JPH05209063A - 二軸配向ポリエステルフィルム - Google Patents
二軸配向ポリエステルフィルムInfo
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- JPH05209063A JPH05209063A JP1531092A JP1531092A JPH05209063A JP H05209063 A JPH05209063 A JP H05209063A JP 1531092 A JP1531092 A JP 1531092A JP 1531092 A JP1531092 A JP 1531092A JP H05209063 A JPH05209063 A JP H05209063A
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- JP
- Japan
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- particles
- particle size
- film
- spherical
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面性、耐摩耗性および走行性に優れた二軸
配向ポリエステルフィルムを提供する。 【構成】 平均粒径が0.05〜1.5μmで、かつ長
径/短径で定義される球形比が1.0〜2.0であり、
下記式で定義する粒度分布値が2.00以下である球状
または楕円球状のバテライト型炭酸カルシウム粒子に、
ポリアルキレングリコ−ル単位とポリアクリル酸単位お
よび/またはポリアクリル酸誘導体単位とを含有する共
重合体で表面処理を施した後、ポリアクリル酸塩で表面
処理を施して得られる粒子を0.001〜5重量%含有
することを特徴とする二軸配向ポリエステルフィルム。 粒度分布値 = d25/d75 [上記式中、d25、d75は、粒子群の積算体積を大粒子
側から計測し、それぞれ総体積の25%、75%に相当
する粒径(μm)を示す]
配向ポリエステルフィルムを提供する。 【構成】 平均粒径が0.05〜1.5μmで、かつ長
径/短径で定義される球形比が1.0〜2.0であり、
下記式で定義する粒度分布値が2.00以下である球状
または楕円球状のバテライト型炭酸カルシウム粒子に、
ポリアルキレングリコ−ル単位とポリアクリル酸単位お
よび/またはポリアクリル酸誘導体単位とを含有する共
重合体で表面処理を施した後、ポリアクリル酸塩で表面
処理を施して得られる粒子を0.001〜5重量%含有
することを特徴とする二軸配向ポリエステルフィルム。 粒度分布値 = d25/d75 [上記式中、d25、d75は、粒子群の積算体積を大粒子
側から計測し、それぞれ総体積の25%、75%に相当
する粒径(μm)を示す]
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面性、耐摩耗性およ
び走行性に優れた二軸配向ポリエステルフィルムに関す
る。
び走行性に優れた二軸配向ポリエステルフィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
エステルフィルムは、産業用資材として広く用いられて
いるが、近年、各用途において高級志向が著しくなり、
フィルム表面が、今まで以上に均一であることが強く望
まれるようになった。また、フィルムの摩耗による表層
の削れや粒子の脱落に代表される摩耗特性が必ずしも十
分でなく、この点の改良についても切望されている。特
に厳しい品質が要求される磁気記録媒体用途において
は、これらの点を高度に満足する必要がある。従来、ポ
リエステルフィルムの走行性および耐摩耗性を改良する
手段として、フィルム中に不活性な微粒子を存在させ、
フィルム表面を適度に粗面化する方法が知られており、
ある程度その改良がなされているが、必ずしも十分な結
果は得られていない。
エステルフィルムは、産業用資材として広く用いられて
いるが、近年、各用途において高級志向が著しくなり、
フィルム表面が、今まで以上に均一であることが強く望
まれるようになった。また、フィルムの摩耗による表層
の削れや粒子の脱落に代表される摩耗特性が必ずしも十
分でなく、この点の改良についても切望されている。特
に厳しい品質が要求される磁気記録媒体用途において
は、これらの点を高度に満足する必要がある。従来、ポ
リエステルフィルムの走行性および耐摩耗性を改良する
手段として、フィルム中に不活性な微粒子を存在させ、
フィルム表面を適度に粗面化する方法が知られており、
ある程度その改良がなされているが、必ずしも十分な結
果は得られていない。
【0003】例えば、微粒子としてポリエステル製造時
の触媒残渣等からのいわゆる析出粒子を用いた場合は、
延伸により析出粒子が破壊されやすいため、走行性や耐
摩耗性が劣り、また析出粒子の再生使用も困難である。
一方、酸化ケイ素、硫酸バリウム、二酸化チタン、リン
酸カルシウム等のポリエステルに不活性な無機化合物粒
子を添加した場合は、延伸により粒子が破壊、変形され
ることはなく、比較的急峻な突起を与えることができ、
走行性は改良されるが、通常それらの粒子の粒度分布は
広く、粒子の脱落も生じやすいため、例えば磁気記録媒
体用として用いた場合、しばしば電磁変換特性の悪化や
ドロップアウトの多発を引き起こしてしまう。
の触媒残渣等からのいわゆる析出粒子を用いた場合は、
延伸により析出粒子が破壊されやすいため、走行性や耐
摩耗性が劣り、また析出粒子の再生使用も困難である。
一方、酸化ケイ素、硫酸バリウム、二酸化チタン、リン
酸カルシウム等のポリエステルに不活性な無機化合物粒
子を添加した場合は、延伸により粒子が破壊、変形され
ることはなく、比較的急峻な突起を与えることができ、
走行性は改良されるが、通常それらの粒子の粒度分布は
広く、粒子の脱落も生じやすいため、例えば磁気記録媒
体用として用いた場合、しばしば電磁変換特性の悪化や
ドロップアウトの多発を引き起こしてしまう。
【0004】これらの点を克服するため、近年、シャ−
プな粒度分布を有する無機または有機粒子を用いること
が提案されている。例えば、特開昭62−207356
号公報、特開昭59−217755号公報にはそれぞ
れ、単分散性の酸化ケイ素、乳化重合法による架橋有機
粒子が示されている。しかしながら、酸化ケイ素粒子を
用いた場合には、その硬度が高いため、フィルムが接触
する基材に傷を付けやすく、架橋有機粒子を用いた場合
には、耐熱性において難があるうえ、延伸により粒子が
変形しやすいという欠点がある。このように、これまで
フィルムの表面均一性、走行性および耐摩耗性を高度な
レベルで満足するポリエステルフィルムは得られていな
いのが実情である。
プな粒度分布を有する無機または有機粒子を用いること
