JPH05201480A - 芳香性被抽出食品包装体 - Google Patents
芳香性被抽出食品包装体Info
- Publication number
- JPH05201480A JPH05201480A JP4027361A JP2736192A JPH05201480A JP H05201480 A JPH05201480 A JP H05201480A JP 4027361 A JP4027361 A JP 4027361A JP 2736192 A JP2736192 A JP 2736192A JP H05201480 A JPH05201480 A JP H05201480A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- food
- activated carbon
- extracted
- tea
- aromatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 開封後長期間に亘って香り成分を保持し、ま
た、ティーバッグ状の個別包装にあっても抽出食品中に
十分な香り成分を放出し得る芳香性被抽出食品の包装体
および保存方法を提供する。 【構成】 コーヒー、発酵茶、半発酵茶、ほうじ茶、麦
茶、ジャスミン茶等の芳香性被抽出食品に比表面積が10
00m2/g以上の活性炭5〜20重量%を混合し、ガスバリ
ア性包装容器中に保存する。
た、ティーバッグ状の個別包装にあっても抽出食品中に
十分な香り成分を放出し得る芳香性被抽出食品の包装体
および保存方法を提供する。 【構成】 コーヒー、発酵茶、半発酵茶、ほうじ茶、麦
茶、ジャスミン茶等の芳香性被抽出食品に比表面積が10
00m2/g以上の活性炭5〜20重量%を混合し、ガスバリ
ア性包装容器中に保存する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒー、紅茶などの
芳香性の嗜好性飲料や鰹だしパックなどの抽出液を利用
する食品でかつ抽出液の香り成分が重視される食品(以
下芳香性被抽出食品という)の香り成分を長期間保持す
るための保存方法に関する。
芳香性の嗜好性飲料や鰹だしパックなどの抽出液を利用
する食品でかつ抽出液の香り成分が重視される食品(以
下芳香性被抽出食品という)の香り成分を長期間保持す
るための保存方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コーヒー、紅茶、日本茶、麦茶や削り鰹
などは、製造後時間の経過とともに空気中の酸素などに
より急速に酸化が進み、また、芳香性成分が揮散するこ
とにより風味が低下することが知られている。酸化劣化
や芳香成分の揮散を防止するためにこれらの芳香性被抽
出食品は一般に缶詰や瓶詰の状態であるいはアルミパッ
クやエバールなどのガスバリア性のある包装材料で窒素
などの不活性ガスとともに包装、保存されている。
などは、製造後時間の経過とともに空気中の酸素などに
より急速に酸化が進み、また、芳香性成分が揮散するこ
とにより風味が低下することが知られている。酸化劣化
や芳香成分の揮散を防止するためにこれらの芳香性被抽
出食品は一般に缶詰や瓶詰の状態であるいはアルミパッ
クやエバールなどのガスバリア性のある包装材料で窒素
などの不活性ガスとともに包装、保存されている。
【0003】酸化防止のための方法としては、包装体の
中に酸素吸収剤を封入することも行なわれており、ま
た、コーヒー粉末の発する二酸化炭素を吸収するために
二酸化炭素吸収剤を併用することも提案されている。し
かしながら、香り成分の保存方法に関してはガスバリア
性の包装材で包装して芳香成分の揮散を防止する以外特
に注意は払われていない。
中に酸素吸収剤を封入することも行なわれており、ま
た、コーヒー粉末の発する二酸化炭素を吸収するために
二酸化炭素吸収剤を併用することも提案されている。し
かしながら、香り成分の保存方法に関してはガスバリア
性の包装材で包装して芳香成分の揮散を防止する以外特
に注意は払われていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】芳香性被抽出食品がガ
