JPH0520419B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0520419B2 JPH0520419B2 JP4269483A JP4269483A JPH0520419B2 JP H0520419 B2 JPH0520419 B2 JP H0520419B2 JP 4269483 A JP4269483 A JP 4269483A JP 4269483 A JP4269483 A JP 4269483A JP H0520419 B2 JPH0520419 B2 JP H0520419B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkylene
- butyl
- tert
- hydroxy
- methylphenyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Saccharide Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
発明の背景
本発明は、新規なフエノール誘導体に関する。
本発明化合物は、種々の有機物質の酸化防止に有
効である。 天然高分子、合成高分子、油脂類、潤滑油、作
動油等の有機物質は酸化を受けて有用性を減じる
ので、種々の酸化防止剤が工夫されてこれら有機
物質中に添加されている。例えば、ヒンダードフ
エノール、有機イオウ化合物、有機リン化合物、
芳香族アミン等を単独であるいは組み合わせて用
いると効果が有ることが知られている。ヒンダー
ドフエノール骨格を有する誘導体の具体例として
は特公昭33−2488号、同38−17164号および同42
−9651号各公報に記載された化合物が知られてお
り、現在実用に供されている。特開昭57−59835
号、同57−128656号および同57−128679号各公報
にも有機物質用劣化防止剤としてヒンダードフエ
ノール誘導体が提案されている。しかしながら、
これら従来の酸化防止剤化合物は、非常に苛酷な
条件下では必ずしも十分には有効ではない。 発明の概要 本発明は上記の点に解決を与えることを目的と
し、特定のフエノール誘導体によつてこの目的を
達成しようとするものである。 従つて、本発明によるフエノール誘導体は、式
〔〕の化合物である。 ただし、R1は炭素数3〜8の第二級または第
三級の鎖状または環状炭化水素残基、R2は炭素
数1〜12のアルキル基、R3は炭素数1〜4のア
ルキレン基、有機基であつて下記の(イ)〜(カ)からな
る化合物群から選ばれたもの、nは1〜8の整
数、をそれぞれ示す。 (イ) C1〜17のアルキル、 (ロ) C1〜10のアルキレン、 (ハ) C3〜10の3〜8価脂肪族炭化水素残基、 (ニ) フエニル、 (ホ) 1,3,5−ベンゼントリイル、 (ヘ) 1,2,4,5−ベンゼンテトライル、 (ト) −Ra−S−Rb− ここで、RaおよびRbはそれぞれC1〜10のアル
キレンを示す、 (チ) Rc(−S−Rd)−p ここで、Rcは2価または3価の環状飽和炭
化水素残基を、pは2または3を、RdはC1〜10
のアルキレンを示す、 (リ)
本発明化合物は、種々の有機物質の酸化防止に有
効である。 天然高分子、合成高分子、油脂類、潤滑油、作
動油等の有機物質は酸化を受けて有用性を減じる
ので、種々の酸化防止剤が工夫されてこれら有機
物質中に添加されている。例えば、ヒンダードフ
エノール、有機イオウ化合物、有機リン化合物、
芳香族アミン等を単独であるいは組み合わせて用
いると効果が有ることが知られている。ヒンダー
ドフエノール骨格を有する誘導体の具体例として
は特公昭33−2488号、同38−17164号および同42
−9651号各公報に記載された化合物が知られてお
り、現在実用に供されている。特開昭57−59835
号、同57−128656号および同57−128679号各公報
にも有機物質用劣化防止剤としてヒンダードフエ
ノール誘導体が提案されている。しかしながら、
これら従来の酸化防止剤化合物は、非常に苛酷な
条件下では必ずしも十分には有効ではない。 発明の概要 本発明は上記の点に解決を与えることを目的と
し、特定のフエノール誘導体によつてこの目的を
達成しようとするものである。 従つて、本発明によるフエノール誘導体は、式
〔〕の化合物である。 ただし、R1は炭素数3〜8の第二級または第
三級の鎖状または環状炭化水素残基、R2は炭素
数1〜12のアルキル基、R3は炭素数1〜4のア
ルキレン基、有機基であつて下記の(イ)〜(カ)からな
る化合物群から選ばれたもの、nは1〜8の整
数、をそれぞれ示す。 (イ) C1〜17のアルキル、 (ロ) C1〜10のアルキレン、 (ハ) C3〜10の3〜8価脂肪族炭化水素残基、 (ニ) フエニル、 (ホ) 1,3,5−ベンゼントリイル、 (ヘ) 1,2,4,5−ベンゼンテトライル、 (ト) −Ra−S−Rb− ここで、RaおよびRbはそれぞれC1〜10のアル
キレンを示す、 (チ) Rc(−S−Rd)−p ここで、Rcは2価または3価の環状飽和炭
化水素残基を、pは2または3を、RdはC1〜10
のアルキレンを示す、 (リ)
【式】
ここで、RwはC1〜10のアルキレンを示す、
(ヌ) N(−Re)−3
ここで、ReはC1〜10のアルキレンを示す、
(ル) Rf−O−Rg−
ここで、RfおよびRgはそれぞれC1〜10のアルキ
レンを示す、 (ヲ) C(−Rh−O−Ri)−4 ここで、RhおよびRiはそれぞれC1〜10のアル
キレンを示す、 (ワ) ここで、Rm、RoおよびRpはそれぞれC1〜10のア
ルキレンを示す、 (カ)
レンを示す、 (ヲ) C(−Rh−O−Ri)−4 ここで、RhおよびRiはそれぞれC1〜10のアル
キレンを示す、 (ワ) ここで、Rm、RoおよびRpはそれぞれC1〜10のア
ルキレンを示す、 (カ)
【式】
ここで、RsはC1〜10のアルキレンを示す、
式〔〕の化合物は、種々の有機物質の酸化防
止に有効であるが、成形加工時および製品使用時
に苛酷な酸化条件にさらされることの多い合成高
分子材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレ
フイン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ABS
樹脂等、の酸化防止に有効である。 発明の具体的説明 化合物 定 義 本発明によるフエノール誘導体は、前記の式
〔〕で示される。基R1〜R3はそれぞれが限定さ
れているばかりでなく、フエノール母核への結合
位置においても限定されている。 基R1は、炭素数3〜8の第二級または第三級
の炭化水素残基である。具体的には、例えば、イ
ソプロピル、1−メチルプロピル、第三ブチル、
ならびに第二ないし第三級構造のペンチル、ヘキ
シル、ヘプチルおよびオクチルのような鎖状構造
のものの外に、1−メチルシクロヘキシル、1−
フエニルエチル、ノルボルニル等の環状構造のも
のがある。これらのうちで最も好ましいのは、第
三ブチルおよび1−メチルシクロヘキシルであ
る。 基R2は、炭素数1〜12のアルキル基である。
具体的には、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシル、およびド
デシルがある。酸化防止剤として成形加工時の酸
化防止効果が大きいというところからは、R2は