が提案されている。例えば、特開昭62−207356
号公報、特開昭59−217755号公報にはそれぞ
れ、単分散性の酸化ケイ素、乳化重合法による架橋有機
粒子が示されている。しかしながら、酸化ケイ素粒子を
用いた場合には、その硬度が高いため、フィルムが接触
する基材に傷を付けやすく、架橋有機粒子を用いた場合
には、耐熱性において難があるうえ、延伸により粒子が
変形しやすいという欠点がある。このように、これまで
フィルムの表面均一性、走行性および耐摩耗性を高度な
レベルで満足するポリエステルフィルムは得られていな
いのが実情である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み鋭意検討を行った結果、ある特定形状のバテライト
型炭酸カルシウム粒子であって、ある特定の化合物で表
面処理を施した粒子を含有してなるフィルムが優れた特
性を有することを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
鑑み鋭意検討を行った結果、ある特定形状のバテライト
型炭酸カルシウム粒子であって、ある特定の化合物で表
面処理を施した粒子を含有してなるフィルムが優れた特
性を有することを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、平均粒径が
0.05〜1.5μmで、かつ長径/短径で定義される
球形比が1.0〜2.0であり、下記式で定義する粒度
分布値が2.00以下である球状または楕円球状のバテ
ライト型炭酸カルシウム粒子に、ポリアルキレングリコ
−ル単位とポリアクリル酸単位および/またはポリアク
リル酸誘導体単位とを含有する共重合体で表面処理を施
した後、ポリアクリル酸塩で表面処理を施して得られる
粒子を0.001〜5重量%含有することを特徴とする
二軸配向ポリエステルフィルムに存する。 粒度分布値 = d25/d75 [上記式中、d25、d75は、粒子群の積算体積を大粒子
側から計測し、それぞれ総体積の25%、75%に相当
する粒径(μm)を示す]
0.05〜1.5μmで、かつ長径/短径で定義される
球形比が1.0〜2.0であり、下記式で定義する粒度
分布値が2.00以下である球状または楕円球状のバテ
ライト型炭酸カルシウム粒子に、ポリアルキレングリコ
−ル単位とポリアクリル酸単位および/またはポリアク
リル酸誘導体単位とを含有する共重合体で表面処理を施
した後、ポリアクリル酸塩で表面処理を施して得られる
粒子を0.001〜5重量%含有することを特徴とする
二軸配向ポリエステルフィルムに存する。 粒度分布値 = d25/d75 [上記式中、d25、d75は、粒子群の積算体積を大粒子
側から計測し、それぞれ総体積の25%、75%に相当
する粒径(μm)を示す]
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
重要な骨子は、単分散もしくは単分散に近く、球状もし
くは楕円球状のバテライト型炭酸カルシウムであって、
特定の化合物で表面処理を施した粒子をポリエステルフ
ィルムに含有させることにある。
重要な骨子は、単分散もしくは単分散に近く、球状もし
くは楕円球状のバテライト型炭酸カルシウムであって、
特定の化合物で表面処理を施した粒子をポリエステルフ
ィルムに含有させることにある。
【0008】従来、炭酸カルシウム粒子の製法としては
天然の炭酸カルシウムを粉砕、分級する方法の他、例え
ば特開昭59−69425号公報に示されているよう
に、水酸化カルシウム溶液に二酸化炭素含有ガスを注入
して反応させる、いわゆる合成法による沈降性炭酸カル
シウム粒子が知られている。この場合、比較的粒径のそ
ろったカルサイト型炭酸カルシウム粒子が得られること
が知られているが、かかる粒子はなお所望の粒度分布に
は達し得ないため、該粒子を含有させても高度なレベル
で良好な特性を有するフィルムは得られない。本発明者
らは、かかる合成法において特にメタノ−ルを典型的な
例とするアルコ−ル媒体中で二酸化炭素を吹き込む炭酸
化反応を採用し、系内の水素イオン濃度、反応速度、反
応温度を始めとする製造条件を適宜選定することによ
り、粒度分布の極めてシャ−プなバテライト型炭酸カル
シウム粒子を製造し得ることを知見した。
天然の炭酸カルシウムを粉砕、分級する方法の他、例え
ば特開昭59−69425号公報に示されているよう
に、水酸化カルシウム溶液に二酸化炭素含有ガスを注入
して反応させる、いわゆる合成法による沈降性炭酸カル
シウム粒子が知られている。この場合、比較的粒径のそ
ろったカルサイト型炭酸カルシウム粒子が得られること
が知られているが、かかる粒子はなお所望の粒度分布に
は達し得ないため、該粒子を含有させても高度なレベル
で良好な特性を有するフィルムは得られない。本発明者
らは、かかる合成法において特にメタノ−ルを典型的な
例とするアルコ−ル媒体中で二酸化炭素を吹き込む炭酸
化反応を採用し、系内の水素イオン濃度、反応速度、反
応温度を始めとする製造条件を適宜選定することによ
り、粒度分布の極めてシャ−プなバテライト型炭酸カル
シウム粒子を製造し得ることを知見した。
【0009】本発明においては、かかるバテライト型炭
酸カルシウム粒子の中でも特に球状もしくは比較的球状
に近い楕円球状のものを使用する。かかる粒子の球形比
は、球形比を粒子の長径/短径の値で定義した場合に
1.0〜2.0であり、好ましくは1.0〜1.5、さ
らに好ましくは1.0〜1.2である。この球形比が
2.0を超えるものをポリエステルフィルムに配合した
場合、走行性を高度なレベルで満足するポリエステルフ
ィルムは得られないため不適当である。また、本発明に
おいては、かかるバテライト型炭酸カルシウム粒子の粒
度分布値は2.00以下であり、好ましくは1.80以
下、さらに好ましくは1.50以下である。粒度分布値
が2.00を超えると、最終的に得られるフィルムの表
面粗度が不均一となるため不適当である。さらに、本発
明で用いる炭酸カルシウム粒子の平均粒径は0.05〜
1.5μmであり、好ましくは0.10〜1.0μmで
ある。平均粒径が0.05μm未満では、走行性や耐摩
耗性がほとんど改良されず不適当である。一方、平均粒
径が1.5μmを超える場合は、フィルムの表面粗度が
高くなりすぎるため不適当である。
酸カルシウム粒子の中でも特に球状もしくは比較的球状
に近い楕円球状のものを使用する。かかる粒子の球形比
は、球形比を粒子の長径/短径の値で定義した場合に
1.0〜2.0であり、好ましくは1.0〜1.5、さ
らに好ましくは1.0〜1.2である。この球形比が
2.0を超えるものをポリエステルフィルムに配合した
場合、走行性を高度なレベルで満足するポリエステルフ
ィルムは得られないため不適当である。また、本発明に
おいては、かかるバテライト型炭酸カルシウム粒子の粒
