JPH05223667A - 振動式センサ - Google Patents

振動式センサ

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Publication number
JPH05223667A
JPH05223667A JP2675192A JP2675192A JPH05223667A JP H05223667 A JPH05223667 A JP H05223667A JP 2675192 A JP2675192 A JP 2675192A JP 2675192 A JP2675192 A JP 2675192A JP H05223667 A JPH05223667 A JP H05223667A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
electrode surface
bias voltage
electrode
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP2675192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoshida
隆司 吉田
Kyoichi Ikeda
恭一 池田
Takahiro Kudo
貴裕 工藤
Satoshi Fukuhara
聡 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定に振動を継続することができるように改
良された振動式センサを提供するにある。 【構成】 少なくとも一端が絶縁性の固定部材を介して
電極面に所定の初期間隔で対向して固定された振動子
と、この振動子の少なくとも先の電極面に対向する側に
形成された所定厚みの絶縁膜と、この振動子と先の電極
面との間に印加される直流のバイアス電圧とを有し、先
の絶縁膜の厚さと先の初期間隔と先の振動子の電極面へ
の吸着最小電圧との関係で決定される制限電圧以下に先
のバイアス電圧の大きさを保持するように選定した振動
式センサである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電気力を用いて励振
を行なう振動式センサに係り、特に安定に振動を継続す
ることができるように改良された振動式センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は静電駆動を利用する従来の振動式
センサの構成を示す構成図である。10は導体又は半導
体で形成された電極であり,この電極10の左右に絶縁
性の物質で形成された固定部材11、12が固定されて
いる。
【0003】これらの固定部材11、12の上には導体
又は半導体で形成された板状の振動子13が固定されて
いる。この振動子13の固定部材11に固定される近傍
には例えばピエゾ抵抗式の歪ゲージ14側に拡散などに
より形成されている。
【0004】この歪ゲージ14の一端は共通電位点CO
Mに接続され、その他端と共通電位点COMとの間には
抵抗R1を介して定電圧電源15から定電圧E0が印加さ
れている。
【0005】また、電極10と振動子13との間には抵
抗R2を介してバイアス電源16からバイアス電圧Vb
印加されている。抵抗R1と歪ゲージ14との接続点は
コンデンサC1を介して増幅器Aの入力端に接続され、
その出力端はコンデンサC2を介して抵抗R2と振動子1
3との接続点に接続されている。
【0006】以上の構成において、適当なバイアス電圧
bが振動子13に印加された状態で振動子10に歪が
印加されたとするとこの歪により歪ゲージ14の抵抗値
が変化し、この変化はコンデンサC1を介して増幅器A
で増幅されコンデンサC2を介して振動子10に正帰還
され、これが振動系の構成によって決定される固有振動
数f01で自励振動をする。
【0007】ここで、例えば図示しないシリコン基板な
どに測定歪が印加され、これに伴って電極10が歪む
と、これが振動子13に伝達され固有振動数f01が変化
して測定歪みに対応する固有振動数f01の変化が例えば
増幅器Aの出力端などに得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような振動式センサは振動子13が電極10に外乱など
により接触するとここに大電流が流れて振動子が損傷を
受ける場合があり、また振動子13の周囲に薄い酸化膜
などの絶縁層が形成されている場合は、大きな吸引力が
かかり付着され、この状態になるとバイアス電圧を切ら
ない限り発振が停止するという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための構成として、少なくとも一端が絶縁性の
固定部材を介して電極面に所定の初期間隔で対向して固
定された振動子と、この振動子の少なくとも先の電極面
に対向する側に形成された所定厚みの絶縁膜と、この振
動子と先の電極面との間に印加される直流のバイアス電
圧とを有し、先の絶縁膜の厚さと先の初期間隔と先の振
動子の電極面への吸着最小電圧との関係で決定される制
限電圧以下に先のバイアス電圧の大きさに選定したもの
である。
