JPH05217910A - 化合物半導体の気相成長装置及び気相成長方法 - Google Patents
化合物半導体の気相成長装置及び気相成長方法Info
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- JPH05217910A JPH05217910A JP2021492A JP2021492A JPH05217910A JP H05217910 A JPH05217910 A JP H05217910A JP 2021492 A JP2021492 A JP 2021492A JP 2021492 A JP2021492 A JP 2021492A JP H05217910 A JPH05217910 A JP H05217910A
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Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 化合物半導体の気相成長装置において、反応
管外殻の水冷室3a,3b,3cを原料ガスの流れ方向
に3分割する。そして成膜の間に3分割された中央の水
冷室の冷却水を抜き、反応管を加熱することにより内殻
の壁面に付着した付着物を除去する。 【効果】 反応管交換サイクルが長くなるため、装置の
高効率使用、危険作業の低減、また反応管取付直後の成
膜の不安定性を減らすことが可能で、高品質、高歩留り
で半導体基板の供給が出来る。
管外殻の水冷室3a,3b,3cを原料ガスの流れ方向
に3分割する。そして成膜の間に3分割された中央の水
冷室の冷却水を抜き、反応管を加熱することにより内殻
の壁面に付着した付着物を除去する。 【効果】 反応管交換サイクルが長くなるため、装置の
高効率使用、危険作業の低減、また反応管取付直後の成
膜の不安定性を減らすことが可能で、高品質、高歩留り
で半導体基板の供給が出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化合物半導体の気相成長
装置および気相成長方法に関し、特に横型反応炉を有す
る化合物半導体の有機金属気相成長装置および気相成長
方法に関するものである。
装置および気相成長方法に関し、特に横型反応炉を有す
る化合物半導体の有機金属気相成長装置および気相成長
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】GaAsなどのIII−V族化合物半導
体は半導体レーザ素子、HEMTなどの材料として用い
られる。III−V族化合物半導体のエピタキシャル成
長方法には液相エピタキシャル成長法、気相エピタキシ
ャル成長法、分子線エピタキシャル成長法があるが、こ
の中で気相エピタキシャル成長法である有機金属気相成
長法は均一性の良い膜の成長が可能であり、また薄膜制
御が可能であると言った特徴を有し、量産向きの成長方
法であるといえる。
体は半導体レーザ素子、HEMTなどの材料として用い
られる。III−V族化合物半導体のエピタキシャル成
長方法には液相エピタキシャル成長法、気相エピタキシ
ャル成長法、分子線エピタキシャル成長法があるが、こ
の中で気相エピタキシャル成長法である有機金属気相成
長法は均一性の良い膜の成長が可能であり、また薄膜制
御が可能であると言った特徴を有し、量産向きの成長方
法であるといえる。
【0003】有機金属気相成長装置のうち一つのとして
横型装置がある。図3は従来の横型気相成長装置の構成
概略断面図を示したものである。例えばGaAsの成長
についてはIII族の原料としてトリメチルガリウム、
V族の原料としてAsH3ガスを用いる。これらの原料
はH2などのキャリアガスで希釈され、ガス導入管7か
ら反応部へ輸送される。基板13の加熱方式としてRF
コイル6による高周波誘導加熱方式が取られる。この方
式を取る理由は、構成が簡単であり、気相成長に必要な
800℃程度の温度が比較的簡単に得られ、また反応部
内にヒーターなどの異物を装着する必要が無いため、汚
染の心配が無いからである。このため反応部は石英など
のガラス反応管1で構成される。ガラス反応管1は二重
管となっており内殻2と外殻3から構成される。外殻3
には例えば冷却水入口4と冷却水出口5があり、内殻2