メチルであることが好ましい。 基R3は、炭素数1〜4のアルキレンである。
具体的には、例えば、メチレン、エチレン、トリ
メチレン、プロピレン、テトラメチレン、および
エチルエチレン(これらの例示は、後記の他のア
ルキレンにも妥当する)がある。これらのうちで
最も好ましいのは、エチレンである。 Zは、n価の有機基である。Zの一群は、炭化
水素残基である。具体的には、例えば、C1〜C17程
度のアルキル、C1〜C10程度のアルキレン、C3〜
C10程度の3価〜8価脂肪族炭化水素残基(例え
ば、1,2,3−プロパントリイル)、フエニル、
1,3,5−ベンゼントリイルおよび1,2,
4,5−ベンゼンテトライルがある。 Zの他の一群は、イオウ原子を含むものであ
る。具体的には、例えば、−Ra−S−Rb−(Raお
よびRbは、それぞれC1〜C10のアルキレン。好ま
しくはRa=Rb=−CH2CH2−)、Rc(−S−Rd)−p
(Rcは2価または3価の環状飽和炭化水素残基
(たとえば、2(または3),5(または6)−ビシ
クロ〔2,2,1〕ヘプタンジイル、3(または
4または5),8(または9)−トリシクロ〔5,
2,1,02,6〕デカンジイル、またはシクロドデ
カントリイル)、2または3個のRdはそれぞれC1
〜C10のアルキレン(好ましくは共に−CH2CH2
−))、および
止に有効であるが、成形加工時および製品使用時
に苛酷な酸化条件にさらされることの多い合成高
分子材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレ
フイン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ABS
樹脂等、の酸化防止に有効である。 発明の具体的説明 化合物 定 義 本発明によるフエノール誘導体は、前記の式
〔〕で示される。基R1〜R3はそれぞれが限定さ
れているばかりでなく、フエノール母核への結合
位置においても限定されている。 基R1は、炭素数3〜8の第二級または第三級
の炭化水素残基である。具体的には、例えば、イ
ソプロピル、1−メチルプロピル、第三ブチル、
ならびに第二ないし第三級構造のペンチル、ヘキ
シル、ヘプチルおよびオクチルのような鎖状構造
のものの外に、1−メチルシクロヘキシル、1−
フエニルエチル、ノルボルニル等の環状構造のも
のがある。これらのうちで最も好ましいのは、第
三ブチルおよび1−メチルシクロヘキシルであ
る。 基R2は、炭素数1〜12のアルキル基である。
具体的には、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシル、およびド
デシルがある。酸化防止剤として成形加工時の酸
化防止効果が大きいというところからは、R2は
メチルであることが好ましい。 基R3は、炭素数1〜4のアルキレンである。
具体的には、例えば、メチレン、エチレン、トリ
メチレン、プロピレン、テトラメチレン、および
エチルエチレン(これらの例示は、後記の他のア
ルキレンにも妥当する)がある。これらのうちで
最も好ましいのは、エチレンである。 Zは、n価の有機基である。Zの一群は、炭化
水素残基である。具体的には、例えば、C1〜C17程
度のアルキル、C1〜C10程度のアルキレン、C3〜
C10程度の3価〜8価脂肪族炭化水素残基(例え
ば、1,2,3−プロパントリイル)、フエニル、
1,3,5−ベンゼントリイルおよび1,2,
4,5−ベンゼンテトライルがある。 Zの他の一群は、イオウ原子を含むものであ
る。具体的には、例えば、−Ra−S−Rb−(Raお
よびRbは、それぞれC1〜C10のアルキレン。好ま
しくはRa=Rb=−CH2CH2−)、Rc(−S−Rd)−p
(Rcは2価または3価の環状飽和炭化水素残基
(たとえば、2(または3),5(または6)−ビシ
クロ〔2,2,1〕ヘプタンジイル、3(または
4または5),8(または9)−トリシクロ〔5,
2,1,02,6〕デカンジイル、またはシクロドデ
カントリイル)、2または3個のRdはそれぞれC1
〜C10のアルキレン(好ましくは共に−CH2CH2
−))、および
【式】(Rwは、C1〜
C10のアルキレン)がある。
Zの他の一群は、窒素原子を含むものである。
具体的には、例えば、N(−Re)−3(3個のReは、
それぞれC1〜C10のアルキレン(好ましくは共に
−CH2−))がある。 Zの他の一群は、酸素原子を含むものである。
具体的には、例えば、−Rf−O−Rg−(Rfおよび
Rgは、それぞれC1〜C10のアルキレン(好ましく
は共に−CH2−))、C(−Rh−O−Ri)−4(各4個の
RhおよびRiは、それぞれC1〜C10のアルキレン
(好ましくはRhは共に−CH2−、Riは共に−
CH2CH2−))、および Zの他の一群は、イオウ原子、窒素原子および
酸素原子のうちの少なくとも2種を有するもので
ある。具体的には、例えば、 (Rm〜Rpは、C1〜C10のアルキレン)、および (Rsは、C1〜C10のアルキレン)。 これらのうちで最も好ましいのは、 である。 これらの化合物の具体例のいくつかを示せば、
下記の通りである。これらの化合物に付した番号
は、後記の実施例中でこれらの化合物を指示する
のに使用するものとする。 ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)プロピル〕=3,3′−チ
オジプロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−5−エチル−2
−ヒドロキシフエニル)プロピル〕=3,3′−チ
オジプロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−イソプロピルフエニル)プロピル〕=3,
3′−チオジプロピオネート ビス〔3−(3,5−ジ−第三ブチル−2−ヒ
ドロキシフエニル)プロピル〕=3,3′−チオジ
プロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−ノニルフエニル)プロピル〕=3,3′−チ
オジプロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−ドデシルフエニル)プロピル〕=3,3′−
チオジプロピオネート ビス〔3−(2−ヒドロキシ−3−イソプロピ
ル−5−メチルフエニル)プロピル〕=3,3′−
チオジプロピオネート ビス〔3−〔2−ヒドロキシ−3−(1−メチル
シクロヘキシル)−5−メチルフエニル)〕プロピ
ル〕=3,3′−チオジプロピオネート ビス〔2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)エチル〕=3,3′−チオ
ジプロピオネート ビス〔4−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)ブチル〕=3,3′−チオ
ジプロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)プロピル〕=ヘプタンジ
オエート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)プロポキシカルボニルメ
チル〕エーテル 3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−
メチルフエニル)プロピル=オクタデカノエート 3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−
