JPH0521067A - 非水電解質電池 - Google Patents
非水電解質電池Info
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- JPH0521067A JPH0521067A JP3198829A JP19882991A JPH0521067A JP H0521067 A JPH0521067 A JP H0521067A JP 3198829 A JP3198829 A JP 3198829A JP 19882991 A JP19882991 A JP 19882991A JP H0521067 A JPH0521067 A JP H0521067A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 4V領域での放電特性が良好でサイクル容量
が減少しない小型で充放電特性に優れた電池特性を持つ
非水電解液電池を提供する。 【構成】 LiMn2-xM’xO4で表される物質を正極
活物質(正極合剤ペレット1)として含み、アルカリ金
属またはその化合物を負極活物質4とし、前記正極活物
質および前記負極活物質に対して化学的に安定であり、
かつアルカリ金属イオンが前記正極活物質あるいは前記
負極活物質に電気化学反応をするための移動を行ないう
る物質を電解質物質とした。 【効果】 可逆容量の大きな小型高エネルギ密度のリチ
ウム電池を構成することができ、本発明電池はコイン型
電池など種々の分野に利用できるという利点を有する。
が減少しない小型で充放電特性に優れた電池特性を持つ
非水電解液電池を提供する。 【構成】 LiMn2-xM’xO4で表される物質を正極
活物質(正極合剤ペレット1)として含み、アルカリ金
属またはその化合物を負極活物質4とし、前記正極活物
質および前記負極活物質に対して化学的に安定であり、
かつアルカリ金属イオンが前記正極活物質あるいは前記
負極活物質に電気化学反応をするための移動を行ないう
る物質を電解質物質とした。 【効果】 可逆容量の大きな小型高エネルギ密度のリチ
ウム電池を構成することができ、本発明電池はコイン型
電池など種々の分野に利用できるという利点を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質電池、
さらに詳細には充放電可能な非水電解質二次電池に関
し、特に正極活物質の改良に関わり、電池の充放電容量
の増加を目指すものである。
さらに詳細には充放電可能な非水電解質二次電池に関
し、特に正極活物質の改良に関わり、電池の充放電容量
の増加を目指すものである。
【0002】
【従来技術および問題点】リチウムなどのアルカリ金属
およびその合金や化合物を負極活物質とする非水電解液
電池は、負極金属イオンの正極活物質へのインサーショ
ンもしくはインターカレーション反応によって、その大
放電容量と充電可逆性を両立させている。従来から、リ
チウムを負極活物質として用いる二次電池としては、リ
チウムに対しインターカレーションホストとなりうる五
酸化バナジウムや二酸化マンガンなどの層状もしくはト
ンネル状酸化物を正極に用いた電池が提案されている
が、電圧が低くその充放電エネルギ密度は充分とは言え
なかった。最近、スピネル構造をした立方晶のLiMn
2O4にて、一旦4.5V付近まで初期充電してから放電
すると、4Vで放電できることが報告され、高電圧正極
として有望視されている(ジャーナル オブ エレクト
ロケミカル ソサエティ 1990年 137巻3号
769頁)。
およびその合金や化合物を負極活物質とする非水電解液
電池は、負極金属イオンの正極活物質へのインサーショ
ンもしくはインターカレーション反応によって、その大
放電容量と充電可逆性を両立させている。従来から、リ
チウムを負極活物質として用いる二次電池としては、リ
チウムに対しインターカレーションホストとなりうる五
酸化バナジウムや二酸化マンガンなどの層状もしくはト
ンネル状酸化物を正極に用いた電池が提案されている
が、電圧が低くその充放電エネルギ密度は充分とは言え
なかった。最近、スピネル構造をした立方晶のLiMn
2O4にて、一旦4.5V付近まで初期充電してから放電
すると、4Vで放電できることが報告され、高電圧正極
として有望視されている(ジャーナル オブ エレクト
ロケミカル ソサエティ 1990年 137巻3号
769頁)。
【0003】しかし、この4V領域は放電の進行により
Li/Mn2O4>1.1以上の組成域に達すると、立方
晶から正方晶に構造相転移を起こし、これに対応して放
電電圧が2.8Vまで急低下してしまう。またこの立方
晶は、4V領域での放電特性が悪く、わずか50サイク
ル足らずでそのサイクル容量は半減した。
Li/Mn2O4>1.1以上の組成域に達すると、立方
晶から正方晶に構造相転移を起こし、これに対応して放
電電圧が2.8Vまで急低下してしまう。またこの立方
晶は、4V領域での放電特性が悪く、わずか50サイク
ル足らずでそのサイクル容量は半減した。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明の目的は上記現状の問題点
を改良して、小型で充放電特性に優れた電池特性を持つ
非水電解液電池を提供することにある。
を改良して、小型で充放電特性に優れた電池特性を持つ
非水電解液電池を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明非水電解質電池では組成式、LiMn2- x
M’xO4(0<x≦0.7)で表される物質を正極活物
質として含み、アルカリ金属またはその化合物を負極活
物質とし、前記正極活物質および前記負極活物質に対し
て化学的に安定であり、かつアルカリ金属イオンが前記
正極活物質あるいは前記負極活物質に電気化学反応をす
るための移動を行ないうる物質を電解質物質としたこと
を特徴としている。
めに、本発明非水電解質電池では組成式、LiMn2- x
M’xO4(0<x≦0.7)で表される物質を正極活物
質として含み、アルカリ金属またはその化合物を負極活
