JPH05208979A - Dc113誘導体 - Google Patents

Dc113誘導体

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Publication number
JPH05208979A
JPH05208979A JP15353492A JP15353492A JPH05208979A JP H05208979 A JPH05208979 A JP H05208979A JP 15353492 A JP15353492 A JP 15353492A JP 15353492 A JP15353492 A JP 15353492A JP H05208979 A JPH05208979 A JP H05208979A
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JP
Japan
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compound
added
mixture
chemical
formula
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Withdrawn
Application number
JP15353492A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Nagamura
聡仁 長村
Hiromitsu Saito
博満 斉藤
Tatsuhiro Ogawa
達洋 小川
Shigeo Katsumata
茂夫 勝亦
Akira Mihara
明 見原
Keiichi Takahashi
恵一 高橋
Eiji Kobayashi
英二 小林
Katsunari Gomi
克成 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH05208979A publication Critical patent/JPH05208979A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式 で表され、Rは水素原子、(アルキル)カルバモイル等
を;ZはClまたはBrを;Wは水素原子、 を示すDC113誘導体またはその薬理上許容される
塩。 【効果】 式で表されるDC113誘導体またはその薬
理上許容される塩は、抗腫瘍剤および抗菌剤として有用
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDC113誘導体に関す
る。本化合物は、優れた抗腫瘍活性、抗菌活性を示し、
抗腫瘍剤および抗菌剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】DC113は下記構造式で表され、各種
細菌に抗菌活性を示すほか、メラノーマB−16等に抗
腫瘍活性を示す。DC113は特開平2−177890
に開示されている。
【0003】
【化12】
【0004】本発明のDC113誘導体に類似する化合
物としては、WO87/06265に開示されている下
記構造式で表されるDC−88Aが知られている。
【0005】
【化13】
【0006】本発明に関連して、下記構造式を有するD
C−89A1、DC−89A2、DC−89B1および
DC−89B2が知られており、各種細菌に抗菌活性を
示すほか、メラノーマB−16等に抗腫瘍活性を示す。
【0007】
【化14】
【0008】DC−89A1はWO87/06265
に、DC−89A2、DC−89B1およびDC−89
B2は特開平2−119787に開示されている。ま
た、DC−89A2およびDC−89A1と同一化合物
であるSF2582AおよびSF2582Bが特開平1
−139590に開示されている。また、DC−88A
およびDC−89誘導体が特開平2−288879、特
開平3−7287および特開平3−128379に開示
されており、特願平3−137741、特願平3−18
6637および特願平4−20059に出願されてい
る。
【0009】本発明の化合物と類似の構造を有するSF
2582Cの誘導体が特開平1−275581に、ま
た、CC−1065およびその誘導体が特開昭54−6
4695、特開昭60−193989、WO88/04
659およびEP−A−0359454にそれぞれ開示
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た抗菌および抗腫瘍活性を有するDC113誘導体を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は式(I)
【0012】
【化15】
【0013】〔式中、
【0014】
【化16】
【0015】は
【0016】
【化17】
【0017】
【化18】
【0018】または
【0019】
【化19】
【0020】を表し、ZはCl またはBr を表し、Rは
水素原子、CONR1 2 (式中、R 1 およびR2 は同
一もしくは異なって水素原子または低級アルキル基を表
す。)または
【0021】
【化20】
【0022】(式中、nは0〜4の整数を表し、R3
CH2 、酸素原子またはN−CH3 を表す。)を表し、
Wは水素原子、
【0023】
【化21】
【0024】または
【0025】
【化22】
【0026】を表し、W1 、W2 およびW3 は同一もし
くは異なって水素原子またはOR4 (式中、R4 は低級
アルキル基を表す。)を表し、W4 はNHまたは酸素原
子を表す。ただし、
【0027】
