JPH05211357A - 抵抗素子の抵抗調整方法 - Google Patents

抵抗素子の抵抗調整方法

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JPH05211357A
JPH05211357A JP4289099A JP28909992A JPH05211357A JP H05211357 A JPH05211357 A JP H05211357A JP 4289099 A JP4289099 A JP 4289099A JP 28909992 A JP28909992 A JP 28909992A JP H05211357 A JPH05211357 A JP H05211357A
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康利 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線金属と抵抗素子薄膜との接合抵抗値を正
確に決定することができる抵抗素子の抵抗調整方法を提
供するものである。 【構成】 P型半導体基板1上にはアルミ配線金属9が
配置され、その端部が断面斜状に形成されている。この
断面斜状部9a上から強磁性磁気抵抗素子薄膜10が延
設されている。そして、アルミ配線金属9と強磁性磁気
抵抗素子薄膜10との接合抵抗率をρc 、アルミ配線金
属9の断面斜状部9aの傾斜角をθ、アルミ配線金属9
と強磁性磁気抵抗素子薄膜10の接触部でのアルミ配線
金属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜10のうちの薄い方
(強磁性磁気抵抗素子薄膜10)の厚みをt、接触部の
長さをLとしたとき、アルミ配線金属9と強磁性磁気抵
抗素子薄膜10との接合抵抗Rcが、Rc=ρc ・si
nθ/(t・L)にて決定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、抵抗素子の抵抗調整
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気検出装置において、特開昭6
4−125882号公報にて示されているように、基板
上に形成した薄膜配線金属と強磁性磁気抵抗素子薄膜を
電気接続する方法として、薄膜配線金属の傾斜角を78
度以下にし、その上に直接、強磁性磁気抵抗素子薄膜を
形成・接続している。そして、このようにすることによ
り、ステップカバレッジを向上させて断線故障の低減を
図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アルミ系薄
膜配線金属とニッケル系強磁性磁気抵抗素子薄膜の接合
抵抗値の決定方法については不明であった。つまり、金
属膜間(アルミ層配線)の接合抵抗は、接合面積に依存
して変化し、接合抵抗Rcは接合抵抗率をρc 、接合部
の面積をAとすると、Rc=ρc /Aで表されるが、断
面斜状部を有するアルミ系薄膜配線金属とニッケル系強
磁性磁気抵抗素子薄膜を用いる場合には、接合部の面積
Aには依存しない。
【0004】そこで、この発明の目的は、配線金属と抵
抗素子薄膜との接合抵抗値を正確に決定することができ
る抵抗素子の抵抗調整方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板上に端
部が断面斜状に形成されたアルミ系配線金属を配置する
とともに、前記断面斜状部上からニッケル系抵抗素子薄
膜を延設した抵抗素子において、前記アルミ系配線金属
とニッケル系抵抗素子薄膜との接合抵抗率をρc 、前記
アルミ系配線金属の断面斜状部の傾斜角をθ、前記アル
ミ系配線金属とニッケル系抵抗素子薄膜の接触部でのア
ルミ系配線金属とニッケル系抵抗素子薄膜のうちの薄い
方の厚みをt、接触部の長さをLとしたとき、アルミ系
配線金属とニッケル系抵抗素子薄膜との接合抵抗Rc
を、 Rc=ρc ・sinθ/(t・L) にて決定するようにした抵抗素子の抵抗調整方法をその
要旨とするものである。
【0006】又、前記アルミ系配線金属上にニッケル系