スバリア性の包装材料で包装されている場合、封をきっ
た当初は確かに香り成分は保持されているが、蓋を開け
た状態で香り成分は急速に揮散してしまうため、再度密
封しても次回に使用するときには風味がかなり低下して
いることとなる。また、ティーバッグ状で1回分宛に個
別包装されたものにおいても封をきったときに包装体内
で揮発していた香り成分が揮散してしまい、抽出して得
られる食品中には香り成分があまりとけ込んでおらず風
味がもの足らないものになり易いという欠点があった。
スバリア性の包装材料で包装されている場合、封をきっ
た当初は確かに香り成分は保持されているが、蓋を開け
た状態で香り成分は急速に揮散してしまうため、再度密
封しても次回に使用するときには風味がかなり低下して
いることとなる。また、ティーバッグ状で1回分宛に個
別包装されたものにおいても封をきったときに包装体内
で揮発していた香り成分が揮散してしまい、抽出して得
られる食品中には香り成分があまりとけ込んでおらず風
味がもの足らないものになり易いという欠点があった。
【0005】本発明は、封をきった後にも長期間に亘っ
て香り成分を保持し、また、ティーバッグ状の個別包装
にあっても抽出食品中に十分な香り成分を放出し得る芳
香性被抽出食品の包装体および保存方法を提供するもの
である。
て香り成分を保持し、また、ティーバッグ状の個別包装
にあっても抽出食品中に十分な香り成分を放出し得る芳
香性被抽出食品の包装体および保存方法を提供するもの
である。
【0006】本発明者は、芳香性被抽出食品の香り成分
の長期保持方法、及びティーバッグなどからの香り成分
の抽出食品中への放出について鋭意検討した結果、芳香
性被抽出食品を活性炭とともにガスバリア性の包装容器
中に保存することにより、香り成分が活性炭に吸着さ
れ、抽出時に香り成分が抽出食品中に放出されることを
見いだし本発明を完成するに至った。
の長期保持方法、及びティーバッグなどからの香り成分
の抽出食品中への放出について鋭意検討した結果、芳香
性被抽出食品を活性炭とともにガスバリア性の包装容器
中に保存することにより、香り成分が活性炭に吸着さ
れ、抽出時に香り成分が抽出食品中に放出されることを
見いだし本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、芳香性被抽出
食品が活性炭とともにでガスバリア性包装容器中に封入
されていることを特徴とする芳香性被抽出食品包装体で
あり、また、芳香性被抽出食品を活性炭とともにガスバ
リア性の包装容器中に保存することを特徴とする芳香性
被抽出食品の保存方法である。
食品が活性炭とともにでガスバリア性包装容器中に封入
されていることを特徴とする芳香性被抽出食品包装体で
あり、また、芳香性被抽出食品を活性炭とともにガスバ
リア性の包装容器中に保存することを特徴とする芳香性
被抽出食品の保存方法である。
【0008】
【作用】本発明の芳香性被抽出食品とは、コーヒー、発
酵茶、半発酵茶、ほうじ茶、麦茶、ジャスミン茶、など
の香り(芳香)を有する嗜好性飲料を調製するための茶
葉などや、出し汁を得るための削り節など、熱湯または
温湯などで抽出した抽出液を食品として利用するための
食品であってかつ該抽出液の香り成分が重要視される食
品類を総称していう。
酵茶、半発酵茶、ほうじ茶、麦茶、ジャスミン茶、など
の香り(芳香)を有する嗜好性飲料を調製するための茶
葉などや、出し汁を得るための削り節など、熱湯または
温湯などで抽出した抽出液を食品として利用するための
食品であってかつ該抽出液の香り成分が重要視される食
品類を総称していう。
【0009】本発明で使用する活性炭は、食品の香り成
分を吸着することのできるものであれば塊状の活性炭や
繊維状活性炭など形状を問わないが、抽出液への活性炭
微粉末の脱落混入や香り成分の吸着能力、更に、抽出時
の香り成分の放出性の点から繊維状活性炭が好ましい。
繊維状活性炭が香り成分の吸着能力及び放出性に優れて
いる理由について正確には分からないが、揮発性の高い
香り成分がポアサイズの小さいマイクロポアに吸着され