の壁面を冷却する。このように内殻2の外壁を冷却する
コールドウォールにする理由は外壁の加熱による汚染物
質の発生を防ぐためである。基板ホルダー12はRFコ
イル6の作る円内に配置され高周波誘導加熱により加熱
され、基板13付近に輸送された原料は熱分解反応によ
りGaAsが生成され基板13にエピタキシャル成長さ
れる。反応部のガス圧力は常圧または減圧状態で行わ
れ、真空ポンプ14によりガスは排気される。また試料
交換室、搬送室を有するチャンバー9、ガス導入部はス
テンレス鋼などの金属で作製され、ガラス製反応管1と
はOリング9、10を介してシールされ、外気と遮断さ
れている。
横型装置がある。図3は従来の横型気相成長装置の構成
概略断面図を示したものである。例えばGaAsの成長
についてはIII族の原料としてトリメチルガリウム、
V族の原料としてAsH3ガスを用いる。これらの原料
はH2などのキャリアガスで希釈され、ガス導入管7か
ら反応部へ輸送される。基板13の加熱方式としてRF
コイル6による高周波誘導加熱方式が取られる。この方
式を取る理由は、構成が簡単であり、気相成長に必要な
800℃程度の温度が比較的簡単に得られ、また反応部
内にヒーターなどの異物を装着する必要が無いため、汚
染の心配が無いからである。このため反応部は石英など
のガラス反応管1で構成される。ガラス反応管1は二重
管となっており内殻2と外殻3から構成される。外殻3
には例えば冷却水入口4と冷却水出口5があり、内殻2
の壁面を冷却する。このように内殻2の外壁を冷却する
コールドウォールにする理由は外壁の加熱による汚染物
質の発生を防ぐためである。基板ホルダー12はRFコ
イル6の作る円内に配置され高周波誘導加熱により加熱
され、基板13付近に輸送された原料は熱分解反応によ
りGaAsが生成され基板13にエピタキシャル成長さ
れる。反応部のガス圧力は常圧または減圧状態で行わ
れ、真空ポンプ14によりガスは排気される。また試料
交換室、搬送室を有するチャンバー9、ガス導入部はス
テンレス鋼などの金属で作製され、ガラス製反応管1と
はOリング9、10を介してシールされ、外気と遮断さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】横型気相成長装置は膜
厚、膜質の面内均一性が良い利点を持つが、問題は内殻
壁面からのゴミの落下によるパーティクルの発生が避け
られないことである。特に前述したコールドウォールの
場合、熱分解された原料の内殻壁面への再付着が激し
い。このため、成長方法にもよるが、約20回の成膜回
数で、ガラス製反応管を取り外し、洗浄する必要があ
る。この作業は時間的ロスも大きく、また原料に毒性が
あるため作業者に取って危険が大きい。
厚、膜質の面内均一性が良い利点を持つが、問題は内殻
壁面からのゴミの落下によるパーティクルの発生が避け
られないことである。特に前述したコールドウォールの
場合、熱分解された原料の内殻壁面への再付着が激し
い。このため、成長方法にもよるが、約20回の成膜回
数で、ガラス製反応管を取り外し、洗浄する必要があ
る。この作業は時間的ロスも大きく、また原料に毒性が
あるため作業者に取って危険が大きい。
【0005】さらに反応管交換に際し、反応部が一度大
気にさらされるため、交換直後では残留酸素、残留水分
がかなり存在する。このため真空ベークアウトなどの方
法により残留酸素、残留水分除去を行うが、成膜可能な
レベルに達するまで数〜数十時間を要する。また成膜開
始後も5回程度の成膜回数以後でないと膜質が安定しな
い。これは内殻壁面に付着物がある程度付着しないと内
殻壁面からの不純物の影響が膜質に反映するからであ
る。
気にさらされるため、交換直後では残留酸素、残留水分
がかなり存在する。このため真空ベークアウトなどの方
法により残留酸素、残留水分除去を行うが、成膜可能な
レベルに達するまで数〜数十時間を要する。また成膜開
始後も5回程度の成膜回数以後でないと膜質が安定しな
い。これは内殻壁面に付着物がある程度付着しないと内
殻壁面からの不純物の影響が膜質に反映するからであ
る。
【0006】このように、反応管を洗浄するための作業
を一回行うと時間的ロスが大きく、生産性が著しく低下
し、作業者への危険度も高まる。
を一回行うと時間的ロスが大きく、生産性が著しく低下
