JPH0522681Y2 - - Google Patents

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JPH0522681Y2
JPH0522681Y2 JP14507987U JP14507987U JPH0522681Y2 JP H0522681 Y2 JPH0522681 Y2 JP H0522681Y2 JP 14507987 U JP14507987 U JP 14507987U JP 14507987 U JP14507987 U JP 14507987U JP H0522681 Y2 JPH0522681 Y2 JP H0522681Y2
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pressure
hydraulic
oil
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spool
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、自動変速機において動力伝達経路を
切替えるための摩擦要素を制御する油圧制御装置
に関するものである。 (従来技術) 一般に自動変速機は、エンジンの出力軸に連結
されたトルクコンバータと、このトルクコンバー
タの出力軸に連結された遊星歯車等からなる変速
歯車機構と、この変速歯車機構の動力伝達経路を
切換えて変速操作するクラツチ、ブレーキ等の各
種摩擦要素と、これら摩擦要素の作動を油圧によ
つて制御する油圧制御回路とを備えている。 このような自動変速機の油圧制御回路におい
て、例えば特公昭62−8658号公報に示されるよう
に、2以上の連続した変速段で係合される摩擦要
素に対し、締結状態への移行時の変速シヨツク緩
和とその後の締結状態の維持のため、上記摩擦要
素への油圧供給油路途中に、調節油圧供給位置と
ライン圧供給位置とに切替えられる切替弁を設け
た油圧制御装置が知られている。この装置は、摩
擦要素の開放から締結への移行初期には、上記切
替弁が調節油圧供給位置とされることにより、油
圧調節手段によつて調節された油圧が摩擦要素に
供給され、この調節油圧がある程度まで上昇する
と上記切替弁がライン圧供給位置に切替えられ、
その後はライン圧で締結状態が維持されるととも
に、この締結状態の維持に関与しなくなる上記油
圧調節手段が他の摩擦要素の制御に利用されるよ
うにしたものである。 従来の上記装置における切替弁は、通常、上記
公報にも示されているように、径の異なる2つの
ランドを備えてスプリングにより一端側に付勢さ
れたスプールを有し、このスプールが一端側に位
置している状態では、摩擦要素に通じる油路と調
節油圧を導く油路とが上記両ランド間の溝を介し
て連通するとともにライン圧を導く油路が閉じら
れ、この状態から、上記溝の両側の面積差をもつ
た受圧面に作用する調節油圧が所定値以上に上昇
すると、その圧力でスプリングの荷重に抗してス
プールが他端側に移動することにより、調節油圧
を導く油路が閉じられるとともにライン圧を導く
油路が摩擦要素に通じる油路に連通され、かつ、
そのライン圧がスプールに作用してこの状態が保
持されるようになつている。 ところで、このような切替弁においては、調節
油圧が所定値に達するまでは調節油圧供給位置に
保たれるようにする一方、調節油圧が所定値を越
えると即座にライン圧供給位置に切替わつて摩擦
要素の締結が達成されるようにすることが要求さ
れるが、上記の従来の構造によると、調節油圧が
所定値を越える状態になつても、スプールの移動
に伴つてスプリング荷重が変化することとの関係
でスプールがライン圧供給位置に速やかに移動し
難く、切替わり動作が必ずしも良好なものではな
かつた。また、ライン圧供給位置に切替わつた後
は、スプールに作用するライン圧によつてこの状
態を確実に維持する必要があるが、他の摩擦要素
