JPH0520963A - 感圧導電接点 - Google Patents

感圧導電接点

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JPH0520963A
JPH0520963A JP3265591A JP26559191A JPH0520963A JP H0520963 A JPH0520963 A JP H0520963A JP 3265591 A JP3265591 A JP 3265591A JP 26559191 A JP26559191 A JP 26559191A JP H0520963 A JPH0520963 A JP H0520963A
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JP
Japan
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silicone gel
electrode
sheet
electrodes
conductive
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Application number
JP3265591A
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English (en)
Inventor
Tadashi Sofugawa
正 曽布川
Kenichi Shimono
健一 下野
Yoriaki Matsumoto
頼明 松本
Katsumi Takada
勝己 高田
Junichi Yagi
淳一 八木
Masatoshi Otake
正寿 大竹
Motoyasu Nakanishi
幹育 中西
Yoshihisa Sakurai
敬久 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Sogyo Co Ltd
Shizuoka Prefecture
Original Assignee
Suzuki Sogyo Co Ltd
Shizuoka Prefecture
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 押圧キーの押圧操作により確実に電極が導通
状態になり、ゴミが介在したり、電極が酸化されるなど
の理由で接点故障を生ずることがない感圧導電接点に関
するものであり、電極16を有するパターンシート7に
対して押圧キー12を臨ませて成り、押圧キー12の押
圧操作により電極16が導電状態となる感圧性スイッチ
において、前記電極16は導電性シリコーンゲル17で
被包されていることを特徴とする。 【効果】 電極16と導電性シリコーンゲル17との間
に異物が混入したり、電極16が空気中の酸素で酸化さ
れることがなく、接点不良を生じることがない。また導
電性シリコーンゲル17を適用したから、導電性シリコ
ーンゴムの場合と異なり、小さな押圧力でも歪みを生じ
て導電状態と成る。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば卓上計算機や押ボ
タンスイッチ付きの電気器具など、キーやボタンの押圧
操作により電気回路に電流が流れ、演算処理や適宜の電
気的操作を行なう装置に関し、特に押圧キーの押圧操作
による電極部分での接点構造に係る。
【0002】
【発明の背景】近年、ICの発達により例えば卓上計算
機やワードプロセッサなどのようにキーを押圧すること
で電気回路に電流が流れ、演算処理等を行なう装置が種
々開発されている。このような装置は、例えば卓上計算
機では各キーを押すことでその部分の回路が導通して電
流が流れ、ICで演算処理がなされてその結果がディス
プレーに表示されるようになっている。
【0003】ところでこのようなキーの押圧による感圧
性スイッチを具えた装置では、キーの押圧により確実に
その部分の回路が導通状態になることや、長い間使用し
ても損傷しないことなどが要求される。そこで最近では
シリコーンゴムの化学的安定性、柔軟性等が評価されて
図7に示すように、絶縁部材であるキーKの下部に導電
性シリコーンゴムから成る接点部材Tを設け、キーKの
押圧時に電極Eに接点部材Tが接することで電極Eでの
回路が形成される接点構造が開発されて実用化されてい
る。
【0004】しかしこのような構造の接点を製造する場
合には、キーKと接点部材Tとの一体成型が必要のため
加工工程が複雑となり、また電極Eが金属であるときは
酸化されやすく、形成される酸化被膜により接点の信頼
性が低下してしまう。更には接点部材Tと電極Eとの間
に異物が混入した場合にも、接点不良を起こす可能性も
ある。
【0005】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景に
鑑みなされたものであって、導電性シリコーンゲルを適
用して電極の酸化と接点不良の問題を同時に解決できる
