JPH063455B2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH063455B2
JPH063455B2 JP1089397A JP8939789A JPH063455B2 JP H063455 B2 JPH063455 B2 JP H063455B2 JP 1089397 A JP1089397 A JP 1089397A JP 8939789 A JP8939789 A JP 8939789A JP H063455 B2 JPH063455 B2 JP H063455B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は振動ジャイロに関し、特に自励振駆動し、た
とえば自動車などに搭載されるナビゲーションシステム
に用いられる、振動ジャイロに関する。
(従来技術) 第5図は従来の振動ジャイロの一例を示す図解図であ
る。この振動ジャイロ1は、振動子2を含む。この振動
子2は、正3角柱状の振動体3を含み、振動体3の1つ
の側面に駆動用圧電素子4が形成され、振動体3の他の
2つの側面に帰還用圧電素子5aおよび5bがそれぞれ
形成されている。そのため、この振動子2では、帰還用
圧電素子5aおよび5bと駆動用圧電素子4との間に発
振回路6が接続され、帰還用圧電素子5aおよび5bの
出力が発振回路6を介して駆動用圧電素子4に帰還され
る。したがって、この振動子2は自励振駆動する。
そして、この振動ジャイロ1では、帰還用圧電素子5a
および5bからの出力電圧の差を差動回路7で検出する
ことによって、その回転角速度が測定される。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述の振動ジャイロ1では、帰還用圧電素子
5aおよび5bからの出力電圧の差を検出するため、帰
還用のみならず駆動用圧電素子に特性上のばらつきや経
時変化,温度変化があった場合、回転角速度を正確に測
定することが困難であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、圧電素子の特性
に影響されることなく回転角速度を正確に測定すること
ができる、振動ジャイロを提供することである。
(課題を解決するための手段) この発明は、自励振駆動する振動ジャイロにおいて、駆
動用の圧電素子の入力側に回転角速度を検出するための
検出用端子を接続した、振動ジャイロである。
(作用) 検出用端子からは、圧電素子を介さずに、回転角速度に
応じた出力が得られる。
(発明の効果) この発明によれば、圧電素子を介さずに回転角速度に応
じた出力が得られるので、圧電素子に特性上のばらつき
や経時変化,温度変化があっても、圧電素子の特性に影
響されることなく回転角速度を正確に測定することがで
きる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示す図解図である。この
振動ジャイロ10は、特別な構造の振動子12を含むの
で、この実施例では、まず、その振動子12について詳
細に説明する。
振動子12は、たとえば正3角柱状の振動体14を含
む。この振動体14は、たとえばエリンバ,鉄−ニッケ
ル合金,石英,ガラス,水晶,セラミックなど、一般的
に機械的な振動を生じる材料で形成される。
この振動体14には、その3つの側面の中央部にそれぞ
れ圧電素子16a,16bおよび16cが形成される。
圧電素子16aは、たとえばセラミックからなる圧電層
18aを含み、圧電層18aの両主面にはそれぞれ電極
20aおよび22aが形成される。なお、これらの電極
20aおよび22aは、たとえば金,銀,アルミニウ
ム,ニッケル,銅−ニッケル合金(モネルメタル)など
の電極材料で、たとえばスパッタリング、蒸着等の薄膜
技術であるいはその材料によっては印刷技術で形成され
る。同様に、他の圧電素子16bおよび16cも、それ
ぞれ、たとえばセラミックからなる圧電層18bおよび
18cを含み、それらの圧電層18bと18cとの両主
面にも、電極20bおよび22cと20bおよび22c
とが、それぞれ形成されている。そして、これらの圧電
素子16a〜16cの一方の電極20a〜20cは、た
とえば接着剤で振動体14に接着される。
なお、振動体14をたとえばエリンバ,鉄−ニッケル合
金などの金属からなる振動材料で形成すれば、圧電素子
16a〜16cの一方の電極20a〜20cは形成され
なくてもよい。なぜなら、振動体14がそれらの電極2
0a〜20cを兼ねるからである。この場合、圧電層1
8a〜18cは、たとえばPZT(ジルコン・チタン酸
鉛),ZnO(酸化鉛)などの圧電材料でたとえばスパ
ッタリング,蒸着などの薄膜技術によって形成されても
よい。
この振動子12では、圧電素子16a〜16cのうち任
意の2つが駆動用に用いられ、他の1つが帰還用に用い
られる。この実施例では、たとえば、圧電素子16aお
よび16bが駆動用に用いられ、他の圧電素子16cが
帰還用に用いられる。そのため、この振動子12には、
帰還用の圧電素子16cと駆動用の圧電素子16aおよ
び16bとの間に、振動子12を自励振駆動するための
帰還ループとして発振回路24などが接続される。
すなわち、帰還用の圧電素子16cの電極22cは、発
振回路24の入力端に接続される。そして、この発振回
路24の出力端は、固定抵抗器26aを介して駆動用の
圧電素子16aの電極22aと固定抵抗器26bを介し
て駆動用の圧電素子16bの電極22bとに接続され
る。そのため、帰還用の圧電素子16cの出力は発振回
路24などを介して2つの駆動用の圧電素子16aおよ