物質とし、前記正極活物質および前記負極活物質に対し
て化学的に安定であり、かつアルカリ金属イオンが前記
正極活物質あるいは前記負極活物質に電気化学反応をす
るための移動を行ないうる物質を電解質物質としたこと
を特徴としている。
【0006】一般にスピネルは、AB2O4の組成を持
つ。ここでAは、酸素の四面体に囲まれた金属元素、B
は、酸素の八面体に囲まれた金属元素である。
つ。ここでAは、酸素の四面体に囲まれた金属元素、B
は、酸素の八面体に囲まれた金属元素である。
【0007】本発明の正極活物質、LiMn2-xM’xO
4は、マンガンスピネル酸化物、LiMn2O4中の八面
体サイトに位置するMnを低酸化数の他元素イオンM’
で置換添加した三元系酸化物であり、より好ましくはL
iMn2-xM’xO4を形成すべく用いられるドーパント
M’は1価から3価の金属元素イオンである。Mn3+の
他元素イオンによる置換添加の結果、ヤンテラー不安定
性を持つMn3+イオンの存在比が減少し、立方晶スピネ
ル構造がより広い組成範囲で安定化し、これにより充放
電特性が向上したと考えられる。
4は、マンガンスピネル酸化物、LiMn2O4中の八面
体サイトに位置するMnを低酸化数の他元素イオンM’
で置換添加した三元系酸化物であり、より好ましくはL
iMn2-xM’xO4を形成すべく用いられるドーパント
M’は1価から3価の金属元素イオンである。Mn3+の
他元素イオンによる置換添加の結果、ヤンテラー不安定
性を持つMn3+イオンの存在比が減少し、立方晶スピネ
ル構造がより広い組成範囲で安定化し、これにより充放
電特性が向上したと考えられる。
【0008】上述のように本発明における正極活物質
は、LiMn2-xM’xO4で示されるが、このような低
酸化数の元素M’としては、たとえばAl、Sc、F
e、Ni、Co、Mg、V、Y、Zn、Ti、Sb、C
u、等の一種以上を挙げることができる。
は、LiMn2-xM’xO4で示されるが、このような低
酸化数の元素M’としては、たとえばAl、Sc、F
e、Ni、Co、Mg、V、Y、Zn、Ti、Sb、C
u、等の一種以上を挙げることができる。
【0009】さらにxは0<x≦0.7の範囲であるの
がよい。ドープ量xが0.7を越えると、他の相が多く
形成される恐れがあるからである。特に好ましくは0<
x≦0.5、さらに好ましくは0<x≦0.2である。
がよい。ドープ量xが0.7を越えると、他の相が多く
形成される恐れがあるからである。特に好ましくは0<
x≦0.5、さらに好ましくは0<x≦0.2である。
【0010】この正極活物質を用いて正極を形成するに
は、LiMn2-xM’xO4化合物粉末とポリテトラフル
オロエチレンごとき結着剤粉末との混合物をニッケル、
ステンレスなどの支持体上に圧着成形する。あるいは、
かかる混合物質粉末に導電性を付与するため熱分解黒鉛
やアセチレンブラックのような導電性粉末を混合し、こ
れにさらにポリテトラフルオロエチレンのような結着剤
粉末を所要に応じて加え、この混合物を金属容器に入
れ、あるいは前述の混合物をニッケル、ステンレスなど
の支持体に圧着成形するなどの手段によって形成され
る。
は、LiMn2-xM’xO4化合物粉末とポリテトラフル
オロエチレンごとき結着剤粉末との混合物をニッケル、
ステンレスなどの支持体上に圧着成形する。あるいは、
かかる混合物質粉末に導電性を付与するため熱分解黒鉛
やアセチレンブラックのような導電性粉末を混合し、こ
れにさらにポリテトラフルオロエチレンのような結着剤
粉末を所要に応じて加え、この混合物を金属容器に入
れ、あるいは前述の混合物をニッケル、ステンレスなど
の支持体に圧着成形するなどの手段によって形成され
る。
【0011】負極活物質であるリチウムは一般のリチウ
ム電池のそれと同様にシート状として、またはそのシー
トをニッケル、ステンレスなどの導電体網に圧着して負
極として形成される。また負極活物質としては、リチウ
ム以外にリチウム合金やリチウム化合物、その他マグネ
シウム、カルシウム、ナトリウムなど、従来公知のもの
が使用できる。
ム電池のそれと同様にシート状として、またはそのシー
トをニッケル、ステンレスなどの導電体網に圧着して負
極として形成される。また負極活物質としては、リチウ
ム以外にリチウム合金やリチウム化合物、その他マグネ
シウム、カルシウム、ナトリウムなど、従来公知のもの
が使用できる。
【0012】電解質としては、例えばジメトキシエタ
ン、2−メチルテトラヒドロフラン、エチレンカーボネ
ート、メチルホルメート、ジメチルスルホキシド、プロ
ピレンカーボネート、アセトニトリル、ブチロラクト
ン、ジメチルフォルムアミドなどの有機溶媒に、LiA
sF6、LiBF4、LiPF6、LiAlCl4、LiC
lO4などのルイス酸を溶解した非水電解質溶液が使用
できる。
ン、2−メチルテトラヒドロフラン、エチレンカーボネ
ート、メチルホルメート、ジメチルスルホキシド、プロ
ピレンカーボネート、アセトニトリル、ブチロラクト
ン、ジメチルフォルムアミドなどの有機溶媒に、LiA
sF6、LiBF4、LiPF6、LiAlCl4、LiC
lO4などのルイス酸を溶解した非水電解質溶液が使用
できる。
【0013】さらに、セパレータ、構造材料(電池ケー
ス等)などの他の要素についても従来公知の各材料が使
用でき、特に制限はない。
ス等)などの他の要素についても従来公知の各材料が使
用でき、特に制限はない。
【0014】
【実施例】以下実施例によって本発明の方法をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限され
るものではない。なお、実施例において電池の作製およ
び測定はアルゴン雰囲気下のドライボックス中で行なっ
た。
体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限され
るものではない。なお、実施例において電池の作製およ
び測定はアルゴン雰囲気下のドライボックス中で行なっ
た。
【0015】
【実施例1】図1は本発明による電池の一具体例である
コイン型電池の断面図であり、図中1はステンレス製封
