JPH05204174A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

Info

Publication number
JPH05204174A
JPH05204174A JP3398192A JP3398192A JPH05204174A JP H05204174 A JPH05204174 A JP H05204174A JP 3398192 A JP3398192 A JP 3398192A JP 3398192 A JP3398192 A JP 3398192A JP H05204174 A JPH05204174 A JP H05204174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formaldehyde condensate
layer
resin
electrophotographic
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3398192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyokazu Mashita
清和 真下
Ichiro Takegawa
一郎 竹川
Tomoo Kobayashi
智雄 小林
Kazuyuki Nakamura
和行 中村
Toru Ishii
徹 石井
Yutaka Akasaki
豊 赤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3398192A priority Critical patent/JPH05204174A/ja
Priority to US08/008,974 priority patent/US5399452A/en
Publication of JPH05204174A publication Critical patent/JPH05204174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐摩耗性および剥離性の向上と本来の電気特
性や画質の両立した電子写真感光体を提供する。 【構成】 感光層の少なくとも表面を形成する層が、電
荷輸送材料として下記一般式(I)で示されるベンジジ
ン系化合物と、結着樹脂として下記一般式(II)で示さ
れる構成単位よりなるポリカーボネート樹脂とを含有
し、さらにメラミン−ホルムアルデヒド縮合物またはベ
ンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物の少なくとも
一方の微粒子を含有する電子写真感光体。 【化1】 (式中、R1 :水素、ハロゲン、アルキルまたはアルコ
キシ基、R2 ,R3 :水素、アルキル、アルコキシ、ハ
ロゲンまたは置換アミノ基、m,n:0〜2) 【化2】 (式中、R4 〜R11:水素、ハロゲン、アルキル、また
はシクロアルキル基、Zは炭素環を形成するのに必要な
原子群を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改善された表面層を有
する電子写真感光体に関し、さらに詳しくは、耐摩耗
性、環境安定性の優れた高耐久性の電子写真感光体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真技術は、高速、かつ高印
字品質が得られるという利点を有するために、複写機お
よびレーザービームプリンター等の分野において、著し
く応用されている。これらの電子写真技術において用い
られる電子写真感光体としては、従来からセレン、セレ
ン・テルル合金、セレン・砒素合金、硫化カドミウム等
の無機光導電材料を用いたものが広く知られている。一
方、これらの無機光導電材料を用いた電子写真感光体に
比べ、安価で製造性および廃棄性の点で優れた利点を有
する有機光導電材料を用いた電子写真感光体の研究も活
発化してきている。中でも、露光により電荷を発生する
電荷発生層と電荷を輸送する電荷輸送層を積層する機能
分離型の有機積層型感光体は、感度、帯電性およびその
繰り返し安定性等、電子写真特性の点で優れているた
め、種々の提案がなされ、実用化されている。
【0003】これらの有機積層型感光体においては、上
記の電子写真特性に関しては、十分な性能を有するもの
が開発されているが、有機材料で構成されているため、
機械的外力に対する耐久性、すなわちトナー、現像剤、
用紙、クリーニング部材等からの直接的負担による感光
体表面の摩擦や傷等の発生、およびトナーフィルミング
