JPH05218452A - 静電誘導型半導体装置 - Google Patents

静電誘導型半導体装置

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JPH05218452A
JPH05218452A JP1554792A JP1554792A JPH05218452A JP H05218452 A JPH05218452 A JP H05218452A JP 1554792 A JP1554792 A JP 1554792A JP 1554792 A JP1554792 A JP 1554792A JP H05218452 A JPH05218452 A JP H05218452A
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JP
Japan
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region
type
conductivity type
source
gate
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JP1554792A
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Munekore Yamamoto
宗是 山本
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エピタキシャル層を極限まで薄く形成してS
ITの高電流増幅率を維持しながら高耐圧を得、逆バイ
アス電圧印加時のブレークダウンによるソース接合の破
壊を防止する。 【構成】 ゲート電極下部のP+ 型ガードリング領域近
傍のP+ 型ゲート領域25#に、P- 型チャネル領域2
7及びN+ 型ソース領域28と同導電型且つ同様構造の
- 型不純物含有領域37及びN+ 型不純物含有領域3
8とを設ける。N + 型不純物含有領域38はストライプ
形状としチャネル領域27及びソース領域28を取り囲
むように設け、さらにゲート電極と接続する。逆バイア
ス時、ブレークダウンにより発生する電流は、上記N+
型不純物含有領域38に流れ込み、有効半導体領域の近
傍N+ 型ソース領域28には流れ込まない。よって、微
細構造であるソース接合の破壊は起こらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高耐圧、高電流増幅率
を要求される静電誘導型半導体装置に係り、特には、エ
ピタキシャル層を極限まで薄く形成してSITの高電流
増幅率を維持しながら高耐圧を得るようにした静電誘導
型半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、静電誘導トランジスタ(Static
Induction Transistor 、以下SITという)において
は、特徴的に有する高電流増幅率(さらに、低オン電
圧)を維持するために、エピタキシャル層の厚さと電流
増幅率との間に反比例関係があることに基づき、該エピ
タキシャル層を可能な限り薄く形成して素子耐圧(BV
DS S ) を設定することが行われる。また、ゲート周辺の
曲率半径を大きくして高耐圧を得る等の目的で、有効半
導体領域の外周部にガードリングと呼ばれる領域を設け
ることが行われている。
【0003】図3は、ガードリングが設けられた従来の
SITを構成する半導体チップの、外周部付近の内部構
造を示す要部断面図である。同図に示すように、上記従
来のSITを構成する半導体チップ1は、N+ 型シリコ
ン基板2と、該N+ 型シリコン基板2の上方にエピタキ
シャル成長を施して形成されるN- 型エピタキシャル層
3を母体として形成されている。
【0004】そして、半導体チップ1の上方部には、N
- 型エピタキシャル層3の表面を酸化して成る所定の膜
厚のシリコン酸化幕(Si 2 )4が選択的に形成され
ている。また、該シリコン酸化幕4の形成と除去を繰り
返しながら上方からイオン打ち込み等を選択的に施すこ
とによって、N- 型エピタキシャル層3の上方には、P
