JPH05206720A - 円偏波及び直線偏波共用一次放射器 - Google Patents

円偏波及び直線偏波共用一次放射器

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JPH05206720A
JPH05206720A JP1059692A JP1059692A JPH05206720A JP H05206720 A JPH05206720 A JP H05206720A JP 1059692 A JP1059692 A JP 1059692A JP 1059692 A JP1059692 A JP 1059692A JP H05206720 A JPH05206720 A JP H05206720A
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circular
phase shifter
slider
electromagnetic wave
waveguide
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JP1059692A
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Ko Okutsu
曠 奥津
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 右旋及び左旋円偏波と、水平及び垂直偏波を
受信可能とした、円偏波及び直線偏波共用一次放射器に
関する。 【構成】 電磁波を導入し得る開口部1を設けた円形導
波管2と、円形導波管2と管軸同士が直線となるように
近接して配設した、円鐶形状のスライダ14を有する超
音波モータのスライダ14の内壁に第1位相器(金属塊
4及び5)を設けた回転式の位相回路部と、同位相回路
部と管軸同士が直線となるように近接して配設し、導入
された電磁波を反射し得る終端面9を設け、側壁に導入
された電磁波の出力手段として方形導波管6を設け、内
部に管軸を中心として回転可能にした第2位相器(誘電
体板8)を設けた円形導波管3とで構成し、前記第1位
相器及び第2位相器共、内部を伝播する電磁波のTE1
1モードの直交する2つの偏波成分間の位相差を約90
度とすることができる位相器としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円偏波を使用している
衛星放送(BS)と、直線偏波を使用している通信衛星
(CS)とを、共に受信可能とした円偏波及び直線偏波
共用一次放射器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のBS及びCS共用アンテナは、同
一リフレクタにBS用一次放射器とCS用一次放射器を
並べて取り付け、同リフレクタの焦点をずらせて、一端
の焦点にBS用一次放射器が位置するようにし、他端の
焦点にCS用一次放射器が位置するようにして、同リフ
レクタの向きを各々の衛星の向きにし、BSの電波及び
CSの電波を受信するようにしていた。従って、リフレ
クタの焦点がずらせてあるため各々の一次放射器で得ら
れる利得が低下し、同一リフレクタに2個の一次放射器
を取り付けているため、構造が複雑となるといった問題
点があった。しかし、本件出願人が平成3年10月8日
付けで出願した特許願に示すように、円偏波と直線偏波
を共に受けることが可能な、円偏波及び直線偏波共用一
次放射器がある。この円偏波及び直線偏波共用一次放射
器は、図10に示すように、一端に電磁波を導入し得る
開口部1を設け、他端に終端面9を設けた円形導波管2
4において、同円形導波管24の内部の開口部1と終端
面9間に、固定式の第1位相器(図では、金属塊4及び
5)と回転式の第2位相器(図では、誘電体板8)とを
並べて設け、終端面9側となる前記位相器(図では、誘
電体板8)に面した円形導波管24の側面に、内部に導
入された電磁波の出力手段(図では、方形導波管6)を
設けて、円偏波と直線偏波の電磁波を受信するようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1位相器を
固定式としているため、円偏波を受ける場合、右旋円偏
波用と左旋円偏波用とは、各々別々のものを用意する必
要があった。本発明は、円形導波管内部に回転式の第1
位相器と、同じく回転式とした第2位相器を設けること
により、直線偏波(水平、及び垂直)と円偏波(右旋、
及び左旋)を共用して受信することができる円偏波及び
