JPH05204888A - システムのシミュレーション装置 - Google Patents

システムのシミュレーション装置

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JPH05204888A
JPH05204888A JP1338692A JP1338692A JPH05204888A JP H05204888 A JPH05204888 A JP H05204888A JP 1338692 A JP1338692 A JP 1338692A JP 1338692 A JP1338692 A JP 1338692A JP H05204888 A JPH05204888 A JP H05204888A
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simulation
repair
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Hitoshi Tsukasaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守要員の作業または時間をシミュレーショ
ンの中に考慮し、シミュレーションを進めていくことに
より、より現実に近い形でシステムをシミュレートでき
るようにする。 【構成】 シミュレーション対象の設備に正常作業デー
タと故障修復作業データとを設定し、各設備における正
常作業に保守作業を含めた全作業の予定完了時刻を求
め、故障が最早に発生するとされた設備を探索し、上記
探索された設備における正常作業と故障修復作業とを確
定し、これらの正常作業と故障修復作業とを探索された
設備においてシミュレーションする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば生産ライン等の
システムを構成する設備に、例えば故障確率や修復時間
等の故障データを与え、そのシステムの稼働状態をシミ
ュレートするシステムのシミュレーション装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生産ライン等のシステム設計を行
なう場合、経験及び過去のデータから各設備,各作業の
信頼性を設定し、システムが要求する仕様を満足してい
るかをシミュレーションにより判断している。従来のシ
ミュレータでは、トラブルを生じさせた場合の修復とし
て故障が生起した時刻を保守作業開始時刻とし、故障生
起時刻に修復時間を単純に加えた時刻を保守作業完了時
刻としてシミュレーションを進めている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、実
際の現場において、各作業に夫々保守要員が配置されて
いる場合は少なく、ほとんどの場合が1人の保守要員が
複数あるいは、全ての作業の設備の保守作業を行なって
いるのが実情である。従来のシミュレータでは、実際の
システムの運用状態とかけ離れた形でシミュレーション
することになり、そのために、シミュレーション結果は
より高い稼働率となって表われて誤差を生み、この誤差
が設備投資を考える際に問題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、保守要
員の作業または時間をシミュレーションの中に考慮し、
シミュレーションを進めていくことにより、より現実に
近い形でシステムをシミュレートできるようにしたもの
である。即ち、本発明は、システムを構成する設備にお
ける作業に各々故障データを与え、故障が生じた場合の
保守を含めた前記システムの稼働状態をシミュレートす
るシステムのシミュレーション装置において、シミュレ
ーション対象の設備に正常作業データと故障修復作業デ
ータとを設定する手段と、各設備における正常作業に保
守作業を含めた全作業の予定完了時刻を求める手段と、
故障が最早に発生するとされた設備を探索する手段と、
上記探索された設備における正常作業と故障修復作業と
を確定し、これらの正常作業と故障修復作業とを上記探
索された設備においてシミュレーションする手段とを具
備することを特徴とする。
【0005】また、本発明の他の構成は、システムを構
成する設備における作業の稼働状態をシミュレートする
システムのシミュレーション装置において、正常作業と
異常時作業とをノードにより表現し、そして正常作業間
のシーケンス関係を第1の属性を有するアークにより表
現し、異常時作業を表わすノードと、前記通常時作業を
表わすノードとの若しくは異常時作業を表わす他のノー
ドとのシーケンス関係を第2の属性を有するアークによ
