JPH05218591A - 半導体レーザ素子および半導体受光素子 - Google Patents
半導体レーザ素子および半導体受光素子Info
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- JPH05218591A JPH05218591A JP4041878A JP4187892A JPH05218591A JP H05218591 A JPH05218591 A JP H05218591A JP 4041878 A JP4041878 A JP 4041878A JP 4187892 A JP4187892 A JP 4187892A JP H05218591 A JPH05218591 A JP H05218591A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低発振しきい値電流密度を有する1.5μm
帯のInGaAs/InAlAs系量子井戸半導体レー
ザ素子と、高感度でSN比が大きい1.5μm帯の半導
体受光素子を提供する。 【構成】 InP基板11上に、InAlAs障壁層と
InGaAs量子井戸層からなる活性層14を形成した
半導体レーザ素子において、InP基板11の面方位は
(111)B面、または(111)B面が(100)方
向または(110)方向に高々10°傾いた面方位と
し、InP基板上に、キャリア増倍層、InGaAs光
吸収層を順次形成した半導体受光素子において、InP
基板の面方位は(111)B面、または(111)B面
が(100)方向または(110)方向に高々10°傾
いた面方位とする。
帯のInGaAs/InAlAs系量子井戸半導体レー
ザ素子と、高感度でSN比が大きい1.5μm帯の半導
体受光素子を提供する。 【構成】 InP基板11上に、InAlAs障壁層と
InGaAs量子井戸層からなる活性層14を形成した
半導体レーザ素子において、InP基板11の面方位は
(111)B面、または(111)B面が(100)方
向または(110)方向に高々10°傾いた面方位と
し、InP基板上に、キャリア増倍層、InGaAs光
吸収層を順次形成した半導体受光素子において、InP
基板の面方位は(111)B面、または(111)B面
が(100)方向または(110)方向に高々10°傾
いた面方位とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1.5μm帯で発光す
る半導体レーザ素子と、同じ波長域で受光感度を有する
半導体受光素子に関する。
る半導体レーザ素子と、同じ波長域で受光感度を有する
半導体受光素子に関する。
【0002】
【従来技術】長距離光通信に用いられる石英光ファイバ
は、1.55μmの波長で損失が最小になる。そこで、
1.5μm帯で発光する高性能の半導体レーザ素子と、
同じ波長域で高感度を有する半導体受光素子が必要にな
る。従来、1.3〜1.5μm帯の量子井戸半導体レー
ザ素子は、MOCVD法によりInP基板上に格子整合
するInGaAsP系の材料を積層して製作されてい
た。最近になり、MBE法によりPを含まないInGa
As/InAlAs系の材料を用いて、この波長帯の半
導体レーザ素子の開発が活発に行われている。その理由
は、この半導体レーザ素子においては、InGaAsP
井戸層/InGaAsP障壁層系量子井戸(1.3μm
帯)やInGaAs井戸層/InGaAsP障壁層系量
子井戸(1.5μm帯)よりもエネルギーバンドの伝導
帯不連続量ΔEc が大きくなるため、低発振しきい値を
もつ半導体レーザ素子が得られる可能性があるからであ
る。一方、従来の1.5μm帯の半導体受光素子として
は、光吸収層にp型にドープされたGeまたはInGa
As系を用いて、光を吸収することにより電子を発生さ
せ、pn接合を通して光電流を取り出すホトダイオード
が用いられている。Ge層はGe基板上に、InGaA
s系層は格子整合するInP基板上に形成される。最近
になり、光通信に高速、大容量が求められると、pn接
合の間に設けたノンドープ層に逆バイアス電圧をかけ、
なだれ現象によりキャリアの増幅を行い、SN比を上げ
たアバランシェホトダイオード(APD)が用いられる
ようになった。特にInGaAs系では、このノンドー
プ層にInGaAsとInAlAsとの超格子を導入
し、そのエネルギーバンドの伝導帯不連続量ΔEc が価
電子帯のそれよりも大きいことを利用し、電子のみを増
倍させ、SN比を向上させた超格子アバランシェホトダ
イオードの研究が盛んに行われている。上述の半導体レ
ーザ素子および半導体受光素子は、結晶成長しやすい
(100)面上に形成されている。
は、1.55μmの波長で損失が最小になる。そこで、
1.5μm帯で発光する高性能の半導体レーザ素子と、