し、作業者への危険度も高まる。
【0007】そこで、本発明は従来のこのような問題点
を解決し、生産性を損なう事なく、作業者への危険度の
高い反応管交換作業を減らすことのできる化合物半導体
の気相成長装置、並びに気相成長方法を提供することを
目的とする。
を解決し、生産性を損なう事なく、作業者への危険度の
高い反応管交換作業を減らすことのできる化合物半導体
の気相成長装置、並びに気相成長方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような問題点を解
決するため、本発明の化合物半導体の気相成長装置及び
気相成長方法は次に示す特徴を有する。
決するため、本発明の化合物半導体の気相成長装置及び
気相成長方法は次に示す特徴を有する。
【0009】横型でかつガラス製二重管を有し、該ガラ
ス製二重管の外殻には冷却水を流し該ガラス製二重管の
内殻の外壁を冷却する化合物半導体の気相成長装置にお
いて、該ガラス製二重管の外殻は横方向に3分割してな
ることを特徴とする。
ス製二重管の外殻には冷却水を流し該ガラス製二重管の
内殻の外壁を冷却する化合物半導体の気相成長装置にお
いて、該ガラス製二重管の外殻は横方向に3分割してな
ることを特徴とする。
【0010】さらに化合物半導体の気相成長方法におい
て、(1)3分割された該ガラス製二重管の外殻の3室
全てに冷却水を流し、気相成長を任意回数行い、(2)
該3分割された該ガラス製二重管の外殻のうち両端の2
室に冷却水を流し、該ガラス製二重管を加熱し、(3)
前記(1)、(2)を任意回数繰り返す、ことを特徴と
する。
て、(1)3分割された該ガラス製二重管の外殻の3室
全てに冷却水を流し、気相成長を任意回数行い、(2)
該3分割された該ガラス製二重管の外殻のうち両端の2
室に冷却水を流し、該ガラス製二重管を加熱し、(3)
前記(1)、(2)を任意回数繰り返す、ことを特徴と
する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0012】図1は本発明の化合物半導体の気相成長装
置の構成概略断面図である。
置の構成概略断面図である。
【0013】気相成長のための原料は、例えばGaAs
の成長についてはIII族の原料としてトリメチルガリ
ウム、V族の原料としてAsH3ガスを用いる。これら
の原料はH2などのキャリアガスで希釈され、ガス導入
管7から反応部へ輸送される。基板13付近に輸送され
た原料は800℃程度に加熱され、熱分解反応によりG
aAsが生成され基板13にエピタキシャル成長され
る。基板13の加熱方式としてRFコイル6による高周
波誘導加熱方式が取られる。この方式を取る理由は、構
成が簡単であり、気相成長に必要な800℃程度の温度
が比較的簡単に得られ、また反応部内にヒーターなどの
異物を装着する必要が無いため、汚染の心配が無いから
である。このため反応部は石英などのガラス反応管1で
構成される。ガラス反応管1は二重管となっており内殻
2と外殻から構成される。外殻は内殻2の壁面を冷却す
るものであるが、これは内殻外壁の加熱による汚染物質
の発生を防ぐためである。基板13は基板ホルダー12
上に置かれ、基板ホルダー12は高純度のカーボングラ
ファイトなどが用いられる。また反応部のガス圧力は常
圧または減圧状態で行われ、真空ポンプ14により残ガ
スは排気される。
の成長についてはIII族の原料としてトリメチルガリ
ウム、V族の原料としてAsH3ガスを用いる。これら
の原料はH2などのキャリアガスで希釈され、ガス導入
管7から反応部へ輸送される。基板13付近に輸送され
た原料は800℃程度に加熱され、熱分解反応によりG
aAsが生成され基板13にエピタキシャル成長され
る。基板13の加熱方式としてRFコイル6による高周
波誘導加熱方式が取られる。この方式を取る理由は、構
成が簡単であり、気相成長に必要な800℃程度の温度
が比較的簡単に得られ、また反応部内にヒーターなどの
異物を装着する必要が無いため、汚染の心配が無いから
である。このため反応部は石英などのガラス反応管1で
構成される。ガラス反応管1は二重管となっており内殻
2と外殻から構成される。外殻は内殻2の壁面を冷却す
るものであるが、これは内殻外壁の加熱による汚染物質
の発生を防ぐためである。基板13は基板ホルダー12
