JPH05217799A - 蒸着金属化フィルムコンデンサ - Google Patents
蒸着金属化フィルムコンデンサInfo
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- JPH05217799A JPH05217799A JP5760992A JP5760992A JPH05217799A JP H05217799 A JPH05217799 A JP H05217799A JP 5760992 A JP5760992 A JP 5760992A JP 5760992 A JP5760992 A JP 5760992A JP H05217799 A JPH05217799 A JP H05217799A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造時における巻き取り加工特性が良好で、
耐久性、耐熱性の優れた蒸着金属化フイルムコンデンサ
の提供。 【構成】 熱変形温度が120〜140℃のポリプロピ
レン樹脂から成形され、ヤング率が220〜260kg
/mm2である、結晶化度が高く、立体規則性の良い高
剛性ポリプロピレンフイルムに、金属を蒸着した高剛性
蒸着金属化フイルムを備えてなることを特徴とする蒸着
金属化フイルムコンデンサ。特に、第1の蒸着金属化フ
イルムと第2の蒸着金属化フイルムとの2枚を重合した
蒸着金属化フイルムを巻回し、その巻回端面に引き出し
電極金属溶射層を設けてなる蒸着金属化フイルムコンデ
ンサにおいて、第1の蒸着金属化フイルムの蒸着金属層
(第1電極)を蒸着アルミニウムで構成し、第2の蒸着
金属化フイルムの蒸着金属層(第2電極)を亜鉛とアル
ミニウムとの複合蒸着金属層で構成し、かつ第1の蒸着
金属化フィルムのフィルムと第2の蒸着金属化フィルム
のフィルムを上記高剛性ポリプロピレンフィルムで構成
したものも好ましい。
耐久性、耐熱性の優れた蒸着金属化フイルムコンデンサ
の提供。 【構成】 熱変形温度が120〜140℃のポリプロピ
レン樹脂から成形され、ヤング率が220〜260kg
/mm2である、結晶化度が高く、立体規則性の良い高
剛性ポリプロピレンフイルムに、金属を蒸着した高剛性
蒸着金属化フイルムを備えてなることを特徴とする蒸着
金属化フイルムコンデンサ。特に、第1の蒸着金属化フ
イルムと第2の蒸着金属化フイルムとの2枚を重合した
蒸着金属化フイルムを巻回し、その巻回端面に引き出し
電極金属溶射層を設けてなる蒸着金属化フイルムコンデ
ンサにおいて、第1の蒸着金属化フイルムの蒸着金属層
(第1電極)を蒸着アルミニウムで構成し、第2の蒸着
金属化フイルムの蒸着金属層(第2電極)を亜鉛とアル
ミニウムとの複合蒸着金属層で構成し、かつ第1の蒸着
金属化フィルムのフィルムと第2の蒸着金属化フィルム
のフィルムを上記高剛性ポリプロピレンフィルムで構成
したものも好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸着金属化フイルムコン
デンサに関し、特に巻き取り加工特性が良好で、耐久
性、耐熱性の優れた蒸着金属化フイルムコンデンサに関
する。
デンサに関し、特に巻き取り加工特性が良好で、耐久
性、耐熱性の優れた蒸着金属化フイルムコンデンサに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
に蒸着金属化フィルムコンデンサは、第1の蒸着金属化
フィルムと第2の蒸着金属化フィルムとの2枚を重合し
た蒸着金属化フィルムを巻回し、その巻回端面に引出し
電極金属溶射層を設け、さらにこれをプラスチックケー
スに装入して構成されている。その蒸着金属化フイルム
コンデンサの製造においては、巻き取り時に蒸着金属化
フイルムにシワが生じたり異物が混入すること、またフ
イルムにキズがつくことなどの問題点がある。これらの
問題点はいずれもコンデンサの品質を低下させるもので
あり、例えばフイルムにシワが入るとその部分に水分を
含む空気が保持され、その部分の電気特性を劣化させ、
局部的なコロナ放電の原因にもなる。このシワの原因と
して、巻き取り中の微妙な回転速度やテンションの変
動、機械の振動などがあり、その対応策が求められてい
る。また、ポリプロピレンフイルムは、コンデンサ用と
して優れた誘電特性を持ち、特に損失、温度特性に優れ
るが、欠点として耐熱性が低く最高使用温度が90℃以
下に制限されている。
に蒸着金属化フィルムコンデンサは、第1の蒸着金属化
