JPH05213989A - 17β−置換アザーアンドロスタン誘導体 - Google Patents

17β−置換アザーアンドロスタン誘導体

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JPH05213989A
JPH05213989A JP4271226A JP27122692A JPH05213989A JP H05213989 A JPH05213989 A JP H05213989A JP 4271226 A JP4271226 A JP 4271226A JP 27122692 A JP27122692 A JP 27122692A JP H05213989 A JPH05213989 A JP H05213989A
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JP
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phe
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hydrogen
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JP4271226A
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English (en)
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Michel Biollaz
ビオラツ ミヒェル
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J73/00Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms
    • C07J73/001Steroids in which the cyclopenta[a]hydrophenanthrene skeleton has been modified by substitution of one or two carbon atoms by hetero atoms by one hetero atom
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 5α−レダクターゼ阻害活性を有し、前立腺
肥大等の治療のために有効な化合物を提供する。 【構成】 次の式(I): 【化1】 〔式中、炭素原子1及び2は単結合又は二重結合により
連結されており;R1は水素、メチル又はエチルであ
り;Aは基−N(−R2 )−X−(ここでR2 は水素又
はC1 〜C4 アルキル、XはC1 〜C12アルキレン又は
3 〜C6 シクロアルキリデン)、基−N(−R2 )−
Y−Phe(ここで、R2 は上記の通り、Yは直接結合
又はC1 〜C6 アルキレン、Pheは(置換)フェニレ
ン基)、基−O−X−(ここで、Xは上記の通り)又は
基−O−Y−Phe−(ここで、Y及びPheは上記の
通り)である〕で表わされる化合物、その製造方法なら
びに式(I)の化合物を含む医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の概要】本発明は、次の式(I):
【化5】
【0002】〔式中、炭素原子1及び2は単結合又は二
重結合により連結されており;R1は水素、メチル又は
エチルであり;そしてAは式−N(−R2 )−X−で示
される基(ここでR2 は水素又はC1 〜C4 アルキルで
あり、そしてXはC1 〜C12アルキレン又はC3 〜C6
シクロアルキリデンである)、式−N(−R2 )−Y−
Pheで示される基(ここで、R2 は上に定義した通り
であり、Yは直接結合又はC1 〜C6 アルキレンであ
り、そしてPheは置換されていないか又は置換されて
いるフェニレン基である)、式−O−X−で示される基
(ここで、Xは上に定義した通りである)又は式−O−
Y−Phe−で示される基(ここで、Y及びPheは上
に定義した通りである)である〕により表わされる新規
化合物に関する。
【0003】本発明はまた、上記化合物の製造方法、及
び該化合物を含んで成る医薬組成物に関し、本発明はさ
らに、ヒトを含む温血動物におけるこれらの化合物及び
医薬組成物の療法的使用に関する。
【0004】
【具体的な説明】本明細書において使用される定義は記
載の文脈において好ましくは次の意味を有する。C1
4 アルキルは対応する直鎖又は分枝鎖アルキルであ
り、例えばn−プロピル、n−ブチル、tert−ブチ
ル、そして特にメチル及びエチルである。
【0005】基XとしてのC1 〜C12アルキレンは所望
により直鎖又は分枝鎖であり、2つの遊離基は異なる2
個の炭素原子から又は同じ炭素原子から生ずる。直鎖C
2 〜C6 アルキレン基、例えばトリ−〜ヘキサ−メチレ
ン、特にペンタメチレン及びエチレン、並びに分枝鎖C
3 〜C6 アルキレン基、例えば2−メチル−1,2−プ
ロピレン及び1,1−ジメチルエチレンであって、2個
の異なる炭素原子の遊離価を有するものが好ましい。特
に、直鎖の又分枝が多くても1つであるアルキレン基で
あって、2個の遊離価が同一の炭素原子から生じている
もの、例えば直鎖の又は1回分枝したC1 〜C6 アルキ
リデン基、例えば特にメチレン、そしてさらにエチリデ
ン、1,1−プロピリデン又は2,2−プロピリデンが
好ましい。
【0006】用語「アルキレン」上記の定義によれば、
例えば1,1−アルキリデン基を1,1−アルキレン基
と称することもできる。C3 〜C6 シクロアルキリデン
は1,1−シクロプロピリデン、1,1−シクロブチリ
デン、1,1−シクロペンチリデン及び1,1−シクロ
ヘキシリデンである。C1 〜C6 アルキレン(Y)は直
鎖でも分枝鎖でもよい。直鎖アルキレン、例えばメチレ
ン、エチレン、トリメチレン及びテトラメチレンが好ま
しい。
【0007】フェニレンはオルト(o−)、メタ(m
−)及び特にパラ(p−)フェニレンであり、そして−
シアノ基とは別に−ハロゲン、C1 〜C4 アルキル、C
1 〜C 4 アルコキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ及び
1 〜C4 アルコキシカルボニルから成る群から選ばれ
た1個、2個又は3個の更なる置換基により置換されて
いてもよく、あるいは置換されていなくてもよい。ハロ
ゲンは、例えば弗素又は塩素である。C1 〜C4 アルコ
キシは、例えばプロポキシ、ブトキシ、そして特にメト
キシ及びエトキシである。
【0008】C1 〜C4 アルコキシカルボニルは、例え
ばプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニ
ル、そして特にメトキシカルボニル及びエトキシカルボ
ニルである。式(I)の化合物は、価値ある薬理学的性
質を示す。特にこれらは、主としてヒトにおいて循環し
ているアンドロゲンテストステロンを一層活性の強い5
α−ジヒドロテストステロンに変更する酵素5α−レダ
クターゼの強力な阻害剤である。
【0009】前立腺の良性の肥大において、5α−ジヒ
ドロテストステロンは前立腺中に上昇した濃度で検出さ
れ、そしてそれ故に肥大の原因となっていると思われ
る。本発明の式(I)の化合物が酵素5α−レダクター
ゼに対して強い阻害作用を有することが見出された。
【0010】従って、本発明の式(I)の化合物は、温
血動物(ヒト及び他の動物)において、前立腺の良性肥
大、並びに生理的5α−ジヒドロテストステロンの量の
減少に好都合に応答する他の異状及び状態、例えば前立
腺の癌、脂漏、尋常性座瘡、女性における粗毛症、等の
療法的処理のために適当である。この新規化合物は、経
腸的に、例えば経口的に、局所的に、又は非経口的に投
与可能な5α−レダクターゼ阻害剤として、例えば適当
な医薬組成物の形で使用することができる。
【0011】本発明は特に、炭素原子1及び2が単結合
又は二重結合により連結されており;R1 が水素、メチ
ル又はエチルであり;そしてAが式−N(−R2 )−X
で示される基(ここで、R2 は水素又はC1 〜C4 アル
キル、特にメチルであり、そしてXは直鎖又は分枝鎖の
1 〜C12アルキレン、特にC1 〜C6 アルキレン、例
えばエチレン、ペンタメチレン、2−メチル−1,2−
プロピレンもしくは2,2−プロピリデン、又はC3
6 シクロアルキリデン、例えば1,1−シクロプロピ
リデンである)、式−N(−R2 )−Y−Pheで示さ
れる基(ここで、R2 は上に定義した通りであり、Yは
直接結合又はC1 〜C6 アルキレン、特にC1 〜C4