び16bに帰還され、この振動子12は自励振駆動す
る。この場合、振動子12の振動体14は、2つの駆動
用の圧電素子16aおよび16bによる2つの駆動方向
を合成した方向に振動する。したがって、この実施例で
は、1つの駆動用圧電素子で駆動する従来例に比べて、
振動体14の振幅が大きくなる。しかも、たとえば経時
変化,温度変化,取付け角度の変化,自重(重心位置)
の変化などによる機械的な状態変化に対して、振動体1
4の振動姿勢が安定である。
一方、駆動用の圧電素子16aおよび16bの入力側の
電極22aおよび22bには、検出用端子28aおよび
28bが、それぞれ接続される。これらの検出用端子2
8aおよび28bは、振動ジャイロ10の回転角速度に
応じて変化する駆動用の圧電素子16aおよび16bの
インピーダンス変化を検出するためのものである。
これらの検出用端子28aおよび28bは、差動回路3
0の2つの入力端に、それぞれ接続される。この差動回
路30では、駆動用の圧電素子16aおよび16bのイ
ンピーダンス変化が、それらの電極22aおよび22b
間の電位差として検出される。したがって、差動回路3
0からの出力によって、振動ジャイロ10の回転角速度
を知ることができる。
この振動ジャイロ10では、検出専用圧電素子は用いず
駆動用の圧電素子16aおよび16bの電極22aおよ
び22b間の電位差、すなわち駆動用の圧電素子の入力
側の電位差を検出することによって回転角速度を測定す
るため、それらの圧電素子16a〜16cに特性上のば
らつきや経時変化,温度変化があっても、圧電素子の特
性やそれらの共振周波数のずれに影響されることなく駆
動電圧の共通化、安定化に伴い回転角速度を正確に測定
することができる。
さらに、この振動ジャイロ10では、第5図に示す従来
例に比べて、振幅の大きい特別な構造の振動子12が用
いられているため回転角速度の感度がよくなる。しか
も、たとえば経時変化などによる機械的な状態変化に対
して、振動体14の振動姿勢が安定であるので、回転角
速度を安定的に測定することができる。
第2図はこの発明の他の実施例を示す図解図である。こ
の実施例では、特に、振動体14が正4角柱状に形成さ
れ、振動体14の4つの側面に、それぞれ圧電素子16
a,16b,16cおよび16dが形成される。そし
て、たとえば、隣接する2つの圧電素子16aおよび1
6bが駆動用に用いられ、他の2つの圧電素子16cお
よび16dが帰還用に用いられる。そのため、この実施
例でも、検出用端子28aおよび28bは、駆動用の圧
電素子16aおよび16bの入力側の電極22aおよび
22bに接続される。
なお、この実施例では、2つの帰還用の圧電素子16c
および16dの電極22cおよび22dは可変抵抗器3
2の2つの固定端子32aおよひ32bにそれぞれ接続
され、可変抵抗器32の可動端子32cは発振回路24
の入力端に接続される。したがって、この実施例では、
2つの帰還用の圧電素子16cおよび16dからの出力
が合成された形で2つの駆動用の圧電素子16aおよび
16bに帰還される。
第3図はこの発明のさらに他の実施例を示す図解図であ
る。この実施例では、振動体14が正3角柱状に形成さ
れ、振動体14の2つの側面に、圧電素子16aおよび
16bがそれぞれ形成される。そして、一方の圧電素子
16aが駆動用に用いられ、他方の圧電素子16bが帰
還用に用いられる。そのため、駆動用の圧電素子16a
の入力側の電極22aに、回転角速度を検出するための
検出用端子28が接続される。
なお、この実施例では、帰還用の圧電素子16bの電極
22bは発振回路24の入力端に接続され、発振回路2
4の出力端は固定抵抗器26を介して駆動用の圧電素子
16aの電極22aに接続される。
第4図はこの発明の別の実施例を示す図解図である。こ
の実施例では、振動体14が正4角柱状に形成され、振
動体14の対向する2つの側面に、圧電素子16aおよ
び16bがそれぞれ形成される。そして、一方の圧電素
子16aが駆動用に用いられ、他方の圧電素子16bが
帰還用に用いられる。そのため、この実施例でも、第3
図に示す実施例と同様に、駆動用の圧電素子16aの入
力側の電極22aに、回転角速度を検出するための検出
用端子28が接続され、帰還用の圧電素子16bと駆動
用の圧電素子16aとの間に、直列接続された発振回路
24および固定抵抗器26が接続される。
なお、上述の各実施例では、振動子12の振動体14が
正3角柱状あるいは正4角柱状に形成されているが、こ
の発明では、振動体14は、正3角柱状,正4角柱状以
外の多角柱状に形成されてもよい。この場合も、検出用
端子は、振動体の側面に形成される駆動用の圧電素子の
入力側に接続されればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図解図である。 第2図はこの発明の他の実施例を示す図解図である。 第3図はこの発明のさらに他の実施例を示す図解図であ
る。 第4図はこの発明の別の実施例を示す図解図である。 第5図は従来の振動ジャイロの一例を示す図解図であ
る。 図において、10は振動ジャイロ、12は振動子、14
は振動体、16a,16bおよび16cは圧電素子、2
8aおよび28bは検出用端子を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自励振駆動する振動ジャイロにおいて、駆
    動用の圧電素子の入力側に回転角速度を検出するための
    検出用端子を接続したことを特徴とする、振動ジャイ
    ロ。
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