JPH05223050A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置

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JPH05223050A
JPH05223050A JP4056393A JP5639392A JPH05223050A JP H05223050 A JPH05223050 A JP H05223050A JP 4056393 A JP4056393 A JP 4056393A JP 5639392 A JP5639392 A JP 5639392A JP H05223050 A JPH05223050 A JP H05223050A
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voltage
signal
misfire
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processing means
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Withdrawn
Application number
JP4056393A
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English (en)
Inventor
Shigeki Baba
茂樹 馬場
Yuichi Shimazaki
勇一 島崎
Takashi Kuki
隆 久木
Shigeru Maruyama
茂 丸山
Masaki Kanehiro
正毅 金広
Takuji Ishioka
卓司 石岡
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P2017/006Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines using a capacitive sensor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火花点火方式の内燃機関の点火電圧を検出し
て失火状態を判別するための失火検出装置において、点
火電圧検出のための容量プローブ等から電子回路に高電
圧のリーク電圧が加わった場合や高周波ノイズが拾われ
たような場合でも、その悪影響を最小限に抑え、回路の
故障や誤動作を防止する。 【構成】 点火電圧を検出する検出手段1と、検出電圧
を処理する信号処理手段4と、信号処理手段の出力信号
に応じて失火を判別する判定手段7とを有してなり、信
号処理手段と判定手段とが配置構成上互いに独立となる
ように分離配置されていて、両者が信号線6(6A,6
B)によって結合されている失火検出装置。特に前記信
号線での信号伝送を光信号によって行なうことが最適で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガソリンエンジン等の
火花点火方式の内燃機関の運転時における失火(ミスフ
ァイヤ)を検出するための装置に関するものであり、特
にその電子回路部分の配置構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにガソリンエンジン等の内燃
機関においては、イグニッションコイルによって発生し
た高電圧がディストリビュータ等の配電手段によって各
気筒に分配されて、各気筒の点火プラグに与えられ、点
火プラグの電極間の放電に伴なう火花によって各気筒の
燃焼室に吸入された燃料混合気が着火し、燃焼が生じ
る。このような内燃機関の点火・燃焼過程においては、
何らかの原因によって燃料混合気の燃焼が正常に行なわ
れない現象、すなわち失火が生じることがある。このよ
うな失火の発生原因としては、燃料系に起因するものと
点火系に起因するものとに大別される。前者の燃料系に
起因する失火は、燃料混合気のリーンもしくはリッチに
起因するものであって、点火プラグの電極間で火花放電
は生じているが燃料混合気に着火されない現象である。
一方後者の点火系に起因する失火は、点火プラグの電極
のかぶりあるいは点火回路の異常などにより正常な火花
放電が生じない現象である。
【0003】ところで内燃機関運転中に失火が生じれ
ば、運転性能を悪化させるばかりでなく、燃費を悪化さ
