JPH05220290A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH05220290A
JPH05220290A JP4027987A JP2798792A JPH05220290A JP H05220290 A JPH05220290 A JP H05220290A JP 4027987 A JP4027987 A JP 4027987A JP 2798792 A JP2798792 A JP 2798792A JP H05220290 A JPH05220290 A JP H05220290A
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Japan
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rotation speed
triac
phase
main coil
electric motor
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Katsuharu Matsuo
勝春 松尾
Masahiro Imai
雅宏 今井
Yoshiyuki Makino
嘉幸 牧野
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba AVE Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の回転速度を可変制御する構成を簡単
化し、しかも、電動機から発生する電磁音を低減して、
洗濯機全体の騒音を小さくする。 【構成】 単相誘導電動機26により洗濯用の撹拌体又
は脱水用のバスケットを回転駆動するように構成したも
のにおいて、電動機26の主コイル28に流れる電流を
通断電制御するトライアック44を備えると共、補助コ
イル29に流れる電流を通断電制御するトライアック4
6を備え、トライアック44をオンオフして主コイル2
8に流れる電流のみを位相制御することにより、回転速
度検出手段53により検出した検出回転速度が目標回転
速度に等しくなるように制御するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯用の撹拌体又は脱
水用のバスケットを単相誘導電動機により回転駆動する
ように構成した洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機においては、従来より、撹拌体又
はバスケットを回転駆動する電動機の回転速度を可変制
御することにより、洗濯物の種類に応じて最適な洗濯水
流を生成するように構成したものが供されている。この
場合、電動機の回転速度を可変制御する構成として、種
々の方式がある。
【0003】具体的には、電動機として誘導電動機を用
いると共に、この誘導電動機に与える駆動電源周波数を
可変制御することにより誘導電動機の回転速度を制御す
る周波数制御回路を備えた構成がある。また、電動機と
して直流ブラシレスモータを用いると共に、この直流ブ
ラシレスモータの回転速度を可変制御する回転速度制御
回路を備えた構成がある。
【0004】更に、電動機として単相誘導電動機を用い
ると共に、この単相誘導電動機に与える駆動電源を位相
制御することにより単相誘導電動機の回転速度を制御す
る位相制御回路を備えた構成がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のうちの
周波数制御回路を備えた構成では、周波数制御回路は、
交流を直流化する直流電源回路と、直流から所望の周波
数の交流を生成するインバータ回路とを有している。こ
のため、周波数制御回路の回路構成が複雑になるので、
製造コストが高くなるという欠点がある。
【0006】また、直流ブラシレスモータの回転速度を
可変制御する回転速度制御回路を備えた構成では、回転
速度制御回路は、交流を直流化する直流電源回路と、直
流ブラシレスモータの3相の駆動コイルに対して直流を
各相別の通電タイミングで通電するスイッチング回路と
を有している。このため、回転速度制御回路の回路構成
が複雑になると共に、直流ブラシレスモータ自体のコス
トが高いので、やはり製造コストが高くなるという欠点