フィルムと第2の蒸着金属化フィルムとの2枚を重合し
た蒸着金属化フィルムを巻回し、その巻回端面に引出し
電極金属溶射層を設け、さらにこれをプラスチックケー
スに装入して構成されている。その蒸着金属化フイルム
コンデンサの製造においては、巻き取り時に蒸着金属化
フイルムにシワが生じたり異物が混入すること、またフ
イルムにキズがつくことなどの問題点がある。これらの
問題点はいずれもコンデンサの品質を低下させるもので
あり、例えばフイルムにシワが入るとその部分に水分を
含む空気が保持され、その部分の電気特性を劣化させ、
局部的なコロナ放電の原因にもなる。このシワの原因と
して、巻き取り中の微妙な回転速度やテンションの変
動、機械の振動などがあり、その対応策が求められてい
る。また、ポリプロピレンフイルムは、コンデンサ用と
して優れた誘電特性を持ち、特に損失、温度特性に優れ
るが、欠点として耐熱性が低く最高使用温度が90℃以
下に制限されている。
【0003】
【課題を解決するための手段及び作用】フィルムコンデ
ンサの製造時における蒸着金属化フイルムの巻き取りを
良好に達成する手段としては、装置面でもオートテンシ
ョン、ラインスピードなど、色々の工夫がなされている
が、未だ完全なものではない。本発明者はこの点の解決
するため、優れた電気特性を有し、巻き取り時の問題点
をなくすフイルムとして、フイルムの表面硬度が高く、
ヤング率が高く、伸びが少なく、またすべり易く、ブロ
ッキング度の高いフイルムを使用することを検討し、各
種プラスチックフイルムを検討した結果、結晶化度と立
体規則性を著しく高めた高剛性ポリプロピレンフイルム
がフイルムコンデンサ用に適していることを発見した。
本発明者はさらに鋭意研究を進め、結晶化度が高く、立
体規則性の良い高剛性ポリプロピレンフイルムに金属を
蒸着して構成した蒸着金属化フイルムを使用することに
より、シワやキズの極めて少ない蒸着金属化フイルムの
巻き取り体を得ることに成功した。これはまた誘電率な
どコンデンサとして優れた特徴を有し、かつ耐熱温度が
100℃以上に耐えるコンデンサとなることを知見し
た。
ンサの製造時における蒸着金属化フイルムの巻き取りを
良好に達成する手段としては、装置面でもオートテンシ
ョン、ラインスピードなど、色々の工夫がなされている
が、未だ完全なものではない。本発明者はこの点の解決
するため、優れた電気特性を有し、巻き取り時の問題点
をなくすフイルムとして、フイルムの表面硬度が高く、
ヤング率が高く、伸びが少なく、またすべり易く、ブロ
ッキング度の高いフイルムを使用することを検討し、各
種プラスチックフイルムを検討した結果、結晶化度と立
体規則性を著しく高めた高剛性ポリプロピレンフイルム
がフイルムコンデンサ用に適していることを発見した。
本発明者はさらに鋭意研究を進め、結晶化度が高く、立
体規則性の良い高剛性ポリプロピレンフイルムに金属を
蒸着して構成した蒸着金属化フイルムを使用することに
より、シワやキズの極めて少ない蒸着金属化フイルムの
巻き取り体を得ることに成功した。これはまた誘電率な
どコンデンサとして優れた特徴を有し、かつ耐熱温度が
100℃以上に耐えるコンデンサとなることを知見し
た。
【0004】本発明は研究、知見の結果から達成された
ものであり、すなわち、熱変形温度が120〜140℃
のポリプロピレン樹脂から成形され、ヤング率が220
〜260kg/mm2である、結晶化度が高く、立体規
則性の良い高剛性ポリプロピレンフイルムに、金属を蒸
着した高剛性蒸着金属化フイルムを備えてなることを特
徴とする蒸着金属化フイルムコンデンサである。上記の
結晶化度と立体規則性の極めて高い高剛性ポリプロピレ
ンフィルムは、公知(例えば、特開昭58−10490
7号公報、特開平2−206605号公報参照)のもの
であり、例えば三塩化チタンと有機アルミニウム化合物
を芳香族カルボン酸エステルなどの電子供与体で前処理
した、高活性、高性能の触媒を使用してプロピレンを重
合させて得られる熱変形温度が120〜140℃のポリ
プロピレン樹脂を、テンター延伸法等によりフィルム化
することによって製造されるものである。このフィルム
は、ヤング率が220〜260kg/mm2程度であ
り、結晶化度が高く(70%程度)、立体規則性の良い
(90%程度)ものである。したがって、このポリプロ
ピレンフィルムは、従来のポリプロピレンフィルムに比
して、剛性、融点、耐熱変形性、硬度、耐クリープ性、