せ、さらには未燃焼ガスの排気系路でのアフタファイヤ
によって排気ガス浄化装置等に悪影響を及ぼす等の問題
が生じる。また一度失火が生じたということは、燃料系
や点火系において調整不良や故障等の不都合が生じてい
ることを意味するから、失火が生じたままこれを放置す
ることは避けなければならない。そこで最近では、失火
が発生した時にこれを直ちに検出する装置の開発が強く
望まれている。
【0004】従来提案されている失火検出装置の1種と
しては、特開昭52−118135号に示されるミスス
パーク検出装置がある。このミススパーク検出装置は、
図9に示すようにエンジン点火系の高圧コード50の外
周上に導電体51を巻付けて、高圧コード50の絶縁被
覆50Aを誘電体とする検出用のコンデンサ(一種の容
量プローブ)52を形成するとともに、その検出用コン
デンサ52とアースとの間に分圧用コンデンサ53を接
続しておき、前記高圧コード50の導電心線50Bに加
わる点火電圧(イグニッションコイルの2次電圧)によ
って検出用コンデンサ52の静電容量によりその検出用
コンデンサ52の両極間に電圧を誘起させるとともに、
その誘起電圧を前記検出用コンデンサ52および分圧用
コンデンサ53によって静電分圧して、分圧用コンデン
サ53両端間の電圧(分圧電圧)を検出電圧として信号
処理および判定のための電子回路54へ送り込み、点火
電圧波形が、正常な火花放電時と火花放電が生じなかっ
た場合(ミススパーク時)とで異なることを利用して、
ミススパークの発生を判定するものである。したがって
この提案の装置は、失火現象のうちでも、特に点火系に
起因して火花放電が生じなかった場合の失火を検出する
ことになる。
【0005】一方本願出願人は、既に特願平3−326
509号において、内燃機関の失火検出装置を提案して
いる。この失火検出装置は、前記同様に点火系の高圧コ
ード等から点火電圧を静電分圧により検出し、火花放電
が行なわれてもその点火電圧波形が正常な燃焼時と正常
な燃焼が生じなかった場合とで異なることを利用して、
燃料系に起因する失火を判定、検出するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の失
火検出装置としては、点火プラグの火花放電の有無を検
出するタイプの装置と、燃焼の有無を検出するタイプの
装置とがあるが、いずれも点火電圧を検出して、その電
圧値や電圧波形を失火のない正常な状態での点火電圧値
や電圧波形と比較して失火を判別することでは共通して
いる。このような失火検出装置は基本的には、点火系の
高圧コードなどから容量プローブなどによって点火電圧
を検出する検出手段と、その検出手段によって検出され
た点火電圧波形を、判別に適した信号に変換するための
信号処理手段と、さらにその信号処理手段からの出力信
号を、失火のない正常な状態での点火電圧波形に対応す
る基準信号と比較・判別して、失火状態を判定するため
の判定手段とからなる構成とされる。そしてこのような
従来の失火検出装置における電子回路部分としての信号
処理手段と判定手段は、共通の基板を有するかまたは少
なくとも共通の筐体内に収容されるかして、一体的に組
立てられるのが通常である。
【0007】ところで点火電圧は一般に数十kVもの著し
く高い電圧であり、このような高電圧を失火検出装置の
信号処理回路等の電子回路に直接加えることは、電子回
路の絶縁特性等の点から避けなければならない。そこで
一般には前述のように容量分圧して数十V程度の検出電
圧とし、信号処理回路等の電子回路に加えることが考え
られている。しかしながら、実際には容量プローブ等の
検出手段の絶縁体の劣化その他の原因によっては高圧の
リーク電圧が電子回路に加わってしまうことが考えら
れ、このような場合には、従来の装置では電子回路全体
の故障を招いてしまうおそれがある。特に失火状態を判
別するための判定回路はエンジン制御のためのマイクロ
コンピュータと兼用することが便利であるが、この場合
前述のような高圧のリーク電圧が加われば、エンジン制
御等のためのマイクロコンピュータまで故障を招くおそ
れがある。
【0008】また、内燃機関の点火プラグからは、火花
放電に伴なう数GHz の高周波ノイズが発生し、この高周
波ノイズが高圧系のケーブルに乗ることが多く、このよ
うな高周波ノイズを失火検出装置の容量プローブ等の検
出手段で拾ってしまってその高周波ノイズが信号処理回
路から判定回路に加われば、回路の誤動作が生じて正し