り表現することを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を適用
した好適な実施例を説明する。この実施例のシミュレー
タシステムは次の2つの機能を主に有する。 :故障時の修復シーケンスを簡易に設定しプログラム
化できる。以下、この機能を『修復シーケンス設定』機
能と呼ぶ。 :並列動作する複数の作業実行中に故障が発生したと
想定した場合において、保守要員の修復作業を勘案した
作業スケジュールのシミュレーションを自動的に行なう
ことができる。以下、この機能を『修復シーケンスシミ
ュレーション』機能と呼ぶ。
【0007】〈システム構成〉図1は、このシミュレー
タシステムの全体構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1はこのシステムにおける上記2つの機能をオ
ペレータに選択可能にせしむるモード設定部である。2
はオペレータが操作したキーボードやマウス等のデータ
を入力する入力部である。アイコンやキーボード命令等
を使ってオペレータが選択したモードはモード設定部1
が認識して、シミュレータ本体3に上記2つの機能を実
現する。オペレータが『修復シーケンス設定』モードを
選択すると『修復シーケンス設定』機能をシミュレータ
3が実行する。また、オペレータが『修復シーケンスシ
ミュレーション』モードを選択すれば、『修復シーケン
スシミュレーション』機能が実行される。図1におい
て、4はCRT等のデータ表示部である。『修復シーケ
ンス設定』モードにおいては、図4のような画面が表示
される。5はデータベースであり、このデータベース
は、作業データ7と故障データ5と修復データ6とを含
む。
【0008】〈修復シーケンス設定モード〉このモード
の修復シーケンス設定機能は以下のような背景で新たに
設けられた。即ち、従来のシミュレータでは、障害を発
生させた場合の修復方法として、その設備、作業の修復
時間を確率的に与え、その修復時間の経過後に次の工程
に進むものとしてシミュレーションを行なっていた。ま
た、作業順序は専用のプログラム言語により記述され、
その記述に従ってシミュレーションが実行されていた。
ここで、重大な障害が発生した場合に以後の工程をスキ
ップしたり、他の修復シーケンスにスキップして実行し
たりするということが従来のシミュレータでは困難であ
った。専用のシミュレーション言語で作業順序を記述し
ている場合には、作業順序設定や変更に専門の知識が必
要となり、また、作業順序を直観的に理解することが困
難であった。この『修復シーケンス設定』機能は、オペ
レータに、作業シーケンスの把握とスキップシーケンス
の設定等を直観的な理解をもたらしつつ可能とした点に
特徴がある。以下、『修復シーケンス設定』モードの詳
細な説明を行なう。
【0009】この『修復シーケンス設定』モードにおい
ては、1つの作業を所定のシンボルを有するノードで表
現し、ある作業から次の作業への移行関係(シーケン
ス)を矢印のシンボルを有するアークで表現するもので
ある。図2の例では、ノード2の作業はノード1で表わ
される作業の後に行なわれるものとしてシミュレータは
認識する。作業データベース7には、図3に示すよう
に、各「作業」毎に、識別子(ID)が付られている。
各「作業」は、「作業名」と「作業内容」と「使用機
械」と、「正常時後続作業」と、「異常時後続作業」か
らなる。「作業名」はそれがCRT4に表示されること
により、その作業名をオペレータに認識させる。「作業
内容」は、それをCRT4に表示することにより、その
作業の内容をオペレータに認識させる。「使用機械」
は、その作業が具体的にどのような機械を使用して行な
われるかを示すものである。図3の例では、作業識別子
“1”の作業“c”は、“c部品を組み付け加締”し、
それは“ロボットC”を用いて行なわれるというもので
ある。「正常時後続作業」は正常時に当該作業に後続す
る作業を記憶する。「異常後続作業」は異常時に当該作
業に後続する作業を記憶する。「正常時後続作業」や
「異常後続作業」のフィールドがどのようにして埋めら
れていくかは後の説明により明らかになる。
【0010】また、故障データベース5は、図3に示す
ように、各「作業」毎にデータが与えられ、「平均故障
間隔」(MTBF)と、その修復に要する平均の修復時
間mとその修復時間mの標準偏差σとからなる。図4は
『修復シーケンス設定』モードにおけるCRT4上の表
示画面の例である。図中、8は、オペレータが修復シー
ケンスをこれから設定しようとする場合における「操
作」のメニューを表示する領域である。この領域には、
一例として、「作業定義」,「作業削除」,「正常時先
行関係」,「異常時先行関係」,「関係削除」の5つの
メニューが用意されている。
【0011】「作業定義」メニューを選択すると、希望
