JPH05213820A - 1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造法 - Google Patents

1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造法

Info

Publication number
JPH05213820A
JPH05213820A JP4590692A JP4590692A JPH05213820A JP H05213820 A JPH05213820 A JP H05213820A JP 4590692 A JP4590692 A JP 4590692A JP 4590692 A JP4590692 A JP 4590692A JP H05213820 A JPH05213820 A JP H05213820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethyl ester
acid ethyl
acetic acid
naphthylacetic acid
naphthyl acetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4590692A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Ebara
徹郎 江原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kasei Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kasei Kogyo Co Ltd filed Critical Toyo Kasei Kogyo Co Ltd
Priority to JP4590692A priority Critical patent/JPH05213820A/ja
Publication of JPH05213820A publication Critical patent/JPH05213820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の1−ナフチル酢酸エチルエステルの製
造技術を改良して、入手が容易でかつ廉価な原料を使用
して効率よく純粋な1−ナフチル酢酸エチルエステルを
製造する方法。 【構成】 塩化チオニルとエタノール及び1−ナフチル
酢酸とを混合して35〜82℃で反応せしめて1−ナフ
チル酢酸エチルエステルを製造する方法であり、好適に
は塩化チオニル1.0〜1.2モル、エタノール3.5
〜21.5モル、1−ナフチル酢酸1.0モルの割合で
混合して反応させる。かつ反応生成物を簡単な精製法に
よつて製造する。 【効果】 容易に入手可能な原料から、簡単な反応装置
と安易な操作で作られた目的物は反応容器中で精製され
た後、更に単蒸留されて純度99.5%以上の1−ナフ
チル酢酸エチルエステルとして高収率で製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容易に入手可能な原料即
ち塩化チオニル、1−ナフチル酢酸及びエタノ−ルから
医薬の中間体又は植物成長抑制剤として有用な1−ナフ
チル酢酸エチルエステルを簡単な方法によつて製造する
新規な製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来1−ナフチル酢酸エチルエステルの
製造法には下記の種々な方法がある。 (イ) 1−ナフチルアセトニトリルを出発原料とする下記
の合成法によつて合成する方法。
【化1】 (EtOH=エタノ−ル) 〔ビスリセヌス;ドイツ化学会誌49巻2823頁(1916)〕又
は〔ブリツケ;米国化学会誌66巻1088頁(1944)〕 この方法によつて始めて1−ナフチル酢酸エチルエステ
ルが製造された。その後下記に示す種々な製造法が見出
された。 (ロ) 1−ナフチル酢酸を出発原料として、これを塩化チ
オニルで酸クロライド化した後、得られた酸クロライド
〔B.P.180 ℃(17ト−ルにおいて)〕をエタノ−ルでエ
ステル化して合成する方法。
【化2】 〔キング;英国化学会誌(1945)417 頁〕 更に下記(ハ),(ニ) の方法によつても合成された。 (ハ) ナフタリンとα−クロロ−αエトキシ酢酸エチルを
使用する方法。〔クエレツト;フランス化学会誌(1950)
1075頁〕 (ニ) 1−塩化ナフトイルとトリアルキルシリルジアゾメ
タンを使用する方法。〔チツソ株式会社;特開昭57−14
556 号(1982)〕
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の合成法のうち
(イ) の方法は出発原料の1−ナフチルアセトニトリルの
沸点〔BP175 〜185 ℃(11 〜14ト−ルにおいて)〕が製
品の1−ナフチル酢酸エチルエステルの沸点〔BP180
〜181 ℃(15ト−ルにおいて)〕と極めて近似している
ため製造された製品の精製の際に単蒸留によつては原料
と製品との両者の分離が著しく困難であり、純粋な1−
ナフチル酢酸エチルエステルが得られない問題点があ
る。また(ロ) の方法は1−ナフチル酢酸を塩化チオニル
で塩素化して酸クロライド化する場合、過剰の塩化チオ
ニル(3〜5モル比)を必要とするため、反応終了後、
過剰の塩化チオニルの分離回収が極めて困難であるとい
う問題点がある。また(ハ) の方法は出発原料のα−クロ
ロ−α−エトキシ酢酸エチルが容易に入手し難い問題点
があり、更に(ニ) の方法においても出発原料のトリアル
キルシリルジアゾメタンが容易に入手し難い問題点があ
る。上記のように、従来の合成法には種々の問題点があ
つたので、従来から品質優秀にして、廉価に製造可能な
1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造技術が業界から
切に要望されていた。本発明はこの要望に応えて容易に
入手可能で、かつ廉価な原料を使用して効率よく純粋な
1−ナフチル酢酸エチルエステルを製造する方法を提供
することを目的とするものである。
【0004】
〔ワルタ−;アンナ−レン.デル.ヘミ−、485 巻、258 頁(1931)〕
また1−ナフチル酢酸はナフタレンから下式に示す方法
により好収率(70%/理論値)によつて製造される。
【化3】 〔アメリカンシアナミド社;米国特許2166554 号(193
9)〕
【0005】上記のようにして製造された亜硫酸ジエチ
ルエステル約1.1 モルと1−ナフチル酢酸1モルとはエ
タノ−ル溶媒の沸点温度において、短時間、即ち約2時
間で下記化4式に示すようにエステル交換反応によつ
て、好収率(80〜82%/理論値)で本発明の目的とする
1−ナフチル酢酸エチルエステルを生成する。
【化4】 かつ下記の精製法によつて、殆んど純粋な1−ナフチル
酢酸を単離することが可能である。即ち上記化4式の反
応終了後、反応液からエタノ−ル溶媒を追出して蒸発乾