がある。
【0007】これに対して、単相誘導電動機に与える駆
動電源を位相制御する位相制御回路を備えた構成では、
位相制御回路は、サイリスタ(又はトライアック)の点
弧位相角を可変する回路を有しているだけであるので、
回路構成が簡単であり、上記した二つの方式の構成に比
べて、製造コストが安くなる。
【0008】ところが、位相制御回路を備えた構成で
は、位相制御するときに、単相誘導電動機から電磁音が
発生する。そして、この電磁音により、洗濯機の構成部
品である例えばタブやモータ取付台等が共振して、かな
り大きな騒音が発生するという問題点があった。
【0009】ここで、本発明者は、位相制御するとき
に、単相誘導電動機から電磁音が発生する原因を考察し
てみた。以下、図10及び図11に従って述べる。図1
0に示す電気的構成において、洗濯運転用の電動機1
は、単相誘導電動機からなり、主コイル2及び補助コイ
ル3、並びに、進相用コンデンサ4を備えている。主コ
イル2の一端と商用交流電源5との間には、正回転時に
電動機1の通断電を行うトライアック6が設けられ、補
助コイル3の一端と商用交流電源5との間には、逆回転
時に電動機1の通断電を行うトライアック7が設けられ
ている。
【0010】また、回転速度制御手段8は、マイクロコ
ンピュータ9、入力回路10及びトライアック駆動回路
11から構成されている。マイクロコンピュータ9は、
電動機1の回転速度を検出する回転速度検出手段12か
らの検出信号を受けて、正回転時にはトライアック駆動
回路11を介してトライアック6のゲートへ駆動信号を
与えて主コイル2及び補助コイル3に流れる電流を位相
制御することにより、電動機1の回転速度が目標回転速
度に等しくなるように制御する。
【0011】尚、逆回転時には、トライアック7のゲー
トへ駆動信号を与えて位相制御するようになっている。
また、入力回路10は、操作パネル(図示しない)に設
けられた各種スイッチを有している。
【0012】さて、トライアック6をオンオフして主コ
イル2及び補助コイル3に流れる電流を位相制御する場
合の各部の電圧波形または電流波形を、図11に具体的
に示す。図11(a)は商用交流電源5の電圧V1の波
形であり、図11(b)はトライアック6のゲート電流
igaの波形であり、図11(c)はトライアック7の
ゲート電流igbの波形である。
【0013】また、図11(d)は主コイル2の端子間
電圧V2の波形であり、図11(e)は主コイル2に流
れる電流imaの波形であり、図11(f)は補助コイ
ル3に流れる電流imbの波形であり、図11(g)は
トライアック6に流れる電流即ち電動機1に流れる電流
imの波形である。
【0014】上記図11について簡単に説明するに、ト
ライアック6のゲート電流igaは、時刻t1でハイレ
ベルとなり、電圧V1の零クロス点t2でロウレベルと
なる。このとき、トライアック6は、時刻t1でオンし
た後、電動機の電流imが零となるまで流れ続け、時刻
t3でオフする。
【0015】この場合、主コイル2に流れる電流ima
は、主コイル2のインダクタンスにより、図11(e)
に示すように正弦波状の波形となる。一方、補助コイル
3に流れる電流imbは、進相用コンデンサ4と補助コ
イル3のインダクタンス共振により、図11(f)に示
すように、時刻t1で一旦正方向に流れた後、時刻t3
に達する前に流れる方向が負側に逆転するような波形と
なる。
【0016】そして、時刻t3でトライアック6がオフ
した後、時刻t3と時刻t4との間では、進相用コンデ
ンサ4に重電された電荷が主コイル2及び補助コイル3
を介して放電されるため、時刻t3と時刻t4との間
は、主コイル2及び補助コイル3に逆方向へ電流が流れ
る。
【0017】従って、補助コイル3に流れる電流imb
は、商用交流電源5の電源周波数の2倍の高周波成分が
重畳した波形となり、これに起因して、電磁音が発生す
ることがわかった。
【0018】そこで、本発明の目的は、電動機の回転速
度を可変制御する構成を簡単化でき、しかも、電動機か
ら発生する電磁音を低減し得て、騒音を小さくすること
ができる洗濯機を提供するにある。また、本発明の他の
目的は、騒音を小さくしながら、電動機の駆動パワーを
十分なものとし得、また、電動機の消費電力を少なくで
きる洗濯機を提供するにある。更に、本発明の他の目的