の作業を、ノードとして表示領域10に設定し表示する
ことができる。どのような作業が定義可能であるかは、
画面領域11,12に表示される。領域11,12に表
示される作業メニューは作業データベース7から生成さ
れる。スクロールバー13は、領域12に限られたメニ
ューしか表示できない場合においても、多くの作業を表
示選択することを可能にしている。例えば、作業aを定
義して領域10に表示させるためには次のようにする。
先ず、スクロールバー13を使って領域11,12に作
業“a”を表示せしめ、マウスの領域11で作業“a”
をクリックする。そして、作業“a”を表示させたい位
置13にマウスのカーソル9を移動してマウスをクリッ
クする。すると、CRT4の画面10には図4のように
作業aが表示される。もし、更に図4のように、作業
b,cを定義したいのであれば、メニュー11上で作業
bを選択しマウスカーソルを表示位置14に移動してマ
ウスをクリックする。また、メニュー11上で作業cを
選択しマウスカーソル9を表示位置15に移動してマウ
スをクリックする。図5の例では、a,b,c,d,
e,zの6つの作業が定義されている。
【0012】これらの作業の先行関係を定義するには、
操作メニュー8の「正常時先行関係」をクリックしてそ
の操作を選択した後に、先行する作業を先にクリック
し、後続の作業を後でクリックする。図2の例では、
“1”の作業を先にクリックし、“2”の作業を後でク
リックすると、矢印が“1”から“2”に引かれ、それ
らの作業の先行関係がオペレータに示されると共に、作
業データベース7の“1”の作業の「後続作業」フィー
ルドに“2”が書き込まれる(図3を参照)。また、図
5の例で、a,b,c,d,e,zの順で作業シーケン
スを定義する場合には、これらのa,b,c,d,e,
zのノードを、a→b→b→c→c→d→d→e→e→
zの順でマウスでクリックする。
【0013】次に、故障発生時に、その対処作業をどの
ように定義するかを説明する。図3の例で、作業“c”
はc部品の組み付けおよび加締めをするというものであ
るから、作業cで故障が発生した場合にそれを放置する
と製品不良となる。そこで、対処作業は、作業“c”以
降の工程をスキップして排出する作業“z”に移行すべ
きである。
【0014】そこで、操作として先ず「異常時先行関
係」を選択する。次に、先行作業を“c”、その後続作
業を“z”として定義するために、マウスにより表示さ
れたノード“c”→“z”をクリックする。すると、シ
ミュレータ3は、表示画面上に、図6に示すように、ノ
ード“c”と“z”の間に矢印20を設定して表示し、
これによりノード“c”と“z”の接続関係を表示す
る。また、作業データベースには、“c”の「異常時後
続作業」として作業“z”が記憶される。尚、異常時の
先行関係を正常時の先行関係と区別して表示するには、
矢印20を例えば赤色で表示するとよい。
【0015】また、次のような対処作業が発生する場合
もある。即ち、故障が発生した場合には、故障に対処す
るための専門の作業を定義し、異常時はこの作業にスキ
ップさせるようにする。例えば、作業“d”で故障が発
生した場合に、作業“f”が必要であり、作業“f”の
後で、作業“d”の後続作業である作業“e”に戻るる
ものとする。このようにするためには、先ず、「作業定
義」メニューで作業“f”を定義し、次に、「異常時先
行関係」操作を選択する。そして、マウスで、ノード
“d”→“f”→“f”→“e”とクリックする。する
と、作業“d”“f”“e”間に図6のような先行関係
が得られる。そして、作業データベースには、“d”の
「異常時後続作業」として作業“f”が、“f”の「異
常時後続作業」として作業“e”が記憶される。
【0016】かくして、正常時の作業と異常時の作業と
が容易に設定することができる。尚、操作メニューのう
ちの「作業削除」操作は、表示画面上から登録された作
業を削除し、「関係削除」作業は先行関係を削除するも
のである。かくして、このモード機能によれば、所望の
シーケンスをスキップして設定することが容易に行なう
ことができ、また、専用のシミュレーション言語をオペ
レータがもつことも不要となる。また、設定された作業
順序を直観的に理解することも容易である。
【0017】〈修復シーケンスシミュレーション〉前述
の修復シーケンス設定モードは、主に、シーケンスに互
いに関係する作業を設定し関係付けるというものであ
る。この「修復シーケンスシミュレーション」モードで
は、並行して動作する複数の作業のどれか(少なくとも
1つの作業)で障害が発生し、その作業工程に保守要員
が関与する場合において、その障害の発生した作業を含
めて残りの作業がどのように影響されるのかをシミュレ