型不純物を高濃度に含有して成る複数のP+ 型ゲート領
域5と、P型不純物を高濃度に含有して成るP+ 型ガー
ドリング領域6とが所定の深度にまで形成されている。
【0005】さらに、上記複数のP+ 型ゲート領域5の
各々の領域間には、上例と同様なイオン打ち込み等によ
りP型不純物を低濃度に含有して成るP- 型チャネル領
域7が複数形成され、該P- 型チャネル領域7の上層に
は同様にイオン打ち込み等によりN型不純物を高濃度に
含有して成るN+ 型ソース領域8が形成されている。
【0006】上記において、P- 型チャネル領域7,P
+ 型ゲート領域5,P+ 型ガードリング領域6は、半導
体チップ1の平面外周方向に対して深度が段階的に深く
なるように連続的に形成されている。そして、P+ 型ゲ
ート領域5,P- 型チャネル領域7,N+ 型ソース領域
8は有効半導体領域となっている。該有効半導体領域の
外周部には、P+ 型ガードリング領域6が半導体装置の
耐圧特性を向上させる等の目的から設けられ、有効半導
体領域の何れの領域よりも深い深度で形成されている。
よって、該P+ 型ガードリング領域6下方のN- 型エピ
タキシャル層3は、他の不純物領域下方の部分に較べて
薄くなっている。
【0007】さらに、上記半導体チップ1には、シリコ
ン酸化膜4の開口部から露出するP + 型ゲート領域5と
+ ガードリング領域6との表面及びその周辺のシリコ
ン酸化幕4に対して、真空蒸着等の手法により例えばA
l材を用いてゲート電極9が形成されている。
【0008】さらに、有効半導体領域のシリコン酸化膜
4の開口部から露出する複数のN+型ソース領域8の表
面とその周辺及びP+ 型ゲート領域5上のシリコン酸化
幕4に対して、導電膜として不純物を含有して成るドー
プト・ポリシリコン(dopedPoly-Silicon、以下同じ)
膜10が設置され、その上部に上例と同様な真空蒸着等
の手法により例えばAl材を用いてソース電極11が形
成されている。
【0009】そして、N+ 型シリコン基板2の裏面一帯
には、適宜の電極材を用いてドレイン電極12が設置さ
れている。これにより、SITとしての機能を具備する
半導体チップ1が構成されている。
【0010】上記構成のSITは、ノーマリオフ型のS
ITであり、ゲート電極9とソース電極11間に所定の
電圧値以上の順方向バイアス電圧を加えない場合は、上
記P - 型チャネル領域7は全て空乏化されており、ソー
ス−ドレイン間には電流が流れないようになっている。
【0011】ところで、SITの特性や規格等を決定す
るための試験として逆バイアス試験が実施されることが
ある。例えば、SITの耐圧特性の良否を判断するた
め、ドレイン−ソース間のブレークダウン電圧(BV
DSS ) の測定を行う場合には、図3に示すようにゲート
電極9とソース電極11を外部で短絡して共通接地して
おき、ドレイン電極12にはプラス電圧が印加される。
【0012】この場合、P+ 型ゲート領域5及びP+
ガードリング領域6とN- 型エピタキシャル層3との接
合が逆バイアスされるので、その接合両側、特に不純物
濃度の低いN- 型エピタキシャル層3内に空乏化領域が
広く形成される。逆方向バイアス電圧値をさらに増加し
ていき所定電圧になると、上記空乏化領域はN- 型エピ
タキシャル層3とN+ 型基板2との界面2aに達してし
まう。尚、図3には、空乏層13が上記界面2aに到達
し、アバランシェブレークダウンしている様子を示して
いる。
【0013】同図に示されるように、P+ 型ガードリン
グ領域6は、有効半導体領域の何れよりも深度が深く形
成されているから、ブレークダウンはこのガードリング
部分で起こる。このときのブレークダウン電流は、矢印
に示す経路を流れるようになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ブレークダウンによる
アバランシェ電流(IDSS )が大きくなると、ゲート電
極9下部のP+ 型領域の抵抗(RG )分により電圧降下
が起こり、P+ 型ガードリング領域6に最も近いP+
ゲート領域5,P- 型チャネル領域7(以下、近傍P+
