JPH05207232A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH05207232A
JPH05207232A JP4038750A JP3875092A JPH05207232A JP H05207232 A JPH05207232 A JP H05207232A JP 4038750 A JP4038750 A JP 4038750A JP 3875092 A JP3875092 A JP 3875092A JP H05207232 A JPH05207232 A JP H05207232A
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JP4038750A
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Inventor
Norihiro Yamamoto
典弘 山本
Osamu Takase
修 高瀬
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速、高精細な読み取りを可能とし、高速化
を図る。 【構成】 CCDラインセンサ6a,6bは入射光をフ
ォトダイオードアレイ7a,7bで光電変換、蓄積した
信号電荷をCCDシフトレジスタ8a,8bに送り、各
画素信号を順次出力部9a,9bに送りだし、1ライン
分(センサ)の画素信号を読みだすことができる。CC
Dラインセンサ6a,6bは駆動部10によりそれぞれ
独立に、かつ同時に駆動され、出力信号は信号処理部1
1によりサンプルホールド、A/D変換、暗時出力補
正、原稿画像の中心部分から互いに逆方向に並列に出力
された2つのデータ列を、原稿画像の端のデータから順
に並んだ1つの直列データ列として出力するように並び
替え、シェーディング補正などの処理がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、画像読取装置に関し、より詳細
には、CCDラインセンサを用いた画像読取装置に係
り、特に高速、高精細読み取りの可能な画像読取装置に
関する。例えば、スキャナ、複写機、ファクシミリなど
の画像入力に適用されるものである。
【0002】
【従来技術】CCDラインセンサを用いた画像読取装置
において、原稿を複数の領域にわけ、それぞれの領域に
対応したラインセンサを主走査方向に複数個並べて原稿
画像を読み取る画像読取装置が提案されている。例え
ば、特公平1−53538号公報のものは、画像読み取
りの読み取り速度、読み取り密度を高めようにとしてい
る。また、近年、高速高精細な読み取りが可能なスキャ
ナが望まれている。また、微細加工技術の進歩で高速動
作可能なCCDラインセンサ、高密度のCCDラインセ
ンサが出現している。しかし、従来の技術である1つの
CCDラインセンサを使う画像読取装置では、高速、高
精細という点でまだ十分でない。無理に高速、高精細な
読み取りを達成しようとすればCCD駆動回路、出力信
号処理回路が高速動作可能であることが要求され、コス
トの点で不利なばかりか読み出す画素情報の精度も悪く
なることが予想される。
【0003】また、従来例では読み取ることのできる最
大原稿サイズより小さい原稿を読み取るときに、CCD
ラインセンサの画素情報のうち不要な画素情報を含むす
べての画素情報を読みだし、処理しているので読み取り
効率が悪くなっている。
【0004】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みなされたも
ので、CCDラインセンサ、CCD駆動回路、出力信号
処理回路の動作が低速であっても高速、高精細な読み取
りが可能で、小さい原稿を読み取るときには、必要な画
素だけ読み出すことが可能であり、高速化を図ること、
また、2つのCCDラインセンサを用いることにより、
高速、高精細な読み取りが可能であり、特に小さい原稿
を読み取るときにより高速に読み取ることができ、CC
Dラインセンサの持つ画素数より少ない画素数だけ読み
出しを行なったときにも暗時出力の補正を精度よくでき
ること、また、さらに精度の高い暗時出力補正が可能な