ーションするものである。全ての作業工程に一人の保守
要員を割り当てることが可能であるならば、どの作業に
障害が発生しようとも、その保守作業が他の作業に影響
を与えることはない。しかし、限られた人数の保守員で
全ての作業の補修をまかなうためには、同時に複数の作
業工程で障害が発生したならば、どれかの作業の修復を
遅らせる必要がでてくる。どの作業の保守を優先し、ど
の作業の保守を遅らせるかにより、生産管理のコストが
異なってくる。即ち、障害の発生した作業の修復がどの
ように残りの作業に影響するかをシミュレーションする
ことに本実施例の「修復シーケンスシミュレーション」
モードの意義がある。
【0018】このモードに使われる障害データベースの
構成を図7に示す。説明を簡単にするために、ある工場
で3つの機械M1 ,M2 ,M3 を使って作業を行なう場
合を想定する。図7によると、機械M1 では作業P
1i(作業時間PT21秒)と作業P1i+1(作業時間29
秒)を行ない、機械M2 では作業P2j(作業時間18
秒)と作業P2j+1(作業時間15秒)を行ない、機械M
3 では作業P3k(作業時間14秒)と作業P3k+1(作業
時間16秒)を行なう。
【0019】図8の例では、機械M2 を使った作業P2j
を時刻45秒(ST2 )で開始し、機械M3 を使った作
業P3kを時刻46秒(ST3 )で開始し、機械M1 を使
った作業P1iを時刻49秒で開始(ST1 )するもので
ある。作業P2jは作業時間18秒であり、作業P3kは作
業時間14秒であり、作業P1iは作業時間21秒である
ので、これらの作業が正常に動作した場合のガントチャ
ートは図8のようになる。ここで、ET1 〜ET3 はそ
れぞれの作業の終了時刻である。
【0020】ここで、図9に示すように、機械M2 ,M
3 にたいして、夫々時刻TH2 ,TH2 において障害が
発生したと想定する。図8から、作業P2jと作業P3kに
対する修復時間は夫々6秒と16秒であるから、保守要
員が二名いる場合には、終了時刻ET2 ,ET3 は夫々
6秒と16秒と延長されて図9のようになる。ここで、
保守要員が1名しかいない場合における、他の作業工程
に対する影響をシミュレーションすること、即ち、いか
なる順序で作業が再編成されていくかをシミュレーショ
ンするのを、図9,図10のガントチャートと図11の
制御手順により説明する。
【0021】この実施例においては、次のルールに従っ
て再編成を行なう。即ち、 :保守要員を、先に発生した故障に優先的に派遣する
ものとする。図11のフローチヤートは、シミュレータ
3が、障害が発生したときを想定して作業スケジュール
を再編成するための制御手順である。どのような障害の
発生を想定したかは、故障データデータベース5から入
力する。
【0022】先ず、ステップS1において、入力部2よ
り、シミュレーション完了時刻及び故障,修復データを
キーボード又は故障データベース5から入力する。障害
は作業P2jと作業P3kにおいて夫々TH2 ,TH3 (T
H2 はTH3 よりも遅い)で発生するものとする。ステ
ップS2においては、シミュレーションtを“0”と決
める。
【0023】ステップS3においては、並行して動作す
る全ての作業のなかで、障害が発生した作業の全てに保
守員を割り当てられると仮定した場合において作業が完
了する作業の時刻ETi (「完了時刻」と呼ぶ)を求め
る。障害がなければ保守が不要なので、完了時刻ETi
は、 ETi =STi +PTi となる。そして、M2 ,M3 で、完了時刻であるETi
までに故障が発生したと仮定しているので、それらの障
害の修復時間をRTi (i=2,3)を考慮すると、完
了時刻は、 ETi =STi +PTi +RTi となる。したがって、ガントチャートは図9のようにな
り、各作業P1i,P2j,P3kの完了時刻は各々70,6
9,76秒となる。
【0024】次に、ステップS4で、ETi の中で最早
い時刻Tmin とそれに対応する作業Sを求める。図9の
例では、M2 の作業P2jの時刻69がTmin となる。ス
テップS5〜ステップS12では、このステップS4で
見付けた作業Sについて、修復作業を行なうか否かにつ
いての確定作業を行なう。即ち、ステップS5では、作
業Sは修復作業を含むか否かを調べる。図9の例では、
作業S(作業P2j)は修復作業を含むから、ステップS
5の判断はYESとなり、ステップS6に進む。ステッ
プS6では、この作業Sの障害発生時刻が、修復作業の
確定のしていない他の作業の障害発生時刻に比して最も
早いものであるか否かを調べる。
【0025】図9の例では、M2 の故障生起時刻TH2
は図9より61であり、M3 の故障生起時刻TH3 は5
