JPH05200909A - トッピングシート用すだれ織物と、このすだれ織物の緯糸除去方法 - Google Patents
トッピングシート用すだれ織物と、このすだれ織物の緯糸除去方法Info
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Abstract
糸を、簡単な装置、設備で容易かつ確実に除去できるよ
うにする。 【構成】 平行な多数本の経糸2に対し緯糸3が両側端
外側で折返されて連続して打込まれてなるすだれ織物1
を、カレンダーに供給するまでの工程において、緯糸3
を幅方向中間部の1個所で切断し、この切断後に両側端
部の経糸2aをすだれ織物1の本体部から分離すること
により、前記切断された緯糸3を側端部経糸2aに同伴
させて引き抜く。このすだれ織物1の緯糸3の引張り強
さを、すだれ織物の幅方向に緯糸3を引き抜く力よりも
大きくしておく。
Description
により製織されたトッピングシート用のすだれ織物と、
このすだれ織物からの緯糸除去方法に関するものであ
る。
り、タイヤのカーカスやベルト等のタイヤ構成材その他
の工業用資材としては、図4に示すようなすだれ織物、
すなわち、繊維コード等よりなる多数本の経糸(2)に
対し、その長手方向所要間隔毎につなぎの役割を果す細
い緯糸(3)を打込んで製織したすだれ織物(1)が、
一般に用いられている。このすだれ織物は、熱処理や接
着剤処理等が施された後、少なくとも片面、通常は両面
に、ゴムが被覆され、所謂トッピングシートとして使用
される。
ヤ構成材として使用する場合、前記のすだれ織物中の緯
糸(3)がタイヤの補強に何等有効な役目を果さない
上、この緯糸(3)の存在のためにタイヤの性能を低下
させる欠点がある。
(1)にゴム(R)をトッピングした状態において、経
糸(2)に対して交叉しかつ交互に上下する緯糸(3)
の影響で、経糸(2)が一平面に並ばず千鳥状の配列に
なり、そのためトッピングゴム(R)の表面層の厚み
(g)を一定に保持しようとすると、前記の経糸(2)
の千鳥配列による段差(d)分余計なゴムを必要とし、
ゴム使用量が多くなり、また軽量化の障害にもなる。
(2)の並列ピッチ(p)が不均一になり易く、タイヤ
加硫時の均一なインフレーションを妨げ、タイヤユニフ
ォミティ不良の原因になる。さらに緯糸(3)の素材と
しては、綿やレーヨン等の紡績糸であってゴムとの接着
性が悪く、この緯糸(3)の部分からセパレーションが
発生し易いといった問題もある。
しで平行に配列してシート状にし、その少なくとも片面
にゴムを被覆した緯糸なしのトッピングシートをタイヤ
構成材として使用することが多くなっている。
る方法として、多数本のコードよりなる経糸を平行に配
列してビームに巻取っておき、この経糸をビームから引
き出してシート状に配列した状態で接着剤処理しつつカ
レンダーに供給してゴムを被覆する方法が提案されてい
る(例えば特開昭63−59526号公報)。また従来
同様のすだれ織物から緯糸を除去してゴムを被覆する方
法も知られている(例えば特開昭61−113877号
公報)。
ード)を引き出して使用する方法の場合、経糸(コー
ド)が相互につながれていたないために動き易く、カレ
ンダーによるトッピング工程に至るまでの接着剤処理等
の際に、コード切れ等のトラブルが発生し易く、仮にコ
ード切れが発生すると製品すべてが不良となる。そのた
め、比較的低速で小規模の処理しか行なえず、生産性が
悪く、コスト高なものになってしまう。
れるように、ビームから引出されたコードのみよりなる
シート状物に流動性物質を貼着してコードを固定するこ
とも提案されているが、この場合、異種物質がゴム中に
混入することになるため好ましくない。
ンダーに供給しゴムを被覆する方法の場合、緯糸の除去
を簡単な設備で能率よく完全に行なえることが望まれる
が、前記特開昭61−113877号公報に提案されて
いる手段は、すだれ織物を長手方向に移動させながら、
互い違いに嵌り合う分断リングを備える2本のロールカ
ッターの間を通すことにより緯糸を細かく寸断し、その
後続において寸断された多数の緯糸をブラシによって払
い落すように分離するとともに、さらに払われた緯糸を
真空吸引により捕集して除去するというものであり、き
わめて複雑、高価な設備を必要とし、しかも細かく寸断
された緯糸を100%除去できないといった欠点があっ
た。
糸なしのトッピングシートに使用する場合における緯糸
の除去を、簡単な装置、設備で容易かつ確実に行なえる
ように発明したものであり、特に緯糸をすだれ織物の本