ような構造を有する感圧導電接点の開発を試みたもので
ある。
【0006】
【発明の構成】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る第一の発明たる感
圧導電接点は、押圧キーの押圧操作により一対の電極間
に電流が流れる感圧性スイッチにおいて、前記一対の電
極は導電性シリコーンゲルで被包され、押圧キーの押圧
操作により導電性シリコーンゲルが歪みを生じて導電状
態と成ることを特徴として成るものである。
【0007】また本出願に係る第二の発明たる感圧導電
接点は、前記要件に加えて前記一対の電極はパターン基
板に複数対形成され、このパターン基板には前記押圧キ
ーの下面が直接臨むとともに、各対の電極が個別に導電
性シリコーンゲルで被包されていることを特徴として成
るものである。
【0008】更に本出願に係る第三の発明たる感圧導電
接点は、前記要件に加えて前記一対の電極はパターン基
板に複数対形成され、このパターン基板には前記押圧キ
ーの下面が直接臨むとともに、各対の電極がシート状の
導電性シリコーンゲルで一緒に被包されていることを特
徴として成るものである。
【0009】更にまた本出願に係る第四の発明たる感圧
導電接点は、前記要件に加えて前記導電性シリコーンゲ
ルは、シリコーンゲルに対して繊維状のフィラーを添加
して成るものであることを特徴として成るものである。
これら発明によって前記目的を達成しようとするもので
ある。
【0010】
【発明の作用】本発明では電極を導電性シリコーンゲル
で被包したから、電極が直接空気と触れることがなく酸
化されることがない。また押圧キーの下側に異物が混入
しても、導電性シリコーンゲルと電極との接触状態に変
化はないから、接点不良を生じることがない。
【0011】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。符号1は一例として本発明を適用した卓上
計算機であって、このものは全体が長方形の薄板状であ
り、おもて側にキーボード部2、太陽電池3及び液晶表
示部4を設けて成る。また卓上計算機1は、化粧板5と
ラバーシート6とパターン基板たるパターンシート7と
底板8とが、上からこの順で組み合わされて成る。尚パ
ターン基板については、例えばワードプロセッサやコン
ピュータのキーボードでは正にパターンの形成された基
板が組み込まれているが、本実施例は卓上計算機1に係
るものでありパターンの形成されたものがシート状であ
るため、あえてパターンシート7という言葉を使用す
る。以下、これら各部材について説明する。
【0012】まず化粧板5は上部側に表示部用切り欠き
9、その下側に電池用切り欠き10、更にその下側に複
数のキー用切り欠き11が形成されて成る。また、ラバ
ーシート6は全体がゴムから成り、化粧板5における各
キー用切り欠き11に対応して複数の中空突起状の押圧
キー12が形成されるとともに、これら押圧キー12の
裏側には後述する電極に直接臨む押圧突起13が各々形
成される。尚、従来のラバーシートでは押圧キー12の
裏側に突起状の導電性シリコーンゴムを貼り付けて、こ
のものをその下側にある電極に押さえ付けることで突起
状の導電性シリコーンゴムを介して電極を導通状態とし
ていたが、本発明では後述するようにパターンシート7
側に導電性シリコーンゲルを設けるようにしたから、押
圧キー12側には導電性のものを設ける必要はなく、押
圧突起13は専ら電極を押さえ付ける作用をなす。
【0013】次にパターンシート7について説明する。
このものはプリント配線14のなされたフィルム最上部
に液晶表示板14aを接続し、またその下方に太陽電池
3を設けるとともに太陽電池3の裏側に集積回路15を
設けたものである。またフィルム下方のプリント配線1
4中には、ラバーシート6における各押圧キー12に対
応して複数対の電極16が形成される。そしてこれら各
対の電極16には、図4、5に示すように個別に電極1
6を被包するように導電性シリコーンゲル17が設けら
れる。尚、対の電極といった場合には、二つの電気接点
から成る場合の他、三以上の電気接点により電極が構成
される場合も含むものである。ここで導電性シリコーン
ゲル17で各対の電極16を個別に被包する方法として
は、電極16の部分に個別に注入して硬化させる方法や
シルクスクリーン等の適宜の印刷手段により個々の電極
16に液体状の導電性シリコーンゲルを印刷し、その後
硬化させる方法がある。
【0014】尚このような方法を採る場合には、各電極
16に導電性シリコーンゲルをのせた後にこれを加熱硬
化させるという困難はあるが、導電性シリコーンゲルを
各電極16に固定できるという点では優れるものであ
る。
【0015】また電極16の被包の仕方はこの他にも、
例えば図6に示すようにフィルムの電極16が形成され
る側の面に一面に導電性シリコーンゲル17を設けるよ
うにしてもよい。因みにこのように一面に導電性シリコ
ーンゲル17を設ける方法としては、パターンシート7