ルキレン、例えばメチレンであり、そしてPheは置換
されていないか、あるいはハロゲン、例えば塩素、C1
〜C4 アルキル、例えばメチル、C1 〜C4 アルコキ
シ、例えばメトキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ及び
/又はC1 〜C4 アルコキシカルボニル、例えばメトキ
シカルボニルにより置換されたフェニレン基である)、
式−O−X−で示される基(ここで、Xは上に定義した
通りである)、又は式−O−Y−Pheで示される基
(ここで、Y及びPheは上に定義した通りである)で
ある、式(I)の化合物に関する。
【0012】本発明は特に、炭素原子1及び2が単結合
又は二重結合により連結されており;R1 が水素又はメ
チルであり;そしてAが式−N(−R2 )−X−の基
(ここで、R2 は水素であり、そしてXは直鎖又は分枝
鎖のC1 〜C6 アルキレン、特にエチレン、ペンタメチ
レン、2−メチル−1,2−プロピレン又は2,2−プ
ロピリデンである)、式−N(−R2 )−Y−Pheの
基(ここで、R2 は上に定義した通りであり、
【0013】Yは直接結合又はC1 〜C4 アルキレン、
例えばメチレンであり、そしてPheは置換されていな
いかあるいはハロゲン、例えば塩素、C1 〜C4 アルキ
ル、例えばメチル、C1 〜C4 アルコキシ、例えばメト
キシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ又はC1 〜C4 アル
コキシカルボニル、例えばメトキシアルボニルにより置
換されたフェニレンである)、式−O−X−で示される
基(ここで、Xは上に定義した通りである)、又はO−
Y−Pheで示される基(ここで、Y及びPheは上に
定義した通りである)である式(I)の化合物に関す
る。
【0014】炭素原子1及び2が二重結合により連結さ
れており、R1 が水素であり、そしてAが式−N(−R
2 )−X−で示される基(ここで、R2 は水素であり、
そしてXはC1 〜C4 アルキレン、特に2,2−ピロピ
リデンである)、又は式−N(−R2 )−Y−Phe−
の基(ここで、R2 は上に定義した通りであり、Yは直
接結合であり、そしてPheはp−フェニレン基であ
る)である、式(I)の化合物が特に挙げられる。
【0015】本発明は好ましくは例に記載する式(I)
の化合物に関する。本発明の化合物は、それ自体既知の
方法により得られる。本発明の式(I)の化合物は、例
えば次の方法により製造される。
【0016】(a)次の式(II):
【化6】
【0017】(式中、炭素原子1及び2は単結合又は二
重結合により連結されており;R1は水素、メチル又は
エチルであり;そしてZはカルボキシル基又は反応性に
活性化されたカルボキシル基である)で表わされる化合
物を、式H−A1 −CNで示される化合物〔ここで、A
1 は式−N(−R2 )−X−又は−N(−R2 )−Y−
Phe−で示される基であり、ここでR2 は水素原子又
はC1 〜C4 アルキルであり、XはC1 〜C12アルキレ
ン又はC3 〜C6 シクロアルキリデンであり、Yは直接
結合又はC1 〜C6 アルキレンであり、そしてPheは
置換されていないか又は置換されているフェニレン基で
ある〕と、あるいは式H−A2 −CNで示される化合物
(ここで、A2 は式−O−X−又は−O−Y−Pheで
示される基であり、ここでXY及びPheは上に定義し
た意味を有する)と、反応せしめ;あるいは、
【0018】(b)次の式(III ):
【化7】
【0019】〔式中、炭素原子1及び2は単結合又は二
重結合により結合しており;R1 は水素、メチル又はエ
チルであり;Aは式−N(−R2 )−X−で示される基
(ここでR2 は水素又はC1 〜C4 アルキルであり、そ
してXはC1 〜C12アルキレン又はC3 〜C6 シクロア
ルキリデンである)、式−N(−R2 )−Y−Pheで
示される基(ここで、R2 は上に定義した通りであり、
Yは直接結合又はC1〜C6 アルキレンであり、そして
Pheは置換されていないか又は置換されているフェニ
レン基である)、式−O−X−で示される基(ここで、
Xは上に定義した通りである)又は式−O−Y−Phe
−で示される基(ここで、Y及びPheは上に定義した
通りである)であり;そしてMはシアノに転換され得る
基である〕で表わされる化合物において、該基Mをシア
ノに転換し;あるいは
【0020】(c)炭素原子1及び2が単結合により連
結されており、R1 が水素、メチル又はエチルであり、
そしてAが式−N(−R2 )−X−で示される基(ここ
でR 2 は水素又はC1 〜C4 アルキルであり、そしてX
はC1 〜C12アルキレン又はC3 〜C6 シクロアルキリ
デンである)、式−N(−R2 )−Y−Pheで示され
る基(ここで、R2 は上に定義した通りであり、Yは直
接結合又はC1 〜C6アルキレンであり、そしてPhe
は置換されていないか又は置換されているフェニレン基
である)、式−O−X−で示される基(ここで、Xは上
に定義した通りである)又は式−O−Y−Phe−で示
される基(ここで、Y及びPheは上に定義した通りで
ある)である式(I)の化合物の製造のために、次の式
(IV):
【0021】
【化8】
【0022】〔式中、炭素原子1及び2は単結合又は二
重結合により連結されており;R1は水素、メチル又は
エチルであり;そしてAは式−N(−R2 )−X−で示
される基(ここでR2 は水素又はC1 〜C4 アルキルで
あり、そしてXはC1 〜C12アルキレン又はC3 〜C6
シクロアルキリデンである)、式−N(−R2 )−Y−
Pheで示される基(ここで、R2 は上に定義した通り
であり、Yは直接結合又はC1 〜C6 アルキレンであ
り、そしてPheは置換されていないか又は置換されて
いるフェニレン基である)、式−O−X−で示される基
(ここで、Xは上に定義した通りである)又は式−O−
Y−Phe−で示される基(ここで、Y及びPheは上
に定義した通りである)である〕により表わされる化合
物を還元剤により処理し;そして所望により、上記いず
れかの方法により得られる式(I)の化合物を式(I)
の化の化合物に転換する。
【0023】方法(a)はアシル化反応である。式H−
1 −CNのアミノ化合物又は式H−A2 −CNのヒド
ロキシ化合物がカルボン酸又はその反応性誘導体により
アシル化され、それぞれ酸アミド(カルボキサミド)又
はエステル(カルボキシレート)が生成し、アシル化剤
として使用されるカルボン酸のアシル化を、アシル化さ
れるべき化合物の存在下で行うこともできる(例えば、
Haslam,E.,Tetrahedron 36,
2409−2433,1980を参照のこと)。
【0024】アシル化剤として使用され得るカルボン酸
誘導体は特に反応性活性化エステル又は反応性無水物そ
してさらに反応性環状アミドである。
【0025】好ましい活性化されたエステルは、例え
ば、Zがカルボキシである式(II)の対応する酸を適当
なN,N′−ジ置換カルボジイミド、例えばN,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミドで処理することにより
得られるアミジノ型のエステル、例えばN,N′−置換
アミジノエステル(カルボジイミド法);例えば対応す
る酸とトリフェニルホスフィン及び2,2′−ジチオ−
ジピリジンとの反応により形成されるチオエステル、特
に2−ピリジルチオエステル(活性化チオエステル
法);
【0026】例えば対応する酸をそれぞれN−ヒドロキ
シアミノ又はN−ヒドロキシアミド化合物、例えばN−
ヒドロキシサクシンイミド、N−ヒドロキシピペリジ
ン、N−ヒドロキシフタリミド又は1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾールにより、例えばカルボジイミド法に従っ
て処理することにより得られるN−ヒドロキシエステ
ル、例えばアミノエステル又はアミドエステルである。
【0027】好ましいアミノエステルにはベンゾトリア
ゾール−1−イルオキシ誘導体が含まれる。後者は、例
えば、Zがカルボキシである式(II)の対応する酸と、
適当なベンゾトリアゾール誘導体、特にベンゾトリアゾ
ール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホス
ホニウムヘキサフルオロホスフェート(カストロス試
薬)又はO−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)
−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサ
フルオロホスフェートとの反応により生成する。