への油圧供給状態が変化したとき等に一時的にラ
イン圧が低下することがあり、この場合にライン
圧変動の影響が切替弁に及ぶことは好ましくな
く、この点でも改善の余地があつた。 (考案の目的) 本考案は上記の事情に鑑み、調節油圧供給位置
からライン圧供給装置への切替弁の切替わり動作
を良好にすることができるとともに、ライン圧供
給位置にあるときに一時的なライン圧変動があつ
ても、その影響が切替弁に及ぶことを防止して、
確実にライン圧供給状態を維持することができる
自動変速機の油圧制御装置を提供するものであ
る。 (考案の構成) 本考案は、摩擦要素への油圧供給油路途中に設
けられ、油圧制御手段によつて可変に調節された
油圧を摩擦要素に供給する調節油圧供給位置と所
定のライン圧を摩擦要素に供給するライン圧供給
位置とに切替えられるスプール弁タイプの切替弁
を備えた自動変速機の油圧制御装置において、調
節油圧供給位置に向けて上記切替弁のスプールを
付勢するスプリングと、上記切替弁の出力側を摩
擦要素に連通する油路から分岐して、この油路内
の油圧を絞りを介して上記切替弁に導く第1油圧
通路と、この第1油圧通路から導かれた油圧を受
け、上記スプールにスプリングの荷重に対抗して
ライン圧供給位置方向へ圧力を作用させる第1受
圧部と、上記切替弁の入力側へ調節油圧を供給す
る油路から分岐して、この油路内の油圧を上記切
替弁に導く第2油圧通路と、上記スプールが調節
油圧供給位置からライン圧供給位置に向けて所定
ストローク移動するまで、上記第2油圧通路から
の油圧を受けて、上記第1受圧部における圧力よ
りも小さな圧力を上記スプールにスプリング荷重
作用方向へ作用させる第2受圧部とが設けられ、
該第2受圧部が上記スプールに形成された大径ラ
ンドと小径ランドとの面積差によつて設定されて
おり、上記大径ランドは、所定ストローク移動す
ることによつて、上記第2油圧通路からの油圧の
作用を制限すべく構成されているものである。 この構成により、上記切替弁が調節油圧供給位
置にある状態から、調節油圧に上昇に応じ、第1
受圧部における圧力と第2受圧部における圧力と
の差がスプリング荷重より大きくなるとスプール
がライン圧供給方向に移動するが、その移動過程
で第2受圧部における圧力が作用しなくなること
により、スプールをライン圧供給位置に到達させ
るための作動力が高められる。また、ライン圧供
給位置に切替わつた後は、切替弁の出力側から第
1受圧部に導かれるライン圧でこの状態が保持さ
れ、この場合に一時的なライン圧変動は上記絞り
により吸収される。 (実施例) 第1図は本考案の装置が適用される自動変速機
の全体構造を示している。この自動変速機は、エ
ンジンの出力軸1に連結されたトルクコンバータ
2と、このトルクコンバータ2の出力側に配設さ
れた変速歯車機構10とを有する。上記トルクコ
ンバータ2は、エンジンの出力軸1に固定された
ポンプ3と、タービン4と、一方向クラツチ6を
介して固定軸7上に設けられたステータ5とを備
えている。 上記変速歯車機構10は、基端が上記エンジン
の出力軸1に固定されて先端がオイルポンプ40
に連結されたオイルポンプ駆動用中央軸12を備
えるとともに、この中央軸12の外方に、基端が
上記トルクコンバータ2のタービン4に連結され
た中空のタービンシヤフト13を備え、このター
ビンシヤフト13上には、ラビニヨ型プラネタリ
ギヤユニツト14が設けられている。このプラネ
タリギヤユニツト14は、小径サンギヤ15、大
径サンギヤ16、ロングピニオンギヤ17、シヨ
ートピニオンギヤ18およびリングギヤ19から
なつている。 このプラネタリギヤユニツト14のエンジンか
ら遠い側の側方には、第1ワンウエイクラツチ2
2を介して上記小径サンギヤ15とタービン軸1
3の間の動力伝達を断続するフオワードクラツチ
(前進走行用のクラツチ)20と、上記小径サン
ギヤ15とタービンシヤフト13の間の動力伝達
