JPH05225520A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents
薄膜磁気ヘッドInfo
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- JPH05225520A JPH05225520A JP2855492A JP2855492A JPH05225520A JP H05225520 A JPH05225520 A JP H05225520A JP 2855492 A JP2855492 A JP 2855492A JP 2855492 A JP2855492 A JP 2855492A JP H05225520 A JPH05225520 A JP H05225520A
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- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気特性が優れていて高密度記録が可能であ
ると共に、熱処理による膜剥離を回避できる薄膜磁気ヘ
ッドを得る。 【構成】 薄膜磁気ヘッドの磁性体層が、Fe−M−N
−Ag(但し、Mは、Ta、Nb、Zr及びHfからな
る群から選択された少なくとも1種の元素)合金膜から
なる。この磁性体層は、 400乃至600 ℃の温度で熱処理
を施すことにより、優れた磁気特性を得ることができ
る。一方、薄膜磁気ヘッドの絶縁体層を構成する酸化珪
素膜及び酸化アルミニウム膜は、 400℃の温度における
内部応力が略ゼロである。つまり、本発明に係る薄膜磁
気ヘッドは、約 400℃の温度で熱処理を施すことによ
り、膜の剥離を回避することができると共に、優れた磁
気特性を得ることができる。
ると共に、熱処理による膜剥離を回避できる薄膜磁気ヘ
ッドを得る。 【構成】 薄膜磁気ヘッドの磁性体層が、Fe−M−N
−Ag(但し、Mは、Ta、Nb、Zr及びHfからな
る群から選択された少なくとも1種の元素)合金膜から
なる。この磁性体層は、 400乃至600 ℃の温度で熱処理
を施すことにより、優れた磁気特性を得ることができ
る。一方、薄膜磁気ヘッドの絶縁体層を構成する酸化珪
素膜及び酸化アルミニウム膜は、 400℃の温度における
内部応力が略ゼロである。つまり、本発明に係る薄膜磁
気ヘッドは、約 400℃の温度で熱処理を施すことによ
り、膜の剥離を回避することができると共に、優れた磁
気特性を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体への信号
の記録又は磁気記録媒体からの信号の再生に使用される
薄膜磁気ヘッドに関する。
の記録又は磁気記録媒体からの信号の再生に使用される
薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図2(a)は、薄膜磁気ヘッドを示す模
式的部分断面図、図2(b)は同じくその縦断面図であ
る。
式的部分断面図、図2(b)は同じくその縦断面図であ
る。
【0003】基板1上には絶縁体層2が形成されてお
り、この絶縁体層2上には磁性体層3が所定のパターン
で形成されている。そして、この磁性体層3上の領域を
含む絶縁体層2上の領域には、絶縁体層4が形成されて
いる。また、この絶縁体層4上には導電層5が渦巻き状
に形成されており、コイルを構成している。
り、この絶縁体層2上には磁性体層3が所定のパターン
で形成されている。そして、この磁性体層3上の領域を
含む絶縁体層2上の領域には、絶縁体層4が形成されて
いる。また、この絶縁体層4上には導電層5が渦巻き状
に形成されており、コイルを構成している。
【0004】導電層5の磁性体層3上方に配置された部
分は絶縁体層6により被覆されている。そして、この絶
縁体層6上には磁性体層7が選択的に形成されている。
この磁性体層7は、その一部が絶縁体層4に選択的に設
けられた開口部を介して磁性体層3に接触しており、ヘ
ッド先端部分では絶縁体層4を介して磁性体層3と所定
の間隔だけ離隔して配置されている。また、この磁性体
層7及び導電層5上の領域を含む基板1上の領域には絶
縁体層8が形成されている。
分は絶縁体層6により被覆されている。そして、この絶
縁体層6上には磁性体層7が選択的に形成されている。
この磁性体層7は、その一部が絶縁体層4に選択的に設
けられた開口部を介して磁性体層3に接触しており、ヘ
ッド先端部分では絶縁体層4を介して磁性体層3と所定
