JPH05201618A - 糸道ローラ - Google Patents
糸道ローラInfo
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- JPH05201618A JPH05201618A JP3271792A JP3271792A JPH05201618A JP H05201618 A JPH05201618 A JP H05201618A JP 3271792 A JP3271792 A JP 3271792A JP 3271792 A JP3271792 A JP 3271792A JP H05201618 A JPH05201618 A JP H05201618A
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- roller
- threading
- bearing
- yarn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 分解整備を必要とすることなく長期間の運転
を可能とし、繊維製品の生産性及び品質の向上を達成す
ることができる。 【構成】 通糸ローラ2及び各フリーローラ4の各軸受
6、8、10A、10Bを担持する回転支持軸20は中
空管とされ、この中空管を介してシールガスが通糸ロー
ラ2の内部へと供給される。通糸ローラ2内のシールガ
スは、各軸受を軸線方向に貫通して外側へと流出し、同
時に、環状間隙G1 、G2 を半径方向外方向へと流出す
る。これにより、この部分に堆積していた毛羽、その他
の異物、水分などを外方へと連行し、除去する。
を可能とし、繊維製品の生産性及び品質の向上を達成す
ることができる。 【構成】 通糸ローラ2及び各フリーローラ4の各軸受
6、8、10A、10Bを担持する回転支持軸20は中
空管とされ、この中空管を介してシールガスが通糸ロー
ラ2の内部へと供給される。通糸ローラ2内のシールガ
スは、各軸受を軸線方向に貫通して外側へと流出し、同
時に、環状間隙G1 、G2 を半径方向外方向へと流出す
る。これにより、この部分に堆積していた毛羽、その他
の異物、水分などを外方へと連行し、除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塵埃或は水分などを含
んだ雰囲気下にて連続して多数本の糸条を処理するに当
たり、この多数本の糸条を処理ラインを通して案内通糸
するための糸道ローラに関するものである。本発明の糸
道ローラは、特に、炭素繊維の製造ラインにおいて、例
えば焼成工程などにおいて、不活性雰囲気の焼成炉に多
数本の炭素繊維を平行に案内通糸するために好適に使用
される。
んだ雰囲気下にて連続して多数本の糸条を処理するに当
たり、この多数本の糸条を処理ラインを通して案内通糸
するための糸道ローラに関するものである。本発明の糸
道ローラは、特に、炭素繊維の製造ラインにおいて、例
えば焼成工程などにおいて、不活性雰囲気の焼成炉に多
数本の炭素繊維を平行に案内通糸するために好適に使用
される。
【0002】
【従来の技術】例えば、不融化或は予備炭化された炭素
繊維(ストランド)は、多数本を平行に配置して、焼成
炉の入口側及び出口側に配置された糸道ローラにより案
内しながら、不活性雰囲気の焼成炉内を連続的に通して
焼成される。糸道ローラの一例が、図3に示される。
繊維(ストランド)は、多数本を平行に配置して、焼成
炉の入口側及び出口側に配置された糸道ローラにより案
内しながら、不活性雰囲気の焼成炉内を連続的に通して
焼成される。糸道ローラの一例が、図3に示される。
【0003】簡単に説明すると、従来の熱処理ラインに
使用する糸道ローラ1Aは、通糸ローラ2と、この通糸
ローラの側部に隣接して配設されたフリーローラ4(4
A、4B)とにて構成される。
使用する糸道ローラ1Aは、通糸ローラ2と、この通糸
ローラの側部に隣接して配設されたフリーローラ4(4
A、4B)とにて構成される。
【0004】通糸ローラ2は、所定の外径とされる通糸
円筒体2aが、その両側に一体的に固定されたフランジ
部2bの内周部に配置された軸受6、8を介して回転支
持軸20に回転自在に担持されて構成される。通糸円筒
体2aの表面には、必要に応じて多数本の炭素繊維を平
