JPH05208816A - 水酸化セリウム及び酸化セリウムの製造方法 - Google Patents
水酸化セリウム及び酸化セリウムの製造方法Info
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- JPH05208816A JPH05208816A JP4037261A JP3726192A JPH05208816A JP H05208816 A JPH05208816 A JP H05208816A JP 4037261 A JP4037261 A JP 4037261A JP 3726192 A JP3726192 A JP 3726192A JP H05208816 A JPH05208816 A JP H05208816A
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- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F17/00—Compounds of rare earth metals
- C01F17/20—Compounds containing only rare earth metals as the metal element
- C01F17/206—Compounds containing only rare earth metals as the metal element oxide or hydroxide being the only anion
- C01F17/224—Oxides or hydroxides of lanthanides
- C01F17/235—Cerium oxides or hydroxides
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- Inorganic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 最終的に得られた酸化セリウムの結晶子径が
小さく、従来よりも酸素吸蔵能の大きく、担体へ分散性
よく担持できる触媒を得ることのできる水酸化セリウム
および酸化セリウムの製造方法を提供する。 【構成】 硫酸第二セリウム水溶液にアルカリを加えて
加水分解により水酸化セリウムを沈澱させる際、硫酸第
二セリウム水溶液にアルカリ水溶液を滴下し一旦生成し
た水酸化セリウムが硫酸第二セリウム水溶液に再溶解す
るまでアルカリ水溶液の滴下を一時中止し、完全に再溶
解させた後再びアルカリ水溶液の添加をする操作を行
い、生成した水酸化セリウムが再溶解しない状態の反応
液のpHが2.0以下で水酸化セリウムを析出せしめる
反応を終了し、析出した水酸化セリウムを洗浄、乾燥、
焼成する酸化セリウムの製造方法。
小さく、従来よりも酸素吸蔵能の大きく、担体へ分散性
よく担持できる触媒を得ることのできる水酸化セリウム
および酸化セリウムの製造方法を提供する。 【構成】 硫酸第二セリウム水溶液にアルカリを加えて
加水分解により水酸化セリウムを沈澱させる際、硫酸第
二セリウム水溶液にアルカリ水溶液を滴下し一旦生成し
た水酸化セリウムが硫酸第二セリウム水溶液に再溶解す
るまでアルカリ水溶液の滴下を一時中止し、完全に再溶
解させた後再びアルカリ水溶液の添加をする操作を行
い、生成した水酸化セリウムが再溶解しない状態の反応
液のpHが2.0以下で水酸化セリウムを析出せしめる
反応を終了し、析出した水酸化セリウムを洗浄、乾燥、
焼成する酸化セリウムの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガス、特に自動車の
排ガスの浄化触媒に助触媒として用いられる水酸化セリ
ウム及び酸化セリウムに関する。
排ガスの浄化触媒に助触媒として用いられる水酸化セリ
ウム及び酸化セリウムに関する。
【0002】
【従来の技術】排ガス中のCO、HC、Noxの3成分
を同時に浄化するために、Pt、Pd、Rdなどの触媒
金属が用いられている。これら触媒の性能を助長するた
めに従来はNiが添加されていたが、最近ではNiより
もCeO2がよい性能が得られると「触媒」1989年
第31巻566〜571ページに報告されている。触媒
上のCeO2は酸素貯蔵効果、水性ガスシフト反応促進
効果、貴金属の分散性向上効果、担体の高温耐熱性向上
効果を有するとされている。
を同時に浄化するために、Pt、Pd、Rdなどの触媒
金属が用いられている。これら触媒の性能を助長するた
めに従来はNiが添加されていたが、最近ではNiより
もCeO2がよい性能が得られると「触媒」1989年
