JPH05216545A - 温度制御回路 - Google Patents
温度制御回路Info
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- JPH05216545A JPH05216545A JP1754692A JP1754692A JPH05216545A JP H05216545 A JPH05216545 A JP H05216545A JP 1754692 A JP1754692 A JP 1754692A JP 1754692 A JP1754692 A JP 1754692A JP H05216545 A JPH05216545 A JP H05216545A
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- temperature
- polarity
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザー・ダイオード等の温度を、ペルチェ
素子を用いて制御する温度制御回路の消費電力を少なく
する。 【構成】 PWM変換器36の出力に応じてスイッチ素
子37が高速にオンとオフを繰り返すことによりトラン
ス38の一次巻線39には電源42の電圧がパルス状に
印加され、二次巻線40に発生した交番電圧がダイオー
ド43、43で平滑され、平滑コイル45と平滑コンデ
ンサ46で平滑され平滑コンデンサ46の両端に直流電
圧が生じる。この直流電圧は極性制御器35で制御され
る極性反転器46で通過・反転されてペルチェ素子10
の電流端子に印加される。極性制御器35はPID制御
器32の出力信号と基準電圧源34の基準電圧との差電
圧VAの正負に応じた2値信号S03を出力する。
素子を用いて制御する温度制御回路の消費電力を少なく
する。 【構成】 PWM変換器36の出力に応じてスイッチ素
子37が高速にオンとオフを繰り返すことによりトラン
ス38の一次巻線39には電源42の電圧がパルス状に
印加され、二次巻線40に発生した交番電圧がダイオー
ド43、43で平滑され、平滑コイル45と平滑コンデ
ンサ46で平滑され平滑コンデンサ46の両端に直流電
圧が生じる。この直流電圧は極性制御器35で制御され
る極性反転器46で通過・反転されてペルチェ素子10
の電流端子に印加される。極性制御器35はPID制御
器32の出力信号と基準電圧源34の基準電圧との差電
圧VAの正負に応じた2値信号S03を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力光波長が動作温度
で変化するレーザー・ダイオードの温度制御や高速論理
集積回路の冷却に適用可能な温度制御回路に関する。
で変化するレーザー・ダイオードの温度制御や高速論理
集積回路の冷却に適用可能な温度制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー・ダイオードや高速論理回路は
数mm程度の半導体チップに形成されており、このよう
な微小素子の温度を制御するためにペルチェ素子が用い
られている。この素子はペルチェ効果を応用した素子で
あり、ペルチェ効果とは、半導体の両端に金属をオーミ
ック接触させ、ここに電流を供給した際にこの半導体の
両端に温度差が生じる現象である。この時生じる温度差
は半導体の電気抵抗で発生するジュール熱の他に電流の
入力端から出力端に熱伝導が生じていることを示してい
る。この熱伝導はn形半導体では電流の入力端から出力
端の方向に、また、p形半導体では電流の出力端から入
力端の方向に発生する。ペルチェ効果の大きい半導体と
してはビスマス(Bi)系の複合半導体が著名である。
これらの素材で作成されペルチェ素子の構造例を図6に
示す。先に述べた素材で形成したn形半導体11とp形
半導体12を並べて上面を金属板13にオーミック接触
させ、さらに、それぞれの半導体の下面を一対の金属電
極(電流端子)14および15にオーミック接触させて
ペルチェ素子10を構成する。このペルチェ素子10の
金属板13の上に熱導伝性の良好な電気的絶縁シート1
6を介して導熱板18を積層する。さらに、ペルチェ素
子10の下面の金属電極14および15は電気的絶縁シ
ート16と同様な熱導伝性の良好な電気的絶縁シート1
7を介して放熱板19に接触させる。温度制御対象物2
0および温度センサ21は導熱板18の上に搭載され
る。ここで金属電極14に電流を供給すると、電流はn
形半導体11、金属板13、p形半導体12を通って金
属電極15に流れることができる。金属板13の温度は
金属電極14から15に供給される電流の方向および大
きさに応じて変化するから、この金属板13の上に積層
された導熱板18も同様の温度変化を受け、温度制御対
象物20および温度センサ21の温度が変化する。した
がって、温度センサ21の信号を接続線対22を介して
温度制御回路に伝達し、ペルチェ素子10に供給される
電流を制御することで、温度制御対象物20を所望の温
度に制御することができる。
数mm程度の半導体チップに形成されており、このよう
な微小素子の温度を制御するためにペルチェ素子が用い
られている。この素子はペルチェ効果を応用した素子で
あり、ペルチェ効果とは、半導体の両端に金属をオーミ
ック接触させ、ここに電流を供給した際にこの半導体の
両端に温度差が生じる現象である。この時生じる温度差
は半導体の電気抵抗で発生するジュール熱の他に電流の
入力端から出力端に熱伝導が生じていることを示してい
る。この熱伝導はn形半導体では電流の入力端から出力
端の方向に、また、p形半導体では電流の出力端から入
力端の方向に発生する。ペルチェ効果の大きい半導体と
してはビスマス(Bi)系の複合半導体が著名である。
これらの素材で作成されペルチェ素子の構造例を図6に
示す。先に述べた素材で形成したn形半導体11とp形
半導体12を並べて上面を金属板13にオーミック接触
させ、さらに、それぞれの半導体の下面を一対の金属電
極(電流端子)14および15にオーミック接触させて
ペルチェ素子10を構成する。このペルチェ素子10の
金属板13の上に熱導伝性の良好な電気的絶縁シート1
6を介して導熱板18を積層する。さらに、ペルチェ素
子10の下面の金属電極14および15は電気的絶縁シ
ート16と同様な熱導伝性の良好な電気的絶縁シート1
7を介して放熱板19に接触させる。温度制御対象物2
0および温度センサ21は導熱板18の上に搭載され
る。ここで金属電極14に電流を供給すると、電流はn
形半導体11、金属板13、p形半導体12を通って金
属電極15に流れることができる。金属板13の温度は
金属電極14から15に供給される電流の方向および大
きさに応じて変化するから、この金属板13の上に積層
された導熱板18も同様の温度変化を受け、温度制御対
象物20および温度センサ21の温度が変化する。した
がって、温度センサ21の信号を接続線対22を介して
温度制御回路に伝達し、ペルチェ素子10に供給される