【0028】適当な酸無水物は特に、Zがカルボキシで
ある式(II)の酸の混合無水物、従って例えば無機酸と
の無水物、例えば酸ハロゲン化物、特に酸塩化物であ
り、例えば対応する酸を塩化オキサリル、塩化チオリニ
ル、又は1−クロロ−1−ジメチルアミノ−2−メチル
−プロプ−1−エンにより処理することにより得られる
もの(酸塩化物法)である。
【0029】適当な環状アミドは特に、芳香族性の5員
環ジアザ環とのアミド、例えばイミダゾール類例えばイ
ミダゾールとのアミドであり、例えば対応する酸をN,
N′−カルボニルジノミダゾールで処理することにより
得られるもの(イミダゾリド法)である。
【0030】前記のように、アシル化剤として使用し得
る酸の誘導体はその場で生成せしめることができる。例
えば、N−ヒドロキシエステルは、アシル化されるべき
出発物質とアシル化剤として使用される酸との混合物を
適当なベンゾトリアゾール誘導体、例えばベンゾトリア
ゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホ
スホニウムヘキサフルオロホスフェートの存在下で反応
せしめることによりその塩で生成せしめることができ
る。
【0031】さらに、アシル化剤として使用される酸の
アミノ又はアミドエステルは、アシル化されるべき出発
物質の存在下で、対応する酸とアミノ出発物質との混合
物をN,N′−ジ置換カルボジイミド、例えばN,N′
−ジシクロヘキシルカルボジイミド及びN−ヒドロキシ
アミン、特にヒドロキシベンゾトリアゾール、又はN−
ヒドロキシアミド例えばN−ヒドロキシサクシンイミド
の存在下で、場合によっては適当な塩基、例えば4−ジ
メチルアミノピリジンの存在下で、その場で生成せしめ
ることができる。
【0032】N,N′−ジ置換アミジノエステルは、例
えば、適当なN,N−ジ置換カルボジイミド、例えば
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下
で、アシル化されるべき化合物とアシル化に使用される
酸とを反応せしめることによりその場で生成される。
【0033】アシル化はそれ自体既知の方法で、通常は
反応混合物の氷点と沸点との間の温度において、例えば
約−10℃〜+150℃、好ましくは室温(約+20
℃)〜約+70℃の間の温度において、例えば密閉反応
容器中で、そして/又は不活性ガス、例えば窒素の雰囲
気中で、適当な溶剤、好ましくは不活性溶剤、例えばジ
メチルホルムアミド(DMF)、エーテル、例えばテト
ラヒドロフラン(THF)、又はハロゲン化特に塩素化
脂肪族炭化水素、例えばクロロホルム又は塩化メチレン
の存在下で、そして場合によっては酸結合剤、例えば塩
基の存在下で実施することができる。
【0034】適当な塩基は例えばアミン、例えば三級ア
ミン、例えばトリ(C1 〜C4 )アルキルアミン、例え
ばトリメチルアミン、トリエチルアミンもしくはエチル
ジイソプロピルアミン、又はアリールアルキルアミン、
例えばN,N−ジメチルアニリン、又は環状三級アミ
ン、例えばN−C1 〜C4 アルキルモルホリン、例えば
N−メチルモルホリン、又はピリジン型の塩基、例えば
ピリジン又はキノリンである。
【0035】方法(b)はシアノ基を導入するための既
知の方法に従って行われる。式(III )の化合物中の、
シアノに転換され得る基Mは例えば、水素;エステル化
ヒドロキシ基、例えばハロゲン、特に塩素、臭素もしく
はヨウ素、又はスルホニルオキシ、例えばトルエンスル
ホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシもしくはメタ
ンスルホニルオキシ;カルボキシ、官能性誘導体の形の
カルボキシ、例えばアミノカルボニル、C1 〜C4 アル
キルアミノカルボニル、例えばtert−ブチルアミノ
カルボニル、又は官能誘導体の型のホルミル、例えばヒ
ドロキシイミノメチルである。
【0036】式(I)の化合物は方法(b)に従って、
例えば次の反応により得られる。式(I)の対応する化
合物を生成させるための、Mがハロゲン、例えば塩素、
臭素又はヨウ素である式(III )の化合物の反応は、例
えば、シアン化物塩、特にシアン化ナトリウムもしくは
カリウム、又はシアン化第一銅を用いて行われる。
【0037】式(I)の対応する化合物を生成させるた
めの、Mがスルホニルオキシ、例えばp−トルエンスル
ホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ又はメタンス
ルホニルオキシである式(III )の化合物の反応は、例
えば、アルカリ金属シアン化物、好ましくはシアン化ナ
トリウム又はシアン化カリウムとの反応により行われ
る。高温が好ましく、特に反応混合物の還流温度が好ま
しい。
【0038】Mがカルボキシである式(III )の化合物
の式(I)の化合物への転換は、例えば、R.Gra
f,Angew.Chem.80,183(1968)
の方法に従う例えばジメチルホルムアミド(DMF)中
でのクロロスルホニルイソシアネートとの反応により行
うことができる。
【0039】Mが官能誘導体の形、例えばアミノカルボ
ニル又はC1 〜C4 アルキルアミノカルボニルの形、好
ましくはtert−ブチルアミノカルボニルの形のカル
ボキシである式(III )の化合物の式(I)の化合物へ
の転換は、例えば、強脱水剤、例えば酸化リン(V)、
塩化ホスホリル、塩化チオニル、塩化トシル、塩化メシ
ル又は塩化オキサリルを用いて行うことができる。脱水
は好ましくは不活性無水容剤、例えばエーテル、例えば
テトラヒドロフラン又はジオキサン、DMF、そしてさ
らにピリジン中で、室温又はわずかに低下したもしくは
上昇した温度において、例えば約0℃〜約80℃におい
て行われる。
【0040】Mがホルミルである式(III )の化合物の
式(I)の対応する化合物への転換は、例えば、ホルミ
ル基の官能性誘導体、例えばヒドロキシイミノメチル
(アルドキシム)への転換、及びこの基のシアノへの、
脱水剤による転換の後に行われる。ホルミル基のヒドロ
キシイミノメチル基への転換は、例えば、ヒドロキシル
アミンの塩、好ましくは塩酸塩との反応により行われ
る。
【0041】適当な脱水剤は、例えば前記のいずれか、
例えば酸化リン(V)又は塩化チオニル、有機酸の無水
物、例えばC1 〜C4 アルカン酸の無水物、好ましくは
無水酢酸、蓚酸ジイミダゾルド(T.Kitagawa
ら、Chem.Pharm.Bull.33,401
4,1985を参照のこと)、又はベンゼンセレニルク
ロリド(G.Sosnovsky,J.A.Rogh,
Z.Naturforsch.Vol.34,511,
1979を参照のこと)との反応により行われる。
【0042】脱水はそれ自体公知の方法で、例えば適当
な溶剤、好ましくは不活性無水溶剤、例えばエーテル、
例えばジエチルエーテルもしくはテトラヒドロフラン
(THF)、ハロゲン化、特に塩素化脂肪族炭化水素、
例えばクロロホルムもしくは塩化メチレン、又は芳香族
炭化水素、例えばベンゼンの存在下で行われる。
【0043】Mがホルミルである式(III )の化合物
は、例えば、D.T.Mowry,Chem.Rev
s.42,251(1948)の方法に従って、塩基、
例えばピリジンの存在下で、O,N−ビス(トリフルオ
ロアセチル)ヒドロキシルアミンとの反応により、式
(I)の対応するニトリルに直接転換することができ
る。
【0044】式(I)の化合物は、方法(c)に従っ
て、式(IV)の化合物の還元により、特に遷移金属触媒
の存在下での水素による還元(触媒的水素化)により得
ることができる。触媒的水素化は、例えば、パラジウ
ム、又は酸化白金により、場合によっては炭素を添加し
て、好ましくは酸性媒体例えば氷酢酸中で行われる。
【0045】本発明の方法に従って得られる式(I)の
化合物はそれ自体既知の方法により式(I)の他の化合
物に転換され得る。例えば、R1 及び/又はR2 が水素
である式(I)の化合物は、強塩基、例えば水素化ナト
リウム又はナトリウムアミド、及びC1 〜C4 アルキル
ハライドとの反応により、無水不活性溶剤、例えばPM
F又はTHF中で、R1 がメチル又はエチルでありそし
てR3 がC1 〜C4 アルキルである式(I)の化合物に
転換され得る。
【0046】式(I)の1,2−飽和化合物は、それ自
体既知の方法で脱水素して対応する1,2−デヒドロ誘
導体にすることができる。この目的のため、生物学的脱
水素法、例えば微生物コリネバクテリウム・シンプレッ
クス(Corynebacterium simple
)もしくはセプトミキサ・アフィニス(Septom
yxa affinis)又はそれらの酵素系を用いる
脱水素、あるいは有機溶剤、例えばtert−ブチルア
ルコール中二酸化セレンでの処理を用いることができ