6となり、ステップS6の判断は作業P2 j については
NOとなる。そして、ステップS11で、修復作業の未
確定の機械のなかで、故障発生が最も早い機械を探索
し、その機械について、修復作業をその故障発生時刻T
Hi において開始するものとする(修復作業の確定)。
これは、図9の例では、M2 の故障が生じた時は、保守
要員はM3 の保守作業を行っており、M2 の保守作業を
行うことが出来ない。したがって、M2 の保守作業はM
3 の保守作業終了後とならなくてはならないからであ
る。そして、ステップS12において、ステップS4で
探索された作業Sの修復開始時刻をうしろにずらす。か
くして、M3についての保守作業が図10に示すように
確定する。即ち、機械M3 の修復作業がTH3 において
開始されるとされ、さらに機械M2 の修復作業は延期さ
れる。この場合、機械M2 については、最短、機械M3
の修復作業の終了時刻(即ち、TH3 +RT3 )まで延
期され得る。そして、機械M2 についての終了時刻ET
2 は、 ET2 =TH2 +{RT3 −(TH2 −TH3 )}+RT2 +{PT2 −(T H2 ーST2 )}=RT3 +TH3 +RT2 +PT2 −TH2 +ST2 となる。次にステップS3に戻って、未確定作業につい
ての完了時刻ETi を求める。今の時点では、M3 のP
3 k が確定であり、未確定はM1 のP1 i とM2のP2 j
とM3 のP3 k+1 である。そこで、ステップS4で、
未確定作業のなかで、最も早い作業の終了となる作業は
機械M1 の作業P1 i と判断される。このP1 i は修復
作業を含まないから、ステップS5でNOと判断され、
これにより、ステップS8,ステップS9で、作業Sは
機械M1 についての作業P1 i が確定となる。この時点
で新たな未確定の作業は、M1 のP1i+1とM2 のP2jと
M3のP3k+1である。
【0026】再びステップS3に戻り、ステップS4に
進んで、ここで、新たな最早の終了となる作業SはM2
と判断される。そして、ステップS5ではYESと判断
され、ステップS6でもYESと判断されて、ステップ
S8,ステップS9において、機械M2 の作業P2 j に
ついての修復スケジュールが確定する。かくして、図1
1の制御手順に示したシミュレータ3によれば、保守作
業を考慮したシミュレーションを実行できるようにな
る。このようなシミュレーションにより、人員の適正配
置や事前のコスト計算が容易になる。また、より現実に
近い形でシステムをシミュレートできるようになった。
【0027】〈変形〉本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。例えば、『修復シーケンス
設定』モードでは、先行関係は矢印で示したが、そのし
ぼるは矢印に限られず、方向関係が理解されるものであ
れば、いかなるものでも可能である。また、異常時と正
常時の区別も色の他に線の太さによっても可能である。
【0028】また、『修復シーケンスシミュレーショ
ン』モードにおいては、保守要員を一人としたが複数の
要員の場合にも本発明を適用できる。かかる場合、保守
要員が足りないときは保守作業時間を後にずらし、その
他の場合はそのままの状態で実行することによりシミュ
レーションを行なうことが出来る。また、保守要員を先
に発生した故障に優先的に派遣するものとしたが、作業
修復に重みを付加し、重みの思い順に保守を行なうよう
にしてもよい。尚、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、システ
ムを構成する設備における作業に各々故障データを与
え、故障が生じた場合の保守を含めた前記システムの稼
働状態をシミュレートするシステムのシミュレーション
装置において、シミュレーション対象の設備に正常作業
データと故障修復作業データとを設定する手段と、各設
備における正常作業に保守作業を含めた全作業の予定完
了時刻を求める手段と、故障が最早に発生するとされた
設備を探索する手段と、上記探索された設備における正
常作業と故障修復作業とを確定し、これらの正常作業と
故障修復作業とを上記探索された設備においてシミュレ
ーションする手段とを具備することを特徴とする。即
ち、保守要員の時間をシミュレーション時刻の中に考慮
し、シミュレーションを進めていくことが出来るように
なり、より現実に近い形でシステムをシミュレートでき
るようになった。
【0030】本発明の他の構成は、システムを構成する
設備における作業の稼働状態をシミュレートするシステ
ムのシミュレーション装置において、正常作業と異常時
作業とをノードにより表現し、そして正常作業間のシー
ケンス関係を第1の属性を有するアークにより表現し、