度分布値は2.00以下であり、好ましくは1.80以
下、さらに好ましくは1.50以下である。粒度分布値
が2.00を超えると、最終的に得られるフィルムの表
面粗度が不均一となるため不適当である。さらに、本発
明で用いる炭酸カルシウム粒子の平均粒径は0.05〜
1.5μmであり、好ましくは0.10〜1.0μmで
ある。平均粒径が0.05μm未満では、走行性や耐摩
耗性がほとんど改良されず不適当である。一方、平均粒
径が1.5μmを超える場合は、フィルムの表面粗度が
高くなりすぎるため不適当である。
【0010】本発明で用いる該炭酸カルシウム粒子は、
ポリエステルフィルムに含有させる前に、特定の化合物
で表面処理を行うことが必須である。すなわち、該粒子
をまず、ポリアルキレングリコ−ル単位とポリアクリル
酸単位および/またはポリアクリル酸誘導体単位とを含
有する共重合体で表面処理した後、続いてポリアクリル
酸塩で表面処理する。ポリアルキレングリコ−ル単位と
ポリアクリル酸単位および/またはポリアクリル酸誘導
体単位とを含有する共重合体で表面処理をしない場合
は、炭酸カルシウム粒子とポリエステルフィルムとの親
和性が不十分であるため、粒子がフィルム表面から脱落
して、その結果、フィルムの走行性や耐摩耗性が劣るこ
とになる。また、粒子のまわりにボイドと称される空隙
が生じてフィルムの透明性が劣ることにもなり好ましく
ない。
ポリエステルフィルムに含有させる前に、特定の化合物
で表面処理を行うことが必須である。すなわち、該粒子
をまず、ポリアルキレングリコ−ル単位とポリアクリル
酸単位および/またはポリアクリル酸誘導体単位とを含
有する共重合体で表面処理した後、続いてポリアクリル
酸塩で表面処理する。ポリアルキレングリコ−ル単位と
ポリアクリル酸単位および/またはポリアクリル酸誘導
体単位とを含有する共重合体で表面処理をしない場合
は、炭酸カルシウム粒子とポリエステルフィルムとの親
和性が不十分であるため、粒子がフィルム表面から脱落
して、その結果、フィルムの走行性や耐摩耗性が劣るこ
とになる。また、粒子のまわりにボイドと称される空隙
が生じてフィルムの透明性が劣ることにもなり好ましく
ない。
【0011】本発明で表面処理剤として用いられる共重
合体としては、例えば、ポリアクリル酸とポリエチレン
グリコ−ルモノメタクリレ−トとの共重合体、ポリアク
リル酸とメトキシポリエチレングリコ−ルとポリプロピ
レングリコ−ルモノメタクリレ−トの共重合体あるいは
これらのポリアクリル酸をアンモニアで部分的に中和し
たものやポリアクリル酸ソ−ダに置き換えたものなどが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。これ
らの共重合体の使用量としては、特に制限はないが、対
粒子当たり0.1〜5重量%が好ましい。0.1重量%
未満では表面処理効果が不十分となる場合が多く、また
5重量%を超えると粒子の凝集や表面処理剤自体の凝集
物が生じたりすることがある。
合体としては、例えば、ポリアクリル酸とポリエチレン
グリコ−ルモノメタクリレ−トとの共重合体、ポリアク
リル酸とメトキシポリエチレングリコ−ルとポリプロピ
レングリコ−ルモノメタクリレ−トの共重合体あるいは
これらのポリアクリル酸をアンモニアで部分的に中和し
たものやポリアクリル酸ソ−ダに置き換えたものなどが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。これ
らの共重合体の使用量としては、特に制限はないが、対
粒子当たり0.1〜5重量%が好ましい。0.1重量%
未満では表面処理効果が不十分となる場合が多く、また
5重量%を超えると粒子の凝集や表面処理剤自体の凝集
物が生じたりすることがある。
【0012】さらに本発明では、続いてポリアクリル酸
塩で該粒子を表面処理する。この処理を行わないと、粒
子のポリエステルフィルム中での分散性が不十分とな
り、フィルムの表面均一性が悪くなり好ましくない。か
かるポリアクリル酸塩としては、例えば、ポリアクリル
酸ソ−ダやポリアクリル酸アンモニウムなどが挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。これらのポリ
アクリル酸塩の使用量としては、特に制限はないが、対
粒子当たり0.5〜5重量%が好ましい。0.5重量%
未満では粒子の凝集が著しくなる場合が多く、また5重
量%を超えても同様に粒子の凝集が生じたりすることが
ある。表面処理は、これらの表面処理剤を、水、アルコ
−ル、エチレングリコ−ルなどにバテライト型炭酸カル
シウム粒子を分散させたスラリ−中に添加し、さらに分
散混合することにより行う。
塩で該粒子を表面処理する。この処理を行わないと、粒
子のポリエステルフィルム中での分散性が不十分とな
り、フィルムの表面均一性が悪くなり好ましくない。か
かるポリアクリル酸塩としては、例えば、ポリアクリル
酸ソ−ダやポリアクリル酸アンモニウムなどが挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。これらのポリ
アクリル酸塩の使用量としては、特に制限はないが、対
粒子当たり0.5〜5重量%が好ましい。0.5重量%
未満では粒子の凝集が著しくなる場合が多く、また5重
量%を超えても同様に粒子の凝集が生じたりすることが
ある。表面処理は、これらの表面処理剤を、水、アルコ
−ル、エチレングリコ−ルなどにバテライト型炭酸カル
シウム粒子を分散させたスラリ−中に添加し、さらに分
散混合することにより行う。
【0013】かかる表面処理されたバテライト型炭酸カ
ルシウム粒子のフィルムへの配合量は、0.001〜5
重量%とする。配合量が0.001重量%未満では、得
られるポリエステルフィルムの走行性や耐摩耗性が不十
分であり、また、配合量が5重量%を超える場合は、フ
ィルムの表面粗度が高くなりすぎるため不適当である。
本発明でいう二軸配向ポリエステルフィルムとは、繰り
返し構造単位の80%以上がエチレンテレフタレ−ト単
位またはエチレン−2,6−ナフタレ−ト単位を有する
ポリエステルを縦方向ならびに横方向に延伸したフィル
ムを指す。近年、ポリエステルフィルムをベ−スとした
ビデオテ−プは長時間化の傾向にあり、それに伴いベ−
スのポリエステルフィルムに対しては薄膜化かつ高強度
化の要求がある。かかる高強度化は主としてフィルムの
製膜条件変さらにより達成され、具体的には、以下のよ
うな製膜方法を採用することができる。すなわち、実質
的に無配向の未延伸シ−トを80℃〜140℃で縦方向
に、3.0〜6.0倍、次いで横方向に3.0〜6.0
倍延伸し、170〜240℃にて熱処理する方法であ
る。もちろん、縦横に逐次ニ軸延伸あるいは同時二軸延
伸した後さらに110〜200℃の温度で縦方向に1.