口板、2はポリプロピレン製ガスケット、3はステンレ
ス製正極ケース、4はリチウム負極、5はポリプロピレ
ン製微孔製セパレータ、6は正極合剤ペレット示す。
コイン型電池の断面図であり、図中1はステンレス製封
口板、2はポリプロピレン製ガスケット、3はステンレ
ス製正極ケース、4はリチウム負極、5はポリプロピレ
ン製微孔製セパレータ、6は正極合剤ペレット示す。
【0016】正極活物質は、無置換のLiMn2O4に対
し、表1に記した各種の金属元素をMnに対する置換添
加のドーパントとして、ドープ量をx=0.5に固定
し、秤量混合のうえ、650℃で6時間程度、大気中加
熱後、さらに850℃で24時間焼成して得た三元系複
酸化物結晶粉末を用いた。
し、表1に記した各種の金属元素をMnに対する置換添
加のドーパントとして、ドープ量をx=0.5に固定
し、秤量混合のうえ、650℃で6時間程度、大気中加
熱後、さらに850℃で24時間焼成して得た三元系複
酸化物結晶粉末を用いた。
【0017】得られた粉末試料のうち、例として、Li
Mn1.5Mg0.5O4、LiMn1.5Zn0.5O4、LiMn
1.5Ni0.5O4のX線回折図形を図2a〜図4bに示
す。いずれのピークもASTMの各プロファイルとよく
一致しており、LiMn2O4のメインピークが残存して
いることから少なくともこの組成までは無置換のLiM
n2O4スピネル構造を維持したまま、Mnが添加金属元
素と固溶状態で置換されているのがわかる。
Mn1.5Mg0.5O4、LiMn1.5Zn0.5O4、LiMn
1.5Ni0.5O4のX線回折図形を図2a〜図4bに示
す。いずれのピークもASTMの各プロファイルとよく
一致しており、LiMn2O4のメインピークが残存して
いることから少なくともこの組成までは無置換のLiM
n2O4スピネル構造を維持したまま、Mnが添加金属元
素と固溶状態で置換されているのがわかる。
【0018】得られたLiMn1.5M’0.5O4結晶を導
電剤(アセチレンブラック粉末)、結着剤(ポリテトラ
フルオロエチレン)と共に、70:25:5の重量比で
混合の上、ロール成形し、正極合剤ペレット6(厚さ
0.5mm、直径17mm、200mg/ce11)と
した。まず、封口板1上に金属リチウム負極4を加圧配
置したものをガスケット2の凹部に挿入し、金属リチウ
ム負極4の上にセパレータ5、正極合剤ペレット6をこ
の順序に配置し、電解液としてプロピレンカーボネート
(PC)と2−ジメトキシエタン(DME)の等容積混
合溶媒にLiClO4を溶解させた1規定溶液をそれぞ
れ適量注入して含浸させた後に、正極ケース3を被せて
かしめることにより、厚さ2mm、直径23mmのコイ
ン型電池を作製した。
電剤(アセチレンブラック粉末)、結着剤(ポリテトラ
フルオロエチレン)と共に、70:25:5の重量比で
混合の上、ロール成形し、正極合剤ペレット6(厚さ
0.5mm、直径17mm、200mg/ce11)と
した。まず、封口板1上に金属リチウム負極4を加圧配
置したものをガスケット2の凹部に挿入し、金属リチウ
ム負極4の上にセパレータ5、正極合剤ペレット6をこ
の順序に配置し、電解液としてプロピレンカーボネート
(PC)と2−ジメトキシエタン(DME)の等容積混
合溶媒にLiClO4を溶解させた1規定溶液をそれぞ
れ適量注入して含浸させた後に、正極ケース3を被せて
かしめることにより、厚さ2mm、直径23mmのコイ
ン型電池を作製した。
【0019】このようにして作製した電池の0.5mA
/cm2の放電電流密度での各終止電圧までのセル放電
容量を表1に示す。
/cm2の放電電流密度での各終止電圧までのセル放電
容量を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】LiMn1.5M’0.5O4の中ではLiMn
1.5Al0.5O4、LiMn1.5Sc0.5O4、LiMn1.5
Fe0.5O4、LiMn1.5Ni0.5O4、LiMn1.5Co
0.5O4が比較的4V高電圧部の放電容量が大きい系であ
る。
1.5Al0.5O4、LiMn1.5Sc0.5O4、LiMn1.5
Fe0.5O4、LiMn1.5Ni0.5O4、LiMn1.5Co
0.5O4が比較的4V高電圧部の放電容量が大きい系であ
る。
【0022】
【実施例2】正極活物質は、無置換のLiMn2O4に対
し、Fe3+をドーパントとして、x=0.05〜0.7
のドープ量で下式のように秤量混合のうえ、650℃で
6時間程度、大気中加熱後、さらに850℃で24時間
焼成して得た三元系複酸化物結晶粉末を用いた。
し、Fe3+をドーパントとして、x=0.05〜0.7
のドープ量で下式のように秤量混合のうえ、650℃で
6時間程度、大気中加熱後、さらに850℃で24時間
焼成して得た三元系複酸化物結晶粉末を用いた。
【0023】Li2CO3+(2−x)Mn2O3+xFe
2O3+0.5O2→2LiMn2-xFexO4スピネルに対
する優位性は、3mA/cm2の大電流放電時に特に顕
著である。
2O3+0.5O2→2LiMn2-xFexO4スピネルに対
する優位性は、3mA/cm2の大電流放電時に特に顕
著である。
【0024】
【実施例3】正極活物質は、無置換のLiMn2O4に対
しドープ量をx=0.01に固定し、各種の低酸化数金
属元素をドーパントとして、秤量混合のうえ、650℃
で6時間程度、大気中加熱後、さらに850℃で24時
間焼成して得た三元系複酸化物結晶粉末を用いた。
しドープ量をx=0.01に固定し、各種の低酸化数金
属元素をドーパントとして、秤量混合のうえ、650℃
で6時間程度、大気中加熱後、さらに850℃で24時
間焼成して得た三元系複酸化物結晶粉末を用いた。
【0025】正極活物質に、以上のようにして合成した
LiMn2-xM’xO4を用いる以外は、実施例1と同様
にしてリチウム電池を作製した。
LiMn2-xM’xO4を用いる以外は、実施例1と同様
にしてリチウム電池を作製した。
【0026】一例として、このようにして作製した電池
の3mA/cm2放電電流密度での3.5V終止電圧ま