上に置かれ、基板ホルダー12は高純度のカーボングラ
ファイトなどが用いられる。また反応部のガス圧力は常
圧または減圧状態で行われ、真空ポンプ14により残ガ
スは排気される。
【0014】横型気相成長装置の問題点は前述のように
壁面に付着するゴミの落下によるパーティクルの発生で
ある。そしてこのために反応管1を取り外し洗浄する作
業は生産性を低下させ、危険度が大きい。反応管1を取
り外さずに壁面のゴミを除去できれば、生産性の低下を
防ぐことが出来る。このための解決策は、反応管1の内
殻2の外壁を加熱し、付着物を再分解させればよい。具
体的には反応管の外殻の冷却水を抜き、高周波誘導加熱
を行えばよいが、この時問題となるのが、反応管1とチ
ャンバー9、ガス導入部のフランジ8とのシール部1
0、11が加熱されてしまうことである。シール10、
11にはOリングが用いられる。反応管が石英ガラスの
場合、熱伝導率は約2W・m-1・K-1でさほど大きくな
いが、高温、長時間の加熱を行えば、Oリングが変質し
てしまう温度に十分達し、シールが破損してしまう。チ
ャンバー9、フランジ8側で冷却を行う方法もあるが、
この場合、シール付近での急激な熱変化による熱ストレ
スが発生し、ガラス反応管1が損傷、破壊する事故が起
きる。
壁面に付着するゴミの落下によるパーティクルの発生で
ある。そしてこのために反応管1を取り外し洗浄する作
業は生産性を低下させ、危険度が大きい。反応管1を取
り外さずに壁面のゴミを除去できれば、生産性の低下を
防ぐことが出来る。このための解決策は、反応管1の内
殻2の外壁を加熱し、付着物を再分解させればよい。具
体的には反応管の外殻の冷却水を抜き、高周波誘導加熱
を行えばよいが、この時問題となるのが、反応管1とチ
ャンバー9、ガス導入部のフランジ8とのシール部1
0、11が加熱されてしまうことである。シール10、
11にはOリングが用いられる。反応管が石英ガラスの
場合、熱伝導率は約2W・m-1・K-1でさほど大きくな
いが、高温、長時間の加熱を行えば、Oリングが変質し
てしまう温度に十分達し、シールが破損してしまう。チ
ャンバー9、フランジ8側で冷却を行う方法もあるが、
この場合、シール付近での急激な熱変化による熱ストレ
スが発生し、ガラス反応管1が損傷、破壊する事故が起
きる。
【0015】本発明の気相成長装置はガラス反応管1の
外殻が原料ガスの流れの方向に沿って三室(図1中3
a、3b、3c)に分割されて、中央の部屋3bの位置
する内殻に基板ホルダー12、また外周には高周波コイ
ル6が配置される。そして、それぞれの部屋3a、3
b、3cには冷却水の流入口4a、4b、4c、冷却水
流出口5a、5b、5cが設けられており、各部屋独立
に冷却の有無をコントロールできる構造となっている。
外殻が原料ガスの流れの方向に沿って三室(図1中3
a、3b、3c)に分割されて、中央の部屋3bの位置
する内殻に基板ホルダー12、また外周には高周波コイ
ル6が配置される。そして、それぞれの部屋3a、3
b、3cには冷却水の流入口4a、4b、4c、冷却水
流出口5a、5b、5cが設けられており、各部屋独立
に冷却の有無をコントロールできる構造となっている。
【0016】そして、ガラス反応管1の内殻2に付着す
る付着物の除去を以下の2つの理由からガラス反応管1
の外殻3bに接する内殻の壁面の加熱により行う。
る付着物の除去を以下の2つの理由からガラス反応管1
の外殻3bに接する内殻の壁面の加熱により行う。
【0017】一つはガラス反応管の加熱による熱分布を
ガラス反応管内に持たせ、シール部における熱分布をな
くすこと。
ガラス反応管内に持たせ、シール部における熱分布をな
くすこと。
【0018】もう一つは基板13へ影響をおよぼすパー
ティクルは殆ど全てが基板ホルダー12直上に付着する
ゴミに起因するものであり、それより上流側(3a付
近)は熱分解が起らない領域のため付着物はほとんどな
く、下流側(3c側付近)は、層流が形成されていれ
ば、付着物の落下があってもより下流側に落下するだけ
で基板13には影響はない。
ティクルは殆ど全てが基板ホルダー12直上に付着する
ゴミに起因するものであり、それより上流側(3a付
近)は熱分解が起らない領域のため付着物はほとんどな
く、下流側(3c側付近)は、層流が形成されていれ