同じ波長域で高感度を有する半導体受光素子が必要にな
る。従来、1.3〜1.5μm帯の量子井戸半導体レー
ザ素子は、MOCVD法によりInP基板上に格子整合
するInGaAsP系の材料を積層して製作されてい
た。最近になり、MBE法によりPを含まないInGa
As/InAlAs系の材料を用いて、この波長帯の半
導体レーザ素子の開発が活発に行われている。その理由
は、この半導体レーザ素子においては、InGaAsP
井戸層/InGaAsP障壁層系量子井戸(1.3μm
帯)やInGaAs井戸層/InGaAsP障壁層系量
子井戸(1.5μm帯)よりもエネルギーバンドの伝導
帯不連続量ΔEc が大きくなるため、低発振しきい値を
もつ半導体レーザ素子が得られる可能性があるからであ
る。一方、従来の1.5μm帯の半導体受光素子として
は、光吸収層にp型にドープされたGeまたはInGa
As系を用いて、光を吸収することにより電子を発生さ
せ、pn接合を通して光電流を取り出すホトダイオード
が用いられている。Ge層はGe基板上に、InGaA
s系層は格子整合するInP基板上に形成される。最近
になり、光通信に高速、大容量が求められると、pn接
合の間に設けたノンドープ層に逆バイアス電圧をかけ、
なだれ現象によりキャリアの増幅を行い、SN比を上げ
たアバランシェホトダイオード(APD)が用いられる
ようになった。特にInGaAs系では、このノンドー
プ層にInGaAsとInAlAsとの超格子を導入
し、そのエネルギーバンドの伝導帯不連続量ΔEc が価
電子帯のそれよりも大きいことを利用し、電子のみを増
倍させ、SN比を向上させた超格子アバランシェホトダ
イオードの研究が盛んに行われている。上述の半導体レ
ーザ素子および半導体受光素子は、結晶成長しやすい
(100)面上に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の半
導体レーザ素子と半導体受光素子には、それぞれ次のよ
うな問題があった。即ち、 1)InGaAs/InAlAs系量子井戸半導体レー
ザ素子では、光学的品質の高いInAlAs層をエピタ
キシャル成長させることが困難であった。そのため、発
振しきい値電流密度は0.8〜2.4KA/cm2 程度であ
り、InGaAsP系に比較しても高く、期待されてい
る低い値に到達していない。 2)Geを光吸収層に用いたAPDでは、電子と正孔と
の増倍比が小さいため、大きなSN比が得られない。ま
た、InGaAs系では、超格子により電子と正孔との
増倍比が20程度に大きくなっているが、InGaAs
の光吸収層での感度が低いため、生成される電子・正孔
対が少ない。そのため、長距離光通信では、発光強度の
強い半導体レーザ素子が必要になったり、数多くの中継
器が必要になるだけでなく、電子・正孔対の生成量のゆ
らぎに起因するショット雑音が大きくなるという問題が
あった。
導体レーザ素子と半導体受光素子には、それぞれ次のよ
うな問題があった。即ち、 1)InGaAs/InAlAs系量子井戸半導体レー
ザ素子では、光学的品質の高いInAlAs層をエピタ
キシャル成長させることが困難であった。そのため、発
振しきい値電流密度は0.8〜2.4KA/cm2 程度であ
り、InGaAsP系に比較しても高く、期待されてい
る低い値に到達していない。 2)Geを光吸収層に用いたAPDでは、電子と正孔と
の増倍比が小さいため、大きなSN比が得られない。ま
た、InGaAs系では、超格子により電子と正孔との
増倍比が20程度に大きくなっているが、InGaAs
の光吸収層での感度が低いため、生成される電子・正孔
対が少ない。そのため、長距離光通信では、発光強度の
強い半導体レーザ素子が必要になったり、数多くの中継
器が必要になるだけでなく、電子・正孔対の生成量のゆ
らぎに起因するショット雑音が大きくなるという問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決した半導体レーザ素子および半導体受光素子を提供す
るもので、InP基板上に、InAlAs障壁層とIn
GaAs量子井戸層からなる活性層を形成した半導体レ
ーザ素子において、InP基板の面方位は(111)B
面、または(111)B面が(100)方向または(1
10)方向に高々10°傾いた面方位である半導体レー
ザ素子を第1発明とし、InP基板上に、キャリア増倍
層、InGaAs光吸収層を順次形成した半導体受光素
子において、InP基板の面方位は(111)B面、ま
たは(111)B面が(100)方向または(110)
方向に高々10°傾いた面方位である半導体受光素子を
第2発明とするものである。
決した半導体レーザ素子および半導体受光素子を提供す
るもので、InP基板上に、InAlAs障壁層とIn