での放電曲線を図8a〜図8dに示す。図8aは比較例
のLiMn2O4の放電曲線であり、図8b〜図8dはそ
れぞれNi、Co、Feのx=0.1における放電曲線
である。
の3mA/cm2放電電流密度での3.5V終止電圧ま
での放電曲線を図8a〜図8dに示す。図8aは比較例
のLiMn2O4の放電曲線であり、図8b〜図8dはそ
れぞれNi、Co、Feのx=0.1における放電曲線
である。
【0027】LiMn1.9Fe0.1O4と同様、Co、N
i、Al、Mg、Sc添加の場合は特に放電容量、過電
圧の点で無置換のLiMn2O4スピネルに対し優位性が
顕著であった。いずれの場合もこれらの低酸化数イオン
の添加によりヤンテラー不安定性のあるMn3+の存在比
が減少したことが特性向上につながったと考えられ、そ
の他の低酸化数イオンの添加でも同様の効果が期待でき
る。またドープ量はFeの場合と同様、0<x≦0.
5、中でも0<x≦0.2の場合が特に好適である。
i、Al、Mg、Sc添加の場合は特に放電容量、過電
圧の点で無置換のLiMn2O4スピネルに対し優位性が
顕著であった。いずれの場合もこれらの低酸化数イオン
の添加によりヤンテラー不安定性のあるMn3+の存在比
が減少したことが特性向上につながったと考えられ、そ
の他の低酸化数イオンの添加でも同様の効果が期待でき
る。またドープ量はFeの場合と同様、0<x≦0.
5、中でも0<x≦0.2の場合が特に好適である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可逆容量の大きな小型高エネルギ密度のリチウム電池を
構成することができ、本発明電池はコイン型電池など種
々の分野に利用できるという利点を有する。
可逆容量の大きな小型高エネルギ密度のリチウム電池を
構成することができ、本発明電池はコイン型電池など種
々の分野に利用できるという利点を有する。
【図1】本発明の一実施例であるコイン電池の構成例を
示す断面図。
示す断面図。
【図2a】本発明の一実施例であるLiMn1.5Mg0.5
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図2b】本発明の一実施例であるLiMn1.5Mg0.5
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図3a】本発明の一実施例であるLiMn1.5Zn0.5
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図3b】本発明の一実施例であるLiMn1.5Zn0.5
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図4a】本発明の一実施例であるLiMn1.5Ni0.5
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図4b】本発明の一実施例であるLiMn1.5Ni0.5
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図5a】本発明の一実施例であるLiMn1.95Fe
0.05O4のX線回折図形。
0.05O4のX線回折図形。
【図5b】本発明の一実施例であるLiMn1.9Fe0.1
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図5c】本発明の一実施例であるLiMn1.8Fe0.2
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図5d】本発明の一実施例であるLiMn1.7Fe0.3
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図5e】本発明の一実施例であるLiMn1.5Fe0.5
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図5f】本発明の一実施例であるLiMn1.3Fe0.7
O4のX線回折図形。
O4のX線回折図形。
【図6a】本発明の比較例であるLiMn2O4の0.5
mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性図。
mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性図。
【図6b】本発明の一実施例であるLiMn1.9Fe0.1
O4の0.5mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す
特性図。
O4の0.5mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す
特性図。
【図6c】本発明の一実施例であるLiMn1.8Fe0.2
O4の0.5mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す
特性図。
O4の0.5mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す
特性図。
【図6d】本発明の一実施例であるLiMn1.7Fe0.3
O4の0.5mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す
特性図。
O4の0.5mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す
特性図。
【図7a】本発明の比較例であるLiMn2O4の3mA
/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性図。
/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性図。
【図7b】本発明の一実施例であるLiMn1.9Fe0.1
O4の3mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性
図。
O4の3mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性