05〜2.5倍再延伸を行った後、熱処理する方法も採
り得る。この際、再縦延伸前熱固定、再縦延伸後縦弛
緩、再縦延伸前または後微小倍率縦延伸等の手法を適宜
採用することも可能である。また、同様に横方向に再延
伸を行ってもよい。
ルシウム粒子のフィルムへの配合量は、0.001〜5
重量%とする。配合量が0.001重量%未満では、得
られるポリエステルフィルムの走行性や耐摩耗性が不十
分であり、また、配合量が5重量%を超える場合は、フ
ィルムの表面粗度が高くなりすぎるため不適当である。
本発明でいう二軸配向ポリエステルフィルムとは、繰り
返し構造単位の80%以上がエチレンテレフタレ−ト単
位またはエチレン−2,6−ナフタレ−ト単位を有する
ポリエステルを縦方向ならびに横方向に延伸したフィル
ムを指す。近年、ポリエステルフィルムをベ−スとした
ビデオテ−プは長時間化の傾向にあり、それに伴いベ−
スのポリエステルフィルムに対しては薄膜化かつ高強度
化の要求がある。かかる高強度化は主としてフィルムの
製膜条件変さらにより達成され、具体的には、以下のよ
うな製膜方法を採用することができる。すなわち、実質
的に無配向の未延伸シ−トを80℃〜140℃で縦方向
に、3.0〜6.0倍、次いで横方向に3.0〜6.0
倍延伸し、170〜240℃にて熱処理する方法であ
る。もちろん、縦横に逐次ニ軸延伸あるいは同時二軸延
伸した後さらに110〜200℃の温度で縦方向に1.
05〜2.5倍再延伸を行った後、熱処理する方法も採
り得る。この際、再縦延伸前熱固定、再縦延伸後縦弛
緩、再縦延伸前または後微小倍率縦延伸等の手法を適宜
採用することも可能である。また、同様に横方向に再延
伸を行ってもよい。
【0014】通常、このように高強度となるように強く
延伸された場合は、フィルム表層から粒子が脱落しやす
く耐摩耗性が悪化するが、本発明の粒子を用いた場合に
はかかる脱落現象が極めて少なく、その結果、フィルム
の耐摩耗性が極めて優れる。ところで、本発明において
は、その要旨を超えない範囲で、他の粒子を一種以上併
用して、さらにフィルムの走行性、耐摩耗性、耐擦傷性
等を改良することが可能である。ここでいう他の粒子と
しては、具体的にはカオリン、タルク、カ−ボンブラッ
ク、硫化モリブデン、石膏、酸化アルミニウム、硫酸バ
リウム、フッ化リチウム、フッ化カルシウム、ゼオライ
ト、リン酸カルシウム、二酸化ケイ素、二酸化チタン等
を挙げることができる。特に、磁気記録用ベ−スフィル
ムに要求されるようになった耐擦傷性を向上させるため
には、酸化アルミニウムを併用することが好ましい。こ
の場合、特に平均粒径0.5μm以下であり、かつデル
タ型もしくはガンマ型の酸化アルミニウム粒子が好まし
い。
延伸された場合は、フィルム表層から粒子が脱落しやす
く耐摩耗性が悪化するが、本発明の粒子を用いた場合に
はかかる脱落現象が極めて少なく、その結果、フィルム
の耐摩耗性が極めて優れる。ところで、本発明において
は、その要旨を超えない範囲で、他の粒子を一種以上併
用して、さらにフィルムの走行性、耐摩耗性、耐擦傷性
等を改良することが可能である。ここでいう他の粒子と
しては、具体的にはカオリン、タルク、カ−ボンブラッ
ク、硫化モリブデン、石膏、酸化アルミニウム、硫酸バ
リウム、フッ化リチウム、フッ化カルシウム、ゼオライ
ト、リン酸カルシウム、二酸化ケイ素、二酸化チタン等
を挙げることができる。特に、磁気記録用ベ−スフィル
ムに要求されるようになった耐擦傷性を向上させるため
には、酸化アルミニウムを併用することが好ましい。こ
の場合、特に平均粒径0.5μm以下であり、かつデル
タ型もしくはガンマ型の酸化アルミニウム粒子が好まし
い。
【0015】また、これら無機粒子以外に耐熱性の高分
子微粉体を挙げることもできる。この場合の典型的な例
としては、例えば特公昭59−5216号公報に記載さ
れているような、分子中に唯一個の脂肪族の不飽和結合
を有するモノビニル化合物と架橋剤として分子中に二個
以上の脂肪族の不飽和結合を有する化合物との共重合体
を例示することができるが、これらに限定されるもので
はなく、例えば熱硬化性エポキシ樹脂、熱硬化性フェノ
−ル樹脂、熱硬化性尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂あ
るいはポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂
の微粉体を用いることもできる。本発明に用いるバテラ
イト型炭酸カルシウム粒子を含むポリエステルの製造に
際しては、該粒子および併用する添加粒子は、ポリエス
テルの合成反応中に添加することが好ましい。特に、エ
ステル交換反応またはエステル化反応終了後、重縮合反
応開始前に添加することが好ましい。なお、添加する粒
子は、通常、エチレングリコ−ルのスラリ−として添加
する。添加するエチレングリコ−ルスラリ−中の粒子濃
度は5〜50重量%、好ましくは10〜40%とするの
がよい。スラリ−の粒子濃度が5重量%未満では、エチ
レングリコ−ルの使用量が増してエチレングリコ−ルの
原単位が大きくなる傾向がある。また、粒子濃度が50
重量%を超えたスラリ−を添加すると、粒子の分散性が
悪化することがある。
子微粉体を挙げることもできる。この場合の典型的な例
としては、例えば特公昭59−5216号公報に記載さ
れているような、分子中に唯一個の脂肪族の不飽和結合
を有するモノビニル化合物と架橋剤として分子中に二個
以上の脂肪族の不飽和結合を有する化合物との共重合体
を例示することができるが、これらに限定されるもので
はなく、例えば熱硬化性エポキシ樹脂、熱硬化性フェノ
−ル樹脂、熱硬化性尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂あ
るいはポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂
の微粉体を用いることもできる。本発明に用いるバテラ