の間隔だけ離隔して配置されている。また、この磁性体
層7及び導電層5上の領域を含む基板1上の領域には絶
縁体層8が形成されている。
【0005】このように構成された薄膜磁気ヘッドにお
いて、磁気記録媒体(例えば、磁気ディスク)をヘッド
に対し相対的に移動させつつコイル(導電層5)に信号
を供給すると、ヘッド先端部において磁性体層3,7間
に前記信号に応じた磁界が発生し、磁気記録媒体にデー
タが記録される。
いて、磁気記録媒体(例えば、磁気ディスク)をヘッド
に対し相対的に移動させつつコイル(導電層5)に信号
を供給すると、ヘッド先端部において磁性体層3,7間
に前記信号に応じた磁界が発生し、磁気記録媒体にデー
タが記録される。
【0006】また、データが記録されている磁気記録媒
体をヘッド先端部に対し相対的に移動させると、この磁
気記録媒体からの磁界により、コイルに前記データに応
じた電流が発生する。この電流を電気的に処理し、デー
タを再生することができる。
体をヘッド先端部に対し相対的に移動させると、この磁
気記録媒体からの磁界により、コイルに前記データに応
じた電流が発生する。この電流を電気的に処理し、デー
タを再生することができる。
【0007】なお、絶縁体層2,4,6,8は、通常、
ヘッドの機械的及び電気的信頼性を維持するために、酸
化珪素膜又は酸化アルミニウム膜からなる。
ヘッドの機械的及び電気的信頼性を維持するために、酸
化珪素膜又は酸化アルミニウム膜からなる。
【0008】ところで、磁性体層3,7として、飽和磁
束密度が大きいFe(鉄)−M−N(窒素)膜{但し、
Mは、Ta(タンタル)、Nb(ニオブ)、Zr(ジル
コニウム)及びHf(ハフニウム)からなる群から選択
された少なくとも1種の元素}を用いた薄膜磁気ヘッド
は、保磁力が高い磁気記録媒体へのデータの記録が可能
であることから、高密度用ヘッドとして有望視されてい
る。
束密度が大きいFe(鉄)−M−N(窒素)膜{但し、
Mは、Ta(タンタル)、Nb(ニオブ)、Zr(ジル
コニウム)及びHf(ハフニウム)からなる群から選択
された少なくとも1種の元素}を用いた薄膜磁気ヘッド
は、保磁力が高い磁気記録媒体へのデータの記録が可能
であることから、高密度用ヘッドとして有望視されてい
る。
【0009】この場合に、例えば、Fe−Ta−N膜の
磁気特性を十分に高めるためには、500 ℃以上の温度で
の熱処理が必要である(石綿、若林及び浦井、第14回日
本応用磁気学会学術講演概要集、10pC-5、1990年)。
磁気特性を十分に高めるためには、500 ℃以上の温度で
の熱処理が必要である(石綿、若林及び浦井、第14回日
本応用磁気学会学術講演概要集、10pC-5、1990年)。
【0010】これと同様に、MがNb、Zr又はHfで
あるFe−M−N膜についても、十分な磁気特性を得る
ためには、 500℃以上の温度での熱処理が必要である
(中西、清水及び吉田、第14回日本応用磁気学会学術講
演概要集、10pC-9、1990年)。
あるFe−M−N膜についても、十分な磁気特性を得る
ためには、 500℃以上の温度での熱処理が必要である
(中西、清水及び吉田、第14回日本応用磁気学会学術講
演概要集、10pC-9、1990年)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁性体
層としてFe−M−N膜を使用した従来の薄膜磁気ヘッ
ドは、その製造工程で膜が剥離しやすいという問題点が
ある。以下にその理由を説明する。
層としてFe−M−N膜を使用した従来の薄膜磁気ヘッ
ドは、その製造工程で膜が剥離しやすいという問題点が
ある。以下にその理由を説明する。
【0012】図3は、横軸に熱処理温度をとり、縦軸に
膜の内部応力をとって、スパッタリング法によって形成
した酸化珪素(SiO2 )膜における両者の関係を示す
グラフ図である。この図3から明らかなように、酸化珪
素膜は熱処理によって膜の内部応力が引張方向に変化す
る。例えば、酸化珪素膜は、成膜状態ではその内部応力
が約 0.7MPaの圧力応力である。しかし、 400℃の温
度で熱処理した場合に酸化珪素膜の内部応力は略ゼロと
なり、 500℃の温度で熱処理した場合に酸化珪素膜の内
部応力は約 0.5MPaの引張応力となる。
膜の内部応力をとって、スパッタリング法によって形成
した酸化珪素(SiO2 )膜における両者の関係を示す
グラフ図である。この図3から明らかなように、酸化珪
素膜は熱処理によって膜の内部応力が引張方向に変化す
る。例えば、酸化珪素膜は、成膜状態ではその内部応力