直線偏波共用一次放射器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の一実施
例を示す円偏波及び直線偏波共用一次放射器の一部切欠
き斜視図であり、同図に示すように、電磁波を導入し得
る開口部1を設けた円形導波管2と、同円形導波管2と
管軸同士が直線となるように近接して配設した、円鐶形
状のスライダ14を有する超音波モータのスライダ14
の内壁に第1位相器(図1においては、金属塊4及び
5)を設け、内部を伝播する電磁波のTE11モードの
直交する2つの偏波成分間の位相差を約90度とするこ
とができる回転式の位相回路部と、同位相回路部と管軸
同士が直線となるように近接して配設し、導入された電
磁波を反射し得る終端面9を設け、側壁に導入された電
磁波の出力手段として方形導波管、または、プローブ
(図1においては、方形導波管6)を設け、内部に管軸
を中心として回転可能にした第2位相器(図1において
は、誘電体板8)を設け、同第2位相器(誘電体板8)
で内部を伝播する電磁波のTE11モードの直交する2
つの偏波成分間の位相差を約90度とすることができる
円形導波管3とで構成している。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成により、円形導波管2に
導入された円偏波(右旋及び左旋)と直線偏波(水平及
び垂直)の電磁波に対し、回転式の第1位相器と第2位
相器とからなる複合位相回路部を操作して、受信する方
を選択して前記出力手段から信号を取り出すことによ
り、円偏波と直線偏波が受信できる共用一次放射器とし
ているが、原理は、以下の通りである。なお、図1にお
いて、円形導波管2の管軸から水平方向(左部方向)を
X軸とし、円形導波管2の管軸から垂直方向(上部方
向)をY軸とし、各々反対方向に向かう軸を−X軸(図
示せず)及び−Y軸(図示せず)とする〔以下、図2、
図4〜図8、図10において同じ)。放送衛星と通信衛
星は静止軌道が異なるため、受信時は各々の衛星の向き
にアンテナを向けるため、円偏波と直線偏波の電波は同
時に円偏波及び直線偏波共用一次放射器に入ってくるこ
とはない。従って、先ず直線偏波を受信時の作用につい
て次に説明する。図4(A)〜(D)は、複合位相回路
部の入出力端における水平偏波と、垂直偏波の電界ベク
トルの分解図であり、円形導波管2に、(A)図に示す
ように、X軸とY軸を2分する向きに水平偏波Ehが導入
され、また、(B)図に示すように、−X軸とY軸を2
分する向きに垂直偏波Evが導入されたとする。
【0006】導入された水平偏波の電界ベクトルをEhと
すると、(A)図に示すように、電界ベクトルEhは、X
軸方向にベクトル成分Ehx を有し、Y軸方向にベクトル
成分Ehy を有する電磁波に分解することができ、また、
導入された垂直偏波の電界ベクトルをEvとすると、
(B)図に示すように、−X軸方向にベクトル成分Evx
を有し、Y軸方向にベクトル成分Evy を有する電磁波に
分解することができる。(A)図に示す水平偏波Ehと、
(B)図に示す垂直偏波Evに対し、複合位相回路部で電
界ベクトルのY軸成分の位相を180度遅延させた場
合、水平偏波Ehの電界ベクトルは、(C)図に示すよう
に、X軸方向にベクトル成分Ehx を有し、−Y軸方向に
ベクトル成分−Ehy を有する電磁波にすることができ、
両者を合成した水平偏波Ehの電界ベクトルは、X軸と−
Y軸を2分する向きとなり、また、垂直偏波Evの電界ベ
クトルは、(D)図に示すように、−X軸方向にベクト
ル成分Evx を有し、−Y軸方向にベクトル成分−Evy を
有する電磁波にすることができ、両者を合成した垂直偏
波Evの電界ベクトルは、−X軸と−Y軸を2分する向き
となる。
【0007】図2(A)は、図1の正面図であり、第1
位相器と第2位相器からなる複合位相回路部を通り抜け
た電磁波の出力手段として、方形導波管6を−X軸とY
軸を2分する向きにして円形導波管3の側面に接合して
あり、図4(A)に示す水平偏波Ehは、複合位相回路部
で位相が変わらないようにし(位相差零)、図4(B)
に示す垂直偏波Evは、複合位相回路部でY軸成分の位相
を180度遅延させて、図4(D)に示すような電界分
布にすることにより、方形導波管6で水平偏波Eh、ある
いは垂直偏波Evを取り出すことができ、複合位相回路部
を操作することにより、方形導波管6で出力する信号を
選択することができる。
【0008】次に、第1位相器と第2位相器の作用につ
いて説明する。図5(A)〜(D)は、直線偏波に対す
