JPH0521385B2 - - Google Patents
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- JPH0521385B2 JPH0521385B2 JP59276482A JP27648284A JPH0521385B2 JP H0521385 B2 JPH0521385 B2 JP H0521385B2 JP 59276482 A JP59276482 A JP 59276482A JP 27648284 A JP27648284 A JP 27648284A JP H0521385 B2 JPH0521385 B2 JP H0521385B2
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Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
〈技術分野〉
本発明は画像を電気信号として扱うデジタル複
写装置、フアクシミリ装置等の画像処理装置に関
する。 〈従来技術〉 一般にCCDセンサー等により画像をサンプリ
ングし、デジタル化したデータをレーザ・ビー
ム・プリンター等のデジタル・プリンターから出
力し画像を再現する、所謂、デジタル複写装置は
デジタル機器の発展により、従来のアナログ複写
装置に代わり広く普及しつつある。かかるデジタ
ル複写装置は中間調画像を再現するため、デイザ
法や濃度パターン法により階調再現を行うのが普
通である。しかしながらかかる方法に於ては以下
の2点の大きな問題点があつた。 (1) 原稿が網点画像の場合、複写された画像に原
稿には無い周期的な縞模様が出る。 (2) 原稿に線画・文字等が入つている場合には、
デイザ処理によりエツジが切れぎれになり画質
が低下する。 (1)の現象はモアレ現象と呼ばれその発生原因
は、 A 網点原稿と入力サンプリングによるモアレ B 網点原稿とデイザ閾値マトリツクスによるモ
アレ 等が考えられる。A)の現象は、網点原稿の網点
ピツチP0〔mm〕から決まる網点周波数0(=
1/P0)〔PEL/mm〕のn倍高周波n0〔PEL/ mm〕と、入力センサー・ピツチPs〔mm〕とか
ら求まる入力サンプリング周波数s(1/Ps) 〔PEL/mm〕とから Δ=|s−n0|〔PEL/mm〕 ……(1) なるビート周波数が生じそれがモアレとなる。 (B)の現象は、一般にデイザの閾値が、fatting
型等のドツト集中型で配列されている時、出力画
像も擬似的な網点構造をしており、これが入力網
点原稿との間にビートを生じモアレ現象を呈す
る。デイザ閾値の繰り返し周期ピツチを記録紙上
でPD〔mm〕とすると空間周波数ではD=1/PD
〔PEL/mm〕となり、ビート周波数としては、 Δ=|0−D|〔PEL/mm〕 ……(2) が最も顕著に現われる。 上記2つのモアレ現象で最も強く生じるのは(B)
の方である。これは(A)の現象では一般に網点原稿
のn倍高周波のnとしてn=3〜6位であり、セ
ンサーへ導く光学系等の伝達関数(MTF)等が、
その周波数でかなり低下するため、モアレ縞のコ
ントラストも低い。 かかる原因によつて生じるモアレ現象は出力画
像の品位を著しく低下させる。このため昔から
種々の対策・検討がなされてきた。例えばランダ
ム・デイザ法による方法はモアレは除去出来るが
砂目状の粒状性が出て、画質劣化を生ず。J.Opt.
Soc.Am.,Vol.66,No.10,October 1976 P985に
示される、Paul G.Roetlingの提晶するARIES
は、2値化の前後で濃度の平均値を比較し、等し
くなる様に、閾値にフイード・バツクをかけてい
るが、かかる方法は、ハード化が複雑で、且つモ
アレ除去の効果が十分でない。 一方画像電子学会予稿83−3 P13“文字・写
真混在画像の網点化”高島他に見られる再網点化
法は、網点画像をボカシ(又は周辺画素での平均
化)により、デイザパターンで再網点化するため
モアレは除去され、粒状性のノイズも少い。 しかしボカシ(又は周辺画素との平均化)によ
り解像度の低下をまぬがれない。即ちモアレを除
去しようとすれば解像度が低下し、解像度を保と
うとすればモアレは除去されない。従つて網点画
像領域だけをあらかじめ抽出し、その部分だけに
かかる手法を適用する事が必須となる。このため
所謂像域分離技術が必要となる。この像域分離技
術は、現状のレベルでは精度が高く、高速な手法
……特にハード・ウエア化に向いた方法……は得
がたく前記手法を実現しがたい。且つ仮に像域分
離技術が得られたとしても、かかる手法では画像
内の高周波成分まで平均化・平滑化されてしまい
十分満足とは言えない。 一方(2)の問題に関しては、原稿の文字・線画
が、デイザ処理を施す事により細断化され、特に
デツジ部が切れぎれになるため印字品質が低下す
る。この現象はデイザ・パターンが前述の
Fatting型等のドツト集中型に於て特に顕著であ
る。 〈目的〉 本発明の目的は以上説明した2つの欠点を除去
し、高品位に且つ高精細に画像を再現出来る画像
処理装置を提供することにある。即ち本発明に於
ては、網点原稿時生じるモアレ現象を除去し、文
字・線画に対しては切れぎれに細断化される事を
防止し、且つ画像部の高域成分の低下を防ぐ事が
出来たものである。又、更にはかかる手法を簡単
な回路構成で実現出来安価に提供しうる物であ
る。 〈実施例〉 (基本構成) 本実施例の画像処理装置の基本構成を第1図に
示す。本画像処理装置は、エツジ検出器a,スム
ージング器c,混合器dから構成される。エツジ
検出器aでは、後述の様に文字、線画、画像のエ
ツジを検出し、網点画像の網点はエツジとして検
出しない空間周波数特性を持たせている。スムー
ジング器cでは画像の平滑化をおこなう。混合器
dではエツジ検出器aの信号に応じて、入力画像
と、スムージング画像との混合比を変えて出力す
る。このようにして網点画像の網点は非エツジ領
域と判定し、スムージングをおこなうことにより
平均化しモアレを防止する。さらにエツジ領域と
非エツジ領域とを連続的につないでいるので境界
でのテクスチヤー変化が出ない。 次に本実施例の原理について周波数特性から説
明する。先ず原稿の網点画像のスクリーン線数
は、通常白黒で120線から150線、カラーで133線
から175線である。そしてモアレが生じやすいの
はスクリーン角が0度か45度のときである。また
読取時の主走査方向網点ピツチは、45度のときが
最大で空間周波数が低く、0度のときが最小で空
間周波数は高い。スクリーン角が0度と45度のと
きの空間周波数を求めると表1のようになる。
写装置、フアクシミリ装置等の画像処理装置に関
する。 〈従来技術〉 一般にCCDセンサー等により画像をサンプリ
ングし、デジタル化したデータをレーザ・ビー
ム・プリンター等のデジタル・プリンターから出
