JPH05214145A - ポリ塩化ビニル系発泡体の製造方法 - Google Patents
ポリ塩化ビニル系発泡体の製造方法Info
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- JPH05214145A JPH05214145A JP4802892A JP4802892A JPH05214145A JP H05214145 A JPH05214145 A JP H05214145A JP 4802892 A JP4802892 A JP 4802892A JP 4802892 A JP4802892 A JP 4802892A JP H05214145 A JPH05214145 A JP H05214145A
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Abstract
1000以上のポリ塩化ビニル系発泡体を製造するに当
たり、(A)平均粒径が0.05〜5μmで平均重合度
(P2)がP1より小さくかつ樹脂中に62.5×P2/結
合エポキシ基1個当たりの分子量の値が0.25〜5に
なるようにエポキシ基を結合しているペースト加工用ポ
リ塩化ビニルと(B)可塑剤と(C)発泡剤とを含有す
るプラスチゾルを加熱発泡させる。 【効果】低い可塑剤配合量でも平滑な表面を有する高発
泡倍率の十分な強度を有する発泡体が得られ、意匠性の
良い発泡製品を製造することができる。
Description
の製造方法の改良に関するものである。さらに詳しくい
えば、本発明は、意匠性に優れ、かつ強度の高い壁装材
や床材などを可能にする高発泡倍率のポリ塩化ビニル系
発泡体を効率よく製造する方法に関するものである。
及び難燃性などに優れていることから、例えば壁装材や
床材などの建築材料の素材などとして多用されている
が、近年、生活様式の変化や工事内容の変化に伴い、よ
り意匠性が高く、難燃性及び耐久性などに優れる建材が
要求され、そのため可塑剤量の少ない高倍率でかつ強度
の高い発泡体が要求されるようになってきた。しかしな
がら、このような発泡体を製造するには、可塑剤の使用
量を減らし、かつ高重合度の樹脂を用いなければなら
ず、この場合、発泡剤の分解温度における溶融粘度が適
切な範囲を超えるため、同一の発泡条件で発泡すると発
泡倍率が十分でなかったり、発泡体表面に凹凸が生じた
りして良好な発泡体が得られないなどの問題が生じる。
ところで、可塑化ポリ塩化ビニルの溶融粘度について
は、Florryの式
剤系における樹脂分率、Zpは樹脂の分子量、A、B及
びEは定数、R及びTはそれぞれ気体定数及び絶対温度
である)が良く適合することが知られている[近畿化学
工業会ビニル部会編「ポリ塩化ビニルII−その化学と工
業−」第167ページ(1966年朝倉書店発行)]。
前記Florryの式において、可塑剤を減量すればW
pが大きくなるので、Wp1/2・Zp1/2の値を同じにし
ようとすれば、樹脂の分子量を下げて対処せねばならな
い。しかしながら、この場合、低重合度(低分子量)の
樹脂から得られる発泡体は強度が著しく低いので、製品
の施工時に損傷したり、使用時の耐久性が低下するな
ど、好ましくない事態を招来する。また、樹脂の重合度
を低下させずに可塑剤を減らした発泡体を作成するため
に、発泡剤の分解温度が高温側になるような配合系とし
て、より高い温度で加工することが行われているが、こ
の方法においては、発泡体を得るのに多大のエネルギー
を要する上、加工温度が高いために発泡体が変色しやす
いなどの問題がある。
情のもとで、可塑剤の含有量が低く、表面が平滑でかつ
十分な強度を有する高発泡倍率のポリ塩化ビニル系発泡
体を、低いエネルギー消費で、かつ変色をもたらすこと
なく製造する方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定量のエポキ
シ基を結合しているポリ塩化ビニルは、有機発泡剤の発
泡分解過程で重合度が上がることに着目し、低可塑剤量
でも適切な溶融粘度を与える低重合度のペースト加工用
前記エポキシ基結合ポリ塩化ビニルを用いることによ
り、低いエネルギー消費で、十分な強度と高い発泡倍率
と平滑な表面を有する低可塑剤量の発泡体が容易に得ら
れることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は、発泡体を構成する
樹脂の平均重合度(P1)が1000以上であるポリ塩
化ビニル系発泡体を製造するに当たり、(A)平均粒子
径が0.05〜5μmで平均重合度(P2)がP1より小
さく、かつ樹脂中に式
るペースト加工用ポリ塩化ビニルと、(B)可塑剤と、
(C)有機発泡剤とを必須成分として含有するプラスチ
ゾルを加熱発泡させることを特徴とするポリ塩化ビニル
系発泡体の製造方法を提供するものである。以下、本発
明を詳細に説明する。本発明において用いられるポリ塩
化ビニルは、プラスチゾル加工するための適当な粒径と
粒径分布をもつ球形の粒子性状を有していることが必要
であり、平均粒径は、通常0.05〜5μmの範囲であ