行に案内するためのガイド溝2cが多数平行に形成され
る。
円筒体2aが、その両側に一体的に固定されたフランジ
部2bの内周部に配置された軸受6、8を介して回転支
持軸20に回転自在に担持されて構成される。通糸円筒
体2aの表面には、必要に応じて多数本の炭素繊維を平
行に案内するためのガイド溝2cが多数平行に形成され
る。
【0005】又、フリーローラ4(4A、4B)は、炭
素繊維の焼成処理に先立ってこれら炭素繊維を最初に焼
成炉内を貫通して糸通しするために使用される炭素繊維
先端を保持したキャリヤバーの牽引ロープを案内するた
めのものであって、その内周部に配置された軸受10
(10A、10B)を介して回転支持軸20に回転自在
に担持されて構成される。各フリーローラ4の円周表面
には、前記牽引ロープを案内するためのガイド溝4aが
形成されており、該溝4aの底部の径は通糸ローラ2の
ガイド溝2cの底部の径と実質的に同じとされる。
素繊維の焼成処理に先立ってこれら炭素繊維を最初に焼
成炉内を貫通して糸通しするために使用される炭素繊維
先端を保持したキャリヤバーの牽引ロープを案内するた
めのものであって、その内周部に配置された軸受10
(10A、10B)を介して回転支持軸20に回転自在
に担持されて構成される。各フリーローラ4の円周表面
には、前記牽引ロープを案内するためのガイド溝4aが
形成されており、該溝4aの底部の径は通糸ローラ2の
ガイド溝2cの底部の径と実質的に同じとされる。
【0006】上記糸道ローラ1Aにて、各フリーローラ
4は、通糸ローラ2に対して相対回転はし得るが、回転
支持軸20の軸線方向への移動は不可能とされ、そのた
めに、各軸受6、8、10(10A、10B)は適当な
スペーサ22、24及び止め環26、28、32、34
にて通常態様により回転支持軸20に位置決めされる。
4は、通糸ローラ2に対して相対回転はし得るが、回転
支持軸20の軸線方向への移動は不可能とされ、そのた
めに、各軸受6、8、10(10A、10B)は適当な
スペーサ22、24及び止め環26、28、32、34
にて通常態様により回転支持軸20に位置決めされる。
【0007】炭素繊維の熱処理に際しては、炭素繊維が
焼成炉内を通糸された後、キャリヤバーは牽引ロープよ
り取り外され、又、炭素繊維も又キャリヤバーより外さ
れ、巻き取りドラムへと巻き取られる。焼成工程が開始
されると、炭素繊維は複数のフィードローラなどにより
所定のテンションを加えられながら引き取られ、巻き取
りドラムに巻き取られる。
焼成炉内を通糸された後、キャリヤバーは牽引ロープよ
り取り外され、又、炭素繊維も又キャリヤバーより外さ
れ、巻き取りドラムへと巻き取られる。焼成工程が開始
されると、炭素繊維は複数のフィードローラなどにより
所定のテンションを加えられながら引き取られ、巻き取
りドラムに巻き取られる。
【0008】又、キャリヤバーが外された牽引ロープ
は、焼成工程時に焼成炉内に停止した状態に維持してい
ると、焼成炉内の加熱された部分が局部的に劣化するた
めに、焼成炉内に停滞しないように、フリーローラ4に
より担持案内されて微速度にてオートリバース運転、即
ち、送り出し側ドラムと巻き取り側ドラムとの間で往復
運動される。
は、焼成工程時に焼成炉内に停止した状態に維持してい
ると、焼成炉内の加熱された部分が局部的に劣化するた
めに、焼成炉内に停滞しないように、フリーローラ4に
より担持案内されて微速度にてオートリバース運転、即
ち、送り出し側ドラムと巻き取り側ドラムとの間で往復
運動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の糸道
ローラ1Aは、最初は極めて好適に作動するが、しばら
く運転を継続すると、焼成ラインより発生する炭素繊維
の毛羽、粉塵、その他の異物が、糸道ローラ1Aの端
面、或は、各軸受6、8、10(10A、10B)の側
面部に付着し、ローラの回転不良を誘発することが頻繁
に見受けられる。このような糸道ローラ1Aの回転不良
は、炭素繊維に毛羽の発生を更に誘発し、炭素繊維製品
の品質を著しく損なう結果となる。
ローラ1Aは、最初は極めて好適に作動するが、しばら
く運転を継続すると、焼成ラインより発生する炭素繊維
の毛羽、粉塵、その他の異物が、糸道ローラ1Aの端