く失火を判定できなくなってしまうおそれがあり、また
判定回路のマイクロコンピュータにラッチアップが生じ
るおそれがあるから、エンジン制御用マイクロコンピュ
ータを判定回路のマイクロコンピュータと兼用している
場合にはそのエンジン制御用コンピュータの誤作動を生
じるおそれがある。
【0009】この発明は以上の事情を背景としてなされ
たもので、高圧のリーク電圧が電子回路部分に加わって
しまった場合や高周波ノイズを拾ってしまたったような
場合でも、その悪影響を最小限に抑えて、電子回路の故
障や誤動作の発生を招かないようにするかまたは少なく
とも最小限に抑制するようにした失火検出装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述のような課題を解決
するため、この発明においては、内燃機関の点火電圧を
検出するための検出手段と、この検出手段により検出さ
れた電圧を処理して失火状態の判定に適した信号とする
ための信号処理手段と、その信号処理手段の出力信号に
応じて失火状態を判別する判定手段とを有してなる失火
検出装置において、基本的には、前記信号処理手段と判
定手段とを配置構成上互いに独立となるように分離して
配置し、これら両手段の間を信号線を介して結合するこ
ととした。
【0011】
【作用】この発明の失火検出装置では、電子回路部分で
ある信号処理手段と判定手段とが配置構成上互いに独立
となるように分離して配置されている。信号処理手段は
検出手段からの検出電圧を、失火状態の判定に適した信
号に変換するためのものであり、一般にアナログ回路を
主体として構成されている。一方、判定手段は信号処理
手段からの出力信号に応じて失火状態を判定するための
ものであり、マイクロコンピュータ等のデジタル回路で
構成されるか、または一部アナログ回路を含み、デジタ
ル回路を主体として構成される。
【0012】デジタル回路は通常は低い信号電圧のみが
加わるだけであるから、一般に耐電圧が低く設計されて
おり、これに対しアナログ回路はある程度耐電圧が高く
設計されるのが通常である。そしてこの発明の場合、信
号処理手段と判定手段とが分離されているから、仮に検
出手段から高圧のリーク電圧が加わった場合でも、その
高圧のリーク電圧は信号処理手段にしか加わらず、判定
手段までは加わらない。
【0013】また、点火プラグの火花放電に伴なう高周
波ノイズを検出手段が拾ってしまったような場合、その
高周波ノイズは信号処理手段には加わるが、信号処理手
段から分離された判定手段に加わるおそれは極めて少な
い。信号処理手段は通常アナログ回路を主体とするか
ら、高周波ノイズが信号処理手段の出力波形に悪影響を
及ぼすおそれは少ない。一方判定手段はデジタル回路を
主体とするものであって、数GHz の高周波ノイズが加わ
れば誤動作を招くおそれはあるが、前述のように検出手
段からの高周波ノイズは判定手段までは加えられるおそ
れが少ないから、結局高周波ノイズにより判定手段が誤
動作して失火状態の判別に誤りが生じるおそれは極めて
少なくなっているのである。
【0014】
【実施例】図1にこの発明の失火検出装置の基本的な実
施例を示す。
【0015】図1において、図示しないイグニッション
コイルの2次側電圧をディストリビュータを介してもし
くはディストリビュータなしで点火プラグへ送るための
高圧コード2には、前記2次側電圧すなわち点火電圧を
検出するための検出手段1が設けられている。この検出
手段1は、例えば既に述べた従来例と同様に高圧コード
2の外周上に導電体1Aを設けてコンデンサを形成した
所謂容量プローブによって構成することができ、この場
合上記のコンデンサとアースとの間に分圧用コンデンサ
1Bを設け、その分圧用コンデンサ1Bの両端から容量
分圧された検出電圧を取出すことが望ましい。またその
他の電圧センサを検出手段1として用いても良いことは
勿論である。また検出手段1を設ける位置は、要はイグ
ニッションコイルの2次側から点火プラグまでのいずれ
かの位置であれば良く、高圧コード2の途中に限らな
い。このように検出手段1は、要は点火電圧を検出でき
れば良いものであり、その具体的構成および配置位置は
任意であり、これは後述する他の実施例においても同様
である。
【0016】前記検出手段1の出力側は、接続線3を介
して信号処理手段4に電気的に接続されている。この信
号処理手段4は、検出手段1による検出電圧の電圧値も
しくは電圧波形を、失火状態の判別に適した信号形態に