る。これより大きい粒径では加熱溶融が遅くなるため、
本発明の効果が十分に発揮されないし、これより小さい
粒径ではプラスチゾルの粘度が高くなりすぎて加工性に
劣る。また、このポリ塩化ビニルは平均重合度(P2)
が1000よりも小さいことが必要である。これは溶融
粘度を上昇させないためであるから、使用する可塑剤の
種類や量によって適当な平均重合度のものが選ばれる
が、より少ない可塑剤量や高速発泡を所望する場合は、
より低い平均重合度のものを選択するのが望ましい。さ
らに、この塩化ビニルは、式
いることが必要である。前記式[2]における62.5
×P2/結合エポキシ基1個当たりの分子量の値が0.2
5未満では発泡過程における樹脂の高重合度化が不十分
で本発明の効果が十分に発揮されないし、5より大きい
場合、高重合度化が過度に起こり、架橋不溶化が生じ、
発泡体の後加工、例えばエンボス加工などにおいて意匠
性の良いものを作成することが困難となる。このような
ポリ塩化ビニルは、例えば塩化ビニルモノマーとエポキ
シ基を有するモノマーと必要に応じて用いられるこれら
と共重合可能なモノマーとを、通常のプラスチゾル加工
用ポリ塩化ビニルの製造方法として知られている微細懸
濁重合法、乳化重合法、播種乳化重合法などの公知の重
合法により共重合させたのち、生成した樹脂を噴霧乾燥
などの公知の乾燥法を用いて乾燥することにより、製造
することができる。
は、例えばビニルグリシジルエーテル等のビニルエーテ
ルや(メタ)アリルグリシジルエーテル等のアリルエー
テル、ビニルシクロヘキセンモノオキシド、ブタジエン
モノオキシド、イソプレンモノオキシド、1,4−ペン
タジエンモノオキシド、1,5−ヘキサジエンモノオキ
シド等のエポキシドオレフィンなどが好ましく挙げられ
る。これらのエポキシ基を有するモノマーは、塩化ビニ
ルよりも重合速度が小さく、連鎖移動を受けやすいの
で、鎖中に少量のエポキシ基を均一に結合させ、低い重
合度の樹脂を与えることができる上、重合体の熱安定性
を高めるため発泡体の変色も少なく好適である。場合に
よっては、グリシジルメタクリレート、グリシジルアク
リレート、グリシジル−p−ビニルベンゾエート、メチ
ルグリシジルイタコネート、グリシジルエチルマレー
ト、グリシジルビニルスルホネート、グリシジル(メ
タ)アリルスルホネートなどの不飽和酸のグリシジルエ
ステル類も使用することができる。
なモノマーとしては、例えば(メタ)アクリル酸のメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、オクチル、シクロヘキ
シル、ベンジルエステルなどの不飽和モノカルボン酸エ
ステル類、マレイン酸やフマール酸のジメチル、ジエチ
ル、ジプロピル、ジブチル、ジオクチル、ジシクロヘキ
シル、ジベンジルエステルなどの不飽和ジカルボンジエ
ステル類、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、プロピルビニルエーテルなどのビニルエーテル類、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの有機酸のビニル
エステル類、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペン
テン−1などのオレフィン類、スチレンやα−メチルス
チレンなどの芳香族モノビニル化合物、アクリロニトリ
ルやメタクリロニトリルなどのシアン化ビニル化合物、
さらには塩化ビニリデンなどの反応性官能基をもたない
重合性不飽和化合物、アクリル酸、メタクリル酸、エタ
クリル酸、マレイン酸、ケイ皮酸、無水マレイン酸、フ
マール酸、イタコン酸、無水イタコン酸などの不飽和モ
ノカルボン酸、不飽和ジカルボン酸及びその酸無水物、
マレイン酸モノアルキルエステル、フマール酸モノアル
キルエステル、イタコン酸モノアルキルエステルなどの
不飽和ジカルボン酸モノアルキルエステルなどのカルボ
キシル基含有重合性不飽和化合物、2−アミノエチル
(メタ)アクリレート、2−アミノプロピル(メタ)ア
クリレート、3−アミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−アミノブチル(メタ)アクリレート、3−アミ
ノブチル(メタ)アクリレート、4−アミノブチル(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、N−2−
アミノエチル(メタ)アクリルアミド、N−2−アミノ
プロピル(メタ)アクリルアミド、N−3−アミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミドなどのアミノ基含有重合性
不飽和化合物、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレートなどの水酸基含有重合性不飽和化
合物などが挙げられる。
(B)成分として用いられる可塑剤については特に制限
はなく、通常ポリ塩化ビニルプラスチゾルに使用されて
いるものの中から任意のものを選択して用いることがで