等、異物付着によって、画質欠陥が生じるという問題が
あり、あるいはコロナ放電により発生するオゾン、窒素
酸化物等の低抵抗物質やコピー用紙により生じる紙粉等
が、感光体表面に付着蓄積することにより引き起こされ
る高湿環境下での画像流れの問題があり、感光体寿命を
規制している。また、複写機、プリンターのカラー化、
高速化に伴って、プロセスの複雑化、高ストレス化が進
みつつあり、これらの点からも高耐久性が要求されてい
る。これらの問題点を解決するために、従来種々の対策
が検討されており、第1に感光体表面の硬度を増加さ
せ、それによって摩耗や傷等の発生を抑制することがあ
げられ、第2には感光体表面の潤滑性を増加させ、それ
によって摩耗を抑制させると共に、前記付着蓄積物の感
光体表面からの離型性を向上させ、画像流れの発生を防
止すること等である。
【0004】これらの対策として、感光層の表面層中に
耐摩耗性および高潤滑性の微粒子材料を添加することに
よって、感光体の耐摩耗性および剥離性の改善を行う試
みが、数多く報告されている。例えば、特開昭63−2
072号及び特開平2−240659号公報には、メラ
ミン−ホルムアルデヒド縮合物またはベンゾグアナミン
−ホルムアルデヒド縮合物の微粒子を表面層に添加する
ことが示されている。また、特開平1−205171号
公報には、無機フィラーを、特開平2−143257号
公報には、表面処理されたポリエチレン粉体等を表面層
に添加することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光層
中に微粒子を添加すると、添加した微粒子により光が散
乱され、感度低下を生じたり、発生したキャリアの移動
を疎外して感光体の光減衰特性を悪化させ、高い残留電
位を生じて、繰り返し安定性の低下や、画質上でのカブ
リ、黒点、白ヌケ等の障害を引き起こしてしまう。した
がって、本来の電気特性や画質に2次障害を与えず、耐
摩耗性や剥離性の向上がはかられる材料系はいまだ見出
だされていない。本発明は、上記のような実情に鑑みて
なされたものであって、本発明の目的は、耐摩耗性およ
び剥離性の向上と本来の電気特性や画質の両立した電子
写真感光体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、上記メラミン−ホルムアルデヒド縮合物または
ベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物の微粒子
と、特定のベンジジン系化合物およびポリカーボネート
樹脂との組合わせにより、優れた分散性が得られるこ
と、そして、耐摩耗性および剥離性の向上と、本来の電
気特性や画質の両立した電子写真感光体を得ることがで
きることを見出だし、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明は、導電性支持体上に感光層を設け
てなる電子写真感光体において、該感光層の少なくとも
表面を形成する層が、電荷輸送材料として下記一般式
(I)で示されるベンジジン系化合物と、結着樹脂とし
て下記一般式(II)で示される構成単位よりなるポリカ
ーボネート樹脂とを含有し、さらにメラミン−ホルムア
ルデヒド縮合物またはベンゾグアナミン−ホルムアルデ
ヒド縮合物の少なくとも一方の微粒子を含有してなるこ
とを特徴とする。
【化3】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、
またはハロゲン原子を表し、R2 およびR3 は、同一で
も異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子または置換アミノ基を
表し、mおよびnはそれぞれ0〜2の数を表す。)
【化4】 (式中、R4 〜R11は、それぞれれ水素原子、ハロゲン
原子、置換されていてもよいアルキル基、またはシクロ
アルキル基を表し、Zは、フェニレン基間の炭素原子を
含んで炭素環を形成するのに必要な原子群を表し、該炭
素環は置換されていてもよい。)
【0008】以下、本発明の電子写真感光体を構成する
各層についてさらに詳しく説明する。図1及び図2は、
本発明の電子写真感光体の一例の模式的断面図である。
図1においては、導電性支持体3上に、電荷発生層1が
設けられ、その上に電荷輸送層2が設けられている。図
2においては、さらに導電性支持体3上に下引き層4が
設けられている。本発明について、上記図1および図2
に示した層構成を有する場合を中心に説明するが、本発
明において、感光層は、機能分離型の積層構造を有する
もののほかに、単層構造を有するものであってもよい。