耐薬品性等において、卓越したものである。
ものであり、すなわち、熱変形温度が120〜140℃
のポリプロピレン樹脂から成形され、ヤング率が220
〜260kg/mm2である、結晶化度が高く、立体規
則性の良い高剛性ポリプロピレンフイルムに、金属を蒸
着した高剛性蒸着金属化フイルムを備えてなることを特
徴とする蒸着金属化フイルムコンデンサである。上記の
結晶化度と立体規則性の極めて高い高剛性ポリプロピレ
ンフィルムは、公知(例えば、特開昭58−10490
7号公報、特開平2−206605号公報参照)のもの
であり、例えば三塩化チタンと有機アルミニウム化合物
を芳香族カルボン酸エステルなどの電子供与体で前処理
した、高活性、高性能の触媒を使用してプロピレンを重
合させて得られる熱変形温度が120〜140℃のポリ
プロピレン樹脂を、テンター延伸法等によりフィルム化
することによって製造されるものである。このフィルム
は、ヤング率が220〜260kg/mm2程度であ
り、結晶化度が高く(70%程度)、立体規則性の良い
(90%程度)ものである。したがって、このポリプロ
ピレンフィルムは、従来のポリプロピレンフィルムに比
して、剛性、融点、耐熱変形性、硬度、耐クリープ性、
耐薬品性等において、卓越したものである。
【0004】
【作用】本発明に係る高剛性ポリプロピレンフィルム
は、ヤング率が大きく引張破断伸びが小さく、滑り摩擦
係数が小さく、ブロッキング度が大きい。これらの物性
は、これを原料として製造した蒸着金属化フイルムの巻
き取り時の問題点を著しく減少させることができ、また
フイルムコンデンサはその形状から巻き強度を変える必
要があるが、前記高剛性ポリプロピレンフイルムは、ヤ
ング率が高く、摩擦係数が小さいため、素子巻き取りの
強度を比較的容易に設定することができる。さらに、本
高剛性ポリプロピレンフイルムは、熱変形温度が高く、
加熱収縮率が小さいため、これからなるフイルムコンデ
ンサの最高使用温度を105℃までに向上することがで
きる。
は、ヤング率が大きく引張破断伸びが小さく、滑り摩擦
係数が小さく、ブロッキング度が大きい。これらの物性
は、これを原料として製造した蒸着金属化フイルムの巻
き取り時の問題点を著しく減少させることができ、また
フイルムコンデンサはその形状から巻き強度を変える必
要があるが、前記高剛性ポリプロピレンフイルムは、ヤ
ング率が高く、摩擦係数が小さいため、素子巻き取りの
強度を比較的容易に設定することができる。さらに、本
高剛性ポリプロピレンフイルムは、熱変形温度が高く、
加熱収縮率が小さいため、これからなるフイルムコンデ
ンサの最高使用温度を105℃までに向上することがで
きる。
【0005】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付図面を参
照して説明する。図1は本実施例コンデンサ素子10の
一部剥脱展開略説斜視図であり、図2はコンデンサ素子
10をプラスチックケース3に挿し、エポキシ樹脂4を
充填して完成したコンデンサ製品30の一部断面図であ
り、図3、図4はコンデンサの寿命試験データのグラフ
図であり、それぞれ温度寿命特性、電圧寿命特性を示
す。なお、以下の実施例においては、ポリプロピレンフ
ィルムとして、高剛性ポリプロピレンである「チッソH
CPP−フィルム」(商品名:チッソ株式会社製)を使
用した。該フィルムの特性は、ヤング率(ASTM D
882)が240kg/mm2で、結晶化度が高く、
立体規則性の良く、剛性、融点、耐熱変形性、硬度、耐
クリープ性、耐薬品性に優れたものである。
照して説明する。図1は本実施例コンデンサ素子10の
一部剥脱展開略説斜視図であり、図2はコンデンサ素子
10をプラスチックケース3に挿し、エポキシ樹脂4を
充填して完成したコンデンサ製品30の一部断面図であ
り、図3、図4はコンデンサの寿命試験データのグラフ
図であり、それぞれ温度寿命特性、電圧寿命特性を示
す。なお、以下の実施例においては、ポリプロピレンフ
ィルムとして、高剛性ポリプロピレンである「チッソH
CPP−フィルム」(商品名:チッソ株式会社製)を使
用した。該フィルムの特性は、ヤング率(ASTM D
882)が240kg/mm2で、結晶化度が高く、
立体規則性の良く、剛性、融点、耐熱変形性、硬度、耐
クリープ性、耐薬品性に優れたものである。
【0006】図1において、第1の蒸着金属化フイルム
1は高剛性ポリプロピレンフイルムの表面に、右端縁部
にマージン12を残して蒸着された短冊状の蒸着アルミ