きる。該可塑剤としては、例えばジメチルフタレート、
ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−(2−
エチルヘキシル)フタレート、ジ−n−オクチルフタレ
ート、ジイソブチルフタレート、ジヘプチルフタレー
ト、ジフェニルフタレート、ジイソデシルフタレート、
ジトリデシルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジ
(ヘプチル、ノニル、ウンデシル)フタレート、ベンジ
ルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジノニルフ
タレート、ジシクロヘキシルフタレートなどのフタル酸
誘導体、ジメチルイソフタレート、ジ−(2−エチルヘ
キシル)イソフタレート、ジイソオクチルイソフタレー
トなどのイソフタル酸誘導体、ジ−(2−エチルヘキシ
ル)テトラヒドロフタレート、ジ−n−オクチルテトラ
ヒドロフタレート、ジイソデシルテトラヒドロフタレー
トなどのテトラヒドロフタル酸誘導体、ジ−n−ブチル
アジペート、ジ−(2−エチルヘキシル)アジペート、
ジイソデシルアジペート、ジイソノニルアジペートなど
のアジピン酸誘導体、ジ−(2−エチルヘキシル)アゼ
レート、ジイソオクチルアゼレート、ジ−n−ヘキシル
アゼレートなどのアゼライン酸誘導体、ジ−n−ブチル
セバケート、ジ−(2−エチルヘキシル)セバケートな
どのセバシン酸誘導体、ジ−n−ブチルマレート、ジメ
チルマレート、ジエチルマレート、ジ−(2−エチルヘ
キシル)マレートなどのマレイン酸誘導体、ジ−n−ブ
チルフマレート、ジ−(2−エチルヘキシル)フマレー
トなどのフマル酸誘導体、トリ−(2−エチルヘキシ
ル)トリメリテート、トリ−n−オクチルトリメリテー
ト、トリイソデシルトリメリテート、トリイソオクチル
トリメリテート、トリ−n−ヘキシルトリメリテート、
トリイソノニルトリメリテートなどのトリメリット酸誘
導体、テトラ−(2−エチルヘキシル)ピロメリテー
ト、テトラ−n−オクチルピロメリテートなどのピロメ
リット酸誘導体、トリエチルシトレート、トリ−n−ブ
チルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセ
チルトリ−(2−エチルヘキシル)シトレートなどのク
エン酸誘導体、モノメチルイタコネート、モノブチルイ
タコネート、ジメチルイタコネート、ジエチルイタコネ
ート、ジブチルイタコネート、ジ−(2−エチルヘキシ
ル)イタコネートなどのイタコン酸誘導体、ブチルオレ
ート、グリセリルモノオレート、ジエチレングリコール
モノオレートなどのオレイン酸誘導体、メチルアセチル
リシノレート、ブチルアセチルリシノレート、グリセリ
ルモノリシノレート、ジエチレングリコールモノリシノ
レートなどのリシノール酸誘導体、n−ブチルステアレ
ート、グリセリンモノステアレート、ジエチレングリコ
ールジステアレートなどのステアリン酸誘導体、ジエチ
レングリコールモノラウレート、ジエチレングリコール
ジペラルゴネート、ペンタエリスリトール脂肪酸エステ
ルなどのその他の脂肪酸誘導体、トリエチルホスフェー
ト、トリブチルホスフェート、トリ−(2−エチルヘキ
シル)ホスフェート、トリブトキシエチルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、クレジルジフェニルホ
スフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニ
ルホスフェート、トリス(クロロエチル)ホスフェート
などのリン酸誘導体、ジエチレングリコールジベンゾエ
ート、ジプロピレングリコールジベンゾエート、トリエ
チレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコ
ールジ−(2−エチルブチレート)、トリエチレングリ
コールジ−(2−エチルヘキソエート)、ジブチルメチ
レンビスチオグリコレートなどのグリコール誘導体、グ
リセロールモノアセテート、グリセロールトリアセテー
ト、グリセロールトリブチレートなどのグリセリン誘導
体、エポキシ化大豆油、エポキシブチルステアレート、
エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジイソデシル、エポ
キシトリグリセライド、エポキシ化オレイン酸オクチ
ル、エポキシ化オレイン酸デシルなどのエポキシ誘導
体、アジピン酸系ポリエステル、セバシン酸系ポリエス
テル、フタル酸系ポリエステルなどのポリエステル系可
塑剤、あるいは部分水添ターフェニル、接着性可塑剤、
さらにはジアリルフタレート、アクリル系モノマーやオ
リゴマーなどの重合性可塑剤などが挙げられる。これら
の可塑剤は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
化ビニル系プラスチゾルの場合よりも少なくてよく通常
(A)成分のポリ塩化ビニル100重量部当たり10〜
80重量部、好ましくは15〜49重量部の範囲で選ば
