JPH05218740A - 水晶振動子を有する発振回路 - Google Patents
水晶振動子を有する発振回路Info
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- JPH05218740A JPH05218740A JP1793292A JP1793292A JPH05218740A JP H05218740 A JPH05218740 A JP H05218740A JP 1793292 A JP1793292 A JP 1793292A JP 1793292 A JP1793292 A JP 1793292A JP H05218740 A JPH05218740 A JP H05218740A
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 消費電力が小さく、短期および長期安定性が
高く、しかも温度特性に優れた水晶振動子を有する発振
回路を提供する。 【構成】 水晶振動子に印加する起動電圧E1を、発振
開始電圧ES よりも高く設定して発振を開始させた後、
定常駆動電圧E2を発振開始電圧ES の近傍の値、すな
わちその1.5 倍の値から発振停止電圧EE の近傍の値ま
での範囲内の値に設定する。
高く、しかも温度特性に優れた水晶振動子を有する発振
回路を提供する。 【構成】 水晶振動子に印加する起動電圧E1を、発振
開始電圧ES よりも高く設定して発振を開始させた後、
定常駆動電圧E2を発振開始電圧ES の近傍の値、すな
わちその1.5 倍の値から発振停止電圧EE の近傍の値ま
での範囲内の値に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、増幅器と、この増幅器
の入出力間に接続した帰還回路中に水晶振動子を接続し
た発振回路に関するものである。
の入出力間に接続した帰還回路中に水晶振動子を接続し
た発振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶振動子を有する発振回路は発振周波
数の温度変化に対する安定性が高いので多くの電子機器
に使用されている。従来、水晶振動子を有する発振回路
においては、水晶振動子を確実に振動させるために水晶
振動子に印加する駆動電圧は、発振開始電圧よりも十分
に高い電圧を印加するようにしている。すなわち、従
来、水晶振動子を有する発振回路においては、発振開始
電圧よりも僅かに高い駆動電圧を印加したのでは、温度
変動や経時変化などの影響によって安定な発振が行われ
ないと考えられていたので、駆動電圧は発振開始電圧よ
りも十分高い電圧値に設定されていた。例えば、発振回
路内の半導体素子や使用環境などの余裕をそれぞれ20%
としても発振開始電圧の少なくとも1.4 倍の駆動電圧を
印加する必要があるが、総合的な回路の安定性を考える
とさらに高い値、一般に発振開始電圧の1.5 倍よりも高
い値に設定されていた。例えば、発振開始電圧が1.5 ボ
ルト程度の場合、3ボルト以上の駆動電圧を印加するの
が普通であった。
数の温度変化に対する安定性が高いので多くの電子機器
に使用されている。従来、水晶振動子を有する発振回路
においては、水晶振動子を確実に振動させるために水晶
振動子に印加する駆動電圧は、発振開始電圧よりも十分
に高い電圧を印加するようにしている。すなわち、従
来、水晶振動子を有する発振回路においては、発振開始
電圧よりも僅かに高い駆動電圧を印加したのでは、温度
変動や経時変化などの影響によって安定な発振が行われ
ないと考えられていたので、駆動電圧は発振開始電圧よ
りも十分高い電圧値に設定されていた。例えば、発振回
路内の半導体素子や使用環境などの余裕をそれぞれ20%
としても発振開始電圧の少なくとも1.4 倍の駆動電圧を
印加する必要があるが、総合的な回路の安定性を考える
とさらに高い値、一般に発振開始電圧の1.5 倍よりも高
い値に設定されていた。例えば、発振開始電圧が1.5 ボ
ルト程度の場合、3ボルト以上の駆動電圧を印加するの
が普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように発振開始電
圧よりも相当高い電圧で駆動している従来の水晶振動子
を有する発振回路においては、消費電力が必然的に大き
くなり、大きな電源を必要とする欠点がある。例えば、
このような発振回路を携帯用の機器に使用する場合に
は、電池の消耗が甚だしくなる欠点がある。特に携帯用
の機器は小型、軽量化が図られる傾向にあるため、大容
量の電池の使用が制限されるので、消費電力が大きくな
ることは致命的な欠点となる。さらに、駆動電圧を発振
開始電圧よりも相当高くすると水晶振動子は過駆動され
ることになり、起動後に水晶振動子の温度がいつまでも
上昇し続け、電源投入後に長時間に亘って発振周波数が
漸増または漸減する欠点がある。すなわち、従来の水晶
振動子を有する発振回路においては、電源投入後の周波
数の短期安定性が悪いという欠点がある。例えば、水晶
振動子を用いた発振回路を有する無線機においては、電
源投入後も数時間に亘って周波数がシフトするので使用
中周波数を頻繁に調整する必要があった。
圧よりも相当高い電圧で駆動している従来の水晶振動子
を有する発振回路においては、消費電力が必然的に大き
くなり、大きな電源を必要とする欠点がある。例えば、
このような発振回路を携帯用の機器に使用する場合に
は、電池の消耗が甚だしくなる欠点がある。特に携帯用
の機器は小型、軽量化が図られる傾向にあるため、大容
量の電池の使用が制限されるので、消費電力が大きくな