変換するためのものであり、図1に示す例では増幅器5
によって構成されているが、このほか図示しないフィル
タや保護回路を含んでいても良いことは勿論である。
【0017】前記信号処理手段4の出力側は、信号線6
を介して、信号処理手段4から分離・独立して設けられ
た判定手段7に電気的に接続されている。この判定手段
7は、信号処理手段4の出力信号に応じて失火状態を判
別するためのものであり、図1に示す例では、信号処理
手段4の出力信号を増幅する増幅器8と、その増幅器8
の出力を基準値と比較するための比較器9と、比較器9
の出力の比較信号に基いて失火状態であるか否かを判定
するための機能を備えたマイクロコンピュータ10と、
そのマイクロコンピュータ10からのデジタル基準値出
力をアナログ信号に変換してアナログ基準信号として前
記比較回路9に与えるためのD/A変換器11とからな
る構成とされている。前記マイクロコンピュータ10と
しては独立のものを設けても良いが、エンジン制御用マ
イクロコンピュータと兼ねることができ、この点は以下
の各実施例でも同様である。
【0018】なおここで信号処理手段4と判定手段7と
は、単に空間的に離隔されているだけでなく、回路基板
を共通にせず、しかも回路を収容する筐体を別にする等
の意味で互いに物理的に独立させることのほか、必要最
小限の信号の伝送のための信号線6以外は、電気的にも
分離・独立していることが望ましい。すなわち、例えば
アースラインを共通とせずにそれぞれ別の箇所に接続
し、また電源供給線も両者間で直接接続せず、個別に電
源部から引出しておくなどの手段を講じることが望まし
い。
【0019】図1に示す実施例において、検出手段1に
よって検出された点火電圧は、信号処理手段4の増幅器
5によってインピーダンス変換され、安定なアナログ信
号とされて、信号線6を経て判定手段7に与えられ、こ
の判定手段7において失火のない正常な点火電圧もしく
は正常な点火電圧波形に対応する基準信号と比較され、
その基準信号に基いてマイクロコンピュータ10により
正常な点火電圧(波形)が得られている状態すなわち失
火のない正常な状態であるか、または異常な点火電圧
(波形)となっている状態すなわち失火状態であるかが
判別される。
【0020】ここで、信号線6にあらわれる信号処理手
段4の出力はアナログ信号ではあるが、インピーダンス
変換された安定な信号であるため、検出手段1によって
拾われた高周波ノイズが信号処理手段4の出力信号に乗
って判定手段7に与えられるおそれは少なく、また仮に
リーク電圧の高電圧が検出手段1から加えられた場合で
も、それが判定手段7にまで加わるおそれはほとんどな
い。
【0021】図2にはこの発明の点火検出装置の第2の
実施例を示す。図2において図1の実施例と異なる点
は、判定手段7の構成だけであり、その他の点は図1の
実施例と同じである。すなわち図2において判定手段7
は、信号処理手段4から信号線6を介して与えられる信
号を増幅する増幅器8と、その増幅器8の出力のアナロ
グ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器12と、
そのA/D変換器12の出力信号が与えられるマイクロ
コンピュータ10とによって構成されている。この図2
の例では、特に基準信号との比較を行なわず、マイクロ
コンピュータ10によって直接信号をソフトウェア処理
して、失火状態か否かを判定する。
【0022】図3には、図1に示される失火検出装置を
変形した第3の実施例を示す。図3の実施例の全体的な
回路構成は図1の実施例と実質的に同じであるが、図1
の実施例では比較器9を判定手段7の側に設けていたの
に対し、図3の実施例では比較器9を信号処理手段4の
側に設けている点で図1の実施例と異なる。またそれに
伴ない、信号処理手段4と判定手段7とを結合する信号
線6としては、信号処理手段4内の比較器9からの比較
結果をあらわす比較信号を判定手段7へ伝送する信号線
6Aと、判定手段7内のD/A変換器11から基準信号
を信号処理手段4内の比較器9へ伝送するための信号線
6Bとの2系統が必要となる。
【0023】図3の実施例では、信号処理手段4の出力
信号、すなわち信号線6Aにあらわれる信号は比較器9
による比較結果の信号であり、この信号は、一般にはパ
ルス列信号、すなわち一種のデジタル信号となる。なお
信号線6Bにより伝送される基準信号はアナログ信号で
ある。
【0024】図4には図3に示される失火検出装置をさ