れる。一方、本発明におけるプラスチゾルにおいて
(C)成分として用いられる有機発泡剤については特に
制限はなく、一般にポリ塩化ビニルの発泡に用いられて
いる有機発泡剤中から任意のものを選択して使用するこ
とができる。該有機発泡剤としては、例えばアゾジカル
ボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゼンス
ルホニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒドラジ
ド、p,p'−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)、ジニトロソペンタンメチレンテトラミン、N,N'
−ジニトロソ−N,N'−ジメチルテレフタルアミド、ト
リヒドラジノトリアミンなどが挙げられる。これらの有
機発泡剤は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよく、その配合量は、(A)成分のポリ塩化
ビニル100重量部当たり、通常0.5〜15重量部の
範囲で選ばれる。この量が0.5重量部未満では発泡が
不十分であるし、15重量部を超えるとその量の割には
発泡倍率は向上せず、むしろ経済的に不利となる。
や発泡抑制剤を配合し、前記有機発泡剤の分解温度を適
宜調整することができる。該発泡促進剤としては、例え
ば酸化亜鉛、ステアリン酸鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、尿素な
どが、発泡抑制剤としては、例えばマレイン酸、フマル
酸などの有機酸類、無水マレイン酸、無水フタル酸など
の酸無水物類、ステアロイルクロリド、フタロイルクロ
リドなどの酸ハライド類、ヒドロキノン、ナフタレンジ
オールなどのフェノール類、脂肪族アミン、ヘテロサイ
クリックアミン、アミド、オキシムなどの窒素含有化合
物、チオール、メルカプタン、スルホン酸、スルホキシ
ド、硫化物などのイオウ含有化合物、シクロヘキサノ
ン、アセチルアセトンなどのケトン類、さらには6,6
−ジメチルフルベン、ヘキサクロロシクロペンタジエ
ン、ジブチルスズマレエートなどが挙げられる。
応じ、従来ポリ塩化ビニル系プラスチゾルに慣用されて
いる他の添加成分、例えば無機充填剤、熱安定剤、粘度
調節剤、希釈剤、着色剤、難燃剤などを配合することが
できる。該無機充填剤としては、例えば沈降性炭酸カル
シウム、重質炭酸カルシウム、極微細炭酸カルシウムな
どの炭酸カルシウムや炭酸マグネシウム、あるいはシリ
カ、タルク、ケイソウ土、クレー、マイカなどのケイ酸
塩、水酸化アルミニウム、アルミナなどのいずれも用い
ることができる。該熱安定剤としては、例えばステアリ
ン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン
酸亜鉛、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸バリウム、
ラウリン酸亜鉛などの金属セッケン、フェノールやナフ
トールのナトリウム、亜鉛、バリウムなどの金属塩、ジ
ブチルスズジラウレート、ジブチルスズジマレートなど
の有機スズ化合物、ジエチルホスファイト、ジブチルホ
スファイト、ジオクチルホスファイト、ジフェニルイソ
デシルホスファイト、トリクレジルホスファイト、トリ
フェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホス
ファイト、トリイソオクチルホスファイトなどの亜リン
酸エステル類などが挙げられる。
ばキシレン、ソルベントナフサ、ミネラルスピリット、
ジイソブチルケトン、酢酸ブチルなどの溶剤や、適当な
界面活性剤などが挙げられ、難燃剤としては、例えば三
酸化アンチモン、赤リン、ホウ酸亜鉛、有機臭化物、塩
素化パラフィンなどが挙げられる。さらに、該プラスチ
ゾルには、エポキシ基をもたない通常のプラスチゾル加
工用のポリ塩化ビニルも配合することができる。本発明
方法においては、プラスチゾルの調製やプラスチゾルの
塗付、加熱ゲル化、発泡、前処理、後処理などの操作
は、通常のポリ塩化ビニル系プラスチゾルによる発泡体
の製造に用いられる装置や条件を適用することができ
る。このようにして、可塑剤の含有量が少なく、かつ平
滑な表面を有する高発泡倍率の発泡体が得られ、このも
のは、構成する樹脂の平均重合度(P1)が1000以
上であり、十分な強度を有している。
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、各特性は次のようにして求めた。 (1)発泡倍率 発泡前のシート状の発泡性ポリ塩化ビニル層の厚み(t
1)と加熱発泡後の発泡層の厚み(t2)をDIAC T
HICKNESS GAUGE「PEACOCK」[O
ZAKI MFG.CO.,LTD.製商品名]を用い
て測定し、以下の式に従って発泡倍率を求めた。 発泡倍率=t2/t1
定基準により評価した。 ○:平滑 △:0.5mm程度の球状の凸部が連続して存在する ×:1mm程度の球状の凸部が連続して存在する