電流を制御することで、温度制御対象物20を所望の温
度に制御することができる。
【0003】ペルチェ素子10に供給される電流IPと
センサ部分温度TPの関係の一例を図7に示す。この例
からも分かるように温度TPと電流IPの関係は以下に
示す2次式で近似できる。
センサ部分温度TPの関係の一例を図7に示す。この例
からも分かるように温度TPと電流IPの関係は以下に
示す2次式で近似できる。
【0004】TP=αIP2 +βIP+Ta ここで、αとβは係数、Taは周囲温度である。この特
性式におけるαはジュール熱に、また、βは熱伝導に関
係する係数とみることができる。ペルチェ素子10は半
導体で形成されているが、金属との接触部分はオーミッ
ク接続であるためダイオードとしての性質はほとんど無
い。
性式におけるαはジュール熱に、また、βは熱伝導に関
係する係数とみることができる。ペルチェ素子10は半
導体で形成されているが、金属との接触部分はオーミッ
ク接続であるためダイオードとしての性質はほとんど無
い。
【0005】(引用資料)電気通信ハンドブック第7部
門第8編電子デバイス709〜711頁 図5はペルチェ素子用の温度制御回路の従来例の構成図
である。この温度制御回路は、温度センサ21が接続さ
れて設定中心温度との差温度を電圧に変換し増幅する誤
差増幅器51と、誤差増幅器51の出力信号から温度制
御対象物20の温度を設定中心温度に近づける、微分手
段と積分手段と比例増幅手段を有するPID制御器52
と、ペルチェ素子10に正極電流および負極電流を供給
するための電源53、54と、電流駆動用のNPNトラ
ンジスタおよびPNPトランジスタ55、56で構成さ
れている。
門第8編電子デバイス709〜711頁 図5はペルチェ素子用の温度制御回路の従来例の構成図
である。この温度制御回路は、温度センサ21が接続さ
れて設定中心温度との差温度を電圧に変換し増幅する誤
差増幅器51と、誤差増幅器51の出力信号から温度制
御対象物20の温度を設定中心温度に近づける、微分手
段と積分手段と比例増幅手段を有するPID制御器52
と、ペルチェ素子10に正極電流および負極電流を供給
するための電源53、54と、電流駆動用のNPNトラ
ンジスタおよびPNPトランジスタ55、56で構成さ
れている。
【0006】温度制御回路が、このように構成されてい
るので、温度センサ21の温度が設定中心温度に等しい
状態では誤差増幅器51およびPID制御器52の出力
電圧は概ね0であり、電流駆動用のトランジスタ55お
よび56を介してペルチェ素子10に供給される電流も
0である。温度センサ21の温度が設定中心温度よりも
上昇すると誤差増幅器51、PID制御器52および駆
動回路(トランジスタ55、56)の出力にはそれぞれ
温度差に対応した正の電圧が出力されるから、ペルチェ
素子10にはNPNトランジスタ55を介して電源53
から温度差に対応した正極の電流が流れ、温度センサ2
1の温度が低下するように作用する。一方、温度センサ
21の温度が設定中心温度よりも低下すると誤差増幅器
51およびPID制御器52には温度差に対応した負の
電圧が出力されるから、ペルチェ素子10にはPNPト
ランジスタ56を介して電源54から温度差に対応した
負極の電流が流れ、温度センサ21の温度を上昇させる
ように作用する。このように動作して温度制御回路は温
度センサ21の部分の温度を一定に保つように機能す
る。
るので、温度センサ21の温度が設定中心温度に等しい
状態では誤差増幅器51およびPID制御器52の出力
電圧は概ね0であり、電流駆動用のトランジスタ55お
よび56を介してペルチェ素子10に供給される電流も
0である。温度センサ21の温度が設定中心温度よりも
上昇すると誤差増幅器51、PID制御器52および駆
動回路(トランジスタ55、56)の出力にはそれぞれ
温度差に対応した正の電圧が出力されるから、ペルチェ
素子10にはNPNトランジスタ55を介して電源53
から温度差に対応した正極の電流が流れ、温度センサ2
1の温度が低下するように作用する。一方、温度センサ
21の温度が設定中心温度よりも低下すると誤差増幅器
51およびPID制御器52には温度差に対応した負の
電圧が出力されるから、ペルチェ素子10にはPNPト
ランジスタ56を介して電源54から温度差に対応した
負極の電流が流れ、温度センサ21の温度を上昇させる
ように作用する。このように動作して温度制御回路は温
度センサ21の部分の温度を一定に保つように機能す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の温度制御回
路の動作を詳細に調べると以下のような問題点を見いだ
すことができる。
路の動作を詳細に調べると以下のような問題点を見いだ
すことができる。
【0008】まず、温度制御系の利得の線形性を説明す
る。温度制御系の利得Gとは例えば誤差増幅器51の出
力からPID制御器52の入力を切離し、PID制御部
52の入力に誤差増幅器51の出力電圧と等しくなる電
圧を印加し、この電圧を僅かに増加または低下させた時
に、誤差増幅器51の出力電圧の変化分とPID制御器
52の入力電圧の変化分の比率である。ペルチェ素子1
0に流れる電流IPは駆動用トランジスタ55および5
6の出力電圧およびPID制御器52の入力電圧に比例
するから、利得Gは前に述べた温度センサ21の温度T
Pとペルチェ素子10に供給する電流IPの関係式の微
係数であるβに比例することが分かる。これは温度制御
系の利得Gがペルチェ素子10の加熱(正極電流の供
給)時と冷却(負極電流の供給)時で異なり、冷却時の
利得Gは加熱時の利得Gよりも小さくなることを意味
し、温度センサ21の温度と設定中心温度との差、すな
わち、誤差温度は冷却時が加熱時よりも増加することを
表している。冷却時の誤差温度は誤差増幅器51および
PID制御器52の利得を増加させることで低減でき
る。しかし、これは加熱時における温度制御系の利得G
も増大させることになり、利得Gの過大な増加は温度制
御系の安定性を低下させる要因となるから誤差増幅器5
1およびPID制御器52の利得設定には限界があり、
したがって、高精度な温度制御が困難である。
る。温度制御系の利得Gとは例えば誤差増幅器51の出
力からPID制御器52の入力を切離し、PID制御部
52の入力に誤差増幅器51の出力電圧と等しくなる電
圧を印加し、この電圧を僅かに増加または低下させた時
に、誤差増幅器51の出力電圧の変化分とPID制御器
52の入力電圧の変化分の比率である。ペルチェ素子1
0に流れる電流IPは駆動用トランジスタ55および5
6の出力電圧およびPID制御器52の入力電圧に比例
するから、利得Gは前に述べた温度センサ21の温度T
Pとペルチェ素子10に供給する電流IPの関係式の微
係数であるβに比例することが分かる。これは温度制御
系の利得Gがペルチェ素子10の加熱(正極電流の供
給)時と冷却(負極電流の供給)時で異なり、冷却時の
利得Gは加熱時の利得Gよりも小さくなることを意味