と導電性シリコーンゲル17のシートとを別の工程で成
形し、これら両者を重ね合わせる方法がある。尚重ね合
わせに際しては、パターンシート7に単に導電性シリコ
ーンゲル17のシートをのせるだけでもよいが、両者に
適宜の係止構造を設け両者の位置がずれないようにして
もよい。
【0016】このようにシート状の導電性シリコーンゲ
ル17でパターンシート7を被包する場合には、導電性
シリコーンゲル17のシートとパターンシート7とを別
の工程で成形できるから効率的に製造することができ
る。また導電性シリコーンゲル17をシート状にする場
合には、このものを多孔化したシートとすることもでき
る。尚、多孔状の導電性シリコーンゲル17のシートを
作成する場合には、シリコーンゲル原液にあらかじめシ
ョ糖を混入しておき、これを平板等の上に流して加熱硬
化させてシート状にした後、これを水中に浸けてショ糖
を溶出して、その除去痕跡に空孔を形成させる。因みに
通常このような溶出多孔化法は塩化ナトリウムを使用し
て行なうが、対象が電気製品であるため残っていた塩化
ナトリウムによる錆の発生等を考慮して非電解質である
ショ糖を適用したものである。尚、導電性シリコーンゲ
ル17を多孔質状のシートとすれば、後述する導電性フ
ィラーの選択に当たっては、使用しやすいフィラーの選
択の幅を広くすることができるという利点があるが、こ
の点については後述する。
【0017】ここで電極16を被包する導電性シリコー
ンゲル17ついて説明する。まずシリコーンゲルは、ジ
メチルシロキサン成分単位からなるもので、次式[1]
で使用されるシリコーンゲルの原液たるジオルガノポリ
シロキサン(以下A成分という): RR SiO−(R SiO)SiR R…[1] [ただし、Rはアルケニル基であり、Rは脂肪族不飽
和結合を有しない一価の炭化水素基であり、Rは一価
の脂肪族炭化水素基(Rのうち少なくとも50モル%
はメチル基であり、アルケニル基を有する場合にはその
含有率は10モル%以下である)であり、nはこの成分
の25℃における粘度が100〜100,000cSt
になるような数である]と、25℃における粘度が50
00cSt以下であり、1分子中に少なくとも2個のS
i原子に直接結合した水素原子を有するシリコーンゲル
の原液たるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(B
成分)とからなり、且つこのB成分中のSi原子に直接
結合している水素原子の合計量に対するA成分中に含ま
れるアルケニル基の合計量の比(モル比)が0.1〜
2.0になるように調整された混合物を硬化させること
により得られる付加反応型シリコーンコポリマーであ
る。
【0018】このシリコーンゲルについてさらに詳しく
説明すると、上記A成分は直鎖状の分子構造を有し、分
子の両末端にあるアルケニル基RがB成分中のSi原子
に直接結合した水素原子と付加して架橋構造を形成する
ことができる化合物である。この分子末端に存在するア
ルケニル基は、低級アルケニル基であることが好まし
く、反応性を考慮するとビニル基が特に好ましい。
【0019】また分子末端に存在するRは脂肪族不飽
和結合を有しない一価の炭化水素基であり、このような
基の具体例としてはメチル基、プロピル基及びヘキシル
基等のようなアルキル基、フェニル基並びにフロロアル
キル基を挙げることができる。
【0020】上記[1]式においてRは一価の脂肪族
炭化水素であり、このような基の具体的な例としては、
メチル基、プロピル基及びヘキシル基等のようなアルキ
ル基並びにビニル基のような低級アルケニル基を挙げる
ことができる。ただし、Rのうち少なくとも50モル
%はメチル基であり、Rがアルケニル基である場合に
は、アルケニル基は10モル%以下の量であることが好
ましい。アルケニル基の量が10モル%を越えると架橋
密度が高くなり過ぎて高粘度になりやすい。またnは、
このA成分の25℃における粘度が通常は100〜10
0,000cSt、好ましくは200〜20,000c
Stの範囲内になるように設定される。
【0021】上記のB成分は、A成分の架橋剤でありS
i原子に直接結合した水素原子がA成分中のアルケニル
基と付加してA成分を硬化させる。B成分は上記のよう
な作用を有していればよく、B成分としては直鎖状、分
岐した鎖状、環状、あるいは網目状などの種々の分子構
造のものが使用できる。
【0022】また、B成分中のSi原子には水素原子の
他、有機基が結合しており、この有機基は通常はメチル
基のような低級アルキル基である。さらに、B成分の2
5℃における粘度は通常は5000cSt以下、好まし
くは500cSt以下である。このようなB成分の例と
しては、分子両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖さ
れたオルガノハイドロジェンポリシロキサン、ジオルガ
ノシロキサンとオルガノハイドロジェンシロキサンとの
