JPH05209452A - コンクリート階段の仕上施工に使用する蹴込板装置、支持器具、支持台具、及びコンクリート階段の仕上施工方法 - Google Patents

コンクリート階段の仕上施工に使用する蹴込板装置、支持器具、支持台具、及びコンクリート階段の仕上施工方法

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JPH05209452A
JPH05209452A JP4042302A JP4230292A JPH05209452A JP H05209452 A JPH05209452 A JP H05209452A JP 4042302 A JP4042302 A JP 4042302A JP 4230292 A JP4230292 A JP 4230292A JP H05209452 A JPH05209452 A JP H05209452A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンクリート階段の仕上げ施工が熟練した職人
でなくても容易且つ迅速にできるようにする。またコン
クリート階段の蹴込部となる蹴込板の位置の調整および
固定が容易にできるようにして、精度の高いコンクリー
ト階段が施工できるようにする。 【構成】粗施工されたコンクリート階段(4) の段部の前
方に、支持器具(2) を介して蹴込板(10)を所要の距離を
隔てて配置すると共に、蹴込板(10)の上辺部(13)が段部
の上面(42)より所要の高さだけ高くなるようにして段部
の前面(41)と蹴込板(10)との間に空隙部を形成する。そ
して段部の上面(42)にモルタルを敷設すると共に空隙部
にモルタルを充填して上面(42)の上に踏面を形成すると
共に蹴込板(10)の表面(100) を蹴込面として階段を施工
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル建築等におけるコ
ンクリート階段の仕上施工に使用する蹴込板装置、支持
器具、支持台具、及びコンクリート階段の仕上施工方法
に関するものである。
【0002】
【従来技術】例えばビル建築におけるコンクリート階段
は、上階に各種資材を運ぶための通路として使用するた
めに、早い時期に施工しておく必要がある。この階段の
施工が遅れると工事計画に支障を来し、工期遅れの要因
ともなるので、迅速な施工が要求される。従来の一般的
な階段の施工の手順を説明する。 スラブパネルをパイプサポート等により支持して所
要の角度に傾斜させて施工する。 スラブパネルの両側に側壁型枠を施工する。 スラブパネル上に階段状の配筋を施工する。 配筋の各前面側に、木製の蹴込堰板を側壁型枠に架
設するようにして取付ける。 蹴込堰板が打設されるコンクリートの重みで変形し
ないように、その中央付近を端太材や当て板を使用して
補強する。 側壁型枠の内部および蹴込堰板の奥側にコンクリー
トを打設し、蹴込堰板の奥側のコンクリート面の高さ
を、蹴込堰板の上辺の高さと面一になるように鏝を使っ
て仕上げる。 一定の養生期間が経過したら、側壁型枠および蹴込
堰板を取り外す。これにより粗仕上げ状態のコンクリー
ト階段が施工される。 コンクリート階段の段部の踏面と蹴込面にモルタル
を塗って仕上げる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】けれども、上記したよ
うな従来の施工方法には次のような課題があった。すな
わち蹴込堰板はコンクリート養生後は取り外され、蹴込
堰板と接触している蹴込部の表面はやや粗くなってい
る。従って、上記に示したように階段の段部は踏面と
共に蹴込面にモルタルを塗って平滑に仕上げる必要があ
る。しかし、この仕上げ作業は相当に熟練を要する作業
であり、熟練した職人が不足している昨今では、この仕
上げ作業が施工管理をスムーズにする上でのネックとな
っている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、コンクリート階段の仕上げ施工に使用する
蹴込板装置であって、この蹴込板装置は、長方形の板状
体である蹴込板と:施工時に前記蹴込板を裏面側から支
える調整部材と:を備え、前記蹴込板には、前記調整部
材の一端側を係合する為の所要数の係合具が設けてあ
り、前記蹴込板の上面部は、裏面側へすぼまるように所
要の角度で傾斜しており、前記調整部材は、コンクリー
ト階段の上面に固定可能な基体と:一端部が前記係合具
に係合でき、コンクリート階段の前面と前記蹴込板との
距離を調整できる調整具と:を備えている、蹴込板装置
である。第2の発明にあっては、調整部材は基体と調整
具が分離できるようにしてあり、基体には係合具に係合
可能な係合部を備えている、第1の発明にかかる蹴込板