抵抗素子薄膜を配置する際に真空蒸着法を用いて成膜す
るとともに、2方向以上でアルミ系配線金属とニッケル
系抵抗素子薄膜とが接合した状態で配置するとよい。
【0007】
【作用】抵抗素子の抵抗調整を行う際に、アルミ系配線
金属とニッケル系抵抗素子薄膜との接合抵抗率をρc
アルミ系配線金属の断面斜状部の傾斜角をθ、前記アル
ミ系配線金属とニッケル系抵抗素子薄膜の接触部でのア
ルミ系配線金属とニッケル系抵抗素子薄膜のうちの薄い
方の厚みをt、接触部の長さをLとしたとき、アルミ系
配線金属とニッケル系抵抗素子薄膜との接合抵抗Rc
が、Rc=ρc ・sinθ/(t・L)にて決定され
る。
【0008】又、アルミ系配線金属上にニッケル系抵抗
素子薄膜を配置する際に真空蒸着法を用いて2方向以上
でアルミ系配線金属とニッケル系抵抗素子薄膜とが接合
した状態で配置すると、ニッケル系抵抗素子薄膜の蒸着
時の入射角にバラツキが発生しても、ニッケル系抵抗素
子薄膜のくびれが発生しない方向が少なくとも一方向存
在することとなる。
【0009】
【実施例】以下、この発明を磁気センサに具体化した一
実施例を図面に従って説明する。図1は磁気センサの断
面図であり、強磁性磁気抵抗素子薄膜10と信号処理回
路とが同一基板内に集積化されている。又、図2には図
1のD部の拡大図を示し、図3にはD部の平面図を示
す。
【0010】図4〜図7には、その製造工程を示す。ま
ず、図4に示すように、P型半導体基板(シリコン基
板)1の主表面に、公知の半導体加工技術を用いて縦形
NPNバイポーラトランジスタを形成する。つまり、P
型半導体基板1の主表面上に、N+ 型埋込層2、N-
エピタキシャル層3を形成する。そして、N- 型エピタ
キシャル層3の主表面上にシリコン酸化膜4を熱酸化法
により形成し、シリコン酸化膜4を所望の回路パターン
によりフォトエッチングし、不純物の拡散にてP+ 型素
子分離領域5、P+ 型拡散領域6、N+ 型拡散領域7,
8を形成する。即ち、N+ ならばリンを、P+ ならばボ
ロンをイオン注入法もしくは拡散法により選択的に拡散
して形成する。このようにして、縦形NPNバイポーラ
トランジスタがN+ 型埋込層2、N- 型エピタキシャル
層3、P+ 型拡散領域6、及びN+ 型拡散領域7,8に
て構成され、このトランジスタは後述する強磁性磁気抵
抗素子薄膜10からの信号を増幅する。
【0011】次に、シリコン酸化膜4にフォトリソグラ
フィを用いて選択的に開口部4aを明け、コンタクト部
を形成する。そして、図5に示すように、P型半導体基
板1の主表面上に、蒸着法又はスパッタ法にて薄膜のア
ルミ配線金属9を堆積するとともに、このアルミ配線金
属9をフォトエッチングによりパターニングする。この
際、アルミ配線金属9の端部に対し、その断面を傾斜角
θが80°以下の斜状(テーパ状)に加工する(図にお
いて斜状部を9aで示す)。その後、熱処理工程により
アルミ配線金属9と回路素子(シリコン)とのオーミッ
ク接合を行なう(合金化処理を行う)。このとき、アル
ミ配線金属9の表面上に酸化層が形成される。
【0012】引き続き、P型半導体基板1を真空容器内
に配置し、不活性ガス(例えば、Arガス)のプラズマ
エッチングによりアルミ配線金属9の表面上の酸化層を
エッチング除去する。その後、図6に示すように、真空
を保持したまま同一の真空容器内において強磁性磁気抵
抗素子薄膜10を電子ビーム真空蒸着法により堆積す
る。よって、アルミ配線金属9と強磁性磁気抵抗素子薄
膜10との界面には酸化層の存在しない金属接合とな
る。この強磁性磁気抵抗素子薄膜10は、Ni−Co薄
膜が使用されているとともに、強磁性磁気抵抗素子薄膜
10は、アルミ配線金属9より薄くなっている(図2参
照)。
【0013】そして、図7に示すように、この強磁性磁
気抵抗素子薄膜10をフォトエッチング法にて所望のブ
リッジパターンにエッチングする。この際、強磁性磁気
抵抗素子薄膜10とアルミ配線金属9は、図2に示すよ
うに強磁性磁気抵抗素子薄膜10をアルミ配線金属9の
斜状部9aに十分オーバラップさせる。この斜状部9a
により、強磁性磁気抵抗素子薄膜10とアルミ配線金属
9の電気的接合が行われる。