力し画像を再現する、所謂、デジタル複写装置は
デジタル機器の発展により、従来のアナログ複写
装置に代わり広く普及しつつある。かかるデジタ
ル複写装置は中間調画像を再現するため、デイザ
法や濃度パターン法により階調再現を行うのが普
通である。しかしながらかかる方法に於ては以下
の2点の大きな問題点があつた。 (1) 原稿が網点画像の場合、複写された画像に原
稿には無い周期的な縞模様が出る。 (2) 原稿に線画・文字等が入つている場合には、
デイザ処理によりエツジが切れぎれになり画質
が低下する。 (1)の現象はモアレ現象と呼ばれその発生原因
は、 A 網点原稿と入力サンプリングによるモアレ B 網点原稿とデイザ閾値マトリツクスによるモ
アレ 等が考えられる。A)の現象は、網点原稿の網点
ピツチP0〔mm〕から決まる網点周波数0(=
1/P0)〔PEL/mm〕のn倍高周波n0〔PEL/ mm〕と、入力センサー・ピツチPs〔mm〕とか
ら求まる入力サンプリング周波数s(1/Ps) 〔PEL/mm〕とから Δ=|s−n0|〔PEL/mm〕 ……(1) なるビート周波数が生じそれがモアレとなる。 (B)の現象は、一般にデイザの閾値が、fatting
型等のドツト集中型で配列されている時、出力画
像も擬似的な網点構造をしており、これが入力網
点原稿との間にビートを生じモアレ現象を呈す
る。デイザ閾値の繰り返し周期ピツチを記録紙上
でPD〔mm〕とすると空間周波数ではD=1/PD
〔PEL/mm〕となり、ビート周波数としては、 Δ=|0−D|〔PEL/mm〕 ……(2) が最も顕著に現われる。 上記2つのモアレ現象で最も強く生じるのは(B)
の方である。これは(A)の現象では一般に網点原稿
のn倍高周波のnとしてn=3〜6位であり、セ
ンサーへ導く光学系等の伝達関数(MTF)等が、
その周波数でかなり低下するため、モアレ縞のコ
ントラストも低い。 かかる原因によつて生じるモアレ現象は出力画
像の品位を著しく低下させる。このため昔から
種々の対策・検討がなされてきた。例えばランダ
ム・デイザ法による方法はモアレは除去出来るが
砂目状の粒状性が出て、画質劣化を生ず。J.Opt.
Soc.Am.,Vol.66,No.10,October 1976 P985に
示される、Paul G.Roetlingの提晶するARIES
は、2値化の前後で濃度の平均値を比較し、等し
くなる様に、閾値にフイード・バツクをかけてい
るが、かかる方法は、ハード化が複雑で、且つモ
アレ除去の効果が十分でない。 一方画像電子学会予稿83−3 P13“文字・写
真混在画像の網点化”高島他に見られる再網点化
法は、網点画像をボカシ(又は周辺画素での平均
化)により、デイザパターンで再網点化するため
モアレは除去され、粒状性のノイズも少い。 しかしボカシ(又は周辺画素との平均化)によ
り解像度の低下をまぬがれない。即ちモアレを除
去しようとすれば解像度が低下し、解像度を保と
うとすればモアレは除去されない。従つて網点画
像領域だけをあらかじめ抽出し、その部分だけに
かかる手法を適用する事が必須となる。このため
所謂像域分離技術が必要となる。この像域分離技
術は、現状のレベルでは精度が高く、高速な手法
……特にハード・ウエア化に向いた方法……は得
がたく前記手法を実現しがたい。且つ仮に像域分
離技術が得られたとしても、かかる手法では画像
内の高周波成分まで平均化・平滑化されてしまい
十分満足とは言えない。 一方(2)の問題に関しては、原稿の文字・線画
が、デイザ処理を施す事により細断化され、特に
デツジ部が切れぎれになるため印字品質が低下す
る。この現象はデイザ・パターンが前述の
Fatting型等のドツト集中型に於て特に顕著であ
る。 〈目的〉 本発明の目的は以上説明した2つの欠点を除去
し、高品位に且つ高精細に画像を再現出来る画像
処理装置を提供することにある。即ち本発明に於
ては、網点原稿時生じるモアレ現象を除去し、文
字・線画に対しては切れぎれに細断化される事を
防止し、且つ画像部の高域成分の低下を防ぐ事が
出来たものである。又、更にはかかる手法を簡単
な回路構成で実現出来安価に提供しうる物であ
る。 〈実施例〉 (基本構成) 本実施例の画像処理装置の基本構成を第1図に
示す。本画像処理装置は、エツジ検出器a,スム
ージング器c,混合器dから構成される。エツジ
検出器aでは、後述の様に文字、線画、画像のエ
ツジを検出し、網点画像の網点はエツジとして検
出しない空間周波数特性を持たせている。スムー
ジング器cでは画像の平滑化をおこなう。混合器
dではエツジ検出器aの信号に応じて、入力画像
と、スムージング画像との混合比を変えて出力す
る。このようにして網点画像の網点は非エツジ領
域と判定し、スムージングをおこなうことにより
平均化しモアレを防止する。さらにエツジ領域と
非エツジ領域とを連続的につないでいるので境界
でのテクスチヤー変化が出ない。 次に本実施例の原理について周波数特性から説
明する。先ず原稿の網点画像のスクリーン線数
は、通常白黒で120線から150線、カラーで133線
から175線である。そしてモアレが生じやすいの
はスクリーン角が0度か45度のときである。また
読取時の主走査方向網点ピツチは、45度のときが
最大で空間周波数が低く、0度のときが最小で空
間周波数は高い。スクリーン角が0度と45度のと
きの空間周波数を求めると表1のようになる。
【表】
このような網点画像の周波数特性は第2図aの
ように基本周波数とその高周波にピークをもつ。
また文字画像、連続調写真画像の周波数特性はそ
れぞれ、第2図b,cのようになる。このような
文字、写真、網点の混合画像に対して、本実施例
のエツジ検出器、スムージング器の空間フイルタ
ーは次のような条件をみたす周波数特性にする。 条件1 エツジ検出器の空間フイルターのピーク
周波数は、網点画像の第1次高調波周波数より
低周波にする。 条件2 スムージング器の空間フイルターの周波
特性は、網点画像の第1次高調波周波数で充分
低下させる。また出力のデイザーの周期に対応
する周波数で充分低下させる。 エツジ検出のための空間フイルターには種々の
ものがあるが、ハード回路の規模に影響を与える
マトリツクスサイズを一定にすると、1次微分フ
イルターの方が2次微分フイルターより低周波に
ピークをもつ。ただし2次微分フイルターは方向
性をもたないが、1次微分フイルターは方向性が
あり、少なくとも2方向の傾きの2乗の和の平方
根、あるいはその近似式として、少なくとも2方
向の傾きの絶対値の和、あるいは少なくとも2方
向の傾きの絶対値の最大値などをとる必要があ
る。また、1次微分の方が2次微分よりも点状ノ
イズに強い。以上のようにエツジ検出器aの空間
フイルターとしては1次微分フイルターの方がよ
い。 又、エツジ強調器bの空間フイルターとして
は、方向性がなく、より高周波にピークをもつ2
次微分フイルターの方が1次微分フイルターより
