、スチレン・エチレン共重合体、ア
クリルニトリル・スチレン共重合体、ABS樹脂などの
ポリスチレン系樹脂からなるビーズ成形、押出し成形な
どによる発泡成形体あるいはその原料が好ましく使用で
きる。また、その他ポリエチレン、ポリプロピレン、フ
ェノール、ポリウレタン、ポリエステル、ユリア、ポリ
塩化ビニル、シリコーン、エポキシ、ポリイミド、メラ
ミンなどの各種樹脂も使用することができる。これらの
中でも、コンクリート型枠として要求される保形性、耐
撓み性の点から、また、上記複合繊維および/または複
合糸により構成された布帛による強化効率を有効ならし
めるためにも、高剛性のポリマを使用することが好まし
い。
【0021】ここで、本発明でいう高剛性ポリマとは、
非発泡体においてASTM−D790法によって測定さ
れた樹脂単体での曲げ弾性率が少なくとも150kg/mm
2 以上を示すポリマのものであり、特に、200kg/mm
2 以上のポリマが好ましく用いられる。たとえば、ポリ
スチレン、スチレン・エチレン共重合体、アクリルニト
リル・スチレン共重合体、ABS樹脂などのポリスチレ
ン系樹脂からなるビーズ成形、押出し成形などによる発
泡成形体あるいはその原料が好ましく使用できる。
【0022】また、本発明で用いられるコンクリートと
接着する樹脂とは、コンクリートと接着する樹脂であれ
ば、特に限定されず各種のものを用いることができる
が、特に本発明者らの知見によれば、ポリアクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などにおいて
効果が得られるが、特に、ポリサルファイド変性エポキ
シ樹脂およびアミン類またはポリアミノアミド類から主
として形成された樹脂を用いるのが、コンクリートとの
接着性が良好な点で好適である。さらに、その中でも好
ましい代表的なものとしては、ビスフェノール骨格を有
するエポキシ樹脂にポリサルファイド骨格を導入したエ
ポキシ樹脂があり、好ましくは下記一般式(1)により
表されるものであり、かかる樹脂はコンクリートと良好
に接着し、かつ、水分に対しても強いという優れた性質
を持つものである。
【0023】
【化3】 上記一般式(1)中のR1 およびR3 は、ビスフェノー
ル骨格を含む有機基を示す。ビスフェノール骨格を含む
有機基としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ハロゲン化
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、ハロゲン化ビスフェノールF型エポキシ
樹脂などと同様または類似の分子構造を含むものを挙げ
ることができる。
【0024】また、上記一般式(1)中のR2 は、下記
一般式(2)により示されるポリサルファイド骨格であ
る。
【0025】
【化4】 上記一般式(2)中におけるm、nは次の範囲が好まし
い。
【0026】1≦m≦3、 1≦n≦50 より好ましくは、 1.5≦m≦2.5、 2≦n≦30 ポリサルファイド骨格のS平均含有mが1未満である
と、通常のビスフェノール型エポキシ樹脂と同等にな
り、またmが50を越えると粘度が高くなり使用しずら
くなる。
【0027】このようなポリサルファイド変性エポキシ
樹脂としては、例えば、東レチオコール(株)製「FL
EP−10」、「FLEP−50」、「FLEP−6
0」等を用いることができる。
【0028】なお、このようなポリサルファイド変性エ
ポキシ樹脂に必要に応じてビスフェノール型エポキシ樹
脂を混合して使用することも好ましいものである。
【0029】そのようなアミン類またはポリアミノアミ
ド類としては、例えば、トリエチレンテトラミン、イソ
フォロンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキシルアミン、
ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタ
ン、m−フェニレンジアミン、4,4' −メチレンジア
リニン、N−ベンジルエチレンジアミン、1−(2−ア
ミノエチル)ピペラジン、N,N' −ジメチルアミノ−
