JPH05208307A - ワークの貫通穴周縁部のバリ取り方法及び装置 - Google Patents

ワークの貫通穴周縁部のバリ取り方法及び装置

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JPH05208307A
JPH05208307A JP1376392A JP1376392A JPH05208307A JP H05208307 A JPH05208307 A JP H05208307A JP 1376392 A JP1376392 A JP 1376392A JP 1376392 A JP1376392 A JP 1376392A JP H05208307 A JPH05208307 A JP H05208307A
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JP
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cutter
hole
work
burr
axis
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Application number
JP1376392A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kawaguchi
義和 川口
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Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/10Bits for countersinking
    • B23B51/102Back spot-facing or chamfering

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 貫通穴内周面を傷つけることなく、また、貫
通穴周縁部においてバリが形成されるワーク内周面が貫
通穴に対して傾斜している場合にも、このバリを効果的
に除去することを可能にする。 【構成】 貫通穴62の穴径Dよりも最大径dの小さい
カッタ44をカッタ支持軸42の先端に固定し、このカ
ッタ支持軸42を保持軸40により軸方向に移動可能に
保持する。そして、上記カッタ44を貫通穴62内に挿
通し、このカッタ44を所定量eだけ偏心させ、このカ
ッタ44を自軸回りに回転させ、かつ圧縮ばね54の弾
発力で常時バリ64に押付けながら、カッタ44を上記
貫通穴62の中心軸回りに公転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークに設けられた貫
通穴の周囲に形成されたバリを除去するためのバリ取り
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バルブボディに対して中ぐり加工でスプ
ール穴を設ける場合など、ワークに対してドリル、リー
マ、ボーリングといった種々の手段で貫通穴を設ける際
には、この貫通穴の周囲に突出物であるバリが形成され
る。このバリを放置しておくと、例えば上記ワークが油
圧バルブである場合には上記バリが脱落してバルブ内の
油に混入し、故障を招くおそれがあるため、一般には、
ワークの使用前に上記バリを予め除去しておく必要があ
る。
【0003】このようなバリのうち、ワークの外表面に
形成されたバリは、そのままワークの外側からカッタ等
で除去すればよいが、ワーク内部の裏側面に形成された
バリを除去するためには、その除去を行うためのカッタ
等を一旦貫通穴内に挿通して貫通穴の裏側に至らせ、そ
の挿通方向と逆の方向にカッタ等を押付けて除去すると
いった複雑な作業を要することとなる。
【0004】このようなバリ取りを行うための従来装置
の一例を図6に示す。
【0005】同図において、100はスプール弁等のボ
ディとなるワークであり、このワーク100には、上下
に延びる穴101が設けられるとともに、この穴101
を横切るようにして水平方向の貫通穴102,103が
貫設されている。そして、上記貫通穴103を設ける際
に、上記穴101の内周面105上において貫通穴10