も優れている。 以上のような各種空間フイルターの周波数特性
の関係を簡単のため1次元の高速フーリエ変換
(FET)で計算した結果を示す。例として入力系
の読取りサンプリング間隔が1/16mm、出力系が
16dots/mmで4×4のデイザーマトリツクスを
用いた場合について計算する。デイザーパターン
の周期は空間周波数に直すと4 1/mmであ
る。また1/16mmサンプリングの読取りではサン
プリング定理により8 1/mmの周波数までし
か検出できない。 マトリツクスサイズが5×5の場合、2次微分
フイルター(−1,0,2,0,−1)の1次元
FETを第3図に、1次微分フイルター(−1,
0,0,0,1)の1次元FETを第4図に、別
の1次元微分フイルター(−1,−1,0,1,
1)の1次元FETを第5図に示す。 それぞれピークの位置は4 1/mm,2
1/mm,2.5 1/mmである。これを表1の網
点画像の空間周波数と比べると、1次微分フイル
ターでは表1のすべての線数に対して1の条件を
満たしているが2次微分フイルターでは、120線、
133線の45゜で1の条件を満足できず、網点をエツ
ジと検出してしまう。2種類の1次微分フイルタ
ーを比較すると、パルス幅を大きくした(−1,
−1,0,1,1)の方が優れている。なぜなら
パルス幅を大きくした方が2番目のピークの強度
が小さくなり、またパルス幅を大きくした方がエ
ツジ領域を幅広く検出できるからである。 次に5×5のスムージングフイルター(1,
1,1,1,1)の1次元FETを第6図に示す。
120線45゜以上の網点画像の基本周波数、3.341
1/mm以上で強度が小さくなつている。また4
×4にデイザーマトリツクスのピツチ、4 1/
mmで強度が充分小さくなつていて条件3を満足
している。 本実施例はエツジ検出器、スムージング器に前
述の条件1,2のような周波数特性の空間フイル
ターを用いることにより、画像の平坦部と網点画
像は非エツジ領域と判定しスムージングで平均化
し、文字、線画、画像のエツジ部はそのまま出力
する。またエツジ領域と非エツジ領域との境界は
混合器での混合比をエツジ検出器の信号に応じて
変えることにより連続的につなぐ。以上により網
点画像でのモアレを防止し、文字の網点化と画像
の鮮鋭度の低下を防ぎ、エツジ領域と非エツジ領
域との不連続なテクスチヤーの変化を生じない。
また空間フイルターのマトリツクスサイズも大き
なものを必要としないので、ハード回路の規模を
小さくでき、LSI化にも有利である。 第7図は本発明の実施例を示すブロツク図で、
S1は入力画像信号、1は入力画像信号S1の1
次微分値の絶対値を検出する微分値検出部で第1
図aに対応する。S2は微分値検出部1の出力に
つながれた微分信号、2は微分信号S2から制御
信号S3とS4をつくる制御信号発生器、S3は
制御信号発生器2の出力で制御信号、S4はやは
り制御信号発生器2の出力で制御信号S3とは相
補性の制御信号、3は入力画像信号S1を平滑化
する平滑化処理部で第1図Cに対応する。S6は
平滑化処理部3によつて平滑化された平滑化画像
信号、4は平滑化画像信号S6と制御信号S3と
の算術積をとる掛け算器、S7は掛け算器4の出
力、 8入力画像信号S1と制御信号S4との算術積
をとる掛け算器、S12は掛け算器8の出力、9
は出力S7と出力S12の算術和をとる加算器、
S13は加算器9の出力で処理画像信号である。
ここで掛け算器4,8及び加算器9は第1図の混
合器dを構成している。 混合部305においては、に入力画像と平滑化
処理3の出力を適当な比率で混合する回路部で、
前断の制御信号発生部2に入力される微分値検出
部1の出力に応じ、S3,S4が出力される。後
述する様にS3,S4は相補性の制御信号である
が、必ずしも限定されない。S3,S4は制御信
号S5により、自由にその特性を選択し設定する
事ができる。掛け算器8において入力画像S4に
よつて決められた乗算を行い、掛け算器4におい
て平滑化処理部出力はS3によつて決定される乗
算を行い、掛け算器4,8の出力は加算器9によ
つて互いに加算され、これが画像処理出力とな
る。 第7図のブロツク図はまた次式をもつて表現す
ることができる。 まず微分値検出部1及び制御信号発生器2は以
下の式1の如き演算を行う。 E=(|1 1 0 −1 −1 1 1 0 −1 −1 1 1 0 −1 −1 1 1 0 −1 −1 1 1 0 −1 −1〓*1 | | | | | | 〓・I|+|110−1−1 110−1−1 110−1−1 110−1−1 110−1−1〓*2 | | | | | | 〓・I|) …(式1) ここでIは入力画像データ、Eは制御信号S4
である。5は制御信号S4を最大値1に規格化す
る規格化関数である。 そして平滑化処理部3からは以下の如き出力が得
られる。 H=11111 11111 11111 11111 11111・I …(式2) Hは平滑化処理部3の出力である。依つて、加
算器9の出力S13の値Oは以下の如き式2によ
つて表わせる。 0=E・I+(1−E)(11111 11111 11111 11111 11111〓*3 | | | | | | 〓I)
…(式3) 上式に示す〔 〕内は画像信号Iとコンボリ
ユーシヨンをとるカーネルである。カーネル*1
〜*3は種々の変形が考えられ、その一例を表2
に示す。
ように基本周波数とその高周波にピークをもつ。
また文字画像、連続調写真画像の周波数特性はそ
れぞれ、第2図b,cのようになる。このような
文字、写真、網点の混合画像に対して、本実施例
のエツジ検出器、スムージング器の空間フイルタ
ーは次のような条件をみたす周波数特性にする。 条件1 エツジ検出器の空間フイルターのピーク
周波数は、網点画像の第1次高調波周波数より
低周波にする。 条件2 スムージング器の空間フイルターの周波
特性は、網点画像の第1次高調波周波数で充分
低下させる。また出力のデイザーの周期に対応
する周波数で充分低下させる。 エツジ検出のための空間フイルターには種々の
ものがあるが、ハード回路の規模に影響を与える
マトリツクスサイズを一定にすると、1次微分フ
イルターの方が2次微分フイルターより低周波に
ピークをもつ。ただし2次微分フイルターは方向
性をもたないが、1次微分フイルターは方向性が
あり、少なくとも2方向の傾きの2乗の和の平方
根、あるいはその近似式として、少なくとも2方
向の傾きの絶対値の和、あるいは少なくとも2方
向の傾きの絶対値の最大値などをとる必要があ
る。また、1次微分の方が2次微分よりも点状ノ
イズに強い。以上のようにエツジ検出器aの空間
フイルターとしては1次微分フイルターの方がよ
い。 又、エツジ強調器bの空間フイルターとして
は、方向性がなく、より高周波にピークをもつ2
次微分フイルターの方が1次微分フイルターより
も優れている。 以上のような各種空間フイルターの周波数特性
の関係を簡単のため1次元の高速フーリエ変換