n−プロピルアミン、N,N,N',N' −テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン、N−メチルピペリジン、N,
N'-ジメチルピペリジン、ジメチルアミノメチルフェノ
ール、2,4,6,−トリス(ジメチルアミノメチル)
フェノール、2−エチル−4−メチルイミダゾールなど
のイミダゾール類、変性ポリアミン(例えば、旭電化工
業(株)製「アデカハードナーEH−220」、「アデ
カハードナーEH−230」、「アデカハードナーEH
−531」、アイ・シー・アイ・ジャパン・リミテッド
製「アンカラミンWCA」、油化シェルエポキシ(株)
製「エポメートN−001」、「エポメートRX−
3」、住友化学工業(株)製「スミキュア−AF」、富
士化成工業(株)製「フジキュア#5420」、三菱化
成工業(株)製「リアクトCA−681」など)、ポリ
アミドアミン(例えば、アイ・シー・アイ・ジャパン・
リミテッド製「アンカマインド501」、富士化成工業
(株)製「トーマイド#245」など)等を用いること
ができる。
【0030】その際、アミン類またはポリアミノ類の配
合量は、使用されるアミン類またはポリアミノアミド類
のアミン価によっても異なり一概にいえない点もある
が、一般にエポキシ樹脂100重量部に対して3〜10
0重量部とすることが好ましく、より好ましくは5〜8
0重量部である。
【0031】本発明において、コンクリートと接着する
樹脂もしくは該樹脂の層は、必要に応じてかかる樹脂層
に酸化チタン、顔料、充填剤、難燃剤などが添加されて
用いられてもよく、そのような添加剤を併用することも
好ましいものである。
【0032】かかる樹脂は、液体状の樹脂原液、溶液、
エマルジョン、デスパージョン、ラテックスなどの各種
の形態として、そして、含浸、スプレー、塗布などの各
種方法により付与される。該付与により、樹脂は布帛の
繊維組織内および布帛表面に存在して、発泡体と布帛に
強固に付着することができる。
【0033】布帛を構成する複合繊維は、発泡体と接着
しうる接着成分と高強力性を有し強化に寄与する強力成
分からなるものである。かかる複合繊維の好ましい形態
としては、芯/鞘型繊維、バイメタル型繊維、多層接合
型繊維、放射状多層型繊維等の形態等があり、この中で
も、鞘成分の中に多くの芯成分を有する構造の繊維であ
る多芯/鞘型複合繊維が好ましい。すなわち、例えば、
高分子配列体繊維、混合紡糸繊維等に代表されるもので
ある。
【0034】複合繊維の太さは、繊維交絡体あるいは強
化材料として、その具体的用途に適したものとすればよ
く、特に限定されるものではない。一般には複合繊維で
0.1〜1000デニールの範囲が好適であり、多芯/
鞘型複合繊維においては、芯繊維の太さは、通常、複合
繊維の1/3〜1/1000程度が好ましく、また、複
合繊維中の芯の本数は、3本〜10000本の範囲とす
るのが好ましく、10本〜1000本が特に好ましい。
【0035】複合繊維もしくは複合糸の接着成分として
は、加熱することにより熱変形あるいは溶融を起こして
発泡体と高接着性をもたらすものであることが重要であ
り、さらに、次のAまたはBを満足するものであること
が好ましい。すなわち、 A:発泡体と同じモノマ単位を含むポリマであること、 B:発泡体と良好な接着性と相溶性を有するポリマであ
ること、 である。
【0036】特に、中でもAのものが好ましいが、ただ
し、発泡体と同じモノマ単位を含まないものであって
も、熱変形あるいは溶融によって発泡体との間にアンカ
効果等が作用し好ましい接着が図れるものであれば、本
発明の目的を十分達成できるものである。接着成分の熱
変形温度は、発泡体の熱変形温度より少なくとも10℃
以上低いことが好ましい。かかる好ましい例としては、
スチレンにアクリル酸やメタクリル酸の高級アルコール
エステルを共重合したポリスチレン共重合体、酸成分が
テレフタル酸/イソフタル酸、グリコール成分がエチレ
ングリコールからなるポリエステル共重合体などが挙げ
られる。
【0037】一方、強力成分としては、ポリエチレンテ
レフタレートに代表されるポリエステル類、ナイロン
6、ナイロン66に代表されるポリアミド類、アラミド