図。
【図7c】本発明の一実施例であるLiMn1.8Fe0.2
O4の3mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性
図。
O4の3mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性
図。
【図7d】本発明の一実施例であるLiMn1.7Fe0.3
O4の3mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性
図。
O4の3mA/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性
図。
【図8a】本発明の比較例であるLiMn2O4の3mA
/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性図。
/cm2放電電流時の充放電特性を示す特性図。
【図8b】本発明の一実施例であるLiMn1.9Ni0.1
O4の3mA/cm2放電電流時の放電特性を示す特性
図。
O4の3mA/cm2放電電流時の放電特性を示す特性
図。
【図8c】本発明の一実施例であるLiMn1.9Co0.1
O4の3mA/cm2放電電流時の放電特性を示す特性
図。
O4の3mA/cm2放電電流時の放電特性を示す特性
図。
【図8d】本発明の一実施例であるLiMn1.9Fe0.1
O4の3mA/cm2放電電流時の放電特性を示す特性
図。
O4の3mA/cm2放電電流時の放電特性を示す特性
図。
1 ステンレス製封口板 2 ポリプロピレン製ガスケット 3 ステンレス製正極ケース 4 リチウム負極 5 ポリプロピレン製セパレータ 6 正極合剤ペレット
【表2】
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質電池、
さらに詳細には充放電可能な非水電解質二次電池に関
し、特に正極活物質の改良に関わり、電池の充放電容量
の増加を目指すものである。
さらに詳細には充放電可能な非水電解質二次電池に関
し、特に正極活物質の改良に関わり、電池の充放電容量
の増加を目指すものである。
【0002】
【従来技術および問題点】リチウムなどのアルカリ金属
およびその合金や化合物を負極活物質とする非水電解液
電池は、負極金属イオンの正極活物質へのインサーショ
ンもしくはインターカレーション反応によって、その大
放電容量と充電可逆性を両立させている。従来から、リ
チウムを負極活物質として用いる二次電池としては、リ
チウムに対しインターカレーションホストとなりうる五
酸化バナジウムや二酸化マンガンなどの層状もしくはト
ンネル状酸化物を正極に用いた電池が提案されている
が、電圧が低くその充放電エネルギ密度は充分とは言え
なかった。最近、スピネル構造をした立方晶のLiMn
2O4にて、一旦4.5V付近まで初期充電してから放電
すると、4Vで放電できることが報告され、高電圧正極
として有望視されている(ジャーナル オブ エレクト
ロケミカル ソサエティ 1990年 137巻3号
769頁)。
およびその合金や化合物を負極活物質とする非水電解液
電池は、負極金属イオンの正極活物質へのインサーショ
ンもしくはインターカレーション反応によって、その大
放電容量と充電可逆性を両立させている。従来から、リ
チウムを負極活物質として用いる二次電池としては、リ
チウムに対しインターカレーションホストとなりうる五
酸化バナジウムや二酸化マンガンなどの層状もしくはト
ンネル状酸化物を正極に用いた電池が提案されている
が、電圧が低くその充放電エネルギ密度は充分とは言え
なかった。最近、スピネル構造をした立方晶のLiMn
2O4にて、一旦4.5V付近まで初期充電してから放電
すると、4Vで放電できることが報告され、高電圧正極
として有望視されている(ジャーナル オブ エレクト
ロケミカル ソサエティ 1990年 137巻3号
769頁)。
【0003】しかし、この4V領域は放電の進行により
Li/Mn2O4>1.1以上の組成域に達すると、立方
晶から正方晶に構造相転移を起こし、これに対応して放
電電圧が2.8Vまで急低下してしまう。またこの立方
晶は、4V領域での放電特性が悪く、わずか50サイク
ル足らずでそのサイクル容量は半減した。
Li/Mn2O4>1.1以上の組成域に達すると、立方
晶から正方晶に構造相転移を起こし、これに対応して放
電電圧が2.8Vまで急低下してしまう。またこの立方
晶は、4V領域での放電特性が悪く、わずか50サイク
ル足らずでそのサイクル容量は半減した。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明の目的は上記現状の問題点
を改良して、小型で充放電特性に優れた電池特性を持つ
非水電解液電池を提供することにある。
を改良して、小型で充放電特性に優れた電池特性を持つ
非水電解液電池を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明非水電解質電池では組成式、LiMn2- x
M’xO4(0<x≦0.7)で表される物質を正極活物
質として含み、アルカリ金属またはその化合物を負極活
物質とし、前記正極活物質および前記負極活物質に対し
て化学的に安定であり、かつアルカリ金属イオンが前記
正極活物質あるいは前記負極活物質に電気化学反応をす
るための移動を行ないうる物質を電解質物質としたこと
を特徴としている。
めに、本発明非水電解質電池では組成式、LiMn2- x
M’xO4(0<x≦0.7)で表される物質を正極活物
質として含み、アルカリ金属またはその化合物を負極活
物質とし、前記正極活物質および前記負極活物質に対し
て化学的に安定であり、かつアルカリ金属イオンが前記
正極活物質あるいは前記負極活物質に電気化学反応をす
るための移動を行ないうる物質を電解質物質としたこと
を特徴としている。
【0006】一般にスピネルは、AB2O4の組成を持
つ。ここでAは、酸素の四面体に囲まれた金属元素、B
は、酸素の八面体に囲まれた金属元素である。