GaAs量子井戸層からなる活性層を形成した半導体レ
ーザ素子において、InP基板の面方位は(111)B
面、または(111)B面が(100)方向または(1
10)方向に高々10°傾いた面方位である半導体レー
ザ素子を第1発明とし、InP基板上に、キャリア増倍
層、InGaAs光吸収層を順次形成した半導体受光素
子において、InP基板の面方位は(111)B面、ま
たは(111)B面が(100)方向または(110)
方向に高々10°傾いた面方位である半導体受光素子を
第2発明とするものである。
【0005】
【作用】本発明は、InP基板上にInAlAsとIn
GaAsからなる量子井戸を形成した場合についての次
のような新しい実験事実に基づくものである。即ち、こ
の量子井戸のホトルミネッセンス(PL)強度とInP
基板面方位の関係を調べると、(100)基板面方位に
比較して、(111)B面、または(111)B面が
(100)方向または(110)方向に高々10°傾い
た面方位では、PL強度がきわめて大きくなる。この理
由としては、(111)B面およびその近くの面方位の
量子井戸では(100)面量子井戸に比較して面内有効
質量が軽いために、(100)面量子井戸よりも容易に
エネルギイバンドをキャリアで満たして利得を得ること
ができるためと考えられる。従って、これらの面方位上
にInAlAsとInGaAsからなる量子井戸を活性
層として形成すると、発振しきい値電流密度が低下する
ことが期待できる。また、これらの面方位上にInAl
AsとInGaAsからなる量子井戸を光吸収層として
形成すると、電子・正孔対が多く生成され、受光感度が
高くなる。なお、上記量子井戸層からなる活性層、光吸
収層およびキャリア増倍層を構成するInX Ga1-X A
sの組成を0.3≦X≦0.7とすることが望ましい。
その理由は、InP基板上でInX Ga1-X AsはX=
0.53で基板と格子整合し、この組成からのずれが大
きくなるほど、転位を入れずにエピタキシャル成長させ
ることが困難になるからである。特に、X<0.3、お
よびX>0.7では、転位を入れずにエピタキシャル成
長できる膜厚(臨界膜厚)が数10Å程度になり、超格
子の製作が困難になる。
GaAsからなる量子井戸を形成した場合についての次
のような新しい実験事実に基づくものである。即ち、こ
の量子井戸のホトルミネッセンス(PL)強度とInP
基板面方位の関係を調べると、(100)基板面方位に
比較して、(111)B面、または(111)B面が
(100)方向または(110)方向に高々10°傾い
た面方位では、PL強度がきわめて大きくなる。この理
由としては、(111)B面およびその近くの面方位の
量子井戸では(100)面量子井戸に比較して面内有効
質量が軽いために、(100)面量子井戸よりも容易に
エネルギイバンドをキャリアで満たして利得を得ること
ができるためと考えられる。従って、これらの面方位上
にInAlAsとInGaAsからなる量子井戸を活性
層として形成すると、発振しきい値電流密度が低下する
ことが期待できる。また、これらの面方位上にInAl
AsとInGaAsからなる量子井戸を光吸収層として
形成すると、電子・正孔対が多く生成され、受光感度が
高くなる。なお、上記量子井戸層からなる活性層、光吸
収層およびキャリア増倍層を構成するInX Ga1-X A
sの組成を0.3≦X≦0.7とすることが望ましい。
その理由は、InP基板上でInX Ga1-X AsはX=
0.53で基板と格子整合し、この組成からのずれが大
きくなるほど、転位を入れずにエピタキシャル成長させ
ることが困難になるからである。特に、X<0.3、お
よびX>0.7では、転位を入れずにエピタキシャル成
長できる膜厚(臨界膜厚)が数10Å程度になり、超格
子の製作が困難になる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。本発明は以下のような実験事実に基
づいている。図3は、InP基板上に形成したInGa
As/InAlAs系量子井戸のPL強度と基板面方位
の関係を示したものである。用いた試料は、図4に示し
た構造をしており、次のようにして製作した。即ち、M
BE法により、(100)面方位および(100)方向
に2°傾いた(111)B面方位を有するInP基板1
をモリブデンブロック(図示されず)にはりつけ、その
上に同時に結晶成長を行った。先ず、通常の予備加熱の
工程により表面酸化膜を除去し、次いで、0.7μmの
InAlAsバッファー層2を積層し、次いで、200
ÅのIn0.52Al0.48As障壁層3を挟んで、10、2
0、30、50、80Åの厚さのIn0.53Ga0.47As
量子井戸層4を順次積層した。これらの試料について、
77KにおいてPL強度を測定した結果を図3に示し