は、電源周波数の異なる地域でも使用することができ、
また、洗濯時の水はね音や脱水時の水当たり音を低減で
きる洗濯機を提供するにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、主コ
イル及び補助コイルを有する単相誘導電動機により洗濯
用の撹拌体又は脱水用のバスケットを回転駆動するよう
に構成して成る洗濯機において、前記単相誘導電動機の
回転速度を検出する回転速度検出手段を備え、前記主コ
イルに流れる電流を通断電制御する第1のスイッチング
手段を備え、前記補助コイルに流れる電流を通断電制御
する第2のスイッチング手段を備え、前記第1のスイッ
チング手段をオンオフして前記主コイルに流れる電流の
みを位相制御することにより、前記回転速度検出手段に
より検出した検出回転速度が目標回転速度に等しくなる
ように制御する回転速度制御手段を備えたところに特徴
を有する。
【0020】この場合、回転速度制御手段は、第1のス
イッチング手段をオンオフして主コイルに流れる電流の
みを位相制御する場合、第2のスイッチング手段をオン
して補助コイルを100%通電するように制御しても良
い。
【0021】また、回転速度制御手段は、第1のスイッ
チング手段をオンオフして主コイルに流れる電流のみを
位相制御する場合、第2のスイッチング手段をオフして
補助コイルを断電するように制御することが考えられ
る。
【0022】更に、商用交流電源の周波数を検出する電
源周波数検出手段を備えると共に、と、この電源周波数
検出手段により検出した電源周波数が50Hzの場合に
は、単相誘導電動機を駆動するときは第1及び第2のス
イッチング手段を共にオンして主コイル及び補助コイル
を100%通電するように制御する通電制御手段を備え
る構成とすることが望ましい。
【0023】一方、目標回転速度を自動的に変更する目
標回転速度変更手段を備える構成としても良い。
【0024】
【作用】上記手段によれば、回転速度検出手段により検
出した検出回転速度が目標回転速度に等しくなるように
制御する場合、第1のスイッチング手段をオンオフして
主コイルに流れる電流のみを位相制御するだけで、補助
コイルに流れる電流を位相制御しない構成としたので、
補助コイルに流れる電流に高周波成分が重畳することが
なくなる。このため、電磁音の発生を大幅に低減でき、
騒音を小さくすることができる。
【0025】この場合、第1のスイッチング手段をオン
オフして主コイルに流れる電流のみを位相制御する際
に、第2のスイッチング手段をオンして補助コイルを1
00%通電するように制御すると、電動機の駆動パワー
を十分なものにできる。
【0026】また、第1のスイッチング手段をオンオフ
して主コイルに流れる電流のみを位相制御する際に、第
2のスイッチング手段をオフして補助コイルを断電する
ように制御すると、電動機の消費電力を少なくすること
ができる。
【0027】更に、商用交流電源の周波数を検出する電
源周波数検出手段を備えると共に、この電源周波数検出
手段により検出した電源周波数が50Hzの場合には、
単相誘導電動機を駆動するときは第1及び第2のスイッ
チング手段を共にオンして主コイル及び補助コイルを1
00%通電するように制御する通電制御手段を備える構
成としたので、電源周波数が50Hzのときも、60H
zのときも、電動機をほぼ同じ回転速度、即ち、ほぼ同
じ出力で運転することができ、電源周波数の異なる地域
でも使用することが可能になる。
【0028】また、目標回転速度を自動的に変更する目
標回転速度変更手段を備える構成としたので、例えば洗
濯時に、目標回転速度を徐々に上昇させるようにすれ
ば、洗濯時の水はね音を低減できる。一方、脱水時に、
目標回転速度を段階的に上昇させるようにすれば、脱水
初期の水当たり音を低減できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を脱水兼用洗濯機に適用した第
1の実施例について図1ないし図6を参照しながら説明
する。
【0030】まず、脱水兼用洗濯機の全体構成を示す図
2において、外箱21内には、水受槽22が弾性吊持機
構23を介して弾性支持されている。水受槽22内に
は、洗い槽であると共に脱水用のバスケットである回転
槽24が配設されている。この回転槽24の内底部に