【化23】
【0028】が
【0029】
【化24】
【0030】で、Wが
【0031】
【化25】
【0032】で、かつ、W4 がNHのとき、W1 、W2
およびW3 のうち少なくとも一つは水素原子を表す。〕
で表されるDC113誘導体またはその薬理上許容され
る塩に関する。以下、式(I)で表される化合物を化合
物(I)と称する。同様に式(I)〜(IV)で表される
化合物を化合物(I)〜(IV)と称する。なお化合物
(I)a、(I)b等は化合物(I)に包含されること
を意味する。上記式(I)のR1、R2 およびR4 の定
義中、低級アルキル基は、炭素数1〜4の直鎖または分
岐状アルキル基を意味し、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec −ブチ
ル、tert−ブチル等が包含される。
【0033】化合物(I)の薬理上許容される塩として
は、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫
酸塩、リン酸塩、硝酸塩等の無機酸付加塩、および酢酸
塩、安息香酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸
塩、酒石酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、グリオキシル
酸塩、アスパラギン酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機
酸付加塩が包含される。
【0034】次に化合物(I)の製造法について説明す
る。方法1 化合物(I)のうち、
【0035】
【化26】
【0036】が
【0037】
【化27】
【0038】であり、Wが水素原子である化合物(I)
aは、特開平2−177890記載のDC113を不活
性溶媒中、塩基で処理することにより製造することがで
きる。
【0039】
【化28】
【0040】塩基としては、ナトリウムメトキシド、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、カリウムt−ブトキ
シド、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロウンデ
セン(DBU)、炭酸カリウム等が用いられ、通常DC
113に対して1〜3等量用いられる。不活性溶媒とし
ては水、メタノール、テトラヒドロフラン(THF)、
ジオキサン、アセトニトリル等が、単独あるいは混合し
て用いられる。反応は通常−20℃から50℃で行わ
れ、30分から5時間で終了する。
【0041】方法2 化合物(I)のうち、
【0042】
【化29】
【0043】が
【0044】
【化30】
【0045】であり、Wが水素原子以外の基である化合
物(I)bは、化合物(I)aに塩基の存在下、不活性
溶媒中、相当するカルボン酸の反応性誘導体を反応させ
ることにより製造することができる。
【0046】
【化31】
【0047】(式中、Wa は水素原子以外のWを表
す。)塩基としては水素化ナトリウム、リチウムジイソ
プロピルアミド、t−ブトキシカリウム、トリエチルア
ミン、4−ジメチルアミノピリジン等が包含され、通常
化合物(I)aに対して1〜2等量用いられる。不活性
溶媒としてはジメチルホルムアミド、THF、トルエ
ン、ジメチルスルホキシド等が、単独あるいは混合して
用いられる。カルボン酸の反応性誘導体は酸クロライ
ド、酸ブロマイド等のハロゲン化アシル、p−ニトロフ
ェニルエステル、2,4,5−トリクロロフェニルエステ
ル、N−オキシコハク酸イミドエステル等の活性エステ
ル等が包含される。反応性誘導体は通常化合物(I)a
に対して1〜3等量用いられる。反応は−50℃から3
0℃で行われ、30分から1日で終了する。
【0048】方法3 化合物(I)のうち、
【0049】
【化32】
【0050】が、
【0051】
【化33】
【0052】(式中、Xは -CH2-または単結合を表
し、Xが -CH2-のとき、YはZであり、Xが単結合の
とき、Yは -CH2 Zであり、Zは前記と同義であ
る。)であり、Rが水素原子である化合物(I)cは、
DC113、化合物(I)aまたは化合物(I)bに不
活性溶媒中、塩酸または臭化水素酸を反応させることに
より製造することができる。
【0053】
【化34】
【0054】(式中、W、XおよびYは前記と同義であ
る。)塩酸または臭化水素酸は通常DC113、化合物
(I)aまたは化合物(I)bに対して1〜20等量用
いられる。不活性溶媒としては水、ジメチルホルムアミ
ド、THF、トルエン、ジオキサン、アセトニトリル等
が、単独あるいは混合して用いられる。反応は通常−2
0℃から50℃で行われ、10分から1時間で終了す
る。
【0055】方法4−1 化合物(I)のうち、
【0056】
【化35】
【0057】が
【0058】
【化36】
【0059】(式中、W、XおよびYは前記と同義であ
る。)であり、RがCONR1 2 または
【0060】
【化37】
【0061】である化合物(I)dは、化合物(I)c
に塩基の存在下、不活性溶媒中、式
【0062】
【化38】
【0063】(式中、R1 およびR2 は前記と同義であ
る。)または
【0064】
【化39】
【0065】(式中、R3 およびnは前記と同義であ
る。)で表される化合物(II)を反応させることにより
製造することができる。
【0066】
【化40】
【0067】(式中、Ra はRの定義中、CONR1
2 または
【0068】
【化41】
【0069】を表し、W、XおよびYは前記と同義であ