る位相器の作用についての説明図であり、(A)及び
(B)図は、第1位相器の金属塊4及び5を円形導波管
2に対して回転させた位置を示しており、(A)図は、
上下方向となるようにし、(B)図は、左右方向となる
ようにしている。(C)及び(D)図は、第2位相器の
誘電体板8を円形導波管2に対して回転させた位置を示
しており、(C)図は誘電体板8の端面の長手方向を垂
直の向きとし、(D)図は水平の向きにしている。この
位相回路に、図4(A)及び(B)に示す、水平偏波Eh
と、垂直偏波Evの電磁波が導入されると、X軸方向のベ
クトル成分とY軸方向のベクトル成分の位相速度は、 (A)図の場合、Ehy よりEhx の位相速度が速く、Evy
よりEvx の位相速度が速い。 (B)図の場合、Ehy がEhx より位相速度が速く、Evy
がEvx より位相速度が速い。 (C)図の場合、Ehy よりEhx の位相速度が速く、Evy
よりEvx の位相速度が速い。 (D)図の場合、Ehy がEhx より位相速度が速く、Evy
がEvx より位相速度が速い。
【0009】従って、金属塊(4及び5)の形状及び長
さを選択し、 (A)図の場合、Ehy がEhx に対して90度遅れになる
ように設定すると、EvyもEvx に対して90度遅れにな
る。 (B)図の場合、Ehy がEhx に対して90度進むように
設定すると、Evy もEvxに対して90度進む。 また、誘電体板8の形状及び長さを選択し、(C)図の
場合、Ehy がEhx に対して90度遅れになるように設定
すると、EvyもEvx に対して90度遅れになる。 (D)図の場合、Ehy がEhx に対して90度進むように
設定すると、Evy もEvxに対して90度進む。 (A)〜(D)図において、円形導波管2の開口部1側
からみた方形導波管6の管軸の中心線が、−X軸とY軸
を2分する向きにして、円形導波管3に方形導波管6を
接合しており、方形導波管6に出力される信号は次の通
りとなる。
【0010】第1位相器が(A)図で、第2位相器が
(C)図の状態の場合、
【0011】第1位相器が(A)図で、第2位相器が
(D)図の状態の場合、
【0012】第1位相器が(B)図で、第2位相器が
(C)図の状態の場合、
【0013】第1位相器が(B)図で、第2位相器が
(D)図の状態の場合、 従って、第1位相器と第2位相器を回転させて、金属塊
4及び5と、誘電体板8の配置を変えることにより、水
平偏波と垂直偏波を切り換えて、方形導波管6から出力
することができる。
【0014】次に円偏波受信時の作用について、以下に
説明する。図6(A)〜(E)は、円偏波に対する第1
位相器と第2位相器の作用についての説明図であり、円
偏波は、2つの直交した直線偏波の合成とみなすことが
でき、この2つの直交した直線偏波の振幅が等しく、位
相が90度ずれている場合に円偏波となる。 (A)図
に示す円は、円偏波の電界ベクトルの軌跡を示してお
り、X軸とY軸を2分する向きに電界ベクトルEを有す
る円偏波が円形導波管2に導入されたとすると、円偏波
はX軸方向に直線偏波成分Exを有し、Y軸方向に直線偏
波成分Eyとを有する電磁波として表すことができる。X
軸方向の直線偏波が、Y軸方向の直線偏波より位相が遅
れている場合、円偏波の電界ベクトルEは、矢印bの向
きに回転し左旋円偏波となり、Y軸方向の直線偏波が、
X軸方向の直線偏波より位相が遅れている場合、円偏波
の電界ベクトルEは、矢印aの向きに回転し右旋円偏波
となる。
【0015】(B)及び(C)図は、第1位相器の金属
塊4及び5を円形導波管2に対して回転させた位置を示
しており、(A)図は、上下方向となるようにし、
(B)図は、左右方向となるようにしている。(D)及
び(E)図は、第2位相器の誘電体板8を円形導波管2
に対して回転させた位置を示しており、(D)図は、円
形導波管2の開口部からみた誘電体板8の端面の長手方
向の中心線がX軸とY軸を2分する向きとし、(E)図
は、円形導波管2の開口部からみた誘電体板8の端面の
長手方向の中心線が−X軸とY軸を2分する向きとして
いる。誘電体板8を(D)図、あるいは(E)図の状態
にした場合、円偏波の2つの直交した直線偏波成分(E
x及びEy)は、いずれも誘電体板8と平行した伝播状
態とはならないため、誘電体板8による位相変化は発生
せず、従って、第1位相器の作用のみを考慮すれば良
く、作用としては次の通りとなる。
【0016】第1位相器が(B)図で、第2位相器が、
(D)か(E)図の状態の場合、
【0017】第1位相器が(C)図で、第2位相器が、