面、或は、各軸受6、8、10(10A、10B)の側
面部に付着し、ローラの回転不良を誘発することが頻繁
に見受けられる。このような糸道ローラ1Aの回転不良
は、炭素繊維に毛羽の発生を更に誘発し、炭素繊維製品
の品質を著しく損なう結果となる。
【0010】この問題を解決するために、本発明者ら
は、軸受6、8、10(10A、10B)としてシール
ドタイプの軸受を使用することを試みた。即ち、通糸ロ
ーラ2には外側面がシールされた片シールド軸受を、
又、フリーローラ4には両シールド軸受を用いたが、こ
の構成でも糸道ローラ1Aは、1か月〜2か月程度で回
転不良を起こし、そのために運転を停止して分解整備
し、毛羽や異物の除去が余儀なくされた。このような、
糸道ローラ1Aの分解整備は、炭素繊維の生産性を著し
く低下せしめる。
は、軸受6、8、10(10A、10B)としてシール
ドタイプの軸受を使用することを試みた。即ち、通糸ロ
ーラ2には外側面がシールされた片シールド軸受を、
又、フリーローラ4には両シールド軸受を用いたが、こ
の構成でも糸道ローラ1Aは、1か月〜2か月程度で回
転不良を起こし、そのために運転を停止して分解整備
し、毛羽や異物の除去が余儀なくされた。このような、
糸道ローラ1Aの分解整備は、炭素繊維の生産性を著し
く低下せしめる。
【0011】更に、シールドタイプの軸受6、8、10
(10A、10B)に隣接してオイルシールやダストシ
ールなどのシール材を設置した。この場合には、毛羽な
どが軸受内に侵入することによる回転不良の問題は解決
することができたが、シール材自体による抵抗が大であ
るために、低い回転力で回転している糸道ローラがシー
ル材の抵抗により停止するといった問題を発生した。
(10A、10B)に隣接してオイルシールやダストシ
ールなどのシール材を設置した。この場合には、毛羽な
どが軸受内に侵入することによる回転不良の問題は解決
することができたが、シール材自体による抵抗が大であ
るために、低い回転力で回転している糸道ローラがシー
ル材の抵抗により停止するといった問題を発生した。
【0012】従って、本発明の目的は、分解整備を必要
とすることなく長期間の運転を可能とし、繊維製品の生
産性及び品質の向上を達成することのできる糸道ローラ
を提供することである。
とすることなく長期間の運転を可能とし、繊維製品の生
産性及び品質の向上を達成することのできる糸道ローラ
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
糸道ローラによって達成される。要約すれば、本発明
は、多数本の繊維を案内する通糸ローラと、この通糸ロ
ーラの側部に隣接して相対回転可能に配置されたフリー
ローラとを備えた糸道ローラにおいて、前記通糸ローラ
及びフリーローラは、中空管とされる回転支持軸にシー
ルド軸受を介して回転自在に担持され、又、前記通糸ロ
ーラの内部には前記中空管を介してシールドガスを供給
し、このシールドガスを前記通糸ローラの内部より、前
記通糸ローラ及びフリーローラの軸受をそれぞれ軸線方
向に貫通して外側へと流出せしめると共に、前記通糸ロ
ーラ端面と、この通糸ローラに隣接したフリーローラの
端面との間に形成される環状の間隙を半径方向に外側へ
と流出せしめることを特徴とする糸道ローラである。
又、フリーローラが複数個並設して配置された場合に
は、シールガスは、これら両フリーローラの間に形成さ
れた環状間隙を通って半径方向外方向へと流出する。
糸道ローラによって達成される。要約すれば、本発明
は、多数本の繊維を案内する通糸ローラと、この通糸ロ
ーラの側部に隣接して相対回転可能に配置されたフリー
ローラとを備えた糸道ローラにおいて、前記通糸ローラ
及びフリーローラは、中空管とされる回転支持軸にシー
ルド軸受を介して回転自在に担持され、又、前記通糸ロ
ーラの内部には前記中空管を介してシールドガスを供給
し、このシールドガスを前記通糸ローラの内部より、前
記通糸ローラ及びフリーローラの軸受をそれぞれ軸線方
向に貫通して外側へと流出せしめると共に、前記通糸ロ
ーラ端面と、この通糸ローラに隣接したフリーローラの
端面との間に形成される環状の間隙を半径方向に外側へ
と流出せしめることを特徴とする糸道ローラである。
又、フリーローラが複数個並設して配置された場合に