ニウム13と各短冊状の蒸着アルミニウム13から左側
に突設された蒸着アルミニウム細線部分(ヒューズ部)
とからなる保安機構及び左端縁部の蒸着アロイ蒸着ヘビ
ーエッジ部分(肉厚端縁部)15とから構成される。
1は高剛性ポリプロピレンフイルムの表面に、右端縁部
にマージン12を残して蒸着された短冊状の蒸着アルミ
ニウム13と各短冊状の蒸着アルミニウム13から左側
に突設された蒸着アルミニウム細線部分(ヒューズ部)
とからなる保安機構及び左端縁部の蒸着アロイ蒸着ヘビ
ーエッジ部分(肉厚端縁部)15とから構成される。
【0007】また、第2の蒸着金属化フイルム2は、高
剛性のポリプロピレンフイルム11の表面に、左端縁部
にマージン12′を残してアルミニウムと亜鉛とがアル
ミニウムを下層とし亜鉛を上層として積層された複合蒸
着金属23を有し、且つ右端縁部にヘビーエッジ部2
3′を形設したもので有る。該複合蒸着金属層23にお
いては、下層(蒸着アルミニウム層)の厚さを3%、上
層(蒸着亜鉛層)の厚さを97%として形成した。な
お、第1及び第2蒸着金属化フイルムのベースであるフ
イルムには、厚み6μm、幅50mmの高剛性のポリプ
ロピレンフイルムを使用し、容量は20μFとした。そ
して、第1の蒸着金属化フイルム1と第2の蒸着フイル
ム2の2枚の高剛性蒸着金属化ポリプロピレンフイルム
は重合して巻回され、その巻端面に引き出し電極として
亜鉛金属溶射層(メタリコン部)16、26が設けら
れ、さらにリード線17、27が取り付けられた。
剛性のポリプロピレンフイルム11の表面に、左端縁部
にマージン12′を残してアルミニウムと亜鉛とがアル
ミニウムを下層とし亜鉛を上層として積層された複合蒸
着金属23を有し、且つ右端縁部にヘビーエッジ部2
3′を形設したもので有る。該複合蒸着金属層23にお
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層(蒸着亜鉛層)の厚さを97%として形成した。な
お、第1及び第2蒸着金属化フイルムのベースであるフ
イルムには、厚み6μm、幅50mmの高剛性のポリプ
ロピレンフイルムを使用し、容量は20μFとした。そ
して、第1の蒸着金属化フイルム1と第2の蒸着フイル
ム2の2枚の高剛性蒸着金属化ポリプロピレンフイルム
は重合して巻回され、その巻端面に引き出し電極として
亜鉛金属溶射層(メタリコン部)16、26が設けら
れ、さらにリード線17、27が取り付けられた。
【0008】以上のようにして製作されたコンデンサ素
子10を図2に示すごとく、プラスチックケースに挿入
し、それら間にエポキシ樹脂4を充填した。そして、プ
ラスチックケース3の上蓋にリード線17、27の外部
引き出し端子5、6を装着してコンデンサ製品30を製
作完了した。
子10を図2に示すごとく、プラスチックケースに挿入
し、それら間にエポキシ樹脂4を充填した。そして、プ
ラスチックケース3の上蓋にリード線17、27の外部
引き出し端子5、6を装着してコンデンサ製品30を製
作完了した。
【0009】図1において、第1及び第2の蒸着金属化
ポリプロピレンフイルムには高剛性のポリプロピレンフ
イルムのベースを使用し、第1の蒸着金属化フイルム1
のヘビーエッジ部15の膜厚を厚く形成し、膜抵抗が
1.5〜3Ω/cm2とする一方、残部の短冊状蒸着金
属の膜厚抵抗値を3〜6Ω/cm2とする。又、第2の
金属化フイルム2のアルミニウムと亜鉛の複合蒸着金属
層23、23′は膜抵抗値を7〜20Ω/cm2としヘ
ビーエッジ部15、15′の膜厚を厚く形成し、膜抵抗
が1.5〜6Ω/cm2に厚く形成する。
ポリプロピレンフイルムには高剛性のポリプロピレンフ
イルムのベースを使用し、第1の蒸着金属化フイルム1
のヘビーエッジ部15の膜厚を厚く形成し、膜抵抗が
1.5〜3Ω/cm2とする一方、残部の短冊状蒸着金
属の膜厚抵抗値を3〜6Ω/cm2とする。又、第2の
金属化フイルム2のアルミニウムと亜鉛の複合蒸着金属
層23、23′は膜抵抗値を7〜20Ω/cm2としヘ
ビーエッジ部15、15′の膜厚を厚く形成し、膜抵抗
が1.5〜6Ω/cm2に厚く形成する。
【0010】
【比較例】比較のため従来技術による蒸着金属化フイル
ムコンデンサを製作した。第1及び第2の蒸着金属化ポ
リプロピレンフイルムには通常のポリプロピレンフイル
ムのベースを使用し、第1の蒸着金属フイルムの蒸着金
属として、保安機構付き 付きアルミニウムを形成し、
第2の蒸着金属化フイルムの蒸着金属として蒸着亜鉛