ば、付着物の落下があってもより下流側に落下するだけ
で基板13には影響はない。
【0019】そこで気相成長の方法のシーケンスを以下
のようにする。
のようにする。
【0020】(a)通常の気相成長ではガラス反応管1
の外殻三室3a、3b、3c全てに冷却水を流す。これ
は気相成長の膜厚、膜質の均一性に必要な層流状態を得
るためには可能な限り壁面の温度分布を少なくすること
が必要であるからでる。
の外殻三室3a、3b、3c全てに冷却水を流す。これ
は気相成長の膜厚、膜質の均一性に必要な層流状態を得
るためには可能な限り壁面の温度分布を少なくすること
が必要であるからでる。
【0021】(b)そして、気相成長の間に外殻三室の
うち3a、3cには冷却水を流し、3b内の冷却水は抜
いておく。この状態で高周波誘導加熱を行う。これによ
り3bに接する内殻の壁面は加熱され、付着物は再分解
し壁面から分離する。一方、3a、3cは冷却している
ため、この加熱によりシール部10、11に熱的悪影響
を及ぼすことはない。
うち3a、3cには冷却水を流し、3b内の冷却水は抜
いておく。この状態で高周波誘導加熱を行う。これによ
り3bに接する内殻の壁面は加熱され、付着物は再分解
し壁面から分離する。一方、3a、3cは冷却している
ため、この加熱によりシール部10、11に熱的悪影響
を及ぼすことはない。
【0022】以上(a)、(b)を繰り返せば、ガラス
反応管1を取り外す事なく、内殻2の付着物を除去で
き、気相成長を繰り返すことが出来る。
反応管1を取り外す事なく、内殻2の付着物を除去で
き、気相成長を繰り返すことが出来る。
【0023】図1の気相成長装置により上記シーケンス
で気相成長を行い、膜質の評価を行った実施例について
以下説明する。
で気相成長を行い、膜質の評価を行った実施例について
以下説明する。
【0024】図2は成膜回数に対するGaAsの移動度
(室温)を本発明と従来例について調べたものである。
(室温)を本発明と従来例について調べたものである。
【0025】具体的な成長条件、成長シーケンスを以下
に記す。
に記す。
【0026】GaAsの気相成長条件は本発明、従来例
とも共通で、III族原料としてトリメチルガリウム、
供給量2×10-5mol/min、V族原料としてAs
H3ガス、供給量2×10-3mol/min、キャリア
ガスとして水素ガスを用い、全流量4000cc/mi
n、管内圧力80Torr、基板温度750℃で約2μ
mの成膜を行った。
とも共通で、III族原料としてトリメチルガリウム、
供給量2×10-5mol/min、V族原料としてAs
H3ガス、供給量2×10-3mol/min、キャリア
ガスとして水素ガスを用い、全流量4000cc/mi
n、管内圧力80Torr、基板温度750℃で約2μ
mの成膜を行った。
【0027】従来方法は、約20回の成長で基板へのパ
ーティクル付着が多くなるため、ここで反応管を取り外
し、洗浄を行う。そして反応管洗浄取付後、120℃で
真空ベークアウト8時間の後気相成長を行う。
ーティクル付着が多くなるため、ここで反応管を取り外
し、洗浄を行う。そして反応管洗浄取付後、120℃で
真空ベークアウト8時間の後気相成長を行う。
【0028】本発明の方法は、10回の気相成長の後、
反応管の外殻3a、3b、3cの内3a、3cに冷却水
を流し、3bは抜いておく。この状態で、反応室内に水
素ガスを2000cc/minで流し、管内圧力10T
orrで700℃で2時間、3bに接する内殻の壁面を
加熱する。加熱終了後、反応管の外殻3a、3b、3c
全てに冷却水を流し、気相成長を10回行い、その後上
記操作を繰り返す。
反応管の外殻3a、3b、3cの内3a、3cに冷却水
を流し、3bは抜いておく。この状態で、反応室内に水
素ガスを2000cc/minで流し、管内圧力10T
orrで700℃で2時間、3bに接する内殻の壁面を
加熱する。加熱終了後、反応管の外殻3a、3b、3c
全てに冷却水を流し、気相成長を10回行い、その後上
記操作を繰り返す。
【0029】III−V族化合物半導体の有機金属気相
成長では、良好な膜質を得るためにV族原料過剰の状態
で気相成長を行う。本実施例においてもV/III=1
00の条件で行っている。このため反応管の内殻の壁面
に付着する付着物はほとんどがAsである。本実施例に