し、温度センサ21の温度と設定中心温度との差、すな
わち、誤差温度は冷却時が加熱時よりも増加することを
表している。冷却時の誤差温度は誤差増幅器51および
PID制御器52の利得を増加させることで低減でき
る。しかし、これは加熱時における温度制御系の利得G
も増大させることになり、利得Gの過大な増加は温度制
御系の安定性を低下させる要因となるから誤差増幅器5
1およびPID制御器52の利得設定には限界があり、
したがって、高精度な温度制御が困難である。
【0009】次に、この従来の温度制御回路の電流駆動
用トランジスタ55および56にはそれぞれ概ね一定の
電圧が正極電流用の電源53および負極電流用の電源5
4から供給されているが、これらの電源53、54から
供給される電力とペルチェ素子10に所定の電流を供給
するのに必要な電力との差の電力は電流駆動用トランジ
スタ55および56が消費する。正極電流用の電源53
および負極電流用の電源55の電圧はペルチェ素子10
に最大電流を供給するのに必要な電圧と電流駆動用トラ
ンジスタ55および56における降下電圧の和の電圧値
に設定する必要がある。ペルチェ素子10に最大電流を
供給する状態はペルチェ素子10の周囲温度がペルチェ
素子10を使用する温度範囲の上限および下限の状態や
ペルチェ素子10を起動した直後である場合が多い。し
たがって、通常の動作状態では正極電流用の電源53お
よび負極電流用の電源54から供給される電力のほとん
どは電流駆動用トランジスタ55および56で消費され
るから、従来の温度制御回路はペルチェ素子10に供給
する電力に較べ、消費電力が大きくなり易い欠点があ
る。
用トランジスタ55および56にはそれぞれ概ね一定の
電圧が正極電流用の電源53および負極電流用の電源5
4から供給されているが、これらの電源53、54から
供給される電力とペルチェ素子10に所定の電流を供給
するのに必要な電力との差の電力は電流駆動用トランジ
スタ55および56が消費する。正極電流用の電源53
および負極電流用の電源55の電圧はペルチェ素子10
に最大電流を供給するのに必要な電圧と電流駆動用トラ
ンジスタ55および56における降下電圧の和の電圧値
に設定する必要がある。ペルチェ素子10に最大電流を
供給する状態はペルチェ素子10の周囲温度がペルチェ
素子10を使用する温度範囲の上限および下限の状態や
ペルチェ素子10を起動した直後である場合が多い。し
たがって、通常の動作状態では正極電流用の電源53お
よび負極電流用の電源54から供給される電力のほとん
どは電流駆動用トランジスタ55および56で消費され
るから、従来の温度制御回路はペルチェ素子10に供給
する電力に較べ、消費電力が大きくなり易い欠点があ
る。
【0010】本発明の目的は、消費電力が少ない温度制
御回路を提供することである。
御回路を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、高精度な温度制御が
可能な温度制御回路を提供することである。
可能な温度制御回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前者の目的を達成するた
めに、本発明の温度制御回路は、温度センサ出力と設定
中心値との差ペルチェ素子に温度制御対象物とともに搭
載された温度センサの出力が設定値に近づくように前記
ペルチェ素子の電流端子に供給する電流する温度制御回
路であって、温度センサ出力と設定中心値との差を演算
し、増幅する誤差増幅手段と、該誤差増幅手段の出力の
増幅出力と微分演算出力と積分演算出力を加算するPI
D制御手段と、該PID制御手段の出力を、該出力が基
準値に等しい時最大出力となる山状特性に変換する絶対
値変換手段と、前記PID制御手段の出力を前記基準値
と比較し、2値信号を出力する極性制御手段と、トラン
スと、該トランスの一次巻線に直列に接続されたスイッ
チ素子と、前記トランスの一次巻線と前記スイッチ素子
に電力を供給する電源と、前記絶対値変換手段の出力に
対応したデューティ比の高周波のパルス信号を生成し、
該パルス信号により前記スイッチ素子をオン/オフする
PWM変換手段と、前記トランスの二次巻線に発生する
パルス電圧を整流する整流手段と、前記トランスの二次
巻線に発生するパルス電圧を平滑する平滑手段と、該平
滑手段の出力を、前記極性制御手段の2値信号に応じて
通過・反転し、前記ペルチェ素子の電流端子に出力する
極性反転手段を有している。
めに、本発明の温度制御回路は、温度センサ出力と設定
中心値との差ペルチェ素子に温度制御対象物とともに搭
載された温度センサの出力が設定値に近づくように前記
ペルチェ素子の電流端子に供給する電流する温度制御回
路であって、温度センサ出力と設定中心値との差を演算
し、増幅する誤差増幅手段と、該誤差増幅手段の出力の
増幅出力と微分演算出力と積分演算出力を加算するPI
D制御手段と、該PID制御手段の出力を、該出力が基
準値に等しい時最大出力となる山状特性に変換する絶対
値変換手段と、前記PID制御手段の出力を前記基準値
と比較し、2値信号を出力する極性制御手段と、トラン
スと、該トランスの一次巻線に直列に接続されたスイッ
チ素子と、前記トランスの一次巻線と前記スイッチ素子
に電力を供給する電源と、前記絶対値変換手段の出力に
対応したデューティ比の高周波のパルス信号を生成し、
該パルス信号により前記スイッチ素子をオン/オフする
PWM変換手段と、前記トランスの二次巻線に発生する
パルス電圧を整流する整流手段と、前記トランスの二次
巻線に発生するパルス電圧を平滑する平滑手段と、該平
滑手段の出力を、前記極性制御手段の2値信号に応じて
通過・反転し、前記ペルチェ素子の電流端子に出力する
極性反転手段を有している。
【0013】後者の目的を達成するために、本発明の温
度制御回路は、絶対値変換手段の利得が、PID制御手
段の出力が前記基準値より小さい時と大きい時とで異な
るように絶対値変換手段が構成されている。
度制御回路は、絶対値変換手段の利得が、PID制御手
段の出力が前記基準値より小さい時と大きい時とで異な
るように絶対値変換手段が構成されている。
【0014】
【作用】PWM変換手段とスイッチ素子とトランスと電
源と整流手段と平滑手段の部分はスイッチング電源と類
似であり、スイッチ素子が高速にオンとオフを繰り返す
ことによりトランスには電源の電圧がパルス状に印加さ
れ、二次巻線に発生した交番電圧が整流、平滑されて直
流電圧がペルチェ素子の電流端子に印加される。この直
流電圧はPWM変換手段の出力パルスのデューティ比に
概ね比例する。
源と整流手段と平滑手段の部分はスイッチング電源と類
似であり、スイッチ素子が高速にオンとオフを繰り返す
ことによりトランスには電源の電圧がパルス状に印加さ
れ、二次巻線に発生した交番電圧が整流、平滑されて直
流電圧がペルチェ素子の電流端子に印加される。この直
流電圧はPWM変換手段の出力パルスのデューティ比に
概ね比例する。
【0015】このように、本発明では電源部分は1つで