涸させた後、反応物をベンゼン又はエ−テル等の疎水性
溶媒(親油性溶媒)に溶解して水洗すると未反応の亜硫
酸ジエチルエステルは亜硫酸とエタノ−ルに変化し、水
層に移行するのでこれを油槽から分液法で分離すること
が可能である。一方水洗された油層に残る未反応の1−
ナフチル酢酸を炭酸アルカリ水又は重炭酸アルカリ水で
洗滌することによつて水溶性の1−ナフチル酢酸アルカ
リ塩に変化し、水層に移行する。
【0006】上記の水洗及び重炭酸アルカリ水洗によつ
て疎水性溶媒(油層)中には本発明の目的物質である1
−ナフチル酢酸エチルエステルのみが残留することにな
るので、疎水性溶媒を蒸発して乾涸させた後、減圧蒸留
すれば純粋な1−ナフチル酢酸エチルエステルを単蒸留
のみで得ることができる。
【0007】上記は亜硫酸ジエチルエステルの合成反応
に続いてエステル交換反応を順次行う標準的な本発明の
実施態様であるが、更に操作を簡略化し、かつ使用する
反応容器の数を少なくするため、本発明者は上記2種の
反応と反応物の後処理とを単一の容器内で実施する操作
法を見出した。その操作法を以下に実施例を挙げて詳細
説明するが、本発明は勿論実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0008】
【実施例】
〔実施例1〕 温度計、気密撹拌器、コンデンサ−、水
浴付き500 ミリ立の四ツ口フラスコ中にエタ−ル130 ミ
リ立〔2.2 モル(4.256 モル比)〕及び1−ナフチル酢
酸93.126g 〔0.5168モル(1.000モル比)〕を入れ、40℃
で均一に溶解させた後、撹拌下、これに塩化チオニル6
6.9g 〔0.5627ミリ立/1.09モル比〕を40〜35℃で滴下
し、約81℃で2時間還流する。続いてエタノ−ルを蒸発
させた後、ベンゼン150 ミリ立に反応物を溶解し、水75
ミリ立で2回該ベンゼン溶液を洗い、更に10%重炭酸ソ
−ダ水40ミリ立で4回ベンゼン溶液を洗い、その後洗わ
れたベンゼン溶液に無水炭酸ソ−ダ30g を加えて脱水し
た後、ベンゼンを蒸留によつて留出し、蒸留残渣をクラ
イゼン型単蒸留器で蒸留(163 〜165 ℃/5〜9ト−
ル)することによつて純度99.5%以上の1−ナフチル酢
酸エチルエステルを90.1g(収率81%/理論値)を得
た。
【0009】〔実施例2〜9〕 塩化チオニル及びエタ
−ルのモル比を下記第1表のように変化させた以外は実
施例1と同様の操作を行えば純度99.5%以上の1−ナフ
チル酢酸エチルエステルを第1表に示すような収率で得
られた。
【0010】
【表1】(塩化チオニル及びエタノ−ルの1−ナフチル
酢酸に対する使用モル比と1−ナフチル酢酸エチルエス
テルの合成収率との関係)
【0011】
【発明の効果】本発明の効果を纏めると下記の通りであ
る。 (1) 本発明によつて容易に入手可能な原料及び簡単な製
造装置を使用して安易な操作で殆んど純品に近い1−ナ
フチル酢酸エチルエステルが製造可能である (2) 本発明によつて二種類の化学反応を単一の容器でお
こなつた後に本発明者によつて見つけられた精製法によ
り容易に99.5%以上の純度をもつ1−ナフチル酢酸エチ
ルエステルが高収率で得られる。従つて本発明は業界の
要望に応え、この種産業の発達に寄与すること甚大であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明者は
亜硫酸ジエチルエステルに1−ナフチル酢酸を作用さ
せ、エステル交換反応によつて1−ナフチル酢酸エチル
エステルが容易に製造可能なことを確認して本発明を完
成するに至つた。上記本発明に使用の亜硫酸ジエチルエ
ステル(BP158℃)は下式により1モルの塩化チオ
ニルと約2.2モルのエタノールから好収率(85%/
理論値)で製造される。 SOCl+2EtOH→EtOSOOEt+Hc1 〔ワルター;アンナーレン.デル.ヘミー、485巻、
258頁(1931)〕 また1−ナフチル酢酸はナフタレンから下式に示す方法
により好収率(70%/理論値)によつて製造される。
【化3】 〔アメリカンシアナミド社;米国特許2166554号
(1939)〕
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】上記のようにして製造された亜硫酸ジエチ
ルエステル約1.1モルと1−ナフチル酢酸1モルとは
エタノール溶媒の沸点温度において、短時間、即ち約2
時間で下記化4式に示すようにエステル交換反応によつ
て、好収率(80〜82%/理論値)で本発明の目的と
する1−ナフチル酢酸エチルエステルを生成する。
【化4】 かつ下記の精製法によつて、殆んど純粋な1−ナフチル
酢酸を単離することが可能である。即ち上記化4式の反
応終了後、反応液からエタノール溶媒を追出して蒸発乾
涸させた後、反応物をベンゼン又はエーテル等の疎水性
溶媒(親油性溶媒)に溶解して水洗すると未反応の亜硫
酸ジエチルエステルは亜硫酸とエタノールに変化し、水
層に移行するのでこれを油から分液法で分離すること
が可能である。一方水洗された油層に残る未反応の1−
ナフチル酢酸を炭酸アルカリ水又は重炭酸アルカリ水で
洗滌することによつて水溶性の1−ナフチル酢酸アルカ
リ塩に変化し、水層に移行する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化チオニルとエタノ−ル及び1−ナフ
    チル酢酸とを混合して35℃〜82℃で反応させることを特
    徴とする1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造法。
  2. 【請求項2】 塩化チオニル 1.0 〜 1.2モル エタノ−ル 3.5 〜21.5モル 1−ナフチル酢酸 1.0モル の割合で混合して反応させる請求項1記載の1−ナフチ
    ル酢酸エチルエステルの製造法。
  3. 【請求項3】 生成した1−ナフチル酢酸エチルエステ
    ルから過剰のエタノ−ルを留出した後、反応物をベンゼ
    ンで抽出し、抽出分を水及び炭酸ソ−ダ又は重炭酸ソ−
    ダ水で順次洗い、ついで脱水して残渣を蒸留することに
    よつて反応生成物を精製する請求項1又は2記載の1−
    ナフチル酢酸エチルエステルの製造法。
JP4590692A 1992-01-31 1992-01-31 1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造法 Pending JPH05213820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4590692A JPH05213820A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4590692A JPH05213820A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05213820A true JPH05213820A (ja) 1993-08-24