易いこと、また、繊維状活性炭の方が一般にポアサイズ
が小さくしかもそのほとんどが繊維表面に直接露出して
存在していることに起因するものと推定される。塊状活
性炭の場合には平均径が1mm以下であることが香り成分
の放出性の点で好ましい。活性炭の製造は従来公知の高
温下に炭素塊や炭素繊維に水蒸気を接触させて賦活する
方法によって行なうことができるが、食品に使用する安
全性の点から重金属などの有害物質を含まない原料を使
用する必要がある。活性炭の比表面積は一般に大きい方
が好ましく、目安としては1000m2/g以上、更に2000m2
/g以上であることが好ましいが、これらに限定される
ものではない。
分を吸着することのできるものであれば塊状の活性炭や
繊維状活性炭など形状を問わないが、抽出液への活性炭
微粉末の脱落混入や香り成分の吸着能力、更に、抽出時
の香り成分の放出性の点から繊維状活性炭が好ましい。
繊維状活性炭が香り成分の吸着能力及び放出性に優れて
いる理由について正確には分からないが、揮発性の高い
香り成分がポアサイズの小さいマイクロポアに吸着され
易いこと、また、繊維状活性炭の方が一般にポアサイズ
が小さくしかもそのほとんどが繊維表面に直接露出して
存在していることに起因するものと推定される。塊状活
性炭の場合には平均径が1mm以下であることが香り成分
の放出性の点で好ましい。活性炭の製造は従来公知の高
温下に炭素塊や炭素繊維に水蒸気を接触させて賦活する
方法によって行なうことができるが、食品に使用する安
全性の点から重金属などの有害物質を含まない原料を使
用する必要がある。活性炭の比表面積は一般に大きい方
が好ましく、目安としては1000m2/g以上、更に2000m2
/g以上であることが好ましいが、これらに限定される
ものではない。
【0010】芳香性被抽出食品に対する活性炭の混合量
については、対象とする芳香性被抽出食品の香り成分の
量、活性炭の吸着能力などによって異なり一概にはいえ
ないが、例えば比表面積2000m2/gの繊維状活性炭をド
リップ用コーヒーに混合する場合、5〜20重量%程度が
目安である。
については、対象とする芳香性被抽出食品の香り成分の
量、活性炭の吸着能力などによって異なり一概にはいえ
ないが、例えば比表面積2000m2/gの繊維状活性炭をド
リップ用コーヒーに混合する場合、5〜20重量%程度が
目安である。
【0011】活性炭の芳香性被抽出食品への混合方法
は、ティーバッグ形状(以下バッグまたはバッグ状とい
う)で1回分宛個別包装する場合には、バッグ内に所要
量の芳香性被抽出食品と活性炭とを封入してもよい。ま
た、バッグを構成するフィルターの材料(紙や不織布な
ど)に活性炭を担持させたものであってもよく、また、
繊維状活性炭を構成繊維とするフィルター材料でバッグ
を形成してもよい。
は、ティーバッグ形状(以下バッグまたはバッグ状とい
う)で1回分宛個別包装する場合には、バッグ内に所要
量の芳香性被抽出食品と活性炭とを封入してもよい。ま
た、バッグを構成するフィルターの材料(紙や不織布な
ど)に活性炭を担持させたものであってもよく、また、
繊維状活性炭を構成繊維とするフィルター材料でバッグ
を形成してもよい。
【0012】一方、芳香性被抽出食品を1回分宛に分包
せずまとめて大きい容器に包装する場合には、使用時に
芳香性被抽出食品の1回の取り出し量(1〜数人分)に
ほぼ対応する量の活性炭が芳香性被抽出食品とともに取
り出されることが好ましく、芳香性被抽出食品と活性炭
とはほぼ均一に混合されていることが好ましい。この場
合の均一性は厳密に均一であることは必要とせず、活性
炭が特に局部的に遍在した状態にならなければ支障はな
い。活性炭の形状を芳香性被抽出食品とほぼ同程度の大
きさの粒子やフレーク状に破砕または成型することは、
活性炭を芳香性被抽出食品にほぼ均一に混合するうえで
好ましい。また、繊維状活性炭の場合には5mm程度以下
の長さに粉砕すれば取扱い性が改善される。
せずまとめて大きい容器に包装する場合には、使用時に
芳香性被抽出食品の1回の取り出し量(1〜数人分)に
ほぼ対応する量の活性炭が芳香性被抽出食品とともに取