は、シールガスは、これら両フリーローラの間に形成さ
れた環状間隙を通って半径方向外方向へと流出する。
【0014】本発明の他の態様によれば、フリーローラ
をなくすることもでき、従って、本発明によれば、多数
本の繊維を案内する通糸円筒体を備えた糸道ローラにお
いて、前記通糸円筒体は、中空管とされる回転支持軸に
シールド軸受を介して回転自在に担持され、又、前記通
糸円筒体の内部には前記中空管を介してシールドガスを
供給し、このシールドガスを前記通糸円筒体の内部よ
り、前記軸受を軸線方向に貫通して外側へと流出せしめ
ることを特徴とする糸道ローラが提供される。
をなくすることもでき、従って、本発明によれば、多数
本の繊維を案内する通糸円筒体を備えた糸道ローラにお
いて、前記通糸円筒体は、中空管とされる回転支持軸に
シールド軸受を介して回転自在に担持され、又、前記通
糸円筒体の内部には前記中空管を介してシールドガスを
供給し、このシールドガスを前記通糸円筒体の内部よ
り、前記軸受を軸線方向に貫通して外側へと流出せしめ
ることを特徴とする糸道ローラが提供される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る糸道ローラを図面に則し
て更に詳しく説明する。
て更に詳しく説明する。
【0016】図1を参照すると、本発明に従って構成さ
れる糸道ローラ1の一実施例が例示される。本実施例に
て、糸道ローラ1は、炭素繊維の熱処理ラインに使用さ
れるものとし、従って、従来と同様に、通糸ローラ2
と、この通糸ローラ2の側部に隣接して、左右に1個づ
つ配設されたフリーローラ4(4A、4B)とにて構成
される。フリーローラ4の配設個数は、これに限定され
るものではなく、所望に応じて任意の数だけ備えること
ができる。
れる糸道ローラ1の一実施例が例示される。本実施例に
て、糸道ローラ1は、炭素繊維の熱処理ラインに使用さ
れるものとし、従って、従来と同様に、通糸ローラ2
と、この通糸ローラ2の側部に隣接して、左右に1個づ
つ配設されたフリーローラ4(4A、4B)とにて構成
される。フリーローラ4の配設個数は、これに限定され
るものではなく、所望に応じて任意の数だけ備えること
ができる。
【0017】通糸ローラ2は、所定の外径とされる通糸
円筒体2aが、その両側に一体的に固定されたフランジ
部2bの内周部に配置された軸受6、8を介して回転支
持軸20に回転自在に担持されて構成される。通糸円筒
体2aの表面には、多数本の炭素繊維を平行に案内する
ためのガイド溝2cが、例えば50〜100個、平行に
且つ等間隔(ピッチ)にて形成される。勿論、ガイド溝
2cは個々に形成することなく、連続した一つの溝とす
ることも可能である。
円筒体2aが、その両側に一体的に固定されたフランジ
部2bの内周部に配置された軸受6、8を介して回転支
持軸20に回転自在に担持されて構成される。通糸円筒
体2aの表面には、多数本の炭素繊維を平行に案内する
ためのガイド溝2cが、例えば50〜100個、平行に
且つ等間隔(ピッチ)にて形成される。勿論、ガイド溝
2cは個々に形成することなく、連続した一つの溝とす
ることも可能である。
【0018】又、各フリーローラ4は、従来と同様に、
その内周部に配置された軸受10(10A、10B)を
介して回転支持軸20に回転自在に担持されて構成され
る。各フリーローラ4の円周表面には、例えば炭素繊維
組紐などからなる牽引ロープを案内するためのガイド溝
4aが形成されており、該溝4aの底部の径は通糸ロー
ラ2のガイド溝2cの底部の径と実質的に同じとされ
る。
その内周部に配置された軸受10(10A、10B)を
介して回転支持軸20に回転自在に担持されて構成され
る。各フリーローラ4の円周表面には、例えば炭素繊維
組紐などからなる牽引ロープを案内するためのガイド溝
4aが形成されており、該溝4aの底部の径は通糸ロー
ラ2のガイド溝2cの底部の径と実質的に同じとされ
る。
【0019】又、本実施例にて、通糸ローラ2及びフリ
ーローラ4(4A、4B)の軸受6、8及び10(10
A、10B)としては、これに限定されるものではない
が、通糸ローラ2には外側がシールされた片シールド軸
受6、8を、又、各フリーローラ4には両シールド軸受
10(10A、10B)を用いた。更に具体的には、本
