JPH05226579A - 伝熱基板とその伝熱基板を用いた半導体装置および伝熱基板の製造方法 - Google Patents

伝熱基板とその伝熱基板を用いた半導体装置および伝熱基板の製造方法

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JPH05226579A
JPH05226579A JP4059385A JP5938592A JPH05226579A JP H05226579 A JPH05226579 A JP H05226579A JP 4059385 A JP4059385 A JP 4059385A JP 5938592 A JP5938592 A JP 5938592A JP H05226579 A JPH05226579 A JP H05226579A
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type semiconductor
heat transfer
heat
semiconductor element
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JP4059385A
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Yoshihiro Hayashi
喜宏 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層半導体装置の中央部に位置する集積回路
層から発生する熱を、ペルチェ効果を利用した薄膜伝熱
基板により中央部から層間縦配線および金属フィラーの
埋め込まれている周辺部に移動させ、積層半導体装置の
放熱特性を向上させる。 【構成】 n型半導体素子領域3においては、基板周辺
部から中心部に向かって電流が流れ、かつp型半導体素
子領域4においては、中心部から周辺部に向かって電流
7が流れるように半導体素子領域を設置・配線5し、ペ
ルチェ効果を利用することにより基板中心部から周辺部
に向かう熱流束6を生じさせた伝熱基板を薄膜化し、得
られた薄膜伝熱基板13を積層半導体装置に挾み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板の構造、詳
しくは半導体素子を利用した伝熱基板および半導体装置
および伝熱基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トランジスタ層が縦方向に積層されてい
る多層構造デバイスを作成する方法の一つとして、CU
BIC(Cumulatively Bonded I
C)技術が知られている(林ら、Semiconduc
tor World 1990.9,pp58〜64参
照)。
【0003】図12に、CUBIC技術による3次元L
SI形成スループロセスの工程断面図を示す。図におい
て、まず、通常のLSIプロセスを利用してバルクシリ
コン基板1上に、MOSFETからなる集積回路を形成
し、さらに選択CVD法を利用してMOSFETのMo
Si2/Al配線21上にタングステンバンプ22を形
成する(図12(a))。
【0004】このタングステンバンプ22は、デバイス
/デバイス間の接続電極として用いる。その後、MOS
FET形成面側に絶縁性のポリイミドを塗布し、その接
着層15を介して支持基板14に接着する。次に、MO
SFETの形成されたシリコン基板1の裏面より、選択
ポリッシングを行い、薄膜構造のNMOSFETを得る
(図12(b))。
【0005】選択ポリッシングでは、シリコンの加工速
度に対してシリコン酸化物の加工速度が1000分の1
程度となるような加工液を用いる。このため、MOSF
ETのLOCOS酸化膜2の裏面まで加工面が達する
と、加工速度が著しく遅くなり、薄膜構造MOSFET
(厚さ:1μm〜2μm)あるいは薄膜集積回路17を
得ることができる。
【0006】次に、薄膜構造MOSFET17の表面側
(ここでは、n+poly−Si配線23あるいはMo
Si2/Al配線21に流れる電気信号を薄膜構造NM
OSFET裏面側に接続することを目的として、薄膜集
積回路17の裏面より、LOCOS酸化膜上に形成され
たポリシリ配線層23に至るスルーホール24および裏
面配線25を形成する(図12(c))。
【0007】さらに、裏面側デバイス接続極として、接
着層15のポリイミド膜にAu/In合金が埋め込まれ
た構造を有するAu/Inプール26を形成する。な
お、Au/Inプール26は、裏面W/Al配線25,
スルーホール24,ポリシリ配線23,MoSi2/A
l配線21を介して、薄膜集積回路17の表面に形成さ
れているタングステンバンプ22と、電気的に接続され