3の周縁となる位置に、バリ104が全周にわたって形
成された状態となっている。
【0006】これに対し、バリ取り装置106は、上記
貫通穴103の内径よりも小径の本体軸108を備え、
この本体軸108の前部に、その軸と直交する方向に延
びる回動軸110を支点として回動可能にカッタ112
の後端部が装着されている。このカッタ112の外周面
(図6では上面)は、傾斜面114及び傾斜面116か
らなる山型状に形成されており、後側の傾斜面116の
みが刃面とされている。また、本体軸108の先端部に
は上記カッタ112を径方向外側に押し出す圧縮ばね1
18が設けられており、このカッタ112が外側に押し
出された状態で、上記刃面である傾斜面116が上記バ
リ104に当接可能となるように、カッタ112の形状
が設定されている。
【0007】このような装置において、上記本体軸10
8の中心軸を貫通穴103の中心軸に合わせ、この本体
軸108及びカッタ112を貫通穴103にその外側
(図では右側)から押し込めば、カッタ112が貫通穴
103の内周面から径方向内側に押し返されて、上記圧
縮ばね118の弾発力に抗して閉じるため(図の二点鎖
線位置)、そのままカッタ112を本体軸108ととも
に貫通穴103の裏側まで挿通することができる。この
ような挿通が完了した後は、上記圧縮ばね118の弾発
力でカッタ112が開き、その刃面である傾斜面116
がバリ104に当接可能な状態となるので(図の実線で
示す状態)、このバリ104に上記傾斜面116を当て
た状態でカッタ112及び本体軸108を自軸回りに回
転させることにより、上記バリ104の除去を行うこと
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、バリ取
り完了後、本体軸108及びカッタ112を貫通穴10
3から引き抜く必要があるが、この引き抜きの際、カッ
タ112の刃面である傾斜面116が圧縮ばね118の
弾発力で貫通穴103の内周面に押付けられて、この貫
通穴103の内周面上を摺接するため、この摺接によっ
て貫通穴103の内周面を傷付けるおそれがある。
【0009】さらに、ワーク100が鋳造品である場合
には、その抜き勾配を確保するため、穴101の内周面
105は上記貫通穴102,103の中心軸に対して直
交せず、傾斜するように形成されるが、このように、バ
リ104が形成される内周面105が貫通穴103に対
して傾斜している場合には、上記本体軸108及びカッ
タ112も貫通穴103に対して傾斜させなければなら
ない。従って、このような傾斜角度が大きくなるほど本
体軸108と貫通穴103の内周面とが干渉し易く、バ
リ取り作業が困難化する。
【0010】なお、このようなカッタ112を用いる代
わりに、ブラシ加工やウォータジェット加工等でバリ取
りを行うことも試みられているが、いずれの加工方法に
よっても、カッタで直接バリを削る方法に比べるとバリ
を効果的に除去することは難しい。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、貫通穴
内周面を傷つけることなく、また、貫通穴周縁部におい
てバリが形成されるワーク内周面が貫通穴に対して傾斜
している場合にも、カッタを傾けることなくバリを効果
的に除去することができるバリ取り方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークにおけ
る貫通穴の周縁部に形成されたバリを除去するための方
法であって、自軸回りの回転によって上記バリを除去す
る形状をもち、かつ上記貫通穴の穴径よりも小さな最大
径をもつカッタを上記バリが形成された面と反対側の面
から上記貫通穴内に挿通した後、このカッタが上記バリ
と当接可能となる位置までこのカッタの回転中心軸を上
記貫通穴の中心軸から偏心させ、このカッタと上記バリ
とが常時接触する方向にカッタ、ワークの少なくとも一
方を付勢し、かつカッタを自軸回りに回転させながら、
このカッタと上記ワークとを上記貫通穴の中心軸回りに
相対的に公転させるものである(請求項1)。
【0013】この方法は、上記ワークにおいて上記バリ
が形成されている面が上記貫通穴の中心軸に対して傾斜