イト型炭酸カルシウム粒子を含むポリエステルの製造に
際しては、該粒子および併用する添加粒子は、ポリエス
テルの合成反応中に添加することが好ましい。特に、エ
ステル交換反応またはエステル化反応終了後、重縮合反
応開始前に添加することが好ましい。なお、添加する粒
子は、通常、エチレングリコ−ルのスラリ−として添加
する。添加するエチレングリコ−ルスラリ−中の粒子濃
度は5〜50重量%、好ましくは10〜40%とするの
がよい。スラリ−の粒子濃度が5重量%未満では、エチ
レングリコ−ルの使用量が増してエチレングリコ−ルの
原単位が大きくなる傾向がある。また、粒子濃度が50
重量%を超えたスラリ−を添加すると、粒子の分散性が
悪化することがある。
【0016】本発明のフィルムはビデオテ−プ用のベ−
スフィルムとして賞用される他、オ−ディオ用のそれと
して用いた場合にも効果を発揮し得る。また、必要に応
じ、コンデンサ−の誘電体用、包装用、製版用、その他
の用途に用いることも可能である。
スフィルムとして賞用される他、オ−ディオ用のそれと
して用いた場合にも効果を発揮し得る。また、必要に応
じ、コンデンサ−の誘電体用、包装用、製版用、その他
の用途に用いることも可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに詳細に
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。実施例にお
ける種々の物性および特性の測定方法、定義は下記のと
おりである。なお、実施例および比較例中「部」とある
は「重量部」を示す。 (1)平均粒径および粒度分布 島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置(SA−CP
3型)で測定した等価球形分布における積算体積分率5
0%の粒径を平均粒径とした。また、同時に大粒子側か
ら積算して重量分率25%の点の直径と重量分率75%
の点の直径の比[γ]値を粒度分布の指標とした。 (2)球形比 粒子の走査電子顕微鏡写真より粒子の長径および短径を
測定して算出した。
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。実施例にお
ける種々の物性および特性の測定方法、定義は下記のと
おりである。なお、実施例および比較例中「部」とある
は「重量部」を示す。 (1)平均粒径および粒度分布 島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置(SA−CP
3型)で測定した等価球形分布における積算体積分率5
0%の粒径を平均粒径とした。また、同時に大粒子側か
ら積算して重量分率25%の点の直径と重量分率75%
の点の直径の比[γ]値を粒度分布の指標とした。 (2)球形比 粒子の走査電子顕微鏡写真より粒子の長径および短径を
測定して算出した。
【0018】(3)フィルム表面の平均粗さおよび粗さ
の均一性 日本工業規格JIS B0601に記載されている方法
に従い、(株)小坂研究所製 表面粗さ測定機(SE−
3F)を用いて、中心線平均粗さ(Ra)および最大高
さ(Rt)を求めた。Rt/Raが小さいほど表面が均
一である。 (4)走行性 フィルムの滑り性により評価した。滑り性は、固定した
硬質クロムメッキ金属ロール(直径6mm)にフィルムを
巻き付け角(θ)135°で接触させ、53g(T2 )
の荷重を一端にかけて、1m/mim の速度でこれを走行さ
せ他端の抵抗力(T1 ,g)を測定し、次式により走行
中の摩擦係数(μd)を求めた。 μd=(180/πθ)ln(T1/T2)=0.424
・ln(T1/53) (5)耐摩耗特性 下記に示す白粉発生量より耐摩耗特性を評価した。 <白粉発生量>固定した直径6mmの硬質クロム製固定
ピンにフィルムを巻きつけ角135°で接触させ、速度
10m/min、張力200gでフィルムを1000m
にわたって走行させ、ピンに付着した摩耗白粉量を目視
評価し、下に示すランク別に評価を行った。 ランクA:全く付着しない ランクB:微量付着する ランクC:少量(ランクBよりは多い)付着する ランクD:極めて多く付着する
の均一性 日本工業規格JIS B0601に記載されている方法
に従い、(株)小坂研究所製 表面粗さ測定機(SE−
3F)を用いて、中心線平均粗さ(Ra)および最大高
さ(Rt)を求めた。Rt/Raが小さいほど表面が均
一である。 (4)走行性 フィルムの滑り性により評価した。滑り性は、固定した
硬質クロムメッキ金属ロール(直径6mm)にフィルムを
巻き付け角(θ)135°で接触させ、53g(T2 )
の荷重を一端にかけて、1m/mim の速度でこれを走行さ
せ他端の抵抗力(T1 ,g)を測定し、次式により走行
中の摩擦係数(μd)を求めた。 μd=(180/πθ)ln(T1/T2)=0.424
・ln(T1/53) (5)耐摩耗特性 下記に示す白粉発生量より耐摩耗特性を評価した。 <白粉発生量>固定した直径6mmの硬質クロム製固定
ピンにフィルムを巻きつけ角135°で接触させ、速度
10m/min、張力200gでフィルムを1000m
にわたって走行させ、ピンに付着した摩耗白粉量を目視
評価し、下に示すランク別に評価を行った。 ランクA:全く付着しない ランクB:微量付着する ランクC:少量(ランクBよりは多い)付着する ランクD:極めて多く付着する
【0019】(6)磁気テ−プ特性 まず磁気テープを製造した。すなわち、磁性微粉末20
0部、ポリウレタン樹脂30部、ニトロセルロース10
部、塩化ビニル−酢酸セルロース共重合体10部、レシ
チン5部、シクロヘキサノン100部、メチルイソブチ
ルケトン100部、およびメチルエチルケトン300部
をボールミルにて48時間混合分散後ポリイソシアネー
ト化合物5部を加えて磁性塗料とし、これをポリエステ
ルフィルムに塗布した後、塗料が充分乾燥固化する前に
磁気配向させ、次いで乾燥し、2μmの膜厚の磁性層を
形成した。 <カレンダ−汚れ>次いで、鏡面仕上げの金属ロ−ルと
ポリエステル系複合樹脂ロ−ルとから構成されている5
段のス−パ−カレンダ−を用い、ロ−ル温度85℃、線
圧250kg/cm、走行速度80m/minの条件
下、磁気テープ5000mを7回繰り返し走行させ、樹
脂ロ−ルに付着する白粉量を目視評価し、下に示すラン
ク別に評価を行った。 〇…樹脂ロ−ルに白粉の付着はほとんど見られない △…極く僅かな白粉の付着が見られる ×…明らかに白粉の付着が見られる 次いで該テープを1/2インチ幅にスリットした後、松
下電気製NV−3700型ビデオデッキにより、常速に
て下記の磁気テープ特性を評価した。
0部、ポリウレタン樹脂30部、ニトロセルロース10
部、塩化ビニル−酢酸セルロース共重合体10部、レシ
チン5部、シクロヘキサノン100部、メチルイソブチ
ルケトン100部、およびメチルエチルケトン300部
をボールミルにて48時間混合分散後ポリイソシアネー
ト化合物5部を加えて磁性塗料とし、これをポリエステ
ルフィルムに塗布した後、塗料が充分乾燥固化する前に
磁気配向させ、次いで乾燥し、2μmの膜厚の磁性層を
形成した。 <カレンダ−汚れ>次いで、鏡面仕上げの金属ロ−ルと
ポリエステル系複合樹脂ロ−ルとから構成されている5
段のス−パ−カレンダ−を用い、ロ−ル温度85℃、線
圧250kg/cm、走行速度80m/minの条件
下、磁気テープ5000mを7回繰り返し走行させ、樹
脂ロ−ルに付着する白粉量を目視評価し、下に示すラン
ク別に評価を行った。 〇…樹脂ロ−ルに白粉の付着はほとんど見られない △…極く僅かな白粉の付着が見られる ×…明らかに白粉の付着が見られる 次いで該テープを1/2インチ幅にスリットした後、松
下電気製NV−3700型ビデオデッキにより、常速に
て下記の磁気テープ特性を評価した。
【0020】<VTRヘッド出力(S/N)>シンクロ
スコープにより、測定周波数が4メガヘルツにおけるV
TRヘッド出力を測定し、ブランクを0デシベル(d
B)としてその相対値をデシベルで示した。 <ドロップアウト数>4.4メガヘルツの信号を記録し
たビデオテープを再生し、大倉インダストリー(株)ド
ロップアウトカウンターでドロップアウト数を約20分
間測定し、1分間当りのドロップアウト数に換算した。 (7)耐擦傷性 幅1/2インチにスリットした磁気テ−プを直径6mm
の硬質クロムメッキ金属ピン(仕上げ3S)にフィルム
を巻きつけ角135°、走行速度4m/min、張力5
0gで磁気テ−プのベ−スフィルム面を1回擦過させ
た。次に擦過面にアルミニウムを約1000Å厚となる
よう真空蒸着し、傷の量を目視により観察し、下記判定
を行った。 ランク1:傷の量が極めて多い ランク2:傷の量が多い ランク3:傷の量が2、4の中間 ランク4:傷の量が少ない ランク5:傷が付かない
スコープにより、測定周波数が4メガヘルツにおけるV
TRヘッド出力を測定し、ブランクを0デシベル(d
B)としてその相対値をデシベルで示した。 <ドロップアウト数>4.4メガヘルツの信号を記録し
たビデオテープを再生し、大倉インダストリー(株)ド
ロップアウトカウンターでドロップアウト数を約20分
間測定し、1分間当りのドロップアウト数に換算した。 (7)耐擦傷性 幅1/2インチにスリットした磁気テ−プを直径6mm
の硬質クロムメッキ金属ピン(仕上げ3S)にフィルム
を巻きつけ角135°、走行速度4m/min、張力5
0gで磁気テ−プのベ−スフィルム面を1回擦過させ
た。次に擦過面にアルミニウムを約1000Å厚となる
よう真空蒸着し、傷の量を目視により観察し、下記判定
を行った。 ランク1:傷の量が極めて多い ランク2:傷の量が多い ランク3:傷の量が2、4の中間 ランク4:傷の量が少ない ランク5:傷が付かない
【0021】実施例1 ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール
60部および酢酸マグネシウム4水塩0.09部を反応
器にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留去して
エステル交換反応を行い、反応開始から4時間を要して
230℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了
した。次いで、平均粒径0.25μm、粒度分布値1.
50のほぼ球状(球形比=1.1)のバテライト型炭酸
カルシウム0.5部をエチレングリコ−ルスラリ−とし
て添加した。なお、この場合、あらかじめ表面処理剤と
してポリアクリル酸ソ−ダとメトキシポリエチレングリ
コ−ルとポリプロピレングリコ−ルモノメタクリレ−ト
の共重合体を粒子に対して3.0重量%となるように該
粒子のエチレングリコ−ルスラリ−中に添加し、特殊機
化工業製のT.K.ホモミキサ−を用いて撹拌混合した
後、さらにポリアクリル酸ソ−ダを粒子に対して3.0
重量%となるように添加した後、さらに撹拌混合を行
い、表面処理を行ったスラリ−を用いた。スラリー添加
後、さらにリン酸0.03部、三酸化アンチモン0.0
4部を加えて4時間重縮合反応を行い、極限粘度0.6
5のポリエチレンテレフタレートを得た。次いで、該ポ
リエステルを乾燥後290℃で溶融押出し、無定形シー
トを得た後、得られた無定形シートをシートの流れ方向
(縦方向)に 93℃で3.5倍、横方向に110℃で
3.5倍延伸し、220℃で3秒間熱処理を行い、厚さ
15μmのフィルムを得た。得られたフィルムに磁性層
を塗布し磁気テープを得、その特性を測定した。
60部および酢酸マグネシウム4水塩0.09部を反応
器にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留去して
エステル交換反応を行い、反応開始から4時間を要して
230℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了
した。次いで、平均粒径0.25μm、粒度分布値1.
