JPH05212345A - パール仕上塗装法 - Google Patents

パール仕上塗装法

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JPH05212345A
JPH05212345A JP5619692A JP5619692A JPH05212345A JP H05212345 A JPH05212345 A JP H05212345A JP 5619692 A JP5619692 A JP 5619692A JP 5619692 A JP5619692 A JP 5619692A JP H05212345 A JPH05212345 A JP H05212345A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2コート1ベーク方式によるパール仕上塗
装。ハイライト部分ではメタリック感が、シェイド部分
ではソリッド感がそれぞれ顕著である塗膜に仕上げられ
る。 【構成】 2コート1ベーク方式によるパール仕上塗装
であって、ベースコートとして、チタン白顔料、メタリ
ック顔料およびマイカ粉末からなる顔料成分を必須成分
としてなる塗料を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2コート1ベーク方式に
よるパール仕上塗装法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】これまで、自動車外板や
家庭電気製品などに、マイカ粉末(顔料)を配合した塗
料でパール仕上げに塗装することはすでに行われてい
る。例えば、着色ベース塗料、マイカ粉末含有塗料お
よびクリアー塗料を3コート2ベーク方式で塗装する、
およびマイカ粉末および着色顔料を含有する塗料およ
びクリアー塗料を2コート1ベーク方式で塗装するなど
が知られている。
【0003】しかしながら、上記ではハイライト部分
(太陽光などが直射される部分)はパール感を、一方シ
ェード部分(太陽光などが直射されない部分)はソリッ
ド感をそれぞれ表し、意匠性にすぐれているが、マイカ
粉末含有塗料の色相、明度および彩度によって着色ベー
ス塗料の色調に制約を受けることがあり、しかも塗装工
程が煩雑であるなどの課題を有している。上記では、
マイカ粉末自体には塗膜としての隠蔽性がないので、着
色顔料を併用して隠蔽性を付与すると、マイカ粉末によ
るパール感が著しく低下するという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記欠陥の解消
を目的としており、その特徴は、2コート1ベーク方式
で、パール仕上げベース塗料として、チタン白顔料、メ
タリック顔料およびマイカ粉末からなる顔料成分を必須
成分とする液状塗料を使用するところにある。その結
果、本発明の目的が十分達成された。
【0005】すなわち、本発明は、パール仕上用ベース
コート(A)およびクリアーコート(B)をウェットオ
ンウェットで塗装し、ついで該両塗膜を加熱により同時
に硬化せしめる2コート1ベーク方式によるパール仕上
塗装法であって、該パール仕上用ベースコート(A)が
チタン白顔料、メタリック顔料およびマイカ粉末からな
る顔料成分を必須成分とし、さらに必要に応じて着色顔
料を使用してなる液状塗料であることを特徴とするパー
ル仕上塗装法に関する。
【0006】本発明において用いるパール仕上用ベース
コート(A)は、チタン白顔料、メタリック顔料および
マイカ粉末からなる顔料成分を必須成分とし、これら
を、塗料用樹脂の溶液または分散液中に混合分散してな
り、さらに必要に応じて着色顔料を配合することもでき
る。これらの成分について具体的に説明する。
【0007】チタン白顔料:TiO2 を主成分とする顔
料で、塗料用として広く一般に用いられているものが、
そのまま本発明で使用でき、何等制限を受けない。
【0008】メタリック顔料:光輝性を有する金属感光
沢顔料であって、たとえば、アルミニウム粉、銅粉、ス
テンレス粉、合成酸化鉄粉などがあげられ、なかでも隠
蔽性の優れたりんぺん状のアルミニウム顔料が好適であ
る。これらのメタリック顔料の大きさは、平均粒径で5
〜30μが適している。
【0009】マイカ粉末:雲母を主成分とする光干渉効
果を呈するりんぺん状粒子であり、たとえば未変性雲
母、雲母粒子の表面を酸化チタンや酸化鉄などの金属酸
化鉄で被覆してなる干渉マイカ、ホワイトマイカおよび
着色マイカなどがあげられる。さらに、ニッケルや銀で
メッキした雲母も使用できる。これらの大きさは、目的
によって任意に選択できるが、例えば平均5〜30μの
ものが好適である。
【0010】パール仕上用ベースコート(A)におい
て、チタン白顔料、メタリック顔料およびマイカ粉末の
構成比率は、目的により任意に選択できるが、これらの
合計量にもとづいて、チタン白顔料は10〜80重量
%、特に30〜60重量%、メタリック顔料は10〜5
0重量%、特に20〜40重量%およびマイカ粉末は1
0〜80重量%、特に20〜50重量%がそれぞれ好ま
しい。
【0011】また、該ベースコート(A)において、こ
れらの顔料成分を混合分散するための塗料用樹脂は既知
のものが使用でき、たとえば、基体樹脂と硬化剤とから
なる塗料用樹脂組成物があげられる。該基体樹脂として
はアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂およ
びこれらを基礎とする変性樹脂などが、該硬化剤として
はエーテル化メラミン樹脂およびポリイソシアネート化
合物(ブロックしたものも含む)などがそれぞれあげら
れる。これらは、水および(または)有機溶剤に溶解も
しくは分散して液状とする。
【0012】本発明で用いるベースコート(A)は、上