が約 0.7MPaの圧力応力である。しかし、 400℃の温
度で熱処理した場合に酸化珪素膜の内部応力は略ゼロと
なり、 500℃の温度で熱処理した場合に酸化珪素膜の内
部応力は約 0.5MPaの引張応力となる。
【0013】即ち、従来の薄膜磁気ヘッドにおいては、
磁性体層の磁気特性を十分なものとするために、約 500
℃以上の温度で熱処理を施す必要があるが、この熱処理
により絶縁体層である酸化珪素膜内に比較的大きい引張
応力が発生し、酸化珪素膜が破壊剥離してしまう。
磁性体層の磁気特性を十分なものとするために、約 500
℃以上の温度で熱処理を施す必要があるが、この熱処理
により絶縁体層である酸化珪素膜内に比較的大きい引張
応力が発生し、酸化珪素膜が破壊剥離してしまう。
【0014】磁性体層がスパッタリング法により形成さ
れた酸化アルミニウム(Al2 O3)膜の場合について
も、これと同様に、約 500℃以上の温度で熱処理を施す
と、絶縁体層の内部応力により膜剥離が発生しやすい。
れた酸化アルミニウム(Al2 O3)膜の場合について
も、これと同様に、約 500℃以上の温度で熱処理を施す
と、絶縁体層の内部応力により膜剥離が発生しやすい。
【0015】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、磁気特性が優れていて高密度記録が可能で
あると共に、膜の剥離を回避することができる薄膜磁気
ヘッドを提供することを目的とする。
のであって、磁気特性が優れていて高密度記録が可能で
あると共に、膜の剥離を回避することができる薄膜磁気
ヘッドを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄る磁気ヘ
ッドは、基板と、この基板上に第1の絶縁体層を介して
選択的に形成された第1の磁性体層と、その一部が前記
第1の磁性体層に接触しその先端部が第2の絶縁体層を
挟んで前記第1の磁性体層の先端部上に配置された第2
の磁性体層と、その一部が前記第1及び第2の磁性体層
間に配設されたコイルとを有し、前記第1及び第2の磁
性体層がFe−M−N−Ag(但し、Mは、Ta、N
b、Zr及びHfからなる群から選択された少なくとも
1種の元素)合金膜からなることを特徴とする。
ッドは、基板と、この基板上に第1の絶縁体層を介して
選択的に形成された第1の磁性体層と、その一部が前記
第1の磁性体層に接触しその先端部が第2の絶縁体層を
挟んで前記第1の磁性体層の先端部上に配置された第2
の磁性体層と、その一部が前記第1及び第2の磁性体層
間に配設されたコイルとを有し、前記第1及び第2の磁
性体層がFe−M−N−Ag(但し、Mは、Ta、N
b、Zr及びHfからなる群から選択された少なくとも
1種の元素)合金膜からなることを特徴とする。
【0017】
【作用】本願発明者等は、磁性体層にFe−M−N膜を
用いた従来の薄膜磁気ヘッドと同程度の高密度記録が可
能であると共に、熱処理により膜剥離が発生することを
回避できる薄膜磁気ヘッドを得るべく、種々実験研究を
行なった。その結果、Ag(銀)にはFe−M−N膜の
磁気特性を高めるための熱処理の最適温度範囲を低温側
に拡大する作用があり、Fe−M−NにAgを添加した
合金の膜は、 400乃至600 ℃の温度で熱処理することに
より、高密度記録が可能になることが判明した。
用いた従来の薄膜磁気ヘッドと同程度の高密度記録が可
能であると共に、熱処理により膜剥離が発生することを
回避できる薄膜磁気ヘッドを得るべく、種々実験研究を
行なった。その結果、Ag(銀)にはFe−M−N膜の
磁気特性を高めるための熱処理の最適温度範囲を低温側
に拡大する作用があり、Fe−M−NにAgを添加した
合金の膜は、 400乃至600 ℃の温度で熱処理することに
より、高密度記録が可能になることが判明した。
【0018】一方、絶縁体層を構成する酸化珪素膜及び
酸化アルミニウム膜等は、図3に示すように、 400℃の
温度において、その内部応力が略ゼロとなる。従って、
Fe−M−N−Ag合金膜を磁性体層とした本発明に係
る薄膜磁気ヘッドは、その製造工程における熱処理温度
を約 400℃とすることで、良好な磁気特性を得ることが
できると共に、膜の剥離を回避することができる。
酸化アルミニウム膜等は、図3に示すように、 400℃の
温度において、その内部応力が略ゼロとなる。従って、
Fe−M−N−Ag合金膜を磁性体層とした本発明に係
る薄膜磁気ヘッドは、その製造工程における熱処理温度
を約 400℃とすることで、良好な磁気特性を得ることが
