JPH05201883A - α,ω−シリルアルケン及びオルガノシロキサンコポリマーの調製方法 - Google Patents

α,ω−シリルアルケン及びオルガノシロキサンコポリマーの調製方法

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JPH05201883A
JPH05201883A JP4282692A JP28269292A JPH05201883A JP H05201883 A JPH05201883 A JP H05201883A JP 4282692 A JP4282692 A JP 4282692A JP 28269292 A JP28269292 A JP 28269292A JP H05201883 A JPH05201883 A JP H05201883A
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ディーン ダフィー ロレーン
Terrence Keith Hilty
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    • C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 α,ω−シリルアルケンとオルガノシロキサ
ンコポリマーの調製のための方法を提供し、その方法に
より調製される組成物を提供する。 【構成】 α,ω−トリエンの末端炭素をケイ素と結合
した水素を少なくとも一つ有するオルガノシロキサンで
ヒドロシリル化するのを選択的に触媒する白金触媒を使
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α,ω−シリルアルケ
ン及びオルガノシロキサンコポリマーの調製方法と、こ
の方法により調製される組成物とに関する。ケイ素と結
合した水素を少なくとも一つ有するオルガノシロキサン
を用いて行うα,ω−トリエンの末端の炭素のヒドロシ
リル化を選択的に触媒する白金触媒が使用される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】オレフ
ィンとSiH含有化合物との反応はよく知られている。
例えば、1968年2月21日に刊行された英国特許第
1104206号明細書は、(1)ケイ素と結合した水
素原子を1分子当たり少なくとも1個有し、いずれのケ
イ素原子にも水素原子が2個より多くは結合していない
ケイ素化合物を、(2)脂肪族不飽和炭素原子を有する
化合物と、(3)一般式(R3 P)2 PtCl2 の白金
錯体(この式中のRは脂肪族不飽和のない一価の炭化水
素基である)の存在下で、反応させる方法を記載する。
脂肪族不飽和炭素原子を有する化合物の具体的な例に
は、1及び2の不飽和結合を有する化合物が含まれる。
具体的な例にトリエン類は含まれず、従って、α,ω−
トリエンの末端炭素のオルガノシロキサンでのヒドロシ
リル化を触媒することについて白金の選択性は認識され
ない。
【0003】1976年4月22日刊行のドイツ国特許
出願P−2166867.7号明細書は、トリクロロシ
ラン又はメチルジクロロシランとトリエンとの反応を白
金化合物で触媒してビス−シリルオレフィンを生成する
方法を記載する。このビス−シリルオレフィンは、ルイ
ス酸と複分解触媒の存在下で不飽和炭化水素高分子鎖と
更に反応して、反応性シリル末端基を有する高分子炭化
水素を生成する。
【0004】Takahasi et al., J. Org. Chem.28,3
353−3356(1963)は、塩化白金酸を触媒と
してヒドロクロロシランをcis, trans, trans-1,5,
9−シクロドデカトリエンへ付加するための方法を記載
する。Takahasiらは、シランがシクロドデカトリエンに
存在しているトランス二重結合へ選択的に付加するもの
と結論した。
【0005】この技術文献は、α,ω−トリエンの末端
炭素をオルガノシロキサンでヒドロシリル化してα,ω
−シリルアルケン及びオルガノシロキサンコポリマーを
生成する反応を白金が選択的に触媒することができると
は認めていない。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明の方
法により生成されるオルガノシロキサンコポリマー及び
α,ω−シリルアルケンは、ポリオレフィンへケイ素を
取入れるのに有用であり、そして架橋させてブロックコ
ポリマーのゲルやエラストマーを生成することができ
る。
【0007】本発明は、α,ω−シリルアルケン及びオ
ルガノシロキサンコポリマーの調製方法と、この方法に
より調製される組成物である。α,ω−トリエンの末端