(D)か(E)図の状態の場合、
【0018】従って、一次放射器に入射される円偏波が
左旋回か、右旋回かにより、第1位相器を(B)図の状
態とするか、あるいは(C)図の状態とするかを使い分
け、左旋円偏波に対しては、第1位相器を回転させて
(B)図の状態とし、右旋円偏波に対しては、第1位相
器を回転させて(C)図の状態とすることにより、円偏
波を直線偏波に変換することができ、方形導波管6から
前記直線偏波に変換された信号を出力することができ
る。従って、円偏波を使用した衛星放送電波と、直線偏
波を使用した通信衛星電波とを、同一の一次放射器で受
けて、方形導波管6から信号を取り出してコンバータに
入力し、コンバータで局部発信周波数を変化させて選局
することにより衛星放送、あるいは通信衛星の電波を受
信することが可能となる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す円偏波及び
直線偏波共用一次放射器の一部切欠き斜視図であり、同
図に示すように、ホーン形状として電磁波を効率良く導
入し得る開口部1を有する円形導波管2と、円鐶形状の
スライダ14を有する超音波モータのスライダ14の内
壁に第1位相器(金属塊4及び5)を設けた回転式の位
相回路部を、円形導波管2に管軸同士が直線となるよう
に近接して配設し、導入された電磁波を反射し得る終端
面9を設け、側壁に導入された電磁波の出力手段として
方形導波管6を設け、内部に管軸を中心として回転可能
にした第2位相器(誘電体板8)を設けた円形導波管3
を、前記位相回路部に管軸同士が直線となるように近接
して配設している。第1位相器として金属塊4及び5で
構成された90度位相器を使用しており、円鐶形状のス
ライダ14の内部の円形表面の上部及び下部の対向する
円弧が平面になるように金属塊4及び5を取り付け、ス
ライダ14の管軸方向に沿った金属塊4及び5の長さ
を、内部を伝播する電磁波のTE11モードの直交する
2つの偏波成分間の位相差を90度にできる長さとして
いる。前記金属塊4及び5は、どちらか一方のみを使用
するようにしても良いが、この場合は、90度位相器と
するため金属塊のスライダ14の管軸方向に沿った長さ
を長くする必要がある。
【0020】金属塊4及び5の表面は略平面状としてい
るが、スライダ14の内部を伝播する電磁波のTE11
モードの直交する2つの偏波成分間に位相差を発生させ
るためには、X軸方向とY軸方向との内径差を設ければ
良く、金属塊4及び5の表面を平面状とする代わりに、
表面を盛り上げて円形導波管2の開口部1からみた形を
円弧状にしても良く、加工のしやすさによって選択が可
能である。図1の実施例では、第2位相器として誘電体
板8で構成された90度位相器を使用しており、円形導
波管3の管軸を中心とし誘電体板8を回転させることが
できるようにし、誘電体板8の円形導波管3の管軸方向
に沿った長さを円形導波管3の内部を伝播する電磁波の
TE11モードの直交する2つの偏波成分間の位相差を
90度にできる長さとしている。
【0021】誘電体板8の回転機構としては、円形導波
管3の終端面9の外側に駆動部7を設け、駆動部7とし
ては例えばモータ等を使用し、同モータの回転と連動し
て回転する回転軸10を設けて、誘電体板8の端面の中
心に取り付け、誘電体板8を円形導波管3の管軸を中心
として回転できるようにしている。誘電体板8の端面の
形状は、略V字形の形状としているが、位相回路として
の整合がとれるようであれば、他の形状にしても良い。
また、駆動部7を使用する代わりに、手動で誘電体板8
を回転させるようにしても良い。円形導波管2の内部に
導入された電磁波の出力手段として、円形導波管3の終
端面9側に配置した第2位相器に面した円形導波管3の
側面に方形導波管6を接合している。
【0022】図2(A)は、図1の正面図であり、
(B)図は、図1の側面図である。(A)図に示すよう
に、第1位相器として使用されている金属塊4及び5の
表面は、X軸に平行となるようにし、円形導波管2の対
向する円弧部分に配置されており、出力用の方形導波管
6は同方形導波管6の管軸が−X軸とY軸を2分する角
度となるように配置されている。さらに、第2位相器と
して使用されている誘電体板8は、端面の長手方向Y軸
と平行となるように配置しており、(B)図に示すよう
に、円形導波管3の終端面9に向かって第1位相器と第
2位相器を順に並べており、電磁波のTE11モードの
直交する2つの偏波成分の内、Y軸方向の電界成分を遅
延させて、表1に示すように位相差を180度にでき、