ることは致命的な欠点となる。さらに、駆動電圧を発振
開始電圧よりも相当高くすると水晶振動子は過駆動され
ることになり、起動後に水晶振動子の温度がいつまでも
上昇し続け、電源投入後に長時間に亘って発振周波数が
漸増または漸減する欠点がある。すなわち、従来の水晶
振動子を有する発振回路においては、電源投入後の周波
数の短期安定性が悪いという欠点がある。例えば、水晶
振動子を用いた発振回路を有する無線機においては、電
源投入後も数時間に亘って周波数がシフトするので使用
中周波数を頻繁に調整する必要があった。
【0004】また、駆動電圧が高いと水晶振動子を構成
する水晶の格子の運動や変位が激しく起こり、長期安定
性も良好でなくなるという欠点もある。さらに、水晶振
動子の周波数特性や結晶インピーダンスに不連続な部分
がある場合、駆動電圧が高いとそれらの影響が非常に大
きく現れ、周波数偏移が大きくなる欠点もある。
する水晶の格子の運動や変位が激しく起こり、長期安定
性も良好でなくなるという欠点もある。さらに、水晶振
動子の周波数特性や結晶インピーダンスに不連続な部分
がある場合、駆動電圧が高いとそれらの影響が非常に大
きく現れ、周波数偏移が大きくなる欠点もある。
【0005】したがって、本発明の目的はこれらの従来
の欠点を解消し、消費電力を小さくするとともに優れた
短期安定性および長期安定性を有し、周波数特性や水晶
インピーダンスの不連続性に余り影響を受けず、安定し
た発振動作が行われるように構成した発振回路を提供し
ようとするものである。
の欠点を解消し、消費電力を小さくするとともに優れた
短期安定性および長期安定性を有し、周波数特性や水晶
インピーダンスの不連続性に余り影響を受けず、安定し
た発振動作が行われるように構成した発振回路を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、増幅器と、こ
の増幅器の入出力間に接続した帰還回路中に水晶振動子
を接続した発振回路において、発振回路に印加する定常
駆動電圧を、水晶振動子が発振を開始する電圧である発
振開始電圧の近傍の電圧と、駆動電圧を低減して行った
ときに発振が停止する電圧である発振停止電圧との間の
値に設定したことを特徴とするものである。
の増幅器の入出力間に接続した帰還回路中に水晶振動子
を接続した発振回路において、発振回路に印加する定常
駆動電圧を、水晶振動子が発振を開始する電圧である発
振開始電圧の近傍の電圧と、駆動電圧を低減して行った
ときに発振が停止する電圧である発振停止電圧との間の
値に設定したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】図1は水晶振動子を有する発振回路の基本的動
作特性を測定するための回路構成を示すものであり、図
2はそれによって測定された動作特性を示すグラフであ
る。発振回路はC−MOSインバータより成る増幅器1
と、その入出力間に接続した帰還回路とを有し、帰還回
路には水晶振動子2、抵抗3、コンデンサ4,5とが設
けられている。また、発振回路に対する電源電圧は増幅
器1に与えられており、その電圧Eおよび電流Iをそれ
ぞれ電圧計6および電流計7によって測定できるように
構成する。図2は横軸に電圧計6によって測定した電源
電圧の値Eを示し、縦軸は電流計7によって測定した電
源電流Iの値を示すものである。電源電圧を徐々に増大
して行くと1.4 ボルト程度から電流が流れ始め、1.5 ボ
ルト程度となると電流は急激に増大するようになり、発
振が開始される。このときの電圧値が発振開始電圧ES
(1.523ボルト) である。さらに電圧を増大させて行く
と、電流はほぼそれに比例して増大するようになり、発
振は持続することが分かる。次に、電圧Eを徐々に減少
させていくと、電流Iはそれにほぼ比例して減少する
が、駆動電圧が発振開始電圧ES よりも低くなっても発
振は持続し、電圧を約1.1 ボルトまで低下させたときに
初めて発振が停止する。このときの電圧が発振停止電圧
EE (1.099ボルト) である。このように水晶振動子2を
一旦起動した後は、駆動電圧を発振開始電圧ES よりも
低くしても発振は持続することが分かった。この場合、
駆動電圧Eの変化に伴う発振周波数の変化はきわめて僅
かであり、数ppm 以内であった。
作特性を測定するための回路構成を示すものであり、図
2はそれによって測定された動作特性を示すグラフであ
る。発振回路はC−MOSインバータより成る増幅器1
と、その入出力間に接続した帰還回路とを有し、帰還回
路には水晶振動子2、抵抗3、コンデンサ4,5とが設
けられている。また、発振回路に対する電源電圧は増幅
器1に与えられており、その電圧Eおよび電流Iをそれ
ぞれ電圧計6および電流計7によって測定できるように
構成する。図2は横軸に電圧計6によって測定した電源
電圧の値Eを示し、縦軸は電流計7によって測定した電
源電流Iの値を示すものである。電源電圧を徐々に増大
して行くと1.4 ボルト程度から電流が流れ始め、1.5 ボ
ルト程度となると電流は急激に増大するようになり、発
振が開始される。このときの電圧値が発振開始電圧ES
(1.523ボルト) である。さらに電圧を増大させて行く
と、電流はほぼそれに比例して増大するようになり、発
振は持続することが分かる。次に、電圧Eを徐々に減少
させていくと、電流Iはそれにほぼ比例して減少する
が、駆動電圧が発振開始電圧ES よりも低くなっても発
振は持続し、電圧を約1.1 ボルトまで低下させたときに
初めて発振が停止する。このときの電圧が発振停止電圧
EE (1.099ボルト) である。このように水晶振動子2を