炭素をケイ素と結合した水素を少なくとも1個有するオ
ルガノシロキサンでヒドロシリル化するのを選択的に触
媒する白金触媒を使用する。
【0008】本発明の方法は、式 Q〔(CH2 )x CH=CH(CH2 )y+2 (R2 SiO)z R2Si(CH2 )x+2CH =CH(CH2 )y 〕n Q ……(1) 及び、式 Q1 〔(CH2 )x CH=CH(CH2 )y+2 (R2 SiO)z R2Si(CH2 )x+2CH =CH(CH2 )y 〕n Q1 ……(2) のオルガノシロキサンコポリマーと、式 (R3 SiO)2 SiR (CH2 )x+2 CH=CH(CH2 )y Q2 ……(3) のα,ω−シリルアルケンを調製するための、白金に触
媒される方法であって、上式中のxは1〜18の整数で
あり、yは1〜18の整数であり、zは1〜1000の
整数であり、nは1〜1000の整数であり、各Qはビ
ニル基と式−(CH2 )2 (R2 SiO)z SiHR2
の基とからなる群より独立に選ばれ、各Q 1 はQと式−
(CH2 )2 SiR1 3の基とからなる群より独立に選ば
れ、Q2 はビニル基と式−(CH2 )2 SiR(OSi
R3 )2 の基とからなる群より選ばれ、各R1 はRと式
R3 SiO−のシリロキシ基とからなる群より独立に選
ばれる基であり、そして各Rは、炭素原子数1〜20の
アルキル基とハリド置換アルキル基、アリール基及び炭
素原子数3〜20のシクロアルキル基からなる群より独
立に選ばれる基である。
【0009】この方法は、式 CH2 =CH(CH2 )x CH=CH(CH2 )y CH=CH2 ……(4) のα,ω−トリエンと、式 H(R2 SiO)z SiR2 H ……(5) のジヒドロオルガノシロキサンとを含んでなり、式
(1)で表されるオルガノシロキサンコポリマーを生成
する混合物か、あるいは式(4)のα,ω−トリエン
と、式 (R3 SiO)2 RSiH ……(6) のヒドロオルガノシロキサンとを含んでなり、式(3)
により表されるα,ω−シリルアルケンを生成する混合
物を、有効な濃度の白金触媒と、約60〜200℃の範
囲内の温度で接触させることを含み、ここでR、x、y
及びzは先に説明した通りである。
【0010】本発明の別の態様においては、式(4)で
表されるα,ω−トリエンと、式(5)で表されるジヒ
ドロオルガノシロキサンと、式R1 3SiHのトリオルガ
ノシラン末端ブロック剤とを含んでなる混合物を、約6
0〜200℃の範囲内の温度で有効濃度の白金触媒と接
触させて、式(2)で表されるオルガノシロキサンコポ
リマーを生成する。上式中の各R1 はRと式R3 SiO
−のシリロキシ基とからなる群より独立に選択され、R
はさきに説明された通りである。
【0011】特許請求の範囲には本発明の方法により調
製される組成物も記載されている。
【0012】本発明の方法は、連続法としてあるいはバ
ッチ法として実施することができる。バッチ法の方が好
ましい。本発明の方法は、標準的な設計の反応器で、例
えば、固定床反応器、攪拌床反応器、流動床反応器、あ
るいは攪拌タンク反応器で、実施することができる。
【0013】典型的なバッチ法では、α,ω−トリエン
と白金触媒とを反応器に入れ、次にオルガノシロキサン
(すなわちヒドロオルガノシロキサン又はジヒドロオル
ガノシロキサン)を制御された速度でこの反応器に加え
て、結果として生じる発熱反応のために熱が蓄積するの
を防止する。この方法においてα,ω−トリエンとオル
ガノシロキサンを加える順序は重要ではない。とは言う
ものの、この方法の収率は、オルガノシロキサンをα,
ω−トリエンと白金触媒の混合物に加える場合に最高に
なる。連続式の方法では、α,ω−トリエンとオルガノ
シロキサンとの混合物を制御された速度で粒状触媒床と
接触させることができる。
【0014】白金触媒の存在下でのα,ω−トリエンと
オルガノシロキサンとの最適な接触時間は、白金触媒の
性質や、α,ω−トリエン及びオルガノシロキサンの化
学構造や、当該方法を実施する温度、といったような因
子に依存する。一般には、15分から5時間までの接触
時間が有効と考えられる。30分から2時間までの接触
時間がより好ましい。より短い接触時間を使用してもよ
いが、所望の生成物の収率が低下する結果になるかもし
れない。同様に、より長い接触時間を使用してもよい
が、その利益が認められるには至らないであろう。
【0015】本発明の方法において反応させることがで
きるα,ω−トリエンは、式CH2 =CH(CH2 )x
CH=CH(CH2 )y CH=CH2 のものであって、
式中のxとyが両方とも1〜18の整数であるものであ
る。より好ましいのは、xとyが2〜10の整数である