る。
【0047】しかしながら好ましくは、脱水は2,3−
ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノンを
用いて(場合によってはビス−(トリメチルシリル)ト
リフルオロアセタミドの存在下で行われ、この場合中間
体O−トリメチルシリルイミデートが形成される)又は
ベンゼンセレン酸無水物を用いて、数時間、例えば6〜
24時間にわたって、そして場合によっては室温又は上
昇した温度において、例えば沸点において、有機溶剤、
例えば芳香族炭化水素、例えばベンゼンもしくはキシレ
ン、低級脂肪族アルコール、例えばエタノール、プロパ
ノールもしくはtert−ブチルアルコール、低級脂肪
族ケトン、例えばアセトンもしくは2−ブタノン、脂肪
族エステル、例えば酢酸エチル、又は環状エーテル、例
えばジオキサンもしくはテトラヒドロフラン中で行われ
る。
【0048】本発明はさらに、方法の任意の段階で中間
体として得られる化合物を出発物質として使用しそして
残りの工程段階を行い、あるいは方法を任意の段階で中
断し、あるいは出発物質を反応条件下で生成せしめ又は
その誘導体、例えば塩の形で使用する態様に関する。
【0049】本発明の方法において使用される出発物質
は既知であり、又は既知の方法〔G.H.Rasmus
sonら、J.Med.Chem.29,2298−2
315,1986;J.Am.Chem.Soc.(J
ACS)110,3318,1988を参照のこと〕に
より得られ、そして好ましくは最初に特に価値があると
して記載した化合物をもたらすものである。
【0050】式(I)の化合物を含んで成る本発明の医
薬組成物は、前記の症状の治療のために特に前立腺の良
性脂大の治療のために使用することができる。これら
は、有効量の活性成分をそれ自体として、あるいは無機
又は有機の固体又は液体の医薬として許容されるキャリ
ヤーとの混合物として、そして所望によりさらに他の薬
理学的又は療法的に価値ある物質との混合物として含ん
で成り、そして特に経腸投与、例えば経口投与もしくは
直腸投与、又は非経口投与、例えば経皮投与、あるいは
局所投与のために適当なものである。
【0051】本発明は特に、活性成分として少なくとも
1つの本発明の式(I)の化合物を、無菌のそして/又
は等張性の水溶液の形で、あるいは少なくとも1種の固
体又は半固体キャリヤーとの混合物として含んで成る医
薬組成物に関する。本発明はまた、医薬、そして特に、
少なくとも1種の本発明の化合物を、それ自体として、
又は1又は複数のキャリヤー、特に固体の形のキャリヤ
ーとの混合物として含んで成る単位投与形の医薬に関す
る。
【0052】本発明は特に、前記の活性成分をそれ自体
として又は1もしくは複数のキャリヤーとの混合物とし
て含んで成る錠剤ひし形錠剤、顆粒及び香剤を含む)、
糖衣丸、カプセル剤、丸薬、アンプル、乾燥バイアル又
は坐薬の形の医薬に関する。錠剤、糖衣丸、カプセル及
び丸薬の製造のために医薬組成物(例えば顆粒)中に使
用するためのキャリヤーは例えば次のものである。
【0053】a)希釈剤、例えば澱粉、糖(例えばラク
トース、グルコース及びサッカロース)、マンニトー
ル、ソルビトール及び珪酸; b)結合剤、例えばカルボキシメチルセルロース及び他
のセルロース誘導体、アルギン酸及びその塩(例えばア
ルギン酸ナトリウム)、ゼラチン、並びにポリビニルピ
ロリドン; c)湿潤剤、例えばグリセロール; d)崩壊剤、例えば寒天、炭酸カルシウム、及び炭酸水
素ナトリウム;
【0054】e)活性成分の吸収を遅らせるための遅延
剤、例えばパラフィン; f)吸収促進剤、例えば四級アンモニウム化合物; g)界面活性剤、例えばセチルアルコール及びモノステ
アリン酸グリセロール; h)吸着剤、例えばカオリン及びベントナイト; i)流動調節剤及び滑剤、例えばタルク;並びに、ステ
アリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム及び固
体ポリエチレングリコール。
【0055】本発明の上記の医薬組成物を含んで成る錠
剤、糖衣丸、カプセル剤及び丸薬には常用の被覆を付す
ることができ、これには標示目的の色素又は着色剤を混
ぜることができる。これらの被覆はまた活性成分の遅れ
た放出を可能にする組成物であることができ、この目的
のためには例えばワックス及びセルロース調製物、例え
ばアセチルセルロースホスフェート又はヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースフタレートが適当である。
【0056】これらの組成物はまた、マイクロカプセル
の形に製剤化されてもよい。適当な直腸投与用医薬組成
物は、例えば、活性成分と坐薬基剤との組合せから成る
坐薬である。適当な坐薬基剤は例えば天然のもしくは合
成のトリグリセライド、パラフィン炭化水素、ポリエチ
レングリコール又は高級アルカノールである。
【0057】非経腸投与のためには、水溶性形の、例え
ば水溶性塩の形の活性成分の水溶液、あるいは増粘剤、
例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、ソルビ
トール及び/又はデキストラン並びに所望により安定剤
を含んで成る水性注射懸濁液が特に適当である。活性成
分は、場合によっては賦形剤と共に、凍結乾燥物である
ことができ、そして非経腸投与の前に適当な溶剤の添加
により溶液にすることができる。
【0058】局所投与用組成物は水溶液、ゲル、油溶液
もしくは懸濁液、又は脂含有もしくは特に乳化軟こうで
あることであることができる。水溶液の形の組成物は例
えば本発明の活性成分をpH4〜6.5の水性緩衝液に溶
解し、そして所望により更なる活性成分、例えば抗−炎
症剤、及び/又は高分子結合剤、例えばポリビニルピロ
リドン及び/又は防腐剤を添加することにより得られ
る。活性成分の濃度は10mlの溶液又は10gのゲル中
に約0.1〜約1.5mg、好ましくは0.25〜1.0
mgである。
【0059】局所投与のための油性投与形は、例えば、
本発明の活性成分を油に懸濁し、所望により膨化剤、例
えばステアリン酸アルミニウム、及び/又は10未満の
HLBを有する界面活性剤、例えばポリオールの脂肪酸
モノエステル、例えばモノステアリン酸グリセロール、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレー
ト又はソルビタンモノオレエートを添加することにより
得られる。
【0060】脂含有軟こうは、例えば、本発明の活性成
分又はその塩を伸展性脂肪基剤に懸濁させ、そして所望
により10未満のHLB値を有する界面活性剤を添加す
ることにより得られる。乳化軟こうは、本発明の活性成
分の水溶液を軟伸展性基剤中で、10未満のHLBを有
する界面活性剤を添加しておりつぶすことにより得られ
る。局所投与のためのこれらのすべての形態は防腐剤を
含有することができる。活性成分の濃度は約10gの基
剤中に約0.1〜約1.5mg、好ましくは0.25〜
1.0mgである。
【0061】本発明の医薬組成物は、約0.1〜約9
9.5重量%、特に約1〜90重量%の活性成分を含有
する。本発明は前記の病的状態の治療方法にも関し、本
発明の化合物は好ましくは医薬組成物の形で使用され
る。この様な方法において、非経腸投与又は経口投与の
場合に約1mg〜約100mgの日用量が、体重70kgの個
体に投与される。
【0062】本発明の上記の医薬組成物及び医薬はそれ
自体既知の医薬工業の常用の製造法により、例えば常用
の混合、造粒、錠剤化、仕上げ、溶解及び凍結乾燥法に
より製造され、所望により組成物又は医薬は無菌状態で
製造され、又は中間体もしくは最終製品が殺菌される。
【0063】次の例示のための例において、温度は℃で
示す。すべての融点は補正されていない。旋光度〔α〕
D は20℃において測定される。例 12−シアノエチル)−3−オキソ−4−アザ−
5α−アンドロスタン−17β−カルボキシレート アルゴン雰囲気下室温において、6mlのクロロホルム中
1.2mlの1−クロロ−1−ジメチルアミノ−2−メチ
ルプロプ−1−エンを、攪拌しながら、30mlのクロロ
ホルム(塩基性酸化アルミニウムで新たに濾過したも
の)中638mg(2m mol)の4−アザ−3−オキソ−
5α−アンドロスタン−17β−カルボン酸の懸濁液に
加え、そしてこの混合物をさらに2時間攪拌する。
【0064】3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロス
タン−17β−カルボン酸クロリドを含む得られる透明
な溶液を、攪拌しながら4℃において、6mlのクロロホ
ルム中1.2mlの3−ヒドロキシプロピオニトリルの溶