【0014】このとき、磁気センサとして機能する強磁
性磁気抵抗素子薄膜10は、シリコン酸化膜4上に形成
するが、強磁性磁気抵抗素子薄膜10は、図3に示すよ
うに、例えばその幅Wを10〜15μmにフォトエッチ
ングし、所望のブリッジ抵抗となるように、強磁性磁気
抵抗素子薄膜10の比抵抗と厚みt(図2参照)と幅W
から長さを決定する。
【0015】最後に、図1に示すように、表面保護膜1
1を形成して強磁性磁気抵抗素子薄膜10と、P型半導
体基板1の主表面に作製した回路素子とを外気から保護
する。
【0016】このように製造された磁気センサにおいて
は、P型半導体基板1の主表面に作製したNPNトラン
ジスタ、及び図示しないPNPトランジスタ,拡散抵
抗,コンデンサ等の回路素子をアルミ配線金属9により
電気的に接続して、電気回路として機能させる。
【0017】今、実際の強磁性磁気抵抗素子薄膜10の
抵抗Roを考えた場合、それは強磁性磁気抵抗素子薄膜
10の抵抗RNi-Co と、強磁性磁気抵抗素子薄膜10と
アルミ配線金属9の接合抵抗Rcとの和で表わされる
(Ro=RNi-Co +2・Rc)。このことは、強磁性磁
気抵抗素子薄膜10の抵抗Roを設計値通り作り込むに
は強磁性磁気抵抗素子薄膜10のパターン加工精度はも
ちろんのこと、強磁性磁気抵抗素子薄膜10とアルミ配
線金属9の接合抵抗をできるだけ小さくし、強磁性磁気
抵抗素子薄膜10のパターンのみで抵抗値が決定される
ほどにしなければならない。
【0018】本発明者は、Ni−Co/Alの接合抵抗
が何で決定されているかを実験により調べた。従来、金
属膜間(アルミ層配線)の接合抵抗は、接合面積に依存
して変化し、接合抵抗Rcは接合抵抗率をρc 、接合部
の面積をAとすると、Rc=ρc /Aで表される。しか
し、Ni−Co/Al系の本構造においては、接合部の
面積Aには依存せず、強磁性磁気抵抗素子薄膜10とア
ルミ配線金属9の斜状部9aの接触面積にのみ、接合抵
抗が依存することを見出した。本構造における接合抵抗
Rcは、アルミ配線金属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜1
0との接合抵抗率をρc 、アルミ配線金属9の斜状部9
aの傾斜角をθ(図2参照)、アルミ配線金属9と強磁
性磁気抵抗素子薄膜10の接触部でのアルミ配線金属9
と強磁性磁気抵抗素子薄膜10のうちの薄い方(即ち、
強磁性磁気抵抗素子薄膜10)の厚みをt、接触部の長
さをLとすると、 Rc=ρc ・sinθ/(t・L)・・・(1) で表わされる。このことから、接合抵抗Rcを所望の設
計値通りの値にすることができる。又、(1)式から接
合抵抗Rcを小さくする工夫が可能となる。即ち、
(1)式でのLを大きくしてRcを小さくすべく、図3
に示すように、アルミ配線金属9の先端部に凹部12を
形成し、この凹部12上に強磁性磁気抵抗素子薄膜10
を配置する。その結果、LはL1+L2+L3となり、
凹部12が無い場合に比べLを長くすることができる。
つまり、従来は、強磁性磁気抵抗素子薄膜10の線幅
(これは磁気抵抗変化率の設計値とブリッジ抵抗の設計
値で決定される)のままで、かつ、アルミ配線金属9も
帯状のまま、アルミ配線金属9と接合させていたため接
合抵抗が大きくなっていたが、図3の形状(凹部12の
形状)とすることにより、一桁以上の接合抵抗の減少が
可能となった。
【0019】又、図3の凹部12の一辺の長さは、アル
ミ配線金属9の厚さの2倍以上になっている。より具体
的には、本実施例ではアルミ配線金属9の厚さが1μm
であるとともに、凹部12の一辺の長さが16μmであ
り、凹部12の一辺の長さはアルミ配線金属9の厚さの
16倍になっている。
【0020】このような凹部12を有する構造とするこ
とにより、図8に示す従来の凹部のない構造ではアルミ
配線金属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜10との接合部で
方向が一方向(図8ではA方向)であったが、図3の本
実施例では3方向(A,B,C方向)で両者が接合する
こととなる。換言すると、3方向(A,B,C方向)の