こと、さらに、精度の高いシェーディング補正を行なう
ことでより高精細な読み取りが可能であること、さら
に、出力形式が1つのCCDラインセンサと同様である
画像読取装置を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
光電変換素子により原稿の濃度に応じた電気信号を得る
画像読取装置において、原稿領域を主走査方向に2分割
して読み取るように光電変換素子(6a,6b)を前記
原稿領域に対応させて2つ設け、該2つの光電変換素子
の最初に読み出される読み取り画素に対応する原稿位置
が原稿領域の主走査方向のほぼ中央で、かつ次に続いて
読みだされる読み取り画素に対応する原稿位置の方向が
互いに逆方向となるように設置し、原稿以外からの反射
光を遮光する遮光板(29a,29b)と、原稿のサイ
ズに対応した前記光電変換素子の画素のみを出力し、感
光部がなく転送部のみの画素の出力部分をホールドする
第1のホールド手段(52a,52b)と、感光部に光
シールドがなされている画素の出力(読み取りライン以
前に非読み出し画素で発生した暗時出力と読み取りライ
ンで光シールドがなされている画素で発生した暗時出力
の和)をホールドする第2のホールド手段(53a,5
3b)と、前記第1のホールド手段(52a,52b)
及び前記第2のホールド手段(53a,53b)の出力
を基準として1ラインにわたり実際に各画素から出力さ
れる暗時出力信号を正規化する第1の正規化手段(56
a,56b)と、該第1の正規化手段により正規化され
た暗時出力信号を記憶する第1の記憶手段(58a,5
8b)と、感光部に光シールドがなされている画素の出
力をホールドする第3のホールド手段(59a,59
b)と、該第3のホールド手段の出力と前記第1の記憶
手段の内容を1ラインにわたり読み出した出力とを乗算
する乗算手段(60a,60b)と、該乗算手段の出力
を画像を読み取ったときの出力から減ずる減算手段(6
3a,63b)とを設けたこと、更には、(2)1ライ
ンにわたる暗時出力信号を光電変換素子から読み出すと
きの蓄積時間を、画像を読み取るときのラインあたりの
蓄積時間に比べ長く設定すること、更には、(3)前記
(1)又は(2)において、感光部がなく転送部のみの
画素の出力部分をホールドする第1のホールド手段(5
2a,52b)と、1ラインにわたり白基準板を読み取
ったときの出力信号のピーク値をホールドするピークホ
ールド手段(90a,90b)と、前記第1のホールド
手段および前記ピークホールド手段の出力値を基準とし
て1ラインにわたる白基準板読み取り信号および画像読
み取り信号を正規化する第1の正規化手段(56a,5
6b)と、該第1の正規化手段の出力である正規化され
た白基準板読み取り信号を1ラインにわたり記憶する第
2の記憶手段(65a,65b)と、前記第1の正規化
手段の内容を1ラインにわたり読み出した出力により画
像を読み取ったときの出力を正規化する第2の正規化手
段(66a,66b)とを設けたこと、更には、(4)
前記(1),(2)又は(3)において、原稿画像の中
心部分から互いに逆方向に並列に出力された2つのデー
タ列を、原稿画像の端のデータから順に並んだ1つの直
列データ列として出力する並べ替え回路(67)を設け
たことを特徴としたものである。以下、本発明の実施例
に基づいて説明する。
【0006】図1は、本発明による画像読取装置の一実
施例を説明するための構成図で、図中、1は原稿、2は
コンタクトガラス、3は照明光源、6a,6bはCCD
ラインセンサ、24a,24bはレンズ、29a,29
bは遮光板である。
【0007】コンタクトガラス2の上の原稿1は照明光
源3で線状に照明される。原稿1からの反射光のうち、
原稿1の中心から左側の反射光は左側のCCDラインセ
ンサ6a上に、原稿1の中心から右側の反射光は右側の
CCDラインセンサ6b上にレンズ24a,24bによ
り結像される。また、2つのCCDラインセンサ6a,
6bは線状に照明された画像の中心部分の画像信号がま
ずはじめに出力されるように出力部が外向きに配置され
ている。図1に示した光学系は一実施例であり原稿画像
を主走査方向(x方向)に2つに分割できる光学系であ
れば、例えば、ミラー、あるいはハーフミラー、あるい