(FET)で計算した結果を示す。例として入力系
の読取りサンプリング間隔が1/16mm、出力系が
16dots/mmで4×4のデイザーマトリツクスを
用いた場合について計算する。デイザーパターン
の周期は空間周波数に直すと4 1/mmであ
る。また1/16mmサンプリングの読取りではサン
プリング定理により8 1/mmの周波数までし
か検出できない。 マトリツクスサイズが5×5の場合、2次微分
フイルター(−1,0,2,0,−1)の1次元
FETを第3図に、1次微分フイルター(−1,
0,0,0,1)の1次元FETを第4図に、別
の1次元微分フイルター(−1,−1,0,1,
1)の1次元FETを第5図に示す。 それぞれピークの位置は4 1/mm,2
1/mm,2.5 1/mmである。これを表1の網
点画像の空間周波数と比べると、1次微分フイル
ターでは表1のすべての線数に対して1の条件を
満たしているが2次微分フイルターでは、120線、
133線の45゜で1の条件を満足できず、網点をエツ
ジと検出してしまう。2種類の1次微分フイルタ
ーを比較すると、パルス幅を大きくした(−1,
−1,0,1,1)の方が優れている。なぜなら
パルス幅を大きくした方が2番目のピークの強度
が小さくなり、またパルス幅を大きくした方がエ
ツジ領域を幅広く検出できるからである。 次に5×5のスムージングフイルター(1,
1,1,1,1)の1次元FETを第6図に示す。
120線45゜以上の網点画像の基本周波数、3.341
1/mm以上で強度が小さくなつている。また4
×4にデイザーマトリツクスのピツチ、4 1/
mmで強度が充分小さくなつていて条件3を満足
している。 本実施例はエツジ検出器、スムージング器に前
述の条件1,2のような周波数特性の空間フイル
ターを用いることにより、画像の平坦部と網点画
像は非エツジ領域と判定しスムージングで平均化
し、文字、線画、画像のエツジ部はそのまま出力
する。またエツジ領域と非エツジ領域との境界は
混合器での混合比をエツジ検出器の信号に応じて
変えることにより連続的につなぐ。以上により網
点画像でのモアレを防止し、文字の網点化と画像
の鮮鋭度の低下を防ぎ、エツジ領域と非エツジ領
域との不連続なテクスチヤーの変化を生じない。
また空間フイルターのマトリツクスサイズも大き
なものを必要としないので、ハード回路の規模を
小さくでき、LSI化にも有利である。 第7図は本発明の実施例を示すブロツク図で、
S1は入力画像信号、1は入力画像信号S1の1
次微分値の絶対値を検出する微分値検出部で第1
図aに対応する。S2は微分値検出部1の出力に
つながれた微分信号、2は微分信号S2から制御
信号S3とS4をつくる制御信号発生器、S3は
制御信号発生器2の出力で制御信号、S4はやは
り制御信号発生器2の出力で制御信号S3とは相
補性の制御信号、3は入力画像信号S1を平滑化
する平滑化処理部で第1図Cに対応する。S6は
平滑化処理部3によつて平滑化された平滑化画像
信号、4は平滑化画像信号S6と制御信号S3と
の算術積をとる掛け算器、S7は掛け算器4の出
力、 8入力画像信号S1と制御信号S4との算術積
をとる掛け算器、S12は掛け算器8の出力、9
は出力S7と出力S12の算術和をとる加算器、
S13は加算器9の出力で処理画像信号である。
ここで掛け算器4,8及び加算器9は第1図の混
合器dを構成している。 混合部305においては、に入力画像と平滑化
処理3の出力を適当な比率で混合する回路部で、
前断の制御信号発生部2に入力される微分値検出
部1の出力に応じ、S3,S4が出力される。後
述する様にS3,S4は相補性の制御信号である
が、必ずしも限定されない。S3,S4は制御信
号S5により、自由にその特性を選択し設定する
事ができる。掛け算器8において入力画像S4に
よつて決められた乗算を行い、掛け算器4におい
て平滑化処理部出力はS3によつて決定される乗
算を行い、掛け算器4,8の出力は加算器9によ
つて互いに加算され、これが画像処理出力とな
る。 第7図のブロツク図はまた次式をもつて表現す
ることができる。 まず微分値検出部1及び制御信号発生器2は以
下の式1の如き演算を行う。 E=(|1 1 0 −1 −1 1 1 0 −1 −1 1 1 0 −1 −1 1 1 0 −1 −1 1 1 0 −1 −1〓*1 | | | | | | 〓・I|+|110−1−1 110−1−1 110−1−1 110−1−1 110−1−1〓*2 | | | | | | 〓・I|) …(式1) ここでIは入力画像データ、Eは制御信号S4
である。5は制御信号S4を最大値1に規格化す
る規格化関数である。 そして平滑化処理部3からは以下の如き出力が得
られる。 H=11111 11111 11111 11111 11111・I …(式2) Hは平滑化処理部3の出力である。依つて、加
算器9の出力S13の値Oは以下の如き式2によ
つて表わせる。 0=E・I+(1−E)(11111 11111 11111 11111 11111〓*3 | | | | | | 〓I)
…(式3) 上式に示す〔 〕内は画像信号Iとコンボリ
ユーシヨンをとるカーネルである。カーネル*1
〜*3は種々の変形が考えられ、その一例を表2
に示す。
【表】
第8図は制御信号発生部2のもつ関数の特性
の例である。 E=(x)において E=0 for 0x<0.2 E=1.67x−0.33 for 0.2x<0.8 E=1 for 0.8x1 である。ただし入出力信号とも0〜1に規格化し
て説明する。 第9図及び第10図は1次微分によるエツジ検
出部1(以降微分値検出部と呼ぶ)の動作を説明
する図で、主走査1次元にて示している。 すでに説明しているように微分値検出部1は一
種の帯域通過型フイルタとなつているので、第9
図に示す高い周波数成分をもつ網点画像のような
入力画像信号S1はカーネル(−1,−1,0,
1,1)で主走査方向にたたみ込みを行うとその
出力信号S2は0.1−0.2といつた小さな値とな
る。 一方、比較的低周波の入力画像信号の場合(例
えば文字の縦線等)には、第10図に示す如く、
同様のたたみ込みにより、出力信号S2は大きな
値をとる。 ここでガンマ変換を行う制御信号発生部2は第
8図に示すように微分信号S2が0.2より小の場
合は制御信号S3を1にし、制御信号S4を0に
する。また微分信号S2が0.8より大きい場合は
制御信号S3を0にし、制御信号S4を1にす
る。さらに微分信号が0.2〜0.8の間においては第
2図に示すように常に制御信号S3と制御信号S
4の和が1になるように微分信号S2に応じて変
化する。 一方入力画像信号S1は微分値検出部1の入力
に接続されていると共に平滑化処理部3にも同時
に接続されている。 第11図は平滑化処理部3の動作を示してお
り、説明のために主走査方向の一次元の例を示し
ている。この場合カーネルは(1,1,1,1,