第31巻566〜571ページに報告されている。触媒
上のCeO2は酸素貯蔵効果、水性ガスシフト反応促進
効果、貴金属の分散性向上効果、担体の高温耐熱性向上
効果を有するとされている。
【0003】この報告によれば、触媒上のCeO2の結
晶化は温度の上昇にほぼ比例して進行し、O2吸着量は
800℃を超えると急激に低下する。このCeO2の結
晶子径の成長を押えるためにBaとZrを添加した高温
耐熱用触媒も既に市販されている。浄化性能に大きな関
係を持つのはO2吸着量である。O2吸着量はCeO2の
結晶子径が小さいほど大きくなる。従って、焼成された
担体のアルミナ中におけるCeO2の結晶子径が小さい
と、その担体に白金族金属を担持させた触媒は、触媒と
しての性能の向上したものとなる。
晶化は温度の上昇にほぼ比例して進行し、O2吸着量は
800℃を超えると急激に低下する。このCeO2の結
晶子径の成長を押えるためにBaとZrを添加した高温
耐熱用触媒も既に市販されている。浄化性能に大きな関
係を持つのはO2吸着量である。O2吸着量はCeO2の
結晶子径が小さいほど大きくなる。従って、焼成された
担体のアルミナ中におけるCeO2の結晶子径が小さい
と、その担体に白金族金属を担持させた触媒は、触媒と
しての性能の向上したものとなる。
【0004】触媒担体への酸化セリウムの担持は、セリ
ウム塩の水溶液や、水酸化セリウムをアルミナ等の触媒
担体に付着させ、乾燥焼成するか、あるいはセリウム塩
の水溶液と担体とを混合し、この混合物にアルカリを添
加して、担体上に水酸化セリウムを析出せしめ、これを
乾燥焼成する方法、更にアルミナ粉末と酸化セリウム粉
末とのスラリーを多孔質担体に付着せしめる方法などに
より行われている。セリウム塩の水溶液にアルカリを添
加し水酸化セリウムとする場合には、特開昭56−14
7634号公報、特開昭57−56041号公報、特開
昭57−119835号公報に示されているように、一
般に三価の水溶性セリウム塩を用い、アルカリでpH8
〜11にして水酸化セリウムを生成せしめている。
ウム塩の水溶液や、水酸化セリウムをアルミナ等の触媒
担体に付着させ、乾燥焼成するか、あるいはセリウム塩
の水溶液と担体とを混合し、この混合物にアルカリを添
加して、担体上に水酸化セリウムを析出せしめ、これを
乾燥焼成する方法、更にアルミナ粉末と酸化セリウム粉
末とのスラリーを多孔質担体に付着せしめる方法などに
より行われている。セリウム塩の水溶液にアルカリを添
加し水酸化セリウムとする場合には、特開昭56−14
7634号公報、特開昭57−56041号公報、特開
昭57−119835号公報に示されているように、一
般に三価の水溶性セリウム塩を用い、アルカリでpH8
〜11にして水酸化セリウムを生成せしめている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
用途に用いて最終的に得られた酸化セリウムの結晶子径
が小さく、従来よりも酸素吸蔵能の大きく、担体へ分散
性よく担持できる触媒を得ることのできる水酸化セリウ
ムおよび酸化セリウムの製造方法を提供することを課題
とする。
用途に用いて最終的に得られた酸化セリウムの結晶子径
が小さく、従来よりも酸素吸蔵能の大きく、担体へ分散
性よく担持できる触媒を得ることのできる水酸化セリウ
ムおよび酸化セリウムの製造方法を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、硫酸第二セリウム水溶液にアルカリ水溶液
を加えて加水分解により水酸化セリウムを沈澱させる
際、硫酸第二セリウム水溶液にアルカリ水溶液を滴下し
一旦生成した水酸化セリウムが硫酸第二セリウム水溶液
に再溶解するまでアルカリ水溶液の滴下を一時中止し、
完全に再溶解させた後再びアルカリ水溶液の添加をする
操作を行い、生成した水酸化セリウムが再溶解しない状
態の反応液のpHが2.0以下で水酸化セリウムを析出
せしめる反応を終了して水酸化セリウムを得ること、及
びこれを洗浄、乾燥、焼成して酸化セリウムとすること
にある。
決するため、硫酸第二セリウム水溶液にアルカリ水溶液
を加えて加水分解により水酸化セリウムを沈澱させる
際、硫酸第二セリウム水溶液にアルカリ水溶液を滴下し
一旦生成した水酸化セリウムが硫酸第二セリウム水溶液
に再溶解するまでアルカリ水溶液の滴下を一時中止し、
完全に再溶解させた後再びアルカリ水溶液の添加をする
操作を行い、生成した水酸化セリウムが再溶解しない状
態の反応液のpHが2.0以下で水酸化セリウムを析出
せしめる反応を終了して水酸化セリウムを得ること、及
びこれを洗浄、乾燥、焼成して酸化セリウムとすること
にある。
【0007】本発明に用いる硫酸第二セリウムとして
は、一般にCe(SO4)2・4H2Oが用いられる。ア
ルカリとしては、一般にアルカリとして使用されている
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、アンモニア水を用いることが
できる。
は、一般にCe(SO4)2・4H2Oが用いられる。ア
ルカリとしては、一般にアルカリとして使用されている
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、アンモニア水を用いることが
できる。
【0008】セリウム塩の水溶液としては10〜500
mmol/l、一般的には50〜200mmol/l程
度の濃度が用いられ、これより薄いと生産性が悪くな
り、これより濃いときは、反応の際のpHの調節が困難
となる。アルカリ水溶液としては10〜2000mmo
l/l、セリウム塩水溶液濃度の1〜1000倍程度、
通常1〜10倍程度である。
mmol/l、一般的には50〜200mmol/l程
度の濃度が用いられ、これより薄いと生産性が悪くな
り、これより濃いときは、反応の際のpHの調節が困難
となる。アルカリ水溶液としては10〜2000mmo
l/l、セリウム塩水溶液濃度の1〜1000倍程度、
通常1〜10倍程度である。
【0009】
【作用】本発明製造方法においては、用意したセリウム
塩水溶液にアルカリ水溶液を滴下して、液温20〜80
℃、通常20〜40℃で、液を激しく撹拌しながら加水
分解反応を行わせるのであるが、この時、セリウム塩水
溶液にアルカリ水溶液を滴下すると、反応液中に微細な
水酸化セリウムの結晶が生成する。結晶の生成した反応
液に続けてアルカリを添加すると、生成した水酸化セリ
ウムが反応液中で均一に分散しないので、生成する水酸
化セリウムの粒度が不均一となり水酸化セリウムの結晶
粒が大きくなり、結局得られた水酸化セリウムを焼成し
て得た酸性セリウムも結晶子径の小さいものが得られな
くなる。これを避けるためにアルカリ水溶液を滴下し一
旦生成した水酸化セリウムが硫酸第二セリウム水溶液に
再溶解するまでアルカリ水溶液の滴下を一時中止し、完
全に再溶解した後アルカリ水溶液を添加する操作を行う
ものである。
塩水溶液にアルカリ水溶液を滴下して、液温20〜80
℃、通常20〜40℃で、液を激しく撹拌しながら加水
分解反応を行わせるのであるが、この時、セリウム塩水
溶液にアルカリ水溶液を滴下すると、反応液中に微細な
水酸化セリウムの結晶が生成する。結晶の生成した反応
液に続けてアルカリを添加すると、生成した水酸化セリ
ウムが反応液中で均一に分散しないので、生成する水酸
化セリウムの粒度が不均一となり水酸化セリウムの結晶
粒が大きくなり、結局得られた水酸化セリウムを焼成し
て得た酸性セリウムも結晶子径の小さいものが得られな
くなる。これを避けるためにアルカリ水溶液を滴下し一
旦生成した水酸化セリウムが硫酸第二セリウム水溶液に
再溶解するまでアルカリ水溶液の滴下を一時中止し、完
全に再溶解した後アルカリ水溶液を添加する操作を行う
ものである。
【0010】この加水分解反応は、反応液のpHをpH
計で監視しながら行う。例えば、硫酸第二セリウム水溶
液のpHは反応開始時には1.0で、アルカリ水溶液を
添加して行くとpHは上昇するが、加えたアルカリ量に
対してその上昇の仕方は一定せず、初めのうちは遅く、
一旦水酸化セリウム結晶が反応液中で安定に存在する中
和点に達すると、pHが急上昇するようになる。このた
めアルカリの添加を徐々に行わないと、反応液のpHを
pH計で監視しながら行っても、pHを急上昇させてし
まう。アルカリの添加速度はセリウム塩水溶液中のセリ
ウム塩1mmolに対して毎分0.1mmol以下、好
ましくは0.01 mmol前後とするのがよい。
計で監視しながら行う。例えば、硫酸第二セリウム水溶
液のpHは反応開始時には1.0で、アルカリ水溶液を
添加して行くとpHは上昇するが、加えたアルカリ量に
対してその上昇の仕方は一定せず、初めのうちは遅く、
一旦水酸化セリウム結晶が反応液中で安定に存在する中
和点に達すると、pHが急上昇するようになる。このた
めアルカリの添加を徐々に行わないと、反応液のpHを
pH計で監視しながら行っても、pHを急上昇させてし
まう。アルカリの添加速度はセリウム塩水溶液中のセリ
ウム塩1mmolに対して毎分0.1mmol以下、好
ましくは0.01 mmol前後とするのがよい。
【0011】硫酸セリウム水溶液を加水分解して水酸化
セリウムが安定に存在するようになるpHは1.4であ
るが、このように出来るだけ低いpHで水酸化セリウム
を安定に存在せしめ、そこで反応を中止することによ
り、これから得られる酸化セリウムの結晶子径を最も小
さくできるようにしたものである。三価のセリウム塩を
使用する従来法と異なり、このように低いpH領域で水
酸化セリウムを生成できる理由は、明らかではないが、
四価のセリウム塩を出発物質として使用することによる
ものと考えられる。
セリウムが安定に存在するようになるpHは1.4であ
るが、このように出来るだけ低いpHで水酸化セリウム
を安定に存在せしめ、そこで反応を中止することによ
り、これから得られる酸化セリウムの結晶子径を最も小
さくできるようにしたものである。三価のセリウム塩を
使用する従来法と異なり、このように低いpH領域で水
酸化セリウムを生成できる理由は、明らかではないが、
四価のセリウム塩を出発物質として使用することによる
ものと考えられる。
【0012】本発明で、加水分解時のpHの最高値を
2.0とするのは、pHが2.0を超えて反応を終了する
と、最終的に得られた酸化セリウムの結晶子径が大きく
なり、酸素吸蔵能が低下するからである。その理由は、
pHが2.0を超えると、生成する水酸化セリウムに配
位する水和イオンの数が増加することによると考えられ
る。
2.0とするのは、pHが2.0を超えて反応を終了する
と、最終的に得られた酸化セリウムの結晶子径が大きく
なり、酸素吸蔵能が低下するからである。その理由は、
pHが2.0を超えると、生成する水酸化セリウムに配
位する水和イオンの数が増加することによると考えられ
る。
【0013】得られた水酸化セリウムの沈澱は、遠心濾
過あるいは吸引濾過などの方法により反応母液と分離さ
れる。この操作は、反応物を周囲温度の10〜25℃に
冷却する前又は後でもよい。母液と分離した水酸化セリ
ウムは5〜90℃の蒸留水やイオン交換水で数回洗浄し
て水酸化セリウムに付着している酸性陰イオンを除去
し、大気中あるいは10-2〜100mmHg程度の減圧
下で乾燥し、90〜200℃の温度で10〜48時間乾
燥し、更に300〜500℃で2〜12時間焼成して酸
化セリウムとされる。
過あるいは吸引濾過などの方法により反応母液と分離さ
れる。この操作は、反応物を周囲温度の10〜25℃に
冷却する前又は後でもよい。母液と分離した水酸化セリ
ウムは5〜90℃の蒸留水やイオン交換水で数回洗浄し
て水酸化セリウムに付着している酸性陰イオンを除去
し、大気中あるいは10-2〜100mmHg程度の減圧
下で乾燥し、90〜200℃の温度で10〜48時間乾
燥し、更に300〜500℃で2〜12時間焼成して酸
化セリウムとされる。
【0014】本発明において、酸化セリウムの結晶子径
Lは、X線回折図における(331)面の線幅からシェ
ラーの式を用いて以下のように計算して求めたものであ
る。 L=Kλ/β・cosθ 但し K=0.9 :Sherrer 定数 λ(Å) :Kα1線の波長 1.54Å β(rad) :ピークの線幅(半値幅) θ :入射角
Lは、X線回折図における(331)面の線幅からシェ
ラーの式を用いて以下のように計算して求めたものであ
る。 L=Kλ/β・cosθ 但し K=0.9 :Sherrer 定数 λ(Å) :Kα1線の波長 1.54Å β(rad) :ピークの線幅(半値幅) θ :入射角
【0015】また、酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価
は、Journal of Catalysis., vol.86,p.254(1984)に記
載されている方法に習って酸化セリウム0.05gに対
して以下のように行った。 1)ヘリウム気流(100ml/min)中500℃で3
0分の前処理をする。 2)ヘリウム気流400℃及び500℃に設定。 3)次に1%O2/Heの気流を10秒間(2.5ml)流
し、次の4分50秒間Heを流すサイクルを、導入した
O2が消費されなくなるまで(酸化セリウムがそれ以上
O2を吸収しなくなるまで)繰り返す。
は、Journal of Catalysis., vol.86,p.254(1984)に記
載されている方法に習って酸化セリウム0.05gに対
して以下のように行った。 1)ヘリウム気流(100ml/min)中500℃で3
0分の前処理をする。 2)ヘリウム気流400℃及び500℃に設定。 3)次に1%O2/Heの気流を10秒間(2.5ml)流
し、次の4分50秒間Heを流すサイクルを、導入した
O2が消費されなくなるまで(酸化セリウムがそれ以上
O2を吸収しなくなるまで)繰り返す。
【0016】4)1%CO/Heの気流を10秒間(5.
0ml)流し、次の4分50秒間Heを流す操作を繰り
返し、COが消費されなくなった(酸化セリウムがそれ
以上COを吸収しなくなった)時点で止める。 5)次に、1%O2/Heの気流を10秒間(2.5ml)
流し、次の4分50秒間Heを流す操作を繰り返し、O
2が消費されなくなった時点で止め、この時の全O2消費
量(積算値モル)を酸化セリウムのモル量で割ってOS
CC(OxygenStorage Capacity Cumulative)を計算す
る。
0ml)流し、次の4分50秒間Heを流す操作を繰り
返し、COが消費されなくなった(酸化セリウムがそれ
以上COを吸収しなくなった)時点で止める。 5)次に、1%O2/Heの気流を10秒間(2.5ml)
流し、次の4分50秒間Heを流す操作を繰り返し、O
2が消費されなくなった時点で止め、この時の全O2消費
量(積算値モル)を酸化セリウムのモル量で割ってOS
CC(OxygenStorage Capacity Cumulative)を計算す
る。
【0017】
実施例1 100mmol/l濃度のCe(SO4)2水溶液1lを
25℃に保ち、この液を激しく撹拌しながら、ビュレッ
トから1mol/l濃度の水酸化ナトリウム水溶液を
1.0ml/minの滴下速度で滴下した。水酸化ナト
リウム水溶液を約40ml滴下した時点で白色微結晶の
水酸化セリウムの生成が認められた。この時点で水酸化
ナトリウム水溶液の滴下を一時中止し、撹拌を続けたと
ころやがて結晶は完全に溶解して消失した。再び水酸化
ナトリウム水溶液の滴下を開始し、水酸化ナトリウム水
溶液180mlを滴下した時点で生成した白色微結晶は
溶解しなくなった。この時のpHは1.4であったが、
更に水酸化ナトリウム水溶液の滴下を続け水酸化ナトリ
ウム水溶液200mlを添加した時点で反応を終了し
た。このときのpHは1.5であった。
25℃に保ち、この液を激しく撹拌しながら、ビュレッ
トから1mol/l濃度の水酸化ナトリウム水溶液を
1.0ml/minの滴下速度で滴下した。水酸化ナト
リウム水溶液を約40ml滴下した時点で白色微結晶の
水酸化セリウムの生成が認められた。この時点で水酸化
ナトリウム水溶液の滴下を一時中止し、撹拌を続けたと
ころやがて結晶は完全に溶解して消失した。再び水酸化
ナトリウム水溶液の滴下を開始し、水酸化ナトリウム水
溶液180mlを滴下した時点で生成した白色微結晶は
溶解しなくなった。この時のpHは1.4であったが、
更に水酸化ナトリウム水溶液の滴下を続け水酸化ナトリ
ウム水溶液200mlを添加した時点で反応を終了し
た。このときのpHは1.5であった。
【0018】得られた黄色の沈澱物を濾別し、これを8
0℃のイオン交換水100ml中に分散させて5分間撹
拌分散し濾過する操作を3回繰り返した後、120℃で
12時間乾燥し、更に空気中で900℃で3時間焼成し
て酸化セリウム粉末を得た。この酸化セリウム粉末の結
晶子径は、上記のX線回折図の結果からの計算で400
Åであった。前記の酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価法
に従って試験を行った結果、OSCCは400℃で1.