る。)塩基としてはトリエチルアミン、ピリジン、4−
ジメチルアミノピリジン等が包含され、通常化合物
(I)cに対して1〜5当量用いられるが、溶媒を兼ね
て大過剰用いてもよい。不活性溶媒としてはピリジン、
塩化メチレン、ジメチルホルムアミド、THF、トルエ
ン等が、単独あるいは混合して用いられる。化合物(I
I)は通常化合物(I)cに対して1〜10当量用いら
れる。反応は−50℃から50℃で行われ、30分から
1日で終了する。
【0070】方法4−2 化合物(I)dは以下の工程により製造することもでき
る。 (工程1)化合物(I)cに塩基の存在下、不活性溶媒
中、クロロギ酸p−ニトロフェニルを反応させることに
より化合物(III )を製造することができる。
【0071】
【化42】
【0072】(式中、W、XおよびYは前記と同義であ
る。)クロロギ酸p−ニトロフェニルは通常化合物
(I)cに対して1〜5等量用いられる。不活性溶媒と
してはピリジン、塩化メチレン、ジメチルホルムアミ
ド、THF、トルエン等が、単独あるいは混合して用い
られる。反応は−80℃から50℃で行われ、30分か
ら1日で終了する。
【0073】(工程2)化合物(I)dは、化合物(II
I )に式
【0074】
【化43】
【0075】(式中、R1 およびR2 は前記と同義であ
る。)または
【0076】
【化44】
【0077】(式中、R3 およびnは前記と同義であ
る。)で表される化合物(IV)を反応させることにより
製造することができる。
【0078】
【化45】
【0079】(式中、Ra 、W、XおよびYは前記と同
義である。)塩基としてはトリエチルアミン、ピリジ
ン、4−ジメチルアミノピリジン等が包含され、通常化
合物(III )に対して1〜5当量用いられるが、溶媒を
兼ねて大過剰用いてもよい。不活性溶媒としてはピリジ
ン、塩化メチレン、ジメチルホルムアミド、THF、ト
ルエン等が、単独あるいは混合して用いられる。化合物
(IV)は通常化合物(III )に対して1〜5等量用いら
れる。反応は−80℃から50℃で行われ、30分から
1日で終了する。
【0080】各工程の反応終了後、必要に応じて反応液
に水、酸、緩衝液等を加えて、酢酸エチル、クロロホル
ム、エーテル等の非水溶性溶媒で抽出する。抽出液は
水、食塩水等で洗浄後、無水硫酸ナトリウム等で乾燥
し、溶媒留去後得られた残渣は、シリカゲルによるカラ
ムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、高速
液体分取クロマトグラフィー、再結晶等により精製を行
う。
【0081】化合物(I)の塩を取得したいとき、化合
物(I)が塩の形で得られる場合には、そのまま精製す
ればよく、また遊離の形で得られる場合には、化合物
(I)を適当な溶媒に溶解または懸濁させて、適当な酸
を加えることにより塩を形成させればよい。また、中間
体にあっては、反応終了後、単離、精製を行わずに次の
工程に用いることもできる。また、化合物(I)または
その薬理上許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付
加物の形で存在することもあるが、これら付加物も本発
明に含まれる。さらに、化合物(I)の光学活性体を含
め全ての可能な異性体およびその混合物も本発明に包含
される。
【0082】化合物(I)に属する代表的化合物の構造
及び化合物番号を第1表に示す。なお、以下、化合物1
2および13は、とくにDC113E1、DC113E
2とそれぞれ称する。
【0083】
【表1】
【0084】次に代表的な化合物(I)の薬理活性を実
験例で説明する。 実験例1. HeLaS3 細胞生育阻害試験 96穴マイクロタイタープレートの各ウェルに10%牛
胎児血清および2mMグルタミンを含むMEM培地で3
×104 個/mlに調整したHeLaS3 細胞を0.1mlず
つ分注した。炭酸ガスインキュベーター内で一晩37℃
で培養後、培地により適宜希釈した化合物(I)を0.05
mlずつ各ウェルに加えた。
【0085】炭酸ガスインキュベーター内で細胞を72
時間培養後、培養上清を除去し、リン酸緩衝液生理食塩
水(PBS)で一回洗浄後、0.02%ニュートラルレッド
を含む培地を0.1ml ずつ各ウェルに加え、37℃、1時
間炭酸ガスインキュベーター内で培養し細胞を染色し
た。培養上清を除去後、生理食塩水で一回洗浄し、0.00
1 規定塩酸/30%エタノールで色素を抽出した。マイ
クロプレートリーダーにより抽出液の550nm の吸収を測
定し、無処理細胞と既知濃度の化合物(I)で処理した
細胞の吸収を比較することにより、細胞の増殖を50%
阻害する薬物濃度(IC50)を算出した。
【0086】2.サルコーマ180腫瘍に対する治療効
体重18〜20gのddY雄マウス1群5匹にサルコー
マ180腫瘍5×10 5 個を腋窩部皮下に移植した。移
植後1日目に第2表に示す濃度の化合物(I)を含む生
理食塩水0.2ml を静脈内に投与した。移植7日後のT/
C〔T:試験例の平均腫瘍体積(mm3 )、C:対照(生
理食塩水0.2mlを静脈内に投与したもの)の平均腫瘍体
積(mm3 )〕を測定した。
【0087】それぞれの結果を第2表に示す。
【0088】
【表2】
【0089】3.各種細菌に対する抗菌作用 抗菌作用はバクト・トリプトン(Difco社製)3
g、肉エキス3g、酵母エキス1g、グルコース1g、
寒天16gを1リットルの水に溶解して作製した培地
(pH7)を用いて寒天希釈法で測定した。第3表に抗
菌活性を最少生育阻止濃度(MIC)で示した。
【0090】
【表3】