液に滴加し、そして混合物を2時間室温にて攪拌する。
反応混合物を5mlの氷水にて希釈し、そして塩化メチレ
ンにより2回抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム溶
液で洗浄し、乾燥し、そして蒸発濃縮する。
【0065】トルエン/アセトン(4:1)混合物を用
いてのシリカゲル上での残渣のクロマトグラフィーによ
り(2−シアノエチル)−3−オキソ−4−アザ−5α
−アンドロスタン−17β−カルボキシレートが得ら
れ、これは塩化メチレン/ジイソプロピルエーテルから
の結晶化の後、233〜235℃の融点、及び〔α〕D
=+55.8°(c=0.554,クロロホルム中)を
有する。
【0066】例 2 N−(5−シアノペンチル)−3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−
カルボキサミド 1.59gのベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−ト
リス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホ
スフェート(カストロス試薬)、0.6mlのメチルモル
ホリン及び2.3mlの6−アミノカプロニトリルを、
6.6mlのジメチルホルムアミド中957mg(3m mo
l)の3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−
17β−カルボン酸の懸濁液に加える。
【0067】得られる溶液をクロロホルムで希釈し、そ
して炭酸水素ナトリウム溶液、水及び飽和塩化ナトリウ
ム溶液により次々と洗浄する。有機相を硫酸ナトリウム
で乾燥し、そして水流真空下で乾固する。残渣をシリカ
ゲルカラム上で、溶離剤としてトルエン/メタノール
(97:3)混合物を用いてクロマトグラフ処理し、N
−(5−シアノペンチル)−3−オキソ−4−アザ−5
α−アンドロスタン−17β−カルボキサミドを得る。
塩化メチレン/ジイソプロピルエーテルからの結晶化の
後、融点213〜215℃。〔α〕D =+41.0°
(c=0.488,クロロホルム中)。
【0068】例 3 3−シアノ−2−メチル−2−プ
ロピル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン
−17β−カルボキシレート 例1に記載したのと同様にして、1,3−オキソ−4−
アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボン酸クロ
リドをクロロホルム中で3−ヒドロキシ−3−メチルブ
チルニトリルと反応せしめ、そしてさらに処理する。シ
リカゲル上トルエン/メタノール(98:2)混合物に
よるクロマトグラフィーによって3−シアノ−2−メチ
ル−2−プロピル−3−オキソ−4−アザ−5α−アン
ドロスタン−17β−カルボキシレートを得る。塩化メ
チレン/ジイソプロピルエーテルからの結晶化後、融点
225℃〜227℃。〔α〕D =+59.6°(c=
0.554,クロロホルム中)。
【0069】例 4 N−(4−シアノフェニル)−3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−
カルボキサミド 例1に記載したのと同様にして、生成した3−オキソ−
4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボン酸
クロリドをクロロホルム中で4−アミノベンゾニトリル
と反応させ、そしてさらに処理してN−(4−シアノフ
ェニル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタ
ン−17β−カルボキサミドを得る。融点>330℃、
〔α〕D =+120.8°(c=0.582,クロロホ
ルム/メタノール(1:1)中)。
【0070】例 5 N−(2−シアノ−2−プロピ
ル)−3−オキソ−アザ−5α−アンドロスタン−17
β−カルボキサミド 例1に記載したのと同様にして、3−オキソ−4−アザ
−5α−アンドロスタン−17β−カルボン酸クロリド
をクロロホルム中で2−アミノ−2−メチルプロピオニ
トリルと反応させ、さらに処理してN−(2−シアノ−
2−プロピル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンド
ロスタン−17β−カルボキサミドを得る。融点304
〜306℃。〔α〕D =+83.4°(c=0.51
9,クロロホルム/メタノール(1:1)中)。
【0071】例 6 2−シアノエチル−3−オキソ−
4−アザ−5α−アンドロスタ−1−エン−17β−カ
ルボキシレート 372mg(1m mol)の(2−シアノエチル)−3−オ
キソ−4−5α−アンドロスタン−17β−カルボキシ
レート、1.4mlのN,O−ビス(トリメチルシリル)
トリフルオロアセタミド及び238mgの2,3−ジクロ
ロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノンを8mlの
純ジオキサンに懸濁し、アルゴン下でまず25℃にて4
時間攪拌し、そして次に16時間還流加熱する。次に、
反応中に生成する暗赤色の溶液を半量に濃縮する。処理
のため、残渣を30mlの塩化メチレンで希釈し、そして
1%亜硫酸水素ナトリウム溶液及び塩化ナトリウム飽和
水溶液で次々と洗浄する。
【0072】水性部分を塩化メチレンで再抽出し、そし
て一緒にした有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして
蒸発濃縮する。生ずる粗生成物をシリカゲル上でトルエ
ン/アセトン(9:1)を用いてクロマトグラフ処理
し、そして均一画分を塩化メチレン/ジイソプロピルエ
ーテルから結晶化して純粋な2−シアノエチル−3−オ
キソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17
β−カルボキシレートを得る。融点259〜261℃、
〔α〕D =+2.9°(c=0.481,クロロホルム
中)。
【0073】例 7 3−シアノ−2−メチル−2−プ
ロピル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−
5−エン−17β−カルボキシレート 例6と同様にして、3−シアノ−2−メチル−2−プロ
ピル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−
17β−カルボキシレートを、ジオキサン中でN,O−
ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセタミド及び
2,3−ジシアノ−5,6−ジクロロベンゾキノンと反
応せしめ、そしてさらに処理して3−シアノ−2−メチ
ル−2−プロピル−3−オキソ−4−アザ−5α−アン
ドロスト−1−エン−17β−カルボキシレートを得
る。融点211〜213℃、〔α〕 D =+6.5°(c
=0.428,クロロホルム中)。
【0074】例 8 N−(5−シアノペンチル)−3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−
17β−カルボキサミド 例6と同様にして、N−(5−シアノペンチル)−3−
オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カ
ルボキサミドをN,O−ビス(トリメチルシリル)トリ
フルオロアセタミド及び2,3−ジクロロ−5,6−ジ
シアノ−1,4−ベンゾキノンと反応せしめ、そしてさ
らに処理する。粗生成物をシリカゲル上で、塩化メチレ
ン/アセトン(4:1)を用いてクロマトグラフ処理し
てN−(5−シアノペンチル)−3−オキソ−4−アザ
−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサ
ミドを得る。塩化メチレン/ジイソプロピルエーテルか
ら結晶化した後、融点188〜190℃、〔α〕D =−
8.8°(c=0.433,クロロホルム中)。
【0075】例 9 N−(4−シアノフェニル)−3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−
17β−カルボキサミド 例6と同様にして、N−(4−シアノフェニル)−4−
アザ−3−オキソ−5α−アンドロスタン−17β−カ
ルボキサミドをN,O−ビス(トリメチルシリル)トリ
フルオロアセタミド及び2,3−ジクロロ−5,6−ジ
シアノ−1,4−ベンゾキノンと反応させ、そしてさら
に処理する。粗生成物をシリカゲル上で塩化メチレン/
メタノール(9:1)混合物を用いてクロマトグラフ処