は、洗濯用の撹拌体25が配設されている。
【0031】上記水受槽22の外底部には、洗濯及び脱
水運転用の電動機26が配設されていると共に、機構部
27が配設されている。上記電動機26は、主コイル2
8、補助コイル29及び進相用コンデンサ30を有する
単相誘導電動機から構成されている(図1参照)。
【0032】上記機構部27は、洗濯時には、電動機2
6の回転を減速して撹拌体25のみに伝達してこれを回
転させ、また脱水時には、電動機26の回転を撹拌体2
5と回転槽24とに伝達して両者を一体的に高速回転さ
せるようになっている。
【0033】また、水受槽22の底部に形成された排水
口31には、排水弁32が設けられている。そして、エ
アトラップ33が上記排水口31に隣接して設けられて
いる。このエアトラップ33には、水位センサ34がエ
アチューブ35を介して接続されている。この水位セン
サ34は、外箱21の上部カバー36内の後部に配設さ
れている。また、この上部カバー36内の後部には、給
水弁37が配設されている。
【0034】さて、電気的構成を示す図1において、商
用交流電源38から、電源母線39及び40が導出され
ている。各電源母線39及び40には、電波障害防止用
のコイル41及び42が設けられており、これらコイル
41,42によりノイズフィルタ43が構成されてい
る。
【0035】上記電源母線39と電源母線40との間に
は、電動機26及びこの電動機26を通断電制御するた
めのスイッチング回路が接続されている。具体的には、
電動機26の主コイル28及び補助コイル29の各一端
が電源母線39へ接続され、主コイル28の他端と電源
母線40との間には、正回転用の第1のスイッチング手
段である例えばトライアック44が設けられている。補
助コイル29の他端と電源母線40との間には、逆回転
用の第1のスイッチング手段である例えばトライアック
45が設けられている。
【0036】そして、主コイル28の他端と補助コイル
29の他端との間には、正回転用の第2のスイッチング
手段である例えばトライアック46及び逆回転用の第2
のスイッチング手段である例えばトライアック47から
なる直列回路が設けられている。これらトライアック4
6,47の共通接続点と、電源母線40との間には、進
相用コンデンサ30及びトライアック保護用のコイル4
8からなる直列回路が設けられている。
【0037】一方、回転速度制御手段49は、マイクロ
コンピュータ50、入力回路51及びトライアック駆動
回路52から構成されている。マイクロコンピュータ5
0は、内部のメモリに洗濯及び脱水運転を制御するため
のプログラムを記憶している。上記マイクロコンピュー
タ50は、電動機26の回転速度を検出する回転速度検
出手段53からの検出信号を受けると共に、商用交流電
源38の周波数を検出する電源周波数検出手段54から
の検出信号を受けるようになっている。
【0038】また、マイクロコンピュータ50は、トラ
イアック駆動回路52を介してトライアック44〜47
の各ゲートへ駆動信号を与えることにより、主コイル2
8及び補助コイル29を各別に通断電制御可能に構成さ
れている。
【0039】この場合、マイクロコンピュータ50は、
電動機26を正回転させるときはトライアック44を、
逆回転させるときはトライアック45をオンオフするこ
とにより、正回転時は主コイル28に流れる電流のみ
を、逆回転時は補助コイル29(逆回転時は主コイルに
相当する)に流れる電流のみを位相制御可能になってい
る。
【0040】尚、入力回路51は、上部カバー36の前
部に設けられた操作パネル(図示しない)に配設された
各種スイッチを有しており、これらスイッチを操作する
ことにより洗濯運転及び脱水運転の運転条件(水位、水
流の強さ、すすぎの回数、運転時間等の条件)を設定す
るように構成されている。また、回転速度検出手段53
は、例えばロータリエンコーダからなる。
【0041】次に、上記構成の作用を図3ないし図6も
参照して説明する。まず、電動機26を正回転させる場
合について述べる。この場合、マイクロコンピュータ5
0は、トライアック45及び47をオフしておく。この
状態で、電動機26を起動するときは、図3に示すよう
に、マイクロコンピュータ50は、時刻T1でトライア