【0091】化合物(I)またはその薬理上許容される
塩は、単独でまたは少なくとも1種の製剤上許容される
補助剤と共に抗腫瘍組成物として用いることができる。
例えば、化合物(I)あるいはその塩を、生理食塩水や
グルコース、ラクトース、マンニトール等の水溶液に溶
解して注射剤として適当な医薬組成物とする。または化
合物(I)またはその塩を常法に従って凍結乾燥し、こ
れに塩化ナトリウムを加えることによって粉末注射剤を
作成する。
【0092】本医薬組成物は必要に応じ、製剤分野で周
知の添加剤、例えば製剤上許容される塩等を含有するこ
とができる。本組成物の投与量は患者の年齢、症状等に
よって異なるが人を含む哺乳動物に対し化合物(I)と
して0.01〜30mg/kg/日投与する。投与は例えば1日
1回(単回投与または連日投与)または間歇的に1週間
に1〜3回、2、3週間に1回静脈注射により行う。ま
た、望まれる場合は同様の投与量、投与形態で動脈内投
与、腹腔内投与、胸腔内投与等も可能である。望まれる
場合は同様の投与量、投与形態で経口投与も可能であ
る。経口投与形態は錠剤、カプセル剤、粉末剤、顆粒
剤、アンプル剤等を包含し、これらは製剤分野で周知の
医薬補助剤を含む。
【0093】以下に本発明の実施例を示す。以下の実施
例で示される理化学的性質は次の機器類によって測定し
た。 NMR 日本電子 FX−100(100 MHz) JNM−GX270(270 MHz) ブルーカー AM−400(400 MHz) MS 日立 M−80B IR 日本分光 IR−810 薄層クロマトグラフィーは、シリガゲル(HPTLC-plates
Art.1567;メルク社製)を用い、アセトニトリル:水=
9:1を展開溶媒として、室温で10分間展開して行っ
た。展開後のDC113誘導体のスポットはバチルス・
ズブチリス(Bacillus subtilis )を用いるバイオアッ
セイ、熱硫酸、ヨウ素、エールリッヒ試薬および紫外部
吸収により検出した。
【0094】また、精製工程におけるシリカゲルクロマ
トグラフィーは、和光純薬工業社製のワコーゲルTMC−
200を用いた。
【0095】
【実施例】
実施例1 化合物1の合成 DC113の20mg(0.042mmol)をアセトニ
トリル1.5mlおよび6規定塩酸1.5mlを加え室温に
て1時間攪拌した。この反応混合物に1規定塩酸を加え
クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた粗生成物
を塩化メチレン1mlに溶解し、−50℃にてp−ニト
ロフェニルクロロホルメート16.9mg(0.084mm
ol)の塩化メチレン溶液0.5mlを加え、次いで、ト
リエチルアミン0.012ml(0.087mmol)を加
え0.5時間攪拌した。この反応液にN−メチルピペラジ
ン0.010ml(0.090mmol)を加え、−50℃
から室温にて0.5時間攪拌した。反応混合物に1規定塩
酸を加えクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽
和炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水で順次洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた
粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(20ml,
クロロホルム:メタノール=50:1)で精製し、化合
物1を10.6mg(収率:39%)得た。
【0096】化合物1の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ(ppm);12.24(1H,d,J= 1.8H
z), 11.32(1H,d,J=1.8Hz),7.93(1H,br), 7.40(1H,d,J=
2.1Hz), 7.01(1H,d,J=2.2Hz), 6.96(1H,s), 4.73(1H,d
d,J=10.9,10.9Hz), 4.40(1H,dd,J=10.9,4.5Hz), 4.20(1
H,m), 4.13(1H,dd,J=10.9,3.4Hz), 4.05(1H,dd,J=10.9,
6.6Hz), 3.93(3H,s), 3.90(3H,s), 3.81(3H,s), 3.79(3
H,s), 3.68(2H,br), 3.45(2H,br), 2.44(2H,br), 2.41
(2H,br), 2.26(3H,s) EIMS(m/z);639(M)+ ,603,406,370,234 IR(KBr) υ(cm -1);2936,1702,1611,1559,1522,1490,14
57,1313,1216,1151,1002
【0097】実施例2 化合物2の合成 DC113の20mg(0.042mmol)をアセトニ
トリル1mlおよび48%臭化水素酸0.5mlを加え室
温にて1時間攪拌した。この反応混合物に0.5規定臭化
水素酸を加えクロロホルムで抽出した。クロロホルム層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得ら
れた粗生成物を塩化メチレン1mlに溶解し、−50℃
にてp−ニトロフェニルクロロホルメート16.9mg
(0.084mmol)の塩化メチレン溶液0.5mlを加
え、次いで、トリエチルアミン0.012ml(0.087
mmol)を加え0.5時間攪拌した。この反応液にN−
メチルピペラジン0.010ml(0.090mmol)を
加え、−50℃から室温にて0.5時間攪拌した。この反
応混合物に1規定臭化水素酸を加えクロロホルムで抽出