はルーフミラーを使う方法など、どのような方法を用い
てもよい。遮光板29a,29bは読み取り領域以外か
ら反射した反射光を遮光する。
【0008】図2は、光電変換系、駆動系、信号処理系
を示す図で、図中、7a,7bはCCDシフトレジス
タ、8a,8bはフォトダイオードアレイ、9a,9b
は出力部、10はCCD駆動部、11は信号処理部、3
0は遮光板制御部、31は原稿サイズ検知部、32は照
明光源制御部、33は副走査速度制御部である。
【0009】CCDラインセンサ6a,6bは入射光を
フォトダイオードアレイ7a,7bで光電変換、蓄積し
た信号電荷をCCD駆動部10からのシフトパルスを受
け並列にCCDシフトレジスタ8a,8bに送る。次に
CCDシフトレジスタ8a,8bにより各画素信号をC
CD駆動部10の転送パルスを受け順次出力部9a,9
bに送りだし、1画素分の信号を送りだした後、CCD
駆動部10のリセットパルスRSにより電荷をクリアす
ることをセンサ1ライン分の画素数だけ繰り返すことに
より1ライン分(センサ)の画素信号を読みだすことが
できる。CCDラインセンサ6a,6bは駆動部10に
よりそれぞれ独立に、かつ同時に駆動され、出力信号は
信号処理部11によりサンプルホールド、A/D変換、
暗時出力補正、原稿画像の中心部分から互いに逆方向に
並列に出力された2つのデータ列を、原稿画像の端のデ
ータから順に並んだ1つの直列データ列として出力する
ように並び替え、シェーディング補正などの処理がなさ
れる。信号処理部11における処理の説明は後述する。
照明光源3、CCDラインセンサ6a,6bおよびレン
ズ24a,24bは一体となり、図示しないキャリッジ
上に設置されており1ラインの読取りが終了するとつぎ
の読取り位置まで移動する。図3はCCD駆動部の出力
するシフトパルスSH、クロックパルスφ1、φ2、リ
セットパルスRSのタイミング図を示す。
【0010】本発明の実施例では、読み取り可能な最大
原稿サイズより小さい原稿1を読み取る場合、原稿から
の画像情報を持つ反射光以外を遮光板29a,29bで
遮光し、遮光板29a,29bで遮光した部分に相当す
るCCDラインセンサ6a,6bの画素は読みださない
ようにする。すなわち本発明の実施例の場合、CCDラ
インセンサ6a,6bの出力信号は、例えば、図4
(A)のように感光部を持たず転送部のみの画素の出力
DS(E)、光シールドされた感光部を持つ画素の出力
DS(S)、読み取り領域に対応する画素の出力の順に
出力されるが、CCDラインセンサの持つ画素数がn画
素である場合でもm(m<n)画素だけ読み出したら次
のライン読み取りを開始する。このために原稿サイズ検
知部31は自動的に原稿サイズ(主走査方向)を検知す
るか、あるいは人が指定した原稿サイズ(主走査方向)
を検知し、そのサイズからCCDラインセンサ6a,6
bの必要な画素数mを設定する。その設定した画素数の
情報をCCD駆動部10、信号処理部11、照明光源制
御部32、副走査速度制御部33、遮光板制御部30に
送る。
【0011】遮光板制御部30は、送られてきた画素数
の情報に従ってCCDラインセンサ6a,6bの画素の
うち画像読み取りに寄与しない画素部分を遮光するよう
に遮光板29a,29bを移動する。CCD駆動部10
は、送られてきた画素数の情報にしたがってCCDライ
ンセンサの画素をm個だけ読み出すようにφ1,φ2を
m発出力した後にシフトパルスSHを出力する。信号処
理部11では1ラインの画素数が2mであるとして信号
処理する。副走査速度制御部33では、送られてきた画
素数の情報に従って副走査速度を決定して副走査を行な
う。この場合、1ラインの読み取り時間がm/n倍にな
るので、全ての画素nを読み出す場合に比べ副走査速度
をn/m倍にする。照明光源制御部32では、送られて
きた画素数の情報に従って照明光源3の強度を決定し照
明光源3の駆動を行なう。この場合、1ラインの読み取
り時間がm/n倍になるのでそのままではCCDライン
センサの露光量もm/n倍に減少する。このため全ての
画素nを読み出す場合に比べ、照度がn/m倍となるよ
うに照明光源3を制御する。
【0012】本発明の実施例によれば、CCDラインセ