【0009】導電性支持体としては、アルミニウム、ニ
ッケル、クロム、ステンレス鋼等の金属類、およびアル
ミニウム、チタニウム、ニッケル、クロム、ステンレ
ス、金、バナジウム、酸化錫、酸化インジウム、ITO
等の薄膜を設けたプラスチックフィルム等、或いは導電
性付与材を塗布、または含浸させた紙、およびプラスチ
ックフィルム等があげられる。これらの導電性支持体
は、ドラム状、シート状、プレート状等、適宜の形状の
ものとして使用されるが、これらに限定されるものでは
ない。さらに必要に応じて、導電性支持体の表面は、画
質に影響のない範囲で、各種の処理を行うことができ
る。例えば、表面の酸化処理や薬品処理、および着色処
理等、または砂目立て等の乱反射処理等を行うことがで
きる。
【0010】また、導電性支持体と電荷発生層の間に、
下引き層を設けてもよい。この下引き層は、積層構造か
らなる感光層の帯電時において、導電性支持体から感光
層への電荷の注入を阻止すると共に、感光層を導電性支
持体に対して、一時的に接着保持させる接着層としての
作用、或いは場合によっては、導電性支持体の光の反射
光防止作用等を示す。この下引き層に用いる材料として
は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル
樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、塩化ビニ
リデン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、
水溶性ポリエステル樹脂、ニトロセルロース、カゼイ
ン、ゼラチン、ポリグルタミン酸、澱粉、スターチアセ
テート、アミノ澱粉、ポリアクリル酸、ポリアクリルア
ミド、ジルコニウムキレート化合物、チタニルキレート
化合物、チタニルアルコキシド化合物、有機チタニル化
合物、シランカップリング剤等の公知の材料を用いるこ
とができる。下引き層を形成するためには、上記材料を
含む塗布液を塗布すればよいが、塗布方法としては、ブ
レードコーティング法、ワイヤーバーコーティング法、
スプレーコーティング法、浸漬コーティング法、ビード
コーティング法、エアナイフコーティング法、カーテン
コーティング法等の通常の方法を用いることができる。
下引き層の膜厚は、0.01〜10μm、好ましくは
0.05〜2μmの範囲が適当である。
【0011】本発明の電子写真感光体において、電荷発
生層における電荷発生材料としては、非晶質セレン、結
晶性セレン−テルル合金、セレン−ひ素合金、その他セ
レン化合物およびセレン合金、酸化亜鉛、酸化チタン等
の無機系光導電性材料、フタロシアニン系、スクアリウ
ム系、アントアントロン系、ペリレン系、アゾ系、アン
トラキノン系、ピレン系、ピリリウム塩、チアピリリウ
ム塩等の有機顔料および染料が用いられる。また、電荷
発生層における結着樹脂としては、ポリビニルブチラー
ル樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、部分変性ポリビニ
ルアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹
脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹脂等があげられる
が、これらに限定されるものではない。これらの結着樹
脂は、単独あるいは2種以上混合して用いることができ
る。
【0012】電荷発生層は、上記電荷発生材料と結着樹
脂を含む塗布液を塗布すればよいが、電荷発生材料と結
着樹脂との配合比(重量比)は、10:1〜1:10の
範囲が好ましい。また、塗布液に使用する溶剤として
は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−
ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸n−ブチル、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロ
ロホルム等の通常の有機溶剤があげられ、それらは、単
独あるいは2種以上混合して用いることができる。塗布
方法としては、ブレードコーティング法、ワイヤーバー
コーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーテ
ィング法、ビードコーティング法、エアナイフコーティ
ング法、カーテンコーティング法等の通常の方法を用い
ることができる。本発明で用いる電荷発生層の厚みは、
一般的には、0.1〜5μm、好ましくは0.2〜2.