一旦起動した後は、駆動電圧を発振開始電圧ES よりも
低くしても発振は持続することが分かった。この場合、
駆動電圧Eの変化に伴う発振周波数の変化はきわめて僅
かであり、数ppm 以内であった。
【0008】本発明は上述した考察に基づいて成された
ものであり、水晶振動子を有する発振回路の定常駆動電
圧を発振開始電圧ES の近傍の値から発振停止電圧EE
までの間に設定したものである。定常駆動電圧をこのよ
うな範囲内の値に設定しても温度特性や水晶振動子の結
晶特性の影響などにおいても従来よりも優れた発振回路
が得られることが確認された。また、定常駆動電圧の上
限は発振開始電圧の近傍とするが、後述するように発振
開始電圧の1.5 倍( 図2では2.28ボルト) 以下とするの
が好適であることを確かめた。このように水晶振動子を
定常的に駆動する定常駆動電圧を、発振開始電圧ESの
近傍の値と発振停止電圧EE との間の値に設定するの
で、起動後の消費電力を従来に比べて著しく小さくする
ことができる。また、定常駆動電圧を低く設定すること
によって、起動後の水晶振動子の温度の上昇は短期間の
間に収まり、短期安定性が向上することになり、電源投
入後の周波数は短時間の内に安定することになる。さら
に、定常駆動電圧が低いので、水晶振動子の水晶格子の
変位は小さなものとなり、長期安定性も改善されること
になる。また、水晶振動子の周波数特性や結晶インピー
ダンスに不連続な変化がある場合でも、駆動電圧が低い
ので、その影響はきわめて小さなものとなる。
ものであり、水晶振動子を有する発振回路の定常駆動電
圧を発振開始電圧ES の近傍の値から発振停止電圧EE
までの間に設定したものである。定常駆動電圧をこのよ
うな範囲内の値に設定しても温度特性や水晶振動子の結
晶特性の影響などにおいても従来よりも優れた発振回路
が得られることが確認された。また、定常駆動電圧の上
限は発振開始電圧の近傍とするが、後述するように発振
開始電圧の1.5 倍( 図2では2.28ボルト) 以下とするの
が好適であることを確かめた。このように水晶振動子を
定常的に駆動する定常駆動電圧を、発振開始電圧ESの
近傍の値と発振停止電圧EE との間の値に設定するの
で、起動後の消費電力を従来に比べて著しく小さくする
ことができる。また、定常駆動電圧を低く設定すること
によって、起動後の水晶振動子の温度の上昇は短期間の
間に収まり、短期安定性が向上することになり、電源投
入後の周波数は短時間の内に安定することになる。さら
に、定常駆動電圧が低いので、水晶振動子の水晶格子の
変位は小さなものとなり、長期安定性も改善されること
になる。また、水晶振動子の周波数特性や結晶インピー
ダンスに不連続な変化がある場合でも、駆動電圧が低い
ので、その影響はきわめて小さなものとなる。
【0009】本発明の発振回路において、定常駆動電圧
を発振開始電圧ES よりも低い電圧に設定する場合に
は、電源の投入時に発振開始電圧よりも高い電圧を印加
して発振を開始させ、その後駆動電圧を発振開始電圧よ
りも低い電圧に自動的に落とすような電源回路が必要に
なるが、定常駆動電圧を発振開始電圧ES よりも高い値
に設定する場合にはこのように発振動作に応じて駆動電
圧を変化させるような電源回路は必要としない。
を発振開始電圧ES よりも低い電圧に設定する場合に
は、電源の投入時に発振開始電圧よりも高い電圧を印加
して発振を開始させ、その後駆動電圧を発振開始電圧よ
りも低い電圧に自動的に落とすような電源回路が必要に
なるが、定常駆動電圧を発振開始電圧ES よりも高い値
に設定する場合にはこのように発振動作に応じて駆動電
圧を変化させるような電源回路は必要としない。
【0010】
【実施例】図3は本発明による発振回路の一実施例の構
成を示す回路図である。本例においては、定常駆動電圧
を発振開始電圧よりも低い値に設定したものである。図
3において図2に示した素子と同一の素子には図2で用
いたのと同じ符号を付けて示した。直流電源11を電源
スイッチ12を経て第1の定電圧回路13および第2の
定電圧回路13に並列に接続する。第1の定電圧回路1
3は可変の定電圧回路であり、その出力端子を増幅器1
に接続する。この増幅器1に対する帰還回路には水晶振
動子2、抵抗3の並列回路を接続し、この水晶振動子の
両端はそれぞれコンデンサ4および5を経て接地する。
増幅器1はC−MOSインバータを以て構成し、水晶振
動子2は基本波の周波数が12.8MHz のものを用いた。ま
た、抵抗3は1MΩ、コンデンサ4および5はともに33
PFとした。増幅器1の出力端子はそれぞれ抵抗15お
よび16を経て制御増幅器17および出力増幅器18の
入力端子に接続する。制御増幅器17の出力端子は制御
回路19の入力端子に接続し、この制御回路の出力端子
を第1の定電圧回路13の制御端子に接続する。また、
出力増幅器18の出力端子は結合コンデンサ20を経て
発振回路の出力端子21に接続する。第2の定電圧回路
14の出力端子は制御増幅器17、出力増幅器18およ
び制御回路19の電源端子に接続する。
成を示す回路図である。本例においては、定常駆動電圧
を発振開始電圧よりも低い値に設定したものである。図
3において図2に示した素子と同一の素子には図2で用
いたのと同じ符号を付けて示した。直流電源11を電源
スイッチ12を経て第1の定電圧回路13および第2の
定電圧回路13に並列に接続する。第1の定電圧回路1
3は可変の定電圧回路であり、その出力端子を増幅器1
に接続する。この増幅器1に対する帰還回路には水晶振
動子2、抵抗3の並列回路を接続し、この水晶振動子の
両端はそれぞれコンデンサ4および5を経て接地する。