り出されることが好ましく、芳香性被抽出食品と活性炭
とはほぼ均一に混合されていることが好ましい。この場
合の均一性は厳密に均一であることは必要とせず、活性
炭が特に局部的に遍在した状態にならなければ支障はな
い。活性炭の形状を芳香性被抽出食品とほぼ同程度の大
きさの粒子やフレーク状に破砕または成型することは、
活性炭を芳香性被抽出食品にほぼ均一に混合するうえで
好ましい。また、繊維状活性炭の場合には5mm程度以下
の長さに粉砕すれば取扱い性が改善される。
【0013】芳香性被抽出食品を活性炭とともに包装す
るガスバリア性の容器は、酸素や香り成分を透過させた
り吸収または吸着しない材料からなるものであり、従来
公知のものを使用することができる。例えば、缶や瓶、
アルミ箔をラミネートしたり蒸着したフイルムやバリア
性のエバールラミネートフイルム製の袋などが挙げられ
る。これらの包装容器中には芳香性被抽出食品の変質防
止のための、脱酸素剤や二酸化酸素吸収剤、窒素ガス封
入などを併用することができる。
るガスバリア性の容器は、酸素や香り成分を透過させた
り吸収または吸着しない材料からなるものであり、従来
公知のものを使用することができる。例えば、缶や瓶、
アルミ箔をラミネートしたり蒸着したフイルムやバリア
性のエバールラミネートフイルム製の袋などが挙げられ
る。これらの包装容器中には芳香性被抽出食品の変質防
止のための、脱酸素剤や二酸化酸素吸収剤、窒素ガス封
入などを併用することができる。
【0014】芳香性被抽出食品に活性炭を混合するタイ
ミングは、芳香性被抽出食品の有する香り成分を逃がさ
ないためには早いほど好ましい。例えば、コーヒーを缶
またはバッグに詰める場合、コーヒー豆をローストした
後粉砕する前に活性炭を混合してコーヒー豆を粉砕し、
窒素置換するなどして缶またはバッグに充填すれば、ロ
ーストされたコーヒーの香り成分をほとんど逃がすこと
なく活性炭に吸着させることができる。
ミングは、芳香性被抽出食品の有する香り成分を逃がさ
ないためには早いほど好ましい。例えば、コーヒーを缶
またはバッグに詰める場合、コーヒー豆をローストした
後粉砕する前に活性炭を混合してコーヒー豆を粉砕し、
窒素置換するなどして缶またはバッグに充填すれば、ロ
ーストされたコーヒーの香り成分をほとんど逃がすこと
なく活性炭に吸着させることができる。
【0015】芳香性被抽出食品に混合する活性炭には、
予め該芳香性被抽出食品の香り成分あるいは他の香り成
分を吸着させておくことができる。芳香性被抽出食品と
同じ香り成分を吸着させた場合、抽出食品の風味が強調
され、例えばコーヒーの場合には極めて香り高い風味豊
かなコーヒーを得ることができる。また、予め該芳香性
被抽出食品とは異なった香りを吸着させた活性炭を混合
した場合、例えば、バラの香りを吸着させた活性炭を紅
茶と混合してティーバッグとすれば、バラの香り豊かな
紅茶を調製することができる。活性炭に予め香り成分を
吸着させる方法としては、例えば香り成分を有する材料
を活性炭とともに熱して香り成分を揮発させ活性炭に吸
着させる方法、精製した香油などを熱して蒸発させ活性
炭に吸着させる方法などが挙げられる。
予め該芳香性被抽出食品の香り成分あるいは他の香り成
分を吸着させておくことができる。芳香性被抽出食品と
同じ香り成分を吸着させた場合、抽出食品の風味が強調
され、例えばコーヒーの場合には極めて香り高い風味豊
かなコーヒーを得ることができる。また、予め該芳香性
被抽出食品とは異なった香りを吸着させた活性炭を混合
した場合、例えば、バラの香りを吸着させた活性炭を紅
茶と混合してティーバッグとすれば、バラの香り豊かな
紅茶を調製することができる。活性炭に予め香り成分を
吸着させる方法としては、例えば香り成分を有する材料
を活性炭とともに熱して香り成分を揮発させ活性炭に吸
着させる方法、精製した香油などを熱して蒸発させ活性
炭に吸着させる方法などが挙げられる。
【0016】本発明の芳香性被抽出食品包装体において
は、揮発性の高い香り成分は活性炭に吸着されているた
め、封をきった状態においても香り成分が大気中に揮散
してしまうことがない。従って、大きな缶に入ったドリ
