JPH0521271A - 金属化フイルムコンデンサ - Google Patents

金属化フイルムコンデンサ

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Publication number
JPH0521271A
JPH0521271A JP3176707A JP17670791A JPH0521271A JP H0521271 A JPH0521271 A JP H0521271A JP 3176707 A JP3176707 A JP 3176707A JP 17670791 A JP17670791 A JP 17670791A JP H0521271 A JPH0521271 A JP H0521271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating oil
film
capacitor
impregnated
metallized film
Prior art date
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Pending
Application number
JP3176707A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nishimori
敏幸 西森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 損失(tanδ)が低く、静電容量変化率が
小さく、生産性のよいコンデンサの提供を目的とする。 【構成】 両面金属化フィルム1と絶縁油3をあらかじ
め含浸させた誘電体フィルム2を巻回または積層した構
成とすることにより、絶縁油が端子に悪い影響を与える
ことがなくなるので損失,静電容量変化率,生産性にお
いて従来より優れた金属化フィルムコンデンサが得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁油を含浸した電気
機器用の金属化フィルムコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絶縁油を含浸させた金属化フィル
ムコンデンサ(以下、単にコンデンサと称する)は、図
2に示すように電極としてアルミニウム,亜鉛,アルミ
ニウムと亜鉛の合金などの金属を蒸着した片面金属化プ
ラスチックフィルム7を2枚巻回し、メタリコン8を施
して素子を作り、絶縁油9を充填または含浸させたもの
である。このコンデンサにおいては、絶縁油を含浸また
は充填することにより、コンデンサの部分放電開始電圧
があがるとともに、絶縁油の選択によってはフィルム間
の空隙層に比誘電率の高い絶縁油が含浸されるために高
電位傾度に設計できたり、静電容量が大きくなる利点が
ある。特にアルミニウムを蒸着金属として用いた場合
は、耐湿性や自己回復性などは良好な特性を示すが、交
流電圧を印加した場合は蒸着金属が酸化アルミニウムに
変化して静電容量が減少するという現象があらわれる。
これを防止するために、素子全体を絶縁油で含浸して酸
化アルミニウムの形成を促進させる。
【0003】他にフィルム間の酸素を無くしたり、部分
放電開始電圧を上昇させたりする方法が実開昭56−6
1048号公報や、特開平03−35513号公報で提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のコンデンサは、
金属化プラスチックフィルム7と電極引出し用のメタリ
コン8との接触部にも絶縁油が含浸させるために基材の
フィルムが絶縁油により膨潤すると金属膜がフィルムよ
り遊離し、ついには、メタリコンと金属膜が分離し、電
気的な結合を弱くしてコンデンサの損失を大きくしがち
であった。また、メタリコン部も絶縁油にひたされ、後
工程でメタリコンとリード線または端子付けの時に短時
間でしかも材料のいらない溶接作業ができず、半田付け
作業になっていた。さらに、素子の周囲やフィルムのラ
ップずれ間に含浸された絶縁油が多いために後工程の樹
脂活型時に樹脂の中や上に絶縁油が分離して残り、樹脂
硬化後の樹脂特性を低下させたり、リード線や端子の周
囲に析出して、樹脂との接着性を低下させて耐湿性の低
下を招くことがあった。
【0005】本発明は上記の従来の課題を解決し、損失
(tanδ)が低く、静電容量変化率が小さく、生産性
のよいコンデンサの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のコンデンサは、両面金属化フィルムとあ
らかじめ絶縁油を含浸した誘電体フィルムとを巻回また
は積層してなるものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、両面金属化フィルムと誘電
体フィルムで静電容量を構成する部分は、誘電体フィル
ムに付着している絶縁油により完全に密着するためにフ
ィルム間の空隙層がなくなり、さらに絶縁油は誘電体フ
ィルム近傍までしかないためにメタリコンと金属化フィ
ルムの接触部に接触力を低下させるような影響を与える
ことがない。また、絶縁油がメタリコンとリード線や端
子との接合も電気溶接でできるようになり、注型樹脂と
リード線、端子の接着に悪い影響を与えることがない。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について図1を参照し
ながら説明する。同図において、1は厚さ5μmのポリ
エステルフィルムの両面にアルミニウムを蒸着した両面
金属化フィルムであり、2は厚さ5μmのポリエステル
フィルムにあらかじめ絶縁油(DOP)3を含浸処理し
た誘電体フィルムである。両面金属化フィルム1と誘電
体フィルム2を巻回後、素子端面にメタリコン4を施
し、リード線5を電気溶接で付け、エポキシ樹脂6でポ
ッティング硬化して樹脂注型のコンデンサを得た。
【0009】また、従来例として、図2のように厚さ5
μm片面金属化ポリエステルフィルム7を巻回し、メタ
リコン8を施した後、素子全体に絶縁油(DOP)9を
含浸して、その後リード線を半だ付けし、エポキシ樹脂
でポッティング硬化してコンデンサを得た。上記の実施
例および従来例で充放電試験を行なった。試験条件とし
ては、印加電圧DC300Vより10回の充放電を実施
し、その時の特性の推移をみると、図3に示すように本
実施例は充放電試験前後で1KHzの損失(tanδ)が
不変なのに対して、従来例は損失が上昇する。この現象
は充放電時に電流がメタリコンと蒸着面とのコンタクト
部に流れる時にコンタクト部の接触抵抗が大きいために
その部分で発熱し、さらにそのコンタクト部の接触抵抗
を大きくするために発生するものであり、コンタクト部
全体を絶縁油で含浸したタイプのものはフィルムの膨脹
が大きいためその劣化傾向は大きくなる。さらに、耐湿
特性をみるために湿度95%,温度60℃で端子間にD
C300V通電しながら耐湿負荷試験を実施すると、図
4に示すように実施例は1000時間まで容量減少率が
+1%程度であったのに対して従来例は1000時間ま
でに水分がコンデンサの中に入り蒸着膜と反応して酸化
アルミニウムに変質して静電容量の減少を招くものが発
生した。このことは実施例は素子全体に絶縁油を含浸し
ていないためにエポキシ樹脂とケースやリード線との接
触面に従来例のように余分の絶縁油が付着せず、強固に
接着され、耐湿特性に良い結果を与えている。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の両面金属化フィルムと、あらかじめ絶縁油を含浸させ
た誘電体フィルムを巻回または積層したコンデンサは、
充放電特性や耐湿特性に優れ、さらに、リード付けや絶
縁油の含浸工程を簡略化できるものである。
【0011】その上、自己回復性に優れ、高温高電位設
計が可能な油含浸コンデンサであるため工業的利用価値
は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例における金属化フィル
ムコンデンサの要部断面図 (b)は同じくコンデンサの断面図
【図2】従来例における金属化フィルムコンデンサ素子
の要部断面図
【図3】従来例と実施例の充放電試験後の損失の特性比
較図
【図4】従来例と実施例の容量減少率の特性比較図
【符号の説明】
1 両面金属化フィルム 2 絶縁油を含浸させた誘電体フィルム 3 絶縁油

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 両面金属化フィルムとあらかじめ絶縁油
    を含浸した誘電体フィルムとを巻回または積層してなる
    金属化フィルムコンデンサ。
JP3176707A 1991-07-17 1991-07-17 金属化フイルムコンデンサ Pending JPH0521271A (ja)

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JPH0521271A true JPH0521271A (ja) 1993-01-29

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