ていることに注意されたい。
【0008】次に、薄膜構造MOSFETあるいは薄膜
集積回路17を単位として、順次デバイスをボンディン
グしてゆく。ここでは、赤外線顕微鏡を用い、下層デバ
イス16のMOSFET表面に形成されているタングス
テンバンプ22と、上層デバイスである薄膜構造MOS
FET裏面に形成されているAu/Inプール26との
位置合わせを行う(図12(d))。
【0009】位置合わせ後、Au/In合金が溶融する
温度以上に試料を昇温・加圧し、溶融状態のAu/In
プールにタングステンバンプを挿入させ、“ろう着”に
よるデバイス接続縦配線27にて下層デバイスと、上層
デバイスとが電気的に接続される(図12(e))。最
後に、支持基板14をエッチングにより除去することに
より、薄膜集積回路17が積層された多層構造ICを得
ている(図12(f))。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】かかる手段によって複
数の薄膜構造デバイスが積層された多層構造ICを得る
ことができるわけであるが、一般に多層構造ICの周辺
部には、熱伝導性の良い金属材料で入出力金属電極パッ
ドや金属縦配線(電源線やバス信号線)が形成してあ
り、かつ発熱源であるトランジスタ素子密度が低い。
【0011】一方、多層構造IC中心部は、トランジス
タ密度が高く、かつ各薄膜構造デバイス層は、熱伝導性
の悪いポリイミド樹脂接着層で上面あるいは下面が覆わ
れているため、温度上昇が顕著になる。このため、トラ
ンジスタの正常動作が阻害されるといった問題点があっ
た。
【0012】本発明の目的は、ICの中心部に蓄積され
た熱を熱伝導性の良い周辺部に移動させるための構造お
よびその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による伝熱基板においては、n型半導体素子
領域とp型半導体素子領域との複数の接合対を有する伝
熱基板であって、n型半導体素子領域と、p型半導体素
子領域との接合対は基板の中心部より周辺部へ向けてペ
ルチェ効果により熱移動を生じさせるものである。
【0014】また、伝熱基板は、2μm〜50μm程度
の厚さを有するものである。
【0015】本発明による半導体装置においては、集積
回路基板と伝熱基板とが交互に積層され、周辺部に層間
接続縦配線,埋め込み金属フィラーを有する多層構造の
積層半導体装置であって、集積回路基板は、薄膜化され
たものであり、伝熱基板は、n型半導体素子領域とp型
半導体素子領域との複数の接合対を有し、基板の中心部
より周辺部に向けてペルチェ効果により熱移動を生じさ
せるものであり、層間接続縦配線、あるいは埋め込み金
属フィラーは、各層の伝熱基板上で周辺部に移動した熱
を放熱させるものである。
【0016】本発明による伝熱基板の製造方法において
は、基板の表面に形成された絶縁膜に複数個の凹部を形
成する工程と、前記凹部にp型半導体およびn型半導体
を埋め込む工程と、前記p型半導体と前記n型半導体と
を金属配線で接続する工程とを有するものである。
【0017】
【作用】本発明に係る伝熱基板構造では、ペルチェ効果
を利用する複数の半導体素子対が基板中央部より周辺部
に熱が移動するように配置されている。この伝熱基板を
薄膜化しても半導体素子の特性に影響を及ぼさない範囲
内であれば、基板中央部から周辺部への熱移動効果が損
なわれることはない。
【0018】この薄膜伝熱基板と薄膜集積回路基板とを
ポリイミドを用いて張り合わせ積層するとしても、得ら
れた積層半導体装置の中央部から周辺部への熱移動が可
能であり、さらに積層構造半導体装置の周辺部に形成し
てある層間金属縦配線や埋め込み金属フィラーを介して
効率良く外界に放熱させることが可能となる。
【0019】本発明による積層構造半導体装置において
は、薄膜集積回路基板を熱伝導性の悪い有機接着材を用
いて張り合わせ積層したとしても、回路動作による発熱
を効率よく外界に放熱させることができる。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。実施例として、まずペルチェ効果を示す半導体対と
して、p型シリコン・ゲルマ(Si−Ge)とn型シリ
コン・ゲルマ半導体対を利用した伝熱基板について説明
する。
【0021】表1に、Si−Ge系材料の熱電特性を示
す(村上 欣一および西田 勲夫,“熱電半導体とその
応用”,日刊工業新聞社,ISBN4−526−024
54−6 C30 55,pp175参照)。
【0022】
【表1】
【0023】Si−Ge系材料のボロンあるいはリン等
の不純物を添加してp型半導体化あるいはn型半導体化
し、電流がn型半導体素子領域からp型半導体素子領域