ものである。α,ω−トリエンは、例えば、1,4,7
−オクタトリエン、1,5,9−デカトリエン、又は
1,6,11−ドデカトリエンでよい。一般に、生成物
のオルガノシロキサンコポリマー及びα,ω−シリルア
ルケンにおけるxとyの値は、α,ω−トリエンについ
ての値と同じである。しかしながら、当業者は、白金触
媒によっては、残りの不飽和結合が炭素鎖の範囲内で位
置を変えて生成物におけるx及びyの値が異なるものに
なることがある、ということを認めよう。
【0016】本発明の方法においては、α,ω−トリエ
ンをオルガノシロキサンと接触させる。オルガノシロキ
サンは、式H(R2 SiO)z SiR2 Hのジヒドロオ
ルガノシロキサンか、あるいは式(R3 SiO)2 RS
iHのヒドロオルガノシロキサンでよく、前者の場合に
結果として得られる生成物はオルガノシロキサンコポリ
マーであり、後者の場合に結果として得られる生成物は
α,ω−シリルアルケンである。zの値は1〜1000
の任意の整数でよい。zについて好ましい値は1〜10
0の整数である。オルガノシロキサンの各置換基Rは、
炭素原子数が1〜20のアルキル基及びハリド置換され
たアルキル基、アリール基、そして炭素原子数が3〜2
0のシクロアルキル基からなる群より独立に選択される
基である。Rがハリド置換アルキル基である場合には、
ハリド原子は塩素、フッ素、ヨウ素、臭素でよい。好ま
しくは、ハリド原子はフッ素及び塩素からなる群より選
ばれる。置換基Rは、例えば、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチ
ル基、エイコシル基、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基、ペルフルオロプロピル基、クロロプロピル基、ク
ロロフェニル基、フェニル基、ナフチル基、トリル基、
キシリル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基及びシクロエイコシル
基でよい。好ましくは、置換基Rはメチル基である。
【0017】オルガノシロキサンのα,ω−トリエンに
対するモル比は、広い範囲内で変えることができる。一
般には、オルガノシロキサンのα,ω−トリエンに対す
るモル比は約0.5〜6.0であるのが実用的である。
オルガノシロキサンがヒドロオルガノシロキサンである
場合には、このモル比は約1.9〜2.1の範囲内であ
るのが好ましい。オルガノシロキサンがジヒドロオルガ
ノシロキサンである場合には、このモル比は約0.75
〜1.50の範囲内であるのが好ましい。
【0018】α,ω−トリエンとオルガノシロキサンと
は、そのα,ω−トリエンの末端の不飽和炭素結合のヒ
ドロシリル化のために特定の、有効濃度の白金触媒の存
在下で接触させられる。白金触媒は、白金金属、白金化
合物、又は白金錯体でよい。例えば、白金触媒は白金金
属、H2 PtCl6 ・6H2 O、Pt0 〔(CH2 =C
HMe2 Si)2 O〕2 、Pt0 〔(CH2 =CHMe
2 Si)2 O〕(CH 2 CH2 CH3 )2 、K(C2 H
4 PtCl3 )、(CH3 CH2 S)2 PtCl2 、及
びジクロロビス(エチレン)−μ,μ−ジクロロ白金
(II)でよい。好ましくは、白金触媒は白金金属又はH
2 PtCl6 ・6H2 Oである。
【0019】本発明の白金に触媒される方法は、均質プ
ロセスとしてか、あるいは不均質プロセスとして実施す
ることができる。この方法を不均質プロセスとして実施
する場合には、白金触媒は固体支持材料で支持すること
ができる。固体支持材料は、適当な大きさであって、且
つ白金触媒を保持する能力のある、いずれの不活性材料
でもよい。白金触媒は、標準的な手段によって、例え
ば、吸着、イオン結合、共有結合、又は物理的な捕捉に
よって、固体支持材料上にあるいはその内容に保持する
ことができる。固体支持材料は、例えば、炭素、活性
炭、黒鉛、シリカ、シリカゲル、アルミナ、アルミナ−
シリカ、及びケイソウ土でよい。好ましい固体支持材料
は活性炭である。固体支持材料は、粒体、粉体、フレー
ク、チップ、チャンク及びペレットの形をとることがで
きる。
【0020】固体支持材料の大きさは、本発明にとって
重要ではない。一般には、直径が約15μmから10m
mまでの範囲内の固体支持材料が有用と考えられる。大
きさの下限は、主として、支持された白金触媒を取扱い
そして回収する能力によって決められる。大きさの上限
は、主として、白金触媒に経済的に相応の速度でプロセ
スを実施するのに十分な表面領域を与える能力により決
められる。固体支持材料にとって好ましい直径は約0.