電流突入面が形成されていることとなる。
【0021】つまり、従来の一方向でアルミ配線金属9
と強磁性磁気抵抗素子薄膜10が接合する方法では、強
磁性磁気抵抗素子薄膜10を成膜する時のNi−Co粒
子の基板への入射角により、図9に示すように、アルミ
配線金属9との接触部の端部で強磁性磁気抵抗素子薄膜
10がくびれてしまう。その結果、許容電流容量が低下
し、くびれ部で強磁性磁気抵抗素子薄膜10が破壊する
おそれがある。しかしながら、本実施例のように凹部1
2を有する構造とすることにより、3方向でアルミ配線
金属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜10が接合した状態と
なるため、強磁性磁気抵抗素子薄膜10の蒸着時の入射
角にバラツキが発生しても、図9に示す強磁性磁気抵抗
素子薄膜10のくびれる方向はあるが、図10に示すよ
うに強磁性磁気抵抗素子薄膜10のくびれが発生しない
方向が少なくとも一方向存在することとなる。
【0022】ここで、図11に示すように2つの凹部1
2a,12bを形成した場合と、図12に示すように凹
部の無い場合について、強磁性磁気抵抗素子薄膜10の
破壊率を測定した。尚、図11,12においては、強磁
性磁気抵抗素子薄膜10とアルミ配線金属9との接合
は、強磁性磁気抵抗素子薄膜10の先端側に幅広部13
を形成し、接触部長さLを長くしている。
【0023】その結果を、図13に示す。図13は、電
流値に対するアルミ配線金属9の端部での強磁性磁気抵
抗素子薄膜10が焼き切れて破壊する割合を示してお
り、電流値は本実施でのものを破壊率「1」に規格化し
たものである。この図13から、アルミ配線金属9の端
部での強磁性磁気抵抗素子薄膜10の破壊電流値を3倍
以上にすることができることが分かった。即ち、凹部の
無い場合には0.26であったものが、2つの凹部12
a,12bを形成した場合には0.95となり、0.9
5/0.26≒3.6倍に破壊電流値を大きくすること
ができた。このように、3方向でアルミ配線金属9と強
磁性磁気抵抗素子薄膜10とを接合させてくびれのない
方向で電流を流すこと、及び、接触部長さLを長くする
ことにより、許容電流容量が増加した。
【0024】尚、この少なくとも3方向でアルミ配線金
属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜10とを接合させるため
には、他にも、図14に示すように、正方形又は長方形
のアルミ配線金属9の回りを強磁性磁気抵抗素子薄膜1
0で覆うようにしてもよい。つまり、強磁性磁気抵抗素
子薄膜10の先端側の幅広部14にてアルミ配線金属9
の側面部をも接合させ、それにより、3方向でアルミ配
線金属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜10とが接合する状
態で配置するとともに、接触部長さLを長くしてもよ
い。本構造では、3方向でアルミ配線金属9と強磁性磁
気抵抗素子薄膜10とが接合する状態で配置させること
となる。又、図15に示すように、円形のアルミ配線金
属9の回りを強磁性磁気抵抗素子薄膜10で覆うように
してもよい。本構造では、ほぼ全方向からアルミ配線金
属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜10とを接合させること
ができる。
【0025】一方、強磁性磁気抵抗素子薄膜10とアル
ミ配線金属9を接合する場合に、アルミ配線金属9の先
端部に斜状部9aを形成し、熱処理(フォーミングガス
中)により回路素子とのオーミック接合をとるが、この
工程によりアルミ配線金属9の表面が酸化されてしま
い、強磁性磁気抵抗素子薄膜10とアルミ配線金属9を
オーミック接合とする場合に障壁層となり、前記(1)
式が成立しなくなるとともに、接合抵抗率ρc が10-4
Ωcm2 〜10-5Ωcm2 と大きくなる。しかし、上述した
ように、アルミ配線金属9の表面の酸化層をエッチング
除去することにより、接合抵抗率ρc を10-6Ωcm2
下にできる。この結果として接合抵抗が低減できる。