あり、しかも出力電圧が変えられるため、温度制御回路
の消費電力が少なくなる。
あり、しかも出力電圧が変えられるため、温度制御回路
の消費電力が少なくなる。
【0016】ところで、温度センサの温度を周囲温度の
変化に対して一定の温度範囲に保つためには正極性から
負極性にわたる連続可変の電源が必要である。このた
め、本発明では極性制御手段と極性反転手段を用いるこ
とで、PWM変換手段の出力パルスのデューティ比が概
ね0の状態で平滑手段の両端の電圧極性を反転してペル
チェ素子の電源端子に給電するように構成されている。
変化に対して一定の温度範囲に保つためには正極性から
負極性にわたる連続可変の電源が必要である。このた
め、本発明では極性制御手段と極性反転手段を用いるこ
とで、PWM変換手段の出力パルスのデューティ比が概
ね0の状態で平滑手段の両端の電圧極性を反転してペル
チェ素子の電源端子に給電するように構成されている。
【0017】また、本発明では、ペルチェ素子を加熱す
る場合と冷却する場合の温度制御系での利得Gをできる
だけ近づけられるようにするため、絶対値変換手段の利
得(この利得はペルチェ素子を加熱する場合および冷却
する場合の温度制御系での利得Gに関与するから)を、
PID制御手段の出力が基準値より小さい時と大きい時
とで異なるように絶対値変換手段を構成している。これ
により、温度制御特性が安定化し、高精度な温度制御が
可能になる。
る場合と冷却する場合の温度制御系での利得Gをできる
だけ近づけられるようにするため、絶対値変換手段の利
得(この利得はペルチェ素子を加熱する場合および冷却
する場合の温度制御系での利得Gに関与するから)を、
PID制御手段の出力が基準値より小さい時と大きい時
とで異なるように絶対値変換手段を構成している。これ
により、温度制御特性が安定化し、高精度な温度制御が
可能になる。
【0018】なお、トランスに三次巻線を設け、該三次
巻線に生じるパルス状電力を整流・平滑して極性反転手
段の回路電力として用いることにより、ペルチェ素子に
対する供給電流が0に近い状態で極性反転手段の消費電
力を大幅に低減することができる。
巻線に生じるパルス状電力を整流・平滑して極性反転手
段の回路電力として用いることにより、ペルチェ素子に
対する供給電流が0に近い状態で極性反転手段の消費電
力を大幅に低減することができる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例の温度制御回路の
ブロック図、図2は図1中の絶対値変換器33の特性図
である。
ブロック図、図2は図1中の絶対値変換器33の特性図
である。
【0021】誤差増幅器31は(誤差増幅手段)は温度
センサ21に接続されて設定中心温度との差温度を電圧
に変換し増幅する。PID制御器32(PID制御手
段)は誤差増幅器31の出力信号から温度制御対象物2
0の温度を設定中心温度に近づけるためのもので、微分
手段と積分手段と比例増幅手段を有する。絶対値変換器
33(絶対値変換手段)は、図2に示したように、PI
D制御器32の出力信号と基準電圧源34の基礎電圧V
Mとの差電圧VAが0の時に最大電圧VMを、差電圧V
Aが正電圧の時に(VM−K1×VA)、差電圧VAが
負電圧である時に(VM+K2×VA)なる電圧を出力
する。ここで、K1,K2は利得である。極性制御器3
5(極性制御手段)は差電圧VAが正の時に「1」の論
理状態を出力し、差電圧VAが負の時に「0」の論理状
態を出力する。PWM変換器36(PWM変換手段)は
絶対値変換器33の出力電圧に応じたデューティ比(出
力パルスの「0」である時間とこの出力パルスの周期の
比率)のパルス信号を出力する。スイッチ素子37はP
WM変換器36の出力が「1」である時にオン状態、
「0」である時にオフ状態になるスイッチ素子である。
電源42は直列に接続されたスイッチ素子37とトラン
ス38の一次巻線39に電力を供給する電源である。ダ
イオード43と44(整流手段)はトランス38の二次
巻線40に発生するパルス電圧を整流する。平滑コイル
45と平滑コンデンサ46(平滑手段)は高周波パルス
成分を低減するためのものである。極性反転器47(極
性反転手段)は平滑コンデンサ46に発生した電力の極
性を極性制御器36の出力状態に応じて「1」の状態で
は通過、「0」の状態では反転する。
センサ21に接続されて設定中心温度との差温度を電圧
に変換し増幅する。PID制御器32(PID制御手
段)は誤差増幅器31の出力信号から温度制御対象物2
0の温度を設定中心温度に近づけるためのもので、微分
手段と積分手段と比例増幅手段を有する。絶対値変換器
33(絶対値変換手段)は、図2に示したように、PI
D制御器32の出力信号と基準電圧源34の基礎電圧V
Mとの差電圧VAが0の時に最大電圧VMを、差電圧V
Aが正電圧の時に(VM−K1×VA)、差電圧VAが
負電圧である時に(VM+K2×VA)なる電圧を出力
する。ここで、K1,K2は利得である。極性制御器3
5(極性制御手段)は差電圧VAが正の時に「1」の論
理状態を出力し、差電圧VAが負の時に「0」の論理状
態を出力する。PWM変換器36(PWM変換手段)は
絶対値変換器33の出力電圧に応じたデューティ比(出
力パルスの「0」である時間とこの出力パルスの周期の
比率)のパルス信号を出力する。スイッチ素子37はP
WM変換器36の出力が「1」である時にオン状態、
「0」である時にオフ状態になるスイッチ素子である。
電源42は直列に接続されたスイッチ素子37とトラン
ス38の一次巻線39に電力を供給する電源である。ダ
イオード43と44(整流手段)はトランス38の二次
巻線40に発生するパルス電圧を整流する。平滑コイル
45と平滑コンデンサ46(平滑手段)は高周波パルス
成分を低減するためのものである。極性反転器47(極
性反転手段)は平滑コンデンサ46に発生した電力の極
性を極性制御器36の出力状態に応じて「1」の状態で
は通過、「0」の状態では反転する。
【0022】これらの構成のうち、PWM変換器36と
スイッチ素子37とトランス38と電源42とダイオー
ド43、44と平滑コイル45と平滑コンデンサ46の
部分はスイッチング電源と類似であり、スイッチ素子3
7が高速にオンとオフを繰り返すことによりトランス3
8の一次巻線39には電源42の電圧がパルス状に印加
され、二次巻線40に発生した交番電圧をダイオード4
3、44で整流し、平滑コイル45と平滑コンデンサ4
6で平滑することにより平滑コンデンサ46の両端に直
流電圧が生じる。この直流電圧はPWM変換器36の出
力パルスのデューティ比に概ね比例し、平滑コンデンサ
46の両端の電圧と所望の電圧値との差電圧を増幅する
誤差増幅手段(不図示)を介してPWM変換器36の入
力とすれば、これらの部分はスイッチング電源として機
能する。この誤差増幅手段はコンデンサ46の両端の電
圧をVO、所望の電圧値をVR、出力電圧をVX、利得
をKAとすると、VX=(VO−VR)KAで表せる特
性関数を有する。PWM変換器36では入力電圧VPが