共重合体、テトラオルガノテトラハイドロジェンシクロ
テトラシロキサン、HR SiO 1/2単位とSi
O 4/2単位とからなる共重合体シロキサン、及びH
SiO 1/2単位とR SiO 1/2単位
とSiO 4/2単位とからなる共重合体ポリシロキサ
ンを挙げることができる。ただし上記式においてR
前記と同じ意味である。
【0023】そして上記のB成分中のSiに直接結合し
ている水素原子の合計モル量に対するA成分中のアルケ
ニル基の合計モル量との比率が通常は0.1〜2.0、
好ましくは0.1〜1.0の範囲内になるようにA成分
とB成分とを混合して硬化させることにより製造され
る。
【0024】この場合の硬化反応は、通常は触媒を用い
て行なわれる。ここで使用される触媒としては、白金系
触媒が好適であり、この例としては微粉砕元素状白金、
塩化白金酸、酸化白金、白金とオレフィンとの錯塩、白
金アルコラート及び塩化白金酸とビニルシロキ酸との錯
塩を挙げることができる。このような錯塩はA成分とB
成分との合計重量に対して通常は0.1ppm(白金換
算量、以下同様)以上、好ましくは0.5ppm以上の
量で使用される。このような触媒の量の上限については
特に制限はないが、例えば触媒が液状である場合、ある
いは溶液として使用することができる場合には200p
pm以下の量で十分である。
【0025】そして上記のようなA成分、B成分及び触
媒を混合し、室温に放置するか、あるいは加熱すること
により硬化して本発明で使用されるシリコーンゲルが生
成する。加熱して硬化させる場合、加熱温度は通常50
〜160℃である。このようにして得られたシリコーン
ゲルは、JIS K(K−2207−1980 50g
荷重)で測定した針入度が通常5〜250を有する。尚
このようなシリコーンゲルの硬度は、上記A成分とB成
分とにより形成された架橋構造によって変動する。
【0026】また他の方法として両末端がメチル基であ
るシリコーンオイルを、得られるシリコーンゲルに対し
て5〜75重量%の範囲内の量であらかじめ添加するこ
とにより調整することができる。シリコーンゲルは上記
のようにして調整することもできるし、また市販されて
いるものを使用することもできる。
【0027】本発明で使用することができる市販品の例
としては、CF5027、TOUGH−2、TOUGH
−3、TOUGH−4、TOUGH−5、TOUGH−
6、TOUGH−7(トーレ・ダウコーニングシリコー
ン社製)やX32−902/cat1300、KE13
08/cat−1300−L4(信越化学工業株式会社
製)、F250−121(日本ユニカ株式会社製)等を
挙げることができる。
【0028】尚、上記のA成分、B成分及び触媒の他
に、顔料、硬化遅延剤、難燃剤、充填剤等をシリコーン
ゲルの特性を損なわない範囲内で配合することもでき、
また場合によっては、防振、緩衝性等の機能を高める為
に、微小中空球体のフィラーを混入してなるシリコーン
ゲルを用いてもよく、このような材料に日本フィライト
株式会社製造のフィライト(登録商標)や同社販売のエ
クスパンセル(登録商標)、マツモトマイクロスフェア
ー(松本油脂製薬株式会社製造販売)等が例示できる。
【0029】次にこのシリコーンゲルに導電性を付与す
るために添加される導電性フィラーについて説明する。
導電性フィラーとしては、カーボンブラック、カーボン
ファイバー、グラファイト、金属粉末、金属酸化物、金
属フレーク、金属繊維等、そのものが導通物質の他、絶
縁性の有機、無機の微粒子にニッケル、コバルト、金、
銀等の導電物質をメッキ、コート等したものがある。こ
れらは一般に、球状、リン片状、繊維状等の任意形状を
呈しており、本発明では、これら導電性フィラーの内い
ずれをも使用することができるが、導電性シリコーンゲ
ル材に仕上げたときに、圧縮変位量を横軸にとり、電気
抵抗値を縦軸にとった導電性曲線が右下がりとなる繊維
状のフィラーを1種単独でまたは複数種混合して適用す
れば、押圧力に比例して導電状態が良くなる比較的使い
やすい導電性シリコーンゲルを得ることができる。
【0030】尚、前述した多孔質状の導電性シリコーン
ゲルのシートに上記導電性曲線が通常右上がりとなる球
状またはリン片状の導電性フィラーを適用する場合に
は、導電性曲線が比較的急な右下がりとなるため使いや
すいフィラーとなる。また多孔質状の導電性シリコーン
ゲルのシートに、中空球体のメッキタイプの導電性フィ
ラーを適用しても導電性曲線が右下がりとなるが、この
ような導電性フィラーはシリコーンゲル原液との比重差
の点が解消されるので、フィラーの分散性がよいという
利点がある。
【0031】また導電性フィラーは、一般的にはシリコ
ーンゲル中に均一に分配される事が望ましく、極力沈澱
を生じない様に配慮する必要がある。このためには、ガ
ラス系や樹脂系の微小中空球体に銀等の導電金属をコー
トしたものを用いることで解決できる。次に底板8は、
パターンシート7における電極16を下側で保持するフ
ラットな保持面18を有する。