ック44及び46を共にオンして、主コイル28及び補
助コイル29に100%通電する。この100%の通電
は、電動機26の回転速度が予め設定した所定回転速度
Ns00 に達するまで、つまり時刻T2まで続けられる。
【0042】そして、時刻T2以降は、マイクロコンピ
ュータ50は、トライアック44をオンオフして、主コ
イル28に流れる電流のみを位相制御する(図3中斜線
領域にて示す)。この位相制御によって、電動機26の
回転速度即ち回転速度検出手段53により検出した検出
回転速度が目標回転速度に等しくなるように制御する。
このとき、トライアック46を引き続きオンしておき、
補助コイル29に100%通電する。
【0043】ここで、位相制御により電動機26の回転
速度を制御することについて簡単に述べる。上記位相制
御を行うことにより、電動機26の主コイル28に印加
される電圧Vaの大きさを変化させることができる。具
体的には、図5に示すように、商用交流電源38の電源
電圧Vbに対する電圧Vaの割合を適宜設定することが
できる。
【0044】また、電動機26の回転速度は、誘導電動
機であるから、負荷がなければ電源周波数にほぼ対応す
る回転速度まで上昇する。ここで、電動機26のトルク
は、図6に示すように、回転速度がNs00 まではTv30
となり、以下、回転速度が上昇するにつれてTv3,Tv3
1 ,Tv32 ,Tv33 と小さくなる。この図6において、
L1,L2,L3は負荷線である。
【0045】従って、電動機26の実際の回転速度は、
トルクと負荷が釣り合うところまで上昇して一定にな
る。即ち、図5に示すように、電動機26の回転速度が
所定回転速度Ns00 に達するまで、つまり時刻T2ま
で、電源電圧Vbの100%の電圧Vaを印加した後、
電源電圧Vbの50%の電圧Vaを印加するように位相
制御すると、この場合、例えば負荷線がL2であれば、
負荷L2とトルクTv32 とが釣り合う回転速度Ns01 ま
で上昇して一定となる。
【0046】即ち、マイクロコンピュータ50は、洗濯
物の負荷と目標回転速度に応じて、電源電圧Vbに対す
る電圧Vaの割合を適宜設定して位相制御することによ
り、電動機26を所要の目標回転速度で回転させること
ができるように構成されている。
【0047】さて、トライアック44をオンオフして主
コイル2に流れる電流を位相制御する場合の各部の電圧
波形及び電流波形を、図4に具体的に示す。図4(a)
は商用交流電源38の電圧Vbの波形であり、図4
(b)はトライアック44のゲート電流ig1の波形で
あり、図4(c)はトライアック45のゲート電流ig
2の波形であり、図4(d)はトライアック46のゲー
ト電流ig3の波形であり、図4(e)はトライアック
47のゲート電流ig4の波形である。
【0048】また、図4(f)は主コイル2の端子間電
圧Vcの波形であり、図4(g)は主コイル2に流れる
電流imaの波形であり、図4(h)は補助コイル3に
流れる電流imbの波形であり、図4(i)は電動機2
6に流れる電流imの波形である。
【0049】上記図4のタイムチャートの左側半部は、
トライアック44及び46をオンして主コイル28及び
補助コイル29に100%通電する場合を示している。
また、図4のタイムチャートの右側半部は、トライアッ
ク46をオンしたままで、トライアック44をオンオフ
して主コイル28に流れる電流のみを位相制御する場合
を示している。
【0050】ここで、主コイル28に流れる電流のみを
位相制御する場合について説明するに、トライアック4
4のゲート電流ig1は、時刻t1でオンとなり、電圧
Vbの零クロス点t2でオフとなる。このとき、トライ
アック44は、時刻t1でオンした後、上記零クロス点
t2を過ぎても流れ続け、時刻t3でオフする。この場
合、トライアック46をオンして補助コイル29に10
0%通電しているので、主コイル28をオンする時間を
短くしても、電動機26の出力が低下することはない。
【0051】そして、主コイル28に流れる電流ima
は、主コイル28のインダクタンスにより、オフする時
点t3が零クロス点t2よりも遅れることから、図4
(g)に示すような波形となる。一方、補助コイル29
に流れる電流imbは、位相制御せずにトライアック4
6をオンし続けているので、図4(h)に示すように、