メチルフエニル)プロピル〕=3−〔3−〔2−
(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)エチルカルボニルオキシ〕プロピルチオ〕
プロピオネート トリス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキ
シ−5−メチルフエニル)プロポキシカルボニル
メチル〕アミン トリス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキ
シ−5−メチルフエニル)プロピル〕=1,2,
3−プロパントリカルボキシレート トリス〔3−(3,5−ジ−第三ブチル−2−
ヒドロキシフエニル)プロピル〕=1,2,3−
プロパントリカルボキシレート テトラキス〔2−〔3−(3−第三ブチル−2−
ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポキシカ
ルボニル〕エチルオキシメチル〕メタン テトラキス〔2−〔3−(3,5−ジ−第三ブチ
ル−2−ヒドロキシフエニル)プロポキシカルボ
ニル〕エチルオキシメチル〕メタン 1,3,5−トリス〔3−(3−第三ブチル−
2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポキ
シカルボニル〕ベンゼン 1,2,4,5−テトラキス〔3−(3−第三
ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)
プロポキシカルボニル〕ベンゼン 1,3,5−トリス〔3−〔2−〔3−(3−第
三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニ
ル)プロポキシカルボニル〕エチルチオ〕プロピ
ル〕−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,
3H,5H)−トリオン 1,3,5−トリス〔3−〔2−〔3−〔2−ヒ
ドロキシ−3−(1−メチルシクロヘキシル)−5
−メチルフエニル〕プロピルオキシカルボニル〕
エチルチオ〕プロピル〕−1,3−5−トリアジ
ン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン 1,3,5−トリス〔3−〔2−〔3−〔3,5
−ジ−第三ブチル−2−ヒドロキシフエニル)プ
ロポキシカルボニル〕エチルチオ〕プロピル〕−
1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,
5H)−トリオン 2(または3),5(または6)−ビス〔2−〔3
−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチ
ルフエニル)プロポキシカルボニル〕エチルチ
オ〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン 3(または4または5),8(または9)−ビス
〔2−〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−
5−メチルフエニル)プロポキシカルボニル〕エ
チルチオ〕トリシクロ〔5,2,1,02,6〕デカ
ン トリス〔2−〔3−(3−第三ブチル−2−ヒド
ロキシ−5−メチルフエニル)プロポキシカルボ
ニル〕エチルチオ〕シクロドデカン トリス〔2−〔3−(3,5−ジ−第3ブチル−
2−ヒドロキシフエニル)プロポキシカルボニ
ル〕エチルチオ〕シクロドデカン テトラキス〔3−〔4−〔3−(3−第三ブチル
−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポ
キシカルボニル〕ブチルチオ〕プロピオニルオキ
シメチル〕メタン テトラキス〔3−〔4−〔3−(3,5−ジ−第
三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニ
ル)プロポキシカルボニル〕ブチルチオ〕プロピ
オニルオキシメチル〕メタン ビス〔2−〔2,4−ビス〔3−(3−第三ブチ
ル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロ
ポキシカルボニル〕ブチルチオ〕エチル〕エーテ
ル ビス〔2,4−ビス〔3−(3−第三ブチル−
2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポキ
シカルボニル〕ブチル〕スルフイド ジペンタエリスリトールと3−〔4−〔3−(3,
5−ジ−第三ブチル−2−ヒドロキシフエニル)
プロポキシカルボニル〕ブチルチオ〕プロピオン
酸とのヘキサキスエステル サツカロースと3−〔4−〔3−(3,5−ジ−
第三ブチル−2−ヒドロキシフエニル)プロポキ
シカルボニル〕ブチルチオ〕プロピオン酸とのオ
クタキスエステル 化合物の合成 本発明化合物は、その特定の基または結合の形
成ないし導入に関して合目的的な任意の方法によ
つて合成することができる。 そのような方法の一つの具体例は、式〔〕の
アルコール化合物と式〔〕のカルボン酸化合物
とをエステル生成条件下に反応させることからな
るものである。 (R1、R2、R3、Zおよびnは、式〔〕の化
合物について定義した通りである) ここで、「エステル生成条件に反応させる」と
は、両化合物を好ましくはエステル化触媒の存在
下に直接反応させるか、カルボン酸化合物をその
活性誘導体たとえば酸ハライド、酸無水物または
酸低級アルキルエステルの形で反応させるか、あ
るいはアルコール化合物をその活性誘導体たとえ
ば低級カルボン酸エステルの形で反応させるか、
を意味する。 具体的には、例えば、カルボン酸を用いる場合
は、エステル化反応は酸触媒の存在下、不活性溶
媒中で行なわれる。酸触媒としては、硫酸、パラ
トルエンスルホン酸、強酸性型イオン交換樹脂等
が用いられる。反応溶剤としては、n−ペンタ
ン、n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化
水素、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が
用いられる。エステルの生成速度を高めるため、
反応により生成する水を不活性溶媒との共沸によ
り、反応系外へ除去する方法が採られる。 酸低級アルキルエステルを用いる場合は、エス
テル交換反応は不活性有機溶剤中で強塩基の存在
下、反応系外に生成する低級アルコールを除去し
つつ、加熱反応させて好適に行なわれる。反応溶
剤としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチルホスホンアミド等のア
ミド類、トルエン、ジメチルスルホキシド等の有
機溶剤を使用できる。強塩基としては、例えば、
ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、
水酸化カリウム、ナトリウムアミドの様な強塩基
性アルカリ金属化合物、またはチタン酸テトライ
ソプロピルもしくはテトラブチルの様なチタン酸
化合物が好適に使用される。反応は、通常30乃至
180℃に加熱することによつて好適に進行する。 酸ハライドを用いる場合は、反応は不活性溶剤
中で脱ハロゲン化水素剤の存在下、0〜130℃、