50のほぼ球状(球形比=1.1)のバテライト型炭酸
カルシウム0.5部をエチレングリコ−ルスラリ−とし
て添加した。なお、この場合、あらかじめ表面処理剤と
してポリアクリル酸ソ−ダとメトキシポリエチレングリ
コ−ルとポリプロピレングリコ−ルモノメタクリレ−ト
の共重合体を粒子に対して3.0重量%となるように該
粒子のエチレングリコ−ルスラリ−中に添加し、特殊機
化工業製のT.K.ホモミキサ−を用いて撹拌混合した
後、さらにポリアクリル酸ソ−ダを粒子に対して3.0
重量%となるように添加した後、さらに撹拌混合を行
い、表面処理を行ったスラリ−を用いた。スラリー添加
後、さらにリン酸0.03部、三酸化アンチモン0.0
4部を加えて4時間重縮合反応を行い、極限粘度0.6
5のポリエチレンテレフタレートを得た。次いで、該ポ
リエステルを乾燥後290℃で溶融押出し、無定形シー
トを得た後、得られた無定形シートをシートの流れ方向
(縦方向)に 93℃で3.5倍、横方向に110℃で
3.5倍延伸し、220℃で3秒間熱処理を行い、厚さ
15μmのフィルムを得た。得られたフィルムに磁性層
を塗布し磁気テープを得、その特性を測定した。
【0022】比較例1 表面処理剤としてポリアクリル酸ソ−ダのみ粒子に対し
て3.0重量添加して表面処理を行ったバテライト型炭
酸カルシウムを用いるほかは実施例1と同様にしてポリ
エチレンテレフタレ−トフィルムを得、その特性を評価
した。 比較例2 表面処理剤としてポリアクリル酸ソ−ダとメトキシポリ
エチレングリコ−ルとポリプロピレングリコ−ルモノメ
タクリレ−トの共重合体のみを粒子に対して3.0重量
%となるように処理を行ったバテライト型炭酸カルシウ
ムを用いるほかは実施例1と同様にしてポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムを得、その特性を評価した。
て3.0重量添加して表面処理を行ったバテライト型炭
酸カルシウムを用いるほかは実施例1と同様にしてポリ
エチレンテレフタレ−トフィルムを得、その特性を評価
した。 比較例2 表面処理剤としてポリアクリル酸ソ−ダとメトキシポリ
エチレングリコ−ルとポリプロピレングリコ−ルモノメ
タクリレ−トの共重合体のみを粒子に対して3.0重量
%となるように処理を行ったバテライト型炭酸カルシウ
ムを用いるほかは実施例1と同様にしてポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムを得、その特性を評価した。
【0023】実施例2 平均粒径0.25μm、粒度分布値1.50の楕円体状
(球形比=1.7)のバテライト型炭酸カルシウムを用
いるほかは実施例1と同様にしてフィルムを得、その特
性を評価した。 比較例3 平均粒径0.25μm、粒度分布値2.05の合成法に
よる塊状のカルサイト型炭酸カルシウムを用いるはかは
実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムを得、その特性を評価した。 比較例4 平均粒径0.25μm、粒度分布値1.60の扁平状
(球形比=2.5)のバテライト型炭酸カルシウムを用
いるはかは実施例1と同様にしてフィルムを得、その特
性を評価した。
(球形比=1.7)のバテライト型炭酸カルシウムを用
いるほかは実施例1と同様にしてフィルムを得、その特
性を評価した。 比較例3 平均粒径0.25μm、粒度分布値2.05の合成法に
よる塊状のカルサイト型炭酸カルシウムを用いるはかは
実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムを得、その特性を評価した。 比較例4 平均粒径0.25μm、粒度分布値1.60の扁平状
(球形比=2.5)のバテライト型炭酸カルシウムを用
いるはかは実施例1と同様にしてフィルムを得、その特
性を評価した。
【0024】実施例3 実施例1で用いたバテライト型炭酸カルシウムと共に、
一次粒径が0.03μmであるデルタ型の酸化アルミニ
ウムを併用配合するはかは実施例1と同様にしてフィル
ムを得、その特性を評価した。 実施例4 実施例2で用いたバテライト型炭酸カルシウムと共に、
一次粒径が0.03μmであるデルタ型の酸化アルミニ
ウムを併用配合するはかは実施例1と同様にしてフィル
ムを得、その特性を評価した。 実施例5 実施例1のポリエステルの製造において、ジメチルテレ
フタレ−トの代わりにジメチル−2,6−ジメチルナフ
タレ−トを用いるはかは実施例1と同様にしてエステル
交換反応を行った。次いで実施例1で用いたバテライト
型炭酸カルシウム0.5部をエチレングリコ−ルスラリ
−として添加し、さらにリン酸0.03部、三酸化アン
チモン0.04部を加えて常法により重縮合反応を行
い、極限粘度0.51のポリエチレン−2,6−ナフタ
レートを得た。得られたポリマ−を0.3mmHg、2
35℃で8時間固相重合し、極限粘度0.65のポリエ
チレン−2,6−ナフタレートを得た。該ポリマ−を2
95℃で押出機よりシ−ト状に押し出し、静電印加冷却
法を用いて厚さ100μmの無定形シ−トを得た。次い
で、140℃で縦方向に4.2倍、テンタ−で横方向に
3.9倍延伸した後、220℃で5秒間熱処理を行い、
厚み9μmのポリエチレン−2,6−ナフタレートフィ
ルムを得、その特性を評価した。
一次粒径が0.03μmであるデルタ型の酸化アルミニ
ウムを併用配合するはかは実施例1と同様にしてフィル
ムを得、その特性を評価した。 実施例4 実施例2で用いたバテライト型炭酸カルシウムと共に、
一次粒径が0.03μmであるデルタ型の酸化アルミニ
ウムを併用配合するはかは実施例1と同様にしてフィル
ムを得、その特性を評価した。 実施例5 実施例1のポリエステルの製造において、ジメチルテレ
フタレ−トの代わりにジメチル−2,6−ジメチルナフ
タレ−トを用いるはかは実施例1と同様にしてエステル
交換反応を行った。次いで実施例1で用いたバテライト
型炭酸カルシウム0.5部をエチレングリコ−ルスラリ
−として添加し、さらにリン酸0.03部、三酸化アン
チモン0.04部を加えて常法により重縮合反応を行
い、極限粘度0.51のポリエチレン−2,6−ナフタ
レートを得た。得られたポリマ−を0.3mmHg、2
35℃で8時間固相重合し、極限粘度0.65のポリエ
チレン−2,6−ナフタレートを得た。該ポリマ−を2
95℃で押出機よりシ−ト状に押し出し、静電印加冷却
法を用いて厚さ100μmの無定形シ−トを得た。次い
で、140℃で縦方向に4.2倍、テンタ−で横方向に
3.9倍延伸した後、220℃で5秒間熱処理を行い、
厚み9μmのポリエチレン−2,6−ナフタレートフィ
ルムを得、その特性を評価した。
【0025】実施例6 平均粒径0.25μm、粒度分布値1.50の楕円体状
(球形比=1.7)のバテライト型炭酸カルシウムを用
いるはかは実施例5と同様にしてフィルムを得、その特