方形導波管6から垂直偏波の電磁波を出力することがで
きる。
【0023】図3は、本発明の位相回路部の回転機構を
示す説明図であり、回転機構として超音波モータを使用
するようにしている。円鐶状のスライダー14の内壁に
位相器として使用する金属塊4及び5を取り付け、円鐶
状のスライダー14の外側に一部をカットした円鐶状の
ステータ13を巻き付けるようにし、同ステータ13の
外側より図1に示す円鐶状の外箱11を被せるようにし
ている。ステータ13の円鐶をカットした一端に位置す
るように、外箱11に開口を設けて圧電振動子12を設
け、他端に位置するように、同様に外箱11に開口を設
けて圧電振動子16を設け、圧電振動子12及び16に
は各々接続配線15及び17が接続されており、接続配
線15を介して圧電振動子12に高周波電圧を印加し、
圧電振動子12を振動させ、圧電振動子12とステータ
13とを加圧接触状態としておくことにより、圧電振動
子12の振動をステータ13に伝え、ステータ13の円
鐶方向に振動波が伝わって行くようにしている。ステー
タ13とスライダー14は、図1に示す円鐶状の外箱1
1により加圧接触状態としてあり、ステータ13に振動
波が伝わるようにすることにより、スライダー14を回
転させることができる。ステータ13の周囲に複数個の
圧電振動子を設けて、圧電振動子に印加する高周波電圧
の位相を各々変化させて、ステータ13の円鐶方向に振
動波が伝わり易くして、スライダー14を回転し易くし
ても良い。ステータ13の他端に伝えられた振動波を圧
電振動子16で電気信号に変換し、接続配線17で伝え
られた電気信号を短絡処理することにより、振動を吸収
し、ステータ13の円鐶方向には進行波のみが伝わるよ
うにしている。
【0024】図7は、本発明のその他の実施例を示す直
線偏波用一次放射器の説明図であり、(A)は正面図で
あり、(B)は要部切欠き側面図である。図2(A)及
び(B)に示す例との相違は、円形導波管3から出力を
取り出すのに用いている方形導波管6を使用する代わり
に、プローブ19を使用して出力を取り出すようにした
ものである。円形導波管3と回転軸10を各々終端面9
側に延長して、円形導波管21と回転軸20とし、固定
具18を使用してプローブ19を円形導波管21に固定
するようにし、プローブ19は(A)図に示すように、
X軸とY軸を2分する角度とし、円形導波管21に対す
る挿入深さは、プローブ19に最大の出力が取り出せる
ようにする。また、プローブ19の円形導波管21に対
する水平方向の取付位置は、(B)図に示すように、終
端面9からプローブ19に結合させる電磁波の1/4波
長の長さにほぼ等しくなるようにし、誘電体板8が回転
できるようにプローブ19の取付位置を終端面9側にず
らして取り付けている。
【0025】図8は、本発明のその他の実施例を示す、
直線偏波用一次放射器の一部切欠き斜視図であり、図1
において位相回路として使用している金属塊4及び5の
代わりに、略長方形の金属板22及び23を使用するよ
うにしている。円鐶形状のスライダ14の内部の円形表
面の上部と下部の対向する円弧の中心に垂直に取り付け
て、金属板22及び23の短辺方向がスライダ14の管
軸に向かうようにし、長辺方向がスライダ14の管軸と
平行になるように配置し、スライダ14の管軸方向に沿
った金属板22及び23の長手方向の長さを、スライダ
14の内部を伝播する電磁波のTE11モードの直交す
る2つの偏波成分間の位相差を90度とすることができ
る長さとしている。金属板22及び23の短辺方向の端
面の形状は、段差を中間に設けた形状としているが、位
相器として整合がとれるようであれば他の形状としても
良い。また、前記金属板22及び23は、どちらか一方
のみを使用するようにしても良いが、この場合は、位相
差を90度とするため前記金属板の長辺方向の長さを長
くする必要がある。
【0026】図9は、円形導波管と位相回路部との接続
状態を示す、説明図であり、円形導波管2及び3に対し
て、ステータ13及びスライダ14で構成された回転式
の位相回路部を、管軸同士が直線となるように近接させ
て配置しており、境界面が不連続となり、同不連続箇所
で発生する損失が大きい場合、接続部の導波管2及び3
の管壁を部分的に厚くし、導波管2の接続部の端面、及
び導波管3の接続部の端面とステータ13及びスライダ
14の端面で構成される2つの溝が、各々超音波モータ
の外箱11で終端されるようになチョーク構造とし、溝
の入口と外箱11で構成された終端面迄の距離を、内部
を伝播する電磁波の半波長の長さにほぼ等しくして、不