類、その他ポリアリレート、ポリアクリルニトリル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、
ポリウレタンおよびそれらの共重合変性体あるいは他成
分の混合体などの各種の可紡性を有するポリマを使用す
ることができるものであり、これらのポリマ群の中から
発泡体種に応じて、また、発泡体の使用目的、用途に応
じて一種または二種以上のポリマが用いられるとよい。
【0038】また、さらに、これまでの説明では、複合
紡糸して得られる複合繊維の場合で説明してきたが、本
発明は、このような複合繊維使いの場合に限られず、前
述の芯成分あるいは鞘成分とか、あるいは接着成分、強
力成分として説明をしたポリマからなる繊維からなる混
繊糸(交撚糸を含む)などの複合糸使いでも構わない。
【0039】すなわち、本発明では、接着成分からなる
繊維もしくは糸と、強力成分からなる繊維もしくは糸の
組合せの複合糸使いであってもよいわけである。
【0040】また、布帛を構成する繊維の形態として
は、綿状物(短繊維)や長繊維(フィラメント)のいず
れでもよく、さらにそれらが全部としてまたは一部とし
て用いられてウェブ状物、不織布、織物、編物、網シー
ト状物などあるいはそれらの複合体より布帛を構成して
いるもの等が用いられる。
【0041】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。
【0042】実施例において、「割合」は全て重量に基
づくものである。
【0043】実施例1 複合繊維として、鞘成分がスチレン80重量部/2−エ
チルヘキシルアクリレート20重量部共重合体、芯成分
がナイロン6からなる高分子配列体繊維(繊維長:51
mm、島数:36、複合繊維のデニール:3d)を用い
てカード、クロスラッパーの工程を経て不織布ウェブを
作製し、次いでニードルパンチを行って不織布を作製し
た。厚さ25mmのポリスチレン押出し発泡体(30倍
発泡品)と上記不織布を用いて、不織布/発泡体/不織
布の順に配置し、鏡面カレンダーローラで加熱加圧(ロ
ーラ温度160℃、ローラ速度2m/min)し、発泡
体の表裏両面に不織布を接着せしめ不織布強化発泡体を
作製した。次いで、樹脂として東レチオコール(株)製
「FLEP−60」のエマルジョン、硬化剤として旭電
化工業(株)製「アデカハードナーEH−220」を用
い、樹脂/硬化剤の割合を100重量部/20重量部と
して混合攪拌した後、不織布強化発泡体の片表面に塗布
し室温にて硬化せしめた。
【0044】得られた発泡体/布帛/樹脂の複合構造体
を、樹脂面がコンクリート打設面になるように建込み、
コンクリート打設時には型枠として使用し、コンクリー
トが硬化した後には、取り外すことなくそのまま残しコ
ンクリートの断熱材として使用しコンクリート断熱板複
合体を得た。その結果、コンクリート打設において、打
込み側圧に十分に耐え、破壊や大きな撓みを起こすこと
なく、また、コンクリートとの接着性が良好であり、さ
らにプラスター仕上げなどの内壁仕上げ性が良好であっ
た。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート型枠およびコンクリート断熱板複合体は、コンクリ
ート打込みにおいて、打込み側圧に十分に耐え、破壊や
大きな撓みを起こすことなく型枠と使用でき、また、良
好な断熱性を有し、かつ、コンクリートとの接着性に優
れることから、硬化後取り外すことなくそのまま残しコ
ンクリートの断熱材として使用しできる。
【0046】さらに、軽量、取扱いが容易、かつ、強度
が高いことから、型枠施工の作業性に優れており、工期
の短縮化を可能とし、経済的に極めて有利である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂からなる発泡体の少なくとも一表
    面が、接着成分と高強力性を保持する強力成分から構成
    される複合繊維および/または複合糸からなる布帛によ
    って強化されてなる発泡体からなるコンクリート型枠で
    あって、該繊維および/または複合糸の前記接着成分を
    介して前記布帛と前記発泡体の少なくとも一表面とが接