(複合蒸着金属)を形成したもので、ポリプロピレンの
ベースを通常ベースを使用した意外の構成は全て前記実
施例と同一として製作した。
ムコンデンサを製作した。第1及び第2の蒸着金属化ポ
リプロピレンフイルムには通常のポリプロピレンフイル
ムのベースを使用し、第1の蒸着金属フイルムの蒸着金
属として、保安機構付き 付きアルミニウムを形成し、
第2の蒸着金属化フイルムの蒸着金属として蒸着亜鉛
(複合蒸着金属)を形成したもので、ポリプロピレンの
ベースを通常ベースを使用した意外の構成は全て前記実
施例と同一として製作した。
【0011】上記本発明実施例により提供されたコンデ
ンサ製品と上記比較例のコンデンサ製品との耐温度性能
テストを行った。その結果を図3に示す。なお、テスト
条件は、試験電圧が370VACであり、判定基準は、
初期値に対して容量減少が5%になった時間をもって行
った。図3において、▲印のグラフ線は比較例のもので
あり、●印は本発明実施例のものである。同図からみ
て、本発明実施例のものは印加温度を125℃に高めた
条件下でも100時間以上判定基準以内の静電容量を維
持するに対して、各比較例の物は同印加温度下では数時
間以内で静電容量の減少が判定基準以外に低下してしま
うことが解る。また、印加温度を110℃として条件下
においては、比較例のものは100時間程度の間で全て
静電容量が判定基準外となってしまうのに対して、本発
明実施例のものは10000〜数万時間以上でも静電容
量の減少が判定基準以内を保ち、本発明の製品は非常に
耐温度性の高いものであることが確認できる。
ンサ製品と上記比較例のコンデンサ製品との耐温度性能
テストを行った。その結果を図3に示す。なお、テスト
条件は、試験電圧が370VACであり、判定基準は、
初期値に対して容量減少が5%になった時間をもって行
った。図3において、▲印のグラフ線は比較例のもので
あり、●印は本発明実施例のものである。同図からみ
て、本発明実施例のものは印加温度を125℃に高めた
条件下でも100時間以上判定基準以内の静電容量を維
持するに対して、各比較例の物は同印加温度下では数時
間以内で静電容量の減少が判定基準以外に低下してしま
うことが解る。また、印加温度を110℃として条件下
においては、比較例のものは100時間程度の間で全て
静電容量が判定基準外となってしまうのに対して、本発
明実施例のものは10000〜数万時間以上でも静電容
量の減少が判定基準以内を保ち、本発明の製品は非常に
耐温度性の高いものであることが確認できる。
【0012】図4は本発明実施例により提供されたコン
デンサ製品と上記比較例のコンデンサ製品との耐電圧性
能テストを行った。その結果を図4に示す。なお、テス
ト条件は、試験温度が100℃であり、判定基準は、前
記と同様に初期値に対する静電容量の変化率により判定
した。図4において、▲印のグラフは比較例のものであ
り、●印は本発明実施例のものである。同図から見て、
本発明実施例のものは印加電圧を500Vに高めた条件
下でも100時間付近まで静電容量の減少が判定基準以
内であるのに対して、比較例のものは同印加電圧下では
数時間以内に判定基準以外となってしまうことが解る。
また、印加電圧を400Vとした条件下においては、比
較例のものは数百時間で全て静電容量が判定基準外とな
ってしまうのに対して、本発明の製品は10000時間
以上でも静電容量の減少がなく全て判定基準に適合し、
本発明の製品は非常に耐久性の高いものであることが確
認できる。
デンサ製品と上記比較例のコンデンサ製品との耐電圧性
能テストを行った。その結果を図4に示す。なお、テス
ト条件は、試験温度が100℃であり、判定基準は、前
記と同様に初期値に対する静電容量の変化率により判定
した。図4において、▲印のグラフは比較例のものであ
り、●印は本発明実施例のものである。同図から見て、
本発明実施例のものは印加電圧を500Vに高めた条件
下でも100時間付近まで静電容量の減少が判定基準以
内であるのに対して、比較例のものは同印加電圧下では
数時間以内に判定基準以外となってしまうことが解る。
また、印加電圧を400Vとした条件下においては、比
較例のものは数百時間で全て静電容量が判定基準外とな
ってしまうのに対して、本発明の製品は10000時間
以上でも静電容量の減少がなく全て判定基準に適合し、
本発明の製品は非常に耐久性の高いものであることが確
認できる。
【0013】図5は電気特性の比較を示す。▲のグラフ