できると共に、膜の剥離を回避することができる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0020】先ず、Fe−M−N−Ag膜の熱処理温度
と磁気特性との関係を調べた。つまり、純鉄のターゲッ
ト上にTa及びAgのチップを置いて、ArとN2 との
混合ガスにてスパッタリングを行い、耐熱温度が 800℃
の結晶化ガラスからなる基板上に、Fe−Ta−N−A
g膜を約2μmの厚さに形成した。
と磁気特性との関係を調べた。つまり、純鉄のターゲッ
ト上にTa及びAgのチップを置いて、ArとN2 との
混合ガスにてスパッタリングを行い、耐熱温度が 800℃
の結晶化ガラスからなる基板上に、Fe−Ta−N−A
g膜を約2μmの厚さに形成した。
【0021】その後、このガラス基板上のFe−Ta−
N−Ag膜に対し、圧力が1×10-6Torr以下の真空中で
300℃、 400℃、 500℃又は600 ℃の温度にて1時間熱
処理を実施した。
N−Ag膜に対し、圧力が1×10-6Torr以下の真空中で
300℃、 400℃、 500℃又は600 ℃の温度にて1時間熱
処理を実施した。
【0022】そして、このFe−Ta−N−Ag膜の組
成を、EPMA(電子プローブ微量分析)法及び不活性
ガス融解窒化ガス分析法を用いて調べた。その結果、膜
の組成は、(Fe84Ta11Ag5 )90N10であった。
成を、EPMA(電子プローブ微量分析)法及び不活性
ガス融解窒化ガス分析法を用いて調べた。その結果、膜
の組成は、(Fe84Ta11Ag5 )90N10であった。
【0023】また、各温度で熱処理したFe−Ta−N
−Ag膜の磁気特性を、8の字コイル法による透磁率測
定装置及び振動試料型磁力計(VSM)を用いて調べ
た。その結果、 400℃の温度で1時間熱処理を実施した
場合のFe−Ta−N−Ag膜の飽和磁束密度は14kガ
ウスであった。
−Ag膜の磁気特性を、8の字コイル法による透磁率測
定装置及び振動試料型磁力計(VSM)を用いて調べ
た。その結果、 400℃の温度で1時間熱処理を実施した
場合のFe−Ta−N−Ag膜の飽和磁束密度は14kガ
ウスであった。
【0024】これと同様にして、ガラス基板上にAgを
含有しないFe−Ta−N膜を形成し、圧力が1×10-6
Torr以下の真空中で 300℃、 400℃、 500℃又は600 ℃
の温度にて1時間熱処理を実施した。そして、各温度で
熱処理したFe−Ta−N膜の磁気特性を調べた。
含有しないFe−Ta−N膜を形成し、圧力が1×10-6
Torr以下の真空中で 300℃、 400℃、 500℃又は600 ℃
の温度にて1時間熱処理を実施した。そして、各温度で
熱処理したFe−Ta−N膜の磁気特性を調べた。
【0025】図1は、横軸に熱処理温度をとり、縦軸に
透磁率をとって、Fe−Ta−N−Ag膜及びFe−T
a−N膜の熱処理温度と透磁率との関係を示すグラフ図
である。この図1から明らかなように、Agを含まない
Fe−Ta−N膜の場合は、最適な熱処理温度は 500℃
と高く、且つ、最適な熱処理温度範囲が極めて狭い。一
方、Fe−Ta−N−Ag膜では、 400乃至600 ℃と広
い温度範囲で良好な磁気特性を示した。
透磁率をとって、Fe−Ta−N−Ag膜及びFe−T
a−N膜の熱処理温度と透磁率との関係を示すグラフ図
である。この図1から明らかなように、Agを含まない
Fe−Ta−N膜の場合は、最適な熱処理温度は 500℃
と高く、且つ、最適な熱処理温度範囲が極めて狭い。一
方、Fe−Ta−N−Ag膜では、 400乃至600 ℃と広
い温度範囲で良好な磁気特性を示した。
【0026】従って、磁性体層としてFe−Ta−N−
Ag膜を使用した本発明の実施例に係る薄膜磁気ヘッド
は、約 400℃の温度で熱処理を施すことにより、良好の
磁気特性を得ることができると共に、絶縁体層の剥離を
回避することができる。
Ag膜を使用した本発明の実施例に係る薄膜磁気ヘッド
は、約 400℃の温度で熱処理を施すことにより、良好の
磁気特性を得ることができると共に、絶縁体層の剥離を
回避することができる。
【0027】次に、Fe−Ta−N−Ag膜を磁性体層
として、図2(a),(b)に示す構造の薄膜磁気ヘッ
ドを実際に製造した。そして、 400℃の温度で熱処理を
実施した。その結果、膜剥離は発生せず、良好な磁気特
性を得ることができた。また、MがNb、Zr又はHf
であるFe−M−N−Ag膜を磁性体層とした薄膜磁気
ヘッドの場合も、MをTaとした場合と同様に、 400℃