増幅器1はC−MOSインバータを以て構成し、水晶振
動子2は基本波の周波数が12.8MHz のものを用いた。ま
た、抵抗3は1MΩ、コンデンサ4および5はともに33
PFとした。増幅器1の出力端子はそれぞれ抵抗15お
よび16を経て制御増幅器17および出力増幅器18の
入力端子に接続する。制御増幅器17の出力端子は制御
回路19の入力端子に接続し、この制御回路の出力端子
を第1の定電圧回路13の制御端子に接続する。また、
出力増幅器18の出力端子は結合コンデンサ20を経て
発振回路の出力端子21に接続する。第2の定電圧回路
14の出力端子は制御増幅器17、出力増幅器18およ
び制御回路19の電源端子に接続する。
【0011】第1の定電圧回路13は水晶振動子2の発
振開始電圧ES よりも高い起動電圧E1と、発振開始電
圧よりも低く、発振停止電圧EE よりも高い定常駆動電
圧E2との2種類の電圧を、制御回路19からの信号に
応じて選択的に発生することができるように構成されて
いる。本例では、この定常駆動電圧E2の値は発振停止
電圧EE よりも僅かに高い値に設定してある。電源スイ
ッチ12を閉じた直後は第1の定電圧回路13から発振
開始電圧ES よりも高い起動電圧E1が増幅器1に印加
され、水晶振動子2は振動を開始するようになり、発振
信号が点Pに現れる。この発振信号は抵抗15および制
御増幅器17を介して制御回路19に供給される。制御
回路19はこの発振信号のレベルを検出し、これが予め
決められた基準レベルを越えたときに第1の定電圧回路
13に制御信号を出力し、この第1定電圧回路から出力
される定電圧を発振開始電圧ES よりも十分低く、発振
停止電圧EE よりも僅かに高く設定された定常駆動電圧
E2に切り換える。上述したように、駆動電圧をこのよ
うに低い値に切り換えても水晶振動子2の発振は停止せ
ず、安定に発振を続けることができる。
振開始電圧ES よりも高い起動電圧E1と、発振開始電
圧よりも低く、発振停止電圧EE よりも高い定常駆動電
圧E2との2種類の電圧を、制御回路19からの信号に
応じて選択的に発生することができるように構成されて
いる。本例では、この定常駆動電圧E2の値は発振停止
電圧EE よりも僅かに高い値に設定してある。電源スイ
ッチ12を閉じた直後は第1の定電圧回路13から発振
開始電圧ES よりも高い起動電圧E1が増幅器1に印加
され、水晶振動子2は振動を開始するようになり、発振
信号が点Pに現れる。この発振信号は抵抗15および制
御増幅器17を介して制御回路19に供給される。制御
回路19はこの発振信号のレベルを検出し、これが予め
決められた基準レベルを越えたときに第1の定電圧回路
13に制御信号を出力し、この第1定電圧回路から出力
される定電圧を発振開始電圧ES よりも十分低く、発振
停止電圧EE よりも僅かに高く設定された定常駆動電圧
E2に切り換える。上述したように、駆動電圧をこのよ
うに低い値に切り換えても水晶振動子2の発振は停止せ
ず、安定に発振を続けることができる。
【0012】本実施例においては、このように水晶振動
子1の発振信号を検出し、これが基準のレベルを越える
ときに駆動電圧を低い値に切り換えるようにしている。
点Pに現れる発振信号は抵抗16、出力増幅器18およ
び結合コンデンサ20を介して出力端子21に供給さ
れ、ここから発振出力として他の回路に供給される。本
例のように、発振信号をモニターし、これが予め決めた
レベル以上となったときに駆動電圧を低下させるように
構成した場合、従来の発振回路に比べて制御回路などが
付加されることになるが、このような制御回路を駆動す
るための電力をも含めた場合でも従来の発振回路に比べ
て消費電力を1/3以下に低減することができる。
子1の発振信号を検出し、これが基準のレベルを越える
ときに駆動電圧を低い値に切り換えるようにしている。
点Pに現れる発振信号は抵抗16、出力増幅器18およ
び結合コンデンサ20を介して出力端子21に供給さ
れ、ここから発振出力として他の回路に供給される。本
例のように、発振信号をモニターし、これが予め決めた
レベル以上となったときに駆動電圧を低下させるように
構成した場合、従来の発振回路に比べて制御回路などが
付加されることになるが、このような制御回路を駆動す
るための電力をも含めた場合でも従来の発振回路に比べ
て消費電力を1/3以下に低減することができる。
【0013】図4は図3に示した制御回路19の具体的
な構成を示すものであるが、本発明の制御回路は図4に
示したものに限定されるものではなく、所定の機能を果
たすものであればどのような構成のものでも用いること
ができる。また、図5は図4に現れる電圧波形を示すも
のである。制御増幅器17(図3参照)から出力される
発振信号(図5Aにおいて電圧波形をVA で示す)を微
分回路22を経てダイオード23に供給して整流し(整
流波形を図5BにおいてVB で示す)、さらに積分回路
24で積分し(積分波形を図5CのVC で示す)、これ
を増幅器25に印加する。増幅器25はその入力電圧の
レベルが発振信号が定常的に生じているときのレベルの
ほぼ1/2のレベルを越える入力が与えられると出力信
号を発生するように構成されている。したがって、図5
Dに示すようなタイミングで出力信号VD を発生する。
な構成を示すものであるが、本発明の制御回路は図4に
示したものに限定されるものではなく、所定の機能を果
たすものであればどのような構成のものでも用いること
ができる。また、図5は図4に現れる電圧波形を示すも
のである。制御増幅器17(図3参照)から出力される