型ゲート領域5#,近傍P- 型チャネル領域7#で示
す)の電位が上昇し、該近傍P- 型チャネル7#のみゲ
ートオープンに近い状態となる。
【0015】このように、ゲートオープンに近い状態に
なると、上記近傍P- 型チャネル領域7#及び該近傍P
- 型チャネル領域7#上層に形成されたN+ 型ソース領
域8(以下、近傍N+ 型ソース領域8#で示す)に、瞬
時、局所的に過大電流が流れてしまう。この経路で電流
が流れることにより、結果的にこの部分がオンしてしま
う。通常、SITは、ブレークダウン電圧がBVDSS
BVDSO という関係にあり、近傍N+ 型ソース領域8#
に局所的に過大電流が流れる際には素子耐圧がBV DSO
と同程度の値まで下がったと同じ状態となっている。こ
の間の事情は図4に示すSITのI−V特性より明らか
である。即ち、同図において、矢印cで示される部分は
ブレークダウンの発生を示し、また矢印dで示されるよ
うに所定電流値以上流すと局所的に熱破壊が起こる(B
DSO 測定と同様の状態の発生)ことを示している。
【0016】上述のように、SITの高電流増幅率(ま
た低オン電圧)という特性を維持するために、エピタキ
シャル層の厚さを可能な限り薄くして素子耐圧(BV
DSS )を設定したいのであるが、エピタキシャル層を過
度に薄く形成してしまうと、上記のように空乏層が逆バ
イアス電圧値が低い状態でも基板に到達してブレークダ
ウンを起こし、アバランシェ電流が流れることにより他
の半導体領域に較べて微細構造であるSITのソース接
合(特にガードリング近傍の有効半導体領域のソース接
合)が破壊される恐れがあるという問題を有していたの
である。
【0017】本発明は、こうした実情に鑑みて為された
ものであって、その目的は、エピタキシャル層を極限ま
で薄く形成しても、ブレークダウンによるソース接合破
壊を防止できるような静電誘導型半導体装置を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1導電型の
半導体層の一主面近傍に形成された第2導電型のゲート
領域と、前記第1導電型の半導体層の前記主面近傍で前
記ゲート領域の間に形成された第2導電型のチャネル領
域と、該チャネル領域の上層に形成された第1導電型の
ソース領域と、前記第1導電型の半導体層の前記主面近
傍の外周部に前記チャネル領域と前記ソース領域に対し
該チャネル領域より深い深度で周回状に形成された第2
導電型の半導体領域と、前記第1導電型の半導体層の他
方の主面に形成された第1導電型のドレイン領域とを備
え、前記第1導電型の半導体層の各主面に各々所定の電
極が設置された静電誘導型半導体装置において、前記第
2導電型の半導体領域に最も近い前記ゲート領域の上層
に、前記チャネル領域と前記ソース領域とで形成される
構造と同構造の第2導電型の不純物含有領域と第1導電
型の不純物含有領域から成る構造を設け、該第1導電型
の不純物含有領域は前記チャネル領域及び前記ソース領
域を周回してストライプ状に設置されるとともにゲート
電極と電気的に接続されて成ることを特徴とするもので
ある。
【0019】
【作用】本発明においては、第2導電型の半導体領域内
側で該領域に最も近い第2導電型のゲート領域の上層
に、第2導電型のチャネル領域と第1導電型のソース領
域とで形成される構造と同構造の第2導電型の不純物含
有領域と第1導電型の不純物含有領域からなる構造を設
け、該第1導電型の不純物含有領域は前記第2導電型の
半導体領域と同様に前記チャネル領域及び前記ソース領
域を周回してストライプ状に設置されるとともに、ゲー
ト電極と電気的に接続される。
【0020】このような構成であるから、ゲート電極と
ドレイン電極間に逆バイアス電圧を印加して該逆バイア
ス電圧値を増加してゆくと、ブレークダウンを起こし、
第2導電型の半導体領域にアバランシェ電流が流れる。
【0021】アバランシェ電流の増大により第2導電型
の半導体領域近傍の第2導電型のゲート領域及び第2導
電型の不純物含有領域の電位が上昇し、第1導電型の不
純物含有領域に局所的に過大電流が流れる。該第1導電
型の不純物含有領域に流れ込んだ電流は、ゲート電極を