している場合に特に有効である(請求項2)。
【0014】また本発明は、上記方法を実施するための
装置として、自軸回りの回転によって上記バリを除去す
る形状をもち、かつ上記貫通穴の穴径よりも小さな最大
径をもつカッタと、このカッタの最大径よりも小さな径
を有し、このカッタが前端部に固定されたカッタ支持軸
と、このカッタ支持軸をその軸方向に移動可能に保持す
る保持部材と、この保持部材に対して上記カッタ支持軸
及びカッタをカッタ支持軸の前端から後端へ向かう方向
に付勢するカッタ付勢手段と、上記カッタを自軸回りに
回転させるカッタ駆動手段と、上記ワークに対して上記
保持部材と上記カッタ支持軸とカッタとを一体に上記貫
通穴の中心軸回りに相対的に公転させるカッタ公転手段
とを備えたものである(請求項3)。
【0015】また、上記保持部材及びカッタ付勢手段を
備える代わりに、カッタ支持軸に対してその軸方向に移
動可能に設置され、ワークを支持するワーク支持部材
と、上記カッタに対して上記ワーク及びワーク支持部材
を上記カッタ支持軸の後端から前端へ向かう方向に付勢
するワーク付勢手段とを備えるようにしてもよい(請求
項4)。
【0016】
【作用】請求項1記載の方法によれば、ワークの貫通穴
内にその穴径よりも小さなカッタを挿通し、このカッタ
が上記バリと当接可能となる位置までこのカッタの回転
軸を上記貫通穴の中心軸に対して偏心させ、このカッタ
が上記バリに押付けられる方向にカッタ、ワークの少な
くとも一方を付勢し、かつカッタを自軸回りに回転させ
ながら、このカッタを上記ワークに対してその貫通穴の
中心軸回りに相対的に公転させることにより、回転して
いるカッタをバリの全周に押付けることができ、これに
よってバリを全周にわたって除去することができる。
【0017】具体的に、請求項3,4記載の装置によれ
ば、カッタ支持軸及びカッタを上記貫通穴内に挿通した
後、これらカッタ及びカッタ支持軸を貫通穴の中心軸か
ら偏心させてカッタ付勢手段またはワーク付勢手段の付
勢力により上記カッタとワークのバリとを圧接させ、こ
の状態でカッタ駆動手段により上記カッタを自軸回りに
回転させながらカッタ公転手段により上記ワークに対し
てカッタ支持軸及びカッタを上記貫通穴の中心軸回りに
公転させることにより、上記バリをその全周にわたって
除去することができる。
【0018】ここで、貫通穴の中心軸に対して上記バリ
が形成されているワーク面が傾斜していても(請求項
2)、このワーク面の傾斜に追従してカッタ及びカッタ
支持軸とワークとが相対的に軸方向に移動してカッタと
バリとの圧接を保つため、上記ワーク面に沿ってバリを
全周にわたり除去することが可能である。
【0019】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜3に基づいて説
明する。
【0020】図3において、地盤12上にべッド14が
固定され、このべッド14の上面に、図2にも示すよう
な送りテーブル16が前後方向(送り方向;図2,3の
矢印A方向)にスライド可能に設置されており、この送
りテーブル16は送りNCモータ18及び図略のボール
ねじ機構によって上記方向に駆動されるようになってい
る。
【0021】この送りテーブル16の上面には、左右方
向(オフセット方向;図2の矢印B方向)に延びるガイ
ドレール20が設けられ、このガイドレール20に沿っ
てスライド可能にオフセットテーブル22が設置されて
いる。このオフセットテーブル22は、上記送りテーブ
ル16上に固定されたオフセットシリンダ24のロッド
に連結されており、このオフセットシリンダ24の伸縮
により一定のストロークで上記矢印B方向に駆動される
ようになっている。
【0022】このオフセットテーブル22の上面には、
カッタ公転装置(カッタ公転手段)26が設置されてい
る。このカッタ公転装置26は、後方に突出する公転駆
動軸28を備えるとともに、この公転駆動軸28に駆動
軸28aが軸支されており、この駆動軸28aに対応し
て上記主軸頭(カッタ駆動手段)38が装着され、この
主軸頭38に支持された保持軸40が上記駆動軸28a
に連結されている。そして、上記公転駆動軸28の回転
によって、上記主軸頭38を上記公転駆動軸28の回転
中心軸回りに公転半径rで公転させるようにカッタ公転