商品名]を用いて黄色味(Y.I.)を測定し、黄色味(Y.
I.)の数値が小さいほど白度は良好であり、以下により
判定した。 ○:Y.I. 10未満 △:Y.I. 10〜13未満 ×:Y.I. 13以上
場所の凸部際の角張り具合を目視により観察し、以下の
判定基準に従って評価した。 ○:角張りがしっかりしていて凸部の輪郭がはっきりし
ている △:○〜×の中間 ×:角張りがなく、凹部からなだらかに凸部に厚みが変
化する。
無を目視にて観察し、以下の判定基準に従って評価し
た。 ○:シワの発生がない ×:シワの発生がある
MATERIAL FRICTION DURABIL
ITY TESTER[ダイエイ科学機器製作所製]に
て、セルボン紙を研磨材として1,200回毎に研磨材
を取りかえて、12,000回まで摩耗試験をして発泡
シート表面が削られて表層がはがれるまでの摩耗回数を
測定し以下により判定する。 ○:12,000回でも損傷がない ×:12,000回未満で損傷がでる
溶解して不溶分を遠心分離により除去する。上澄液にテ
トラヒドロフランの20倍量のメタノールを加えてポリ
マーを析出させ、円筒ろ紙でろ過したのち、メタノール
を用い、ソックスレー抽出器でメタノール可溶分を除去
して乾燥する。次に、得られたポリマーの平均重合度を
JIS K-6721に従って測定する。
シ基1個当たりの分子量) 樹脂をテトラヒドロフラン−メタノール系で再沈精製し
たのち、精製樹脂1gをメチルエチルケトン100mlに
溶解したものと、1N塩酸水溶液2mlとを300ml共栓
付広口ガラス容器にとり、マグネチックスターラーで1
時間混合したのち、1/10NのKOHのアルコール溶
液で滴定する(滴定量a ml)。一方、樹脂を入れずに
同様に操作してブランクの滴定量(b ml)を求め、次
式により樹脂中のエポキシ含有量(重量%)を算出し
た。なお、エポキシ基1個当たりの分子量が20,00
0を超えるような場合は、樹脂を4gとして再測定し
た。 エポキシ基1個当たりの分子量=W/(b−a)f×10
-4 f:1/10NKOH溶液のファクター W:試料の重量(g)
す配合で、万能混合器[(株)品川工業製、5−DM−R
型]を用いて15分間混合し、プラスチゾルを調製し
た。次いで、このプラスチゾルを難燃紙上にマチスオー
ブン[ワーナーマキス社(スイス)製]により、200
μmの厚みに塗付し150℃で45秒間加熱固化させた
のち、210℃で60秒間加熱発泡させて、常温で発泡
倍率、表面平滑性、白度を測定した。次に、このものを
マチスオーブンのエンボスユニットにて遠赤外ヒーター
で8秒間再加熱してエンボス処理し、250mm×400
mmのポリ塩化ビニル発泡かべ紙を得た。このかべ紙につ
いて、シャープエッジ性、エンボスパンク、耐久性を評
価し、さらに発泡層の樹脂の平均重合度を求めた。これ
らの結果を第1表に示す。
キシ基1個当たりの分子量29,000の塩化ビニル−
アリルグリシジルエーテル共重合体(62.5×730
/29,000=1.57) 樹脂B:平均粒径1.7μm、平均重合度750、エポ
キシ基1個当たりの分子量4,670の塩化ビニル−グ
リシジルメタクリレート共重合体(62.5×750/
4,670=10.0) 樹脂C:平均粒径1.2μm、平均重合度720のポリ
塩化ビニル 樹脂D:平均粒径1.2μm、平均重合度1200のポ
リ塩化ビニル 樹脂E:平均粒径42μm、平均樹脂1000の塩化ビ
ニル−酢酸ビニル(4wt%)共重合体
が少なく、再沈樹脂量が少なかった。第1表から分かる
ように、本発明方法によると表面性が良好な高発泡倍率
の発泡体が得られ、意匠性の良好な強度の高い発泡製品
を容易に得ることができる。
い可塑剤配合量域でも平滑な表面を有する高発泡倍率の
発泡体を、より温和な発泡温度や、より速い速度で得る
ことができ、その結果、意匠性の良い発泡製品を得るこ
とができる。また、本発明により製造された発泡体は高
い重合度の樹脂により形成されているため、強度が高
く、発泡製品輸送中や使用中の損傷が少ない。
Claims (2)
- 【請求項1】発泡体を構成する樹脂の平均重合度
(P1)が1000以上であるポリ塩化ビニル系発泡体
を製造するに当たり、(A)平均粒子径が0.05〜5
μmで平均重合度(P2)がP1より小さく、かつ樹脂中
に式 【数1】 で表される範囲でエポキシ基を結合しているペースト加
工用ポリ塩化ビニルと、(B)可塑剤と、(C)有機発
泡剤とを必須成分として含有するプラスチゾルを加熱発
泡させることを特徴とするポリ塩化ビニル系発泡体の製
造方法。 - 【請求項2】(A)が塩化ビニルとエポキシ基含有のビ
ニルエーテル、アリルエーテル又はエポキシドオレフィ
ンとの共重合体である請求項1記載のポリ塩化ビニル系
発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048028A JPH0778142B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | ポリ塩化ビニル系発泡体の製造方法 |