は比較例のものであり、●印は本発明実施例のものであ
る。同図より見て、本発明実施例のものは高温に於ける
電気特性が良好で、コロナ発生電圧が高くバラツキが少
ないことがわかる。
は比較例のものであり、●印は本発明実施例のものであ
る。同図より見て、本発明実施例のものは高温に於ける
電気特性が良好で、コロナ発生電圧が高くバラツキが少
ないことがわかる。
【0014】
【発明の効果】上記のとおり、結晶化度が高く、立体規
則性の良い高剛性ポリプロピレンフイルムに、金属を蒸
着した高剛性蒸着金属化フイルムを備えてなる本発明の
蒸着金属化フイルムコンデンサは、従来品に比し耐熱
性、耐久性及び耐電圧特性が非常に優れたものである。
特に、本発明の高剛性のポリプロピレンフイルムベース
を使用した第1の蒸着金属化フイルムと第2の蒸着金属
化フイルムとの2枚を重合下蒸着金属化フイルムを巻回
し、その端面に引き出し電極金属溶射層を設けてなる蒸
着金属化フイルムコンデンサにおいて、第1の蒸着金属
化フイルムの蒸着金属層(第1電極)を下層の亜鉛と上
層の蒸着アルミニウムとの複合金属層で構成してなる蒸
着金属フイルムコンデンサは耐熱性、耐久性及び耐電圧
特性の優れたものである。特に、高剛性のポリプロピレ
ンフイルムをベースとして使用し亜鉛とアルミニウムと
の複合蒸着金属化フイルムは、従来のポリプロピレンフ
イルムを使用したものと比較して耐熱性が優れ、電気特
性、物理化学的安定性も優れている。
則性の良い高剛性ポリプロピレンフイルムに、金属を蒸
着した高剛性蒸着金属化フイルムを備えてなる本発明の
蒸着金属化フイルムコンデンサは、従来品に比し耐熱
性、耐久性及び耐電圧特性が非常に優れたものである。
特に、本発明の高剛性のポリプロピレンフイルムベース
を使用した第1の蒸着金属化フイルムと第2の蒸着金属
化フイルムとの2枚を重合下蒸着金属化フイルムを巻回
し、その端面に引き出し電極金属溶射層を設けてなる蒸
着金属化フイルムコンデンサにおいて、第1の蒸着金属
化フイルムの蒸着金属層(第1電極)を下層の亜鉛と上
層の蒸着アルミニウムとの複合金属層で構成してなる蒸
着金属フイルムコンデンサは耐熱性、耐久性及び耐電圧
特性の優れたものである。特に、高剛性のポリプロピレ
ンフイルムをベースとして使用し亜鉛とアルミニウムと
の複合蒸着金属化フイルムは、従来のポリプロピレンフ
イルムを使用したものと比較して耐熱性が優れ、電気特
性、物理化学的安定性も優れている。
【図1】実施例コンデンサ素子の一部剥脱展開略説斜視
図。
図。
【図2】コンデンサ素子をプラスチックケースに装入
し、エポキシ樹脂を充填して完成したコンデンサ製品の
一部断面図。
し、エポキシ樹脂を充填して完成したコンデンサ製品の
一部断面図。
【図3】本発明実施例コンデンサ及び比較例コンデンサ
の寿命試験データのグラフ図
の寿命試験データのグラフ図
【図4】本発明実施例コンデンサ及び比較例コンデンサ
の耐温度試験データのグラフ図
の耐温度試験データのグラフ図
【図5】本発明実施例コンデンサ及び比較例コンデンサ
の特性試験データのグラフ図
の特性試験データのグラフ図
1:第1の蒸着金属化フイルム 2:第2の蒸着金属化フイルム 3:プラスチックケース 4:エポキシ樹脂 5、6:外部引き出し端子 10:コンデンサ素子 11、11:ポリプロピレンフイルム 12、12′:マージン 13:短冊状の蒸着アルミニウム 14:蒸着アルミニウム細線部 15:蒸着アルミニウムヘビーエッジ部(肉厚端縁部) 16、26:亜鉛金属溶射層(メタリコン部) 17、27:リード線 23:アルミニウムと亜鉛との複合蒸着金属層 23′:ヘビーエッジ部 30:コンデンサ製品
Claims (10)
- 【請求項1】 熱変形温度が120〜140℃のポリプ
ロピレン樹脂から成形され、ヤング率が220〜260
kg/mm2である、結晶化度が高く、立体規則性の良
い高剛性ポリプロピレンフイルムに、金属を蒸着した高
剛性蒸着金属化フイルムを備えてなることを特徴とする
蒸着金属化フイルムコンデンサ。 - 【請求項2】 第1の蒸着金属化フイルムと第2の蒸着
金属化フイルムとの2枚を重合した蒸着金属化フイルム
を巻回し、その巻回端面に引き出し電極金属溶射層を設
けてなる蒸着金属化フイルムコンデンサにおいて、第1
の蒸着金属化フイルムの蒸着金属層(第1電極)を蒸着
アルミニウムで構成し、第2の蒸着金属化フイルムの蒸
着金属層(第2電極)を亜鉛とアルミニウムとの複合蒸
着金属層で構成し、かつ第1の蒸着金属化フィルムのフ