ップ用のコーヒーを何度にも分けて使用する場合にも、
経時的に香り成分が失われて風味が低下するという問題
を生じない。芳香性被抽出食品包装体が保管中に一次的
に高温に曝された場合には、活性炭に吸着された香り成
分は一次的に脱着されるが、容器が密封されている限り
香り成分は大気中に発散することはなく、これら食品の
通常の保存条件である冷暗所に保管しておけば、香り成
分は再度活性炭に吸着され、開封したときに香り成分が
大気中に発散することはない。
は、揮発性の高い香り成分は活性炭に吸着されているた
め、封をきった状態においても香り成分が大気中に揮散
してしまうことがない。従って、大きな缶に入ったドリ
ップ用のコーヒーを何度にも分けて使用する場合にも、
経時的に香り成分が失われて風味が低下するという問題
を生じない。芳香性被抽出食品包装体が保管中に一次的
に高温に曝された場合には、活性炭に吸着された香り成
分は一次的に脱着されるが、容器が密封されている限り
香り成分は大気中に発散することはなく、これら食品の
通常の保存条件である冷暗所に保管しておけば、香り成
分は再度活性炭に吸着され、開封したときに香り成分が
大気中に発散することはない。
【0017】本発明の芳香性被抽出食品包装体を開封し
て抽出食品を調製するとき、香り成分は活性炭に吸着さ
れているため、抽出前に大気中に発散することは殆どな
い。60℃以上、好ましくは80℃以上の熱湯で抽出する
と、活性炭に吸着されていた香り成分は、熱湯の高温に
さらされることにより脱着されるが、活性炭は熱湯に接
しているため香り成分は主として熱湯中即ち抽出液中に
放出される。このため、活性炭を添加しないときに比べ
てより風味豊かな抽出食品(抽出液)が得られる。な
お、本発明の芳香性被抽出食品包装体は、高温の熱湯で
抽出するときには香り豊かな抽出食品を得ることができ
るが、麦茶などを冷蔵庫中で長時間かけて抽出する水抽
出においては香り成分の活性炭からの脱着が小さく十分
な効果を得ることができない。
て抽出食品を調製するとき、香り成分は活性炭に吸着さ
れているため、抽出前に大気中に発散することは殆どな
い。60℃以上、好ましくは80℃以上の熱湯で抽出する
と、活性炭に吸着されていた香り成分は、熱湯の高温に
さらされることにより脱着されるが、活性炭は熱湯に接
しているため香り成分は主として熱湯中即ち抽出液中に
放出される。このため、活性炭を添加しないときに比べ
てより風味豊かな抽出食品(抽出液)が得られる。な
お、本発明の芳香性被抽出食品包装体は、高温の熱湯で
抽出するときには香り豊かな抽出食品を得ることができ
るが、麦茶などを冷蔵庫中で長時間かけて抽出する水抽
出においては香り成分の活性炭からの脱着が小さく十分
な効果を得ることができない。
【0018】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。 参考例(繊維状活性炭の作製) 特公昭証48−11284号公報に記載された方法により繊維
状活性炭を作製した。即ち、紡糸して得た熱可塑性ノボ
ラック系フェノール樹脂繊維を塩酸ホルマリン溶液中で
不融化した後不活性雰囲気中で加熱し炭素化した。この
炭素繊維を更に950℃の高温水蒸気中で30分間不活処理
した。得られた繊維状活性炭の繊維径は13μm、比表面
積は約2000m2/gであり、細孔半径は16オングストロー
ムであった。この繊維状活性炭をボールミルにより平均
長さが約1mmとなるように粉砕した(以下粉砕したもの
をミルドという)。
る。 参考例(繊維状活性炭の作製) 特公昭証48−11284号公報に記載された方法により繊維
状活性炭を作製した。即ち、紡糸して得た熱可塑性ノボ
ラック系フェノール樹脂繊維を塩酸ホルマリン溶液中で
不融化した後不活性雰囲気中で加熱し炭素化した。この
炭素繊維を更に950℃の高温水蒸気中で30分間不活処理
した。得られた繊維状活性炭の繊維径は13μm、比表面
積は約2000m2/gであり、細孔半径は16オングストロー
ムであった。この繊維状活性炭をボールミルにより平均
長さが約1mmとなるように粉砕した(以下粉砕したもの
をミルドという)。