に配線を施すことによりペルチェ効果により熱移動が生
じるわけである。
【0024】図1に示すがごとく、Si基板1上にシリ
コン酸化膜2が形成され、そのn型半導体素子領域3に
おいては、基板周辺部から中心に向かって電流が流れ、
かつp型半導体素子領域4においては、中心部から周辺
部に向かって電流7が流れるように半導体素子領域を設
置し、配線5を施すことにより、基板中心部から周辺部
に矢印で示すように熱流束6が生じる。
【0025】すなわち、図1に示した半導体装置は、中
心部から周辺部への熱流束6を生じさせる伝熱基板とな
る。
【0026】図2から図7に、図1に示した構造を有す
る伝熱基板を形成するための工程を示す。まず、シリコ
ン基板1にシリコン酸化膜2を形成し(図2)、シリコ
ン酸化膜2にエッチングにより凹部8を形成する(図
3)。
【0027】基板表面に蒸着法等によりSi−Ge膜9
を堆積し(図4)、凹部8以外の酸化膜2上のSi−G
e膜をフォトリソグラフィー工程と、エッチング工程に
より除去して前記凹部8にSi−Geを埋め込む。
【0028】なお、このSi−Ge膜の埋め込み構造を
得る方法として、酸化膜2上のSi−Ge膜9をポリッ
シングにより除去する方法を用いても良い。しかる後、
レジスト10によるフォトマスクを用いて複数個の埋め
込みSi−Ge領域の内、その半数個の領域にボロンを
イオン注入してp型半導体素子領域4とし(図5)、残
りの半数個の領域にリンをイオン注入してn型半導体素
子領域3とする(図6)。
【0029】層間絶縁膜11を堆積した後、コンタクト
ホール12およびアルミ配線5を通常のフォトリソグラ
フィーおよびドライエッチングにより形成する(図
7)。
【0030】なお、層間絶縁膜11および素子分離酸化
膜2の熱抵抗を下げるため、それらの厚さをそれぞれ
0.5μm〜2μm程度と十分に薄膜化することが望ま
しい。
【0031】図7は、図1に示した伝熱基板の断面構造
図であるが、実際にペルチェ効果を利用して熱移動を生
じさせている領域は、厚さ数百ミクロンを有するシリコ
ン基板1上のp型半導体素子領域4およびn型半導体素
子領域3が形成されている表面層のみである。
【0032】従って、下地シリコン基板1を除去するこ
とにより、より効率の高い薄膜熱伝導基板とすることが
できる。図8に、下地シリコン基板1を研磨あるいはエ
ッチングにより除去することにより、厚さを2μmから
50μmとした薄膜伝熱基板13を示す。ここでは、p
型半導体4およびn型半導体3の素子分離酸化膜2下に
シリコン基板1の一部を残した場合を示したが、図9に
示すがごとく、全てのシリコン基板を除去しても良い。
ただし、この場合、機械的補強を目的として伝熱基板を
支持基板14に接着層15を介して接着した後、伝熱基
板を薄膜化する必要がある。
【0033】図10(a)に、集積回路16の形成され
ているシリコン基板1に、薄膜伝熱基板13と、薄膜集
積回路17とを絶縁性接着層15を介して張り合わせた
積層構造半導体装置の断面図を示す。薄膜集積回路17
は、従来の技術を示す図12に示したように、集積回路
が形成されてシリコン基板を選択ポリッシング法により
薄膜化することにより得られる。
【0034】かかる積層半導体装置の構造の特徴は、回
路動作時に発熱するMOSFET等の半導体集積回路素
子形成領域18を積層半導体装置中央部に配置し、その
周辺部に熱伝導性の良い金属材料からなる層間接続縦配
線19や、埋め込み金属フィラー20を形成して中央部
よりもその周辺部の熱伝導性を高くしてみることであ
る。
【0035】このような積層構造半導体装置の構造をと
ることで、図10(b)に示すがごとく半導体装置中央
部で発生した熱を薄膜伝熱基板13により、周辺部に移
動させ、図10(b)では、図示を略しているが、周辺
部に形成してある層間金属縦配線や埋め込み金属フィラ
ーを通して放熱させる。
【0036】なお、上述した積層半導体装置の実施例で
は、バルクシリコン基板に形成された集積回路上に、薄
膜伝熱基板13と薄膜集積回路17とを張り合わせた場
合を示したが、図11に示すがごとく、さらに多層構造
の積層半導体装置に適応できることは自明である。
【0037】また、シリコン集積回路製造プロセスとの
整合性を加味して、ペルチェ効果を利用する半導体とし
てSi−Geを使用したが、Si−Ge以外の材料、例
えばBi−Te−Sb系材料でも良いことは自明であ
る。
【0038】また、ペルチェ効果を利用するp型および
n型半導体素子対の数には制限はないことは自明である
が、ただし、熱移動の方向を基板中心から周辺部へ移動
させるには、少なくともp型半導体素子領域では基板中
心から周辺部へ電流が流れ、一方n型半導体素子領域で
は周辺部から中心部へ流れるようにしておく必要があ