おける700℃の加熱によりAsは昇華される。また水
素ガスを流す理由は、粘性流の状態におき、昇華したA
sが上流側に再付着するのを防ぐためである。
成長では、良好な膜質を得るためにV族原料過剰の状態
で気相成長を行う。本実施例においてもV/III=1
00の条件で行っている。このため反応管の内殻の壁面
に付着する付着物はほとんどがAsである。本実施例に
おける700℃の加熱によりAsは昇華される。また水
素ガスを流す理由は、粘性流の状態におき、昇華したA
sが上流側に再付着するのを防ぐためである。
【0030】さて、図2において、横軸は成膜回数、縦
軸は移動度(cm2V-1sec-1)であり、点線で示し
た結果が従来方法によるもの、実線で示したものが本発
明の方法によるものである。
軸は移動度(cm2V-1sec-1)であり、点線で示し
た結果が従来方法によるもの、実線で示したものが本発
明の方法によるものである。
【0031】本発明の方法では、60回の成膜を反応管
を取り外さずに行い、その間10回おきに上記方法で壁
面の付着物の除去を行った。その結果、基板へ付着する
パーティクルは許容レベル内にあった。移動度は最初の
5回の成膜を除いてほぼ安定して8000cm2V-1s
ec-1のものが得られた。
を取り外さずに行い、その間10回おきに上記方法で壁
面の付着物の除去を行った。その結果、基板へ付着する
パーティクルは許容レベル内にあった。移動度は最初の
5回の成膜を除いてほぼ安定して8000cm2V-1s
ec-1のものが得られた。
【0032】一方、従来の方法では、60回の成膜の間
に2回の反応管の取り外し洗浄が必要となる。そして反
応管取付直後5回程度の成膜では移動度が低い。5回か
ら15回目あたりの成膜では移動度は安定している。1
5回を過ぎた当りからは基板へ付着するパーティクルが
増加し、この影響で移動度の低下が見られ、反応管の洗
浄が必要となる。
に2回の反応管の取り外し洗浄が必要となる。そして反
応管取付直後5回程度の成膜では移動度が低い。5回か
ら15回目あたりの成膜では移動度は安定している。1
5回を過ぎた当りからは基板へ付着するパーティクルが
増加し、この影響で移動度の低下が見られ、反応管の洗
浄が必要となる。
【0033】このように従来方法では、60回の成膜の
うち移動度の安定した良好なものは、30回程度である
のに対し、本発明の方法では55回程度と大幅に歩留り
が向上する。さらに従来方法では反応管取り外し、洗
浄、取り付けに要する時間が付加されるため、時間軸で
見た場合も本発明において大幅な改善がなされる。
うち移動度の安定した良好なものは、30回程度である
のに対し、本発明の方法では55回程度と大幅に歩留り
が向上する。さらに従来方法では反応管取り外し、洗
浄、取り付けに要する時間が付加されるため、時間軸で
見た場合も本発明において大幅な改善がなされる。
【0034】さらに本発明者は、本発明の気相成長装置
および気相成長方法により半導体レーザ用のダブルヘテ
ロ構造の基板を作製した。一回の成膜ごとに反応管の内
殻の壁面の付着物を取り除く操作を行い、40枚の基板
を作製した。これらの基板で半導体レーザ素子を作製し
た結果、従来方法に比べ50%の歩留り向上が見られ
た。
および気相成長方法により半導体レーザ用のダブルヘテ
ロ構造の基板を作製した。一回の成膜ごとに反応管の内
殻の壁面の付着物を取り除く操作を行い、40枚の基板
を作製した。これらの基板で半導体レーザ素子を作製し
た結果、従来方法に比べ50%の歩留り向上が見られ
た。
【0035】以上本発明の実施例では、GaAsとダブ
ルヘテロ構造の成膜について説明を行ったが、この限り
ではない。III−V族化合物半導体では、III族と
してAl、Ga、In、V族としてAs、Pにより構成
される、二元系あるいは多元系の化合物半導体について
も適用される。さらにII−VI族化合物半導体につい
ても同様に適用される。
ルヘテロ構造の成膜について説明を行ったが、この限り
ではない。III−V族化合物半導体では、III族と
してAl、Ga、In、V族としてAs、Pにより構成
される、二元系あるいは多元系の化合物半導体について
も適用される。さらにII−VI族化合物半導体につい
ても同様に適用される。
【0036】
【発明の効果】以上、本発明は横型の化合物半導体の気