装置26が構成されている。
【0023】上記公転駆動軸28の後端には公転駆動用
のプーリ30が、上記駆動軸28aの後端には保持軸4
0回転駆動用のプーリ30aがそれぞれ設けられる一
方、カッタ公転装置26本体の上面には、上記プーリ3
0,30aを駆動する駆動モータ32が後向きに固定さ
れ、その駆動軸に固定されたプーリ34,34aと上記
プーリ30,30aとが各々ベルト36,36aで連結
されている。従って、上記駆動モータ32の作動によ
り、公転駆動軸28が回転駆動され、これに伴って上記
主軸頭38が公転駆動されると同時に、駆動軸28aが
回転駆動され、これに伴って保持軸40が自軸回りに回
転駆動されるようになっている。
【0024】なお、このカッタ公転装置26について
は、従来から用いられている種々の公転装置を用いるこ
とが可能である。
【0025】上記主軸頭38には、上記保持軸(保持部
材)40をその自軸回りに回転可能に支持する軸受が内
蔵されている。そして、上記保持軸40の端部に、この
保持軸40と同軸に並ぶ状態でカッタ支持軸42及びカ
ッタ44が保持されている。
【0026】その構造を図1に示す。図のように、保持
軸40の端部には前方にのみ開口する筒状の保持部46
が形成されており、この保持部46の前端開口47の口
径は他の部分における保持部46の内径よりもさらに小
さく設定されている。
【0027】これに対し、カッタ支持軸42の後端部に
は、他の部分よりも大径で、かつ上記保持部46の内径
よりも小径の鍔部48が形成されており、カッタ支持軸
42が上記前端開口47を貫通した状態で、上記鍔部4
8が保持部46内に収容されている。この鍔部48の周
面上には、軸と平行な方向に延びるキー溝50が形成さ
れる一方、保持部46の内周面にはキー52が突設され
ており、このキー52が上記キー溝50内に嵌入される
ことにより、保持部46に対するカッタ支持軸42の相
対回転が阻止され、かつ保持部46に対してカッタ支持
軸42がその軸方向(図1の矢印C方向)に移動可能と
なっている。
【0028】さらに、上記鍔部48と、保持部46にお
ける上記開口47の周縁部との間には、圧縮ばね54が
圧入されており、この圧縮ばね54の弾発力により、保
持部46に対してカッタ支持軸42がその前端から後端
へ向かう方向(図1の右方)に付勢されている。
【0029】カッタ44は、この実施例では円錐台の形
状を有し、カッタ支持軸42の前端にこれと同軸の状態
で固定されている。
【0030】一方、図1に示すワーク56は、図外の支
持台を介して地盤側に固定されている。このワーク56
には、下方にのみ開口する穴58が設けられるととも
に、この穴58を水平に横切るようにして貫通穴60,
62が設けられており、貫通穴62を設ける際に、その
周縁部、詳しくは上記穴58の内周面59上において上
記貫通穴62の周縁の位置に、全周にわたるバリ64が
形成されている。しかも、上記穴58の内周面59は、
貫通穴60,62の中心軸に対して直交せず、それぞれ
微小角度ずつ傾斜した状態となっている。
【0031】ここで、上記カッタ44の最大径dは、貫
通穴62の穴径Dよりも小さく設定されている。また、
上記主軸頭38の公転半径r及びシリンダ24の伸縮ス
トロークは、図1に示すように、カッタ44の刃面がバ
リ64と当接する位置までカッタ44及びカッタ支持軸
42を貫通穴62の中心軸に対して偏心させた時の偏心
量eと等しく設定されている。そして、図2に示すよう
に、主軸頭38が公転装置26に対して右側(図2では
上側)に偏り、かつオフセットシリンダ24が収縮して
いる状態で、上記カッタ44及びカッタ支持軸42の回
転中心軸が上記貫通穴62の中心軸と合致し、この状態
で上記オフセットシリンダ24が伸長することにより、
上記カッタ44及びカッタ支持軸42の回転中心軸が上
記貫通穴62の中心軸から上記偏心量eだけ偏心するよ
うに、各部材の相対位置が設定されている。
【0032】次に、このバリ取り装置によるバリ取り方
法を説明する。
【0033】まず、送りテーブル16とともに公転装置
26全体を後退(図2,3の右方へ移動)させ、かつオ
フセットシリンダ24を収縮させる。これにより、カッ
タ支持軸42及びカッタ44の回転中心軸が貫通穴62
の中心軸と合致した状態となる。
【0034】次に、上記送りテーブル16とともに公転
装置26全体を前進(図2,3の左方へ移動)させるこ
とにより、カッタ44及びカッタ支持軸42をワーク5
6の貫通穴62内に表側面(図1の右側面)から挿入す
る。そして、カッタ44がワーク56内部におけるバリ
64の形成位置を僅かに通り過ぎた時点で上記前進を止
め、オフセットシリンダ24を伸長させることにより公
転装置26全体をオフセットシリンダ24と反対側の方
向(図2では上方)に移動させる。これにより、カッタ
44及びカッタ支持軸42は貫通穴62の中心軸に対し
て所定量eだけ偏心し、カッタ44はバリ64に対して
裏側(図1では左側)から当接可能な位置に位置決めさ
れる。
【0035】この状態から駆動モータ32を作動させて
主軸頭38の保持軸40、カッタ支持軸42、及びカッ
タ44を一体に回転させながら公転させるとともに、公
転装置26全体を後退させることにより、カッタ44の
刃面をバリ64に当接させ、この当接した時点からさら
に僅かだけ公転装置26を後退させる。これにより、カ
ッタ44及びカッタ支持軸42に対して保持軸40のみ
が後退し、圧縮ばね54は収縮することになり、この圧
縮ばね54の弾発力によってカッタ44がバリ64に押
付けられる。
【0036】すなわち、上記圧縮ばね54の弾発力を受
けているカッタ44及びカッタ支持軸42は、内周面5
9の傾斜に追従して軸方向に移動しながら、バリ64に
押付けられた状態を保って貫通穴62の中心軸回りに公
転半径r(=偏心量e)で公転することとなり、この公
転しかつ自転するカッタ44によってバリ64が全周に
わたり除去される(図1)。
【0037】以上のように、この方法及び装置では、貫
通穴62の穴径Dよりも最大径dの小さいカッタ44を
貫通穴62内に挿通し、その後にカッタ44を所定量e
だけ偏心させ、このカッタ44を自転させかつバリ64
に押付けながらカッタ44を上記偏心量eと等しい公転
半径rで公転させるようにしたものであるので、貫通穴
62に対するカッタ44の挿脱の際に、このカッタ44
の刃面で貫通穴62の内周面を傷付けることなく、バリ
64の除去を行うことができる。
【0038】しかも、保持軸40の保持部46により上
記カッタ44及びカッタ支持軸42を軸方向に相対移動
可能に保持するとともに、これらカッタ44及びカッタ
支持軸42を圧縮ばね54の弾発力でカッタ44の挿通
方向と逆の方向(図1の右方)に付勢し、この付勢力で
カッタ44を常にバリ64に押付けた状態でカッタ44
を公転させるようにしているので、上記バリ64が形成
されているワーク56の内周面59が貫通穴62の中心
軸に対して傾斜していても、この内周面59に追従して
カッタ44及びカッタ支持軸42が保持軸40に対して
軸方向に移動することにより、カッタ44とバリ64と
の圧接を保つことができる。従って、カッタ44及びカ
ッタ支持軸42は貫通穴62と平行にしたままで、上記
バリ64の除去を効果的に行うことができる。
【0039】また、上記圧縮ばね54のばね定数を変え
ることにより、この圧縮ばね54によりカッタ44をバ
リ64に押付ける力を調節することができ、これによっ
て、カッタ44による面取りの大きさを任意に調節する
ことができる利点がある。
【0040】次に、第2実施例を図4に基づいて説明す
る。
【0041】上記実施例では、ワーク56を固定してお
き、カッタ44及びカッタ支持軸42を保持軸40に対
して付勢するようにしたものを示したが、ここでは、カ
ッタ44及びカッタ支持軸42を固定して、ワーク56
をカッタ支持軸42の後端から前端へ向かう方向(図4
では左方)に付勢するようにしている。
【0042】具体的に、図例では、上記ワーク56がワ
ーク支持台66に固定される一方、地盤12上において
は、2つの支持柱68が上記カッタ44及びカッタ支持
軸42の軸方向(前後方向)に並べて配置され、両支持
柱68の間に前後方向に延びるガイドバー70がわたさ
れている。そして、このガイドバー70が、上記ワーク
支持台66の下面から下方に突設された軸受部71,7
2,73を貫通しており、このガイドバー70に沿って
ワーク支持台66全体が移動可能となっている。さら
に、中央の軸受部72の前後(図4では左右)には前側
支持柱74及び後側支持柱76がそれぞれ立設されると
ともに、前側支持柱74と軸受部72との間、及び軸受
部72と後側支持柱76との間にそれぞれ圧縮ばね7
7,78が介設されており、両ばね77,78の弾発力
によってワーク支持台66及びワーク56が一体に前方
(図4の左方)に付勢されている。
【0043】このような装置においても、ワーク56が
前方に付勢される力により、このワーク56に形成され
たバリ64とカッタ44との圧接が常時保たれるので、
バリ64が形成された内周面59が貫通穴62の中心軸
に対して傾斜していても、上記バリ64を良好に除去す
ることができる。
【0044】次に、第3実施例を図5に基づいて説明す
る。
【0045】上記実施例では、ばねの弾性力によってカ
ッタ44やワーク56を付勢するものを示したが、ここ
では、上記カッタ支持軸42を図5に示す空気圧シリン
ダ79のロッドで構成し、同図の空気圧回路80によっ
て上記カッタ支持軸42及びカッタ44に一定の付勢力
を与えるようにしている。
【0046】具体的に、上記空気圧シリンダ79のロッ
ド側室にはライン82及び切換弁86を介してエア源8
4が接続されるようになっており、上記ライン82の途
中には減圧弁88が設けられている。上記切換弁86
は、その電磁ソレノイドの励磁状態の切換によって図の
左位置86aと右位置86bとに位置切換されるように
なっており、左位置86aにおいて上記ロッド側室内の
エアを開放し、右位置86bにおいてエア源84からの
エアを上記ロッド側室内に導入するように構成されてい
る。
【0047】このような装置においても、上記切換弁8
6を図の右位置86bに切換えることにより、減圧弁8
8の作用で空気圧シリンダ79のロッド側室内圧を一定
に保持することができ、そのロッドであるカッタ支持軸
42及びカッタ44の位置が軸方向に変位してもカッタ
44をバリ64に対して一定の圧力で押付けることがで
きる。しかも、前記各実施例に示したように付勢手段と
してばねを用いた場合には、このばねの伸縮の度合によ
って押付け力が若干変わることになるが、このようなば
ねによる付勢手段に代えて、上記空気圧回路80や油圧
回路等を用いれば、上記押付け力を常時一定に保持して
おくことが可能であり、また、この押付け力の調節も容
易となる。
【0048】このように、本発明ではカッタ付勢手段や
ワーク付勢手段の具体的な種類を問わず、カッタやワー
クに対して略一定の付勢力を与えることができる種々の
手段を適用することが可能である。
【0049】また、本発明は以上のような実施例に限定
されるものでなく、例として次のような態様をとること
も可能である。
【0050】(1) 上記実施例では、ワーク56を回転さ
せずにカッタ44側を公転させるようにしたものを示し
たが、本発明はこれに限らず、カッタ44を固定してお
き、このカッタ44に対してワーク56側を公転させる
ようにしてもよい。
【0051】(2) 本発明では、ワーク56の具体的な形
状を問わず、貫通穴の周縁部にバリが形成された種々の
ワークについて本発明を適用することが可能であり、例
えば、バリ64が形成された面59が貫通穴62の中心
軸に対して直交している場合にも良好にバリ取りを行う
ことができるのはいうまでもない。ただし、前記各実施
例に示したように、バリ64が形成されたワーク内周面
59が貫通穴62に対して傾斜している場合に、本発明
はより効果的となる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明は、ワーク貫通穴の
穴径よりも小さな最大径をもつカッタをバリが形成され
た面と反対側の面から上記貫通穴内に挿通し、このカッ
タが上記バリと接触する位置までこのカッタの回転軸を
上記貫通穴の中心軸に対して偏心させ、このカッタ、ワ
ークの少なくとも一方をカッタがバリと常時圧接する方
向に付勢し、かつカッタを自軸回りに回転させながら、
このカッタを上記ワークに対してその貫通穴の中心軸回
りに相対的に公転させるようにしたものであるので、上
記貫通穴に対するカッタの挿脱の際に貫通穴内周面を傷
付けることなくバリを除去することができ、特に、上記
バリが形成された面が貫通穴に対して傾斜している場合