理して、クロマトグラフ的に均一なN−(4−シアノフ
ェニル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト
−1−エン−17β−カルボキサミドを得る。塩化メチ
レン/ジイソプロピルエーテルから結晶化後、融点>3
30℃、〔α〕D =+90.3°(c=0.404,ク
ロロホルム/メタノール(2:1)中)。
【0076】例10 N−(2−シアノ−2−プロピ
ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1
−エン−17β−カルボキサミド 例6と同様にして、N−(2−シアノ−2−プロピル)
−3−オキソ−4−アザ−3−オキソ−5α−アンドロ
スタン−17β−カルボキサミドをN,O−ビス(トリ
メチルシリル)トリフルオロアセタミド及び2,3−ジ
クロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノンと反
応させ、そしてさらに処理する。粗生成物をシリカゲル
上塩化メチレン/アセトン(4:1)の混合物で処理し
てN−(2−シアノ−2−プロピル)−3−オキソ−4
−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カル
ボキサミドを得る。塩化メチレン/ジイソプロピルエー
テルから再結晶化後、融点289〜291℃、〔α〕D
=+14.3°(c=0.384,クロロホルム中)。
【0077】例11 N−(2−シアノ−2−プロピ
ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1
−エン−17β−カルボキサミド 951mg(3m mol)の3−オキソ−4−アザ−5α−
アンドロスト−1−エン−17β−カルボン酸(J.A
m.Chem.Soc.110,3318,1988)
を50mlのクロロホルムに懸濁し、そして21mlのクロ
ロホルム中4.8mlの塩化チオニルを10℃〜15℃に
て5分間加える。生ずる溶液を1時間攪拌する。次に、
反応混合物を高真空下で蒸発乾燥する。
【0078】3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロス
ト−1−エン−17β−カルボン酸クロリドを含有する
残渣を60mlのクロロホルムに溶解し、そして25℃に
て攪拌しながら、18mlのクロロホルム中0.2mlのト
リエチルアミン及び1.95mlの2−アミノ−2−メチ
ルプロピオニトリルをそれに次々と滴加し、そしてこの
混合物を室温にて3時間攪拌する。反応混合物を60ml
の氷水で希釈し、そして塩化メチレンで抽出する。
【0079】有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄
し、乾燥し、そして水流真空下で濃縮する。残渣をシリ
カゲルカラム上で、溶離剤として塩化メチレン/アセト
ン(9:1)混合物を用いてクロマトグラフ処理しN−
(2−シアノ−2−プロピル)−3−オキソ−4−アザ
−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサ
ミドを得る。塩化メチレン/ジイソプロピルエーテルか
ら結晶化の後、融点291〜295℃。
【0080】例12 N−(2−シアノ−2−プロピ
ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アン
ドロスタン−17β−カルボキサミド 例11に記載の方法と同様にして、4−メチル−3−オ
キソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カル
ボン酸(J.Med.Chem.27,1690,19
84)から、N−(2−シアノ−2−プロピル)−4−
メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン
−17β−カルボキサミドを製造する。塩化メチレン/
ジイソプロピルエーテルから結晶化後、融点233〜2
35℃、〔α〕D =+49.5°(c=0.475,ク
ロロホルム中)の標記化合物を得る。
【0081】例13 N−(2−シアノ−2−プロピ
ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アン
ドロスト−1−エン−17β−カルボキサミド 例11に記載の方法と同様にして、4−メチル−3−オ
キソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17
β−カルボン酸(J.Med.Chem.29,229
8,1986)から、N−(2−シアノ−2−プロピ
ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アン
ドロスト−1−エン−17β−カルボキサミドを得る。
塩化メチレン/ジイソプロピルエーテルから再結晶化
後、融点231〜235℃、〔α〕D =+3.8°(c
=0.44,クロロホルム中)。
【0082】例14 N−(3−シアノ−3−ペンチ
ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1
−エン−17β−カルボキサミド 例11に記載の方法と同様にして、生成した3−オキソ
−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−
カルボン酸クロリドをクロロホルム中で2−アミノ−2
−エチルブチロニトリルと反応せしめ、そしてさらに処
理してN−(3−シアノ−3−フェニル)−3−オキソ
−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−
カルボキサミドを得る。融点280〜288℃、〔α〕
D =+13.7°(c=0.467,クロロホルム
中)。
【0083】例15 N−(2−シアノ−2−ブチル)
−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エ
ン−17β−カルボキサミド 例11に記載の方法と同様にして、生成した3−オキソ
−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−
カルボン酸クロリドをクロロホルム中で2−アミノ−2
−メチルブチロニトリルと反応せしめ、そしてさらに処
理してN−(2−シアノ−2−ブチル)−3−オキソ−
4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カ
ルボキサミドを得る。融点262〜265℃。
【0084】例16 N−(1−シアノ−1−シクロプ
ロピル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト
−1−エン−17β−カルボキサミド 例11に記載の方法と同様にして、生成した乾燥した3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−
17β−カルボン酸クロリド(1m mol)を12mlのク
ロロホルムに溶解し、そして25℃にて攪拌しながら、
0.3mlのトリエチルアミン並びに472mg(4m mo
l)の1−アミノ−1−シクロプロパンカルボニトリル
塩酸塩(J.Org.Chem.55,4281,19
90)及び0.73mlのN−エチルジイソプロピルアミ
ンの懸濁液と反応せしめ、そしてさらに処理してN−
(1−シアノ−1−シクロプロピル)−3−オキソ−4
−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カル
ボキサミドを得る。融点312〜315℃。
【0085】例17 N−(1−シアノ−3−シクロペ
ンチル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト
−1−エン−17β−カルボキサミド 例11に記載の方法と同様にして、生成した3−オキソ
−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−
カルボン酸クロリドをクロロホルム中で1−アミノ−1
−シクロペンタンカルボニトリルと反応せしめ、そして
さらに処理してN−(1−シアノ−1−シクロペンチ
ル)−3−オキソ−5α−アンドロスト−1−エン−1
7β−カルボキサミドを得る。融点262〜269℃、
〔α〕D =+18.8°(c=0.54,クロロホル
ム)。
【0086】例18 N−(1−シアノ−1−シクロヘ
キシル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト
−1−エン−17β−カルボキサミド 例11に記載の方法と同様にして、生成した3−オキソ