の温度での熱処理により、絶縁体層の剥離は発生せず、
良好の磁気特性を得ることができた。
として、図2(a),(b)に示す構造の薄膜磁気ヘッ
ドを実際に製造した。そして、 400℃の温度で熱処理を
実施した。その結果、膜剥離は発生せず、良好な磁気特
性を得ることができた。また、MがNb、Zr又はHf
であるFe−M−N−Ag膜を磁性体層とした薄膜磁気
ヘッドの場合も、MをTaとした場合と同様に、 400℃
の温度での熱処理により、絶縁体層の剥離は発生せず、
良好の磁気特性を得ることができた。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る薄膜磁
気ヘッドは、磁性体層がFe−M−N−Ag(但し、M
は、Ta、Nb、Zr及びHfからなる群から選択され
た少なくとも1種の元素)合金膜からなるから、熱処理
温度を低くしても優れた磁気特性を得ることができて、
絶縁体層の内部応力による膜剥離の発生を回避すること
ができると共に、高密度記録が可能であるという効果を
奏する。
気ヘッドは、磁性体層がFe−M−N−Ag(但し、M
は、Ta、Nb、Zr及びHfからなる群から選択され
た少なくとも1種の元素)合金膜からなるから、熱処理
温度を低くしても優れた磁気特性を得ることができて、
絶縁体層の内部応力による膜剥離の発生を回避すること
ができると共に、高密度記録が可能であるという効果を
奏する。
【図1】Fe−Ta−N−Ag膜及びFe−Ta−N膜
の熱処理温度と透磁率との関係を示すグラフ図である。
の熱処理温度と透磁率との関係を示すグラフ図である。
【図2】(a)は、薄膜磁気ヘッドを示す模式的部分断
面図、(b)は同じくその縦断面図である。
面図、(b)は同じくその縦断面図である。
【図3】スパッタリング法によって成膜した酸化珪素膜
における熱処理温度と内部応力との関係を示すグラフ図
である。
における熱処理温度と内部応力との関係を示すグラフ図
である。
1;基板 2,4,6,8;絶縁体層 3,7;磁性体層 5;導体層
フロントページの続き (72)発明者 大津 雅人 兵庫県神戸市西区美賀多台1丁目4番1号 (72)発明者 平野 貴之 兵庫県神戸市西区美賀多台1丁目4番1号
Claims (1)
- 【請求項1】 基板と、この基板上に第1の絶縁体層を
介して選択的に形成された第1の磁性体層と、その一部
が前記第1の磁性体層に接触しその先端部が第2の絶縁
体層を挟んで前記第1の磁性体層の先端部上に配置され
た第2の磁性体層と、その一部が前記第1及び第2の磁
性体層間に配設されたコイルとを有し、前記第1及び第
2の磁性体層がFe−M−N−Ag(但し、Mは、T
a、Nb、Zr及びHfからなる群から選択された少な
くとも1種の元素)合金膜からなることを特徴とする薄
膜磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2855492A JPH05225520A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 薄膜磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2855492A JPH05225520A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 薄膜磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05225520A true JPH05225520A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=12251877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2855492A Pending JPH05225520A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 薄膜磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05225520A (ja) |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP2855492A patent/JPH05225520A/ja active Pending
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