【0019】実施例1、比較例1 コーヒー豆をロースト後室温に冷却し粉砕した。粉砕し
たコーヒー豆に参考例のミルドを10重量%添加したもの
(実施例)、添加しないもの(比較例)を金属製密封容
器中に酸素吸収剤とともに密封した。20℃で180日間保
存後、ペーパーフィルターを用いて常法に従いドリップ
法でコーヒーを作った。コーヒーの香り及び風味を3人
のパネルにより判定したところ、実施例のものは挽立て
のコーヒーからいれたものと甲乙付け難く、比較例のも
のはわずかに香りが物足りなかった。
たコーヒー豆に参考例のミルドを10重量%添加したもの
(実施例)、添加しないもの(比較例)を金属製密封容
器中に酸素吸収剤とともに密封した。20℃で180日間保
存後、ペーパーフィルターを用いて常法に従いドリップ
法でコーヒーを作った。コーヒーの香り及び風味を3人
のパネルにより判定したところ、実施例のものは挽立て
のコーヒーからいれたものと甲乙付け難く、比較例のも
のはわずかに香りが物足りなかった。
【0020】容器の蓋を開けた状態で20℃の温度で更に
10日間放置した後、同様にコーヒーを作って評価したと
ころ、実施例のものはやや風味は低下していたものの香
りは殆ど変化していなかった。一方、比較例のものは香
りがほとんどなく風味は大幅に低下していた。
10日間放置した後、同様にコーヒーを作って評価したと
ころ、実施例のものはやや風味は低下していたものの香
りは殆ど変化していなかった。一方、比較例のものは香
りがほとんどなく風味は大幅に低下していた。
【0021】このように、本発明の方法によれば、大き
な容器入りのコーヒーを何度にも分けて使用する場合に
も、蓋を開けたとき香り成分が揮散せず最後まで香り高
い抽出食品を得ることができる。
な容器入りのコーヒーを何度にも分けて使用する場合に
も、蓋を開けたとき香り成分が揮散せず最後まで香り高
い抽出食品を得ることができる。
【0022】実施例2、比較例2 ジャスミン油を加熱揮発させて参考例のミルドに吸着さ
せた。このミルドを市販のジャスミン茶に10重量%添加
し均一に混合した。このミルドを混合したジャスミン茶
を熱湯でいれたところ極めて香りの豊かなお茶が得られ
たが、ミルドを混合していない市販のジャスミン茶の場
合は風味がいま一つであった。このミルドを混合したジ
ャスミン茶は金属容器に密封して20℃の温度に200日保
存後も同様に香り豊かなお茶が得られた。
せた。このミルドを市販のジャスミン茶に10重量%添加
し均一に混合した。このミルドを混合したジャスミン茶
を熱湯でいれたところ極めて香りの豊かなお茶が得られ
たが、ミルドを混合していない市販のジャスミン茶の場
合は風味がいま一つであった。このミルドを混合したジ
ャスミン茶は金属容器に密封して20℃の温度に200日保
存後も同様に香り豊かなお茶が得られた。
【0023】実施例3 比表面積が1500m2/gのヤシ殻活性炭(クラレケミカル
社製クラレコール)を粉砕し平均粒径0.5mmとした。参
考例のミルドの代わりにこの粉砕したヤシ殻活性炭を用
いて実施例2と同様にしてジャスミン茶をいれたとこ
ろ、比較例2よりははるかに風味豊かであったが、実施
例2よりは幾分劣っていた。
社製クラレコール)を粉砕し平均粒径0.5mmとした。参
考例のミルドの代わりにこの粉砕したヤシ殻活性炭を用
いて実施例2と同様にしてジャスミン茶をいれたとこ
ろ、比較例2よりははるかに風味豊かであったが、実施
例2よりは幾分劣っていた。
【0024】
【発明の効果】本発明の芳香性被抽出食品包装体は、香
り成分のほとんどが活性炭に吸着されているため、常温
では開封しても香り成分が揮散してしまうことがほとん
どなく、熱湯による抽出によって初めて香り成分が放出
されるため香り豊かな抽出食品を得ることができる。開
封後も長期間に亘って香り成分を活性炭が保持するた
め、長期の亘って香り豊かな抽出食品を得ることがで
き、大梱包のドリップ用コーヒーなどを何度にも分けて
使用するときにも最後の一回までも開封直後と同様の香
りを楽しむことができる。
り成分のほとんどが活性炭に吸着されているため、常温
では開封しても香り成分が揮散してしまうことがほとん