つ。ここでAは、酸素の四面体に囲まれた金属元素、B
は、酸素の八面体に囲まれた金属元素である。
【0007】本発明の正極活物質、LiMn2-xM’xO
4は、マンガンスピネル酸化物、LiMn2O4中の八面
体サイトに位置するMnを低酸化数の他元素イオンM’
で置換添加した三元系酸化物であり、より好ましくはL
iMn2-xM’xO4を形成すべく用いられるドーパント
M’は1価から3価の金属元素イオンである。Mn3+の
他元素イオンによる置換添加の結果、ヤンテラー不安定
性を持つMn3+イオンの存在比が減少し、立方晶スピネ
ル構造がより広い組成範囲で安定化し、これにより充放
電特性が向上したと考えられる。
4は、マンガンスピネル酸化物、LiMn2O4中の八面
体サイトに位置するMnを低酸化数の他元素イオンM’
で置換添加した三元系酸化物であり、より好ましくはL
iMn2-xM’xO4を形成すべく用いられるドーパント
M’は1価から3価の金属元素イオンである。Mn3+の
他元素イオンによる置換添加の結果、ヤンテラー不安定
性を持つMn3+イオンの存在比が減少し、立方晶スピネ
ル構造がより広い組成範囲で安定化し、これにより充放
電特性が向上したと考えられる。
【0008】上述のように本発明における正極活物質
は、LiMn2-xM’xO4で示されるが、このような低
酸化数の元素M’としては、たとえばAl、Sc、F
e、Ni、Co、Mg、V、Y、Zn、Ti、Sb、C
u、等の一種以上を挙げることができる。
は、LiMn2-xM’xO4で示されるが、このような低
酸化数の元素M’としては、たとえばAl、Sc、F
e、Ni、Co、Mg、V、Y、Zn、Ti、Sb、C
u、等の一種以上を挙げることができる。
【0009】さらにxは0<x≦0.7の範囲であるの
がよい。ドープ量xが0.7を越えると、他の相が多く
形成される恐れがあるからである。特に好ましくは0<
x≦0.5、さらに好ましくは0<x≦0.2である。
がよい。ドープ量xが0.7を越えると、他の相が多く
形成される恐れがあるからである。特に好ましくは0<
x≦0.5、さらに好ましくは0<x≦0.2である。
【0010】この正極活物質を用いて正極を形成するに
は、LiMn2-xM’xO4化合物粉末とポリテトラフル
オロエチレンごとき結着剤粉末との混合物をニッケル、
ステンレスなどの支持体上に圧着成形する。あるいは、
かかる混合物質粉末に導電性を付与するため熱分解黒鉛
やアセチレンブラックのような導電性粉末を混合し、こ
れにさらにポリテトラフルオロエチレンのような結着剤
粉末を所要に応じて加え、この混合物を金属容器に入
れ、あるいは前述の混合物をニッケル、ステンレスなど
の支持体に圧着成形するなどの手段によって形成され
る。
は、LiMn2-xM’xO4化合物粉末とポリテトラフル
オロエチレンごとき結着剤粉末との混合物をニッケル、
ステンレスなどの支持体上に圧着成形する。あるいは、
かかる混合物質粉末に導電性を付与するため熱分解黒鉛
やアセチレンブラックのような導電性粉末を混合し、こ
れにさらにポリテトラフルオロエチレンのような結着剤
粉末を所要に応じて加え、この混合物を金属容器に入
れ、あるいは前述の混合物をニッケル、ステンレスなど
の支持体に圧着成形するなどの手段によって形成され
る。
【0011】負極活物質であるリチウムは一般のリチウ
ム電池のそれと同様にシート状として、またはそのシー
トをニッケル、ステンレスなどの導電体網に圧着して負
極として形成される。また負極活物質としては、リチウ
ム以外にリチウム合金やリチウム化合物、その他マグネ
シウム、カルシウム、ナトリウムなど、従来公知のもの
が使用できる。
ム電池のそれと同様にシート状として、またはそのシー
トをニッケル、ステンレスなどの導電体網に圧着して負
極として形成される。また負極活物質としては、リチウ
ム以外にリチウム合金やリチウム化合物、その他マグネ
シウム、カルシウム、ナトリウムなど、従来公知のもの
が使用できる。
【0012】電解質としては、例えばジメトキシエタ
ン、2−メチルテトラヒドロフラン、エチレンカーボネ
ート、メチルホルメート、ジメチルスルホキシド、プロ
ピレンカーボネート、アセトニトリル、ブチロラクト
ン、ジメチルフォルムアミドなどの有機溶媒に、LiA
sF6、LiBF4、LiPF6、LiAlCl4、LiC
lO4などのルイス酸を溶解した非水電解質溶液が使用
できる。
ン、2−メチルテトラヒドロフラン、エチレンカーボネ
ート、メチルホルメート、ジメチルスルホキシド、プロ
ピレンカーボネート、アセトニトリル、ブチロラクト
ン、ジメチルフォルムアミドなどの有機溶媒に、LiA
sF6、LiBF4、LiPF6、LiAlCl4、LiC
lO4などのルイス酸を溶解した非水電解質溶液が使用
できる。
【0013】さらに、セパレータ、構造材料(電池ケー
ス等)などの他の要素についても従来公知の各材料が使
用でき、特に制限はない。
ス等)などの他の要素についても従来公知の各材料が使
用でき、特に制限はない。
【0014】
【実施例】以下実施例によって本発明の方法をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限され
るものではない。なお、実施例において電池の作製およ
び測定はアルゴン雰囲気下のドライボックス中で行なっ
た。
体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限され
るものではない。なお、実施例において電池の作製およ
び測定はアルゴン雰囲気下のドライボックス中で行なっ
た。
【0015】
【実施例1】図1は本発明による電池の一具体例である
コイン型電池の断面図であり、図中1はステンレス製封
口板、2はポリプロピレン製ガスケット、3はステンレ
ス製正極ケース、4はリチウム負極、5はポリプロピレ
ン製微孔製セパレータ、6は正極合剤ペレット示す。
コイン型電池の断面図であり、図中1はステンレス製封
口板、2はポリプロピレン製ガスケット、3はステンレ
ス製正極ケース、4はリチウム負極、5はポリプロピレ
ン製微孔製セパレータ、6は正極合剤ペレット示す。