ィルムと第2の蒸着金属化フィルムのフィルムを請求項
1記載の高剛性ポリプロピレンフィルムで構成してなる
ことを特徴とする蒸着金属化フイルムコンデンサ。 - 【請求項3】 第1電極及び/又は第2電極の電極引き
出し側端部を他の電極部分より厚く形成してなることを
特徴とする請求項2記載の蒸着金属化フイルムコンデン
サ。 - 【請求項4】 第1の蒸着金属化フイルム又は第2の蒸
着金属化フイルムが、蒸着金属層を電極引き出し側端部
及び該部に連結する細線部を残して、複数の短冊状に分
割してなる保安機構を備えてなるものであることを特徴
とする請求項2又は3記載の蒸着化金属フイルムコンデ
ンサ。 - 【請求項5】 第1電極引き出し側端部の厚みが、抵抗
値として1.5〜3Ω/cm2であり、他の第1電極部
分の厚みが、抵抗値として3〜6Ω/cm2であること
を特徴とする請求項3又は4記載の蒸着金属化フイルム
コンデンサ。 - 【請求項6】 第2電極引き出し側端部の厚みが、抵抗
値として1.5〜6Ω/cm2であり、他の第2電極部
分の厚みが、抵抗値として7〜20Ω/cm2であるこ
とを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の蒸
着金属化フイルムコンデンサ。 - 【請求項7】 プラスチックフイルム上面の長手両端面
に未蒸着部分を有し、かつ残部長手中央部分に蒸着金属
層からなる共通電極部を有する共通電極金属蒸着化フイ
ルムと、プラスチックフイルムの上面の長手中央部分に
細帯状の未蒸着部を有し、かつ該細帯部を境界として形
成された一方側の長手蒸着化金属層からなる第1電極と
他方側の長手蒸着化金属層からなる第2電極とを有する
第1、第2電極金属蒸着化フイルムとの2枚を重合して
巻回し、その巻回第1、第2電極の端面に引き出し電極
金属溶射層を設けてなる直列蒸着金属化フイルムコンデ
ンサにおいて、共通電極部の蒸着金属層を蒸着アルミニ
ウム、蒸着亜鉛又は亜鉛とアルミニウムなどの複合蒸着
金属で形成し、かつ共通電極部を蒸着金属層からなる細
線部で連結された左右一対の短冊状蒸着金属層の多数個
で構成した保安機構を備えてなるものとし、そしてかつ
プラスチックフィルムを請求項1記載の高剛性ポリプロ
ピレンで構成したことを特徴とする直列蒸着金属化フイ
ルムコンデンサ。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の蒸
着金属化フイルムコンデンサを、プラスチックケースに
装入し、前記コンデンサ本体とケースの間にエポキシ樹
脂等の合成樹脂を充填してなることを特徴とする蒸着金
属化フイルムコンデンサ。 - 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれかに記載の蒸
着金属化フイルムコンデンサを、金属又はプラスチック
のケースに装入し、上記コンデンサ本体とケースの間に
含浸液として液状エポキシ樹脂を注入してなることを特
徴とする蒸着金属化フィルムコンデンサ。 - 【請求項10】 含浸液が、芳香族酸と高級アルコール
のエステル類又はこれらと液状エポキシ樹脂との混合物
よりなることを特徴とする請求項9記載の蒸着金属化フ
ィルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5760992A JPH05217799A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 蒸着金属化フィルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5760992A JPH05217799A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 蒸着金属化フィルムコンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05217799A true JPH05217799A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=13060605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5760992A Pending JPH05217799A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 