正弦波状の波形となり、高調波成分が重畳することがな
くなる。これにより、電動機26に流れる電流imの波
形も、図4(i)に示すように、ほぼ正弦波状となるた
め、従来構成(図10及び図11)に比べて、電磁音の
発生を大幅に低減でき、洗濯機全体の騒音を小さくする
ことができる。
【0052】一方、電動機26を逆回転させる場合に
は、マイクロコンピュータ50は、トライアック44及
び46をオフさせておく。この状態で、マイクロコンピ
ュータ50は、トライアック45及び47を、上述した
トライアック44及び46とほぼ同様にしてオンオフ制
御することにより、電動機26を駆動するように構成さ
れている。これにより、電動機26の逆回転時について
も、正回転時とほぼ同様な制御がなされるようになって
いる。
【0053】また、上記実施例では、トライアック44
をオンオフして主コイル28に流れる電流のみを位相制
御する場合に、トライアック46をオンして補助コイル
29に100%通電しているので、電動機26の駆動パ
ワーを十分なものにすることができる。
【0054】更に、上記実施例では、商用交流電源38
の周波数を検出する電源周波数検出手段54からの検出
信号を受けて、マイクロコンピュータ50は、検出した
電源周波数が50Hzの場合には、電動機26を駆動す
るときはトライアック44及び46を共にオンして主コ
イル28及び補助コイル29を100%通電するように
制御している。
【0055】これによって、電源周波数が50Hzのと
きも、60Hzのときも、電動機をほぼ同じ回転速度、
つまり、ほぼ同じ出力で運転することができるから、電
源周波数の異なる地域でも同じ洗濯機を使用することが
可能になる。
【0056】図7は本発明の第2の実施例を示してお
り、第1の実施例と異なるところを説明する。第2の実
施例では、図7に示すように、電動機26を起動すると
きは、マイクロコンピュータ50は、時刻T1でトライ
アック44及び46をオンして、主コイル28及び補助
コイル29に100%通電し、電動機26の回転速度が
所定回転速度Ns00 に達した時刻T2以降は、トライア
ック44をオンオフして主コイル28に流れる電流のみ
を位相制御すると共に、トライアック46をオフして補
助コイル29を断電するように構成している。
【0057】従って、第2の実施例においても、第1の
実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。特
に、第2の実施例では、電動機26の回転速度が所定回
転速度Ns00 に達した後は、トライアック46をオフし
て補助コイル29を断電するので、電動機26の消費電
力を少なくすることができる。
【0058】図8は本発明の第3の実施例を示してお
り、第1の実施例と異なるところを説明する。第3の実
施例では、マイクロコンピュータ50は、目標回転速度
を自動的に変更する目標回転速度変更手段の機能を有し
ている。そして、マイクロコンピュータ50は、図8
(a)に示すように、電動機26の回転速度を上昇させ
るのに際して、目標回転速度を段階的に、例えばNs01
,Ns11 ,Ns21 と上昇させるように制御する。
【0059】具体的には、マイクロコンピュータ50
は、位相制御により主コイル28に印加する電圧Vaの
割合を図8(b)に示すように変化させる。尚、図8
(a)において、電動機26の実際の回転速度の変化を
1点鎖線にて示す。
【0060】これによって、第3の実施例においても、
第1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができ
る。加えて、第3の実施例では、例えば洗濯時に、目標
回転速度を徐々に上昇させるようにすれば、洗濯時の水
はね音を低減できる。また、脱水時に、目標回転速度を
段階的に上昇させるようにすれば、脱水初期の水当たり
音を低減できる。
【0061】図9は本発明の第4の実施例を示してお
り、第1の実施例と異なるところを説明する。図9にお
いて、電源母線39と電源母線40との間には、電動機
26及びこの電動機26を通断電制御するためのスイッ
チング回路が接続されている。このスイッチング回路に
おいて、電動機26の主コイル28及び補助コイル29
の各一端が電源母線39へ接続され、主コイル28の他
端と電源母線40との間には、トライアック55及びト