ンサを2つ用い、独立に、かつ同時に駆動することによ
り、CCDラインセンサを1つ用いた場合に比べ、CC
Dラインセンサの駆動周波数が同じで、同じ読み取り密
度の時には、2倍の速度で1ラインを読み取ることがで
きる。また、CCDラインセンサの駆動周波数が同じ
で、1ラインの読み取り速度が同じ場合には2倍の読み
取り密度で読み取ることができる。原稿画像の中心部分
から出力されたデータを原稿画像の端から順に並び替え
ることで1つのCCDラインセンサを用いたときと同様
の出力形式で出力データが得られる。また遮光板を用い
て読み取りに寄与しない画素を読みださないようにした
ため、小さい原稿を読み取るときに読み取り速度を速く
できる。
【0013】なお、この場合で照明の明るさ、副走査速
度を一切変えないようにして、CCDラインセンサのク
ロック速度をm/n倍にすることにより光電変換素子駆
動の消費電力を低減することができる。また照明の明る
さ、副走査速度、CCDラインセンサのクロック速度を
一切変えないようにして、画像読み取りに関係する画素
だけを読みだし、関係しない画素部分はクロックを送ら
ず読みださないようにすることで総データ量を低減する
ことができる。
【0014】上記のような画像読取装置では、CCDラ
インセンサの画素のうち画像読み取りに関与する画素の
みを読み出すようにすることにより、露光量に対応する
光電変換出力には、その画素で発生した暗出力と前ライ
ン以前の読み取り時に、非読み出し画素において発生し
た暗出力との和の形で現れる。図5にCCDラインセン
サのもつ画素のうち25%の画素を読み出した場合にお
ける暗出力の重なりの様子を示す。図5のように、CC
Dラインセンサが持つCCDシフトレジスタの数だけ出
力信号を出力したあとは、各画素から出力される暗時出
力は、同じ画素で発生した暗時出力の和となることがわ
かる。従って、m画素だけ出力する場合でも、暗時出力
レベルの時間変化がない場合、CCDラインセンサが持
つ画素数nだけを一度出力してしまえばそのあとの読み
取りでは各画素の出力信号に含まれる暗時出力分は、各
ライン読み取りで一定となる。
【0015】以下に、1回の原稿画像読み取り期間中に
暗出力の変動、および光源強度の変動が非常に小さい場
合の本発明の実施例の信号の処理部の一実施例について
述べる。n画素分のCCDシフトレジスタを持つCCD
ラインセンサからm画素だけ読みだす場合には第iライ
ンの第j番目の画素出力dout(i,j)は以下のように
なる。 dout(i,j)=dmo(i,j)+Σ{dBK(j+m(h-1))} (1) ただし、dmo(i,j):第iライン、第j番目の画像信
号 dBK(k) :センサの第k番目の画素で発生する暗出
力でk>nのときdBK(k)=0
【0016】従って、原稿のもつ情報を精度よく電気信
号に変換するためには光電変換素子の出力信号に対して
暗出力を減ずるためのなんらかの補正、およびCCDラ
インセンサの画素間の感度バラツキ、光源の強度分布の
不均一を補正するシェーディング補正が必要となる。ま
た、本発明においては、暗出力補正、シェーディング補
正と共に出力データの並び替えの処理が必要である。こ
のために本発明の実施例の信号処理部11は以下で説明
するような構成をとっている。なお、本発明の実施例で
は、1回の画像読み取りで光源の強度変動が小さく、ま
たCCDラインセンサの温度変化が非常に小さく暗時出
力が一定とみなすことができると仮定する。
【0017】図6は、信号処理部の実施例を示す図で、
図中、51a,51b,52a,52b,53a,53
bはサンプルホールド(S/H)回路、54a,54b
は増幅器、55はスイッチ回路、56a,56bはA/
D変換器、57a,57bは切換回路、58a,58b
は暗出力メモリ、59a,59bは加算平均回路、63
a,63bは減算回路、64a,64bは切換回路、6
5a,65bは白基準メモリ、66a,66bは除算回
路、67は並べ替え回路、90a,90bはピークホー
ルド回路91a,91bは切り替え回路である。
【0018】CCDラインセンサの出力の1ライン分
は、例えば、図4(A)に示されるような波形である。
これら1ラインの波形はS/H回路51a,51bに導