らに変形した第4の実施例を示す。この図4の実施例も
全体的な回路構成は図3の実施例と実質的に同じである
が、図4の実施例では比較器9のみならず、D/A変換
器11をも信号処理手段4に含ませた点で図3の実施例
と異なる。
【0025】図4の実施例においては、判定手段7から
信号処理手段4へ向けて信号を伝送する信号線6Bに
は、基準信号作成のためのマイクロコンピュータ10か
らのデジタル信号があらわれる。したがって2系統の信
号線6A,6Bのいずれもがデジタル信号を伝送するこ
とになる。このように信号処理手段4と判定手段7との
間の信号の伝送がデジタル信号のみで行なわれるような
構成とすれば、後に改めて別の実施例で示すように、信
号線6(6A,6B)における信号伝送を、光信号によ
って行なうことが可能となる。
【0026】図5には、図4の実施例の失火検出装置
を、より具体化した第5の実施例を示す。なおこの実施
例は、点火プラグにおける火花放電は行なわれている
が、正常な燃焼が行なわれなかった場合の失火を検出す
るための失火検出装置に適用したものである。
【0027】図5において、検出手段1から与えられる
検出電圧を処理するための信号処理手段4は次のように
構成されている。すなわち、検出電圧入力端子20に
は、検出手段1からの検出電圧を増幅するための増幅器
21が接続され、この増幅器21の出力側は、ピークホ
ールド回路22に接続されている。このピークホールド
回路22の出力側は、その出力信号を基準信号と比較す
るための比較器23の一方の入力端子に接続され、その
比較器23の出力側は、判定手段7へ向って比較信号を
出力するための比較信号出力端子24に接続されてい
る。また前記比較器23の出力側は、信号を時間T
け遅延させるための遅延回路25および微分回路26を
介して前記ピークホールド回路22のリセット端子に接
続されるとともに、後述するカウンタ28のリセット端
子に接続されている。判定手段7からの基準用パルス信
号が与えられるパルス入力端子27は、カウンタ28に
接続されており、このカウンタ28の出力側はD/A変
換器29に接続され、さらにこのD/A変換器29の出
力側は、増幅器30を介して前記比較器23の他方の入
力端子に接続されている。比較信号出力端子24および
パルス入力端子27は、それぞれ信号線6A,6Bを介
して判定手段7に接続されている。この判定手段7は図
4の場合と同様にマイクロコンピュータ10で構成され
ている。
【0028】図5に示される回路の各部の波形を図6に
示し、この図6を参照して図5の装置の動作を説明す
る。
【0029】図示しない点火時期制御装置からの点火信
号Hの立上がりHaに応答してタイミングtにおいて
点火電圧が発生し、その点火電圧が検出手段1によって
検出される。その検出電圧の波形は、正常な燃焼状態で
は破線Bで示すような波形となるが、正常な燃焼が行な
われなかった場合(失火時)には、実線Aで示すような
波形となる。すなわち、放電後期のタイミングtにお
いて極端に高いピークPaを示すのが失火時の特徴であ
る。正常燃焼時にも放電後期に若干のピークPbを示す
が、このピーク値は失火時のピーク値よりも格段に低
い。そこでこのような放電後期のピークPa,Pbを利
用して失火を検出している。
【0030】すなわち、検出電圧AもしくはBをピーク
ホールド回路22によってピークホールドしてCで示す
ようなピークホールド出力が得られ、このピークホール
ド出力Cが比較器23の一方の入力端子に加えられる。
このピークホールド出力Cの最大波高値は、失火時には
前述の放電後期のピークPaによって大きな値となる。
一方判定手段7からは、点火信号Hの立上がりHaから
時間Tだけ遅れたタイミングtから、予め定めたパ
ルス間隔、パルス数の直列な基準用パルス信号Dがカウ
ンタ28に与えられ、このカウンタ28の出力によりD
/A変換器29から基準信号が出力され、増幅器30を
経て比較器23の他方の入力端子に与えられる。この信
号(基準信号)を破線Eで示す。この基準信号Eの波形
は、タイミングtから時間の経過に伴なって電圧が次
第に高くなる部分を有するものとなる。なおこの基準信
号Eの電圧最大値は、ピークホールド出力Cの予想され
る最大値を充分に越えるものとなるように設定してお
く。そして比較器23においてピークホールド出力Cの
電圧と基準信号Eの電圧とが比較され、基準信号Eの電
圧がピークホールド出力Cの電圧を越えれば、そのタイ