でも、上記バリを不都合なく効果的に除去することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるバリ取り装置の要
部を示す一部断面正面図である。
【図2】上記バリ取り装置の全体平面図である。
【図3】上記バリ取り装置の全体正面図である。
【図4】第2実施例におけるバリ取り装置の要部を示す
一部断面正面図である。
【図5】第3実施例におけるバリ取り装置に設けられた
空気圧回路の回路図である。
【図6】従来のバリ取り装置の一例を示す一部断面正面
図である。
【符号の説明】
26 公転装置(カッタ公転手段) 38 主軸頭(カッタ駆動手段) 40 保持軸(保持部材) 42 カッタ支持軸 44 カッタ 54 圧縮ばね(カッタ付勢手段) 56 ワーク 62 貫通穴 64 バリ 66 ワーク支持台(ワーク支持部材) 77,78 圧縮ばね(ワーク付勢手段) 80 空気圧回路(カッタ付勢手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークにおける貫通穴の周縁部に形成さ
    れたバリを除去するための方法であって、自軸回りの回
    転によって上記バリを除去する形状をもち、かつ上記貫
    通穴の穴径よりも小さな最大径をもつカッタを上記バリ
    が形成された面と反対側の面から上記貫通穴内に挿通し
    た後、このカッタが上記バリと当接可能となる位置まで
    このカッタの回転中心軸を上記貫通穴の中心軸から偏心
    させ、このカッタと上記バリとが常時接触する方向にカ
    ッタ、ワークの少なくとも一方を付勢し、かつカッタを
    自軸回りに回転させながら、このカッタと上記ワークと
    を上記貫通穴の中心軸回りに相対的に公転させることを
    特徴とするワークの貫通穴周縁部のバリ取り方法。
  2. 【請求項2】 上記ワークにおいて上記バリが形成され
    ている面が上記貫通穴の中心軸に対して傾斜しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のワークの貫通穴周縁部の
    バリ取り方法。
  3. 【請求項3】 ワークにおける貫通穴の周縁部に形成さ
    れたバリを除去するための装置であって、自軸回りの回
    転によって上記バリを除去する形状をもち、かつ上記貫
    通穴の穴径よりも小さな最大径をもつカッタと、このカ
    ッタの最大径よりも小さな径を有し、このカッタが前端
    部に固定されたカッタ支持軸と、このカッタ支持軸をそ
    の軸方向に移動可能に保持する保持部材と、この保持部
    材に対して上記カッタ支持軸及びカッタをカッタ支持軸
    の前端から後端へ向かう方向に付勢するカッタ付勢手段
    と、上記カッタを自軸回りに回転させるカッタ駆動手段
    と、上記ワークに対して上記保持部材と上記カッタ支持
    軸とカッタとを一体に上記貫通穴の中心軸回りに相対的
    に公転させるカッタ公転手段とを備えたことを特徴とす
    るワークの貫通穴周縁部のバリ取り装置。
  4. 【請求項4】 ワークにおける貫通穴の周縁部に形成さ
    れたバリを除去するための装置であって、自軸回りの回
    転によって上記バリを除去する形状をもち、かつ上記貫
    通穴の穴径よりも小さな最大径をもつカッタと、このカ
    ッタの最大径よりも小さな径を有し、このカッタが先端
    部に固定されたカッタ支持軸と、このカッタ支持軸に対
    してその軸方向に移動可能に設置され、ワークを支持す
    るワーク支持部材と、上記カッタを自軸回りに回転させ
    るカッタ駆動手段と、上記ワーク及びワーク支持部材に
    対して上記カッタ支持軸とカッタとを一体に上記貫通穴
    の中心軸回りに相対的に公転させるカッタ公転手段と、
    上記カッタに対して上記ワーク及びワーク支持部材を上
    記カッタ支持軸の後端から前端へ向かう方向に付勢する
    ワーク付勢手段とを備えたことを特徴とするワークの貫
    通穴周縁部のバリ取り装置。
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