異常時作業を表わすノードと、前記通常時作業を表わす
ノードとの若しくは異常時作業を表わす他のノードとの
シーケンス関係を第2の属性を有するアークにより表現
することを特徴とする。
【0031】本発明の更に他の構成は、システムを構成
する設備における作業の稼働状態をシミュレートするシ
ステムのシミュレーション装置において、作業をノード
により表現し、そしてこれら作業間のシーケンス関係を
第1の属性を有するアークにより表現し、異常時におけ
る作業間のシーケンス関係を第2の属性を有するアーク
により表現することを特徴とする。このために、通常時
と異常時における作業シーケンスを直観的に把握するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシミュレーションシステムの
ブロック図である。
【図2】図1システムにおいて『修復シーケンス設定』
モードにおける代表的な表示例を示す図。
【図3】前記『修復シーケンス設定』モードにおいて使
われるデータベースのデータの内容を示す図。
【図4】
【図5】
【図6】『修復シーケンス設定』モードにおいて、操作
の進展につれて表示画面が変化する様子を示す図。
【図7】『修復シーケンスシミュレーション』モードに
おいて使われるデータベースのデータの内容を示す図。
【図8】
【図9】
【図10】『修復シーケンスシミュレーション』モード
において、操作の進展につれて表示画面が変化する様子
を示す図。
【図11】『修復シーケンスシミュレーション』モード
の制御手順を示すフローチヤート。
【符号の説明】
1 モード設定部、 2 入力部、 3 システムシミュレータ本体、 4 表示部、 5 故障データベース、 6 修復データベース、 7 作業データベースである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムを構成する設備における作業に
    各々故障データを与え、故障が生じた場合の保守作業を
    含めた前記システムの稼働状態をシミュレートするシス
    テムのシミュレーション装置において、 シミュレーション対象の設備に正常作業データと故障修
    復作業データとを設定する手段と、 各設備における正常作業に保守作業を含めた全作業の予
    定完了時刻を求める手段と、 故障が最早に発生するとされた設備を探索する手段と、 上記探索された設備における正常作業と故障修復作業と
    を確定し、これらの正常作業と故障修復作業とを上記探
    索された設備においてシミュレーションする手段とを具
    備するシステムのシミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムのシミュレー
    ション装置において、各設備における正常作業に保守作
    業を含めた全作業の予定完了時刻を求める手段を更に具
    備し、 前記探索手段は、予定完了時刻が最早の設備について、
    その設備が故障修復作業を含むか否かを判断する手段を
    含み、 前記シミュレーション手段は、故障修復作業を含み且つ
    故障発生時刻が最早の設備について正常作業と故障修復
    作業とを確定とし、これらの正常作業と故障修復作業と
    を上記探索された設備においてシミュレーションするこ
    とを特徴とする。
  3. 【請求項3】 システムを構成する設備における作業の
    稼働状態をシミュレートするシステムのシミュレーショ
    ン装置において、 正常作業と異常時作業とをノードにより表現し、そして
    正常作業間のシーケンス関係を第1の属性を有するアー
    クにより表現し、異常時作業を表わすノードと、前記通
    常時作業を表わすノードとの若しくは異常時作業を表わ
    す他のノードとのシーケンス関係を第2の属性を有する
    アークにより表現することを特徴とするシステムのシミ
    ュレーション装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシステムのシミュレー
    ション装置において、前記異常時作業は故障からの復旧
    作業である。
  5. 【請求項5】 システムを構成する設備における作業の
    稼働状態をシミュレートするシステムのシミュレーショ
    ン装置において、 作業をノードにより表現し、そしてこれら作業間のシー
    ケンス関係を第1の属性を有するアークにより表現し、
    異常時における作業間のシーケンス関係を第2の属性を
    有するアークにより表現することを特徴とするシステム
    のシミュレーション装置。
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