好ましくは20〜70℃で反応させることにより実施
される。脱ハロゲン化水素剤としては、ピリジ
ン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、テト
ラメチル尿素等が用いられる。不活性溶剤として
はn−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水
素、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル系化合物等が用いられる。 酸無水物を用いる場合は、反応は不活性溶剤中
で、あるいは酸無水物を過剰に用いて不活性溶剤
不存在下で、行なわれる。不活性溶剤としては、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の
エーテル化合物等が用いられる。 化合物の利用 本発明による化合物〔〕は、前記のように、
有機物質に対する酸化防止剤として有用である。 酸化防止剤としての本発明化合物〔〕は各種
の有機物質に対して有効であるが、前記のように
合成高分子材料に添加して使用するのが特に好適
である。 酸化防止剤としての化合物〔〕の使用量は安
定化する有機物質によつて変化し、種類、性状お
よび使用目的等によつて決定される。一般的には
有機物質の重量に対して約0.001〜約10重量%の
範囲の量で使用されるが、ほとんどの用途におい
ては約0.01〜約5重量%の範囲である。たとえ
ば、通常ポリオレフインに対しては0.01〜2.0重
量%、ポリ塩化ビニルおよびポリ塩化ビニリデン
に対しては0.01〜1.0重量%、ポリエーテル類に
対しては0.1〜2.0重量%、ポリウレタンに対して
は0.3〜3重量%、ポリエステルおよびポリアミ
ドに対しては0.01〜1.0重量%程度で充分である。 本発明による化合物〔〕は単独に用いても酸
化防止剤として十分に有効であるが、他の酸化防
止剤、たとえばイオウ系酸化防止剤、リン系酸化
防止剤またはフエノール系酸化防止剤、あるいは
ベンゾフエノン系紫外線吸収剤またはベンズトリ
アゾール系紫外線吸収剤、あるいはヒンダードア
ミン系光安定剤または有機ニツケル系光安定剤、
あるいは金属害防止剤、充填剤不活性化剤または
金属セツケン、その他と併用して、本発明化合物
の酸化防止効果を強調することができる。また、
この種酸化防止剤の使用の常法に従つて、帯電防
止剤、難燃剤、無滴剤、電圧安定剤、架橋剤、ス
リツプ剤、着色剤等の補助資材を併用することが
できる。 実験例 実施例 1 ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)プロピル〕=3,3′−
チオジプロピオネート(例示化合物番号1) デイーンスタークトラツプを備えた30ml四口フ
ラスコに3,3′−チオジプロピオン酸1.28g
(7.20mmol)、3−(3−第三ブチル−2−ヒド
ロキシ−5−メチルフエニル)−1−プロパノー
ル4.00g(17.99mmol)、トルエン10mlおよびパ
ラトルエンスルホン酸−水和物0.27g(1.4m
mol)を仕込み、窒素気流中2時間加熱還流させ
た。反応終了後、ジエチルエーテルを加えて水洗
した。更に、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸
ナトリウムで脱水し、減圧で有機溶剤を除去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶
剤:クロロホルム)により単離操作を行ない、目
的物2.67g(4.55mmol)が得られた。収率は63
%であつた。生成物の物性値は次のとおりであ
る。 (1) 1H−NMR CDCl3δ〔ppm〕 1.40(18H、s)、2.25(6H、s)、1.50〜3.20
(16H、m)、4.10(4H、t)、5.05(2H、s)、
6.72(2H、d)、6.88(2H、d) (2) IR NaCl波長〔cm-1〕 3500、2950、1720、1595、1440、1170、860 (3) MS m/e(相対強度) 586(10、M+)、204(100)、189(70)、161(20) 実施例 2〜9 実施例1の方法に準じて、第1表に示す様な化
合物を合成して、NMRスペクトル、IRスペクト
ル、MSスペクトルからその構造を確認した。
具体的には、例えば、N(−Re)−3(3個のReは、
それぞれC1〜C10のアルキレン(好ましくは共に
−CH2−))がある。 Zの他の一群は、酸素原子を含むものである。
具体的には、例えば、−Rf−O−Rg−(Rfおよび
Rgは、それぞれC1〜C10のアルキレン(好ましく
は共に−CH2−))、C(−Rh−O−Ri)−4(各4個の
RhおよびRiは、それぞれC1〜C10のアルキレン
(好ましくはRhは共に−CH2−、Riは共に−
CH2CH2−))、および Zの他の一群は、イオウ原子、窒素原子および
酸素原子のうちの少なくとも2種を有するもので
ある。具体的には、例えば、 (Rm〜Rpは、C1〜C10のアルキレン)、および (Rsは、C1〜C10のアルキレン)。 これらのうちで最も好ましいのは、 である。 これらの化合物の具体例のいくつかを示せば、
下記の通りである。これらの化合物に付した番号
は、後記の実施例中でこれらの化合物を指示する
のに使用するものとする。 ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)プロピル〕=3,3′−チ
オジプロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−5−エチル−2
−ヒドロキシフエニル)プロピル〕=3,3′−チ
オジプロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−イソプロピルフエニル)プロピル〕=3,
3′−チオジプロピオネート ビス〔3−(3,5−ジ−第三ブチル−2−ヒ
ドロキシフエニル)プロピル〕=3,3′−チオジ
プロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−ノニルフエニル)プロピル〕=3,3′−チ
オジプロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−ドデシルフエニル)プロピル〕=3,3′−
チオジプロピオネート ビス〔3−(2−ヒドロキシ−3−イソプロピ
ル−5−メチルフエニル)プロピル〕=3,3′−
チオジプロピオネート ビス〔3−〔2−ヒドロキシ−3−(1−メチル
シクロヘキシル)−5−メチルフエニル)〕プロピ
ル〕=3,3′−チオジプロピオネート ビス〔2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)エチル〕=3,3′−チオ
ジプロピオネート ビス〔4−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)ブチル〕=3,3′−チオ
ジプロピオネート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)プロピル〕=ヘプタンジ
オエート ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)プロポキシカルボニルメ
チル〕エーテル 3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−