1)で内容がすべて1であり5画素の平均を出力
するよう構成されているローパスフイルタになつ
ており、入力画像信号S1は平滑化画像信号S6
のようになる。 ところで微分値検出部1の出力が大きい、即ち
エツジ部では制御信号S3は小さく、S4は大き
い。逆に微分信号S2が小さい場合はS3が大き
くS4が小さい。また第8図で述べたようにS3
とS4は常にその和が1になるようにガンマ変換
されている。従つてかけ算器4と8の出力の和は
微分信号S2が大のとき入力画像S1の成分が多
く、S2が小のとき平滑化信号S6の成分が多く
なる様制御される。 第12図はこの様子を示しており、微分信号S
2は入力画像信号S1のうち周期の短い振動(網
点周期に相当する)を除く部分でのエツジを検出
していることを示している。 制御信号S4は微分信号S2のガンマ変換した
ものであつて第12図に示される信号S2の4つ
の山以外を0にしている。S3は当然1−S4で
ある。さらに第12図は平滑化信号S6も示して
いる。第12図において処理信号S13はS6と
S1をS3とS4の比率で加えた網点部分を平滑
化しエツジ部のみ強調した信号である。 (各部分の説明) 第7図に示す入力画像信号S1は第19図に示
すように、イメージデータの連続する5ライン分
のデータより成り、5ラインバツフア301に入
力された入力画像データは5ラインバツフアに
て、たくわえられた後に5ライン分同時に、出力
され図示していない画像転送クロツクに同期し
て、イメージデータの主走査方向に1画素づつ出
力される。 また第19図に示す様にイメージエリアの注目
領域Sをさらに拡大して、注目する画素データを
Smmとした時の周辺の画像データについて考え
る。 (微分値検出部1) 第13図は微分値検出部1の詳細回路図であ
る。 微分値検出部1には第18図の5ラインバツフ
ア301の出力が入力される。 図において306は一次微分器であり、その出
力306−aは、データ部306−cと、正負を
示すサイン部306−bとに分けられ、サイン部
306−bは、セレクタ308のセレクト信号に
入力され、インバータ307によつて+,−反転
したデータか306−cのデータのいずれかをセ
レクトする事によつてデータの絶対値308−a
が得られる。同様にして1次微分器312の出力
の絶対値がセレクタ311より出力され、加算器
309により308−aと311−aが加算さ
れ、2方向の一次微分値の和が加算器309より
出力される。 次に第13図の1次微分器306,312を詳
細に示したブロツク図を第14図に示す。 まず、この1次微分回路の基本動作を説明する
ために第14図中のブロツクXについて説明す
る。 まず第14図中のすべてのシフトレジスタは図
中に示さない画像転送クロツクに同期してシフト
される。説明を簡単にするために乗算器243〜
247のすべての乗算係数を1とする。タイミン
グチヤート第15図によりt−3におけるシフト
レジスタ230の出力はSn,m−1+Sn,m−
2であり、t−2におけるシフトレジスタ231
の出力はSn,m+Sn,m−1+Sn,m−2であ
り、t−1におけるシフトレジスタ232の出力
はSn,m+1+Sn,m+Sn,m−1+Sn,m−
2でt0における加算器260の出力はSn,m
+2+Sn,m+1+Sn,m+Sn,m−1+Sn,
m−2である。このようにして主走査方向5画素
の加算値をブロツクXにて計算する。ここで、乗
算器243−247の乗算係数をa,b,c,
d,eに設定することにより加算器260の出力
は、e・Sn,m+2+d・Sn,m+1+c・
Sn,m+b・Sn,m−1+a・Sn,m−2とな
る。 同様にしてシフトレジスタ223以降の回路
と、シフトレジスタ233以降の回路が動作する
事もわかる。 ところで、求める1次微分が式1の*1,*2
の様な場合に、注目画素がnライン目の場合に、
n−2ラインとn−1ラインのカーネルの要素は
等しく、又n+1ラインとn+2ラインのカーネ
ルの要素も等しい。故に画素データはn−2ライ
ン目とn−1ライン目を加算器231で加算して
から式1*1,*2の様な1次微分処理を行う事
によつて回路規模を1/2に縮小できる。又、n+
1ライン目、n+2ライン目についても同様であ
る。この様にして加算器400において5ライン
分のカーネルに応じた加算値を得る事ができる。 又、238〜252に示すような乗算器はその
乗算値が1or−1or0の様に単純な場合には、第1
7図に示すように、インバータ291とセレクタ
292によつて簡単に構成でき図中SLによつて
1or−1の切換えを行い、CLによつて0にする事
ができる。 又式1のカーネル*1の1次微分を求めるに
は、乗算器238〜242の乗算係数を1とし、
乗算器243〜247の乗算係数を0とし、乗算
器248〜252の乗算係数を−1とする。 式1のカーネル*2の1次微分を求めるには、
乗算器242,238,239,240,241
の乗算係数を1,1,0,−1,−1とし、乗算器
243〜247の乗算係数を1,1,0,−1,−
1とし、乗算器248〜252の乗算係数を1,
1,0,−1,−1とする。 又、表2の*1,*2の様な1次微分を算出す
る回路構成は第17図により実現できるが、第1
4図と動作原理は同じであるので乗算器への係数
の与え方は省略する。 (平滑化処理部3) 次に第7図平滑化処理部3のブロツクの詳細を
第20図に示す。 画像信号S1は夫々イメージの副走査方向に連
続する5ラインのデータより成り、加算器271
により副走査5画素の加算が行われる。このデー
タは1ビツト遅延する為のシフトレジスタ272
に入力される。シフトレジスタ272の出力デー
タは加算器277〜280に入力される。加算器
272ではシフトレジスタ272の出力とその1
画素前のデータが加算される。この加算結果は2
74のシフトレジスタにラツチされた後に278
の加算器で次の画素と加算される。以下同様にし
て時間T2の時に加算器280からは第21図に
示如くSN,m+2+SN,m+1+SN,m+SN,
m−1+SN,m−2が出力される(SN,j=SN
−2,j+SN−1,j+SN,j+SN+1,j+
SN+2,j)。 こうして注目画素をSn,mとする時に式2の
*3に示される画素合計が加算器280より出力
され除算器281により合計画素数で、割つて平
滑化データが得られる。又、第22図に示すよう
な重みづけをした平滑化をする回路が第23図で
ある。動作タイミング等は第20図と同じである
が、第23図では乗算器351〜355により各
ラインに重みづけし、又各列にも乗算器356〜
360により重みづけすることによつて第22図
の如き平滑化を行う。 この平滑化処理部では画像副走査方向にその加
算値をすべて加え合せてから画像主走査方向に加
算しているので回路規模が小さくできる。 (他の実施例) 本実施例においては微分値検出部、平滑化処理