発振信号(図5Aにおいて電圧波形をVA で示す)を微
分回路22を経てダイオード23に供給して整流し(整
流波形を図5BにおいてVB で示す)、さらに積分回路
24で積分し(積分波形を図5CのVC で示す)、これ
を増幅器25に印加する。増幅器25はその入力電圧の
レベルが発振信号が定常的に生じているときのレベルの
ほぼ1/2のレベルを越える入力が与えられると出力信
号を発生するように構成されている。したがって、図5
Dに示すようなタイミングで出力信号VD を発生する。
【0014】このようにして制御回路19から発生させ
た出力信号VD を第1定電圧回路13に供給する。この
第1定電圧回路13は出力信号VD によって駆動される
スイッチ26を具えている。このスイッチ26の第1の
接点は定電圧回路27の制御端子とツェナーダイオード
28のカソードとの接続点Qに接続し、第2の接点は接
地する。またツェナーダイオード28のアノードも接地
する。ツェナーダイオード28はそのアノード・カソー
ド間に電圧V1を発生し、定電圧回路27はその出力端
子と接続点Qとの間には電圧V2を発生するように構成
する。
た出力信号VD を第1定電圧回路13に供給する。この
第1定電圧回路13は出力信号VD によって駆動される
スイッチ26を具えている。このスイッチ26の第1の
接点は定電圧回路27の制御端子とツェナーダイオード
28のカソードとの接続点Qに接続し、第2の接点は接
地する。またツェナーダイオード28のアノードも接地
する。ツェナーダイオード28はそのアノード・カソー
ド間に電圧V1を発生し、定電圧回路27はその出力端
子と接続点Qとの間には電圧V2を発生するように構成
する。
【0015】電源スイッチ12(図3参照)をオンとし
た直後は増幅器25からの出力信号VD のレベルは低い
ので、スイッチ26はオフ状態となっており、ツェナー
ダイオード28のアノード・カソード間は短絡されてい
ないので、第1定電圧回路13の出力導線13aには電
圧V1とV2との和の電圧が発生される。この和の電圧
が図5Eに示すように起動電圧E1として増幅器1に印
加され、水晶振動子2は発振するようになる。水晶振動
子2が発振を開始し、制御回路19の出力信号VD が立
ち上がると、スイッチ26はオン状態に切り換わり、ツ
ェナーダイオード28のアノード・カソード間は短絡さ
れるようになる。したがって、第1定電圧回路13の出
力導線13aには電圧V2のみが現れることになる。こ
の電圧V2は図5Eに示すように発振停止電圧よりも僅
かに高い定常駆動電圧E2として増幅器1に印加される
ことになる。上述したように本発明においては、定常駆
動電圧E2をこのように低い値に設定しても水晶振動子
2の発振は停止せず、所定の周波数の発振出力を安定的
に発生することができる。
た直後は増幅器25からの出力信号VD のレベルは低い
ので、スイッチ26はオフ状態となっており、ツェナー
ダイオード28のアノード・カソード間は短絡されてい
ないので、第1定電圧回路13の出力導線13aには電
圧V1とV2との和の電圧が発生される。この和の電圧
が図5Eに示すように起動電圧E1として増幅器1に印
加され、水晶振動子2は発振するようになる。水晶振動
子2が発振を開始し、制御回路19の出力信号VD が立
ち上がると、スイッチ26はオン状態に切り換わり、ツ
ェナーダイオード28のアノード・カソード間は短絡さ
れるようになる。したがって、第1定電圧回路13の出
力導線13aには電圧V2のみが現れることになる。こ
の電圧V2は図5Eに示すように発振停止電圧よりも僅
かに高い定常駆動電圧E2として増幅器1に印加される
ことになる。上述したように本発明においては、定常駆
動電圧E2をこのように低い値に設定しても水晶振動子
2の発振は停止せず、所定の周波数の発振出力を安定的
に発生することができる。
【0016】上述した実施例においては、起動時に発振
開始電圧よりも相当高い起動電圧E1を印加し、発振後
の定常駆動電圧E2を発振停止電圧よりも僅かに高い値
に設定しているため、発振出力を検出したときに駆動電
圧を切り換えるようにした回路構成が必要であるが、本
発明においては、図6において示すように起動電圧E1
および定常駆動電圧E2の双方を発振開始電圧ES より
も僅かに高い電圧に設定することもできる。この場合に
は駆動電圧を切り換える必要がなく、電源投入後一定の
値とすれば良いので上述した実施例よりも構成は簡単と
なる。ただし、駆動電圧を余り高く設定する場合には、
消費電力の削減効果が十分に得られないとともに後述す
るように周波数偏移の温度安定性が損なわれるので、発
振開始電圧ES の1.5 倍までとする。すなわち、本発明
においては、定常駆動電圧V2を発振開始電圧ES の1.
5 倍の値から発振停止電圧EE までの値に設定する。
開始電圧よりも相当高い起動電圧E1を印加し、発振後
の定常駆動電圧E2を発振停止電圧よりも僅かに高い値
に設定しているため、発振出力を検出したときに駆動電
圧を切り換えるようにした回路構成が必要であるが、本
発明においては、図6において示すように起動電圧E1
および定常駆動電圧E2の双方を発振開始電圧ES より
も僅かに高い電圧に設定することもできる。この場合に
は駆動電圧を切り換える必要がなく、電源投入後一定の
値とすれば良いので上述した実施例よりも構成は簡単と
なる。ただし、駆動電圧を余り高く設定する場合には、
消費電力の削減効果が十分に得られないとともに後述す
るように周波数偏移の温度安定性が損なわれるので、発
振開始電圧ES の1.5 倍までとする。すなわち、本発明
においては、定常駆動電圧V2を発振開始電圧ES の1.