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|---|---|---|---|
| JP4048028A JPH0778142B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | ポリ塩化ビニル系発泡体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05214145A true JPH05214145A (ja) | 1993-08-24 |
| JPH0778142B2 JPH0778142B2 (ja) | 1995-08-23 |
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ID=12791858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4048028A Expired - Lifetime JPH0778142B2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | ポリ塩化ビニル系発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0778142B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004263080A (ja) * | 2003-03-03 | 2004-09-24 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 塩化ビニル系樹脂組成物及びその成形品 |
| JP2007039644A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-02-15 | Jsp Corp | 無機質系発泡体の製造方法 |
| JP2008144166A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Velsicol Chemical Corp | 低彩色泡状組成物 |
| JP2018094554A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 株式会社リコー | テクスチャーのある表面被覆を形成する方法、テクスチャーのある表面被覆を形成する装置、テクスチャーのある表面被覆を形成するための組成物およびテクスチャーのある表面被覆 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0493795A (ja) * | 1990-08-10 | 1992-03-26 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 燃料集合体の組立方法及び該方法を実施するための固定治具 |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP4048028A patent/JPH0778142B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0493795A (ja) * | 1990-08-10 | 1992-03-26 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 燃料集合体の組立方法及び該方法を実施するための固定治具 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2004263080A (ja) * | 2003-03-03 | 2004-09-24 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 塩化ビニル系樹脂組成物及びその成形品 |
| JP2007039644A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-02-15 | Jsp Corp | 無機質系発泡体の製造方法 |
| JP2008144166A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Velsicol Chemical Corp | 低彩色泡状組成物 |
| JP2018094554A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 株式会社リコー | テクスチャーのある表面被覆を形成する方法、テクスチャーのある表面被覆を形成する装置、テクスチャーのある表面被覆を形成するための組成物およびテクスチャーのある表面被覆 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0778142B2 (ja) | 1995-08-23 |
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