相成長装置及び気相成長方法において以下の効果を有す
る。
相成長装置及び気相成長方法において以下の効果を有す
る。
【0037】(1)反応管の水冷室を3分割することに
より、中央の水冷室の冷却水を抜き、両側の水冷室に冷
却水を流す操作が可能となる。この結果、反応管の両端
の温度上昇を防ぎながら、反応管中央付近の加熱がで
き、内殻の壁面の付着物を除去できる。このため反応管
の両端をシールしているOリングの熱変質によってシー
ルが破れるといった事故を回避することが出来る。
より、中央の水冷室の冷却水を抜き、両側の水冷室に冷
却水を流す操作が可能となる。この結果、反応管の両端
の温度上昇を防ぎながら、反応管中央付近の加熱がで
き、内殻の壁面の付着物を除去できる。このため反応管
の両端をシールしているOリングの熱変質によってシー
ルが破れるといった事故を回避することが出来る。
【0038】(2)反応管を取り外す事なく内殻の壁面
のクリーニングが出来るため、反応管交換のサイクルを
長くすることが出来る。この結果、反応管取り外し、洗
浄、取り付けの作業回数が減り、装置の効率的な使用が
可能となる。
のクリーニングが出来るため、反応管交換のサイクルを
長くすることが出来る。この結果、反応管取り外し、洗
浄、取り付けの作業回数が減り、装置の効率的な使用が
可能となる。
【0039】(3)さらに反応管取り外し、洗浄、取り
付けの作業は、原料に毒性物質を使用していることから
危険性が高い。本発明によれば、この作業を減らすこと
が出来るため、より安全な装置運用が可能となる。
付けの作業は、原料に毒性物質を使用していることから
危険性が高い。本発明によれば、この作業を減らすこと
が出来るため、より安全な装置運用が可能となる。
【0040】(4)また反応管交換のサイクルが長くな
るため、反応管装着後の数回の成膜に見られる膜質悪化
などの不安定な要素を減らすことが可能となる。この結
果、高品質で、高い歩留りで半導体レーザ素子やHEM
T素子などの用途のウエハーを供給することが出来る。
るため、反応管装着後の数回の成膜に見られる膜質悪化
などの不安定な要素を減らすことが可能となる。この結
果、高品質で、高い歩留りで半導体レーザ素子やHEM
T素子などの用途のウエハーを供給することが出来る。
【図1】本発明の化合物半導体の気相成長装置の構成概
略断面図。
略断面図。
【図2】本発明と従来例について成長回数に対するGa
Asの移動度(室温)を調べた図。
Asの移動度(室温)を調べた図。
【図3】従来の化合物半導体の気相成長装置の構成概略
断面図。
断面図。
1・・・ガラス製反応管 2・・・内殻 3、3a、3b、3c・・・外殻(水冷室) 4、4a、4b、4c・・・冷却水流入口 5、5a、5b、5c・・・冷却水流出口 6・・・高周波コイル 7・・・ガス導入口 8・・・ガス導入口フランジ 9・・・チャンバー 10、11・・・Oリング 12・・・基板ホルダー 13・・・基板 14・・・真空ポンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 横型でかつガラス製二重管を有し、該ガ
ラス製二重管の外殻には冷却水を流し該ガラス製二重管
の内殻の壁面を冷却する化合物半導体の気相成長装置に
おいて、該ガラス製二重管の外殻は横方向に3分割して
なることを特徴とする化合物半導体の気相成長装置。 - 【請求項2】 化合物半導体の気相成長方法において、
(1)3分割された該ガラス製二重管の外殻の3室全て
に冷却水を流し、気相成長を任意回数行い、(2)該3
分割された該ガラス製二重管の外殻のうち両端の2室に
冷却水を流し、該ガラス製二重管を加熱し、(3)前記
(1)、(2)を任意回数繰り返す、ことを特徴とする
化合物半導体の気相成長方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021492A JPH05217910A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 化合物半導体の気相成長装置及び気相成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021492A JPH05217910A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 化合物半導体の気相成長装置及び気相成長方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05217910A true JPH05217910A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=12020916