る。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明を適用するなら
ば、ペルチェ効果を利用して基板中央部から周辺部へと
熱移動させる伝熱基板を形成することができる。さら
に、薄膜半導体集積回路基板を張り合わせて得られる積
層構造半導体装置に薄膜伝熱基板を組み込むことによ
り、半導体装置中央部で発生した熱を周辺部に移動さ
せ、さらに周辺部に形成してある層間金属縦配線や埋め
込み金属フィラーを介して放熱させることを可能ならし
める。
【0040】すなわち、半導体装置において、発熱によ
る温度上昇により動作特性が劣化するのは主に中央部に
形成されている半導体集積回路素子領域であることに着
目し、薄膜伝熱基板を用いて半導体集積回路素子部から
の熱を接続縦配線形成領域である周辺部へ移動ならしめ
ている。
【0041】このことにより、放熱特性の問題で積層数
に限界があるとされていた積層半導体装置の課題を解決
し、より多層・高密度の積層半導体装置の設計を可能な
らしめるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための伝熱基板の斜
視図である。
【図2】本発明の実施例に係わる製造方法を説明するた
めの断面図である。
【図3】本発明の実施例に係わる製造方法を説明するた
めの断面図である。
【図4】本発明の実施例に係わる製造方法を説明するた
めの断面図である。
【図5】本発明の実施例に係わる製造方法を説明するた
めの断面図である。
【図6】本発明の実施例に係わる製造方法を説明するた
めの断面図である。
【図7】本発明の実施例に係わる製造方法を説明するた
めの断面図である。
【図8】本発明の実施例を説明するための薄膜熱伝基板
の断面図である。
【図9】本発明の実施例を説明するための薄膜熱伝基板
の断面図である。
【図10】(a),(b)は、本発明の実施例に係わる
積層半導体装置の構造および熱の流れ方向を説明するた
めの断面図である。
【図11】本発明の実施例を発展・応用させた積層半導
体装置の構造を説明するための断面図である。
【図12】従来の多層構造半導体装置の製造方法を説明
するための断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 n型半導体素子領域 4 p型半導体素子領域 5 金属配線 6 熱の流れ 7 電流の流れ 8 シリコン酸化膜に形成された凹部 9 Si−Ge膜 10 レジスト 11 層間絶縁膜 12 コンタクトホール 13 薄膜伝熱基板 14 支持基板 15 絶縁性接着層(ポリイミド) 16 シリコン基板表面層に形成された集積回路 17 薄膜集積回路 18 半導体集積回路素子形成領域 19 層間接続縦配線 20 埋め込み金属フィラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n型半導体素子領域とp型半導体素子領
    域との複数の接合対を有する伝熱基板であって、 n型半導体素子領域と、p型半導体素子領域との接合対
    は基板の中心部より周辺部へ向けてペルチェ効果により
    熱移動を生じさせるものであることを特徴とする伝熱基
    板。
  2. 【請求項2】 伝熱基板は、2μm〜50μm程度の厚
    さを有するものであることを特徴とする請求項1に記載
    の伝熱基板。
  3. 【請求項3】 集積回路基板と伝熱基板とが交互に積層
    され、周辺部に層間接続縦配線,埋め込み金属フィラー
    を有する多層構造の積層半導体装置であって、 集積回路基板は、薄膜化されたものであり、 伝熱基板は、n型半導体素子領域とp型半導体素子領域
    との複数の接合対を有し、基板の中心部より周辺部に向
    けてペルチェ効果により熱移動を生じさせるものであ
    り、 層間接続縦配線、あるいは埋め込み金属フィラーは、各
    層の伝熱基板上で周辺部に移動した熱を放熱させるもの
    であることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 基板の表面に形成された絶縁膜に複数個
    の凹部を形成する工程と、 前記凹部にp型半導体およびn型半導体を埋め込む工程
    と、 前記p型半導体と前記n型半導体とを金属配線で接続す
    る工程とを有することを特徴とする伝熱基板の製造方
    法。
JP4059385A 1992-02-13 1992-02-13 伝熱基板とその伝熱基板を用いた半導体装置および伝熱基板の製造方法 Pending JPH05226579A (ja)

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