【0016】正極活物質は、無置換のLiMn2O4に対
し、表1に記した各種の金属元素をMnに対する置換添
加のドーパントとして、ドープ量をx=0.5に固定
し、秤量混合のうえ、650℃で6時間程度、大気中加
熱後、さらに850℃で24時間焼成して得た三元系複
酸化物結晶粉末を用いた。
し、表1に記した各種の金属元素をMnに対する置換添
加のドーパントとして、ドープ量をx=0.5に固定
し、秤量混合のうえ、650℃で6時間程度、大気中加
熱後、さらに850℃で24時間焼成して得た三元系複
酸化物結晶粉末を用いた。
【0017】得られた粉末試料のうち、例として、Li
Mn1.5Mg0.5O4、LiMn1.5Zn0.5O4、LiMn
1.5Ni0.5O4のX線回折図形を図2a〜図4bに示
す。いずれのピークもASTMの各プロファイルとよく
一致しており、LiMn2O4のメインピークが残存して
いることから少なくともこの組成までは無置換のLiM
n2O4スピネル構造を維持したまま、Mnが添加金属元
素と固溶状態で置換されているのがわかる。
Mn1.5Mg0.5O4、LiMn1.5Zn0.5O4、LiMn
1.5Ni0.5O4のX線回折図形を図2a〜図4bに示
す。いずれのピークもASTMの各プロファイルとよく
一致しており、LiMn2O4のメインピークが残存して
いることから少なくともこの組成までは無置換のLiM
n2O4スピネル構造を維持したまま、Mnが添加金属元
素と固溶状態で置換されているのがわかる。
【0018】得られたLiMn1.5M’0.5O4結晶を導
電剤(アセチレンブラック粉末)、結着剤(ポリテトラ
フルオロエチレン)と共に、70:25:5の重量比で
混合の上、ロール成形し、正極合剤ペレット6(厚さ
0.5mm、直径17mm、200mg/ce11)と
した。まず、封口板1上に金属リチウム負極4を加圧配
置したものをガスケット2の凹部に挿入し、金属リチウ
ム負極4の上にセパレータ5、正極合剤ペレット6をこ
の順序に配置し、電解液としてプロピレンカーボネート
(PC)と2−ジメトキシエタン(DME)の等容積混
合溶媒にLiClO4を溶解させた1規定溶液をそれぞ
れ適量注入して含浸させた後に、正極ケース3を被せて
かしめることにより、厚さ2mm、直径23mmのコイ
ン型電池を作製した。
電剤(アセチレンブラック粉末)、結着剤(ポリテトラ
フルオロエチレン)と共に、70:25:5の重量比で
混合の上、ロール成形し、正極合剤ペレット6(厚さ
0.5mm、直径17mm、200mg/ce11)と
した。まず、封口板1上に金属リチウム負極4を加圧配
置したものをガスケット2の凹部に挿入し、金属リチウ
ム負極4の上にセパレータ5、正極合剤ペレット6をこ
の順序に配置し、電解液としてプロピレンカーボネート
(PC)と2−ジメトキシエタン(DME)の等容積混
合溶媒にLiClO4を溶解させた1規定溶液をそれぞ
れ適量注入して含浸させた後に、正極ケース3を被せて
かしめることにより、厚さ2mm、直径23mmのコイ
ン型電池を作製した。
【0019】このようにして作製した電池の0.5mA
/cm2の放電電流密度での各終止電圧までのセル放電
容量を表1に示す。
/cm2の放電電流密度での各終止電圧までのセル放電
容量を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】LiMn1.5M’0.5O4の中ではLiMn
1.5Al0.5O4、LiMn1.5Sc0.5O4、LiMn1.5
Fe0.5O4、LiMn1.5Ni0.5O4、LiMn1.5Co
0.5O4が比較的4V高電圧部の放電容量が大きい系であ
る。
1.5Al0.5O4、LiMn1.5Sc0.5O4、LiMn1.5
Fe0.5O4、LiMn1.5Ni0.5O4、LiMn1.5Co
0.5O4が比較的4V高電圧部の放電容量が大きい系であ
る。
【0022】
【実施例2】正極活物質は、無置換のLiMn2O4に対
し、Fe3+をドーパントとして、x=0.05〜0.7
のドープ量で下式のように秤量混合のうえ、650℃で
6時間程度、大気中加熱後、さらに850℃で24時間
焼成して得た三元系複酸化物結晶粉末を用いた。
し、Fe3+をドーパントとして、x=0.05〜0.7
のドープ量で下式のように秤量混合のうえ、650℃で
6時間程度、大気中加熱後、さらに850℃で24時間
焼成して得た三元系複酸化物結晶粉末を用いた。
【0023】Li2CO3+(2−x)Mn2O3+xFe
2O3+0.5O2→2LiMn2-xFexO4+CO2↑
2O3+0.5O2→2LiMn2-xFexO4+CO2↑
【0024】得られた粉末試料のうち、例として、Li
Mn1.95Fe0.05O4、LiMn1.9Fe0.1O4、LiM
n1.8Fe0.2O4、LiMn1.7Fe0.3O4、LiMn
1.6Fe0.4O4、LiMn1.5Fe0.5O4、LiMn1.3
Fe0.7O4のX線回折図形を図5a〜図5fに示す。い
ずれのピークもLiMn2O4のメインピークが残存して
いることから少なくともx=0.7の組成までは無置換
のLiMn2O4スピネル構造を維持したまま、Mnが添
加金属元素と固溶状態で置換されているのがわかる。
Mn1.95Fe0.05O4、LiMn1.9Fe0.1O4、LiM
n1.8Fe0.2O4、LiMn1.7Fe0.3O4、LiMn
1.6Fe0.4O4、LiMn1.5Fe0.5O4、LiMn1.3
Fe0.7O4のX線回折図形を図5a〜図5fに示す。い
ずれのピークもLiMn2O4のメインピークが残存して
いることから少なくともx=0.7の組成までは無置換
のLiMn2O4スピネル構造を維持したまま、Mnが添
加金属元素と固溶状態で置換されているのがわかる。
【0025】正極活物質に、以上のようにして合成した
LiMn2-xFexO4を用いる以外は、実施例1と同様
にしてリチウム電池を作成した。
LiMn2-xFexO4を用いる以外は、実施例1と同様
にしてリチウム電池を作成した。
【0026】このようにして作製した電池の0.5mA
/cm2および、3mA/cm2の放電電流密度での3.