部のカーネル5×5としたが、モアレ除去の目的
とする線数によつては3×3でも良いし、5×5
以上必要となる場合もある。又目的に応じて微分
値検出部、平滑化処理部は夫々同じ大きさのカー
ネルを用いる必要はない。更にカーネルは正方で
ある必要はない。 また本実施例においては1組の5ラインバツフ
アを設け、エツジ検出と平滑化とエツジ強調を並
列処理によつて行うよう説明したが必ずしも並列
に行う必要はない。 又、本実施例においては平滑化処理部3の出力
である平滑化信号S6と入力画像信号S1をガン
マ変換部2の出力に従つた割合で加算したが、S
1のかわりに入力画像信号S1をエツジ強調した
信号を用いても良い。 又、本発明の実施例において、ガンマ変換を行
う制御信号発生器2の特性は第8図であるように
説明したが、第24図−a〜cにガンマ変換器2
の特性の変形例を示す。 第24図においては、制御信号S4の特性のみ
を示しているが、制御信号S3は S3=1−S4 であらわさせる。 第24図−aは S4=0 ただし 0<S2<0.5 S4=1.0 ただし 0.5<S2<1.0 なる特性を有し、特にガンマ変換部の回路が簡単
に構成できるという特徴がある。 第24図−bは S4=−arctan(k・S2+k) なる特性を有し、特に平滑信号とエツジ強調信号
とのつながりがスムーズになるという特徴があ
る。 第24図−cは S4=0 ただし 0 <S2<0.25 S4=0.33ただし 0.25<S2<0.5 S4=0.67ただし 0.5<S2<0.75 S4=1.0 ただし 0.75<S2<1.0 なる特性を有し、第8図に示す実施例に対し、比
較的、回路が簡単になり、かつ第24図−aに示
したガンマ変換部の特性を用いた場合より平滑化
信号とエツジ強調信号とのつながりがスムーズに
なるという特徴がある。 さらに述べるなら、たとえば微分値検出部とし
て良く知られるプレウイツトのエツジ検出やソー
ベルのエツジ検出法などを用いても良い。さらに
前記プレウイツトのエツジ検出やソーベルのエツ
ジ検出法あるいはラプラシアンとしては通常3x3
の核を用いて空間フイルター処理がなされるが、
核の大きさが3x3以外に拡張して用いても本発明
の本質に影響を与えるものではない。 〈効果〉 以上説明した様に本発明に依れば画像中から平
担な網点部分を分離できるので、網点部分を平滑
化するので網点とデイザパターンによるモアレを
抑止できる。 又、文字や細線は平滑化しないので原稿像を忠
実に再現できる。 更に写真画像のような非網点画像に対して影響
を与えない。
の例である。 E=(x)において E=0 for 0x<0.2 E=1.67x−0.33 for 0.2x<0.8 E=1 for 0.8x1 である。ただし入出力信号とも0〜1に規格化し
て説明する。 第9図及び第10図は1次微分によるエツジ検
出部1(以降微分値検出部と呼ぶ)の動作を説明
する図で、主走査1次元にて示している。 すでに説明しているように微分値検出部1は一
種の帯域通過型フイルタとなつているので、第9
図に示す高い周波数成分をもつ網点画像のような
入力画像信号S1はカーネル(−1,−1,0,
1,1)で主走査方向にたたみ込みを行うとその
出力信号S2は0.1−0.2といつた小さな値とな
る。 一方、比較的低周波の入力画像信号の場合(例
えば文字の縦線等)には、第10図に示す如く、
同様のたたみ込みにより、出力信号S2は大きな
値をとる。 ここでガンマ変換を行う制御信号発生部2は第
8図に示すように微分信号S2が0.2より小の場
合は制御信号S3を1にし、制御信号S4を0に
する。また微分信号S2が0.8より大きい場合は
制御信号S3を0にし、制御信号S4を1にす
る。さらに微分信号が0.2〜0.8の間においては第
2図に示すように常に制御信号S3と制御信号S
4の和が1になるように微分信号S2に応じて変
化する。 一方入力画像信号S1は微分値検出部1の入力
に接続されていると共に平滑化処理部3にも同時
に接続されている。 第11図は平滑化処理部3の動作を示してお
り、説明のために主走査方向の一次元の例を示し
ている。この場合カーネルは(1,1,1,1,
1)で内容がすべて1であり5画素の平均を出力
するよう構成されているローパスフイルタになつ
ており、入力画像信号S1は平滑化画像信号S6
のようになる。 ところで微分値検出部1の出力が大きい、即ち
エツジ部では制御信号S3は小さく、S4は大き
い。逆に微分信号S2が小さい場合はS3が大き
くS4が小さい。また第8図で述べたようにS3
とS4は常にその和が1になるようにガンマ変換
されている。従つてかけ算器4と8の出力の和は
微分信号S2が大のとき入力画像S1の成分が多
く、S2が小のとき平滑化信号S6の成分が多く
なる様制御される。 第12図はこの様子を示しており、微分信号S
2は入力画像信号S1のうち周期の短い振動(網
点周期に相当する)を除く部分でのエツジを検出
していることを示している。 制御信号S4は微分信号S2のガンマ変換した
ものであつて第12図に示される信号S2の4つ
の山以外を0にしている。S3は当然1−S4で
ある。さらに第12図は平滑化信号S6も示して
いる。第12図において処理信号S13はS6と
S1をS3とS4の比率で加えた網点部分を平滑
化しエツジ部のみ強調した信号である。 (各部分の説明) 第7図に示す入力画像信号S1は第19図に示
すように、イメージデータの連続する5ライン分
のデータより成り、5ラインバツフア301に入
力された入力画像データは5ラインバツフアに
て、たくわえられた後に5ライン分同時に、出力
され図示していない画像転送クロツクに同期し
て、イメージデータの主走査方向に1画素づつ出
力される。 また第19図に示す様にイメージエリアの注目
領域Sをさらに拡大して、注目する画素データを
Smmとした時の周辺の画像データについて考え
る。 (微分値検出部1) 第13図は微分値検出部1の詳細回路図であ
る。 微分値検出部1には第18図の5ラインバツフ
ア301の出力が入力される。 図において306は一次微分器であり、その出
力306−aは、データ部306−cと、正負を
示すサイン部306−bとに分けられ、サイン部
306−bは、セレクタ308のセレクト信号に
入力され、インバータ307によつて+,−反転
したデータか306−cのデータのいずれかをセ
レクトする事によつてデータの絶対値308−a
が得られる。同様にして1次微分器312の出力
の絶対値がセレクタ311より出力され、加算器
309により308−aと311−aが加算さ
れ、2方向の一次微分値の和が加算器309より
出力される。 次に第13図の1次微分器306,312を詳
細に示したブロツク図を第14図に示す。 まず、この1次微分回路の基本動作を説明する
ために第14図中のブロツクXについて説明す
る。 まず第14図中のすべてのシフトレジスタは図