5 倍の値から発振停止電圧EE までの値に設定する。
【0017】図7は本発明の発振回路の他の実施例の構
成を示すものであり、図2および図4に示した素子と同
一の素子には同じ符号を付けて示す。本例においては、
点Pに現れる発振信号をダイオード23で整流した後、
増幅器25で増幅し、この増幅器の出力信号で、定電圧
回路13に設けたスイッチ26を駆動して定電圧回路か
ら出力される駆動電圧の値を切り換えるようにした点は
上述した実施例と同様である。すなわち、電源スイッチ
12をオンした直後はスイッチ26をオフとして発振開
始電圧よりも十分高い起動電圧E1を発生させ、水晶振
動子2が発振を開始した後は、これを検出してスイッチ
12をオフとして発振停止電圧よりも僅かに高い定常駆
動電圧E2を発生させるように構成する。本例において
は、点Pに現れる発振信号を結合コンデンサ20を経て
FET32、出力変成器33などを有する出力増幅器3
4に供給して発振出力を得るようにする。
成を示すものであり、図2および図4に示した素子と同
一の素子には同じ符号を付けて示す。本例においては、
点Pに現れる発振信号をダイオード23で整流した後、
増幅器25で増幅し、この増幅器の出力信号で、定電圧
回路13に設けたスイッチ26を駆動して定電圧回路か
ら出力される駆動電圧の値を切り換えるようにした点は
上述した実施例と同様である。すなわち、電源スイッチ
12をオンした直後はスイッチ26をオフとして発振開
始電圧よりも十分高い起動電圧E1を発生させ、水晶振
動子2が発振を開始した後は、これを検出してスイッチ
12をオフとして発振停止電圧よりも僅かに高い定常駆
動電圧E2を発生させるように構成する。本例において
は、点Pに現れる発振信号を結合コンデンサ20を経て
FET32、出力変成器33などを有する出力増幅器3
4に供給して発振出力を得るようにする。
【0018】図8は図7に示した実施例において、それ
ぞれ電圧計35および電流計36によって測定した駆動
電圧および駆動電流と、出力増幅器34の出力電圧の温
度特性を示すものであり、温度は−50℃から100 ℃まで
変化させた。このように温度を広範囲に亘って変化させ
た場合でも本発明による発振回路は安定に作用すること
を確かめた。また、発振の立ち上がりも全ての温度にお
いて良好であった。例えば、−50℃において、駆動電圧
を遮断して一旦発振を停止させた後、再び電源スイッチ
を投入したところ安定に始動した。
ぞれ電圧計35および電流計36によって測定した駆動
電圧および駆動電流と、出力増幅器34の出力電圧の温
度特性を示すものであり、温度は−50℃から100 ℃まで
変化させた。このように温度を広範囲に亘って変化させ
た場合でも本発明による発振回路は安定に作用すること
を確かめた。また、発振の立ち上がりも全ての温度にお
いて良好であった。例えば、−50℃において、駆動電圧
を遮断して一旦発振を停止させた後、再び電源スイッチ
を投入したところ安定に始動した。
【0019】図9〜図15は周波数安定性の温度特性を
示すものであり、温度を0℃〜60℃の範囲で変化させた
ときの周波数偏移( Δf/f)を縦軸にとって示すものであ
り、定常駆動電圧を1.1V, 1.3V, 1.4V, 1.6V, 2.0V, 3.
0V, 5.0Vと変化させたものである。また、この実験に使
用した発振回路における発振開始電圧は1.52V であっ
た。本発明では定常駆動電圧をこの発振開始電圧の1.5
倍の値から発振停止電圧よりも僅かに高い値までの範囲
内に設定するものであるが、定常駆動電圧がこの範囲内
にあるとき、すなわち1.1V〜2.0Vの範囲内では周波数偏
移は±2PPMの範囲内にあるが、2.0Vを越える駆動電
圧を印加する場合には周波数偏移は±2PPMの範囲を
大きく越えるようになった。このように本発明によれ
ば、定常駆動電圧を従来の駆動電圧よりも低くすること
によって単に消費電流を低減することができるだけでな
く、周波数特性も改善することができることが確認でき
た。
示すものであり、温度を0℃〜60℃の範囲で変化させた
ときの周波数偏移( Δf/f)を縦軸にとって示すものであ
り、定常駆動電圧を1.1V, 1.3V, 1.4V, 1.6V, 2.0V, 3.
0V, 5.0Vと変化させたものである。また、この実験に使
用した発振回路における発振開始電圧は1.52V であっ
た。本発明では定常駆動電圧をこの発振開始電圧の1.5
倍の値から発振停止電圧よりも僅かに高い値までの範囲
内に設定するものであるが、定常駆動電圧がこの範囲内
にあるとき、すなわち1.1V〜2.0Vの範囲内では周波数偏
移は±2PPMの範囲内にあるが、2.0Vを越える駆動電
圧を印加する場合には周波数偏移は±2PPMの範囲を
大きく越えるようになった。このように本発明によれ
ば、定常駆動電圧を従来の駆動電圧よりも低くすること
によって単に消費電流を低減することができるだけでな
く、周波数特性も改善することができることが確認でき
た。
【0020】図16は水晶振動子を有する発振回路にお
ける発振開始電圧、発振開始時の駆動電流、発振停止電
圧、発振停止直前の駆動電流の温度依存性を示すもの
で、温度を−30℃〜70℃の範囲で変化させたものであ
る。発振開始電圧および発振開始電流は温度の変化に対
して大きく変化するが、発振停止電圧および発振停止直
前の電流は温度の変化に対する変化が小さいことが確か
められた。本発明においては、定常駆動電圧を発振開始
電圧よりも低い値に設定するものであるから、温度変化
に対しても安定に動作をすることが分かる。
ける発振開始電圧、発振開始時の駆動電流、発振停止電
圧、発振停止直前の駆動電流の温度依存性を示すもの
で、温度を−30℃〜70℃の範囲で変化させたものであ
る。発振開始電圧および発振開始電流は温度の変化に対
して大きく変化するが、発振停止電圧および発振停止直
前の電流は温度の変化に対する変化が小さいことが確か
められた。本発明においては、定常駆動電圧を発振開始
電圧よりも低い値に設定するものであるから、温度変化
に対しても安定に動作をすることが分かる。
【0021】図17は水晶振動子として本願人の出願に
かかる米国特許第4,716,332 号明細書に記載されている
ようなオーバートーンで動作するものを使用した本発明
による発振回路の他の実施例における駆動電圧−駆動電
流特性を示すグラフである。駆動電圧を徐々に上げて行
き、発振開始電圧ES よりも高くなると水晶振動子は先
ず基本波で発振し始め、さらに駆動電圧を上げて行き、
オーバートーン発振開始電圧ET を越えるとオーバート
ーンで発振を開始するようになる。その後、駆動電圧を
低下させて行くと、発振停止電圧EE までオーバートー
ンで安定に発振を持続する。したがって、このような水
晶振動子を使用する場合には、起動電圧として電源スイ
ッチ投入後、オーバートーン発振開始電圧ET よりも高
い起動電圧E1を印加し、オーバートーンでの発振後、
定常駆動電圧E2としてET の1.5 倍の値から発振停止
電圧EE よりも僅かに高い値までの範囲内の電圧を印加
するように構成すれば良いことが分かる。この場合、定
常駆動電圧E2を発振停止電圧EE よりも僅かに高い値
に設定すると、従来の発振回路に比べて消費電力は著し
く小さくなり、本発明の効果がきわめて大きいものとな
る。
かかる米国特許第4,716,332 号明細書に記載されている
ようなオーバートーンで動作するものを使用した本発明
による発振回路の他の実施例における駆動電圧−駆動電