実施例では、片シールド軸受6、8としては、JIS規
格(JIS B 1513)コロガリ軸受6004Z
を、両シールド軸受10(10A、10B)としては、
JIS規格(JIS B 1513)コロガリ軸受60
04ZZを使用した。このようなシールド軸受は、シー
ルプレートが内輪とは非接触であり、グリスが内部より
漏れない構造とされ、軸受フリクションが極めて低く、
好適である。一方、本発明にて、例えば、JIS規格
(JIS B 1513)コロガリ軸受6204DDの
ような完全にシールされた密封軸受は、シールプレート
が内輪と接触しており、軸受フリクションが最初から大
であって、好ましくない。
ーローラ4(4A、4B)の軸受6、8及び10(10
A、10B)としては、これに限定されるものではない
が、通糸ローラ2には外側がシールされた片シールド軸
受6、8を、又、各フリーローラ4には両シールド軸受
10(10A、10B)を用いた。更に具体的には、本
実施例では、片シールド軸受6、8としては、JIS規
格(JIS B 1513)コロガリ軸受6004Z
を、両シールド軸受10(10A、10B)としては、
JIS規格(JIS B 1513)コロガリ軸受60
04ZZを使用した。このようなシールド軸受は、シー
ルプレートが内輪とは非接触であり、グリスが内部より
漏れない構造とされ、軸受フリクションが極めて低く、
好適である。一方、本発明にて、例えば、JIS規格
(JIS B 1513)コロガリ軸受6204DDの
ような完全にシールされた密封軸受は、シールプレート
が内輪と接触しており、軸受フリクションが最初から大
であって、好ましくない。
【0020】上記糸道ローラ1にて、各フリーローラ4
は、通糸ローラ2に対して相対回転はし得るが、回転支
持軸20の軸線方向への移動は不可能とされ、そのため
に、各軸受は適当なスペーサ22、24及び止め環2
6、28、32、34により所定位置に位置決めして回
転支持軸20に取り付けられる。
は、通糸ローラ2に対して相対回転はし得るが、回転支
持軸20の軸線方向への移動は不可能とされ、そのため
に、各軸受は適当なスペーサ22、24及び止め環2
6、28、32、34により所定位置に位置決めして回
転支持軸20に取り付けられる。
【0021】本発明に従えば、通糸ローラ2及び各フリ
ーローラ4の軸受を担持する回転支持軸20は、中空管
とされる。本実施例にて、この中空管20の一端、即
ち、図面上にて右側端部は閉鎖され、他端には接続具4
0を介してシールガス供給管路42が接続される。この
接続具40は、ロータリ継ぎ手とすることも可能であ
る。この場合には、万一何らかの理由で軸受が不具合と
なり、糸道ローラ1がうまく回転しなくなった場合にも
中空管20自体がロータリ継ぎ手により回転可能とさ
れ、糸道ローラ1の回転を続行することができる。
ーローラ4の軸受を担持する回転支持軸20は、中空管
とされる。本実施例にて、この中空管20の一端、即
ち、図面上にて右側端部は閉鎖され、他端には接続具4
0を介してシールガス供給管路42が接続される。この
接続具40は、ロータリ継ぎ手とすることも可能であ
る。この場合には、万一何らかの理由で軸受が不具合と
なり、糸道ローラ1がうまく回転しなくなった場合にも
中空管20自体がロータリ継ぎ手により回転可能とさ
れ、糸道ローラ1の回転を続行することができる。
【0022】又、本発明によれば、中空管20の、通糸
ローラ2の内部に位置した部分には複数個の通気孔20
aが穿設され、この通気孔20aを介してシールガスが
通糸ローラ2の内部に供給される。
ローラ2の内部に位置した部分には複数個の通気孔20
aが穿設され、この通気孔20aを介してシールガスが
通糸ローラ2の内部に供給される。
【0023】次に、上記構成の糸道ローラ1の作動につ
いて説明する。
いて説明する。
【0024】例えば空気或は窒素ガスとされるシールガ
スが、逆止弁44、ドレン抜き付きマイクロフィルタ
(0.3μmフィルタ)46、減圧弁48、圧力ゲージ
50などを介して、所定圧のクリーンガス流とされた
後、供給マニホルド52から各供給管路42へと供給さ
れ、次いで、接続具40を介して中空管20へと流入さ
れる。
スが、逆止弁44、ドレン抜き付きマイクロフィルタ
(0.3μmフィルタ)46、減圧弁48、圧力ゲージ