中に示さない画像転送クロツクに同期してシフト
される。説明を簡単にするために乗算器243〜
247のすべての乗算係数を1とする。タイミン
グチヤート第15図によりt−3におけるシフト
レジスタ230の出力はSn,m−1+Sn,m−
2であり、t−2におけるシフトレジスタ231
の出力はSn,m+Sn,m−1+Sn,m−2であ
り、t−1におけるシフトレジスタ232の出力
はSn,m+1+Sn,m+Sn,m−1+Sn,m−
2でt0における加算器260の出力はSn,m
+2+Sn,m+1+Sn,m+Sn,m−1+Sn,
m−2である。このようにして主走査方向5画素
の加算値をブロツクXにて計算する。ここで、乗
算器243−247の乗算係数をa,b,c,
d,eに設定することにより加算器260の出力
は、e・Sn,m+2+d・Sn,m+1+c・
Sn,m+b・Sn,m−1+a・Sn,m−2とな
る。 同様にしてシフトレジスタ223以降の回路
と、シフトレジスタ233以降の回路が動作する
事もわかる。 ところで、求める1次微分が式1の*1,*2
の様な場合に、注目画素がnライン目の場合に、
n−2ラインとn−1ラインのカーネルの要素は
等しく、又n+1ラインとn+2ラインのカーネ
ルの要素も等しい。故に画素データはn−2ライ
ン目とn−1ライン目を加算器231で加算して
から式1*1,*2の様な1次微分処理を行う事
によつて回路規模を1/2に縮小できる。又、n+
1ライン目、n+2ライン目についても同様であ
る。この様にして加算器400において5ライン
分のカーネルに応じた加算値を得る事ができる。 又、238〜252に示すような乗算器はその
乗算値が1or−1or0の様に単純な場合には、第1
7図に示すように、インバータ291とセレクタ
292によつて簡単に構成でき図中SLによつて
1or−1の切換えを行い、CLによつて0にする事
ができる。 又式1のカーネル*1の1次微分を求めるに
は、乗算器238〜242の乗算係数を1とし、
乗算器243〜247の乗算係数を0とし、乗算
器248〜252の乗算係数を−1とする。 式1のカーネル*2の1次微分を求めるには、
乗算器242,238,239,240,241
の乗算係数を1,1,0,−1,−1とし、乗算器
243〜247の乗算係数を1,1,0,−1,−
1とし、乗算器248〜252の乗算係数を1,
1,0,−1,−1とする。 又、表2の*1,*2の様な1次微分を算出す
る回路構成は第17図により実現できるが、第1
4図と動作原理は同じであるので乗算器への係数
の与え方は省略する。 (平滑化処理部3) 次に第7図平滑化処理部3のブロツクの詳細を
第20図に示す。 画像信号S1は夫々イメージの副走査方向に連
続する5ラインのデータより成り、加算器271
により副走査5画素の加算が行われる。このデー
タは1ビツト遅延する為のシフトレジスタ272
に入力される。シフトレジスタ272の出力デー
タは加算器277〜280に入力される。加算器
272ではシフトレジスタ272の出力とその1
画素前のデータが加算される。この加算結果は2
74のシフトレジスタにラツチされた後に278
の加算器で次の画素と加算される。以下同様にし
て時間T2の時に加算器280からは第21図に
示如くSN,m+2+SN,m+1+SN,m+SN,
m−1+SN,m−2が出力される(SN,j=SN
−2,j+SN−1,j+SN,j+SN+1,j+
SN+2,j)。 こうして注目画素をSn,mとする時に式2の
*3に示される画素合計が加算器280より出力
され除算器281により合計画素数で、割つて平
滑化データが得られる。又、第22図に示すよう
な重みづけをした平滑化をする回路が第23図で
ある。動作タイミング等は第20図と同じである
が、第23図では乗算器351〜355により各
ラインに重みづけし、又各列にも乗算器356〜
360により重みづけすることによつて第22図
の如き平滑化を行う。 この平滑化処理部では画像副走査方向にその加
算値をすべて加え合せてから画像主走査方向に加
算しているので回路規模が小さくできる。 (他の実施例) 本実施例においては微分値検出部、平滑化処理
部のカーネル5×5としたが、モアレ除去の目的
とする線数によつては3×3でも良いし、5×5
以上必要となる場合もある。又目的に応じて微分
値検出部、平滑化処理部は夫々同じ大きさのカー
ネルを用いる必要はない。更にカーネルは正方で
ある必要はない。 また本実施例においては1組の5ラインバツフ
アを設け、エツジ検出と平滑化とエツジ強調を並
列処理によつて行うよう説明したが必ずしも並列
に行う必要はない。 又、本実施例においては平滑化処理部3の出力
である平滑化信号S6と入力画像信号S1をガン
マ変換部2の出力に従つた割合で加算したが、S
1のかわりに入力画像信号S1をエツジ強調した
信号を用いても良い。 又、本発明の実施例において、ガンマ変換を行
う制御信号発生器2の特性は第8図であるように
説明したが、第24図−a〜cにガンマ変換器2
の特性の変形例を示す。 第24図においては、制御信号S4の特性のみ
を示しているが、制御信号S3は S3=1−S4 であらわさせる。 第24図−aは S4=0 ただし 0<S2<0.5 S4=1.0 ただし 0.5<S2<1.0 なる特性を有し、特にガンマ変換部の回路が簡単
に構成できるという特徴がある。 第24図−bは S4=−arctan(k・S2+k) なる特性を有し、特に平滑信号とエツジ強調信号
とのつながりがスムーズになるという特徴があ
る。 第24図−cは S4=0 ただし 0 <S2<0.25 S4=0.33ただし 0.25<S2<0.5 S4=0.67ただし 0.5<S2<0.75 S4=1.0 ただし 0.75<S2<1.0 なる特性を有し、第8図に示す実施例に対し、比
較的、回路が簡単になり、かつ第24図−aに示
したガンマ変換部の特性を用いた場合より平滑化
信号とエツジ強調信号とのつながりがスムーズに
なるという特徴がある。 さらに述べるなら、たとえば微分値検出部とし
て良く知られるプレウイツトのエツジ検出やソー
ベルのエツジ検出法などを用いても良い。さらに
前記プレウイツトのエツジ検出やソーベルのエツ
ジ検出法あるいはラプラシアンとしては通常3x3
の核を用いて空間フイルター処理がなされるが、
核の大きさが3x3以外に拡張して用いても本発明
の本質に影響を与えるものではない。 〈効果〉 以上説明した様に本発明に依れば画像中から平
担な網点部分を分離できるので、網点部分を平滑
化するので網点とデイザパターンによるモアレを
抑止できる。 又、文字や細線は平滑化しないので原稿像を忠
実に再現できる。 更に写真画像のような非網点画像に対して影響
を与えない。
第1図は本発明の実施例の基本概念を示す図、
第2図は各種画像のもつ周波数特性図、第3図、
第4図、第5図は各種微分フイルタの周波数特性