0μmの範囲が適当である
【0013】本発明において、電荷輸送層は、電荷輸送
材料として、上記一般式(I)で示されるベンジジン系
化合物と、結着樹脂として、上記一般式(II)で示され
る構成単位よりなるポリカーボネート樹脂を含有し、さ
らにメラミン−ホルムアルデヒド縮合物またはベンゾグ
アナミン−ホルムアルデヒド縮合物の少なくとも一方の
微粒子を含有する。
【0014】前記一般式(I)で示されるベンジジン系
化合物としては、下記一般式(III)および(IV)
【化5】 (式中、R12およびR13は、それぞれ、水素原子または
メチル基を示す。)
【化6】 (式中、R14およびR15は、そのいずれか一方が炭素数
2以上のアルキル基を示し、他方は水素原子、アルキル
基、アルコキシ基または置換アミノ基を示す。)で示さ
れるものが好ましく使用できる。これら一般式(III) お
よび(IV)で示されるベンジジン系化合物は、溶剤に対
する溶解性および樹脂に対する相溶性が高く、均一な塗
膜が得られ、均一な界面を形成でき、高感度で、かつ、
繰り返し安定性に優れた電子写真感光体を形成するの
で、特に好ましい。
【0015】本発明における前記一般式(I)で示され
るベンジジン系化合物の具体例としては、下記表1およ
び表2に示されるものがあげられ、それらは、単独で
も、また2種以上を混合して含有させてもよい。
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】また、前記一般式(II)で示される構成単
位よりなるポリカーボネート樹脂の具体例としては、表
3で示されるものがあげられる。それらは単独でも、ま
たは2種以上を混合して用いてもよい。
【表3】
【0018】さらにメラミン−ホルムアルデヒド縮合物
およびベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物の微
粒子としては、粒径0.03〜4μmの範囲のものが好
適に使用できる。電荷輸送材料と結着樹脂との配合比
(重量比)は、10:1〜1:5の範囲が好ましい。ま
た、メラミン−ホルムアルデヒド縮合物またはベンゾグ
アナミン−ホルムアルデヒド縮合物の微粒子の添加量
は、高いほど耐摩耗性が向上するが、電気特性や画質へ
の2次障害が増加する傾向にあるため、電荷輸送層の固
形分に対して、0.01〜20重量部の範囲、好ましく
は0.1〜10重量%の範囲に設定される。
【0019】電荷輸送層形成用の塗布液は次のようにし
て作製される。まず、上記ベンジジン系化合物およびポ
リカーボネート樹脂を含む塗布液を調製した後、その塗
布液にメラミン−ホルムアルデヒド縮合物またはベンゾ
グアナミン−ホルムアルデヒド縮合物の微粒子を添加
し、ロールミル、サンドミル、ボールミル、アトライタ
ー、ペイントシェーカー等の公知の分散装置で分散させ
て調製する。塗布方法としては、ブレードコーティング
法、マイヤーバーコーティング法、スプレーコーティン
グ法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、エ
アナイフコーティング法、カーテンコーティング法等の
通常の方法を用いることができる。本発明で用いる電荷
輸送層の厚みは、一般的には、5〜50μm、好ましく
は10〜30μmの範囲が適当である
【0020】また、本発明の電子写真感光体において
は、複写機中で発生するオゾンや酸化性ガス、あるいは
光、熱による感光体の劣化を防止する目的で、感光層中
に酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤等の添加剤を添加す
ることができる。酸化防止剤としては、例えば、ヒンダ
ードフェノール、ヒンダードアミン、パラフェニレンジ
アミン、アリールアルカン、ハイドロキノン、スピロク
ロマン、スピロインダノンおよびそれらの誘導体、有機
硫黄化合物、有機燐化合物等があげられる。光安定剤と
しては、例えば、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾー
ル、ジチオカルバメート、テトラメチルピペリジン等の
誘導体があげられる。また、感度の向上、残留電位の低
減、繰り返し使用時の疲労低減等を目的として、少なく
とも1種の電子受容性物質を含有させることができる。
使用できる電子受容性物質としては、例えば、無水コハ
ク酸、無水マレイン酸、ジブロム無水マレイン酸、無水
フタル酸、テトラブロム無水フタル酸、テトラシアノエ
チレン、テトラシアノキノジメタン、o−ジニトロベン
ゼン、m−ジニトロベンゼン、クロラニル、ジニトロア
ントラキノン、トリニトロフルオレノン、ピクリン酸、
o−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、フタル酸等
をあげることができる。これらのうち、フルオレノン
系、キノン系や、Cl、CN、NO2 等の電子吸引性置
換基を有するベンゼン誘導体が特に好ましい。
【0021】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明する。 実施例1 アルミニウム基板上に、ジルコニウム化合物(商品名:
オルガチックZC540、マツモト製薬社製)10部お
よびシラン化合物(商品名:A1110、日本ユンカー
社製)1部とi−プロパノール40部およびブタノール
20部からなる溶液を、浸漬コーティング法で塗布し、
150℃において10分間加熱乾燥して、膜厚0.1μ
mの下引き層を形成した。次に、x型無金属フタロシア
ニン結晶1部を、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:
エスレックBM−S、積水化学社製)1部およびシクロ
ヘキサノン100部と混合し、ガラスビーズと共に、サ