蒸着金属化フィルムコンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05217799A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6757151B2 (en) * | 2000-01-14 | 2004-06-29 | Abb Ab | Capacitor element for a power capacitor, a power capacitor comprising such element and a metallized film for a power capacitor |
| WO2005064228A2 (en) | 2003-12-22 | 2005-07-14 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Lighting device of discharge lamp, illumination apparatus and illumination system |
| US7929271B2 (en) * | 2006-04-28 | 2011-04-19 | Soshin Electric Co., Ltd. | Film capacitor |
| CN105428063A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-03-23 | 安徽航睿电子科技有限公司 | 一种电容网状防爆渐变方阻金属化安全膜 |
| CN106206015A (zh) * | 2016-08-27 | 2016-12-07 | 安徽省宁国市海伟电子有限公司 | 一种高温聚丙烯金属化薄膜 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP5760992A patent/JPH05217799A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6757151B2 (en) * | 2000-01-14 | 2004-06-29 | Abb Ab | Capacitor element for a power capacitor, a power capacitor comprising such element and a metallized film for a power capacitor |
| WO2005064228A2 (en) | 2003-12-22 | 2005-07-14 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Lighting device of discharge lamp, illumination apparatus and illumination system |
| EP1916883A1 (en) | 2003-12-22 | 2008-04-30 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Lighting device of discharge lamp, illumination apparatus and illumination system |
| US7667975B2 (en) | 2003-12-22 | 2010-02-23 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Lighting device of discharge lamp, illumination apparatus and illumination system |
| US7929271B2 (en) * | 2006-04-28 | 2011-04-19 | Soshin Electric Co., Ltd. | Film capacitor |
| CN105428063A (zh) * | 2015-11-18 | 2016-03-23 | 安徽航睿电子科技有限公司 | 一种电容网状防爆渐变方阻金属化安全膜 |
| CN106206015A (zh) * | 2016-08-27 | 2016-12-07 | 安徽省宁国市海伟电子有限公司 | 一种高温聚丙烯金属化薄膜 |
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