5〜3.0mmの範囲内である。
【0021】固体支持材料に保持される白金触媒の重量
は、約0.2〜50重量%の白金量の範囲内でよい。好
ましくは、固体支持体に保持される白金触媒の重量は約
0.5〜5.0重量%の白金量の範囲内である。固体支
持体上の白金触媒の重量百分率は、固体支持体によって
保持された白金原子の重量を固体支持体の重量で割っ
て、その商に100をかけたものとして計算される。
【0022】本発明の方法における白金触媒の効果的な
濃度は、白金原子の重量がプロセスに加えられるα,ω
−トリエンとオルガノシロキサンとを一緒にした重量の
約0.0001〜0.5%となるものである。好ましく
は、白金原子の濃度は、プロセスに加えられるα,ω−
トリエンとオルガノシロキサンとを一緒にした重量の約
0.001〜0.1重量%である。
【0023】本発明の方法は、約60〜200℃の範囲
内の温度で実施することができる。この方法を実施する
のに好ましい温度は約100〜180℃の範囲内の温度
である。本発明の方法を実施するのに好ましいのは、反
応混合物を約100〜180℃の範囲内の温度で還流さ
せることである。
【0024】好ましい温度範囲内での還流を容易にする
ために、プロセスに不活性有機溶媒を加えてもよい。本
発明の方法において不活性であり且つ沸点が約60〜1
20℃の範囲内であるいずれの有機溶媒をこの目的のた
めに使用してもよい。有機溶媒は、例えば、ヘキサン、
ヘプタン、ベンゼン及びトルエンでよい。有機溶媒は、
α,ω−トリエンとオルガノシロキサンとを一緒にした
重量の約1〜30重量%の重量範囲内でプロセスに存在
することができる。好ましくは、有機溶媒はα,ω−ト
リエンとオルガノシロキサンとを一緒にした重量の約5
〜10重量%の重量範囲内でプロセスに存在する。
【0025】生成すべき生成物がオルガノシロキサンコ
ポリマーである場合には、そのコポリマーの集合度は、
式R1 3SiHのトリオルガノシラン末端ブロック剤を加
えて制御することができる。上式中の各R1 は、R及び
式R3 SiO−のシリロキシ基からなる群より独立に選
択され、Rは先に定義されたとおりである。
【0026】トリオルガノシラン末端ブロック剤は、例
えば、トリメチルシラン、トリエチルシラン、トリフェ
ニルシラン、ジメチルフェニルシラン又は1,1,1,
3,5,5,5−ヘプタメチルトリシロキサンでよい。
【0027】トリオルガノシラン末端ブロック剤の有効
な濃度は、そのトリオルガノシラン末端ブロック剤と
α,ω−トリエン及びジヒドロオルガノシロキサンの混
合物とを一緒にした初めの重量の約0.1〜60重量%
である。トリオルガノシラン末端ブロック剤の好ましい
濃度は約2.0〜20重量%である。
【0028】生成物のオルガノシロキサンコポリマーと
α,ω−シリルアルケンの回収は、標準的な手段で果た
すことができ、例えば、生成物は真空ストリッピング
し、蒸留し、そしてろ過することができる。生成物の回
収には、それ以上の処理をすることなくその生成物を保
持すること又は使用することが含められる。回収される
生成物がオルガノシロキサンコポリマーである場合に
は、nの値は2〜100の範囲内の整数であるのが好ま
しい。
【0029】
【実施例】本発明をどのように実施したらよいかを当業
者がよりよく理解できるように、以下に掲げる例を提供
する。これらの例は説明のために示すものであって、特
許請求の範囲を限定しようとするものではない。
【0030】例1 炭素に白金を担持した触媒の存在下での1,5,9−デ
カトリエンと1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチ
ルトリシロキサンとの反応を評価した。73.2gの
1,5,9−デカトリエンと17gのヘキサンを、炭素
支持体上に白金を担持させた触媒3.6g(白金0.0
18g)の入った200mlの丸底フラスコに入れて混
合物を作った。この白金触媒はEngelhard社(米国ニュ
ージャージー州Newark )より購入したものであって、
4×8メッシュ活性炭粒子に白金を0.5w/w%担持
したものからなっていた。混合物を還流させ(およそ1
00℃)、次いで239gの1,1,1,3,5,5,