連続箇所で発生する損失を少なくするようにしても良
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
円形導波管に導入された水平偏波、及び垂直偏波、ある
いは、右旋円偏波、及び左旋円偏波に対して、回転式の
第1位相器と第2位相器とを回転させることにより、受
信する方を選択して円形導波管から出力することによ
り、円偏波及び直線偏波を共用して受信することを可能
とした円偏波及び直線偏波共用一次放射器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、円偏波及び直線偏波
共用一次放射器の一部切欠き斜視図である。
【図2】(A)は、図1の正面図であり、(B)は、図
1の側面図である。
【図3】本発明の超音波モータの回転機構を示す説明図
である。
【図4】(A)〜(D)は、複合位相回路部の入出力端
における水平偏波と、垂直偏波の電界ベクトルの分解図
である。
【図5】(A)〜(D)は、直線偏波に対する位相器の
作用についての説明図である。
【図6】(A)〜(E)は、円偏波に対する位相器の作
用についての説明図である。
【図7】本発明のその他の実施例を示す、円偏波及び直
線偏波共用一次放射器の説明図で、(A)は正面図であ
り、(B)は要部切欠き側面図である。
【図8】本発明のその他の実施例を示す、円偏波及び直
線偏波共用一次放射器の一部切欠き斜視図である。
【図9】円形導波管と超音波モータの回転機構部との接
続状態を示す、説明図である。
【図10】従来例を示す円偏波及び直線偏波共用一次放
射器の一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 開口部 2 円形導波管 3 円形導波管 4 金属塊 5 金属塊 6 方形導波管 7 駆動部 8 誘電体板 9 終端面 10 回転軸 11 外箱 12 圧電振動子 13 ステータ 14 スライダ 15 接続配線 16 圧電振動子 17 接続配線 18 固定具 19 プローブ 20 回転軸 21 円形導波管 22 金属板 23 金属板 24 円形導波管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を導入し得る開口部を設けた第1
    円形導波管と、同第1円形導波管と管軸同士が直線とな
    るように近接して配設した、円鐶形状のスライダを有す
    る超音波モータのスライダの内壁に第1位相器を設け、
    内部を伝播する電磁波のTE11モードの直交する2つ
    の偏波成分間の位相差を約90度とすることができる回
    転式の位相回路部と、同位相回路部と管軸同士が直線と
    なるように近接して配設し、導入された電磁波を反射し
    得る終端面を設け、側壁に導入された電磁波の出力手段
    として方形導波管、または、プローブを設け、内部に管
    軸を中心として回転可能にした第2位相器を設け、同第
    2位相器で内部を伝播する電磁波のTE11モードの直
    交する2つの偏波成分間の位相差を約90度とすること
    ができる第2円形導波管とからなることを特徴とする円
    偏波及び直線偏波共用一次放射器。
  2. 【請求項2】 前記第1位相器が金属塊で構成された9
    0度位相器からなり、前記円鐶形状のスライダの内部の
    円形表面の少なくとも一つの円弧が平面になるように前
    記金属塊を設けたことを特徴とする請求項1記載の円偏
    波及び直線偏波共用一次放射器。
  3. 【請求項3】 前記第1位相器が少なくとも一枚の略長
    方形の金属板で構成された90度位相器からなり、前記
    円鐶形状のスライダの内部の円形表面に垂直に取り付
    け、前記金属板の短辺方向がスライダの管軸に向かうよ
    うにし、長辺方向がスライダの管軸に平行となるように
    配置したことを特徴とする請求項1記載の円偏波及び直
    線偏波共用一次放射器。
  4. 【請求項4】 前記第2位相器が誘電体板で構成された
    90度位相器からなることを特徴とする請求項1記載の
    円偏波及び直線偏波共用一次放射器。
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CN112713375A (zh) * 2019-10-24 2021-04-27 Vega格里沙贝两合公司 波导装置和天线

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