ミングtにおいて比較器23の出力が立上がって比較
信号Fが出力され、この比較信号Fは比較信号出力端子
24から信号線6Aを経て判定手段7(マイクロコンピ
ュータ10)へ送られる。一方比較器23の比較信号F
は、遅延回路25によって時間Tだけ遅延されてから
微分回路26により微分されて、リセット信号Gとして
ピークホールド回路22およびカウンタ28に与えら
れ、これらがリセットされてピークホールド出力Cおよ
び基準信号Eがタイミングtにおいて同時的に立下が
り、これに伴なって比較信号Fも立下がる。したがって
比較信号Fは常に一定の幅のパルスとなる。
【0031】上述のところから明らかなように、検出電
圧(AもしくはB)の放電後期のピーク(Paもしくは
Pb)が高いほど、ピークホールド出力Cの後期の最大
ホールド電圧が高くなり、それに伴なってピークホール
ド出力Cの電圧を基準値信号Eの電圧が越えるタイミン
グtが早くなり、比較信号Fのパルスのタイミングも
早くなる。したがってその比較信号Fのパルスのタイミ
ングを判定手段7によって判定することによって、失火
か否かを判別することができる。すなわち、正常燃焼時
は検出電圧Bの放電後期のピークPbが低いから、比較
信号Fのパルスタイミングが早く、一方正常な燃焼が行
なわれなかった場合(失火時)には検出電圧Aの放電後
期のピークPaが高いから、比較信号Fのパルスタイミ
ングが遅くなり、したがってこれによって両者を判別す
ることができる。
【0032】図7には、この発明の第6の実施例の失火
検出装置、すなわち信号伝送を光信号で行なうようにし
た実施例を示す。
【0033】図7において、信号処理手段4と判定手段
7とは、前記各実施例と同様に互いに独立となるように
分離されて配置されており、両者の間の信号線6として
は、双方向光通信可能な光ケーブル31が用いられてい
る。そして信号処理手段4は、図4に示す信号処理手段
4と同様に増幅器5、比較器9、D/A変換器11を有
する構成とされ、さらに比較器9の出力信号(比較信
号)を電気信号から光信号に変換してこれを光ケーブル
31に送り出すための電気/光変換器32と、判定手段
7からの基準信号用パルスの光信号を電気信号に変換し
てこれを比較器9に与えるための光/電気変換器33と
を有する構成とされている。一方判定手段7も、図4に
示す判定手段7と同様にマイクロコンピュータ10を有
するほか、光ケーブル31からの比較信号の光信号を電
気信号に変換してマイクロコンピュータ10へ与えるた
めの光/電気変換器34と、マイクロコンピュータ10
からの基準信号用電気パルスを光パルス信号に変換して
光ケーブル31に送り出すための電気/光変換器35と
を有する構成とされている。
【0034】図7の実施例のように信号処理手段4と判
定手段7との間の信号の伝送を光信号によって行なうよ
うにすれば、信号処理手段4と判定手段7との間が電気
的には完全に隔絶されるため、検出手段1によって高周
波ノイズが拾われてしまったような場合や高圧のリーク
電圧が加わってしまったような場合でも、その影響が判
定手段7に及ぶことが完全に防止される。特にこの場
合、判定手段7のマイクロコンピュータ10の破壊やラ
ッチアップが完全に防止されるところから、そのマイク
ロコンピュータ10をエンジン制御用のものと兼用して
も、その破壊やラッチアップにより走行不能となるよう
な事態の発生を有効に防止できる。
【0035】なお図7の実施例において、信号処理手段
4の電気的回路構成分の具体例としては、図5に示した
実施例の信号処理手段4と同様な構成を適用することが
できる。
【0036】図8には、この発明の第7の実施例、すな
わち信号伝送を光信号で行なうようにした他の実施例を
示す。この場合は信号処理手段4内に基準信号発生回路
36が内蔵されている点が図7の実施例と異なる。この
場合は、判定手段7から信号処理手段4へ向けて基準信
号用パルスを伝送する必要がないため、信号線6である
光ケーブル31としては、単方向光通信可能な光ケーブ
ルで足りる。同様の理由から、信号処理手段4について
は図7における光/電気変換器33が不要となるととも
に、判定手段7については図7における電気/光変換器
35が不要となる。
【0037】なおこの発明において、前段の信号処理手
段は要は検出電圧波形を後段の判定手段における判定の
方式や回路構成に応じた適切な形式の信号に変えれば良
いものであるから、その具体的構成は後段の判定手段に