体部から側方向に引き抜き可能なすだれ織物と、緯糸を
幅方向中間部で切断して側方向に引き抜きくようにした
緯糸除去方法を提供するものである。
の経糸と緯糸により製織され、緯糸が両側端部外側で交
互に折返されて打込まれている接着剤処理済のすだれ織
物であって、緯糸の引張り強さが織物幅方向に緯糸を引
き抜く力よりも大であることを特徴とし、これにより緯
糸を織物幅方向に容易に引き抜けるようにしたものであ
る。
に対し緯糸が両側端外側で交互に折返されて打込まれて
いるすだれ織物から緯糸を除去する方法であって、すだ
れ織物をカレンダーに供給するまでの工程において、長
手方向に移動するすだれ織物の緯糸を中間部1個所で切
断するとともに、この切断後に両側端部の経糸をすだれ
織物の本体部から分離することにより、前記切断された
緯糸を側端部経糸に同伴させて引き抜くことを特徴とす
るものである。
だれ織物をカレンダーに供給するまでの工程において、
長手方向に移動するすだれ織物の緯糸を中間部1個所で
切断し、この切断後に両側端部の経糸をすだれ織物の本
体部から引き離すように分離すると、側端部で折返され
かつ中間部で切断された緯糸が、それぞれ側端部経糸の
分離作用に同伴して本体部の経糸群から引き抜かれ除去
される。
前記のように緯糸を側方向に引き抜く力よりも大きいた
めに、前記の切断緯糸の引き抜き時において、接着剤処
理による経糸との接着力あるいは経糸との間の摩擦力等
によって緯糸が途中で切れて残存するおそれがなく、緯
糸を完全に引き抜き除去することができる。
る。
ヤ構成材に使用するトッピングシート(T)を製造する
カレンダーラインの工程図である。
用いられるすだれ織物(1)は、図2に示すように繊維
コード等よりなる多数本の経糸(2)と、その長手方向
所定間隔に打込まれて各経糸(2)をつなぐ細い緯糸
(3)とにより製織されており、特に緯糸(3)はすだ
れ織物(1)の側端部外側で折返されて連続して打ち込
まれている。
処理および接着剤処理が施されて供給装置に巻取られて
おり、図1のように供給装置から引き出されて、テンシ
ョンコントローラー(4)および緯糸除去工程(10)
を経て、緯糸が除去された後、トッピング工程のロール
式カレンダー(5)に供給される。
が除去された経糸群を平行に保持するための筬(51)
と溝付きロール(52)を経て、カレンダーロール(5
3)(54)間を通過し、緯糸が除去された経糸のみの
シート状物の表裏にゴム(R)がトッピングされる。
(6)はカレンダー(5)の後続のクーリングドラム、
(7)はアキュユームレーター、(8)はトッピングシ
ート(T)のワインダーである。
および図3に示すように、すだれ織物(1)の幅方向中
間部の1個所、例えば中央部に前記緯糸(3)を切断す
る回転刃式のカッター(11)を備えており、すだれ織
物(1)の移動に伴って、該カッター(11)により両
側端部で折返されて連続して打込まれている緯糸(3)
を切断する。カッター(11)としては、図のような回
転刃式のもの限らず、上下動して緯糸(3)を切断する
ものであってもよい。
おいて、移動するすだれ織物(1)の両側傍部に抜き取
り用のガイドローラ(12)を配するとともに、これよ
り斜め前方外側方に両側端部の1もしくは数本の経糸
(2a)を挟持して強制的に側方へ引き取るための引き
取りローラ(13)(14)を配しており、両側端部の
経糸(2a)を残余のすだれ織物(1)の本体部より側
方へ分離できるように設けている。
を側方へ分離すると、両側端部で折返されて連続して打
ち込まれており、かつ前記のように中央部で切断された
緯糸(3)が前記折返し部で側端部経糸(2a)に係止
して、該側端部経糸(2a)に同伴して側方に引き抜か
れ、残余の本体部の経糸(2)群から完全に除去される
ことになる。
(2)群をシート状にして後続のカレンダー(5)に送
り、従来同様にゴムを被覆し、トッピングシート(T)
を製造する。(15)は引き抜かれた経糸(2a)と緯
糸(3)の回収容器である。
経糸(2)と緯糸(3)との接着剤処理による接着力あ
るいは摩擦力で、経糸(2)が前記引き抜き作用につれ
て幅方向に撓曲して広がらないように、図2の鎖線のご
とく上下からの挟持ロール(16)配したり、また両サ
イド部にガイドローラ(17)を配しておくのが望まし
い。これにより、引き抜き効率をさらに向上させること
ができる。
を、側端部経糸(2a)の分離作用による引き抜き開始
位置にごく近接して配することもでき、特に緯糸(3)
切断と引き抜き開始を略同時に行なえるようにしておく