した。クロロホルム層を飽和炭酸水素ナトリウム水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧
下濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(20ml,クロロホルム:メタノール=5
0:1)で精製し、化合物2を16.0mg(収率:55
%)得た。
【0098】化合物2の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ(ppm);12.24(1H,d,J=1.9Hz),
11.32(1H,d,J=2.1Hz),7.92(1H,br), 7.42(1H,d,J=2.1H
z), 7.00(1H,d,J=2.1Hz), 6.97(1H,s), 4.73(1H,dd,J=1
0.7,10.0Hz), 4.36(1H,dd,J=10.7,4.5Hz), 4.25(1H,m),
4.05(1H,dd,J=10.3,3.0Hz), 3.95(1H,dd,J=10.4,6.9H
z), 3.93(3H,s), 3.90(3H,s), 3.82(3H,s), 3.79(3H,
s), 3.68(2H,br), 3.43(2H,br), 2.44(2H,br), 2.40(2
H,br), 2.25(3H,s) EIMS(m/z);685 683(M)+ ,603,370,234 IR(KBr) υ(cm -1);2938,1701,1617,1522,1490,1430,13
10,1213,1149,1113,1003
【0099】実施例3 化合物3の合成 DC113の20mg(0.042mmol)をアセトニ
トリル1.5mlおよび6規定塩酸1.5mlを加え室温に
て1時間攪拌した。この反応混合物に1規定塩酸を加え
クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた粗生成物
を塩化メチレン1mlに溶解し、−50℃にてp−ニト
ロフェニルクロロホルメート16.9mg(0.084mm
ol)の塩化メチレン溶液0.5mlを加え、次いで、ト
リエチルアミン0.012ml(0.087mmol)を加
え0.5時間攪拌した。この反応液に50%ジメチルアミ
ン水溶液0.038ml(0.422mmol)を加え、−
50℃から室温にて0.5時間攪拌した。この反応混合物
に1規定塩酸を加えクロロホルムで抽出した。クロロホ
ルム層を飽和炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー
(20ml,クロロホルム:メタノール=100:1)
で精製し、化合物3を14.0mg(収率:57%)得
た。
【0100】化合物3の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ(ppm);9.35(1H,br s), 9.09(1
H,br s), 8.27(1H,s), 7.17(1H,d,J=2.0Hz), 6.96(1H,
d,J=2.3Hz), 6.88(1H,s), 4.73(1H,dd,J=10.6,10.6Hz),
4.64(1H,dd,J=10.7,3.9Hz), 4.13(1H,m), 4.09(3H,s),
4.04(1H,dd,J=11.1,3.6Hz), 3.96(3H,s), 3.95(3H,s),
3.92(3H,s), 3.61(1H,dd,J=11.1,10.0Hz),3.21(3H,s),
3.08(3H,s) EIMS(m/z);584(M)+ ,351,234 IR(KBr) υ(cm -1);2938,1705,1616,1521,1489,1436,14
10,1386,1310,1212,1160,1110,1049,997
【0101】実施例4 化合物4の合成 DC113の20mg(0.042mmol)をアセトニ
トリル1mlおよび48%臭化水素酸0.5mlを加え室
温にて1時間攪拌した。この反応混合物に0.5規定臭化
水素酸を加えクロロホルムで抽出した。クロロホルム層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得ら
れた粗生成物を塩化メチレン1mlに溶解し、−50℃
にてp−ニトロフェニルクロロホルメート16.9mg
(0.084mmol)の塩化メチレン溶液0.5mlを加
え、次いで、トリエチルアミン0.012ml(0.087
mmol)を加え0.5時間攪拌した。この反応液に50
%ジメチルアミン水溶液0.038ml(0.422mmo
l)を加え、−50℃から室温にて0.5時間攪拌した。
この反応混合物に1規定臭化水素酸を加えクロロホルム
で抽出した。クロロホルム層を飽和炭酸水素ナトリウム
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲル
クロマトグラフィー(20ml,クロロホルム:メタノ
ール=50:1)で精製し、化合物4を18.8mg(収
率:71%)得た。
【0102】化合物4の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ(ppm);9.34(1H,br s), 9.09(1
H,br s), 8.26(1H,s), 7.17(1H,d,J=2.1Hz), 6.96(1H,
d,J=2.2Hz), 6.89(1H,s), 4.74(1H,dd,J=10.6,9.5Hz),
4.60(1H,dd,J=10.7,4.0Hz), 4.19(1H,m), 4.08(3H,s),
3.96(3H,s), 3.95(3H,s), 3.93(1H,dd,J=10.1,3.8Hz),