装置である。第3の発明にあっては、コンクリート階段
の仕上げ施工に使用する蹴込板を支持する支持器具であ
って、この支持器具は、側壁に取付け可能な基板と:こ
の基板に設けられ、使用時において蹴込板を前後方向に
進退調整可能な前後調整具と:蹴込板を支持して蹴込板
の高さ方向の調整が可能な高さ調整具と:を備えてな
る、支持器具である。第4の発明にあっては、コンクリ
ート階段の仕上げ施工に使用する蹴込板を支持する支持
台具であって、この支持台具は、折曲角度の調整が可能
で使用時には本質的に「く」形状となる台具と:この台
具の両下端部を載置し、両下端部の間隔を変えることに
より台具の頂部の高さの調整ができる調整手段と:を備
えた、支持台具である。第5の発明にあっては、粗施工
されたコンクリート階段の段部の表面を仕上げる仕上げ
施工方法であって、この仕上げ施工方法は、コンクリー
ト階段の段部の前方に、支持手段を介して蹴込板を所要
の距離を隔てて配置すると共に前記蹴込板の上辺部が前
記段部の上面より所要の高さだけ高くなるようにして前
記段部の前面と前記蹴込板との間に空隙部を形成し、前
記段部の上面にモルタルを敷設すると共に前記空隙部に
モルタルを充填して前記上面の上に踏面を形成すると共
に前記蹴込板の表面を蹴込面として階段を施工する、コ
ンクリート階段の施工方法である。
【0005】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は蹴込板装置の一実施例の斜視図、
図2は蹴込板装置の調整金具の一実施例の斜視図、図3
は支持器具の一実施例の斜視図、図4は支持台具の一実
施例の斜視図、図5は支持台具の他の使用方法を示す説
明図である。符号1は蹴込板装置で、コンクリート製で
所要の厚さを有する長方形の蹴込板10と、調整部材で
ある調整金具15を備えている。なお、蹴込板10はモ
ルタルや他の素材で形成することも出来る。蹴込板10
の表面100は、そのままで蹴込面となり得るように平
滑に仕上げられている。蹴込板10の裏面101は、全
面にわたって櫛目状の凹凸部102が設けられている。
凹凸部102は、コンクリートを打設した際に、コンク
リートとの接着面積を広くして接着力を増すためのもの
である。蹴込板10の上辺部13および下辺部14は、
裏面101側へ向かってすぼまるように、全面が所要の
角度で傾斜して形成されている。これによって、蹴込板
10を表面100側へ所要の角度で傾斜させて設置した
ときに、上辺部13を水平にすることができる。
【0006】裏面101の上縁部には係合部である所要
の長さの係合金具12が等間隔で三箇所に埋め込んであ
る。係合金具12は断面ほぼC状で、裏面101側には
係合溝120が露出して設けてある。また、係合金具1
2の端縁部は蹴込板10の上辺部13とほぼ面一になっ
ている。これにより上辺部13の係合金具12部分には
嵌入孔121が形成されている。そして係合金具12に
は調整金具15が装着される。図2を参照して調整金具
15の構造を説明する。調整金具15は、基体である基
板151と調整具であるボルト具152を備えてなる。
基板151の一端部には直角に立ち上げて停止板153
が設けてある。停止板153にはU字形に切り欠かれた
係合部154(図1の中央部の基板151を参照)が設
けてある。基板151の他端部には前記係合溝120に
係合させるための係合絞部155が両端を切り欠いて設
けてある。また、基板151には釘孔156がほぼ等間
隔で三箇所に設けてある。ボルト具152はボルト15
6を有し、その先端部には二個の挟持ナット157、1
58が螺合されている。159はボルトヘッドである。
そして、ボルト具152は、ボルト156を基板151
の係合部154に嵌め入れ、挟持ナット157、158
によって停止板153を挟持して基板151に装着され
る。
【0007】蹴込板10は施工時には支持器具2および
支持台具3で支持される。図3を参照して支持器具2の
構造を説明する。支持台具3は後で説明する。図示した
支持器具2は階段に向かって左側の側面に取り付けられ
る左専用型であり、実際上はこれと対称構造の右専用型
も用意される。なお支持器具2は左右兼用型に形成する
こともできる。支持器具2は所要の厚さを有する長方形
の基板20を有している。基板20は金属板で形成され
た断面コ状の枠板201の凹部側に木板202を嵌め入
れ、両側部を螺子203で固定した構造である。基板2
0の中心線上には、等間隔で三箇所に固定用の釘孔20
4が設けてある。基板20の表面部の一方寄り(図3に
おいて左側)には二箇所に前後調整具が設けてある。前
後調整具は長ナット具21、22およびボルト23、2
4からなる。長ナット具21、22は所要の間隔をおい
て並設してあり、所要の長さのボルト23、24は横方