た。それぞれの発光ピーク波長は長波長側から、80、
50、30、20Åの厚さの量子井戸層4からの発光に
対応しており、次いで、In0.52Al0.48As障壁層
3、InP基板1に対応している。発光ピーク強度を比
較すると、例えば80Åの量子井戸層4では、(11
1)B2°オフ面の方が(100)面よりも約8倍強度
が強く、他の発光ピーク強度も(111)B2°オフ面
の方が(100)面よりも強くなっている。以下の実施
例は、上記実験事実による新しい知見に基づくものであ
る。 実施例1.図1は本発明にかかる半導体レーザ素子の一
実施例の断面図である。図中、11はn−InP基板、
12は厚さ1.5μmのn−In0.52Al0.48Asクラ
ッド層(Siドープ:1×1018cm-3)、13と15
は厚さ500ÅのノンドープIn0.5 (GaY A
l1-Y )0.5 AsからなるGRIN−SCH層、14は
厚さ10〜200ÅのInX Ga1-X As(0.3≦X
≦0.7)量子井戸層と厚さ30〜200ÅのIn0.52
Al0.48As障壁層からなる多重量子井戸層で構成され
た活性層、16は厚さ1.5μmのp−In0.52Al
0.48Asクラッド層(Beドープ:1×1018c
m-3)、17は厚さ0.5μmのp−In0.53Ga0.47
Asキャップ層(Beドープ:1×1017cm-3)、1
8はオーミック電極である。n−InP基板11の面方
位は(100)方向に2°オフした(111)B面とし
た。p−InGaAsキャップ層17およびInAlA
sクラッド層12、16はInP基板11と0.1%以
内で格子整合している。このようにして得られた半導体
レーザ素子の発振しきい値電流密度は、(100)基板
面においては1.0kA/cm2 であるのに対して、
(111)B2°オフ面においては0.5kA/cm2
と改善された。なお、本発明は上記実施例に限定される
ことはなく、(111)B基板の面方位は(100)方
向または(110)方向に高々10°オフしていてもよ
い。また、デバイス構造もブロードコンタクトだけでな
く、オキサイドストライプや埋め込み型により電流狭窄
したものでもい。さらに、活性層については、InP基
板と格子整合のとれる組成だけでなく、歪み系でもよ
く、InGaAs井戸層数は1乃至15個の範囲で製作
してもよく、光閉じ込め層もGRIN層だけでなく、I
nGaAlAsからなるSCH層やInGaAs/In
AlAs超格子SCH層を用いてもよい。 実施例2.図2は本発明にかかる半導体受光素子の一実
施例の断面図である。図中、21はSドープn−InP
基板、22はSiドープn−InGaAs層、23はノ
ンドープInGaAs/InAlAs超格子からなる電
子倍増層、24はBeドープp−InGaAs光吸収
層、25はn電極、26はp電極である。Siドープn
−InP基板21の面方位は(100)方向に2°オフ
した(111)B面とした。なお、本発明は上記実施例
に限定されることはなく、(111)B基板の面方位は
(100)方向または(110)方向に高々10°オフ
していてもよく、電子倍増層は超格子でなく、ノンドー
プInGaAs層でもよく、また、無くてもよい。
を詳細に説明する。本発明は以下のような実験事実に基
づいている。図3は、InP基板上に形成したInGa
As/InAlAs系量子井戸のPL強度と基板面方位
の関係を示したものである。用いた試料は、図4に示し
た構造をしており、次のようにして製作した。即ち、M
BE法により、(100)面方位および(100)方向
に2°傾いた(111)B面方位を有するInP基板1
をモリブデンブロック(図示されず)にはりつけ、その
上に同時に結晶成長を行った。先ず、通常の予備加熱の
工程により表面酸化膜を除去し、次いで、0.7μmの
InAlAsバッファー層2を積層し、次いで、200
ÅのIn0.52Al0.48As障壁層3を挟んで、10、2
0、30、50、80Åの厚さのIn0.53Ga0.47As
量子井戸層4を順次積層した。これらの試料について、
77KにおいてPL強度を測定した結果を図3に示し
た。それぞれの発光ピーク波長は長波長側から、80、
50、30、20Åの厚さの量子井戸層4からの発光に
対応しており、次いで、In0.52Al0.48As障壁層
3、InP基板1に対応している。発光ピーク強度を比
較すると、例えば80Åの量子井戸層4では、(11
1)B2°オフ面の方が(100)面よりも約8倍強度
が強く、他の発光ピーク強度も(111)B2°オフ面
の方が(100)面よりも強くなっている。以下の実施
例は、上記実験事実による新しい知見に基づくものであ
る。 実施例1.図1は本発明にかかる半導体レーザ素子の一
実施例の断面図である。図中、11はn−InP基板、
12は厚さ1.5μmのn−In0.52Al0.48Asクラ