と、緯糸(3)にある程度のテンションを掛けた状態で
カッター(11)により切断できることになる。
しては、綿やレーヨン等の紡績糸その他種々の糸を用い
ることができるが、前記のように両側端部の経糸(2
a)の分離作用によって緯糸(3)を引き抜く関係で、
この緯糸(3)の強度、特に引張り強さが、緯糸(3)
を引き抜くときの最大の力、すなわち接着剤処理による
経糸(2)との接着力および経糸(2)との間の摩擦力
等に抗して引き抜くための引き抜き力よりも大きい糸を
使用する。例えば従来と同種の糸の場合、従来のものよ
りも太くて、前記の強度を持った糸を使用する。もちろ
ん細い糸でも前記の強度を持った糸を使用することもで
きる。
力よりも小さいと、引き抜き途中において緯糸(3)が
切れて本体部の経糸(2)群の間に残存するおそれがあ
るが、前記のように緯糸(3)の強度を持たせてある
と、緯糸(3)を切れ等のおそれなく容易にかつ確実に
引き抜くことができる。
に、経糸(2)の材質、本数等を同条件にして、緯糸
(3)として、5番手の綿糸を用いたもの(実施例1)
と、テフロンコーティング加工を施した550デニール
のレーヨン糸を用いたもの(実施例2)と、これらより
細い番手の糸を緯糸に用いたもの(比較例1〜3)とを
それぞれ製織し、接着剤処理後の緯糸の引き抜き力およ
び引き抜きの可能性を調べた。その結果は表1のとおり
であった。
3)、緯糸引き抜き時の緯糸強度が不足して引き抜け
ず、緯糸が切れてすだれ織物の本体部に残る結果となっ
た。これに対し、本発明の実施例1および2のいずれの
場合にも、緯糸が切れずに完全に引き抜くことができ
た。
ム(R)との接着性を良くするために、予め接着剤処理
が施されるが、この接着剤処理により緯糸(3)が経糸
(2)に強固に接着された状態になると引き抜き難くな
るので、緯糸(3)として接着性の低い素材を用いるの
が望ましい。例えばレーヨン等の糸の場合には、上記の
ようにテフロンコーティング加工を施す等して接着性を
低下させておくのがよい。
き抜き除去するものであるから、前記緯糸除去までの熱
処理や接着剤処理その他の取扱い上において不都合が生
じない範囲で打込み本数を少なくでき、例えば5cm内
に0.5〜4本でよい。
よれば、きわめて簡単な装置で緯糸を完全にかつ容易に
引き抜き除去することができ、したがってすだれ織物を
従来同様にカレンダーラインに供給することにより、緯
糸なしの経糸群からのみなるシート状物によるトッピン
グシートの実施が容易に可能になる。しかもすだれ織物
の状態で熱処理および接着剤処理を施しておけるから、
カレンダーによるトッピング工程への供給途中における
経糸切断等の心配がなく、高速運転が可能になり、生産
性を高めることができる。
引き抜き力よりも大きくしておくことにより、前記の側
端部経糸の分離作用に伴う緯糸引き抜き容易に確実に実
施することができる。またこのように緯糸を除去するた
めに緯糸打ち込み本数を少なくでき、製織効率を高める
こともできる。さらに従来のすだれ織物に比し緯糸を強
くできるため、すだれ織物の製織速度を上げることがで
きるとともに、接着剤処理後のすだれ織物が形くずれせ
ず、処理中にすだれが裂けるようなトラブルも減少す
る。
工程図である。
示平面図である。
一部の拡大断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 多数本の経糸と緯糸により製織され、緯
糸が両側端部外側で交互に折返されて打込まれている接
着剤処理済のすだれ織物であって、緯糸の引張り強さが
織物幅方向に緯糸を引き抜く力よりも大であることを特
徴とするトッピングシート用すだれ織物。 - 【請求項2】 平行な多数本の経糸に対し緯糸が両側端
外側で交互に折返されて打込まれているすだれ織物から
緯糸を除去する方法であって、 すだれ織物をカレンダーに供給するまでの工程におい
て、長手方向に移動するすだれ織物の緯糸を中間部1個
所で切断するとともに、この切断後に両側端部の経糸を
すだれ織物の本体部から分離することにより、前記切断
された緯糸を側端部経糸に同伴させて引き抜くことを特
徴とするすだれ織物の緯糸除去方法。
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1992
- 1992-01-28 JP JP01296192A patent/JP3236896B2/ja not_active Expired - Fee Related
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