メチルフエニル)プロピル=オクタデカノエート 3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−
メチルフエニル)プロピル〕=3−〔3−〔2−
(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)エチルカルボニルオキシ〕プロピルチオ〕
プロピオネート トリス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキ
シ−5−メチルフエニル)プロポキシカルボニル
メチル〕アミン トリス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキ
シ−5−メチルフエニル)プロピル〕=1,2,
3−プロパントリカルボキシレート トリス〔3−(3,5−ジ−第三ブチル−2−
ヒドロキシフエニル)プロピル〕=1,2,3−
プロパントリカルボキシレート テトラキス〔2−〔3−(3−第三ブチル−2−
ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポキシカ
ルボニル〕エチルオキシメチル〕メタン テトラキス〔2−〔3−(3,5−ジ−第三ブチ
ル−2−ヒドロキシフエニル)プロポキシカルボ
ニル〕エチルオキシメチル〕メタン 1,3,5−トリス〔3−(3−第三ブチル−
2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポキ
シカルボニル〕ベンゼン 1,2,4,5−テトラキス〔3−(3−第三
ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)
プロポキシカルボニル〕ベンゼン 1,3,5−トリス〔3−〔2−〔3−(3−第
三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニ
ル)プロポキシカルボニル〕エチルチオ〕プロピ
ル〕−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,
3H,5H)−トリオン 1,3,5−トリス〔3−〔2−〔3−〔2−ヒ
ドロキシ−3−(1−メチルシクロヘキシル)−5
−メチルフエニル〕プロピルオキシカルボニル〕
エチルチオ〕プロピル〕−1,3−5−トリアジ
ン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン 1,3,5−トリス〔3−〔2−〔3−〔3,5
−ジ−第三ブチル−2−ヒドロキシフエニル)プ
ロポキシカルボニル〕エチルチオ〕プロピル〕−
1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,
5H)−トリオン 2(または3),5(または6)−ビス〔2−〔3
−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチ
ルフエニル)プロポキシカルボニル〕エチルチ
オ〕ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン 3(または4または5),8(または9)−ビス
〔2−〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−
5−メチルフエニル)プロポキシカルボニル〕エ
チルチオ〕トリシクロ〔5,2,1,02,6〕デカ
ン トリス〔2−〔3−(3−第三ブチル−2−ヒド
ロキシ−5−メチルフエニル)プロポキシカルボ
ニル〕エチルチオ〕シクロドデカン トリス〔2−〔3−(3,5−ジ−第3ブチル−
2−ヒドロキシフエニル)プロポキシカルボニ
ル〕エチルチオ〕シクロドデカン テトラキス〔3−〔4−〔3−(3−第三ブチル
−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポ
キシカルボニル〕ブチルチオ〕プロピオニルオキ
シメチル〕メタン テトラキス〔3−〔4−〔3−(3,5−ジ−第
三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニ
ル)プロポキシカルボニル〕ブチルチオ〕プロピ
オニルオキシメチル〕メタン ビス〔2−〔2,4−ビス〔3−(3−第三ブチ
ル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロ
ポキシカルボニル〕ブチルチオ〕エチル〕エーテ
ル ビス〔2,4−ビス〔3−(3−第三ブチル−
2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポキ
シカルボニル〕ブチル〕スルフイド ジペンタエリスリトールと3−〔4−〔3−(3,
5−ジ−第三ブチル−2−ヒドロキシフエニル)
プロポキシカルボニル〕ブチルチオ〕プロピオン
酸とのヘキサキスエステル サツカロースと3−〔4−〔3−(3,5−ジ−
第三ブチル−2−ヒドロキシフエニル)プロポキ
シカルボニル〕ブチルチオ〕プロピオン酸とのオ
クタキスエステル 化合物の合成 本発明化合物は、その特定の基または結合の形
成ないし導入に関して合目的的な任意の方法によ
つて合成することができる。 そのような方法の一つの具体例は、式〔〕の
アルコール化合物と式〔〕のカルボン酸化合物
とをエステル生成条件下に反応させることからな
るものである。 (R1、R2、R3、Zおよびnは、式〔〕の化
合物について定義した通りである) ここで、「エステル生成条件に反応させる」と
は、両化合物を好ましくはエステル化触媒の存在
下に直接反応させるか、カルボン酸化合物をその
活性誘導体たとえば酸ハライド、酸無水物または
酸低級アルキルエステルの形で反応させるか、あ
るいはアルコール化合物をその活性誘導体たとえ
ば低級カルボン酸エステルの形で反応させるか、
を意味する。 具体的には、例えば、カルボン酸を用いる場合
は、エステル化反応は酸触媒の存在下、不活性溶
媒中で行なわれる。酸触媒としては、硫酸、パラ
トルエンスルホン酸、強酸性型イオン交換樹脂等
が用いられる。反応溶剤としては、n−ペンタ
ン、n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化
水素、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が
用いられる。エステルの生成速度を高めるため、
反応により生成する水を不活性溶媒との共沸によ
り、反応系外へ除去する方法が採られる。 酸低級アルキルエステルを用いる場合は、エス
テル交換反応は不活性有機溶剤中で強塩基の存在
下、反応系外に生成する低級アルコールを除去し
つつ、加熱反応させて好適に行なわれる。反応溶
剤としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチルホスホンアミド等のア
ミド類、トルエン、ジメチルスルホキシド等の有
機溶剤を使用できる。強塩基としては、例えば、
ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、
水酸化カリウム、ナトリウムアミドの様な強塩基
性アルカリ金属化合物、またはチタン酸テトライ
ソプロピルもしくはテトラブチルの様なチタン酸
化合物が好適に使用される。反応は、通常30乃至