5−ヘプタメチルトリシロキサンを一滴ずつ加えた。添
加完了後、混合物を2時間還流させた。この混合物を冷
却し、液を触媒からデカントし、そして減圧下で低沸点
物質を除去した。その結果得られた生成物は、重量が2
79g(収率89%)の淡褐色の流体であって、その屈
折率は1.4248、粘度は8.70cs、密度は0.
87g/mlであった。この流体は、臭素の0.1M四
塩化炭素溶液を加えると容易に脱色され、二重結合の存
在することが確かめられた。この流体を、検出器として
質量分析計(MS)を使ってガスクロマトグラフィーに
より分析し、また赤外分光計(IR)により分析した。
測定の結果、この流体は、一般式 (Me3 SiO)2 MeSi(CH2 )x+2 CH =CH(CH2 )y+2 MeSi(OSiMe3 )2 のα, ω−シリルアルケン約90%と、一般式 H2 C=CH(CH2 )y CH =CH(CH2 )y+2 SiMe(OSiMe3 )2 のα, ω−シリルアルケン約10%からなっていた。
【0031】例2 塩化白金酸の存在下での1,5,9−デカトリエンと
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンとの反応を
評価した。44.3gの1,5,9−デカトリエン、
4.0gのヘキサン、及び37μlのイソプロピルアル
コールに溶解した7.2mgのH2 PtCl6 ・6H2
Oを、200mlの丸底フラスコに入れた。この混合物
を100℃に加熱し、そしてフラスコに44.2gの
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンを一滴ずつ
加えた。フラスコの外部加熱を停止したが、発熱反応の
ため、反応混合物の温度は還流が始まる130℃まで急
速に上昇した。反応混合物の温度は、1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサンの添加を制御することにより
140〜145℃に維持した。ジシロキサンの添加完了
後、反応混合物を30分間100〜150℃に保った。
結果として得られた混合物を冷却し、低沸点物質を減圧
下で除去した。その結果得られた生成物は80.6gの
重量(回収率90%)の流体であった。この流体の粘度
は4,380cs、密度は0.9g/ml、屈折率は
1.4667であった。
【0032】例3 活性炭に白金を担持させた触媒の存在下での1,5,9
−デカトリエンと1,1,3,3−テトラメチルジシロ
キサンとの反応を評価した。先に説明したように、4
1.0gの1,5,9−デカトリエンと6gのヘキサン
を、活性炭に白金を担持させた触媒1gの入った200
mlの丸底フラスコに入れて混合物を作った。この混合
物をおよそ130℃で還流させ、次いで、1,1,3,
3−テトラメチルジシロキサン90%と1,1,3,
3,5,5−ヘキサメチルトリシロキサン10%を含ん
でなる混合物40.2gを一滴ずつ加えた。フラスコの
外部加熱を続け、反応混合物の温度はゆっくりと約15
0℃に上がった。シロキサン混合物の添加を完了したな
らば、温度を100〜150℃に1時間維持した。その
結果得られた混合物を触媒からデカントし、そして減圧
下で低沸点物質を除去した。結果として得られた生成物
は、重量が74.2g(回収率92%)の粘性流体であ
った。赤外分析から、2100〜2200cm-1のSi
Hバンドのないことが示された。この流体は、臭素の
0.1M四塩化炭素溶液を加えると容易に脱色された。
この流体の示した物理的性質は、屈折率が1.464
7、粘度が560cs、密度が0.90g/mlであっ
た。
【0033】例4 活性炭に白金を担持させた触媒と種々の濃度のトリオル
ガノシラン末端ブロック剤の存在下での1,5,9−デ
カトリエンと1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ンとの反応を評価した。先に説明したように、40.8
g(0.30モル)の1,5,9−デカトリエンと6g
のヘキサンを、活性炭に白金を担持させた触媒1gの入
った200mlの丸底フラスコに入れて第一の混合物を
作った。この第一の混合物を120〜140℃に加熱し