ッド層(Siドープ:1×1018cm-3)、13と15
は厚さ500ÅのノンドープIn0.5 (GaY A
l1-Y )0.5 AsからなるGRIN−SCH層、14は
厚さ10〜200ÅのInX Ga1-X As(0.3≦X
≦0.7)量子井戸層と厚さ30〜200ÅのIn0.52
Al0.48As障壁層からなる多重量子井戸層で構成され
た活性層、16は厚さ1.5μmのp−In0.52Al
0.48Asクラッド層(Beドープ:1×1018c
m-3)、17は厚さ0.5μmのp−In0.53Ga0.47
Asキャップ層(Beドープ:1×1017cm-3)、1
8はオーミック電極である。n−InP基板11の面方
位は(100)方向に2°オフした(111)B面とし
た。p−InGaAsキャップ層17およびInAlA
sクラッド層12、16はInP基板11と0.1%以
内で格子整合している。このようにして得られた半導体
レーザ素子の発振しきい値電流密度は、(100)基板
面においては1.0kA/cm2 であるのに対して、
(111)B2°オフ面においては0.5kA/cm2
と改善された。なお、本発明は上記実施例に限定される
ことはなく、(111)B基板の面方位は(100)方
向または(110)方向に高々10°オフしていてもよ
い。また、デバイス構造もブロードコンタクトだけでな
く、オキサイドストライプや埋め込み型により電流狭窄
したものでもい。さらに、活性層については、InP基
板と格子整合のとれる組成だけでなく、歪み系でもよ
く、InGaAs井戸層数は1乃至15個の範囲で製作
してもよく、光閉じ込め層もGRIN層だけでなく、I
nGaAlAsからなるSCH層やInGaAs/In
AlAs超格子SCH層を用いてもよい。 実施例2.図2は本発明にかかる半導体受光素子の一実
施例の断面図である。図中、21はSドープn−InP
基板、22はSiドープn−InGaAs層、23はノ
ンドープInGaAs/InAlAs超格子からなる電
子倍増層、24はBeドープp−InGaAs光吸収
層、25はn電極、26はp電極である。Siドープn
−InP基板21の面方位は(100)方向に2°オフ
した(111)B面とした。なお、本発明は上記実施例
に限定されることはなく、(111)B基板の面方位は
(100)方向または(110)方向に高々10°オフ
していてもよく、電子倍増層は超格子でなく、ノンドー
プInGaAs層でもよく、また、無くてもよい。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、I
nP基板上に、InAlAs障壁層とInGaAs量子
井戸層からなる活性層を形成した半導体レーザ素子にお
いて、InP基板の面方位は(111)B面、または
(111)B面が(100)方向または(110)方向
に高々10°傾いた面方位であるため、発振しきい値電
流密度が低下するという優れた効果がある。また、In
P基板上に、キャリア増倍層、InGaAs光吸収層を
順次形成した半導体受光素子において、InP基板の面
方位は(111)B面、または(111)B面が(10
0)方向または(110)方向に高々10°傾いた面方
位であるため、受光感度およびSN比が向上するという
優れた効果がある。
nP基板上に、InAlAs障壁層とInGaAs量子
井戸層からなる活性層を形成した半導体レーザ素子にお
いて、InP基板の面方位は(111)B面、または
(111)B面が(100)方向または(110)方向
に高々10°傾いた面方位であるため、発振しきい値電
流密度が低下するという優れた効果がある。また、In
P基板上に、キャリア増倍層、InGaAs光吸収層を
順次形成した半導体受光素子において、InP基板の面
方位は(111)B面、または(111)B面が(10
0)方向または(110)方向に高々10°傾いた面方
位であるため、受光感度およびSN比が向上するという
優れた効果がある。
【図1】本発明に係る半導体レーザ素子の一実施例の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明に係る半導体受光素子の一実施例の断面
図である。
図である。
【図3】PL強度と基板面方位との関係についての実験
結果を示す図である。
結果を示す図である。
【図4】上記実験に用いた試料断面図である。
1、11、21 基板 2 バッファー層 3 障壁層 4 量子井戸層 12、16 クラッド層 13、15 GIN層 14 活性層 17 キャップ層 18、25、26 電極 22 Siドープn−InGaAs
層 23 電子倍増層 24 光吸収層
層 23 電子倍増層 24 光吸収層
Claims (4)
- 【請求項1】 InP基板上に、InAlAs障壁層と
InGaAs量子井戸層からなる活性層を形成した半導