50などを介して、所定圧のクリーンガス流とされた
後、供給マニホルド52から各供給管路42へと供給さ
れ、次いで、接続具40を介して中空管20へと流入さ
れる。
【0025】中空管20内のシールガスは、通気孔20
aより通糸ローラ2の内部へと流入し、通糸ローラ2内
を所定圧にまで増圧する。通糸ローラ2内のシールガス
は、図2(糸道ローラ1の図面にて左側部分の一部を示
す)をも参照するとより良く理解されるように、軸受
6、10Aは上述のように完全な密閉タイプではないた
めに、シールプレートと内輪との隙間を通って、軸受
6、10Aを軸線方向に貫通して通糸ローラ2の外側へ
と流出する。
aより通糸ローラ2の内部へと流入し、通糸ローラ2内
を所定圧にまで増圧する。通糸ローラ2内のシールガス
は、図2(糸道ローラ1の図面にて左側部分の一部を示
す)をも参照するとより良く理解されるように、軸受
6、10Aは上述のように完全な密閉タイプではないた
めに、シールプレートと内輪との隙間を通って、軸受
6、10Aを軸線方向に貫通して通糸ローラ2の外側へ
と流出する。
【0026】通糸ローラ2の内部より軸受6を軸線方向
に貫通して流出したシールガスは、通糸ローラの外側端
面と、この端面に隣接したフリーローラの端面との間に
形成されている環状の間隙G1 を介して半径方向に外側
へと流出する。このとき、このシールガスの流れによ
り、軸受6の外側面及び環状間隙G1 に堆積していた毛
羽、その他の異物、水分などは半径方向外方へと連行さ
れ、除去される。環状の間隙G1 を流動するシールガス
流速としては、0.2〜2m/secとされ、通常大略
0.5m/secとされる。
に貫通して流出したシールガスは、通糸ローラの外側端
面と、この端面に隣接したフリーローラの端面との間に
形成されている環状の間隙G1 を介して半径方向に外側
へと流出する。このとき、このシールガスの流れによ
り、軸受6の外側面及び環状間隙G1 に堆積していた毛
羽、その他の異物、水分などは半径方向外方へと連行さ
れ、除去される。環状の間隙G1 を流動するシールガス
流速としては、0.2〜2m/secとされ、通常大略
0.5m/secとされる。
【0027】シールガスは通常は連続して通糸ローラ2
内へと供給され、そのために、斯るシールガスの半径方
向外方向への流れが常時生じており、毛羽などが、この
環状間隙G1 を介して内部へと軸受部分にまで侵入する
のが防止される。又、シールガスは、必要に応じて間欠
的に供給することもできる。
内へと供給され、そのために、斯るシールガスの半径方
向外方向への流れが常時生じており、毛羽などが、この
環状間隙G1 を介して内部へと軸受部分にまで侵入する
のが防止される。又、シールガスは、必要に応じて間欠
的に供給することもできる。
【0028】通糸ローラ2の内部より軸受6を貫通して
流出したシールガスの一部は、フリーローラ4Aの軸受
10Aを軸線方向に貫通してフリーローラ4Aの外側へ
と流出する。このシールガスの流れにより、軸受10A
の外側面及びフリーローラ4Aの外側端面に堆積してい
た毛羽、その他の異物などは外方へと吹き飛ばされて除
去される。又、シールガスを連続して供給することによ
り、斯るシールガスの軸受10Aを貫通した外方向への
流れが常時生じており、毛羽などが、軸受10Aの外側
面及びフリーローラ4Aの外側端面に堆積するのが防止
される。
流出したシールガスの一部は、フリーローラ4Aの軸受
10Aを軸線方向に貫通してフリーローラ4Aの外側へ
と流出する。このシールガスの流れにより、軸受10A
の外側面及びフリーローラ4Aの外側端面に堆積してい
た毛羽、その他の異物などは外方へと吹き飛ばされて除
去される。又、シールガスを連続して供給することによ
り、斯るシールガスの軸受10Aを貫通した外方向への
流れが常時生じており、毛羽などが、軸受10Aの外側
面及びフリーローラ4Aの外側端面に堆積するのが防止
される。
【0029】糸道ローラ1の、図面にて右側部分にても
同様に、通糸ローラ2の内部へと流入したシールガス
は、通糸ローラ2の軸受8及びフリーローラ4Bの軸受
10Bをそれぞれ軸線方向に貫通して、フリーローラ4
Bの外側へと流出すると共に、通糸ローラ2の外側端面
と、この端面に隣接したフリーローラ4Bの端面との間