た。次に、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン
(10%の1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルトリ
シロキサンを含有)と1,1,1,3,5,5,5−ヘ
プタメチルトリシロキサン(トリオルガノシラン末端ブ
ロック剤)とからなる第二の混合物を、第一の混合物に
一滴ずつ加えた。α,ω−トリエンが提供した末端ビニ
ル基のモル数、ジヒドロオルガノシロキサンが提供した
Si−Hのモル数、及び加えられたトリオルガノシラン
末端ブロック剤のモル数を、表1に示す。この表では、
末端ビニル基のモル数は−CH=CH2 モル数として、
Si−Hのモル数はHMe2 Si−モル数として、トリ
オルガノシラン末端ブロック剤のモル数はHMeSi=
として示される。
【0034】第一の混合物に第二の混合物を添加し終え
た時に、結果として得られた混合物の温度は140〜1
60℃であった。この混合物を140〜160℃で1〜
2時間更に加熱した。
【0035】上で説明した方法で得られた無色の流体生
成物を減圧でストリッピングして揮発分を除去し、各流
体の粘度と屈折率を評価した。結果を表1に示す。
【0036】 表 1 トリオルガノシラン末端ブロック剤濃度が 生成物粘度に及ぼす効果 HMe2 Si− HMeSi= −CH=CH2 屈折率 粘度 (モル) (モル) (モル) (cs) 0.57 0.03 0.60 1.4607 180.2 0.55 0.05 0.60 1.4587 144.5 0.39 0.18 0.60 1.4462 24.4

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 CH2 =CH(CH2 )x CH=CH(CH2 )y CH=CH2 のα,ω−トリエンと、式 H(R2 SiO)z SiR2 H のジヒドロオルガノシロキサンとを含んでなる混合物
    を、有効な濃度の白金触媒と、約60〜200℃の範囲
    内の温度で接触させ、そして式 Q〔(CH2 )x CH=CH(CH2 )y+2 (R2 SiO)z R2Si(CH2 )x+2CH =CH(CH2 )y 〕n Q のオルガノシロキサンコポリマーを回収することを含む
    (上式中のxは1〜18の整数であり、yは1〜18の
    整数であり、zは1〜1000の整数であり、nは1〜
    1000の整数であり、各Qはビニル基と式−(C
    H2 )2 (R2 SiO)z SiHR2 の基とからなる群
    より独立に選ばれ、そして各Rは、炭素原子数1〜20
    のアルキル基とハリド置換アルキル基、アリール基及び
    炭素原子数3〜20のシクロアルキル基からなる群より
    独立に選ばれる基である)、オルガノシロキサンコポリ
    マーの調製方法。
  2. 【請求項2】 不活性有機溶媒が加えられる請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 下式のオルガノシロキサンコポリマーを
    含んでなる組成物。 Q〔(CH2 )x CH=CH(CH2 )y+2 (R2 SiO)z R2Si(CH2 )x+2CH =CH(CH2 )y 〕n Q (上式中のxは1〜18の整数であり、yは1〜18の
    整数であり、zは1〜1000の整数であり、nは1〜
    1000の整数であり、各Qはビニル基と式−(C
    H2 )2 (R2 SiO)z SiHR2 の基とからなる群
    より独立に選ばれ、そして各Rは、炭素原子数1〜20
    のアルキル基とハリド置換アルキル基、アリール基及び
    炭素原子数3〜20のシクロアルキル基からなる群より
    独立に選ばれる基である)
  4. 【請求項4】 式 CH2 =CH(CH2 )x CH=CH(CH2 )y CH=CH2 のα,ω−トリエンと、式 (R3 SiO)2 RSiH のヒドロオルガノシロキサンとを含んでなる混合物を、
    有効な濃度の白金触媒と、約60〜200℃の範囲内の