介し外部に流れ出る。
【0022】従って、ブレークダウンが起きたことによ
り第2導電型の半導体領域近傍のゲート電極下の領域の
電位が上昇することに基づく電流は、広い面積を有する
ストライブ状の第1導電型の不純物含有領域に流れ込
み、有効半導体領域のソース領域には流れ込まない。ゆ
えに、微細構造であるソース接合がブレークダウンによ
って破壊されることはない。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。先ず、図1は、本発明のノーマリオフ
型のSITを構成する半導体チップの外周部付近の内部
構造を示す要部断面図であり、図2は、図1の断面図に
半導体チップの表面構成を加えて示す一部省略要部断面
的斜視図である。
【0024】図1及び図2に示すように、本実施例のS
ITを構成する半導体チップ21は、図3に示す従来の
SITと同様に、N+ 型シリコン基板22と、該N+
シリコン基板22の上方にエピタキシャル成長を施して
形成されるN- 型エピタキシャル層23を母体として形
成されている。
【0025】そして、半導体チップ21の上方部には、
- 型エピタキシャル層23の表面を酸化して成る所定
の膜厚のシリコン酸化膜(Si 2 )24が選択的に形
成されている。該シリコン酸化膜24の形成と除去を繰
り返しながら上方からイオン打ち込み等を選択的に施す
ことによって、以下に示すような各種領域がN- 型エピ
タキシャル層23の上層に形成されている。
【0026】即ち、N- 型エピタキシャル層23の要部
上層には、P型不純物を高濃度に含有して成る複数のP
+ 型ゲート領域25と、P型不純物を高濃度に含有して
成るP+ 型ガードリング領域26とが所定の深度にまで
形成されている。
【0027】さらに、上記複数のP+ 型ゲート領域25
の各々の領域間には、上例と同様なイオン打ち込み等に
よりP型不純物を低濃度に含有して成るP- 型チャネル
領域27が形成され、該P- 型チャネル領域27の上層
には上例と同様なイオン打ち込み等によりN型不純物を
高濃度に含有して成るN+ 型ソース領域28が形成され
ている。ここで、P+ 型ガードリング領域26に最も近
いP- 型チャネル領域27及びN+ 型ソース領域28
を、各々近傍P- 型チャネル領域27#及び近傍N+
ソース領域28#で示す。尚、ソース領域28は図2の
ようにブロック状に形成されても、これと異なりストラ
イプ状に形成されても良い。
【0028】上記において、P- 型チャネル領域27,
+ 型ゲート領域25,P+ 型ガードリング領域26
は、半導体チップ21の表面外周方向に対して深度が段
階的に深くなるように連続的に形成されている。ここ
で、P+ 型ゲート領域25,P-型チャネル領域27,
+ 型ソース領域28は、このSITの主電流路を構成
するための有効半導体領域である。
【0029】そして該有効半導体領域の外周部には、既
述したが、P+ 型ガードリング領域26が半導体装置の
耐圧特性を向上させる等の目的から設けられており、有
効半導体領域の何れの領域よりも深い深度で形成されて
いる。よって、該P+ 型ガードリング領域26下方のN
- 型エピタキシャル層23は、他領域下方の部分に較べ
て薄くなっている。図2から明らかなように、このP+
型ガードリング領域26は、P- 型チャネル領域27及
びN+ 型ソース領域28を取り囲むように周設されてい
る。
【0030】また、P+ 型ガードリング領域26に最も
近いP+ 型ゲート領域25(以下、近傍P+ 型ゲート領
域25#で示す)には、上例と同様なイオン打ち込み等
により有効半導体領域のP- 型チャネル領域27と同型
の不純物を低濃度に含有するP- 型不純物含有領域37
が形成されている。そして、該P- 型不純物含有領域3
7上層には、上例と同様なイオン打ち込み等により有効
半導体領域のN+ 型ソース領域28と同型の不純物を高
濃度に有するN+ 型不純物含有領域38が形成されてい
る。
【0031】そして、上記半導体チップ21には、シリ
コン酸化膜24の開口部から露出するN+ 型不純物含有
領域38の表面及びその周辺のシリコン酸化膜24に対