VMより高電圧である時に出力パルスのデューティ比が
0であり、入力電圧VPが減少するとデューティ比が増
加し、入力電圧VPがVN以下に低下するとデューティ
比が最大になる。これはPWM変換器36は入力電圧が
VMより高電圧である時にVOが0Vであり、入力電圧
が減少するとVOが増加し、VN以下に低下するとVO
は最大電圧VOMAXになる。これはこの回路がVO=K
B(VM−VP)(ただし、KB=VOMAX/(VM−
VN)、VN≦VP≦VMP)なる関数で表せる特性を
有することを示している。このように構成されているか
ら、VOがVRより高いとVP(VX)は正の電圧であ
り、VOがVRよりも高電圧であるほどVPは高電圧に
なるから、VOが低下するように作用する。また、VO
がVRに近づくように低下するとVPは低下するから、
VOが増加するように作用する。このような作用によっ
て、VOはVRに近づき、PWM変換器36および誤差
増幅手段の特性関数からVOはVO=(KB・VM+V
R・KA・KB)/(1+KA・KB)なる電圧に落ち
着く。KAおよびKBは1よりも大きな値に設定される
から、VO≒VR+VM/KA≒VRであり、VOは概
ねVRの電圧値になることがわかる。
スイッチ素子37とトランス38と電源42とダイオー
ド43、44と平滑コイル45と平滑コンデンサ46の
部分はスイッチング電源と類似であり、スイッチ素子3
7が高速にオンとオフを繰り返すことによりトランス3
8の一次巻線39には電源42の電圧がパルス状に印加
され、二次巻線40に発生した交番電圧をダイオード4
3、44で整流し、平滑コイル45と平滑コンデンサ4
6で平滑することにより平滑コンデンサ46の両端に直
流電圧が生じる。この直流電圧はPWM変換器36の出
力パルスのデューティ比に概ね比例し、平滑コンデンサ
46の両端の電圧と所望の電圧値との差電圧を増幅する
誤差増幅手段(不図示)を介してPWM変換器36の入
力とすれば、これらの部分はスイッチング電源として機
能する。この誤差増幅手段はコンデンサ46の両端の電
圧をVO、所望の電圧値をVR、出力電圧をVX、利得
をKAとすると、VX=(VO−VR)KAで表せる特
性関数を有する。PWM変換器36では入力電圧VPが
VMより高電圧である時に出力パルスのデューティ比が
0であり、入力電圧VPが減少するとデューティ比が増
加し、入力電圧VPがVN以下に低下するとデューティ
比が最大になる。これはPWM変換器36は入力電圧が
VMより高電圧である時にVOが0Vであり、入力電圧
が減少するとVOが増加し、VN以下に低下するとVO
は最大電圧VOMAXになる。これはこの回路がVO=K
B(VM−VP)(ただし、KB=VOMAX/(VM−
VN)、VN≦VP≦VMP)なる関数で表せる特性を
有することを示している。このように構成されているか
ら、VOがVRより高いとVP(VX)は正の電圧であ
り、VOがVRよりも高電圧であるほどVPは高電圧に
なるから、VOが低下するように作用する。また、VO
がVRに近づくように低下するとVPは低下するから、
VOが増加するように作用する。このような作用によっ
て、VOはVRに近づき、PWM変換器36および誤差
増幅手段の特性関数からVOはVO=(KB・VM+V
R・KA・KB)/(1+KA・KB)なる電圧に落ち
着く。KAおよびKBは1よりも大きな値に設定される
から、VO≒VR+VM/KA≒VRであり、VOは概
ねVRの電圧値になることがわかる。
【0023】スイッチング電源の出力電圧はPWM変換
器36の入力電圧に対応して変化させられるが、電圧の
極性までは変えることができない。[従来の技術]に説
明したように、ペルチェ素子10の温度センサ21の温
度TPを上昇および下降させるためにはペルチェ素子1
0に供給される電流が正極性および負極性であることが
必要である。したがって、周囲温度の変化に対して温度
TPを一定の温度範囲に保つためには正極性から負極性
にわたる連続可変の電流が必要である。このため、本実
施例では極性制御器35と極性反転器47を用いること
で、PWM変換器36の出力パルスのデューティ比が概
ね0の状態で平滑コンデンサ46の両端の電圧極性を反
転してペルチェ素子10の金属電極14および15に給
電するように構成されている。このようにして、PWM
変換器36の入力電圧を変化させることでペルチェ素子
10に供給される電力を正極性から負極性にわたって連
続可変とすることができる。
器36の入力電圧に対応して変化させられるが、電圧の
極性までは変えることができない。[従来の技術]に説
明したように、ペルチェ素子10の温度センサ21の温
度TPを上昇および下降させるためにはペルチェ素子1
0に供給される電流が正極性および負極性であることが
必要である。したがって、周囲温度の変化に対して温度
TPを一定の温度範囲に保つためには正極性から負極性
にわたる連続可変の電流が必要である。このため、本実
施例では極性制御器35と極性反転器47を用いること
で、PWM変換器36の出力パルスのデューティ比が概
ね0の状態で平滑コンデンサ46の両端の電圧極性を反
転してペルチェ素子10の金属電極14および15に給
電するように構成されている。このようにして、PWM
変換器36の入力電圧を変化させることでペルチェ素子
10に供給される電力を正極性から負極性にわたって連
続可変とすることができる。
【0024】PWM変換器36の出力のデューティ比は
入力電圧がある電圧範囲で0から100%まで変化し、
本実施例では入力電圧が低下するとデューティ比が増加
する品種を用いている。したがって、絶対値変換器33
の最大出力電圧VMはPWM変換器36の出力のデュー
ティ比が0になる入力電圧の最小電圧に設定する。しか
し、PWM変換器36には入力電圧が増加するとデュー
ティ比が増加する品種もあり、この品種を用いる場合に
は絶対値変換器33の最大出力電圧VMをPWM変換器
36の出力のデューティ比が0になる入力電圧の最大電
圧に設定し、さらに、利得K1およびK2の符号が負に
なるように設定すれば本実施例と同様に機能する。
入力電圧がある電圧範囲で0から100%まで変化し、
本実施例では入力電圧が低下するとデューティ比が増加
する品種を用いている。したがって、絶対値変換器33
の最大出力電圧VMはPWM変換器36の出力のデュー
ティ比が0になる入力電圧の最小電圧に設定する。しか
し、PWM変換器36には入力電圧が増加するとデュー
ティ比が増加する品種もあり、この品種を用いる場合に
は絶対値変換器33の最大出力電圧VMをPWM変換器
36の出力のデューティ比が0になる入力電圧の最大電
圧に設定し、さらに、利得K1およびK2の符号が負に
なるように設定すれば本実施例と同様に機能する。
【0025】ペルチェ素子10に供給される電流とペル
チェ素子10の導熱板18部分の温度の関係が2次関数
であって、従来回路の構成ではペルチェ素子10を加熱
する場合と冷却する場合で温度制御系としての利得Gが
異なるため、設定誤差の増加および制御特性の安定性に