ンドミルで1時間処理して分散した後、得られた塗布液
を、上記下引き層の上に浸漬コーティング法により塗布
し、100℃において10分間加熱乾燥し、膜厚0.1
5μmの電荷発生層を形成した。次に、例示化合物I−
27の8重量部と、例示化合物II−1の12重量部を、
モノクロロベンゼン85重量部に溶解し、得られた溶液
に対して、固形分が3重量部になるように、ベンゾグア
ナミン−ホルムアルデヒド縮合物微粒子(商品名:エポ
スターMS、日本触媒社製)を添加し、ガラスビーズと
共にサンドミルで3時間分散して得られた塗布液を、上
記電荷発生層が形成されたアルミニウム基板上に浸漬コ
ーティング法で塗布し、120℃において1時間加熱乾
燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0022】このようにして得られた電子写真感光体の
電子写真特性を、静電複写紙試験装置(エレクトロスタ
ティックアナライザーEPA−8100、川口電気社
製)を用いて、常温常湿(20℃、40%RH)の環境
下、−6KVのコロナ放電を行い、帯電させた後、モノ
クロメーターを用いて800nmの単色光にしたタング
ステンランプの光を、感光体表面上で1μW/cm2
なるように調整して照射した。そしてその表面電位V0
(ボルト)、半減露光量E1/2 (erg/cm2 )を測
定し、その後10ルックスの白色光を1秒間照射し、残
留電位VR (ボルト)を測定した。その結果を表4に示
す。
【0023】実施例2 実施例1における添加微粒子であるベンゾグアナミン−
ホルムアルデヒド縮合物粒子の代りにメラミン−ホルム
アルデヒド縮合物微粒子(商品名:エポスターS、日本
触媒社製)を用いた以外は、実施例1と同様にして電子
写真作製し、同様の測定を行った。その結果を表4に示
す。
【0024】実施例3 実施例1における前記例示化合物I−27の代りに、例
示化合物I−15を、また前記例示化合物II−1の代り
に、例示化合物II−11を用いた以外は、実施例1と同
様にして電子写真作製し、同様の測定を行った。その結
果を表4に示す。
【0025】実施例4 実施例2における前記例示化合物I−27の代りに、例
示化合物I−15を、また前記例示化合物II−1の代り
に、例示化合物II−11を用いた以外は、実施例2と同
様にして電子写真作製し、同様の測定を行った。その結
果を表4に示す。
【0026】比較例1 実施例1における前記例示化合物I−27の代りに、下
記構造式(V)で示されるヒドラゾン化合物を用いた以
外は、実施例1と同様にして電子写真作製し、同様の測
定を行った。その結果を表4に示す。
【化7】
【0027】比較例2 実施例2における前記例示化合物I−27の代りに、上
記構造式(V)で示されるヒドラゾン化合物を用いた以
外は、実施例1と同様にして電子写真作製し、同様の測
定を行った。その結果を表4に示す。 比較例3 実施例1におけるベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド
縮合物微粒子の添加を行わなかった以外は、実施例1と
同様にして電子写真作製し、同様の測定を行った。その
結果を表4に示す。
【0028】
【表4】
【0029】比較例4〜6 実施例1におけるベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド
縮合物微粒子の代りに、WO3 (日本触媒製)、SiO
2 (日本触媒製)またはケイ素樹脂(トスパ−ル10
3、東芝シリコーン社製)を用いた以外は、実施例1と
同様にして電子写真作製し、同様の測定を行った。その
結果を表4に示す。
【0030】実施例5〜8および比較例7〜12 実施例1〜4および比較例1〜6と同一の条件でドラム
型感光体を作製し、それらの電子写真感光体を半導体レ
ーザープリンター(FX XP−15、富士ゼロックス
(株)製)に装着し、複写を1万回繰り返し、1万回後
の画質欠陥および摩耗量を評価した。その結果を表5に
示す。
【表5】
【0031】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、感光層の少
なくとも表面を形成する層が上記の電荷輸送材料、結着
樹脂および微粒子を含有するから、上記比較例との比較
からも明らかなように、高い光感度と優れた繰り返し安
定性を保持し、かつ耐摩耗性および高剥離性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子写真感光体の一例の模式的断面
図である。
【図2】 本発明の電子写真感光体の他の一例の模式的
断面図である。 1…電荷発生層、2…電荷輸送層、3…導電性支持体、
4…下引き層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 和行 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 石井 徹 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 赤崎 豊 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を設けてなる電
    子写真感光体において、該感光層の少なくとも表面を形
    成する層が、電荷輸送材料として下記一般式(I)で示
    されるベンジジン系化合物と、結着樹脂として下記一般
    式(II)で示される構成単位よりなるポリカーボネート
    樹脂とを含有し、さらにメラミン−ホルムアルデヒド縮
    合物またはベンゾグアナミン−ホルムアルデヒド縮合物
    の少なくとも一方の微粒子を含有してなることを特徴と