図、第6図は平滑化フイルタの周波数特性図、第
7図は本実施例の画像処理ブロツク図、第8図は
制御信号発生部2のガンマ変換特性図、第9図、
第10図は一次微分を行う微分値検出部1の動作
例を示す図、第11図は平滑化処理部3の動作例
を示す図、第12図は第7図各部の信号波形図、
第13図はエツジ検出部1の詳細回路図、第14
図は1次微分器306,312の詳細ブロツク
図、第15図は1次微分器の動作を示すタイミン
グチヤート、第16図は絶対値の回路図、第17
図は1次微分器の他の例の詳細ブロツク図、第1
8図はバツフア回路図、第19図はイメージエリ
アを示す図、第20図は平滑化処理部3の詳細ブ
ロツク図、第21図は平滑化処理部の動作を示す
図、第22図は他の平滑化処理の為のカーネルを
示す図、第23図は第22図の平滑化を行う為の
ブロツク図、第24a図、第24b図、第24c
図は制御信号発生部2の他のガンマ変換特性を示
す図である。 図において、aはエツジ検出器、cは平滑器、
dは混合器、1は微分値検出部、2は制御信号発
生部、3は平滑化処理部、4と6と8はかけ算
器、を夫々示す。
第2図は各種画像のもつ周波数特性図、第3図、
第4図、第5図は各種微分フイルタの周波数特性
図、第6図は平滑化フイルタの周波数特性図、第
7図は本実施例の画像処理ブロツク図、第8図は
制御信号発生部2のガンマ変換特性図、第9図、
第10図は一次微分を行う微分値検出部1の動作
例を示す図、第11図は平滑化処理部3の動作例
を示す図、第12図は第7図各部の信号波形図、
第13図はエツジ検出部1の詳細回路図、第14
図は1次微分器306,312の詳細ブロツク
図、第15図は1次微分器の動作を示すタイミン
グチヤート、第16図は絶対値の回路図、第17
図は1次微分器の他の例の詳細ブロツク図、第1
8図はバツフア回路図、第19図はイメージエリ
アを示す図、第20図は平滑化処理部3の詳細ブ
ロツク図、第21図は平滑化処理部の動作を示す
図、第22図は他の平滑化処理の為のカーネルを
示す図、第23図は第22図の平滑化を行う為の
ブロツク図、第24a図、第24b図、第24c
図は制御信号発生部2の他のガンマ変換特性を示
す図である。 図において、aはエツジ検出器、cは平滑器、
dは混合器、1は微分値検出部、2は制御信号発
生部、3は平滑化処理部、4と6と8はかけ算
器、を夫々示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 画像信号のエツジ部を検出するエツジ検出手
段、前記画像信号を平滑化する平滑化手段と、前
記平滑化手段と前記画像信号を混合する混合する
混合手段を具備し、前記エツジ検出手段の出力に
よつて前記混合手段の混合割合を可変することを
特徴とする画像処理装置。 2 特許請求の範囲第1項において前記エツジ検
出手段は1次微分器により構成されることを特徴
とする画像処理装置。 3 特許請求の範囲第2項において、前記エツジ
検出手段は2方向以上の一次微分の和を得ること
を特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59276482A JPS61157164A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 画像処理装置 |
| GB8531765A GB2170373B (en) | 1984-12-28 | 1985-12-24 | Image processing apparatus |
| DE19853546135 DE3546135A1 (de) | 1984-12-28 | 1985-12-27 | Verfahren und einrichtung zur bildverarbeitung |
| US07/657,949 US5231677A (en) | 1984-12-28 | 1991-02-21 | Image processing method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59276482A JPS61157164A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 画像処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61157164A JPS61157164A (ja) | 1986-07-16 |
| JPH0521385B2 true JPH0521385B2 (ja) | 1993-03-24 |
Family
ID=17570064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59276482A Granted JPS61157164A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61157164A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5134757B2 (ja) * | 2004-08-13 | 2013-01-30 | 株式会社東芝 | 画像処理装置、画像処理方法、及び超音波診断装置 |
| JP4817727B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2011-11-16 | キヤノン株式会社 | カラー画像形成装置 |
| JP4569697B2 (ja) * | 2008-01-08 | 2010-10-27 | 三菱電機株式会社 | 画像処理装置、画像表示装置、及び画像処理方法 |
| US8422812B2 (en) | 2008-01-08 | 2013-04-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Image processor and method therefor, and image display device |
| JP2011015277A (ja) | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Olympus Corp | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムが記録された記録媒体 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP59276482A patent/JPS61157164A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61157164A (ja) | 1986-07-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |