JPH0520406Y2 - - Google Patents

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JPH0520406Y2
JPH0520406Y2 JP1986136486U JP13648686U JPH0520406Y2 JP H0520406 Y2 JPH0520406 Y2 JP H0520406Y2 JP 1986136486 U JP1986136486 U JP 1986136486U JP 13648686 U JP13648686 U JP 13648686U JP H0520406 Y2 JPH0520406 Y2 JP H0520406Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ユニツト型エアフイルターに関し、
更に詳しくは、家庭用空気清浄機や、パツケージ
型エアーコンデイシヨナー、フアンコイルユニツ
ト、あるいは、中央空調方式等に最適な、多くの
襞を有し過面積の大きい材の容易且つ堅固な
取付けや材交換を可能とし、しかも、極めて軽
量で、且つ、リークの生じない構造のユニツト型
エアフイルターに関する。
[従来の技術] 小型空気清浄機や、個別空調用フイルター等に
利用される材交換型フイルターは定期的な交換
を必要とし、このため、通常はフイルター枠と
材とを一体化したカセツト型のフイルターが汎用
されている。これらのカセツト型のフイルターを
形成するために、例えば、特公昭47−37871号に
示される接着剤を利用する方法や、例えば、特公
昭52−47595号のようにインジエクシヨン成形を
用いる方法等が知られている。
又、材のひだやV字型構造を固定するため
に、適当なスペーサー等を介在せしめたり、ある
いは、スペーサー等を不要とする目的で、例え
ば、実開昭55−115324号のように軟質フイルムを
利用したり、実開昭60−91224号のように表面保
護材とひだ山を接着する方法等が知られている。
更に、上記の材交換型フイルターを改良する
ものとして、本考案者等による、実願昭60−
155099号や、実願昭60−180204号には、実質的に
外枠を不要としたフイルターが開発されている。
又、本考案の要旨である独立気泡の発泡シート
を外枠とするユニツト型エアフイルターは、硬質
の熱硬化性低発泡ポリウレタン樹脂を用いたもの
以外には現在見当らない。その理由は不明である
が、発泡シートは従来利用されてきた、金属、合
板、あるいは合成樹脂等に比べて、機械的性質や
耐久性に劣ると考えられていたためと推定され
る。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の材交換型フイルターは、何れもフイル
ター交換作業が容易に出来るように設計されてお
り、優れた長所を有する。
しかしながら、その何れもが易交換性を得るた
めに、剛性のある硬質ウレタン等のプラスチツク
材料や、鉄やステンレス等の金属材料を用いて、
成形加工、あるいは、組み立て加工等を行つて外
枠を形成している。このために、成形に必要な金
型のコストや、組み立てに必要な加工コストが大
きくなり、材交換型フイルターが高価なものと
なる。このことは、定期的な交換を必須とする
材交換型フイルターにとつて、重大な欠点であつ
た。又、これらの材料により外枠を形成するフイ
ルターは、一度仕様が決定されると、その仕様を
変更するためには成形金型等の再作製が必要で、
仕様変更や多機種への適合が困難なため、汎用性
にも劣つていた。
更に、材と外枠との接着に関して、インジエ
クシヨン成形等の場合には、成形時に材に圧力
が加わるために材が潰れたりすることで圧力損
失が上昇して過性能を低下せしめる場合であ
り、又、木枠や金属枠を用いて接着剤により材
を接着する場合においては、十分な接着強度を得
るために多量の接着剤を要し接着剤の過多による
材面積の減少を生じたり、あるいはリークを防
ぐためにこれらの外枠に溝を形成する場合には、
作業が困難でしかも木屑や金属削屑が生じるとい
う欠点を有していた。
又、これらの外枠を有する材交換型フイルタ
ーは、生産性や汎用性に劣るのみならず、外枠の
重量が大きくなる。このことは、パツケージエア
コンデイシヨナーやフアンコイルユニツト用フイ
ルター等の、個別空調において空調機が天井面に
取付けられる場合に、フイルター交換や取付作業
に多大な労力を必要とし、且つ、フイルターを固
定、支持するためには強固な取付構造が必要とな
り、極めて作業性の悪いものであつた。
外枠を実質的に不要とした前記の実開昭55−
115324号や、本考案者等による実願昭60−155099
号や、実願昭60−180204号が示すものは、これら
の欠点も少なく、有用性の高いものであるが、
過風量の非常に大きな機器のフイルターとして利
用する場合、フイルターの保形性や、支持構造が
不十分となり、適宜必要な補強保形材を必要と
し、補強保形材の無い場合には、リークを生じた
り、安定した取付支持構造が得られない場合があ
つた。
[問題を解決するための手段] 本考案は、見掛け密度が0.05乃至0.50g/cm3で、
厚みが5乃至20mmの、独立気泡の熱可塑性合成樹
脂発泡シートからなる外枠を有し、該外枠には、
濾材を固定するための加熱成形された溝が設けら
れていることを特徴とするユニツト型エアフイル
ターに関する。
[作用及び実施例] 本考案は、前記実願昭60−155099号や、実願昭
60−180204号に示されるような実質的に材の外
枠を不要とした、生産性、汎用性、経済性に優れ
たフイルターを更に改良するものであり、上記実
願昭の利用価値を更に高めると共に、より大型で
送風量の大きな機器にも適合できる材交換型フ
イルターを提供することを目的とし、このため
に、見掛け密度が0.05乃至0.50g/cm3、最適には
0.08乃至0.20g/cm3で、厚みが5乃至20mmの、独
立気泡の発泡シートを外枠に用いることを必須の
要件とする。見掛け密度が0.05g/cm3未満の場合、
あるいは、厚みが5mm未満の場合には、機械的性
質に劣り、材の補強保形作用が不十分となるの
で好ましくない。又、見掛け密度が0.50g/cm3を
越えたり、厚みが20mmを越えるような場合には、
重量が大で、且つ、不必要に空調機器を大きくす
る必要があり、材交換性にも劣るので不適当で
ある。特に外枠として、見掛け密度が0.08乃至
0.20g/cm3で、厚みが7乃至15mmの材料を用いる
と、材に対する補強保形作用に優れ、軽量でし
かも適度のシール作用をも併せ持つ高品質の製品
が得られるので最適のものと言える。
以下、本考案の一例を示す図面に基づいて説明
するが、本考案はこれらの図面や後に述べる実施
例に限定されるものではない。
第1図は、本考案の要旨である外枠を利用した
ユニツト型エアフイルターの一例を示す斜視図で
あつて、小型空気清浄機等に最適な例を示し、第
2図は、本考案による別の例で、Vバンクフイル
ターを形成するための、本考案の要旨である外枠
1の斜視図で、熱成形による溝2が形成された外
枠1にホツトメルト接着剤3が注入されている。
本考案で利用する外枠1は、フイルターユニツ
トを極めて軽量なものとし、且つ、材4を補
強、保形する作用を有するシール材料から選択さ
れ、これらの材料としては、発泡ポリスチレン
系、発泡ポリオレフイン系、発泡ポリ塩化ビニル
系等の熱可塑性合成樹脂シートや、これらの材料
に、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の充填剤
や、ガラス繊維等の補強材料が混入されたシート
材料が利用できる。
本考案において熱可塑性合成樹脂シートを利用
する理由は、外枠を形成する際に加工が容易で、
且つ、加工時に切断屑等による発塵がなく、しか
も、加工後のトリミングや後処理が全く不必要な
ためであり、熱硬化性合成樹脂や、無機材料から
なる発泡シートは、加工作業性に劣り、又、切断
面や加工面からの発塵を生ずる場合があるので不
適当である。又、これらの外枠に利用する熱可塑
性合成樹脂シート材料として、融点が140℃以上
の材料を利用すると、外枠と材との接着にホツ
トメルト樹脂を接着剤として利用した場合や、あ
るいは、何らかの熱処理を必要とする場合に、外
枠の変形が少ないため好適であり、発泡ポリスチ
レン、発泡ポリプロピレンシート、炭酸カルシウ
ム充填発泡塩化ビニルシートが最適のものと考え
られる。
外枠としてこれらの熱可塑性合成樹脂シート材
料を用いた場合は、単にユニツト型エアフイルタ
ーとしての適性や加工性等に優れるばかりではな
く、ユニツト型フイルターが全て焼却可能な材料
から構成されるので、廃棄処分及び廃棄に伴う安
全性にも優れたものが得られる。尚、本考案で言
う焼却可能とは、通常の焼却炉等で容易に焼却で
きるもののことを言い、易燃性である必要はな
く、本考案の用途においてこれらの材料は、難燃
性であることが好ましい。
次に、発泡シートを利用して外枠を形成し、
材と接着する方法について説明すると、まずシー
ト材料が所定の寸法に切断される。切断は、ナイ
フ等の機械的手段による方法以外に、微細な金属
線からなる熱カツター等が利用可能であり、加熱
による切断の場合は、切断面からの発塵がなく、
又、加工後の断面のトリミングも不必要であるの
で特に好適である。
発泡シートからなる外枠と材との接着は、周
知の方法を全て利用することができるが、接着界
面からの気流のリークを防止するために外枠に予
め材が嵌着する溝を形成しておくことが望まし
い。本考案で外枠として利用する発泡シートは熱
可塑性合成樹脂からなるため、単に加熱プレスす
るだけで溝を極めて容易に形成することができ
る。しかも、圧縮された溝の部分の見掛け密度が
高まり強化されるため、より強固に材を補強保
形することが可能である。
このことは、従来の溝形成に必要とされた、複
雑な加工や後処理を不要とし、作業性を大いに改
善して製品の品質を高める。
こうした発泡シートを外枠として利用すること
のもう一つの利点は、該シートが厚み方向に弾性
を有するため、機器のフイルター取付け部に、フ
イルターユニツトを装着した場合に、弾性により
取付け安定性が向上し、しかもこれらの発泡シー
トがパツキングの作用を示して気流のリークを確
実に防止することができることである。
次に、材と外枠とを接着するための接着剤に
ついて説明すると、接着剤としては、液状、粉体
状、あるいはシート状等任意の接着剤を利用する
ことができるが、ホツトメルト樹脂を利用すると
接着が確実でしかも生産性が高いため有利であ
る。又、発泡シートからなる外枠上に予めホツト
メルト樹脂を塗布したり、前記の溝に注入してお
くと、作業が容易でしかも材と外枠との接着不
良による気流のリークを確実に防止することがで
きる。これらの接着剤としては、ポリオレフイン
系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエチレ
ン−酢酸ビニル系等があるが、本考案では外枠に
熱可塑性の発泡シートを利用するために、該外枠
が可能な限り変形しない温度で溶融する樹脂を選
ぶことが必要であり、このため、融点が140℃以
下、好適には110℃以下の接着剤、例えばテルペ
ン樹脂やポリオレフインワツクス等の粘着付与剤
の添加されたポリエチレン−酢酸ビニル共重合体
系の接着剤等が推奨される。
次に材4について説明すると、材4は、不
織布、紙、織物等の周知のものを全て利用するこ
とが可能であり、特に限定されない。
以下、本考案を実施例に基づいて、更に具体的
に説明する。
〔実施例 1〕 外枠として、厚みが7mmの難燃性の発泡ポリス
チレンシートを用いて、所定寸法に熱カツターで
切断し、次いで、140℃の温度で熱プレス加工を
行つて材を嵌着するための第2図に示したよう
なVバンク型の溝を形成した。
形成された溝に、ポリエチレン−酢酸ビニル系
樹脂にテルペン系の粘着付与剤を添加した溶融温
度が100℃のホツトメルト接着樹脂を注入した後、
接着樹脂が可塑化している状態で、平均デニール
が1.5デニールのモダクリル繊維及びポリクラー
ル繊維からなるウエブを塩化ビニリデン系の接着
剤で結合した、目付が150g/m2で、厚みが1.2mm
の不織布と、メルトブロー法による繊維径が10μ
以下のポリオレフイン系不織布とを積層した2層
構造の材を襞折り加工及びVバンク形成し、前
記の溝に嵌着して外枠を組立て、次いで、接着剤
を冷却固化して本考案によるユニツト型エアフイ
ルターを得た。
得られたユニツト型エアフイルターは、従来の
物に比べて格段に軽量であり、フイルターの交換
や取付け作業性にも優れ、しかも、35m3/minと
いう大風量のフアンコイルユニツトに適用した場
合にもフイルターの変形がなく、しかも発泡シー
トがパツキングの作用も有してリークの発生も皆
無の優れた品質のものであつた。
〔実施例 2〕 外枠として、厚みが10mmの発泡ポリプロピレン
シートを利用し、その上に厚みが0.8mmで融点が
100℃のポリアミド系ホツトメルト接着シートを
重合して所定寸法に熱切断した。次いで、材と
して平均デニールが1.5デニールのポリエステル
繊維及びポリクラール繊維からなるウエブを塩化
ビニリデン系の接着剤で結合した目付150g/m2、
厚み1.2mmの不織布の材を、実施例1と同様に
襞折り加工を行つた後、この材を、加熱により
可塑化された前記のホツトメルト樹脂が積層され
た外枠と接着し乍ら外枠を組立てて、本考案によ
る別のユニツト型エアフイルターを得た。
得られたユニツト型エアフイルターは、極めて
生産性に優れ、簡単な構造でありながらリークが
全く生じないもので、実施例1と同様に、従来の
物より格段に軽量であり、フイルターの交換や取
付け作業性にも優れ、しかも、風量の大きな個別
空調用ユニツトに適用した場合にも、フイルター
の変形のない優れた品質のものであつた。
[考案の効果] 本考案によるユニツト型エアフイルターは、発
泡シートと、材、及び接着剤からなり、極めて
簡単な加工を行うことで形成される。このため、
特殊な材料や、複雑な装置等が全く不必要であ
り、全て従来のものを利用することが可能であ
る。このことは、経済性に優れることは勿論、誰
にでも容易且つ正確に作業することを可能とし、
熟練を全く必要とせず、極めて品質の安定した製
品の提供が出来るものである。
又、材及び外枠は共に、任意のサイズに形成
することが容易であり、これらを所定の寸法や形
状にするためには、単に簡単な熱切断や機械裁断
等を行うだけで良く、従来のインジエクシヨン法
等では実質的に得ることが出来なかつた極めて高
い汎用性と応用性を有する。
しかも、発泡シート自体が厚み方向に適度の弾
性を有するので、ユニツト型フイルターを空調機
器のフイルター取付け部に装着した場合に気密シ
ール作用と固定化作用を有し、非常に高い機密性
や、あるいは、大きな過風量を必要とする用途
に、容易且つ確実に固定することができる。
更に、本考案で使用する全ての素材は焼却が可
能であるため、使用後の廃棄処分も、従来のもの
では得られない、容易且つ安全なものとなる。
従つて、本考案による材交換型フイルター
は、ユニツト型エアフイルターとして必要な機能
を全て具備し、且つ、経済性、作業性、汎用性、
廃棄処理において従来のものよりも格段に優れ、
しかも、極めて高品質の理想的なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のユニツト型エアフイルター
の一例を示す斜視図である。第2図は、本考案の
要旨である外枠の一例を示す斜視図で、Vバンク
フイルターに適用される場合の溝が形成され、接
着剤が注入されている。 図中の数字は、1……外枠、2……溝、3……
接着剤、4……材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 見掛け密度が0.05乃至0.50g/cm3で、厚みが
    5乃至20mmの、独立気泡の熱可塑性合成樹脂発
    泡シートからなる外枠を有し、該外枠には、濾
    材を固定するための加熱成形された溝が設けら
    れていることを特徴とするユニツト型エアフイ
    ルター。 (2) 発泡シートは、融点が140℃以上の熱可塑性
    合成樹脂からなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のユニツト型エアフイルター。
JP1986136486U 1986-09-04 1986-09-04 Expired - Lifetime JPH0520406Y2 (ja)

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