    する電子写真感光体。 【化1】 (式中、R1 は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、
    またはハロゲン原子を表し、R2 およびR3 は、同一で
    も異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル
    基、アルコキシ基、ハロゲン原子または置換アミノ基を
    表し、mおよびnはそれぞれ0〜2の数を表す。) 【化2】 (式中、R4 〜R11は、それぞれれ水素原子、ハロゲン
    原子、置換されていてもよいアルキル基、またはシクロ
    アルキル基を表し、Zは、フェニレン基間の炭素原子を
    含んで炭素環を形成するのに必要な原子群を表し、該炭
    素環は置換されていてもよい。)
  2. 【請求項2】 導電性支持体上に、電荷発生層および電
    荷輸送層が順次積層されており、電荷輸送層が前記ベン
    ジジン系化合物、ポリカーボネート樹脂、およびメラミ
    ン−ホルムアルデヒド縮合物またはベンゾグアナミン−
    ホルムアルデヒド縮合物の少なくとも一方の微粒子を含
    有することを特徴とする請求項1記載の電子写真感光
    体。
JP3398192A 1992-01-27 1992-01-27 電子写真感光体 Pending JPH05204174A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3398192A JPH05204174A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電子写真感光体
US08/008,974 US5399452A (en) 1992-01-27 1993-01-26 Electrophotographic photoreceptor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3398192A JPH05204174A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電子写真感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05204174A true JPH05204174A (ja) 1993-08-13

Family

ID=12401668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3398192A Pending JPH05204174A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05204174A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017003696A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 正帯電単層型電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017003696A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 正帯電単層型電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63159856A (ja) 電子写真正帯電感光体及びその像形成プロセス
JPH06214412A (ja) 電子写真感光体
JPH0727227B2 (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JP3184741B2 (ja) 電子写真感光体
JPH05204174A (ja) 電子写真感光体
JPH0727226B2 (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JP2791688B2 (ja) 電子写真感光体
JP3201134B2 (ja) 電子写真感光体
JP2748439B2 (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JPH0713368A (ja) 積層型電子写真感光体及び電荷輸送層用塗料
JP3407491B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH0776838B2 (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JP2658173B2 (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JPH0659471A (ja) 電子写真感光体
JP2738242B2 (ja) 電子写真感光体
JPH0466350B2 (ja)
JPH0297956A (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JPH02118578A (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JP2536154B2 (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JP2658274B2 (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法
JPH10104854A (ja) 電子写真感光体
JPH07271061A (ja) 電子写真感光体
JPH0667444A (ja) 電子写真感光体
JPH0659470A (ja) 電子写真感光体
JPH05224453A (ja) 電子写真感光体