−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−
カルボン酸クロリドをクロロホルム中で1−アミノ−1
−シクロヘキサンカルボニトリルと反応せしめ、そして
さらに処理してN−(1−シアノ−1−シクロヘキシ
ル)−3−オキソ−5α−アンドロスト−1−エン−1
7β−カルボキサミドを得る。融点292〜300℃、
〔α〕D =+18.7°(c=0.486,クロロホル
ム中)。
【0087】例19 N−(2−シアノフェニル)−3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−
17β−カルボキサミド 例11に記載の方法と同様にして、3−オキソ−4−ア
ザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボン
酸クロリドをクロロホルム中で2−アミノベンゾニトリ
ルと反応せしめ、さらに処理してN−(2−シアノフェ
ニル)−3−オキソ−アザ−5α−アンドロスト−1−
エン−17β−カルボキサミドを得る。融点296〜3
04℃。
【0088】例20 N−(3−シアノフェニル)−3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−
カルボキサミド 例1に記載の方法と同様にして、1,4−アザ−3−オ
キソ−5α−アンドロスタン−17β−カルボン酸クロ
リドをテトラヒドロフラン中で3−アミノベンゾニトリ
ルと反応せしめ、そしてさらに処理してN−(3−シア
ノフェニル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロ
スタン−17β−カルボキサミドを得る。融点299〜
301℃。
【0089】例21 N−(2−シアノフェニル)−3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−
カルボキサミド 例1に記載の方法と同様にして、1,4−アザ−3−オ
キソ−5α−アンドロスタン−17β−カルボン酸クロ
リドをクロロホルム中で3−アミノベンゾニトリルと反
応せしめ、そしてさらに処理してN−(2−シアノフェ
ニル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン
−17β−カルボキサミドを得る。融点298〜306
℃。
【0090】例22 N−(3−シアノフェニル)−3
−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−
17β−カルボキサミド 例6に記載の方法と同様にして、N−(3−シアノフェ
ニル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン
−17β−カルボキサミドをN,O−ビス(トリメチル
シリル)トリフルオロアセタミド及び2,3−ジクロロ
−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノンと反応せし
め、そしてさらに処理する。粗生成物をシリカゲル上で
塩化メチレン/アセトン(4:1)混合物を用いてクロ
マトグラフ処理してN−(3−シアノフェニル)−3−
オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−1
7β−カルボキサミドを得る。塩化メチレン/ジイソプ
ロピルエーテルか再結晶化後、融点318〜321℃。
【0091】例23 N,N−(メチル)(2−シアノ
−2−プロピル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ
−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサ
ミド 0.4mlのヨウ化メチル及び80mgの水素化ナトリウム
の分散体を、3.0mlの純テトラヒドロフラン中144
mg(0.3m mol)のN−(2−シアノ−2−プロピ
ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1
−エン−17β−カルボキサミドの溶液に加え、そして
この混合物を室温にて、アルゴン雰囲気下で5時間攪拌
する。処理のため、反応混合物を5mlの氷水及び1mlの
酢酸に添加し、そして塩化メチレンで2回抽出する。
【0092】有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄
し、乾燥し、そして蒸発濃縮する。残渣をシリカゲル上
で塩化メチレン/アセトン(95:5)の混合物を用い
てクロマトグラフ処理してN,N−(メチル)−(2−
シアノ−2−プロピル)−4−メチル−3−オキソ−4
−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カル
ボキサミドを得る。塩化メチレン/ジイソプロピルエー
テルから結晶化の後、融点218〜221℃、〔α〕D
=+25.8°(c=0.485,クロロホルム中)。
【0093】例24 10mgの活性成分、例えばN−(2−シアノ−2−プロ
ピル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−
1−エン−17β−カルボキサミド又は例1〜23の異
る化合物を含有する錠剤を次の様にして製造する。
【0094】錠剤5000個中の組成 微細化した活性成分 50.0g サッカロース 79.0g アラビアガム 4.75g ソルビトール 3.75g タルク 2.5g ステアリン酸マグネシウム 4.9g 鉱 油 0.1g カルボキシメチルセルロース (ナトリウム塩) 5.0g
【0095】方 法 活性成分を粉末化したサッカロース及びアラビアゴムと
混合し、篩に通し、そして約35%のソルビトール溶液
を用いて造粒する。顆粒を篩に通し、乾燥し、再度篩に
通し、そして残りの賦形剤(タルク、ステアリン酸マグ
ネシウム、鉱油、及びカルボキシメチルセルロースのナ
トリウム塩)と均一に混合する。この混合物を常法に従
って圧縮して10mgの錠剤を得る。
【0096】例25 1mgの活性成分、例えばN−(2−シアノ−2−プロピ
ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1
−エン−17β−カルボキサミド又は例1〜23の他の
化合物を含有する錠剤を次の様にして製造する。
【0097】錠剤50,000個の組成 微細化した活性成分 50.0g サッカロース 79.0g アラビアガム 4.75g ソルビトール 3.75g タルク 2.5g ステアリン酸マグネシウム 4.9g 鉱 油 0.1g カルボキシメチルセルロース (ナトリウム塩) 5.0g
【0098】方 法 活性成分を粉末化したサッカロース及びアラビアガムと
混合し、そして約35%のソルビトール水溶液を用いて
造粒する。顆粒を篩に通し、乾燥し、そして再度篩に通
し、そして残りの賦剤(タルク、ステアリン酸マグネシ
ウム、鉱油及びカルボキシメチルセルロースのナトリウ
ム塩)と均一に混合する。この混合物を常法に従って圧
縮して1mg錠剤を得る。
【0099】生物学的データ 5α−レダクターゼの阻害を、テストフテロンプロピオ
ネート(TP )で処理された去勢した未成熟の雄性ラッ
トにおいてイン−ビボ試験する。TP −誘導前立腺脂大
の試験阻害剤による拮抗を測定する。
【0100】幼雄性ラット(体重35〜40g)を、1
日目に去勢し、そして5日目から8日目まで毎日1回T
P により皮下処理する。これに加えて、実験動物にN−
(2−シアノ−2−プロピル)−3−オキソ−4−アザ
−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサ
ミド(例10)を経口投与し、他方対照動物にはビヒク
ルを投与する。9日目に動物を殺し、そして腹部前立腺
を摘出しそして秤量する。N−(2−シアノ−2−プロ
ピル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−
1−エン−17β−カルボキサミドについてのED25
0.01mg/kgであると決定される。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I): 【化1】 〔式中、炭素原子1及び2は単結合又は二重結合により
    連結されており;R1は水素、メチル又はエチルであ
    り;そしてAは式−N(−R2 )−X−で示される基
    (ここでR2 は水素又はC1 〜C4 アルキルであり、そ
    してXはC1 〜C12アルキレン又はC3 〜C6 シクロア
    ルキリデンである)、式−N(−R2 )−Y−Pheで