性を評価した。以上、得られた結果をまとめて下記表1
〜4に示す。
(球形比=1.7)のバテライト型炭酸カルシウムを用
いるはかは実施例5と同様にしてフィルムを得、その特
性を評価した。以上、得られた結果をまとめて下記表1
〜4に示す。
【0026】
【表1】 実施例1 比較例1 比較例2 ──────────────────────────────────── <配合粒子> 種類 バテライト型 バテライト型 バテライト型 炭酸カルシウム 炭酸カルシウム 炭酸カルシウム 平均粒径(μm) 0.25 0.25 0.25 球形比 1.1 1.1 1.1 粒度分布値 1.5 1.5 1.5 粒子含有量 0.50 0.50 0.50 (wt%) <フィルム特性> Ra(μm) 0.013 0.013 0.020 Rt/Ra 8 8 24 滑り性 0.23 0.26 0.35 耐摩耗性 白粉発生量 A C A <磁気テ−プ特性> カレンダ−汚れ 〇 × 〇 S/N(dB) +0.5 −1.5 −2.0 ドロップアウト(個/分) 4 25 25 耐擦傷性 3 2 2
【0027】
【表2】 実施例2 比較例3 比較例4 ──────────────────────────────────── <配合粒子> 種類 バテライト型 カルサイト型 バテライト型 炭酸カルシウム 炭酸カルシウム 炭酸カルシウム 平均粒径(μm) 0.25 0.25 0.25 球形比 1.7 − 2.5 粒度分布値 1.5 2.05 1.6 粒子含有量 (wt%) 0.50 0.50 0.50 <フィルム特性> Ra(μm) 0.013 0.016 0.012 Rt/Ra 5 26 5 滑り性 0.28 0.30 0.36 耐摩耗性 白粉発生量 A A B <磁気テ−プ特性> カレンダ−汚れ 〇 〇 △ S/N(dB) +1.5 −1.5 +1.0 ドロップアウト(個/分) 1 8 10 耐擦傷性 3 2 2
【0028】
【表3】 実施例3 実施例4 ──────────────────────────────────── <配合粒子> [第一の粒子] 種類 バテライト型 バテライト型 炭酸カルシウム 炭酸カルシウム 平均粒径(μm) 0.25 0.25 球形比 1.1 1.7 粒度分布値 1.5 1.5 粒子含有量(wt%) 0.50 0.50 [第二の粒子] 種類 Al2 O3 Al2 O3 平均粒径(μm) 0.03 0.03 粒子含有量(wt%) 0.30 0.30 <フィルム特性> Ra(μm) 0.013 0.013 Rt/Ra 8 4 滑り性 0.23 0.28 耐摩耗性 白粉発生量 A A <磁気テ−プ特性> カレンダ−汚れ 〇 〇 S/N(dB) +0.8 +1.7 ドロップアウト(個/分) 2 1 耐擦傷性 5 5
【0029】
【表4】 実施例5 実施例6 ──────────────────────────────────── <配合粒子> 種類 バテライト型 バテライト型 炭酸カルシウム 炭酸カルシウム 平均粒径(μm) 0.25 0.25 球形比 1.1 1.7 粒度分布値 1.5 1.5 粒子含有量(wt%) 0.50 0.50 <フィルム特性> Ra(μm) 0.013 0.012 Rt/Ra 8 5 滑り性 0.25 0.29 耐摩耗性 白粉発生量 A A <磁気テ−プ特性> カレンダ−汚れ 〇 〇 S/N(dB) +0.8 +1.5 ドロップアウト(個/分) 3 1 耐擦傷性 3 3
【0030】
【発明の効果】本発明のフィルムは、均一微細な表面構
造を有しており、特に耐摩耗性および走行性等に優れ、
磁気記録媒体用ベ−スフィルムをはじめとする産業用資
材として有用であり、その工業的価値は高い。
造を有しており、特に耐摩耗性および走行性等に優れ、
磁気記録媒体用ベ−スフィルムをはじめとする産業用資
材として有用であり、その工業的価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 B29L 7:00 4F C08L 67:00
Claims (1)
- 【請求項1】 平均粒径が0.05〜1.5μmで、か
つ長径/短径で定義される球形比が1.0〜2.0であ
り、下記式で定義する粒度分布値が2.00以下である
球状または楕円球状のバテライト型炭酸カルシウム粒子
に、ポリアルキレングリコ−ル単位とポリアクリル酸単
位および/またはポリアクリル酸誘導体単位とを含有す
る共重合体で表面処理を施した後、ポリアクリル酸塩で
表面処理を施して得られる粒子を0.001〜5重量%
含有することを特徴とする二軸配向ポリエステルフィル
ム。 粒度分布値 = d25/d75 [上記式中、d25、d75は、粒子群の積算体積を大粒子
側から計測し、それぞれ総体積の25%、75%に相当
する粒径(μm)を示す]
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1531092A JPH05209063A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1531092A JPH05209063A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05209063A true JPH05209063A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11885216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1531092A Pending JPH05209063A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 二軸配向ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05209063A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07266398A (ja) * | 1993-12-31 | 1995-10-17 | Cheil Synthetics Inc | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP1531092A patent/JPH05209063A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07266398A (ja) * | 1993-12-31 | 1995-10-17 | Cheil Synthetics Inc | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法 |
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