問題が生じることを[従来の技術]および[発明が解決
しようとする課題]で説明した。本発明ではペルチェ素
子10を加熱する場合と冷却する場合の温度制御系での
利得Gをできるだけ近づけられるようにするため、絶対
値変換器33を形成する通過形増幅器および反転増幅器
の利得(これらの増幅器の利得はペルチェ素子10を加
熱する場合および冷却する場合の温度制御系での利得G
に関与するから)をそれぞれK1およびK2のように異
なる利得に設定できるように構成し、これらの問題点の
解決を図っている。
チェ素子10の導熱板18部分の温度の関係が2次関数
であって、従来回路の構成ではペルチェ素子10を加熱
する場合と冷却する場合で温度制御系としての利得Gが
異なるため、設定誤差の増加および制御特性の安定性に
問題が生じることを[従来の技術]および[発明が解決
しようとする課題]で説明した。本発明ではペルチェ素
子10を加熱する場合と冷却する場合の温度制御系での
利得Gをできるだけ近づけられるようにするため、絶対
値変換器33を形成する通過形増幅器および反転増幅器
の利得(これらの増幅器の利得はペルチェ素子10を加
熱する場合および冷却する場合の温度制御系での利得G
に関与するから)をそれぞれK1およびK2のように異
なる利得に設定できるように構成し、これらの問題点の
解決を図っている。
【0026】図3は図1の温度制御回路の具体例の回路
図、図4は絶対値変換器33の動作を示す特性図であ
る。
図、図4は絶対値変換器33の動作を示す特性図であ
る。
【0027】絶対値変換器33は演算増幅器IC01、I
C02とダイオードD01、D02、D03と抵抗器R01〜R10
で構成され、極性制御器35は演算増幅器IC04と抵抗
器R 11、R12で構成され、極性反転器47は論理反転回
路IC05、IC06とMOSFET(電界効果トランジス
タ)Q01〜Q04で構成されている。
C02とダイオードD01、D02、D03と抵抗器R01〜R10
で構成され、極性制御器35は演算増幅器IC04と抵抗
器R 11、R12で構成され、極性反転器47は論理反転回
路IC05、IC06とMOSFET(電界効果トランジス
タ)Q01〜Q04で構成されている。
【0028】まず、絶対値変換器33の動作から説明す
る。ここで、絶対値変換器33の演算増幅器IC01とI
C02の部分はそれぞれ通過形差動増幅器、反転形差動増
幅器として機能している。演算増幅器IC01とIC02の
出力電圧Vo01とVo02は次式のように表される。
る。ここで、絶対値変換器33の演算増幅器IC01とI
C02の部分はそれぞれ通過形差動増幅器、反転形差動増
幅器として機能している。演算増幅器IC01とIC02の
出力電圧Vo01とVo02は次式のように表される。
【0029】Vo01=VM+K1(VIN−VM),K1
=R03/R02…図4S11参照 Vo02=VM−K2(VIN−VM),K2=R06/R05
…図4S12参照 ここで、VMは基準電圧源34の出力電圧、VINはPI
D制御器32の出力電圧である。演算増幅器IC01の出
力電圧Vo01はVINがVMに等しい時がVMであり、V
INがVMより低くなると低下するように作用する。一
方、演算増幅器IC02の出力電圧Vo02はVINがVMに
等しい時がVMであり、VINがVMより高くなると低下
するように作用する。抵抗器R07を流れる電流は出力電
圧Vo01がVo02より低い状態ではダイオードD01に、
出力電圧Vo01がVo02より高い状態ではダイオードD
02に、すなわち、出力電圧の低い側の演算増幅器出力に
接続されたダイオードに流れる(図4S13参照)。ここ
で、抵抗R07とR08とR09とR10の抵抗値を概ね等しく
なるように設定すると(演算増幅器IC03部分の利得は
概ね1)、演算増幅器IC03の出力電圧Vo03は以下の
ように表される。
=R03/R02…図4S11参照 Vo02=VM−K2(VIN−VM),K2=R06/R05
…図4S12参照 ここで、VMは基準電圧源34の出力電圧、VINはPI
D制御器32の出力電圧である。演算増幅器IC01の出
力電圧Vo01はVINがVMに等しい時がVMであり、V
INがVMより低くなると低下するように作用する。一
方、演算増幅器IC02の出力電圧Vo02はVINがVMに
等しい時がVMであり、VINがVMより高くなると低下
するように作用する。抵抗器R07を流れる電流は出力電
圧Vo01がVo02より低い状態ではダイオードD01に、
出力電圧Vo01がVo02より高い状態ではダイオードD
02に、すなわち、出力電圧の低い側の演算増幅器出力に
接続されたダイオードに流れる(図4S13参照)。ここ
で、抵抗R07とR08とR09とR10の抵抗値を概ね等しく
なるように設定すると(演算増幅器IC03部分の利得は
概ね1)、演算増幅器IC03の出力電圧Vo03は以下の
ように表される。
【0030】VIN=VMの時 Vo03≒VM VIN>VMの時 Vo03≒Vo01+(VF01−VF03) VIN<VMの時 Vo03≒Vo02−(VF02−VF03) VF01、VF02、VF03はそれぞれダイオードD01、D
02、D03の接合電圧であり、概ね等しい電圧値であり、
ダイオードD03がダイオードD01とD02の接合電圧の打
ち消しに有効に作用していることが分かる。したがっ
て、演算増幅器IC03の出力電圧Vo03は以下のように
表される。
02、D03の接合電圧であり、概ね等しい電圧値であり、
ダイオードD03がダイオードD01とD02の接合電圧の打
ち消しに有効に作用していることが分かる。したがっ
て、演算増幅器IC03の出力電圧Vo03は以下のように
表される。
【0031】VIN=VMの時 Vo03≒VM VIN>VMの時 Vo03≒Vo01≒VM+K1(VIN−
VM) VIN<VMの時 Vo03≒Vo02≒VM−K2(VIN−
VM) このように構成することによって、絶対値変換器33の
出力は図4S02の特性となり、ペルチェ素子10の加熱
時と冷却時の利得Gを切り替えられるようになるから、
それぞれの状態に適切な利得を設定し、高精度かつ安定
な温度制御回路を実現することができる。言うまでもな
いが、利得K1を1に設定する場合には演算増幅器IC
01と抵抗器R01〜R03は省略可能であり、この場合には
ダイオードD01のカソード端子を図3のS01に接続する
ことで同様に機能することができる。
VM) VIN<VMの時 Vo03≒Vo02≒VM−K2(VIN−
VM) このように構成することによって、絶対値変換器33の
出力は図4S02の特性となり、ペルチェ素子10の加熱
時と冷却時の利得Gを切り替えられるようになるから、
それぞれの状態に適切な利得を設定し、高精度かつ安定
な温度制御回路を実現することができる。言うまでもな
いが、利得K1を1に設定する場合には演算増幅器IC
01と抵抗器R01〜R03は省略可能であり、この場合には
ダイオードD01のカソード端子を図3のS01に接続する