かれCCDラインセンサの転送クロック波形を除去され
て、図4(B)の波形になる。この実施例において全て
の信号処理の前に各メモリの書き込みアドレス、読み出
しアドレスはリセットしておく。次に1ラインにわたる
暗出力の発生、記憶を行う。まずはじめにCCDライン
センサの各画素中に残留する暗時出力がないように全て
の画素信号を出力しておく。次にスイッチ回路91a,
91bを図示とは反対の切り換え位置とし、S/H回路
51a,51bの出力はS/H回路52a,52b、S
/H回路53a,53b、ピークホールド回路90a,
90bおよびA/D変換回路56a,56bに導かれ
る。1ラインにわたりCCDラインセンサの露光量をゼ
ロとすると、その1ライン分の出力はS/H回路51
a,51bを経て、図7(A)に示すような波形とな
る。
【0019】すなわち、DS(S)、読み取り領域がす
べて暗出力レベルとなり各画素ごとにその値がばらつ
く。これをS/H回路52a,52bに導き、DS
(E)の値でサンプルホールドし、A/D変換回路56
a,56bの上限リファレンスVrefHとする。次に蓄積
される暗時出力が一定となるまで出力を行ないS/H回
路53a,53bに導き、DS(S)の平均値あるいは
代表値でサンプルホールドし、増幅回路54a,54b
で増幅してA/D変換回路56a,56bの下限リファ
レンス値VrefLとする。
【0020】これによりA/D変換がなされ、その出力
は切り換え回路57a,57bを下の切り換え位置とし
て(CCDラインセンサの1ライン分以上のメモリ領域
をもつ)暗出力メモリ58a,58bに各々1ライン分
(m画素分)が記憶される。これにより出力される暗時
出力が一定になったあとの光シールドされた感光部の画
素DS(S)から実際に出力される暗時出力の平均値、
あるいは代表値を基準にした1ライン分の実際の暗出力
パターンの取り込みが終わる。この暗出力パターンは DBK(j)/(VrefH−VrefL)=DBK(j)/DBK (2) ただし、DBK(j):j番目の画素に数ラインにわたり蓄
積された暗時出力 DBK :DS(S)に数ラインにわたり蓄積された暗時
出力の代表値あるいは平均値 であり、各画素から出力される蓄積された暗出力レベル
が、光シールドされた感光部から出力される暗時出力の
何倍あるかを示した値である。この後、暗出力メモリ5
8a,58bの書き込みアドレス、読みだしアドレスは
リセットされる。
【0021】次に、1ラインの白基準の取り込みを行
う。本発明の実施例の場合、白基準取り込みのため、ま
ずA/D変換器のリファレンス値を生成する。そのため
切り替え回路91a,91bの切り替え位置を図示の位
置とし、白色基準板を読み取ったときの1ラインのうち
のピーク値を下限リファレンス値VrefLとする。上限の
リファレンス値は、暗時出力パターンの取り込みに用い
たVrefHを用いる。このリファレンスVrefH,V
refLは、画像読み取りのときにもそのまま使う。これに
よりA/D変換回路56a,56bのリファレンスV
refH,VrefLと信号入力(=S/H回路51a,51b
の出力)との関係は図7(B)に示されるようになる。
この時、A/D変換器から出力されるデータは、 (dwo(j)+DBK(j))/(dwpeek+DBpeek) (3) ただし、 dwo(j):白基準を読み取りのj番目の画素における光
電変換出力 dwpeek :白基準読み取りの1ラインの出力のピーク値
を持つ画素の光電変換出力 DBpeek :白基準読み取りの1ラインの出力のピーク値
を持つ画素の数ラインに渡って蓄積されたときの暗時出
力 となり、この出力は切り換え回路57a,57bを図示
の位置とし加算平均化回路59a,59b、減算回路6
3a,63bに導かれる。
【0022】一方、この動作と同時に次のことが行なわ
れる。暗出力メモリ58a,58bから、はじめの画素
に対応する暗出力から順に読み出しが行なわれる。この
出力は乗算回路60a,60bに入力される。乗算回路
60a,60bのもう一方の入力には加算平均回路59
a,59bの出力が入力される。加算平均化回路59
a,59bは、入力される制御信号がONのときに、入
力される画素出力を順次加算して平均値を得る機能を有