【0010】
【作 用】振動子は少なくとも一端が絶縁性の固定部材
を介して電極面に所定の初期間隔で対向して固定されて
いる。そして、絶縁膜がこの振動子の少なくとも先の電
極面に対向する側に所定厚みで形成されている。直流の
バイアス電圧はこの振動子と先の電極面との間に印加さ
れており、先の振動子に形成された歪検出素子は先の振
動子に生じる測定歪を検出して歪信号として出力する。
【0011】先の絶縁膜の厚さと先の初期間隔と先の振
動子の電極面への吸着最小電圧との関係で決定される制
限電圧以下に先のバイアス電圧の大きさを保持するよう
に選定してこの発振を安定に維持する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例の構成を示す構成図で
ある。なお、図7に示す従来の振動式センサと同一の機
能を有する部分には同一の符号を付して適宜にその説明
を省略する。
【0013】20は振動子である。この振動子20の電
極10と対向する面には厚さtの絶縁膜21が形成され
ている。この振動子20の外側を含む周囲にも絶縁膜2
1が形成されている。そして、この振動子20と電極2
0の対向面である電極面との距離はdとされている。
【0014】振動子20にはバイアス電源16からバイ
アス電圧Vbが抵抗R2を介して印加されている。このバ
イアス電圧Vbが印加された状態で振動子20、歪ゲー
ジ14、コンデンサC1、増幅器A、コンデンサC2、
振動子20を結ぶルートで自励発振されている。
【0015】このような構成で自励発振されている場合
は、図2(a)に示すように振動子20と電極10との
初期間隔がdのときに何らかの原因で外乱が印加されて
図2(b)に示すように振動子20が電極10に接触し
たとしても、絶縁膜14は所定の厚みtを有しているの
で、この接触によりここに大電流が流れるということは
なく、また無限大の吸引力が働いて付着されたままにな
るということもない。
【0016】次に、以上の点についてさらに数式を用い
て詳細に説明する。いま、真空中の誘電率をε、振動子
20の面積をS、振動子20の復元力のバネ定数をk、
電極10から振動子20までの距離をx(t≦x≦2
d)とすれば、振動子20が受ける場のポテンシャルΦ
(x)は、 Φ(x)=−(εSVb 2/2x)+k(d−x)2/2 (1) で表わすことができる。この第1項はバイアス電圧Vb
による静電ポテンシャルを、第2項は振動子20による
弾性エネルギーをそれぞれ表わしている。
【0017】一方、振動子20が受ける力F(x)は, F(x)=(εSVb 2/2x2)−k(d−x) (2) で表わすことができる。この第1項は静電吸引力F
1(x)を、第2項は復元力F2(x)をそれぞれ表わし
ている。
【0018】図3に場のポテンシャルΦ(x)を、図4
に振動子が受ける力F(x)をそれぞれ図示する。x=
0のとき、つまり振動子20が電極10の表面に接触し
ているときは、式(2)の第1項に示す静電吸引力F1
(x)は第2項に示す復元力F2(x)を上回るが、振
動子20の回りには厚さtの絶縁膜21があるので、t
≦xの範囲しか動くことができない。
【0019】このため、復元力F2(x)が静電吸引力
1(x)に打ち勝つ条件が存在する。そこで、距離x
に対する(1)式の極値を求めるために式(3)に示す
ように微分する。 dΦ(x)/dx=F(x)=0 (3)
【0020】この条件を満たす安定点αと準安定点βの
位置から系の安定性について調べることとなるが、図3
からtとβの位置関係により、(イ)βが存在しない、
(ロ)t≦β、(ハ)β≦tの3つの場合に分けて考え
ることができる。
【0021】このためには、(3)式を解きβを直接求
めればよいが、計算が繁雑になるので、図5に示す曲線
を用いてtとβの位置関係を検討する。(3)式で示す
ように dΦ(x)/dx=(εSVb 2/2x2)−k(d−
x) を得るが、これを変形して、 (dx2−x3)−(εSVb 2/2k)=0 となる。
【0022】これは、 3次曲線 y1=(dx2−x3) と 直線 y2=(εSVb 2/2k) との交点を求めることに相当する。
【0023】図5はこれらの関係を示す図である。図5
に示す関係から (イ)βが存在しない場合 この場合は、 (4d3/27)≦(εSVb 2/2k) (4) の条件の場合であり、これは静的動作範囲である。
(4)式は変形して、 Vb≧(2/9)(6d3k/εS)1/2=VMIM (5) となる。
【0024】この静的動作範囲においては、図6(a)
に示すように安定点は存在せず、振動子20は電極10
に付着し、バイアス電圧Vbを除かない限り付着し続け
る。共振点以外でもバイアス電圧Vbのオン/オフにし
たがって振動子20が動くので、高周波での連続的な振
動はできず、静的な動作範囲といえる。なお、VMIM
振動子20が電極10に付着するに必要な最小電圧であ
り、測定可能な量である。
【0025】(ロ)t≦βの場合 この場合は、 (dt2−t3)<(εSVb 2/2k)≦(4d3/27) (6) の条件の場合であり、これは準安定動作範囲である。
【0026】この場合は、高周波で動作するが、強く振