    示される基(ここで、R2 は上に定義した通りであり、
    Yは直接結合又はC1 〜C6 アルキレンであり、そして
    Pheは置換されていないか又は置換されているフェニ
    レン基である)、式−O−X−で示される基(ここで、
    Xは上に定義した通りである)又は式−O−Y−Phe
    −で示される基(ここで、Y及びPheは上に定義した
    通りである)である〕により表わされる化合物。
  2. 【請求項2】 炭素原子1及び2が単結合又は二重結合
    により連結されており;R1 が水素又はメチルであり;
    そしてAが式−N(−R2 )−X−で示される基(ここ
    で、R2 は水素であり、そしてXは直鎖又は分枝鎖のC
    1 〜C6 アルキレンである)、式−N(−R2 )−Y−
    Pheで示される基(ここで、R2 は上に定義した通り
    であり、Yは直接結合又はC1 〜C4 アルキレンであ
    り、そしてPheは置換されていないか、又はハロゲ
    ン、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C 4 アルコキシ、ヒド
    ロキシ、ニトロ、シアノもしくはC1 〜C4 アルコキシ
    カルボニルにより置換されているフェニレンである)、
    式−O−X−で示される基(ここで、Xは上に定義した
    通りである)又は式−O−Y−Pheで示される基(こ
    こで、Y及びPheは上に定義した通りである)であ
    る、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  3. 【請求項3】 炭素原子1及び2が二重結合により連結
    されており;R1 が水素であり;そしてAが式−N(−
    2 )−X−で示される基(ここで、R2 は水素であ
    り、そしてXはC1 〜C4 アルキレンである)又は式−
    N(−R2 )−Y−Phe−で示される基(ここで、R
    2 は上に定義した通りであり、Yは直接結合であり、そ
    してPheはp−フェニレン基である)である、請求項
    1に記載の式(I)の化合物。
  4. 【請求項4】 炭素原子1及び2が単結合又は二重結合
    により連結されており、そしてAが式−N(−R2 )−
    Y−Pheで示される基であり、ここでR2は水素であ
    り、Yは直接結合であり、そしてPheはp−フェニレ
    ン基である、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  5. 【請求項5】 N−(4−シアノフェニル)−3−オキ
    ソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β
    −カルボキサミドである、請求項4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 炭素原子1及び2が二重結合により連結
    されており、R1 が水素であり、そしてAが式−N(−
    2 )−X−で示される基であり、ここでR 2 は水素で
    ありそしてXは、1,1−シクロペンチリデン又は1,
    1−シクロヘキシリデンである、請求項1に記載の式
    (I)の化合物。
  7. 【請求項7】 N−(2−シアノ−2−プロピル)−3
    −オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−
    17β−カルボキサミドである請求項1に記載の化合
    物。
  8. 【請求項8】 N−(2−シアノ−2−プロピル)−4
    −メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタ
    ンカルボキサミドである、請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の式(I)の化合物を含
    んで成る医薬組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の式(I)の化合物の
    療法的有効量を動物に投与することを特徴とする、5α
    −レダクターゼの阻害に応答する温血動物の疾患の治療
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の式(I)の化合物の
    製造方法であって、 (a)次の式(II): 【化2】 (式中、炭素原子1及び2は単結合又は二重結合により
    連結されており;R1は水素、メチル又はエチルであ
    り;そしてZはカルボキシル基又は反応性に活性化され
    たカルボキシル基である)で表わされる化合物を、式H
    −A1 −CNで示される化合物〔ここで、A1 は式−N
    (−R2 )−X−又は−N(−R2 )−Y−Phe−で
    示される基であり、ここでR2 は水素原子又はC1 〜C
    4 アルキルであり、XはC1 〜C12アルキレン又はC3
    〜C6 シクロアルキリデンであり、Yは直接結合又はC
    1 〜C6 アルキレンであり、そしてPheは置換されて
    いないか又は置換されているフェニレン基である〕と、
    あるいは式H−A2 −CNで示される化合物(ここで、
    2 は式−O−X−又は−O−Y−Pheで示される基
    であり、ここでXY及びPheは上に定義した意味を有
    する)と、反応せしめ;あるいは、 (b)次の式(III ): 【化3】 〔式中、炭素原子1及び2は単結合又は二重結合により
    結合しており;R1 は水素、メチル又はエチルであり;
    Aは式−N(−R2 )−X−で示される基(ここでR2
    は水素又はC1 〜C4 アルキルであり、そしてXはC1
    〜C12アルキレン又はC3 〜C6 シクロアルキリデンで
    ある)、式−N(−R2 )−Y−Pheで示される基
    (ここで、R2 は上に定義した通りであり、Yは直接結
    合又はC1〜C6 アルキレンであり、そしてPheは置
    換されていないか又は置換されているフェニレン基であ
    る)、式−O−X−で示される基(ここで、Xは上に定
    義した通りである)又は式−O−Y−Phe−で示され
    る基(ここで、Y及びPheは上に定義した通りであ
    る)であり;そしてMはシアノに転換され得る基であ
    る〕で表わされる化合物において、該基Mをシアノに転
    換し;あるいは (c)炭素原子1及び2が単結合により連結されてお
    り、R1 が水素、メチル又はエチルであり、そしてAが
    式−N(−R2 )−X−で示される基(ここでR 2 は水
    素又はC1 〜C4 アルキルであり、そしてXはC1 〜C
    12アルキレン又はC3 〜C6 シクロアルキリデンであ
    る)、式−N(−R2 )−Y−Pheで示される基(こ
    こで、R2 は上に定義した通りであり、Yは直接結合又
    はC1 〜C6アルキレンであり、そしてPheは置換さ
    れていないか又は置換されているフェニレン基であ
    る)、式−O−X−で示される基(ここで、Xは上に定
    義した通りである)又は式−O−Y−Phe−で示され
    る基(ここで、Y及びPheは上に定義した通りであ
    る)である式(I)の化合物の製造のために、次の式
    (IV): 【化4】 〔式中、炭素原子1及び2は単結合又は二重結合により
    連結されており;R1は水素、メチル又はエチルであ
    り;そしてAは式−N(−R2 )−X−で示される基
    (ここでR2 は水素又はC1 〜C4 アルキルであり、そ
    してXはC1 〜C12アルキレン又はC3 〜C6 シクロア
    ルキリデンである)、式−N(−R2 )−Y−Pheで
    示される基(ここで、R2 は上に定義した通りであり、
    Yは直接結合又はC1 〜C6 アルキレンであり、そして
    Pheは置換されていないか又は置換されているフェニ
    レン基である)、式−O−X−で示される基(ここで、
    Xは上に定義した通りである)又は式−O−Y−Phe
    −で示される基(ここで、Y及びPheは上に定義した
    通りである)である〕により表わされる化合物を還元剤
    により処理し;そして所望により、 上記いずれかの方法により得られる式(I)の化合物を
    式(I)の化の化合物に転換する;ことを含んで成る方
    法。
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