3mmol−O2/mol−CeO2、500℃で5.7
mmol−O2/mol−CeO2であった。
0℃のイオン交換水100ml中に分散させて5分間撹
拌分散し濾過する操作を3回繰り返した後、120℃で
12時間乾燥し、更に空気中で900℃で3時間焼成し
て酸化セリウム粉末を得た。この酸化セリウム粉末の結
晶子径は、上記のX線回折図の結果からの計算で400
Åであった。前記の酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価法
に従って試験を行った結果、OSCCは400℃で1.
3mmol−O2/mol−CeO2、500℃で5.7
mmol−O2/mol−CeO2であった。
【0019】実施例2 実施例1において、反応終了時点でのpHを1.9とし
た以外は実施例1と同様にして酸化セリウム粉末を得
た。この酸化セリウム粉末の結晶子径を実施例1と同様
に計算して求めた結果410Åであった。また、前記の
酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価法に従って試験を行っ
た結果、OSCCは400℃で1.4mmol−O2/m
ol−CeO2、500℃で5.2mmol−O2/mo
l−CeO2であった。
た以外は実施例1と同様にして酸化セリウム粉末を得
た。この酸化セリウム粉末の結晶子径を実施例1と同様
に計算して求めた結果410Åであった。また、前記の
酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価法に従って試験を行っ
た結果、OSCCは400℃で1.4mmol−O2/m
ol−CeO2、500℃で5.2mmol−O2/mo
l−CeO2であった。
【0020】比較例1 実施例1において、反応終了時点でのpHを2.1とし
た以外は実施例1と同様にして酸化セリウム粉末を得
た。この酸化セリウム粉末の結晶子径を実施例1と同様
に計算して求めた結果470Åであった。また、前記の
酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価法に従って試験を行っ
た結果、OSCCは400℃で1.1mmol−O2/m
ol−CeO2、500℃で3.9mmol−O2/mo
l−CeO2であった。
た以外は実施例1と同様にして酸化セリウム粉末を得
た。この酸化セリウム粉末の結晶子径を実施例1と同様
に計算して求めた結果470Åであった。また、前記の
酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価法に従って試験を行っ
た結果、OSCCは400℃で1.1mmol−O2/m
ol−CeO2、500℃で3.9mmol−O2/mo
l−CeO2であった。
【0021】比較例2 実施例1において、セリウム塩としてCe(SO4)2・
4H2Oを用い、最終pHを8.1とした以外は実施例1
と同様にして酸化セリウム粉末を得た。この酸化セリウ
ム粉末の結晶子径を実施例1と同様に計算して求めた結
果530Åであった。また、前記の酸化セリウムのCO
酸素吸蔵能の評価法に従って試験を行った結果、OSC
Cは400℃で1.0mmol−O2/mol−Ce
O2、500℃で2.4mmol−O2/mol−CeO2
であった。
4H2Oを用い、最終pHを8.1とした以外は実施例1
と同様にして酸化セリウム粉末を得た。この酸化セリウ
ム粉末の結晶子径を実施例1と同様に計算して求めた結
果530Åであった。また、前記の酸化セリウムのCO
酸素吸蔵能の評価法に従って試験を行った結果、OSC
Cは400℃で1.0mmol−O2/mol−Ce
O2、500℃で2.4mmol−O2/mol−CeO2
であった。
【0022】比較例3 実施例1において、セリウム塩として三価のCe2(S
O4)3・8H2Oを用いた以外は実施例1と同様にして
酸化セリウム粉末を得た。この酸化セリウム粉末の結晶
子径を実施例1と同様に計算して求めた結果500Åで
あった。また、前記の酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価
法に従って試験を行った結果、OSCCは400℃で
1.0mmol−O2/mol−CeO2、500℃で
2.7mmol−O2/mol−CeO2であった。
O4)3・8H2Oを用いた以外は実施例1と同様にして
酸化セリウム粉末を得た。この酸化セリウム粉末の結晶
子径を実施例1と同様に計算して求めた結果500Åで
あった。また、前記の酸化セリウムの酸素吸蔵能の評価
法に従って試験を行った結果、OSCCは400℃で
1.0mmol−O2/mol−CeO2、500℃で
2.7mmol−O2/mol−CeO2であった。
【0023】比較例4 硫酸第二セリウム4水和物を300℃で加熱分解し、更
に900℃で3時間焼成して酸化セリウムを得た。この
酸化セリウム粉末の結晶子径は、上記のX線回折図の結
果からの計算で700Åであった。前記の酸化セリウム
の酸素吸蔵能の評価法に従って試験を行った結果、OS
CCは400℃で0.4mmol−O2/mol−CeO
2、500℃で1.6mmol−O2/mol−CeO2で
あった。
に900℃で3時間焼成して酸化セリウムを得た。この
酸化セリウム粉末の結晶子径は、上記のX線回折図の結
果からの計算で700Åであった。前記の酸化セリウム
の酸素吸蔵能の評価法に従って試験を行った結果、OS