しており、平均値を得たあとそのままの値を保持する。
この場合は第1ライン読取り時のDS(S)の値のとき
にONとなる制御信号が入力されている。この間のdwo
(j)はゼロであるので、加算平均化回路59a,59b
の出力はDS(S)の平均値、あるいは代表値であるD
BK/(dwpeek+DBpeek)となる。この結果、乗算回路6
0a,60bの出力は、 {DBK/(dwpeek+DBpeek)}・(DBK(j)/DBK) =DBK(j)/(dwpeek+DBpeek) (4) となり減算回路63a,63bの負側入力に導かれる。
【0023】一方、減算回路63a,63bの正側入力
には、式(3)が入力されるので減算回路63a,63
bの出力は、 dwo(j)/(dwpeek+DBpeek) (5) となる。この白基準読み取りの各演算は、読み出し画素
数(各センサでm画素)だけ行われる。この出力(式
(5))を切り換え回路64a,64bを図示とは反対
の切り換え位置として白基準メモリに記憶する。これに
より1ライン(各センサでm画素)の白基準の取り込み
が終わる。この後、暗出力メモリ58a,58b、白基
準メモリ65a,65bの書き込みアドレス、読み出し
アドレスはリセットされる。
【0024】画像の入力は減算回路63a,63bまで
は上記白基準の取り込みと同じように行われる。以下、
白基準入力と画像入力の違いを説明する。減算回路63
a,63bから出力されるデータは、 dmo(i,j)/(dwpeek+DBpeek) (6) である。この出力は、切り替え回路64a,64bを図
示の位置とし除算回路66a,66bに入力され、各ラ
インごとに白基準メモリ65a,65bを読み出した出
力で除算を行う。
【0025】これにより除算回路66a,66bの出力
は(式(6))/(式(5))より {dmo(i,j)/(dwpeek+DBpeek)}/{dwo(j)/(dwpeek+DBpeek)} ={dmo(i,j)/dwo(j)} (7) となり、暗出力補正、シェーディング補正を施されたデ
ータが出力されることになる。この原稿画像の中心から
逆方向に並列に出力された2つのデータは、並べ替え回
路67に入力され、原稿の端のデータから順に並んだ1
つの直列データ列として出力される。すなわち並べ替え
を行なう前のデータ列は、図10(A),(B)のよう
な並びの2つの並列データ列であるが、並び替え回路6
7において図10(C)のように変換され出力される。
以上のように本発明の実施例によれば、1回の読み取り
期間中の暗出力の変動および光源の強度変動の強度が十
分小さいときにおいて、前ライン読み取り以前の暗出力
が残留している場合でも暗出力、および光源変動に影響
されることなしに、量子化やシェーディング補正できる
効果があり、また並べ替えを行なうことにより、1つの
CCDラインセンサを用いたときと同様の出力形式で出
力データが得られる。
【0026】図8は、信号処理部の他の実施例を示す図
である。図8に示す信号処理部11において減算回路6
3a,63bまでは、図6の信号処理部と同じ構成であ
る。図6に示した信号処理部との違いは、減算回路63
a,63bの出力が並べ替え回路67に入力され、2つ
の並列データ列を原稿画像の端のデータから並んだ1つ
の直列データ列として並び替えられることである。この
ため切り替え回路64、白基準メモリ65、除算回路6
6は1つずつとなっている。図8における信号処理部で
は、シェーディング補正は並べ替え回路67のあとに行
なうことになる。その外は図6に示した信号処理部と同
じである。図8の信号処理部は、図6の信号処理部と同
じ効果があり、またその上シェーディング補正のための
回路構成が簡単になる。
【0027】図9は、信号処理部の更に他の実施例を示
す図である。図9に示す信号処理部11においてA/D
変換回路56a,56bまでは、図6の信号処理部と同
じである。図6に示した信号処理部との違いは、A/D
変換回路56a,56bの出力が、切り替え回路68
a,68bを介して、並べ替え回路67、メモリ69
a,69bに入力され、2つの並列データを原稿画像の
端のデータ列から並んだ1つの直列データ列として並べ
替えられることである。この時、並べ替え回路67にそ