3.92(3H,s), 3.47(1H,dd,J=10.2,10.2Hz), 3.21(3H,s),
3.08(3H,s) EIMS(m/z);630,628(M)+ ,548,397,395,315,234 IR(KBr) υ(cm -1);2938,1718,1617,1522,1490,1437,14
11,1387,1311,1213,1165,1111,1049,998
【0103】実施例5 化合物5の合成 DC113の20mg(0.042mmol)をメタノー
ル2mlおよびアセトニトリル1mlに溶解し、28重
量%ナトリウムメトキシドを含むメタノール溶液0.04
ml(0.21mmol)を加え室温にて1時間攪拌し
た。この反応混合物にpH7の0.2Mリン酸緩衝液を加
え、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃
縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(20ml,クロロホルム:メタノール=25:
1)で精製し、化合物5を10.1mg(収率:99%)
得た。
【0104】化合物5の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,CDCl3+DMSO-d6)δ(ppm); 11.78( 1H,br
s), 7.34(1H,br s), 6.54(1H,d,J=2.2Hz),5.38(1H,s),
3.79(3H,s), 3.71(1H,dd,J=10.9,5.4Hz), 3.53(1H,dd,J
=11.0,11.0Hz), 2.83(1H,m), 1.52(1H,dd,J=7.8,2.5H
z), 1.16(1H,dd,J=4.5,3.7Hz) SIMS(m/z);245(M+H)+ IR(KBr) υ(cm -1);1701,1599,1541,1521,1419,1302,12
51,1240,1000
【0105】実施例6 化合物6の合成 60%水素化ナトリウム9mg(0.23mmol)に
N,N−ジメチルホルムアミド0.5mlを加え、実施例
5で得られる化合物5の33mg(0.14mmol)を
含むN,N−ジメチルホルムアミド溶液1mlを加え、
アルゴン雰囲気下0℃にて2時間攪拌した。この反応溶
液を−50℃に冷却後、4−メトキシケイヒ酸の4−ニ
トロフェニルエステル68mg(0.28mmol)を含
むN,N−ジメチルホルムアミド溶液2.5mlを加え、
−50℃から室温にて2時間攪拌した。この反応混合物
にpH7の0.2Mリン酸緩衝液を加え、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた粗生成
物をシリカゲルクロマトグラフィー(30ml,クロロ
ホルム:メタノール=50:1)で精製し、化合物6を
54mg(収率:99%)得た。
【0106】化合物6の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ(ppm);9.76(1H,br), 7.78(1H,
d,J=15.5Hz), 7.52(2H,d,J=8.7Hz), 7.26(1H,s), 6.92
(2H,d,J=8.7Hz), 6.74(1H,d,J=15.4Hz), 6.59(1H,s),
4.22(1H,dd,J=11.4,11.4 Hz), 4.16(1H,dd,J=11.4,4.8H
z), 3.91(3H,s), 3.86(3H,s), 2.70(1H,m), 1.75(1H,d
d,J=7.6,4.8Hz), 1.51(1H,dd,J=4.8,4.8Hz) SIMS(m/z);405(M+H)+ IR(KBr) υ(cm -1);1718,1669,1601,1511,1390,1282,12
32,1173
【0107】実施例7 化合物7の合成 実施例6で得られる化合物6の10mg(0.025mm
ol)にアセトニトリル1mlおよび48%臭化水素酸
0.5mlを加え、室温にて1時間攪拌した。この反応混
合物に1規定臭化水素酸を加えクロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン1ml
に溶解し、−78℃にてp−ニトロフェニルクロロホル
メート13mg(0.065mmol)の塩化メチレン溶
液1mlを加え、次いで、トリエチルアミン0.009m
l(0.065mmol)を加え0.5時間攪拌した。この
反応液に50%ジメチルアミン水溶液0.012ml(0.
13mmol)を加え、−78℃から室温にて1.5時間
攪拌した。この反応混合物にpH7の0.2Mリン酸緩衝
液を加え、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマト
グラフィー(20ml,クロロホルム:メタノール=1
00:1)で精製し、化合物7を13mg(収率:93
%)得た。
【0108】化合物7の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ(ppm);9.05(1H,br), 8.34(1H,
s), 7.79(1H,d,J=15.2Hz), 7.56(2H,d,J=8.7Hz), 6.93
(2H,d,J=8.7Hz), 7.14(1H,d,J=2.0Hz), 6.74(1H,d,J=1
5.2Hz), 4.48(1H,dd,J=10.7,6.3Hz), 4.35(1H,dd,J=10.
7,4.1Hz), 4.14(1H,m), 3.95(3H,s), 3.90(1H,dd,J=10.