どなく、熱湯による抽出によって初めて香り成分が放出
されるため香り豊かな抽出食品を得ることができる。開
封後も長期間に亘って香り成分を活性炭が保持するた
め、長期の亘って香り豊かな抽出食品を得ることがで
き、大梱包のドリップ用コーヒーなどを何度にも分けて
使用するときにも最後の一回までも開封直後と同様の香
りを楽しむことができる。
【0025】更に、予め活性炭に香り成分を吸着させて
おくことにより、抽出食品の香り成分を強化することが
でき、また、抽出食品とは異なった香り成分を吸着させ
ておいた場合にはよりバラエティに富んだ抽出食品を提
供することができる。
おくことにより、抽出食品の香り成分を強化することが
でき、また、抽出食品とは異なった香り成分を吸着させ
ておいた場合にはよりバラエティに富んだ抽出食品を提
供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 芳香性被抽出食品が活性炭とともにでガ
スバリア性包装容器中に封入されていることを特徴とす
る芳香性被抽出食品包装体。 - 【請求項2】 芳香性被抽出食品の保存方法において、
該芳香性被抽出食品を活性炭とともにガスバリア性の包
装容器中に保存することを特徴とする芳香性被抽出食品
の保存方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4027361A JPH05201480A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 芳香性被抽出食品包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4027361A JPH05201480A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 芳香性被抽出食品包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05201480A true JPH05201480A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12218913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4027361A Pending JPH05201480A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 芳香性被抽出食品包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05201480A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0986958A3 (de) * | 1998-09-18 | 2001-02-14 | H.-Rüdiger Dr. Vollbrecht | Entkoffeinierung von Tee |
| KR20020089778A (ko) * | 2001-05-24 | 2002-11-30 | 이재우 | 숯의 분말을 갖는 활성탄의 정수용 티백 및 이의 제조방법 |
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1992
- 1992-01-17 JP JP4027361A patent/JPH05201480A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0986958A3 (de) * | 1998-09-18 | 2001-02-14 | H.-Rüdiger Dr. Vollbrecht | Entkoffeinierung von Tee |
| KR20020089778A (ko) * | 2001-05-24 | 2002-11-30 | 이재우 | 숯의 분말을 갖는 활성탄의 정수용 티백 및 이의 제조방법 |
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