応じて定めれば良く、各実施例の構成に限られるもので
はない。また後段の判定手段における判定方式も、種々
のものが考えられ、要は当初の検出電圧の値もしくは波
形に応じて失火状態を判別できるようなものであれば良
く、またその具体的回路構成も各実施例に限らず、任意
である。例えば図5の実施例では点火プラグでの放電が
生じても燃焼が生じない場合を失火として判別するよう
に構成しているが、放電そのものの発生の有無を点火電
圧によって判別するように構成しても良い。
【0038】
【発明の効果】この発明の失火検出装置によれば、検出
手段によって検出された内燃機関の点火電圧を処理して
失火状態の判別に適した信号とする信号処理手段と、そ
の信号処理手段の出力信号に応じて失火状態を判別する
ための判定手段とが、配置構成上互いに独立となるよう
に分離して配置されているから、検出手段から高圧のリ
ーク電圧が加わった場合でも、一般に耐電圧の低いマイ
クロコンピュータ等のデジタル回路を主体とする後段の
判定手段までその高電圧のリーク電圧が加わってしまう
おそれがほとんどなく、したがってマイクロコンピュー
タ等の判定手段が高電圧によって故障してしまうおそれ
が極めて少なく、そして前段の信号処理手段は一般に耐
電圧の高いアナログ回路を主体とするものとされるか
ら、検出手段から高電圧のリーク電圧が加わっても故障
するおそれは少なく、また仮に前段の信号処理手段が故
障したとしてもマイクロコンピュータ等を含む後段の判
定手段まで故障してしまうおそれは極めて少ないから、
高電圧のリーク電圧による被害を最小限に抑制すること
ができる。特に後段の判定手段にはエンジン制御用マイ
クロコンピュータを兼用することが便利であるが、その
場合でも高電圧のリーク電圧によって前述のように判定
手段を兼ねるエンジン制御用マイクロコンピュータが故
障してしまうおそれが極めて少ない。
【0039】さらにこの発明の失火検出装置によれば、
前述のように前段の信号処理手段と後段の判定手段とが
分離独立しているため、点火プラグの電極の火花放電時
の絶縁破壊に伴なう高周波ノイズが検出手段付近で拾わ
れてしまった場合でも、その高周波ノイズが後段の判定
手段にまで加わってしまうおそれが極めて少なく、その
ため高周波ノイズによる誤動作を招きやすいデジタル回
路を主体とする判定手段が前記高周波ノイズにより誤動
作して、失火状態を誤って判定してしまうおそれが極め
て少なく、また判定手段にエンジン制御用マイクロコン
ピュータを兼用しているような場合でもエンジン制御用
マイクロコンピュータがラッチアップにより誤作動して
しまうような事態が発生することを有効に防止できる。
【0040】そしてまた、検出手段から信号処理手段ま
では完全なアナログ電圧が送られるから、その間のケー
ブルは外来ノイズを拾いやすいが、この発明の失火検出
装置では信号処理手段を後段の判定手段から離隔させて
検出手段の近傍に配置することができるため、検出手段
から信号処理手段までのケーブルの長さを短くすること
ができ、そのため外来ノイズ等の影響を受けにくくする
ことができ、一方判定手段は検出手段の位置とはほぼ無
関係にその設置位置を定めることができるから、温度や
湿度、振動等の環境条件に対して充分に考慮する必要の
あるマイクロコンピュータ等のデジタル回路を主体とす
る判定手段の設置の自由度が高く、温度、湿度、振動等
の環境条件に対して有利な位置を容易に選定できる。
【0041】また特に請求項4の発明の失火検出装置に
よれば、前段の信号処理手段と後段の判定手段との間の
信号の伝送が光信号によって行なわれるため、前段の信
号処理手段と後段の判定手段とが電気的には完全に隔絶
されることになり、そのため前述のように検出手段から
高電圧のリーク電圧が加わった場合でもその高電圧の影
響が後段の判定手段に及ぶおそれは全くないから、マイ
クロコンピュータ等を含む判定手段の故障を確実に防止
でき、また検出手段付近で高周波ノイズが拾われた場合
でもそれが後段の判定手段に加わるおそれは全くないか
ら、判定手段の誤動作やラッチアップを確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の失火検出装置を示す
ブロック図である。
【図2】この発明の第2の実施例の失火検出装置を示す
ブロック図である。
【図3】この発明の第3の実施例の失火検出装置を示す
ブロック図である。
【図4】この発明の第4の実施例の失火検出装置を示す
ブロック図である。