3,2.8Hz), 3.86(3H,s), 3.45(1H,dd,J=10.4,10.4Hz),
3.19(3H,s), 3.07(3H,s) SIMS(m/z);558,556(M+H)+ IR(KBr) υ(cm -1);1718,1648,1601,1511,1438,1406,13
06,1250,1163
【0109】実施例8 化合物8の合成 実施例6で得られる化合物6の10mg(0.025mm
ol)にアセトニトリル1mlおよび48%臭化水素酸
0.5mlを加え、室温にて1時間攪拌した。この反応混
合物に1規定臭化水素酸を加えクロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン1ml
に溶解し、−78℃にてp−ニトロフェニルクロロホル
メート13mg(0.069mmol)の塩化メチレン溶
液1mlを加え、次いで、トリエチルアミン0.009m
l(0.065mmol)を加え0.5時間攪拌した。この
反応液にN−メチルピペラジン0.009ml(0.081
mmol)を加え、−78℃から室温にて1時間攪拌し
た。この反応混合物にpH7の0.2Mリン酸緩衝液を加
え、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃
縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(30ml,クロロホルム:メタノール=50:
1)で精製し、化合物8を11mg(収率:72%)得
た。
【0110】化合物8の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,CDCl3)δ(ppm);9.29(1H,br),8.33(1H,
s), 7.78(1H,d,J=15.2Hz),7.56(2H,d,J=8.8Hz), 7.12(1
H,d,J=2.0Hz), 6.93(2H,d,J=8.8Hz), 6.74(1H,d,J=15.3
Hz), 4.49(1H,dd,J=10.7,10.3Hz), 4.34(1H,dd,J=10.7,
4.2Hz), 4.14(1H,m), 3.95(3H,s), 3.94(2H,br), 3.89
(1H,dd,J=10.2,3.4Hz), 3.86(3H,s), 3.80(2H,br), 3.4
6(1H,dd,J=10.2,10.2Hz), 2.78(4H,br), 2.56(3H,s) SIMS(m/z);613,611(M+H)+ IR(KBr) υ(cm -1);2344,1715,1648,1603,1512,1424,14
06,1307,1252,1174,1100
【0111】実施例9 化合物9の合成 実施例1で得られる化合物1の10.6mg(0.017m
mol)をエタノール1.5mlに溶解し、5.8規定塩化
水素−エタノール1.5mlを加え室温にて1時間攪拌し
た。この反応液を減圧下濃縮し、化合物9を11.4mg
(収率:99%)得た。
【0112】化合物9の理化学的性質は以下の通りであ
る。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ(ppm); 12.20(1H,br s), 11.
27(1H,d,J=1.8Hz), 10.50(1H,br), 8.02(1H,s), 7.43(1
H,d,J=2.1Hz), 7.01(1H,d,J=2.1Hz), 6.96(1H,s), 4.74
(1H,dd,J=11.0,11.0Hz), 4.42(2H,br), 4.40(1H,dd,J=1
1.1,4.5Hz), 4.20(1H,m), 4.15(2H,br), 4.13(1H,dd,J=
11.0,3.4Hz), 4.06(1H,dd,J=11.1,6.5Hz), 3.94(3H,s),
3.91(3H,s), 3.82(3H,s), 3.80(3H,s), 3.51(4H,br),
2.86(3H,s) IR(KBr) υ(cm -1);2940,1701,1611,1559,1539,1521,14
90,1457,1313,1216,1171
【0113】実施例10 化合物10の合成 化合物2の16.0mg(0.023mmol)をエタノー
ル1.5mlに溶解し、5.8規定塩化水素−エタノール0.
5mlを加え室温にて1時間攪拌した。この反応液を減
圧下濃縮し、化合物10を16.0mg(収率:96%)
得た。
【0114】化合物10の理化学的性質は以下の通りで
ある。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ(ppm);12.19(1H,d,J= 1.4H
z), 11.27(1H,d,J=1.7Hz),10.51(1H,br), 8.02(1H,s),
7.44(1H,d,J=2.0Hz), 7.01(1H,d,J=2.2Hz), 6.96(1H,
s), 4.74(1H,dd,J=10.1,9.7Hz ), 4.42(2H,br), 4.37(1
H,dd,J=10.1,4.5Hz),4.26(1H,m), 4.15(2H,br), 4.04(1
H,dd,J=10.3,10.3Hz), 3.97(1H,dd,J=10.3,10.3Hz), 3.
94(3H,s), 3.91(3H,s), 3.82(3H,s), 3.80(3H,s), 3.51
(4H,br), 2.85(3H,s) IR(KBr) υ(cm -1);2938,1706,1616,1521,1489,1430,13
10,1251,1214,1166,1109
【0115】実施例11 化合物11の合成 実施例8で得られる化合物8の9mg(0.015mmo
l)にメタノール1mlを加え、5.8規定塩化水素−エ
タノール0.005mlを加え室温にて1時間攪拌した。
この反応液を減圧下濃縮し、化合物11を9.6mg(収
率:99%)得た。
【0116】化合物11の理化学的性質は以下の通りで
ある。1 H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ(ppm);12.16(1H,br), 10.49
(1H,br), 8.14(1H,s), 7.73(2H,d,J=8.8Hz), 7.57(1H,
d,J=15.2Hz), 7.40(1H,d,J=2.1Hz), 7.02(1H,d,J=15.3H
z), 6.99(2H,d,J=8.8Hz), 4.61(1H,m), 4.40(2H,br),
4.30(2H,m), 4.15(2H,br), 4.00(2H,m), 3.91(3H,s),
3.81(3H,s), 3.50(4H,br), 2.86(3H,s) IR(KBr) υ(cm -1);1703,1637,1598,1510,1419,1250,11
73,1023
【0117】実施例12 化合物12の合成 DC113の50mgをアセトニトリル50mlに溶解
し、0.1規定の塩酸3mlを加え、室温で1時間攪拌し
た。反応液に0.05Mリン酸緩衝液(pH5)50ml
を加え、酢酸エチル100mlで抽出した。酢酸エチル
抽出液を濃縮後、高速液体クロマトグラフィー(カラ
ム:YMC社 ODS 50mmID×300mm、7
0%メタノール−50mMリン酸緩衝液(pH5)30
ml/分で溶出)で精製し、化合物12(DC113E
1)を含む溶出画分と化合物13(DC113E2)を
含む溶出画分を得た。それぞれの溶出画分を濃縮し、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出液を濃縮後、n−
ヘキサンを加えて、化合物12(DC113E1)を3.