【0026】図16には、アルミ配線金属9の表面の酸
化層をエッチング除去した場合と、酸化層をエッチング
除去しない場合での接合抵抗値の測定結果を示す。同図
のように、酸化層をエッチング除去することにより、接
合抵抗、抵抗値のバラツキがともに1/3以下程度と小
さくなり、又、コンタクト抵抗率(ρc )が10-6Ωcm
2 以下となる。
【0027】このように本実施例では、P型半導体基板
1上に端部が断面斜状に形成されたアルミ配線金属9を
配置するとともに、断面斜状部9a上からニッケル系強
磁性磁気抵抗素子薄膜10を延設した磁気抵抗素子にお
いて、アルミ配線金属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜10
との接合抵抗率をρc 、アルミ配線金属9の断面斜状部
9aの傾斜角をθ、アルミ配線金属9とニッケル系強磁
性磁気抵抗素子薄膜10の接触部でのアルミ配線金属9
とニッケル系強磁性磁気抵抗素子薄膜10のうちの薄い
方(ニッケル系強磁性磁気抵抗素子薄膜10)の厚みを
t、接触部の長さをLとしたとき、アルミ配線金属9と
ニッケル系強磁性磁気抵抗素子薄膜10との接合抵抗R
cを、Rc=ρc ・sinθ/(t・L)にて決定する
ようにした。よって、アルミ配線金属9とニッケル系強
磁性磁気抵抗素子薄膜10との接合抵抗Rcを正確に決
定することができる。
【0028】又、アルミ配線金属9上にニッケル系強磁
性磁気抵抗素子薄膜10を配置する際に真空蒸着法を用
いて成膜するとともに、図3での凹部12の形成にて2
方向以上でアルミ配線金属9とニッケル系強磁性磁気抵
抗素子薄膜10とが接合した状態で配置することによ
り、ニッケル系強磁性磁気抵抗素子薄膜10の蒸着時の
入射角にバラツキが発生しても、ニッケル系強磁性磁気
抵抗素子薄膜10のくびれが発生しない方向が少なくと
も一方向存在することとなる。つまり、強磁性磁気抵抗
素子薄膜10のくびれ防止のためにアルミ配線金属9と
強磁性磁気抵抗素子薄膜10との直線的な対向線長を長
くすると接合面積が広くなってしまい、又、Ni−Co
蒸着時に入射角を制御しようとすると真空蒸着装置での
ホルダの最適位置にセットしなければならなかったが、
本実施例ではそのようなことが回避され、より簡単に、
かつ確実にアルミ配線金属9と強磁性磁気抵抗素子薄膜
10とを接合することができる。
【0029】さらに、磁気センサとしてNi−Co系の
強磁性磁気抵抗素子薄膜10を用いる場合、Lの値を大
きくすることによりRcの値が小さくなりブリッジ間の
抵抗値のバラツキにより発生するオフセット電圧が1/
3〜1/2と大幅に低減できる。さらには、車載用とし
て、この磁気センサを用いる場合、バッテリー電圧が直
接、強磁性磁気抵抗素子薄膜10に印加される場合に、
Ni−Co/Alの接合抵抗が大きいとこの部分が焼損
することがあるが、本実施例では接合抵抗を設計値通り
作製できることにより、このような不具合は回避でき
る。
【0030】又、Alシンタ工程(熱処理工程)後に電
子ビーム蒸着法によりそのまま強磁性磁気抵抗素子薄膜
10を堆積した場合には、アルミシンター工程で形成さ
れたアルミ配線金属9の表面上の酸化層がそのまま残っ
てしまうが、本実施例のように、同一真空容器内で、は
じめに、不活性ガス(例えば、Arガス)のブラズマエ
ッチングによりアルミ配線金属9の表面上の酸化層をエ
ッチング除去し、その後に強磁性磁気抵抗素子薄膜10
を真空を破らず電子ビーム蒸着させているので、強磁性
磁気抵抗素子薄膜10とアルミ配線金属9の界面には酸
化層の存在しない金属接合となる。
【0031】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、前記実施例ではアルミ配線金属9
よりも強磁性磁気抵抗素子薄膜10の方が薄いので前記
(1)式での「t」を強磁性磁気抵抗素子薄膜10の厚
みとしたが、強磁性磁気抵抗素子薄膜10よりもアルミ
配線金属9の方が薄い場合は、アルミ配線金属9の厚み
を前記(1)式での「t」とすればよい。
【0032】又、上記実施例では半導体基板1にバイポ
ーラICを形成した場合を示したが、MOS構造により