CCは400℃で0.4mmol−O2/mol−CeO
2、500℃で1.6mmol−O2/mol−CeO2で
あった。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、最終的に得られた酸化
セリウムの結晶子径が小さく、従来よりも酸素吸蔵能の
大きく、担体へ分散性よく担持できる触媒を得ることの
できる水酸化セリウムおよび酸化セリウムの製造方法を
提供することができる。
セリウムの結晶子径が小さく、従来よりも酸素吸蔵能の
大きく、担体へ分散性よく担持できる触媒を得ることの
できる水酸化セリウムおよび酸化セリウムの製造方法を
提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 硫酸第二セリウム水溶液にアルカリを加
えて加水分解により水酸化セリウムを沈澱させる際、硫
酸第二セリウム水溶液にアルカリ水溶液を滴下し一旦生
成した水酸化セリウムが硫酸第二セリウム水溶液に再溶
解するまでアルカリ水溶液の滴下を一時中止し、完全に
再溶解させた後再びアルカリ水溶液の添加をする操作を
行い、生成した水酸化セリウムが再溶解しない状態の反
応液のpHが2.0以下で水酸化セリウムを析出せしめ
る反応を終了することを特徴とする水酸化セリウムの製
造方法。 - 【請求項2】 硫酸第二セリウム水溶液にアルカリを加
えて加水分解により水酸化セリウムを沈澱させる際、硫
酸第二セリウム水溶液にアルカリ水溶液を滴下し一旦生
成した水酸化セリウムが硫酸第二セリウム水溶液に再溶
解するまでアルカリ水溶液の滴下を一時中止し、完全に
再溶解させた後再びアルカリ水溶液の添加をする操作を
行い、生成した水酸化セリウムが再溶解しない状態の反
応液のpHが2.0以下で水酸化セリウムを析出せしめ
る反応を終了し、析出した水酸化セリウムを洗浄、乾
燥、焼成する酸化セリウムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4037261A JPH05208816A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水酸化セリウム及び酸化セリウムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4037261A JPH05208816A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水酸化セリウム及び酸化セリウムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05208816A true JPH05208816A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=12492721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4037261A Pending JPH05208816A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水酸化セリウム及び酸化セリウムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05208816A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11228135A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-08-24 | Toray Ind Inc | 酸化セリウム粉末とそれを含む化粧料、塗料およびプラスチック |
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| US9566302B2 (en) | 2010-02-04 | 2017-02-14 | Opko Ireland Global Holdings, Ltd. | Composition comprising mixed metal compounds and xanthan gum |
| US9907816B2 (en) | 2006-01-31 | 2018-03-06 | Opko Ireland Global Holdings, Ltd. | Water-insoluble, iron-containing mixed metal, granular material |
| US10155040B2 (en) | 2007-10-16 | 2018-12-18 | Opko Ireland Global Holdings, Ltd. | Mixed metal compounds for treatment of hyperphosphataemia |
| US10201501B2 (en) | 2007-07-27 | 2019-02-12 | Opko Ireland Global Holdings, Ltd. | Mixed metal compounds used as antacids |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP4037261A patent/JPH05208816A/ja active Pending
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