に形成されている環状の間隙G2 を半径方向に外側へと
流出する。このようなシールガスの流れにより、軸受
8、10Bの側面及び環状間隙G2 に堆積していた毛
羽、その他の異物などは半径方向外方へと連行され、除
去される。
同様に、通糸ローラ2の内部へと流入したシールガス
は、通糸ローラ2の軸受8及びフリーローラ4Bの軸受
10Bをそれぞれ軸線方向に貫通して、フリーローラ4
Bの外側へと流出すると共に、通糸ローラ2の外側端面
と、この端面に隣接したフリーローラ4Bの端面との間
に形成されている環状の間隙G2 を半径方向に外側へと
流出する。このようなシールガスの流れにより、軸受
8、10Bの側面及び環状間隙G2 に堆積していた毛
羽、その他の異物などは半径方向外方へと連行され、除
去される。
【0030】又、シールガスを連続して供給することに
より、斯るシールガスの半径方向外方向への流れが常時
生じており、毛羽などが、環状間隙G2 を介して内部へ
と軸受部分にまで侵入するのが防止され、又同様に、毛
羽などが、軸受の側面及びフリーローラの外側端面に堆
積するのが防止される。
より、斯るシールガスの半径方向外方向への流れが常時
生じており、毛羽などが、環状間隙G2 を介して内部へ
と軸受部分にまで侵入するのが防止され、又同様に、毛
羽などが、軸受の側面及びフリーローラの外側端面に堆
積するのが防止される。
【0031】本発明にて、フリーローラ4は、必要に応
じて複数個並設して配置することもできるが、この場合
には、シールガスは、これら両フリーローラの間に形成
された環状間隙をも通って半径方向外方向へと流出し、
この環状間隙に堆積していた毛羽、その他の異物などは
半径方向外方へと連行され、除去される。
じて複数個並設して配置することもできるが、この場合
には、シールガスは、これら両フリーローラの間に形成
された環状間隙をも通って半径方向外方向へと流出し、
この環状間隙に堆積していた毛羽、その他の異物などは
半径方向外方へと連行され、除去される。
【0032】図1に示す、上記構成の糸道ローラ1を炭
素繊維の焼成ラインに実際に使用した結果、従来の図3
に示す構成の糸道ローラ1Aは1〜2か月以内にて18
個のローラの内17個のローラが回転不良となり、運転
を停止し、分解整備をせざるを得なかったのに対し、本
発明の糸道ローラ1は9か月を経過しても、18個の全
てのローラが分解整備を必要とすることなく良好に作動
した。
素繊維の焼成ラインに実際に使用した結果、従来の図3
に示す構成の糸道ローラ1Aは1〜2か月以内にて18
個のローラの内17個のローラが回転不良となり、運転
を停止し、分解整備をせざるを得なかったのに対し、本
発明の糸道ローラ1は9か月を経過しても、18個の全
てのローラが分解整備を必要とすることなく良好に作動
した。
【0033】上記実施例にて、本発明の糸道ローラ1
は、炭素繊維の焼成処理工程に関連して説明したが、他
の処理工程にも使用することができ、更には、他の繊維
の種々の処理工程における糸道ローラとして好適に使用
することができる。
は、炭素繊維の焼成処理工程に関連して説明したが、他
の処理工程にも使用することができ、更には、他の繊維
の種々の処理工程における糸道ローラとして好適に使用
することができる。
【0034】例えば、本発明の糸道ローラ1は、炭素繊
維、その他種々の糸条を洗浄するラインなどにも使用す
ることができるが、この場合には、上記実施例では必要
とされたフリーローラ4A、4Bは必ずしも必要とはさ
れない。つまり、この実施例では、糸道ローラ1は、通
糸ローラ2のみとされ、即ち、所定の外径とされる通糸
円筒体2aが、その両側に一体的に固定されたフランジ
部2bの内周部に配置された軸受6、8を介して中空管
の回転支持軸20に回転自在に担持されて構成される。
従って、中空管20を介して供給されたシールドガス
は、通糸円筒体2aの内部より、軸受6、8をそれぞれ
軸線方向に貫通して外側へと流出し、その際に軸受6、
8の外側面及びフランジ部2b外側端面に堆積する水分
などを吹き飛ばすこととなる。
維、その他種々の糸条を洗浄するラインなどにも使用す
ることができるが、この場合には、上記実施例では必要
とされたフリーローラ4A、4Bは必ずしも必要とはさ
れない。つまり、この実施例では、糸道ローラ1は、通