ことで同様に機能することができる。
【0032】極性制御器35の演算増幅器IC04の正極
入力にはPID制御器32の出力が、負極入力には基準
電圧源34がそれぞれ接続されているから、極性制御器
35はPID制御器32の出力が基準電圧源34の電圧
VMより高電圧であれば「1」を出力し、PID制御器
32の出力が基準電圧源34の電圧VMより低電圧であ
れば「0」を出力する。ここで、基準電圧源34は絶対
値変換器33が最大電圧を出力するための基準電圧源で
もあるから、極性制御器35の出力が「0」から「1」
へ、または、「1」から「0」へ変化する時のPID制
御器32の出力電圧は絶対値変換器34が最大電圧を出
力する時と概ね同じである。
入力にはPID制御器32の出力が、負極入力には基準
電圧源34がそれぞれ接続されているから、極性制御器
35はPID制御器32の出力が基準電圧源34の電圧
VMより高電圧であれば「1」を出力し、PID制御器
32の出力が基準電圧源34の電圧VMより低電圧であ
れば「0」を出力する。ここで、基準電圧源34は絶対
値変換器33が最大電圧を出力するための基準電圧源で
もあるから、極性制御器35の出力が「0」から「1」
へ、または、「1」から「0」へ変化する時のPID制
御器32の出力電圧は絶対値変換器34が最大電圧を出
力する時と概ね同じである。
【0033】極性反転器47の論理反転回路IC05の入
力端子には極性制御器35の出力S 03の信号が伝達さ
れ、論理反転回路IC05とIC06の出力は否定関係(N
OT)にある。MOSFETQ01とQ02のゲート端子は
論理反転回路IC05の出力に、MOSFETQ03とQ04
のゲート端子は論理反転回路IC05の出力に、MOSF
ETQ01のソース端子はMOSFETQ04のドレイン端
子に、MOSFETQ02のドレイン端子はMOSFET
Q03のソース端子に、平滑コンデンサ46の一端にはM
OSFETQ01とQ03のドレイン端子が、平滑コンデン
サ46の他端にはMOSFETQ02とQ04のソース端子
がそれぞれ接続されている。したがって、極性制御器3
5の出力S03が「1」である時にはMOSFETQ03と
Q04がオン状態であるから、平滑コンデンサ46に生じ
た電流は平滑コンデンサ46の一端からMOSFETQ
03を経てペルチェ素子10を通り、MOSFETQ04を
経て平滑コンデンサ46の他端に至る経路で流れる。一
方、極性制御器35の出力S 03が「0」である時にはM
OSFETQ01とQ02がオン状態であるから、平滑コン
デンサ46に生じた電流は平滑コンデンサ46の一端か
らMOSFETQ01を経てペルチェ素子10を通り、M
OSFETQ02を経て平滑コンデンサ46の他端に至る
経路で流れる。ここで、ペルチェ素子10を流れる電流
は極性制御器35の出力S03が「0」である時と「1」
である時では逆であり、それぞれペルチェ素子10を冷
却および加熱していることに対応する。また、トランス
38の三次巻線41に発生したパルス電圧はダイオード
D04で整流され、コンデンサC01で平滑されて、極性反
転器47の反転論理回路IC05とIC06の電源として用
いられる。抵抗器R13はコンデンサC01に対する突入電
流の緩和として用いられている。このように構成されて
いるので、絶対値変換器33の出力S02が基準電圧VM
に近い状態、すなわち、ペルチェ素子10に対する供給
電流が「0」に近い状態では極性反転器47は概ね停止
状態であり、この時、三次巻線41に生じるパルス電圧
のデューティ比は小さく、コンデンサC01に生じる電圧
も小さいため、反転論理回路IC05とIC06における消
費電力を大幅に低減することができる。
力端子には極性制御器35の出力S 03の信号が伝達さ
れ、論理反転回路IC05とIC06の出力は否定関係(N
OT)にある。MOSFETQ01とQ02のゲート端子は
論理反転回路IC05の出力に、MOSFETQ03とQ04
のゲート端子は論理反転回路IC05の出力に、MOSF
ETQ01のソース端子はMOSFETQ04のドレイン端
子に、MOSFETQ02のドレイン端子はMOSFET
Q03のソース端子に、平滑コンデンサ46の一端にはM
OSFETQ01とQ03のドレイン端子が、平滑コンデン
サ46の他端にはMOSFETQ02とQ04のソース端子
がそれぞれ接続されている。したがって、極性制御器3
5の出力S03が「1」である時にはMOSFETQ03と
Q04がオン状態であるから、平滑コンデンサ46に生じ
た電流は平滑コンデンサ46の一端からMOSFETQ
03を経てペルチェ素子10を通り、MOSFETQ04を
経て平滑コンデンサ46の他端に至る経路で流れる。一
方、極性制御器35の出力S 03が「0」である時にはM
OSFETQ01とQ02がオン状態であるから、平滑コン
デンサ46に生じた電流は平滑コンデンサ46の一端か
らMOSFETQ01を経てペルチェ素子10を通り、M
OSFETQ02を経て平滑コンデンサ46の他端に至る
経路で流れる。ここで、ペルチェ素子10を流れる電流
は極性制御器35の出力S03が「0」である時と「1」
である時では逆であり、それぞれペルチェ素子10を冷
却および加熱していることに対応する。また、トランス
38の三次巻線41に発生したパルス電圧はダイオード
D04で整流され、コンデンサC01で平滑されて、極性反
転器47の反転論理回路IC05とIC06の電源として用
いられる。抵抗器R13はコンデンサC01に対する突入電
流の緩和として用いられている。このように構成されて
いるので、絶対値変換器33の出力S02が基準電圧VM
に近い状態、すなわち、ペルチェ素子10に対する供給
電流が「0」に近い状態では極性反転器47は概ね停止
状態であり、この時、三次巻線41に生じるパルス電圧
のデューティ比は小さく、コンデンサC01に生じる電圧
も小さいため、反転論理回路IC05とIC06における消
費電力を大幅に低減することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、次のよう
な効果がある。 (1)請求項1の発明は、誤差増幅手段とPID制御手
段に、スイッチング電源、絶対値変換手段、極性制御手
段、極性反転手段を組み合わせることにより、温度制御
回路の消費電力を少なくすることができる。 (2)請求項2の発明は、絶対値変換手段の利得を、P
ID制御手段の出力が基準値より大きい時と小さい時と
で異なるようにしたことにより、温度制御を高精度に行
うことができる。 (3)請求項2の発明は、トランスの三次巻線に生じる
パルス状電力を整流、平滑して極性反転手段の回路電力
として用いることにより、極性反転手段における消費電
力を大幅に減らすことができる。
な効果がある。 (1)請求項1の発明は、誤差増幅手段とPID制御手
段に、スイッチング電源、絶対値変換手段、極性制御手
段、極性反転手段を組み合わせることにより、温度制御
回路の消費電力を少なくすることができる。 (2)請求項2の発明は、絶対値変換手段の利得を、P