のままデータを入力した場合、図10(C)に示したよ
うにDS(S)の情報がこわれてしまう。このためDS
(S)の情報を壊さないためにメモリ69a,69bに
それぞれのセンサから出力されたDS(S)の情報を保
存しておき、データを並べ替えた後、セレクト回路70
において2つのDS(S)を挿入し、図10(D)のよ
うなデータに変換して出力する。図9に示した信号処理
部においては、暗出力補正、シェーディング補正は、並
べ替え回路の後に行なう。その外は図6に示した信号処
理部と同じである。図9の信号処理回路は、図6の信号
処理回路と同じ効果があり、またその上暗出力補正、シ
ェーディング補正のための回路構成が簡単になる。
【0028】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)請求項1記載の発明では、光電変換素子により原
稿の濃度に応じた電気信号を得る画像読取装置におい
て、原稿領域を主走査方向に2分割して読み取るように
光電変換素子を前記原稿領域に対応させて2つ設け、該
2つの光電変換素子の最初に読み出される読み取り画素
に対応する原稿位置が原稿領域の主走査方向のほぼ中央
で、かつそれに続いて読みだされる読み取り画素に対応
する原稿位置の方向が互いに逆方向となるように設置
し、原稿以外からの反射光を遮光する遮光板と、原稿サ
イズに対応した前記光電変換素子の画素のみを出力し、
感光部がなく転送部のみの画素の出力部分をホールドす
る第1のホールド手段と、感光部に光シールドがなされ
ている画素の出力(読み取りライン以前に非読み出し画
素で発生した暗時出力と読み取りラインで光シールドが
なされている画素で発生した暗時出力の和)をホールド
する第2のホールド手段と、前記第1のホールド手段及
び第2のホールド手段の出力を基準として1ラインにわ
たり実際に各画素から出力される暗時出力信号を正規化
する第1の正規化手段と、該第1の正規化手段により正
規化された暗時出力信号を記憶する第1の記憶手段と、
感光部に光シールドがなされている画素の出力をホール
ドする第3のホールド手段と、該第3のホールド手数の
出力と前記第1の記憶手段の内容を1ラインにわたり読
み出した出力とを乗算する乗算手段と、該乗算手段の出
力を画像を読み取ったときの出力から減ずる減算手段と
を設けたので、高速高精細な読み取りが可能で、小さい
原稿を読み取るときにはさらに高速に読み取ることがで
き、さらに1回の読み取りで暗時出力の変動がない場合
に、光電変換素子の持つ画素数より少ない画素数だけよ
みだしたときにも、簡単な回路構成で精度のよい暗時出
力補正が可能となる。 (2)請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、1ラインにわたる暗時出力信号を、光電変換素
子から読み出すときの蓄積時間を画像を読み取るときの
蓄積時間に比べ長く設定するようにしたのでより高精度
な暗時出力の補正が可能である。 (3)請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、感光部がなく転送部のみの画素の出力部分をホ
ールドする第1のホールド手段と、1ラインにわたり白
基準板を読み取ったときの出力信号のピーク値をホール
ドするピークホールド手段と、前記第1のホールド手
段、および前記ピークホールド手段の出力値を基準とし
て1ラインにわたる白基準板読み取り信号および画像読
み取り信号を正規化する第1の正規化手段と、該第1の
正規化手段の出力である正規化された白基準板読み取り
信号を1ラインにわたり記憶する第2の記憶手段と、前
記第1の正規化手段の内容を1ラインにわたり読み出し
た出力により正規化する第2の正規化手段とを設けたの
で、光源の強度変動がない場合には、精度のよいシェー
ディング補正が可能である。 (4)請求項4記載の発明では、請求項1〜3の発明に
おいて、並べ替え回路を設けたので1つの光電変換素子
と同じ出力形式の出力データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像読取装置の一実施例を説明
するための構成図である。
【図2】 光電変換系、駆動系、信号処理系を示す図で
ある。