    温度で接触させ、そして式 (R3 SiO)2 SiR(CH2 )x+2 CH=CH(CH2 )y Q2 のα,ω−シリルアルケンを回収することを含む(上式
    中のxは1〜18の整数であり、yは1〜18の整数で
    あり、Q2 はビニル基と式−(CH2 )2 SiR(OS
    iR3 )2 の基とからなる群より選ばれ、そして各R
    は、炭素原子数1〜20のアルキル基とハリド置換アル
    キル基、アリール基及び炭素原子数3〜20のシクロア
    ルキル基からなる群より独立に選ばれる基である)、
    α,ω−シリルアルケンの調製方法。
  5. 【請求項5】 不活性有機溶媒が加えられる請求項4記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 下式のα,ω−シリルアルケンを含んで
    なる組成物。 (R3 SiO)2 SiR(CH2 )x+2 CH=CH(CH2 )y Q2 (上式中のxは1〜18の整数であり、yは1〜18の
    整数であり、Q2 はビニル基と式−(CH2 )2 SiR
    (OSiR3 )2 の基とからなる群より選ばれ、そして
    各Rは、炭素原子数1〜20のアルキル基とハリド置換
    アルキル基、アリール基及び炭素原子数4〜20のシク
    ロアルキル基からなる群より独立に選ばれる基である)
  7. 【請求項7】 下式 CH2 =CH(CH2 )x CH=CH(CH2 )y CH=CH2 のα,ω−トリエンと、式 H(R2 SiO)z SiR2 H のジヒドロオルガノシロキサンと、式R1 3SiHのトリ
    オルガノシラン末端ブロック剤とを含んでなる混合物
    を、有効な濃度の白金触媒と、約60〜200℃の範囲
    内の温度で接触させ、そして式 Q1 〔(CH2 )x CH=CH(CH2 )y+2 (R2 SiO)z R2Si(CH2 )x+2CH =CH(CH2 )y 〕n Q1 のオルガノシロキサンコポリマーを回収することを含む
    (上式中のxは1〜18の整数であり、yは1〜18の
    整数であり、zは1〜1000の整数であり、nは1〜
    1000の整数であり、各Q1 はビニル基、式−(CH
    2 )2 (R2 SiO)z SiHR2 の基、及び式−(C
    H2 )2 SiR1 3の基からなる群より独立に選ばれ、各
    R1 はRと式R3 SiO−のシリロキシ基とからなる群
    より独立に選ばれる基であり、そして各Rは、炭素原子
    数1〜20のアルキル基とハリド置換アルキル基、アリ
    ール基及び炭素原子数3〜20のシクロアルキル基から
    なる群より独立に選ばれる基である)、オルガノシロキ
    サンコポリマーの調製方法。
  8. 【請求項8】 不活性有機溶媒が加えられる請求項7記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 下式のオルガノシロキサンコポリマーを
    含んでなる組成物。 Q1 〔(CH2 )x CH=CH(CH2 )y+2 (R2 SiO)z R2Si(CH2 )x+2CH =CH(CH2 )y 〕n Q1 (上式中のxは1〜18の整数であり、yは1〜18の
    整数であり、zは1〜1000の整数であり、nは1〜
    1000の整数であり、各Q1 はビニル基、式−(CH
    2 )2 (R2 SiO)z SiHR2 の基、及び式−(C
    H2 )2 SiR1 3の基からなる群より独立に選ばれ、各
    R1 はRと式R3 SiO−のシリロキシ基とからなる群
    より独立に選ばれる基であり、そして各Rは、炭素原子
    数1〜20のアルキル基とハリド置換アルキル基、アリ
    ール基及び炭素原子数3〜20のシクロアルキル基から
    なる群より独立に選ばれる基である)
JP4282692A 1991-10-21 1992-10-21 α,ω−シリルアルケン及びオルガノシロキサンコポリマーの調製方法 Withdrawn JPH05201883A (ja)

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