ID制御手段の出力が基準値より大きい時と小さい時と
で異なるようにしたことにより、温度制御を高精度に行
うことができる。 (3)請求項2の発明は、トランスの三次巻線に生じる
パルス状電力を整流、平滑して極性反転手段の回路電力
として用いることにより、極性反転手段における消費電
力を大幅に減らすことができる。
【図1】本発明の一実施例の温度制御回路のブロック図
である。
である。
【図2】図1中の絶対値変換器33の特性図である。
【図3】図1の温度制御回路の具体例の回路図である。
【図4】図1中の絶対値変換器33の動作を示す特性図
である。
である。
【図5】温度制御回路の従来例の構成図である。
【図6】ペルチェ素子の一例の構造図である。
【図7】ペルチェ素子の特性例を示す図である。
10 ペルチェ素子 11 n形半導体 12 p形半導体 13 金属板 14、15 金属電極 16、17 熱伝導性電気的絶縁シート 18 導熱板 19 放熱板 20 温度制御対象物 21 温度センサ 31 誤差増幅器 32 PID制御器 33 絶対値変換器 34 基準電圧源 35 極性制御器 36 PWM変換器 37 スイッチ素子 38 トランス 39 トランス38の一次巻線 40 トランス38の二次巻線 41 トランス38の三次巻線 42 電源 43、44 ダイオード 45 平滑コイル 46 平滑コンデンサ 47 極性反転器 51 誤差増幅器 52 PID制御器 53 正極電流用電源 54 負極電流用電源 55 電流駆動用NPNトランジスタ 56 電流駆動用PNPトランジスタ IC01、IC02、IC03、IC04 演算増幅器 IC05、IC06 論理反転回路 C01 コンデンサ D01、D02、D03、D04 ダイオード R01、R02、R03、R04 抵抗器
Claims (3)
- 【請求項1】 ペルチェ素子に温度制御対象物とともに
搭載された温度センサの出力が設定値に近づくように前
記ペルチェ素子の電流端子に供給する電流する温度制御
回路であって、 温度センサ出力と設定中心値との差を演算し、増幅する
誤差増幅手段と、 該誤差増幅手段の出力の増幅出力と微分演算出力と積分
演算出力を加算するPID制御手段と、 該PID制御手段の出力を、該出力が基準値に等しい時
最大出力となる山状特性に変換する絶対値変換手段と、 前記PID制御手段の出力を前記基準値と比較し、2値
信号を出力する極性制御手段と、 トランスと、 該トランスの一次巻線に直列に接続されたスイッチ素子
と、 前記トランスの一次巻線と前記スイッチ素子に電力を供
給する電源と、 前記絶対値変換手段の出力に対応したデューティ比の高
周波のパルス信号を生成し、該パルス信号により前記ス
イッチ素子をオン/オフするPWM変換手段と、 前記トランスの二次巻線に発生するパルス電圧を整流す
る整流手段と、 前記トランスの二次巻線に発生するパルス電圧を平滑す
る平滑手段と、 該平滑手段の出力を、前記極性制御手段の2値信号に応
じて通過・反転し、前記ペルチェ素子の電流端子に出力
する極性反転手段を有する温度制御回路。 - 【請求項2】 前記絶対値変換手段の利得が、前記PI
D制御手段の出力が前記基準値より小さい時と大きい時
とで異なるように前記絶対値変換手段が構成されている
請求項1記載の温度制御回路。 - 【請求項3】 前記トランスに三次巻線が設けられ、該
三次巻線に生じるパルス状電圧を整流・平滑して前記極
性反転手段の回路電力として用いる請求項1または2記
載の温度制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1754692A JPH05216545A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 温度制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1754692A JPH05216545A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 温度制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05216545A true JPH05216545A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=11946915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1754692A Pending JPH05216545A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 温度制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05216545A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101417043B1 (ko) * | 2007-12-27 | 2014-07-16 | 주식회사 포스코 | 빌레트 흠 검출 장치 |
| CN105094173A (zh) * | 2015-09-16 | 2015-11-25 | 盐城工学院 | 一种半导体激光器温度控制系统及其控制方法 |
| JPWO2018131371A1 (ja) * | 2017-01-13 | 2019-11-07 | アルプスアルパイン株式会社 | 触覚呈示装置 |
| KR20210105170A (ko) * | 2020-02-18 | 2021-08-26 | 주식회사 글로벌스탠다드테크놀로지 | 열전소자를 활용한 온도제어 시스템 및 온도제어 시스템의 선형 가변 파라미터 pid제어 방법 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP1754692A patent/JPH05216545A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101417043B1 (ko) * | 2007-12-27 | 2014-07-16 | 주식회사 포스코 | 빌레트 흠 검출 장치 |
| CN105094173A (zh) * | 2015-09-16 | 2015-11-25 | 盐城工学院 | 一种半导体激光器温度控制系统及其控制方法 |
| JPWO2018131371A1 (ja) * | 2017-01-13 | 2019-11-07 | アルプスアルパイン株式会社 | 触覚呈示装置 |
| KR20210105170A (ko) * | 2020-02-18 | 2021-08-26 | 주식회사 글로벌스탠다드테크놀로지 | 열전소자를 활용한 온도제어 시스템 및 온도제어 시스템의 선형 가변 파라미터 pid제어 방법 |
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