5V終止電圧までのセル放電容量を表2に、また、その
充放電サイクル特性をそれぞれ図6a〜図6d、図7a
〜図7dに示す。なお、xを0、0.1、0.2、0.
3とした。図6aおよび図7aおよび表2の最初の試料
はx=0、すなわち比較例である。
/cm2および、3mA/cm2の放電電流密度での3.
5V終止電圧までのセル放電容量を表2に、また、その
充放電サイクル特性をそれぞれ図6a〜図6d、図7a
〜図7dに示す。なお、xを0、0.1、0.2、0.
3とした。図6aおよび図7aおよび表2の最初の試料
はx=0、すなわち比較例である。
【0027】
【表2】
【0028】図6aから図6d、図7aから図7dおよ
び、表2の結果からLiMn2-xFexO4の中では、ド
ープ量は0<x≦0.2のものが特に放電容量、サイク
ル寿命の点で好適であることがわかる。また、無置換の
LiMn2O4スピネルに対する優位性は、3mA/cm
2の大電流放電時に特に顕著である。
び、表2の結果からLiMn2-xFexO4の中では、ド
ープ量は0<x≦0.2のものが特に放電容量、サイク
ル寿命の点で好適であることがわかる。また、無置換の
LiMn2O4スピネルに対する優位性は、3mA/cm
2の大電流放電時に特に顕著である。
【0029】
【実施例3】正極活物質は、無置換のLiMn2O4に対
しドープ量をx=0.01に固定し、各種の低酸化数金
属元素をドーパントとして、秤量混合のうえ、650℃
で6時間程度、大気中加熱後、さらに850℃で24時
間焼成して得た三元系複酸化物結晶粉末を用いた。
しドープ量をx=0.01に固定し、各種の低酸化数金
属元素をドーパントとして、秤量混合のうえ、650℃
で6時間程度、大気中加熱後、さらに850℃で24時
間焼成して得た三元系複酸化物結晶粉末を用いた。
【0030】正極活物質に、以上のようにして合成した
LiMn2-xM’xO4を用いる以外は、実施例1と同様
にしてリチウム電池を作製した。
LiMn2-xM’xO4を用いる以外は、実施例1と同様
にしてリチウム電池を作製した。
【0031】一例として、このようにして作製した電池
の3mA/cm2放電電流密度での3.5V終止電圧ま
での放電曲線を図8a〜図8dに示す。図8aは比較例
のLiMn2O4の放電曲線であり、図8b〜図8dはそ
れぞれNi、Co、Feのx=0.1における放電曲線
である。
の3mA/cm2放電電流密度での3.5V終止電圧ま
での放電曲線を図8a〜図8dに示す。図8aは比較例
のLiMn2O4の放電曲線であり、図8b〜図8dはそ
れぞれNi、Co、Feのx=0.1における放電曲線
である。
【0032】LiMn1.9Fe0.1O4と同様、Co、N
i、Al、Mg、Sc添加の場合は特に放電容量、過電
圧の点で無置換のLiMn2O4スピネルに対し優位性が
顕著であった。いずれの場合もこれらの低酸化数イオン
の添加によりヤンテラー不安定性のあるMn3+の存在比
が減少したことが特性向上につながったと考えられ、そ
の他の低酸化数イオンの添加でも同様の効果が期待でき
る。またドープ量はFeの場合と同様、0<x≦0.
5、中でも0<x≦0.2の場合が特に好適である。
i、Al、Mg、Sc添加の場合は特に放電容量、過電
圧の点で無置換のLiMn2O4スピネルに対し優位性が
顕著であった。いずれの場合もこれらの低酸化数イオン
の添加によりヤンテラー不安定性のあるMn3+の存在比
が減少したことが特性向上につながったと考えられ、そ
の他の低酸化数イオンの添加でも同様の効果が期待でき
る。またドープ量はFeの場合と同様、0<x≦0.
5、中でも0<x≦0.2の場合が特に好適である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可逆容量の大きな小型高エネルギ密度のリチウム電池を
構成することができ、本発明電池はコイン型電池など種
々の分野に利用できるという利点を有する。
可逆容量の大きな小型高エネルギ密度のリチウム電池を
構成することができ、本発明電池はコイン型電池など種
々の分野に利用できるという利点を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 創 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 市村 雅弘 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山木 準一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】LiMn2O4のMnイオンを1価から6価
のMn以外の元素(M’)イオンで置換添加し固溶させ
た組成式、LiMn2-xM’xO4で与えられるスピネル
型複酸化物を正極活物質とし、アルカリ金属またはその
化合物を負極活物質とし、前記正極活物質および、前記
負極活物質に対して化学的に安定であり、かつアルカリ
金属イオンが前記正極活物質あるいは前記負極活物質と
電気化学反応をするための移動を行ない得る物質を電解
質物質としたことを特徴とする非水電解質電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3198829A JPH0521067A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 非水電解質電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3198829A JPH0521067A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 非水電解質電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0521067A true JPH0521067A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=16397613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3198829A Pending JPH0521067A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 非水電解質電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0521067A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09134723A (ja) * | 1995-11-07 | 1997-05-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 非水電解質二次電池 |
| JP2000067861A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-03 | Ngk Insulators Ltd | リチウム二次電池 |
| JP2001273899A (ja) * | 1999-08-27 | 2001-10-05 | Mitsubishi Chemicals Corp | リチウム二次電池用正極材料 |
| JP2001283846A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-12 | Mitsubishi Chemicals Corp | リチウム二次電池用正極材料、リチウム二次電池用正極及びリチウム二次電池 |
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