記液状塗料用樹脂に上記顔料成分を混合分散することに
よって得られる。その方法は特に制限されず既知の装置
および方法で行え、両成分の比率も目的に応じて任意に
選択でき、例えば、塗料用樹脂(固形分)100重量部
あたり、1〜50重量部、特に10〜30重量部が好ま
しい。さらに該ベースコート(A)には、必要に応じて
着色顔料(ただし、前記チタン白顔料、メタリック顔料
およびマイカ粉末は除く)および通常の塗料用添加剤な
どを配合できる。なお、着色顔料の配合量はメタリック
感などが低下しない範囲内に止めておくことが好まし
い。
【0013】クリアーコート(B)は既知のものが使用
できる。すなわち、基体樹脂と硬化剤とからなる塗料用
樹脂組成物を主成分とし、かつ原則として着色剤を含有
しない、透明塗膜を形成する塗料である。該基体樹脂と
して、たとえばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アル
キド樹脂、フッソ樹脂塗料およびこれらを基礎とする変
性樹脂などが、該硬化剤としてはエーテル化メラミン樹
脂およびポリイソシアネート化合物(ブロックしたもの
も含む)などがそれぞれあげられる。これらを、水およ
び(または)有機溶剤に溶解もしくは分散してクリアー
コート(B)とする。
【0014】本発明の方法は、上記のベースコート
(A)およびクリアーコート(B)を2コート1ベーク
方式で塗装することに特徴がある。すなわち、被塗物は
金属もしくはプラスチックがあげられる。これらは、あ
らかじめ既知のプライマー(下塗り)や中塗りなどを必
要に応じて塗装しておくこともできる。まず、ベースコ
ート(A)をスプレイ塗装機や静電塗装機などで膜厚が
硬化塗膜にもとづいて約10〜40μになるように塗装
し、常温でしばらく放置してから、該塗面にクリアーコ
ート(B)を膜厚が硬化塗膜にもとづいて約20〜10
0μになるように塗装し、ついで80〜180℃で10
〜40分加熱して両塗膜を硬化せしめる。
【0015】本発明の塗装法による技術的効果は次の通
りである。 前記3コート2ベーク方式によるすぐれた意匠効果
が、工程短縮された本発明の2コート1ベークで達成さ
れた。しかも、前記3コート2ベーク方式が有していた
欠陥をすべて解消できた。 前記2コート1ベークと比べて、見る角度によって光
輝性が顕著に変化することである。すなわち、ハイライ
ト部分ではすぐれた光輝感のメタリック調、シェイド部
分では一転ソリッド調になる。 補修塗装性が優れている。従来の塗装系では塗装条件
の違いによって色変化が大きいためスポット補修が困難
で、特に3コート2ベークでは着色ベースとマイカベー
スとの複合色であることから補修塗装がさらに困難にな
るが、本発明の方法ではこのようなことがなく、補修塗
装性を改良できた。 仕上り性が優れている。本発明の方法では、ベースコ
ート(A)はチタン白顔料を含有しているために、メタ
リックムラの発生が解消された。
【0016】本発明の実施例および比較例について説明
する。部および%は原則として、いずれも重量に基づ
く。
【0017】1ベースコート(A)製造例 下記表1の成分および配合量にもとづいて混合分散して
製造した。
【0018】
【表1】
【0019】クリアーコート(B−1):アクリル樹脂
・エーテル化メラミン樹脂の有機溶剤系クリアーコー
ト。
【0020】実施例 カチオン電着プライマーおよび中塗り塗料を塗装した鋼
板に、上記製造例のベースコート(A)を硬化塗膜にも
とづいて20μになるように塗装し、室温で約5分間静
置したのち、該塗面にクリアーコート(B−1)を硬化
塗膜にもとづいて40μになるように塗装し、150℃
で20分加熱して両塗膜を硬化せしめた。得られた塗膜
の性能は表2のとおりであった。なお、ベースコート
(A−4)を用いた塗装系は比較例である。
【0021】
【表2】
【0022】試験方法 1.耐衝撃性 デュポン衝撃試験器を用い、撃芯先端半径1/2イン
チ、落下重り500gで、塗面にワレが発生しない最大
落下距離(高さ)を示す。(5cmきざみ)
【0023】2.付着性 塗面に1mm間隔で、素地に達するようにカッターで10
0個のゴバン目クロスカット入れ、その表面に粘着セロ
テープをはりつけ、それを急激に剥がしたあとの状態で
判定した。 ○:全くハガレを認めない。
【0024】3.耐水性 塗板を40℃の温水に240時間侵漬した後の塗面を観
察した。 ○:全く変化を認めない。
【0025】4.耐酸性 5%硫酸水溶液に24時間浸漬した後の塗面を観察し
た。 ○:全く変化を認めない。
【0026】5.耐アルカリ性 5%酸化ナトリウム水溶液に24時間浸漬した後の塗面
を観察した。 ○:全く変化を認めない。
【0027】6.塗膜外観 目視で判定した。 ○:見る角度によって光輝性が顕著に変化し、ハイライ
ト部分ではすぐれた光輝感のメタリック調、シェイド部
分では一転ソリッド調になる。しかもメタリックムラは
全く認められなかった。 ×:見る角度によって光輝性があまり変化せず、しかも
メタリックムラの発生が認められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パール仕上用ベースコート(A)および
    クリアーコート(B)をウェットオンウェットで塗装
    し、ついで該両塗膜を加熱により同時に硬化せしめる2
    コート1ベーク方式によるパール仕上塗装法であって、
    該パール仕上用ベースコートがチタン白顔料、メタリッ
    ク顔料およびマイカ粉末からなる顔料成分を必須成分と
    し、さらに必要に応じて着色顔料を使用してなる液状塗
    料であることを特徴とするパール仕上塗装法。
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