Family

ID=12732294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4590692A Pending JPH05213820A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05213820A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1192423A (ja) トリフルオロ酢酸及びクロロジフルオロ酢酸のメチルエステル又はエチルエステルの製造方法
EP0168293B1 (fr) Procédé de préparation d'anhydride trifluoracétique
KR20100036231A (ko) 페노피브레이트를 합성하는 신규한 방법
US4798907A (en) Controlled temperature process for making 2,2'-oxodisuccinates useful as laundry detergent builders
JPH05213820A (ja) 1−ナフチル酢酸エチルエステルの製造法
US6162946A (en) Processing for producing allyl 2-hydroxyisobutyrate
JPH05238990A (ja) 1,4,5,8−テトラキス(ヒドロキシメチル)ナフタレン誘導体およびその製造方法
JPH0610158B2 (ja) 3−フルオロ安息香酸類の製造方法
JPS5839135B2 (ja) ポリフルオロアルコ−ル類の製法
EP0132201B1 (fr) Procédé de préparation du phénylpyruvate de sodium monohydraté cristallisé
JPH01113341A (ja) カルボン酸メチルエステルの製造法
CA1142957A (en) PROCESS FOR PREPARING .alpha.-ARYL PROPIONIC ACIDS
JPS597136A (ja) マロン酸エステルの製法
JPH01139559A (ja) 4−クロロ−3−ヒドロキシブチロニトリルの製造方法
JPH075512B2 (ja) カルボン酸エーテル混合物の製造法
US3960941A (en) 3-Hydroxy-3,4-dicarbamoylbutyric acid and salts
JPS62223141A (ja) アリルエ−テル類の製法
JPS63154643A (ja) 低級カルボン酸エステルの製法
SU462461A1 (ru) Способ получени неоноза д и/или 2-нафтола
SU426999A1 (ru) СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ р ХЛОРМОЛОЧНОЙ КИСЛОТЫ
JPH05140039A (ja) 乳酸エステルの製造法
RU527064C (ru) Тринатриевые соли сульфонатов моноэфиров дисульфомалеиновой кислоты как поверхностно-активные вещества и способ их получени
US4324906A (en) Citric acid esters and process for producing citric acid
RU2234492C1 (ru) Способ получения 2,3,4-триметоксибензальдегида
SU579266A1 (ru) Способ получени бромистого этила