180℃に加熱することによつて好適に進行する。 酸ハライドを用いる場合は、反応は不活性溶剤
中で脱ハロゲン化水素剤の存在下、0〜130℃、
好ましくは20〜70℃で反応させることにより実施
される。脱ハロゲン化水素剤としては、ピリジ
ン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、テト
ラメチル尿素等が用いられる。不活性溶剤として
はn−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水
素、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル系化合物等が用いられる。 酸無水物を用いる場合は、反応は不活性溶剤中
で、あるいは酸無水物を過剰に用いて不活性溶剤
不存在下で、行なわれる。不活性溶剤としては、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の
エーテル化合物等が用いられる。 化合物の利用 本発明による化合物〔〕は、前記のように、
有機物質に対する酸化防止剤として有用である。 酸化防止剤としての本発明化合物〔〕は各種
の有機物質に対して有効であるが、前記のように
合成高分子材料に添加して使用するのが特に好適
である。 酸化防止剤としての化合物〔〕の使用量は安
定化する有機物質によつて変化し、種類、性状お
よび使用目的等によつて決定される。一般的には
有機物質の重量に対して約0.001〜約10重量%の
範囲の量で使用されるが、ほとんどの用途におい
ては約0.01〜約5重量%の範囲である。たとえ
ば、通常ポリオレフインに対しては0.01〜2.0重
量%、ポリ塩化ビニルおよびポリ塩化ビニリデン
に対しては0.01〜1.0重量%、ポリエーテル類に
対しては0.1〜2.0重量%、ポリウレタンに対して
は0.3〜3重量%、ポリエステルおよびポリアミ
ドに対しては0.01〜1.0重量%程度で充分である。 本発明による化合物〔〕は単独に用いても酸
化防止剤として十分に有効であるが、他の酸化防
止剤、たとえばイオウ系酸化防止剤、リン系酸化
防止剤またはフエノール系酸化防止剤、あるいは
ベンゾフエノン系紫外線吸収剤またはベンズトリ
アゾール系紫外線吸収剤、あるいはヒンダードア
ミン系光安定剤または有機ニツケル系光安定剤、
あるいは金属害防止剤、充填剤不活性化剤または
金属セツケン、その他と併用して、本発明化合物
の酸化防止効果を強調することができる。また、
この種酸化防止剤の使用の常法に従つて、帯電防
止剤、難燃剤、無滴剤、電圧安定剤、架橋剤、ス
リツプ剤、着色剤等の補助資材を併用することが
できる。 実験例 実施例 1 ビス〔3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルフエニル)プロピル〕=3,3′−
チオジプロピオネート(例示化合物番号1) デイーンスタークトラツプを備えた30ml四口フ
ラスコに3,3′−チオジプロピオン酸1.28g
(7.20mmol)、3−(3−第三ブチル−2−ヒド
ロキシ−5−メチルフエニル)−1−プロパノー
ル4.00g(17.99mmol)、トルエン10mlおよびパ
ラトルエンスルホン酸−水和物0.27g(1.4m
mol)を仕込み、窒素気流中2時間加熱還流させ
た。反応終了後、ジエチルエーテルを加えて水洗
した。更に、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸
ナトリウムで脱水し、減圧で有機溶剤を除去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶
剤:クロロホルム)により単離操作を行ない、目
的物2.67g(4.55mmol)が得られた。収率は63
%であつた。生成物の物性値は次のとおりであ
る。 (1) 1H−NMR CDCl3δ〔ppm〕 1.40(18H、s)、2.25(6H、s)、1.50〜3.20
(16H、m)、4.10(4H、t)、5.05(2H、s)、
6.72(2H、d)、6.88(2H、d) (2) IR NaCl波長〔cm-1〕 3500、2950、1720、1595、1440、1170、860 (3) MS m/e(相対強度) 586(10、M+)、204(100)、189(70)、161(20) 実施例 2〜9 実施例1の方法に準じて、第1表に示す様な化
合物を合成して、NMRスペクトル、IRスペクト
ル、MSスペクトルからその構造を確認した。
【表】
【表】
【表】
a)Z,n,R1,R2,R3の定義は前述したもの
と同一である。
b)パラトルエンスルホン酸一水加物は、ニトリロ三
酢酸で全て捕促されないように、触媒量ではなく2.46g
(12.95mmol)使用。
実施例 10 1,3,5−トリス〔3−(3−第三ブチル−
2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポ
キシカルボニル〕ベンゼン(例示化合物番号
20) 蒸留冷却器、温度計および窒素導入細管を備え
た100ml反応器に1,3,5−ベンゼントリカル
ボン酸トリメチル1.54g(6.00mmol)、3−(3
−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエ
ニル)−1−プロパノール4.00g(18.00mmol)
およびN,N−ジメチルホルムアミド20mlを仕込
んだ。この系を20mmHgまで減圧にし、試薬、溶
剤および装置を乾燥するため、蒸留によつて先に
仕込んだN,N−ジメチルホルムアミドの75容量
%(15ml)を除去する。室温まで冷却し、乾燥窒
素の導入によつて真空を破り、ナトリウムアミド
0.07g(1.8mmol)をすばやく加えて、エステル
交換反応を開始させた。最初は50乃至60℃/20mm
Hgで2乃至3時間加熱し、次に60乃至80℃/20
mmHgでN,N−ジメチルホルムアミドを蒸留し
ながら、2乃至3時間加熱した。この後、反応混
合物を100乃至120℃/5mmHgで更に2乃至3時
間加熱した。反応終了後希塩酸で中和し、クロロ
ホルムを加えた。分液後無水硫酸ナトリウムで脱
水し、減圧で有機溶剤を除去した。シリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー(溶剤:クロロホルム)
により単離操作を行ない、目的化合物2.60g
(3.16mmol)が得られた。収率は53%であつた。
生成物の物性値は次のとおりである。 (1) 1H−NMR CDCl3δ〔ppm〕 1.40(27H、s)、1.80〜3.10(12H、m)、2.23
(9H、s)、4.40(6H、t)、5.05(3H、s)、
6.78(3H、d)、6.87(3H、d)8.76(3H、s) (2) IR NaCl波数〔cm-1〕 3490、2940、1725、1600、1240、850、735 実施例 11〜16 実施例10の方法に準じて、第2表に示す様な化
合物を合成して、NMRスペクトル、IRスペクト
ル、MSスペクトルからその構造を確認した。
と同一である。
b)パラトルエンスルホン酸一水加物は、ニトリロ三
酢酸で全て捕促されないように、触媒量ではなく2.46g
(12.95mmol)使用。
実施例 10 1,3,5−トリス〔3−(3−第三ブチル−
2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)プロポ