流特性を示すグラフである。駆動電圧を徐々に上げて行
き、発振開始電圧ES よりも高くなると水晶振動子は先
ず基本波で発振し始め、さらに駆動電圧を上げて行き、
オーバートーン発振開始電圧ET を越えるとオーバート
ーンで発振を開始するようになる。その後、駆動電圧を
低下させて行くと、発振停止電圧EE までオーバートー
ンで安定に発振を持続する。したがって、このような水
晶振動子を使用する場合には、起動電圧として電源スイ
ッチ投入後、オーバートーン発振開始電圧ET よりも高
い起動電圧E1を印加し、オーバートーンでの発振後、
定常駆動電圧E2としてET の1.5 倍の値から発振停止
電圧EE よりも僅かに高い値までの範囲内の電圧を印加
するように構成すれば良いことが分かる。この場合、定
常駆動電圧E2を発振停止電圧EE よりも僅かに高い値
に設定すると、従来の発振回路に比べて消費電力は著し
く小さくなり、本発明の効果がきわめて大きいものとな
る。
【0022】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、幾多の変更や変形を加えることができる。例
えば、上述した実施例においては、起動電圧を発振開始
電圧よりも十分高くし、定常駆動電圧を発振停止電圧よ
りも僅かに高い値に設定するか、起動電圧および定常駆
動電圧の双方を発振開始電圧よりも高く、その1.5 倍の
値よりも低い値に設定するようにしたが、起動電圧を発
振開始電圧よりも僅かに高い値に設定し、定常駆動電圧
を発振停止電圧よりも僅かに高い値に設定したり、起動
電圧を発振開始電圧よりも十分高い値に設定し、定常駆
動電圧を発振開始電圧よりも僅かに低い値に設定しても
良い。また、起動電圧を発振開始電圧よりも十分高い値
に設定し、定常駆動電圧を発振停止電圧よりも僅かに高
い値に設定する場合において、上述した実施例において
は発振信号のレベルを検出し、これが或る基準のレベル
以上となったときに駆動電圧を低下させるようにした
が、起動電圧印加後、発振信号のレベルを検知すること
なく所定の時間が経過した後に駆動電圧を低下させるよ
うな回路構成を採用することもできる。
ではなく、幾多の変更や変形を加えることができる。例
えば、上述した実施例においては、起動電圧を発振開始
電圧よりも十分高くし、定常駆動電圧を発振停止電圧よ
りも僅かに高い値に設定するか、起動電圧および定常駆
動電圧の双方を発振開始電圧よりも高く、その1.5 倍の
値よりも低い値に設定するようにしたが、起動電圧を発
振開始電圧よりも僅かに高い値に設定し、定常駆動電圧
を発振停止電圧よりも僅かに高い値に設定したり、起動
電圧を発振開始電圧よりも十分高い値に設定し、定常駆
動電圧を発振開始電圧よりも僅かに低い値に設定しても
良い。また、起動電圧を発振開始電圧よりも十分高い値
に設定し、定常駆動電圧を発振停止電圧よりも僅かに高
い値に設定する場合において、上述した実施例において
は発振信号のレベルを検出し、これが或る基準のレベル
以上となったときに駆動電圧を低下させるようにした
が、起動電圧印加後、発振信号のレベルを検知すること
なく所定の時間が経過した後に駆動電圧を低下させるよ
うな回路構成を採用することもできる。
【0023】
【発明の効果】上述したように本発明による発振回路に
おいては、起動電圧以上の電圧を印加して水晶振動子を
発振させた後に駆動電圧を起動電圧よりも低い値に低下
させたり、発振開始電圧よりも僅かに高い値の電圧を印
加して水晶振動子を発振させるようにしたので、従来の
発振回路に比べて消費電力を小さくすることができ、例
えば携帯用機器に適用した場合には電池の消耗を少なく
することができる。また、定常駆動時の電圧を従来に比
べて著しく低くすることができるので、水晶振動子の過
駆動は起こらず、水晶振動子の温度の上昇時間は抑えら
れ短時間の間に発振周波数は安定することになる。ま
た、駆動電圧を低くすることによって水晶振動子内部の
水晶格子の運動や変位も小さくなり、長期安定性も改善
される利点もある。さらに、水晶振動子の周波数特性や
結晶インピーダンスに不連続な部分があっても、駆動電
圧が低いのでその変化が小さくなる効果もある。
おいては、起動電圧以上の電圧を印加して水晶振動子を
発振させた後に駆動電圧を起動電圧よりも低い値に低下
させたり、発振開始電圧よりも僅かに高い値の電圧を印
加して水晶振動子を発振させるようにしたので、従来の
発振回路に比べて消費電力を小さくすることができ、例
えば携帯用機器に適用した場合には電池の消耗を少なく
することができる。また、定常駆動時の電圧を従来に比
べて著しく低くすることができるので、水晶振動子の過
駆動は起こらず、水晶振動子の温度の上昇時間は抑えら
れ短時間の間に発振周波数は安定することになる。ま
た、駆動電圧を低くすることによって水晶振動子内部の
水晶格子の運動や変位も小さくなり、長期安定性も改善
される利点もある。さらに、水晶振動子の周波数特性や
結晶インピーダンスに不連続な部分があっても、駆動電
圧が低いのでその変化が小さくなる効果もある。
【図1】図1は、水晶振動子を有する発振回路の基本的
構成を示す回路図である。
構成を示す回路図である。
【図2】図2は、同じくその駆動電圧と駆動電流との関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
【図3】図3は、本発明による発振回路の一実施例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】図4は、同じくその制御回路および第1定電圧
回路の詳細な構成を示す回路図である。
回路の詳細な構成を示す回路図である。
【図5】図5A〜Eは、同じくその動作を説明するため
の信号波形図である。
の信号波形図である。
【図6】図6は、本発明による発振回路の他の実施例に
おける駆動電圧範囲を示すグラフである。
おける駆動電圧範囲を示すグラフである。
【図7】図7は、同じくその構成を示す回路図である。
【図8】図8は、同じくその駆動電圧、駆動電流および
発振出力の温度特性を示すグラフである。
発振出力の温度特性を示すグラフである。
【図9】図9は、駆動電圧を1.1Vとしたときの周波数偏
移の温度特性を示すグラフである。
移の温度特性を示すグラフである。
【図10】図10は、駆動電圧を1.3Vとしたときの周波
数偏移の温度特性を示すグラフである。
数偏移の温度特性を示すグラフである。
【図11】図11は、駆動電圧を1.4Vとしたときの周波
数偏移の温度特性を示すグラフである。
数偏移の温度特性を示すグラフである。
【図12】図12は、駆動電圧を1.6Vとしたときの周波
数偏移の温度特性を示すグラフである。
数偏移の温度特性を示すグラフである。
【図13】図13は、駆動電圧を2.0Vとしたときの周波
数偏移の温度特性を示すグラフである。
数偏移の温度特性を示すグラフである。
【図14】図14は、駆動電圧を3.0Vとしたときの周波
数偏移の温度特性を示すグラフである。
数偏移の温度特性を示すグラフである。
【図15】図15は、駆動電圧を5.0Vとしたときの周波
数偏移の温度特性を示すグラフである。
数偏移の温度特性を示すグラフである。
【図16】図16は、発振開始電圧、発振開始電流、発
振停止電圧および発振停止直前の駆動電流の温度特性を
示すグラフである。
振停止電圧および発振停止直前の駆動電流の温度特性を
示すグラフである。
【図17】図17は、本発明による発振回路のさらに他