【図3】 CCD駆動部の出力パルスを示すタイミング
図である。
【図4】 CCDラインセンサの出力信号を示す図であ
る。
【図5】 CCDラインセンサの暗出力の重なりの様子
を示す図である。
【図6】 信号処理部の実施例を示す図である。
【図7】 CCDラインセンサの1ライン分の出力を示
す図である。
【図8】 信号処理部の他の実施例を示す図である。
【図9】 信号処理部の更に他の実施例を示す図であ
る。
【図10】 並べ替え回路の入力データ列と出力データ
列を示す図である。
【符号の説明】
7a,7b…CCDシフトレジスタ、8a,8b…フォト
ダイオードアレイ、9a,9b…出力部、10…CCD
駆動部、11…信号処理部、30…遮光板制御部、31
…原稿サイズ検知部、32…照明光源制御部、33…副
走査速度制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子により原稿の濃度に応じた
    電気信号を得る画像読取装置において、原稿領域を主走
    査方向に2分割して読み取るように光電変換素子を前記
    原稿領域に対応させて2つ設け、該2つの光電変換素子
    の最初に読み出される読み取り画素に対応する原稿位置
    が原稿領域の主走査方向のほぼ中央で、かつ次に続いて
    読みだされる読み取り画素に対応する原稿位置の方向が
    互いに逆方向となるように設置し、原稿以外からの反射
    光を遮光する遮光板と、原稿のサイズに対応した前記光
    電変換素子の画素のみを出力し、感光部がなく転送部の
    みの画素の出力部分をホールドする第1のホールド手段
    と、感光部に光シールドがなされている画素の出力をホ
    ールドする第2のホールド手段と、前記第1のホールド
    手段及び前記第2のホールド手段の出力を基準として1
    ラインにわたり実際に各画素から出力される暗時出力信
    号を正規化する第1の正規化手段と、該第1の正規化手
    段により正規化された暗時出力信号を記憶する第1の記
    憶手段と、感光部に光シールドがなされている画素の出
    力をホールドする第3のホールド手段と、該第3のホー
    ルド手段の出力と前記第1の記憶手段の内容を1ライン
    にわたり読み出した出力とを乗算する乗算手段と、該乗
    算手段の出力を画像を読み取ったときの出力から減ずる
    減算手段とを設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 1ラインにわたる暗時出力信号を光電変
    換素子から読み出すときの蓄積時間を、画像を読み取る
    ときのラインあたりの蓄積時間に比べ長く設定すること
    を特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 感光部がなく転送部のみの画素の出力部
    分をホールドする第1のホールド手段と、1ラインにわ
    たり白基準板を読み取ったときの出力信号のピーク値を
    ホールドするピークホールド手段と、前記第1のホール
    ド手段および前記ピークホールド手段の出力値を基準と
    して1ラインにわたる白基準板読み取り信号および画像
    読み取り信号を正規化する第1の正規化手段と、該第1
    の正規化手段の出力である正規化された白基準板読み取
    り信号を1ラインにわたり記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の正規化手段の内容を1ラインにわたり読み出
    した出力により画像を読み取ったときの出力を正規化す
    る第2の正規化手段とを設けたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像の中心部分から互いに逆方向に
    並列に出力された2つのデータ列を、原稿画像の端のデ
    ータから順に並んだ1つの直列データ列として出力する
    並べ替え回路を設けたことを特徴とする請求項1,2又
    は3記載の画像読取装置。
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