キシカルボニル〕ベンゼン(例示化合物番号
20) 蒸留冷却器、温度計および窒素導入細管を備え
た100ml反応器に1,3,5−ベンゼントリカル
ボン酸トリメチル1.54g(6.00mmol)、3−(3
−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフエ
ニル)−1−プロパノール4.00g(18.00mmol)
およびN,N−ジメチルホルムアミド20mlを仕込
んだ。この系を20mmHgまで減圧にし、試薬、溶
剤および装置を乾燥するため、蒸留によつて先に
仕込んだN,N−ジメチルホルムアミドの75容量
%(15ml)を除去する。室温まで冷却し、乾燥窒
素の導入によつて真空を破り、ナトリウムアミド
0.07g(1.8mmol)をすばやく加えて、エステル
交換反応を開始させた。最初は50乃至60℃/20mm
Hgで2乃至3時間加熱し、次に60乃至80℃/20
mmHgでN,N−ジメチルホルムアミドを蒸留し
ながら、2乃至3時間加熱した。この後、反応混
合物を100乃至120℃/5mmHgで更に2乃至3時
間加熱した。反応終了後希塩酸で中和し、クロロ
ホルムを加えた。分液後無水硫酸ナトリウムで脱
水し、減圧で有機溶剤を除去した。シリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー(溶剤:クロロホルム)
により単離操作を行ない、目的化合物2.60g
(3.16mmol)が得られた。収率は53%であつた。
生成物の物性値は次のとおりである。 (1) 1H−NMR CDCl3δ〔ppm〕 1.40(27H、s)、1.80〜3.10(12H、m)、2.23
(9H、s)、4.40(6H、t)、5.05(3H、s)、
6.78(3H、d)、6.87(3H、d)8.76(3H、s) (2) IR NaCl波数〔cm-1〕 3490、2940、1725、1600、1240、850、735 実施例 11〜16 実施例10の方法に準じて、第2表に示す様な化
合物を合成して、NMRスペクトル、IRスペクト
ル、MSスペクトルからその構造を確認した。
【表】
【表】
a)Z,n,R1,R2,R3の定義は前述したもの
と同一である。
実施例 17 3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−
メチルフエニル)プロピル=3−〔3−〔2−
(3,5−ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシ
フエニル)エチルカルボニルオキシ〕プロピル
チオ〕プロピオネート(例示化合物番号14) 50ml反応器に3−(3−第三−ブチル−2−ヒ
ドロキシ−5−メチルフエニル)−1−プロパノ
ール3.40g(15.29mmol)、ジエチルエーテル20
ml、N,N−ジメチルアニリン1.94g(16.00m
mol)を仕込み、反応器内を乾燥窒素で置換し
た。この混合物の中に3−〔3−〔3−(3,5−
ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プ
ロピオニルオキシ〕プロピルチオ〕プロピオニル
クロリド7.09g(16.00mmol)を滴下し、窒素気
流中6時間加熱還流させた。反応終了後、ジエチ
ルエーテルを加え、10%硫酸で中和した。分液後
飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで脱水
し、減圧で有機溶剤を除去した。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(溶剤クロロホルム)によ
り単離操作を行ない、目的化合物6.42g(10.20
mmol)が得られた。収率は67%であつた。生成物
の物性値は次のとおりである。 (1) 1H−NMR CDCl3δ〔ppm〕 1.30(27H、s)、1.50〜2.30(4H、s)、2.13
(3H、s)、2.30〜3.00(12H、m)、4.06(4H、
t)、4.95(1H、s)、5.03(1H、s)、9.67(1H、
d)、9.87(1H、d)、9.88(2H、s) (2) IR NaCl波数〔cm-1〕 3630、3500、2940、1730、1590、1230、1160、
870 (3) MS m/e(相対強度) 628(5、M+)、424(10)、204(100)、189(40)、
161(10)、147(15)、57(30) 次に例によつて本発明の化合物の酸化防止効果
を例示する。 応用例 1 135℃テトラリン中で測定した極限粘度が1.9で
アイソタクチツクなものが98%のポリプロピレン
粉末に酸化防止剤を0.10重量パーセント添加し
て、ミキサーで充分混合した。そして、シリンダ
ー温度260℃でL/D=20、20mm径の押出機によ
つて溶融混練して造粒した。こうして得られたペ
レツトの230℃でのMFR(JISK6758)を測定して
MFR1とした。更に、同上混練造粒条件で押出機
を繰り返して3回通し、得られたペレツトの230
℃でのMFRをMFR4とした。MFRは分子量の一
つの指標であり、MFRが大きいということは分
子量が小さいことに対応する。即ち、MFR1およ
びMFR4が小さく、MFR1とMFR4との差が小さ
いということは押出機中での酸化劣化による分子
量の低下が小さいということであり、酸化防止剤
を用いている場合には酸化防止効果が大きいとい
うことである。
と同一である。
実施例 17 3−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−
メチルフエニル)プロピル=3−〔3−〔2−
(3,5−ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシ
フエニル)エチルカルボニルオキシ〕プロピル
チオ〕プロピオネート(例示化合物番号14) 50ml反応器に3−(3−第三−ブチル−2−ヒ
ドロキシ−5−メチルフエニル)−1−プロパノ
ール3.40g(15.29mmol)、ジエチルエーテル20
ml、N,N−ジメチルアニリン1.94g(16.00m
mol)を仕込み、反応器内を乾燥窒素で置換し
た。この混合物の中に3−〔3−〔3−(3,5−
ジ−第三−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プ
ロピオニルオキシ〕プロピルチオ〕プロピオニル
クロリド7.09g(16.00mmol)を滴下し、窒素気
流中6時間加熱還流させた。反応終了後、ジエチ
ルエーテルを加え、10%硫酸で中和した。分液後
飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで脱水
し、減圧で有機溶剤を除去した。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(溶剤クロロホルム)によ
り単離操作を行ない、目的化合物6.42g(10.20
mmol)が得られた。収率は67%であつた。生成物
の物性値は次のとおりである。 (1) 1H−NMR CDCl3δ〔ppm〕 1.30(27H、s)、1.50〜2.30(4H、s)、2.13
(3H、s)、2.30〜3.00(12H、m)、4.06(4H、
t)、4.95(1H、s)、5.03(1H、s)、9.67(1H、