向に設けてある長ナット具21、22の螺子孔210、
220に螺合されている。基板20の表面部の他方寄り
には二箇所に高さ調整具が設けてある。高さ調整具はパ
イプ具25、26およびボルト27および受板28から
なる。パイプ具25、26は縦方向に設けてあり、それ
ぞれの挿通孔250、260にはボルト27が挿通して
ある。ボルト27の先端部には螺子部270が設けてあ
り、螺子部270には、蹴込板10を支持する支持部で
ある受板28が一端側に設けられた螺子孔280を螺合
して取り付けてある。なお、ボルト27はボルトヘッド
271の作用によりパイプ具25、26から抜け落ちな
いようなっている。この構造によると、受板28を回転
しないようにしておいてボルト27を回転させれば受板
28を昇降させることができる。
【0008】図4を参照して支持台具3の構造を説明す
る。支持台具3は台具30と、調整手段である台板31
を備えてなる。台具30は金属製の板体を「く」状に折
曲した構造で、折曲部には連続した打ち抜き孔を有する
脆弱部301となっており、折曲げ角度の調整が容易に
できるようにしている。台具30の両片には断面ほぼ半
円状に型押しされた補強部302が設けてある。また台
具30の先端角部寄りにはそれぞれ通し孔303が設け
てある。台板31は台具30とほぼ同じ幅を有し、所要
の長さに形成された板状体である。台板31の一端側に
は台具30の一方の端縁を係合させる係合溝311が全
幅にわたり設けてある。また台板31の他端側には所要
段数の係合溝313からなる係合調整部312が設けて
ある。そして台具30の折曲げ角度を調整し、一方の端
部を係合溝311に係止し、他方の端縁を係合調整部3
12の任意の係合溝313に係止すれば、台具30の頂
部の高さが一定の範囲で調整できる。図5を参照して支
持台具の台具の他の使用方法を説明する。この使用方法
においては台具30のみを使用し台板31は使用しな
い。すなわち台具30の折曲げ角度を調整して頂部の高
さを任意に調整した後、各通し孔303に番線34を通
し、折曲げ角度が設定角度以上には広がらないようにす
る。この使用方法は前記支持台具3とほぼ同様の作用効
果を有するものである。なお番線34を括る補助手段と
しては通し孔303に限るものではなく、例えばフック
部材など他の構造のものでもよい。
【0009】図6はコンクリート階段の仕上げ施工方法
の説明図である。図1ないし図2を参照して蹴込板装置
1および支持器具2および支持台具3を使用したコンク
リート階段の施工方法を説明する。符号4は一定期間の
養生が済み型枠が外された粗仕上げ状態のコンクリート
階段である。仕上げ施工はコンクリート階段4の最上部
の階段部から下方へ向けて順に行う。 階段部の前面41の前方側両側壁43に左右専用の
支持器具2をコンクリート釘29で釘着する。この際、
各支持器具2の基板20の側面が側壁43に描いてある
墨線5の前方へ傾斜した縦線部とやや間隔を設けて平行
になるように取付けられる。 両支持器具2の受板28の上に蹴込板10を表面1
00を前方側にして掛け渡すようにして載置する。そし
て蹴込板10の上面13が墨線部5の横線部と合うよう
にボルト27を回し、受板28を昇降させて調整し、表
面100の両側縁部が墨線5の縦線部に合うようにボル
ト23、24を回して進退させながら調整する。
【0010】 蹴込板10の裏面101の係合金具1
2に図1に示すようにして調整金具15を係合する。つ
まり、両端側の係合金具12にはボルト具152のボル
トヘッド159を係合し、中央部の係合金具12にはボ
ルト具152を外した基板151の係合絞部155を係
合する。 蹴込板10の位置がずれないように注意しながら基
板151を階段部の上面42にコンクリート釘150で
固定する。次に両調整金具15の挟持ナット157、1
58を調整して蹴込板10が所定の位置から動かないよ
うに固定し、その後中央部の基板151をコンクリート
釘150で上面42に固定する。 蹴込板10の下部の両側二箇所に支持台具3を配置
する。この際、支持台具3の台具30の頂部が蹴込板1
0の下部にほぼ当接するように調整する。 階段部の上面42および前面41と蹴込板10の間
にモルタル6を打ち込み、踏面60を墨線5の横線部と
同じ高さに鏝で仕上げる。 両支持器具2を両側壁43から外し、その次の段の
前面41の前方側壁43に取付け、上記と同様の手順で
仕上げ施工を行い、それを繰り返して最下段まで施工す
る。最後に踏面60の先端部にスリップ防止部材を張設
する。 このように、蹴込板10の表面100がそのまま蹴込面
となるので、仕上げの手間が軽減され、迅速な施工がで
きる。なお、本考案は図示の実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形が