ライアック56からなる直列回路が設けられている。
【0062】また、補助コイル29の他端と電源母線4
0との間には、トライアック57及びトライアック58
からなる直列回路が設けられている。上記トライアック
55,56の共通接続点と、トライアック57,58の
共通接続点との間には、進相用コンデンサ59及びトラ
イアック保護用のコイル60からなる直列回路が設けら
れている。
【0063】そして、マイクロコンピュータ50は、ト
ライアック駆動回路52を介して上記トライアック55
〜58のゲートへ駆動信号を与えることにより、各トラ
イアック55〜58を各別にオンオフ制御可能に構成さ
れている。
【0064】上記第4の実施例では、電動機26を正回
転させる場合、トライアック58をオフした状態で、起
動するときはトライアック55〜57をオンし、位相制
御するときはトライアック56をオンし且つトライアッ
ク55をオンオフ制御する。この場合、位相制御すると
きに補助コイル29を通電するときは、トライアック5
7をオンし、断電するときは、トライアック57をオフ
する。即ち、トライアック55が正回転用の第1のスイ
ッチング手段であり、トライアック57が正回転用の第
2のスイッチング手段である。
【0065】また、電動機26を逆回転させる場合、ト
ライアック56をオフした状態で、起動するときはトラ
イアック55,57,58をオンし、位相制御するとき
はトライアック58をオンし且つトライアック57をオ
ンオフ制御する。この場合、位相制御するときに主コイ
ル28(逆回転時は補助コイルになる)を通電するとき
は、トライアック55をオンし、断電するときは、トラ
イアック55をオフする。即ち、トライアック57が逆
回転用の第1のスイッチング手段であり、トライアック
55が逆回転用の第2のスイッチング手段である。
【0066】従って、この第4の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りであるの
で、次の効果を得ることができる。
【0068】請求項1の洗濯機においては、回転速度検
出手段により検出した検出回転速度が目標回転速度に等
しくなるように制御する場合に、第1のスイッチング手
段をオンオフして主コイルに流れる電流のみを位相制御
するだけで、補助コイルに流れる電流を位相制御しない
構成としたので、補助コイルに流れる電流に高周波成分
が重畳することがなくなり、電磁音の発生を大幅に低減
でき、騒音を小さくすることができる。
【0069】請求項2の洗濯機においては、第1のスイ
ッチング手段をオンオフして主コイルに流れる電流のみ
を位相制御する際に、第2のスイッチング手段をオンし
て補助コイルを100%通電するように制御する構成と
したので、電動機の駆動パワーを十分なものにし得る。
【0070】請求項3の洗濯機においては、第1のスイ
ッチング手段をオンオフして主コイルに流れる電流のみ
を位相制御する際に、第2のスイッチング手段をオフし
て補助コイルを断電するように制御する構成としたの
で、電動機の消費電力を少なくすることができる。
【0071】請求項4の洗濯機においては、商用交流電
源の周波数を検出する電源周波数検出手段を備えると共
に、この電源周波数検出手段により検出した電源周波数
が50Hzの場合には、単相誘導電動機を駆動するとき
は第1及び第2のスイッチング手段を共にオンして主コ
イル及び補助コイルを100%通電するように制御する
通電制御手段を備える構成としたので、電源周波数が5
0Hzのときも、60Hzのときも、電動機をほぼ同じ
出力で運転することができ、電源周波数の異なる地域で
も使用することが可能になる。
【0072】請求項5の洗濯機においては、目標回転速
度を自動的に変更する目標回転速度変更手段を備える構
成としたので、例えば洗濯運転時に、目標回転速度を徐
々に上昇させるようにすれば、洗濯時の水はね音を低減
でき、一方、脱水運転時に、目標回転速度を段階的に上
昇させるようにすれば、脱水初期の水当たり音を低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】洗濯機全体の縦断側面図
【図3】トライアックのオンオフのタイムチャート及び
電動機の回転速度の変化を示すグラフ
【図4】トライアックのオンオフのタイムチャート並び