d)、9.87(1H、d)、9.88(2H、s) (2) IR NaCl波数〔cm-1〕 3630、3500、2940、1730、1590、1230、1160、
870 (3) MS m/e(相対強度) 628(5、M+)、424(10)、204(100)、189(40)、
161(10)、147(15)、57(30) 次に例によつて本発明の化合物の酸化防止効果
を例示する。 応用例 1 135℃テトラリン中で測定した極限粘度が1.9で
アイソタクチツクなものが98%のポリプロピレン
粉末に酸化防止剤を0.10重量パーセント添加し
て、ミキサーで充分混合した。そして、シリンダ
ー温度260℃でL/D=20、20mm径の押出機によ
つて溶融混練して造粒した。こうして得られたペ
レツトの230℃でのMFR(JISK6758)を測定して
MFR1とした。更に、同上混練造粒条件で押出機
を繰り返して3回通し、得られたペレツトの230
℃でのMFRをMFR4とした。MFRは分子量の一
つの指標であり、MFRが大きいということは分
子量が小さいことに対応する。即ち、MFR1およ
びMFR4が小さく、MFR1とMFR4との差が小さ
いということは押出機中での酸化劣化による分子
量の低下が小さいということであり、酸化防止剤
を用いている場合には酸化防止効果が大きいとい
うことである。
【表】
【表】
応用例 2
135℃テトラリン中で測定した極限粘度が2.3で
エチレン含量が13重量パーセントであるプロピレ
ン−エチレンブロツク共重合体粉末に酸化防止剤
を0.10重量パーセント添加して、ミキサーで充分
混合した。そして、シリンダー温度260℃、L/
D=20、20mm径の押出機によつて溶融混練して造
粒した。こうして得られたペレツトを230℃で厚
さ0.5mmのシートに圧縮成形して試験片とした。
耐熱老化性は、150℃の循環式空気炉中で試験片
を加熱して試験片が酸化劣化によつて褐変脆化す
るまでの所要時間を測定した。
エチレン含量が13重量パーセントであるプロピレ
ン−エチレンブロツク共重合体粉末に酸化防止剤
を0.10重量パーセント添加して、ミキサーで充分
混合した。そして、シリンダー温度260℃、L/
D=20、20mm径の押出機によつて溶融混練して造
粒した。こうして得られたペレツトを230℃で厚
さ0.5mmのシートに圧縮成形して試験片とした。
耐熱老化性は、150℃の循環式空気炉中で試験片
を加熱して試験片が酸化劣化によつて褐変脆化す
るまでの所要時間を測定した。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式〔〕の化合物 ただし、R1は炭素数3〜8の第二級または第
三級の鎖状または環状炭化水素残基、R2は炭素
数1〜12のアルキル基、R3は炭素数1〜4のア
ルキレン基、Zはn価の有機基であつて下記の(イ)
〜(カ)からなる化合物群から選ばれたもの、nは1
〜8の整数、をそれぞれ示す。 (イ) C1〜17のアルキル、 (ロ) C1〜10のアルキレン、 (ハ) C3〜10の3〜8価脂肪族炭化水素残基、 (ニ) フエニル、 (ホ) 1,3,5−ベンゼントリイル、 (ヘ) 1,2,4,5−ベンゼンテトライル、 (ト) −Ra−S−Rb− ここで、RaおよびRbはそれぞれC1〜10のアル
キレンを示す、 (チ) Rc(−S−Rd)−p ここで、Rcは2価または3価の環状飽和炭
化水素残基を、pは2または3を、RdはC1〜10
のアルキレンを示す、 (リ) 【式】 ここで、RwはC1〜10のアルキレンを示す、 (ヌ) N(−Re)−3 ここで、ReはC1〜10のアルキレンを示す、 (ル) −Rf−O−Rg− ここで、RfおよびRgはそれぞれC1〜10のアル
キレンを示す、 (ヲ) C(−Rh−O−Ri)−4 ここで、RhおよびRiはそれぞれC1〜10のアルキ
レンを示す、 (ワ) ここで、Rm、RoおよびRpはそれぞれC1〜10のア
ルキレンを示す、 (カ) 【式】 ここで、RsはC1〜10のアルキレンを示す。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4269483A JPS59167537A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | フエノ−ル誘導体 |
| US06/584,636 US4633008A (en) | 1983-03-15 | 1984-02-29 | Anti-oxidant phenol derivatives |
| US06/866,280 US4694102A (en) | 1983-03-15 | 1986-05-23 | Calcium carboxylate phenol derivative |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4269483A JPS59167537A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | フエノ−ル誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59167537A JPS59167537A (ja) | 1984-09-21 |
| JPH0520419B2 true JPH0520419B2 (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=12643150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4269483A Granted JPS59167537A (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | フエノ−ル誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59167537A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2060685A1 (en) * | 1991-03-04 | 1992-09-05 | Mahmood Sabahi | Ether-ester lubricant |
| DE102017220555A1 (de) * | 2017-11-17 | 2019-05-23 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Verbindungen mit stabilisierender Wirkung, Verfahren zu deren Herstellung, Zusammensetzung enthaltend diese stabilisierenden Verbindungen, Verfahren zur Stabilisierung einer organischen Komponente sowie Verwendung von stabilisierenden Verbindungen |
-
1983
- 1983-03-15 JP JP4269483A patent/JPS59167537A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59167537A (ja) | 1984-09-21 |
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