糸ローラ2のみとされ、即ち、所定の外径とされる通糸
円筒体2aが、その両側に一体的に固定されたフランジ
部2bの内周部に配置された軸受6、8を介して中空管
の回転支持軸20に回転自在に担持されて構成される。
従って、中空管20を介して供給されたシールドガス
は、通糸円筒体2aの内部より、軸受6、8をそれぞれ
軸線方向に貫通して外側へと流出し、その際に軸受6、
8の外側面及びフランジ部2b外側端面に堆積する水分
などを吹き飛ばすこととなる。
【0035】
【発明の効果】以上の如くに構成される本発明に係る糸
道ローラは、分解整備を必要とすることなく長期間の運
転を可能とし、繊維製品の生産性及び品質の向上を達成
することができる。
道ローラは、分解整備を必要とすることなく長期間の運
転を可能とし、繊維製品の生産性及び品質の向上を達成
することができる。
【図1】本発明に係る糸道ローラの一実施例の縦断面図
である。
である。
【図2】図1に示す本発明に係る糸道ローラの部分拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】従来の糸道ローラの縦断面図である。
1 糸道ローラ 2 通糸ローラ 4(4A、4B) フリーローラ 6、8 片シールド軸受 10(10A、10B) 両シールド軸受 20 回転支持軸(中空
管) 20a 通気孔
管) 20a 通気孔
Claims (2)
- 【請求項1】 多数本の繊維を案内する通糸ローラと、
この通糸ローラの側部に隣接して相対回転可能に配置さ
れたフリーローラとを備えた糸道ローラにおいて、前記
通糸ローラ及びフリーローラは、中空管とされる回転支
持軸にシールド軸受を介して回転自在に担持され、又、
前記通糸ローラの内部には前記中空管を介してシールド
ガスを供給し、このシールドガスを前記通糸ローラの内
部より、前記通糸ローラ及びフリーローラの軸受をそれ
ぞれ軸線方向に貫通して外側へと流出せしめると共に、
前記通糸ローラ端面と、この通糸ローラに隣接したフリ
ーローラの端面との間に形成される環状の間隙を半径方
向に外側へと流出せしめることを特徴とする糸道ロー
ラ。 - 【請求項2】 多数本の繊維を案内する通糸円筒体を備
えた糸道ローラにおいて、前記通糸円筒体は、中空管と
される回転支持軸にシールド軸受を介して回転自在に担
持され、又、前記通糸円筒体の内部には前記中空管を介
してシールドガスを供給し、このシールドガスを前記通
糸円筒体の内部より、前記軸受を軸線方向に貫通して外
側へと流出せしめることを特徴とする糸道ローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3271792A JPH05201618A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 糸道ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3271792A JPH05201618A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 糸道ローラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05201618A true JPH05201618A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12366594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3271792A Pending JPH05201618A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 糸道ローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05201618A (ja) |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP3271792A patent/JPH05201618A/ja active Pending
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