【0032】本発明を適用した卓上計算機1は以上述べ
た構造を有するものであって、このものを使用するとき
には太陽電池3が機能するのに十分明るい場所で適宜の
押圧キー12を押す。このようにすれば押圧キー12の
裏面の押圧突起13が導電性シリコーンゲル17を押し
込み導電性シリコーンゲル17に歪みを生じさせる。一
定以上の歪みを生ずると導電性シリコーンゲル17の抵
抗値が小さくなり、押圧された部分の電極16が導通状
態となる。これにより集積回路15で適宜の演算がなさ
れ、その結果が液晶表示部4に表示される。
【0033】以上は本発明を卓上計算機1に適用した実
施例であるが、本発明は例えばワードプロセッサやコン
ピュータのキーボード内の接点に適用できる他、電気器
具などの押ボタンスイッチにも適用できる。尚キーボー
ドや押ボタンスイッチの場合には、前記卓上計算機1の
場合と異なり押圧キーの下面が直接電極に臨んでいるの
ではなく、中間部材を介して押圧キーの押圧力が電極に
伝えられる構造となっているが、この場合であっても電
極を導電性シリコーンゲルで被包し、このものに前記中
間部材が臨むようにすることで本発明を適用することが
できる。
【0034】
【発明の効果】本発明では、電極16を導電性シリコー
ンゲル17で被包したから、電極16と導電性シリコー
ンゲル17との間に異物が混入したり、電極16が空気
中の酸素で酸化されることがなく、接点不良を生じるこ
とがない。また導電性シリコーンゲル17を適用したか
ら、導電性シリコーンゴムの場合と異なり、小さな押圧
力でも歪みを生じて導電状態と成る。更に複数の電極1
6を有するパターンシート7に、シート状の導電性シリ
コーンゲル17で各電極16を一緒に被包する構造とす
れば、パターンシート7と導電性シリコーンゲル17の
シートとを別工程で製造できるから効率的製造ができる
とともに、導電性シリコーンゲル17を多孔質状のシー
トとすることもでき、これに伴いフィラー選択の幅も広
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感圧導電接点を適用した卓上計算機を
一部破断して示す斜視図である。
【図2】同上分解斜視図である。
【図3】パターンシートとその一部を拡大して示す表面
図である。
【図4】本発明の感圧導電接点の構造を示す分解斜視図
である。
【図5】同上縦断面図である。
【図6】同上他の接点構造を示す縦断面図である。
【図7】従来の感圧導電接点の構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 卓上計算機 2 キーボード部 3 太陽電池 4 液晶表示部 5 化粧板 6 ラバーシート 7 パターンシート 8 底板 9 表示部用切り欠き 10 電池用切り欠き 11 キー用切り欠き 12 押圧キー 13 押圧突起 14 プリント配線 14a 液晶表示板 15 集積回路 16 電極 17 導電性シリコーンゲル 18 保持面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 頼明 静岡県静岡市牧ケ谷550番地 静岡県静岡 工業技術センター内 (72)発明者 高田 勝己 静岡県静岡市牧ケ谷550番地 静岡県静岡 工業技術センター内 (72)発明者 八木 淳一 静岡県静岡市牧ケ谷550番地 静岡県静岡 工業技術センター内 (72)発明者 大竹 正寿 静岡県静岡市牧ケ谷550番地 静岡県静岡 工業技術センター内 (72)発明者 中西 幹育 静岡県富士市天間1461−47 (72)発明者 桜井 敬久 静岡県静岡市小鹿2丁目38−36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧キーの押圧操作により一対の電極間
    に電流が流れる感圧性スイッチにおいて、前記一対の電
    極は導電性シリコーンゲルで被包され、押圧キーの押圧
    操作により導電性シリコーンゲルが歪みを生じて導電状
    態と成ることを特徴とする感圧導電接点。
  2. 【請求項2】 前記一対の電極はパターン基板に複数対
    形成され、このパターン基板には前記押圧キーの下面が
    直接臨むとともに、各対の電極が個別に導電性シリコー
    ンゲルで被包されていることを特徴とする請求項1記載
    の感圧導電接点。
  3. 【請求項3】 前記一対の電極はパターン基板に複数対
    形成され、このパターン基板には前記押圧キーの下面が
    直接臨むとともに、各対の電極がシート状の導電性シリ
    コーンゲルで一緒に被包されていることを特徴とする請
    求項1記載の感圧導電接点。
  4. 【請求項4】 前記導電性シリコーンゲルは、シリコー
    ンゲルに対して繊維状のフィラーを添加して成るもので
    あることを特徴とする請求項1、2または3記載の感圧
    導電接点。
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