回路を形成しても、又、集積化せずにガラス基板上やシ
リコン上に絶縁層を形成した基板上にNi−Co/Al
接合を設けた場合に適用してもよい。
【0033】さらには、上記実施例では、強磁性磁気抵
抗素子薄膜としてNi−Co薄膜を用いたが、他にもN
i−Fe、Ni−Fe−Co等の強磁性磁気抵抗素子薄
膜を用いてもよい。
【0034】又、上記実施例では、熱処理工程(シンタ
工程)後のアルミ配線について述べたが、アルミ表面は
空気中に放置しても、水洗によっても簡単に酸化層が形
成されるので、この酸化層を除去してから強磁性磁気抵
抗素子薄膜10を形成してもよい。
【0035】さらに、図17に示すように、強磁性磁気
抵抗素子薄膜10(Ni−Co薄膜)を有する磁気セン
サにおいて、この強磁性磁気抵抗素子薄膜10に対する
サージ電圧等の保護のために強磁性磁気抵抗素子薄膜1
0と同じ材料からなる保護抵抗体15を用いた場合に適
用してもよい。つまり、P型半導体基板1上に端部が断
面斜状に形成されたアルミ配線金属9を配置するととも
に、断面斜状部9a上から強磁性磁気抵抗素子薄膜10
と同じ材料からなる保護抵抗体15を延設した磁気セン
サにおいて、接合抵抗Rcを、Rc=ρc ・sinθ/
(t・L)にて決定するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
配線金属と抵抗素子薄膜との接合抵抗値を正確に決定す
ることができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の磁気センサの断面図である。
【図2】図1のD部の拡大図である。
【図3】強磁性磁気抵抗素子薄膜とアルミ配線金属との
接合状態を示す平面図である。
【図4】磁気センサの製造工程を示す断面図である。
【図5】磁気センサの製造工程を示す断面図である。
【図6】磁気センサの製造工程を示す断面図である。
【図7】磁気センサの製造工程を示す断面図である。
【図8】比較のための強磁性磁気抵抗素子薄膜とアルミ
配線金属との接合状態を示す平面図である。
【図9】強磁性磁気抵抗素子薄膜とアルミ配線金属との
接合部を示す断面図である。
【図10】強磁性磁気抵抗素子薄膜とアルミ配線金属と
の接合部を示す断面図である。
【図11】磁気センサの平面図である。
【図12】比較のための磁気センサの平面図である。
【図13】電流値と膜破壊率との関係を示す図である。
【図14】応用例の磁気センサの平面図である。
【図15】応用例の磁気センサの平面図である。
【図16】接合抵抗の測定結果を示す図である。
【図17】他の別例の磁気センサの断面図である。
【符号の説明】
1 P型半導体基板 9 アルミ配線金属 9a 斜状部 10 強磁性磁気抵抗素子薄膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に端部が断面斜状に形成されたア
    ルミ系配線金属を配置するとともに、前記断面斜状部上
    からニッケル系抵抗素子薄膜を延設した抵抗素子におい
    て、 前記アルミ系配線金属とニッケル系抵抗素子薄膜との接
    合抵抗率をρc 、前記アルミ系配線金属の断面斜状部の
    傾斜角をθ、前記アルミ系配線金属とニッケル系抵抗素
    子薄膜の接触部でのアルミ系配線金属とニッケル系抵抗
    素子薄膜のうちの薄い方の厚みをt、接触部の長さをL
    としたとき、アルミ系配線金属とニッケル系抵抗素子薄
    膜との接合抵抗Rcを、 Rc=ρc ・sinθ/(t・L) にて決定するようにしたことを特徴とする抵抗素子の抵
    抗調整方法。
  2. 【請求項2】 アルミ系配線金属上にニッケル系抵抗素
    子薄膜を配置する際に真空蒸着法を用いて成膜するとと
    もに、2方向以上でアルミ系配線金属とニッケル系抵抗
    素子薄膜とが接合した状態で配置してなる請求項1に記
    載の抵抗素子の抵抗調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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