して導電膜として不純物を含有して成るドープト・ポリ
シリコン膜40が設置され、また、シリコン酸化膜24
の開口部から露出する近傍P+ 型ゲート領域25#とP
+ 型ガードリング領域26との表面及びその周辺のシリ
コン酸化膜24、それに加えて上記ドープト・ポリシリ
コン膜40の上面に対して、例えばAl材を用いて上例
のような真空蒸着等の手法によりゲート電極29が形成
されている。
【0032】さらに、有効半導体りのシリコン酸化膜2
4の開口部から露出する複数のN+型ソース領域28の
表面とその周辺及びP+ 型ゲート領域25上の酸化膜2
4に対して、導電膜として不純物を含有して成るドープ
ト・ポリシリコン膜30が設置され、その上部に例えば
Al材を用いて上例と同様な真空蒸着等の手法によりソ
ース電極31が形成されている。
【0033】そして、N型シリコン基板22の裏面一帯
には、適宜の電極材を用いてドレイン電極32が形成さ
れている。これにより、本発明の一実施例に係るノーマ
リオフ型のSITとしての機能を具備する半導体チップ
21が構成されている。
【0034】上記本実施例に係るSITは、図3に示す
従来構成のSITに比較して、ゲート電極29下部にあ
るP+ 型ガードリング領域26の内側の近傍P+ 型ゲー
ト領域25#に、有効半導体領域のP- 型チャネル領域
27及びN+ 型ソース領域28と同様の構成で且つ同導
電型の不純物が含有されてなるP- 型不純物含有領域3
7及びN+ 型不純物含有領域38が設けられ、該N+
不純物含有領域38はP+ 型ガードリング領域26と同
様に有効半導体領域のP- 型チャネル領域27及びN+
型ソース領域28を取り囲むようにストライプ状に周設
されるとともに、ドープト・ポリシリコン膜40を介し
てゲート電極29に電気的に接続されている。
【0035】本実施例は上記のように構成されているか
ら、ゲート電極29とドレイン電極32間に逆バイアス
電圧を印加して該逆バイアス電圧値を増加してゆくと、
空乏層がN- 型エピタキシャル層23に拡がりさらにN
+ 型基板22に到達してブレークダウンを起こす。この
とき、ゲート電極29下部のP+ 型ガードリング領域2
6にアバランシェ電流が流れる。
【0036】そして、ブレークダウンによるアバランシ
ェ電流が大きくなると、ゲート電極29下部の領域の抵
抗分により電圧降下が起こり、近傍P+ 型ゲート領域2
5#及びP- 型不純物含有領域37の電位が上昇し、該
- 型不純物含有領域37上層のN+ 型不純物含有領域
38に局所的に過大電流が流れる。この間の事情は記述
したので重複説明しない。N+ 型不純物含有領域38に
流れ込んだ電流は、ドープト・ポリシリコン膜40及び
ゲート電極29を介して外部に流れ出る。
【0037】このとき、図3に示す従来構成のSITで
は、ゲートオープンに近い状態(素子耐圧が低下した状
態と同じ)となって、有効半導体領域の近傍N+ 型ソー
ス領域8#(本実施例の近傍N+ 型ソース領域28#に
相当する)に、瞬時、局所的に電流が流れ、微細構造で
あるソース接合の破壊を起こしてしまい易かったが、本
実施例では、P+ 型ガードリング領域26の内側のP+
型ゲート領域25#にストライプ状に比較的大きな面積
の領域に形成されたN+ 型不純物含有領域38に電流が
流れ込む。従って、広い範囲に電流が流れるから局所的
に電流が集中されることはない。よって、ソース接合破
壊には結びつかない。
【0038】以上のように、本実施例によれば、従来は
逆バイアス電圧印加時のブレークダウンの発生により微
細構造であるSITのソース接合破壊の防止のため、エ
ピタキシャル層をある限度までしか薄く形成できなかっ
たのに対して、エピタキシャル層を極限まで薄く形成し
てSITの高電流増幅率を維持しながら高耐圧を得るこ
とができ、逆バイアス電圧印加時のブレークダウンによ
る微細構造であるソース接合の破壊を防止することがで
きる。
【0039】尚、上記実施例は、表面ゲート型のSIT
への適用例であるが、埋め込みゲート型のSITにも適
用可能であり、その上、これらの両型のSITとは導電
型を逆にしたSITにも容易に適用可能である。