【図5】前記第4の実施例を具体化したこの発明の第5
の実施例の失火検出装置を示すブロック図である。
【図6】図5に示される第5の実施例の失火検出装置に
おける各部の電圧波形を示す波形図である。
【図7】信号伝送に光ケーブルを用いたこの発明の第6
の実施例の失火検出装置を示すブロック図である。
【図8】信号伝送に光ケーブルを用いたこの発明の第7
の実施例の失火検出装置を示すブロック図である。
【図9】従来の失火検出装置の一例を示す略解図であ
る。
【符号の説明】
1 検出手段 4 信号処理手段 6 信号線 7 判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 茂 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 金広 正毅 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 石岡 卓司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の点火電圧を検出するための検
    出手段と、この検出手段により検出された電圧を処理し
    て失火状態の判別に適した信号とするための信号処理手
    段と、その信号処理手段の出力信号に応じて失火状態を
    判別する判定手段とを有してなり、前記信号処理手段と
    判定手段とが配置構成上互いに独立となるように分離さ
    れて配置されており、これら両手段の間が信号線を介し
    て結合されていることを特徴とする内燃機関の失火検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記信号線がデジタル信号を伝送する系
    路とされている請求項1に記載の内燃機関の失火検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記デジタル信号として、電気信号が用
    いられている請求項1に記載の内燃機関の失火検出装置
  4. 【請求項4】 前記デジタル信号として、光信号が用い
    られている請求項1に記載の内燃機関の失火検出装置。
JP4056393A 1992-02-06 1992-02-06 内燃機関の失火検出装置 Withdrawn JPH05223050A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0658692A3 (en) * 1993-12-17 1997-09-17 Ngk Spark Plug Co Method and device for detecting fault ignition of an engine ignition system.
EP0661449A3 (en) * 1993-12-28 1997-09-17 Ngk Spark Plug Co Device for detecting misfire in an internal combustion engine equipped with a double-edged coil and distributorless ignition system.
JP2010174756A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Hitachi Zosen Corp ガスエンジンにおける点火プラグの監視システム

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EP0661449A3 (en) * 1993-12-28 1997-09-17 Ngk Spark Plug Co Device for detecting misfire in an internal combustion engine equipped with a double-edged coil and distributorless ignition system.
JP2010174756A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Hitachi Zosen Corp ガスエンジンにおける点火プラグの監視システム

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Effective date: 19990518