可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)蹴込板装置の蹴込板は施工後も取り外さず、蹴込
板の表面をそのまま階段の蹴込面とするので、従来のよ
うな蹴込面の仕上げが不要となる。従って熟練した職人
でなくても仕上げ作業が容易にでき、コンクリート階段
が迅速に施工できる。 (b)支持器具によって蹴込板の高さおよび前後の位置
が容易に調整でき、調整部材および支持台具によって動
かないように固定できるので、精度の高いコンクリート
階段が施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蹴込板装置の一実施例の斜視図である。
【図2】蹴込板装置の調整金具の一実施例の斜視図であ
る。
【図3】支持器具の一実施例の斜視図である。
【図4】支持台具の一実施例の斜視図である。
【図5】支持台具の他の使用方法を示す説明図である。
【図6】コンクリート階段の仕上げ施工方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 蹴込板装置 10 蹴込板 12 係合金具 120 係合溝 13 上辺部 15 調整金具 151 基板 152 ボルト具 155 係合絞部 156 釘孔 159 ボルトヘッド 2 支持器具 20 基板 204 釘孔 21、22 長ナット具 23、24 ボルト 25、26 パイプ具 27 ボルト 28 受板 3 支持台具 30 台具 31 台板 311 係合溝 312 係合調整部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート階段の仕上げ施工に使用す
    る蹴込板装置であって、この蹴込板装置は、 長方形の板状体である蹴込板と:施工時に前記蹴込板を
    裏面側から支える調整部材と:を備え、 前記蹴込板には、前記調整部材の一端側を係合する為の
    所要数の係合具が設けてあり、 前記蹴込板の上面部は、裏面側へすぼまるように所要の
    角度で傾斜しており、 前記調整部材は、 コンクリート階段の上面に固定可能な基体と:一端部が
    前記係合具に係合でき、コンクリート階段の前面と前記
    蹴込板との距離を調整できる調整具と:を備えている、 蹴込板装置。
  2. 【請求項2】 調整部材は基体と調整具が分離できるよ
    うにしてあり、基体には係合具に係合可能な係合部を備
    えている、 請求項1記載の蹴込板装置。
  3. 【請求項3】 コンクリート階段の仕上げ施工に使用す
    る蹴込板を支持する支持器具であって、この支持器具
    は、 側壁に取付け可能な基板と:この基板に設けられ、使用
    時において蹴込板を前後方向に進退調整可能な前後調整
    具と:蹴込板を支持して蹴込板の高さ方向の調整が可能
    な高さ調整具と:を備えてなる、 支持器具。
  4. 【請求項4】 コンクリート階段の仕上げ施工に使用す
    る蹴込板を支持する支持台具であって、この支持台具
    は、 折曲角度の調整が可能で使用時には本質的に「く」形状
    となる台具と:この台具の両下端部を載置し、両下端部
    の間隔を変えることにより台具の頂部の高さの調整がで
    きる調整手段と:を備えた、 支持台具。
  5. 【請求項5】 粗施工されたコンクリート階段の段部の
    表面を仕上げる仕上げ施工方法であって、この仕上げ施
    工方法は、 コンクリート階段の段部の前方に、支持手段を介して蹴
    込板を所要の距離を隔てて配置すると共に前記蹴込板の
    上辺部が前記段部の上面より所要の高さだけ高くなるよ
    うにして前記段部の前面と前記蹴込板との間に空隙部を
    形成し、 前記段部の上面にモルタルを敷設すると共に前記空隙部
    にモルタルを充填して前記上面の上に踏面を形成すると
    共に前記蹴込板の表面を蹴込面として階段を施工する、 コンクリート階段の施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030000340A (ko) * 2001-06-23 2003-01-06 최생근 건축물 계단의 디딤판 및 바닥판 시공방법
CN107100366A (zh) * 2017-05-09 2017-08-29 中冶天工集团天津有限公司 一种用于高层建筑钢筋混凝土楼梯支模的施工方法

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JPH02144953U (ja) * 1989-05-10 1990-12-10

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