【0040】また、Si デバイスに限らず、Ge または
a s 等の化合物半導体であっても良い。さらに、上
記SITと基本的に同様な構造、即ち、半導体チップの
上層に有効半導体領域とガードリングとを隣接させて設
けた構造を有するバイポーラ型トランジスタに対して
も、勿論適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、エピタ
キシャル層を極限まで薄く形成しSITの高電流増幅率
を維持しながら高耐圧を得ることができ、逆バイアス電
圧印加時のブレークダウンによる微細構造であるソース
接合の破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のSITを構成する半導体チ
ップの外周部付近の内部構造を示す要部断面図である。
【図2】図1の断面図に半導体チップの表面構成を加え
て示す一部省略要部断面的斜視図である。
【図3】従来のSITを構成する半導体チップの外周部
付近の内部構造を示す要部断面図である。
【図4】図3のSITのI−V特性の一例である。
【符号の説明】
21 半導体チップ 22 N+ 型基板 23 N- 型エピタキシャル層 25 P+ 型ゲート領域 26 P+ 型ガードリング領域 27 P- 型チャネル領域 28 N+ 型ソース領域 29 ゲート電極 31 ソース電極 32 ドレイン電極 37 P- 型不純物含有領域 38 N+ 型不純物含有領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体層の一主面近傍に形
    成された第2導電型のゲート領域と、前記第1導電型の
    半導体層の前記主面近傍で前記ゲート領域の間に形成さ
    れた第2導電型のチャネル領域と、該チャネル領域の上
    層に形成された第1導電型のソース領域と、前記第1導
    電型の半導体層の前記主面近傍の外周部に前記チャネル
    領域と前記ソース領域に対し該チャネル領域より深い深
    度で周回状に形成された第2導電型の半導体領域と、前
    記第1導電型の半導体層の他方の主面に形成された第1
    導電型のドレイン領域とを備え、前記第1導電型の半導
    体層の各主面に各々所定の電極が設置された静電誘導型
    半導体装置において、 前記第2導電型の半導体領域に最も近い前記ゲート領域
    の上層に、前記チャネル領域と前記ソース領域とで形成
    される構造と同構造の第2導電型の不純物含有領域と第
    1導電型の不純物含有領域から成る構造を設け、該第1
    導電型の不純物含有領域は前記チャネル領域及び前記ソ
    ース領域を周回してストライプ状に設置されるとともに
    ゲート電極と電気的に接続されて成ることを特徴とする
    静電誘導型半導体装置。
JP1554792A 1992-01-30 1992-01-30 静電誘導型半導体装置 Withdrawn JPH05218452A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000019541A1 (fr) * 1998-09-30 2000-04-06 Hitachi, Ltd. Transistor a induction electrostatique
US6750477B2 (en) 1998-09-30 2004-06-15 Hitachi, Ltd. Static induction transistor

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WO2000019541A1 (fr) * 1998-09-30 2000-04-06 Hitachi, Ltd. Transistor a induction electrostatique
US6750477B2 (en) 1998-09-30 2004-06-15 Hitachi, Ltd. Static induction transistor

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