5mgと化合物13(DC113E2)を35.1mgそ
れぞれ得た。
【0118】化合物12(DC113E1)の理化学的
性質は以下の通りである。1 H-NMR(270MHz,CDCl3)δ(ppm);9.42(1H,s), 9.22(1H,
s), 7.53(1H,s), 7.14(1H,s), 6.70(1H,s), 6.63(1H,
s), 6.47(1H,d), 4.58(1H,m), 4.37(1H,m), 4.33(1H,
d), 3.96(3H,s), 3.95(3H,s), 3.88(3H,s), 3.76(3H,
s), 3.57(1H,d), 3.28(1H,d)13 C-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm); 164.01, 162.16, 14
9.99, 141.01, 140.21, 138.81, 130.90, 129.20, 127.
60, 127.31, 126.08, 125.74, 123.06, 111.50, 108.5
2, 107.47, 106.93, 97.71, 61.47, 61.05, 56.18, 53.
84, 52.50, 52.15,34.17 FABMS(m/z);514(M+H) + , 280, 234 IR(KBr) υ(cm -1);2936,1712,1599,1538,1495,1463,14
42,1362,1319,1253,1221,1107,1075,1047,998 溶解性:メタノール、エタノール、酢酸エチル、アセト
ン、クロロホルムおよびジメチルスルホキシドによく溶
ける。 Rf値: 0.46 化合物13(DC113E2)の理化学的性質は以下の
通りである。1 H-NMR(270MHz,CDCl3)δ(ppm);10.15(1H,s), 9.62(1H,
s), 9.37(1H,s), 8.30(1H,s), 6.99(1H,s), 6.88(1H,
s), 6.79(1H,s), 4.59(1H,dd), 4.47(1H,d), 3.96(3H,
s), 3.96(3H,s), 3.94(1H,bs), 3.94(1H,bs), 3.92(3H,
s), 3.90(3H,s), 3.48(1H,dd)13 C-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm);162.27, 160.19, 150.
13, 143.93, 140.51, 138.93, 138.10, 130.15, 128.2
6, 126.45, 125.66, 124.05, 123.75, 113.61, 106.92,
105.93, 100.96, 97.94, 61.56, 61.21, 56.37, 55.6
5, 52.12, 46.60, 43.54 FABMS(m/z);514(M+H) + , 280, 234 IR(KBr) υ(cm -1);2938,1713,1587,1526,1494,1436,13
89,1359,1317,1253,1220,1194,1162,1110,1050,1000 溶解性:メタノール、エタノール、酢酸エチル、アセト
ン、クロロホルムおよびジメチルスルホキシドによく溶
ける。 Rf値: 0.42
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、化合物(I)またはそ
の薬理上許容される塩は、高い抗腫瘍活性、抗菌活性を
有しており、抗腫瘍剤および抗菌剤として有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 209:00) (C07D 471/04 209:00 221:00) (72)発明者 高橋 恵一 静岡県裾野市富沢375−38 (72)発明者 小林 英二 静岡県沼津市高砂町8−6−106 (72)発明者 五味 克成 静岡県裾野市伊豆島田541−12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔式中、 【化2】 は 【化3】 【化4】 または 【化5】 を表し、ZはCl またはBr を表し、Rは水素原子、C
    ONR1 2 (式中、R 1 およびR2 は同一もしくは異
    なって水素原子または低級アルキル基を表す。)または 【化6】 (式中、nは0〜4の整数を表し、R3 はCH2 、酸素
    原子またはN−CH3 を表す。)を表し、Wは水素原
    子、 【化7】 または 【化8】 を表し、W1 、W2 およびW3 は同一もしくは異なって
    水素原子またはOR4 (式中、R4 は低級アルキル基を
    表す。)を表し、W4 はNHまたは酸素原子を表す。た
    だし、 【化9】 が 【化10】 で、Wが 【化11】 で、かつ、W4 がNHのとき、W1 、W2 およびW3
    うち少なくとも一つは水素原子を表す。〕で表されるD
    C113誘導体またはその薬理上許容される塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009966A1 (en) * 1996-09-03 1998-03-12 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Dc-89 derivatives

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