体レーザ素子において、InP基板の面方位は(11
1)B面、または(111)B面が(100)方向また
は(110)方向に高々10°傾いた面方位であること
を特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項2】 InP基板上に、キャリア増倍層、In
GaAs光吸収層を順次形成した半導体受光素子におい
て、InP基板の面方位は(111)B面、または(1
11)B面が(100)方向または(110)方向に高
々10°傾いた面方位であることを特徴とする半導体受
光素子。 - 【請求項3】 InGaAs量子井戸層はInX Ga
1-X As(0.3≦X≦0.7)からなることを特徴と
する請求項1記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項4】 InGaAs光吸収層はInX Ga1-X
As(0.3≦X≦0.7)からなり、キャリア増倍層
はInY Ga1-Y As(0.3≦Y≦0.7)とInZ
Al1-Z As(0.3≦Z≦0.7)からなる超格子か
らなることを特徴とする請求項2記載の半導体受光素
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4041878A JPH05218591A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 半導体レーザ素子および半導体受光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4041878A JPH05218591A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 半導体レーザ素子および半導体受光素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05218591A true JPH05218591A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=12620533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4041878A Pending JPH05218591A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 半導体レーザ素子および半導体受光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05218591A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004146408A (ja) * | 2002-10-21 | 2004-05-20 | Mitsubishi Electric Corp | 導波路型フォトダイオードおよびその製造方法 |
| JP2006270060A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-10-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 受光素子と受光素子を用いた光通信用受信モジュールおよび受光素子を用いた計測器 |
| KR100818632B1 (ko) * | 2005-07-26 | 2008-04-02 | 한국전자통신연구원 | 부밴드 천이 반도체 레이저 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56176837U (ja) * | 1980-05-29 | 1981-12-26 | ||
| JPH05146349A (ja) * | 1991-11-28 | 1993-06-15 | Japan Gore Tex Inc | 掛け布団カバー |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4041878A patent/JPH05218591A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56176837U (ja) * | 1980-05-29 | 1981-12-26 | ||
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| KR100818632B1 (ko) * | 2005-07-26 | 2008-04-02 | 한국전자통신연구원 | 부밴드 천이 반도체 레이저 |
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