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021492A Pending JPH05217910A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 化合物半導体の気相成長装置及び気相成長方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05217910A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6071797A (en) * | 1995-10-12 | 2000-06-06 | Nec Corporation | Method for forming amorphous carbon thin film by plasma chemical vapor deposition |
| JP2002261030A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-13 | Sumitomo Chem Co Ltd | 3−5族化合物半導体エピタキシャル成長方法及び装置 |
| WO2003060970A1 (en) * | 2002-01-09 | 2003-07-24 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device manufacturing method |
| WO2003087430A1 (fr) * | 2002-04-16 | 2003-10-23 | Tokyo Electron Limited | Systeme de traitement, procede de traitement et element de montage |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP2021492A patent/JPH05217910A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6071797A (en) * | 1995-10-12 | 2000-06-06 | Nec Corporation | Method for forming amorphous carbon thin film by plasma chemical vapor deposition |
| JP2002261030A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-13 | Sumitomo Chem Co Ltd | 3−5族化合物半導体エピタキシャル成長方法及び装置 |
| WO2003060970A1 (en) * | 2002-01-09 | 2003-07-24 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device manufacturing method |
| US7163849B2 (en) | 2002-01-09 | 2007-01-16 | Renesas Technology Corp. | Fabrication method of semiconductor integrated circuit device |
| WO2003087430A1 (fr) * | 2002-04-16 | 2003-10-23 | Tokyo Electron Limited | Systeme de traitement, procede de traitement et element de montage |
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