に各部の電圧波形及び電流波形を示す図
【図5】電動機の回転速度と主コイルに印加された電圧
との関係を示すグラフ
【図6】電動機のトルクと回転速度と負荷との関係を示
すグラフ
【図7】本発明の第2の実施例を示す図3相当図
【図8】本発明の第3の実施例を示すもので、目標回転
速度を段階的に上昇させる様子を示すグラフ並びに主コ
イルに印加する電圧の変化を示すグラフ
【図9】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図10】従来構成を示す図1相当図
【図11】図4相当図
【符号の説明】
21は外箱、24は回転槽(脱水用のバスケット)、2
5は撹拌体、26は電動機(単相誘導電動機)、28は
主コイル、29は補助コイル、30は進相用コンデン
サ、38は商用交流電源、44はトライアック(正回転
用の第1のスイッチング手段)、45はトライアック
(逆回転用の第1のスイッチング手段)、46はトライ
アック(正回転用の第2のスイッチング手段)、47は
トライアック(逆回転用の第2のスイッチング手段)、
49は回転速度制御手段、50はマイクロコンピュー
タ、52はトライアック駆動回路、53は回転速度検出
手段、54は電源周波数検出手段、55はトライアック
(正回転用の第1のスイッチング手段、逆回転用の第2
のスイッチング手段)、57はトライアック(正回転用
の第2のスイッチング手段、正回転用の第1のスイッチ
ング手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 嘉幸 名古屋市西区葭原町4丁目21番地 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社名古屋事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主コイル及び補助コイルを有する単相誘
    導電動機により洗濯用の撹拌体又は脱水用のバスケット
    を回転駆動するように構成して成る洗濯機において、 前記単相誘導電動機の回転速度を検出する回転速度検出
    手段と、 前記主コイルに流れる電流を通断電制御する第1のスイ
    ッチング手段と、 前記補助コイルに流れる電流を通断電制御する第2のス
    イッチング手段と、 前記第1のスイッチング手段をオンオフして前記主コイ
    ルに流れる電流のみを位相制御することにより、前記回
    転速度検出手段により検出した検出回転速度が目標回転
    速度に等しくなるように制御する回転速度制御手段とを
    備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 回転速度制御手段は、第1のスイッチン
    グ手段をオンオフして主コイルに流れる電流のみを位相
    制御する場合、第2のスイッチング手段をオンして補助
    コイルを100%通電するように制御することを特徴と
    する請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 回転速度制御手段は、第1のスイッチン
    グ手段をオンオフして主コイルに流れる電流のみを位相
    制御する場合、第2のスイッチング手段をオフして補助
    コイルを断電するように制御することを特徴とする請求
    項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 商用交流電源の周波数を検出する電源周
    波数検出手段と、 この電源周波数検出手段により検出した電源周波数が5
    0Hzの場合には、単相誘導電動機を駆動するときは第
    1及び第2のスイッチング手段を共にオンして主コイル
    及び補助コイルを100%通電するように制御する通電
    制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 目標回転速度を自動的に変更する目標回
    転速度変更手段を備えたことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の洗濯機。
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