の実施例における駆動特性を示すグラフである。
の実施例における駆動特性を示すグラフである。
1 増幅器 2 水晶振動子 11 直流電源 12 電源スイッチ 13 第1定電圧回路 14 第2定電圧回路 19 制御回路 23 ダイオード 25 増幅器 26 スイッチ 27 電源回路 28 ツェナーダイオード 34 出力回路
Claims (4)
- 【請求項1】 増幅器と、この増幅器の入出力間に接続
した帰還回路中に水晶振動子を接続した発振回路におい
て、発振回路に印加する定常駆動電圧を、水晶振動子が
発振を開始する電圧である発振開始電圧の近傍の電圧
と、駆動電圧を低減して行ったときに発振が停止する電
圧である発振停止電圧との間の値に設定したことを特徴
とする水晶振動子を有する発振回路。 - 【請求項2】 前記定常駆動電圧を、発振開始電圧の約
1.5 倍の電圧と、発振停止電圧との間の値に設定したこ
とを特徴とする請求項1記載の水晶振動子を有する発振
回路。 - 【請求項3】 前記定常駆動電圧を、発振開始電圧と、
発振停止電圧との間の値に設定し、起動時に発振開始電
圧よりも高い駆動電圧を印加し、起動後に発振開始電圧
よりも低い定常駆動電圧を発生するよう構成したことを
特徴とする請求項2記載の水晶振動子を有する発振回
路。 - 【請求項4】 前記定常駆動電圧を、発振停止電圧より
も僅かに高い値に設定したことを特徴とする請求項3記
載の水晶振動子を有する発振回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4017932A JP2608221B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 水晶振動子を有する発振回路の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4017932A JP2608221B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 水晶振動子を有する発振回路の駆動方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05218740A true JPH05218740A (ja) | 1993-08-27 |
| JP2608221B2 JP2608221B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=11957551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4017932A Expired - Fee Related JP2608221B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 水晶振動子を有する発振回路の駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2608221B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0724331A1 (en) * | 1995-01-30 | 1996-07-31 | Nec Corporation | Semiconductor integrated circuit having low power consumption oscillator |
| WO1998032218A1 (en) * | 1997-01-22 | 1998-07-23 | Seiko Epson Corporation | Oscillation circuit, electronic circuit, semiconductor device, electronic equipment and clock |
| US6133801A (en) * | 1996-04-23 | 2000-10-17 | Nec Corporation | Crystal oscillation circuit |
| JP2009290380A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Kyocera Kinseki Corp | 発振器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6028161A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-13 | Japan Storage Battery Co Ltd | ペ−スト式鉛蓄電池 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP4017932A patent/JP2608221B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6028161A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-13 | Japan Storage Battery Co Ltd | ペ−スト式鉛蓄電池 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0724331A1 (en) * | 1995-01-30 | 1996-07-31 | Nec Corporation | Semiconductor integrated circuit having low power consumption oscillator |
| US5719534A (en) * | 1995-01-30 | 1998-02-17 | Nec Corporation | Semiconductor integrated circuit having low power consumption oscillator |
| US6133801A (en) * | 1996-04-23 | 2000-10-17 | Nec Corporation | Crystal oscillation circuit |
| WO1998032218A1 (en) * | 1997-01-22 | 1998-07-23 | Seiko Epson Corporation | Oscillation circuit, electronic circuit, semiconductor device, electronic equipment and clock |
| US6097257A (en) * | 1997-01-22 | 2000-08-01 | Seiko Epson Corporation | Crystal oscillator circuit having transistor with back gate voltage control |
| JP2009290380A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Kyocera Kinseki Corp | 発振器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2608221B2 (ja) | 1997-05-07 |
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