    着一体化され、かつ、該布帛内および布帛表面にコンク
    リートと接着する樹脂を保有することを特徴とするコン
    クリート型枠。
  2. 【請求項2】合成樹脂が、非発泡体樹脂における樹脂単
    体での曲げ弾性率が150kg/mm2 以上を示す高剛性樹
    脂であることを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    型枠。
  3. 【請求項3】コンクリートと接着する樹脂が、ビスフェ
    ノール骨格とポリサルファイド骨格を有する両末端エポ
    キシ基のポリサルファイド変性エポキシ樹脂およびアミ
    ン類またはポリアミノアミド類から主として形成された
    樹脂であることを特徴とする請求項1記載のコンクリー
    ト型枠。
  4. 【請求項4】発泡体が、ポリスチレン系樹脂発泡体であ
    ることを特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠。
  5. 【請求項5】ポリサルファイド変性エポキシ樹脂が、下
    記一般式(1)で表されるものであることを特徴とする
    請求項2記載のコンクリート型枠。 【化1】 ここで、R1 およびR3 は、ビスフェノール骨格を含む
    有機基を示す。また、R2 は、下記一般式(2)で表わ
    されるポリサルファイド骨格を示す。 【化2】 ただし、1≦m≦3、1≦n≦50
  6. 【請求項6】接着成分が、熱変形温度において発泡体の
    熱変形温度よりも10℃以上低いことを特徴とする請求
    項1記載のコンクリート型枠。
  7. 【請求項7】複合繊維または複合糸が、芯/鞘型複合の
    複合繊維または複合糸であることを特徴とする請求項1
    記載のコンクリート型枠。
  8. 【請求項8】芯/鞘型の複合構造が、多芯/鞘型複合繊
    維であることを特徴とする請求項6記載のコンクリート
    型枠。
  9. 【請求項9】合成樹脂からなる発泡体、該発泡体を強化
    する布帛およびコンクリートに接着する樹脂からなる複
    合構造体と、コンクリート構造体が複合一体化されてな
    ることを特徴とするコンクリート複合断熱体。
  10. 【請求項10】合成樹脂からなる発泡体の少なくとも一
    表面が該発泡体と接着する接着成分と高強力性を保持す
    る強力成分から構成される複合繊維および/または複合
    糸からなる布帛により強化された発泡体であって、該繊
    維の接着成分を介して布帛と発泡体表面とが接着一体化
    されており、かつ、前記布帛内および布帛表面にコンク
    リートと接着する樹脂を保有するコンクリート型枠を用
    いて、コンクリートの打設を行なうことを特徴とするコ
    ンクリートの打設方法。
  11. 【請求項11】合成樹脂からなる発泡体の少なくとも一
    表面が該発泡体と接着する接着成分と高強力性を保持す
    る強力成分から構成される複合繊維および/または複合
    糸からなる布帛により強化された発泡体であって、該繊
    維の接着成分を介して布帛と発泡体表面とが接着一体化
    されており、かつ、前記布帛内および布帛表面にコンク
    リートと接着する樹脂を保有するコンクリート型枠を用
    いてコンクリートの打設を行ない、打設後、該型枠を除
    去せずにコンクリート断熱材として使用することを特徴
    とするコンクリートの打設方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6046229U (ja) * 1983-09-02 1985-04-01 東海ゴム工業株式会社 コンクリ−ト板成型用化粧マツト
JPS6192809A (ja) * 1984-10-13 1986-05-10 難波 蓮太郎 複合パネル捨て型枠
JPH0471802A (ja) * 1990-07-12 1992-03-06 Fujimori Kogyo Kk 型枠兼用断熱板

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