動させると振動子20と電極10との距離が近すぎ、静
電吸引力が復元力を凌ぎ振動子20は電極10に付着
し、バイアス電圧Vbを除かない限り付着し続ける。し
たがって、常に安定に動作するすることができない。
【0027】(ハ)β≦tの場合 この場合は、 (εSVb 2/2k)<(dt2−t3) の条件、つまり Vb<[2k(dt2−t3)/εS]1/2 =(3t/2d)(3−3t/d)1/2MIM (7) の場合であり、これはt≦x≦2dの範囲で復元力が常
に吸引力に勝り安定に動作する安定動作範囲となる。
【0028】この場合の最小電圧VMIMは、振動子20
のゼロ点の位置から電極10までの距離dと絶縁膜21
の厚さtをそれぞれd=1μm、t=0.1μmとすれ
ば、 Vb<0.246VMIM となる。バイアス電圧Vbが5ボルト程度の場合、最小
電圧VMIMは20.3ボルト以上であればよいことにな
る。なお、今までの説明ではピエゾ抵抗式で説明した
が、これは振動変位、速度、或いは加速度に対応する物
理量を検出しても良い。また、振動の形式として振動系
をクローズドループとした自励発振をベースとして説明
したが,これに限らず発振器から振動子に振動電圧を供
給するようにして振動系をオープンループとした構成で
も同様に動作する。
【0029】図1に示す両端固定の振動子に基づいて説
明したが、これは片持梁状に固定しても同様に動作す
る。片持梁状に構成する場合は、周波数標準器などに応
用でき、また両端固定の場合は歪ゲージとして圧力セン
サなどに応用できる。
【0030】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、振動子としてこれに対向する電極
との間に絶縁層を介在させて振動子の可動範囲を制限す
る構成としたので、振動子とこれに対向する電極が有限
の距離以下に接近することがなくなり無限大の吸引力を
回避することができる。また、振動子と対向する電極と
の間に印加する直流のバイアス電圧を一定値以下にする
ことにより振動子の復元力が静電吸引力を常に上回る状
態を作ることができ、これによって外乱に強い安定な動
作をする振動式センサを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示す振動子の動作を説明する説明図であ
る。
【図3】図1に示す振動子と電極との間のバイアスの場
のポテンシャル関数を示す特性図である。
【図4】図1に示す振動子と電極との間に働く力の関数
を示す特性図である。
【図5】図1に示す振動子と電極との間に働く力を解析
するための解析図である。
【図6】図5を用いて解析した結果を示す特性図であ
る。
【図7】静電駆動を利用する従来の振動式センサの構成
を示す構成図である。
【符号の説明】
10 電極 11、12 固定部材 13、20 振動子 14 歪ゲージ 16 バイアス電源 Vb バイアス電圧 A 増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 聡 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一端が絶縁性の固定部材を介し
    て電極面に所定の初期間隔で対向して固定された振動子
    と、この振動子の少なくとも前記電極面に対向する側に
    形成された所定厚みの絶縁膜と、この振動子と前記電極
    面との間に印加される直流のバイアス電圧とを有し、前
    記絶縁膜の厚さと前記初期間隔と前記振動子の電極面へ
    の吸着最小電圧との関係で決定される制限電圧以下に前
    記バイアス電圧の大きさを選定したことを特徴とする振
    動式センサ。
JP2675192A 1992-02-13 1992-02-13 振動式センサ Pending JPH05223667A (ja)

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JP2675192A JPH05223667A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 振動式センサ

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JP2675192A JPH05223667A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 振動式センサ

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JP (1) JPH05223667A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008232886A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Epson Toyocom Corp 圧力センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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