を断続するコーストクラツチ21とが並列に配置
されている。上記コーストクラツチ21の半径方
向外方には、上記大径サンギヤ16に連結された
ブレーキドラム23aとこのブレーキドラム23
aに掛けられたブレーキバンド23bとを有する
2−4ブレーキ23が配置されている。上記フオ
ワードクラツチ20の半径方向外方には、上記2
−4ブレーキ23のブレーキドラム23aを介し
て大径サンギヤ16とタービンシヤフト13との
間の動力伝達を断続するリバースクラツチ(後進
走行用のクラツチ)24が配置されている。 上記プラネタリギヤユニツト14の半径方向外
方には、このプラネタリギヤユニツト14のキヤ
リヤ14aと変速歯車機構10のケース10aと
を係脱するロー・リバースブレーキ25が配置さ
れている。ロー・リバースブレーキ25の側方に
は、ロー・リバースブレーキ25と並列で上記キ
ヤリヤ14aとケース10aとを係脱する第2の
ワンウエイクラツチ26が配置されている。 また、上記プラネタリギヤユニツト14のエン
ジン側の側方には、このプラネタリギヤユニツト
14のキヤリヤ14aと上記タービンシヤフト1
3の間の動力伝達を断続する3−4クラツチ27
が配置されている。この3−4クラツチ27のエ
ンジン側に側方には、リングギヤ19に連結され
たアウトプツトギヤ28が配置されており、この
アウトプツトギヤ28はアウトプツトシヤフト2
8aに取り付けられている。またタービンシヤフ
ト13は必要に応じてロツクアツプクラツチ29
によりトルクコンバータ2を介さずにエンジンの
出力軸1に直結されるように構成されている。 この変速歯車機構10は、それ自体で前進4
段、後進1段の変速段を有し、クラツチ20,2
1,24,27およびブレーキ23,25を適宜
作動させることにより所要の変速段を得ることが
できる。以上の構成において、各変速段とクラツ
チ、ブレーキの作動関係を次の第1表に示す。
【表】
【表】 第2図は上記自動変速機における油圧制御回路
を示しており、この油圧制御回路には、本考案の
特徴とする油圧制御装置がフオワードクラツチ2
0に対する制御用として含まれている。なお、こ
の図において、各摩擦要素(各クラツチ、ブレー
キ)20,23,24,25,27,29はそれ
ぞれ油圧に応じて作動するアクチユエータ(図示
省略)を含んでいる。そして、2−4ブレーキ2
3のアクチユエータは、そのアプライ室にライン
圧が供給され、かつレリーズ室の油圧が開放され
たときに2−4ブレーキ23を締結するようにな
つており、それ以外のアクチユエータは油圧が供
給されたときにそれぞれの摩擦要素を締結するよ
うになっている。 第2図の油圧制御回路において、ポンプ40に
よりリザーバタンク41から汲上げられて油路1
01に送られた作動油の油圧は、この油路に接続
されたプレツシヤレギユレータバルブ(PRV)
42により調圧されて、マニユアルバルブ43の
ポートgに供給される。このマニユアルバルブ4
3は、手動操作によつてP、R、N、D、2、1
の各レンジにシフトされる。このマニユアルバル
ブ43の上記ポートgに対して連通される他のポ
ートは、Rレンジのときポートf、Dレンジのと
きポートa,c、2レンジのときポートa,c、
1レンジのときポートa,eとなり、Pレンジお
よびNレンジのときはポートgに他のポートが連
通されない。 一方、前記ポンプ40から油路102に送られ
た作動油の油圧は、ソレノイドレデユーシングバ
ルブ44によつて所定圧に減圧され、さらにこの
油圧は、図外の電子制御回路によつてデユーテイ
制御される第1ないし第4のデユーテイソレノイ
ド(DSL)45〜48によつて調整される。第
1DSL45によつて調整された油圧は、油路10
3を経て、前記PRV42にパイロツト圧として
供給される。第2DSL46によつて調整された油
圧は、油路104を経て、後述する3−4プレツ
シヤコントロールバルブ(3−4PCV)50にパ
イロツト圧として供給されるとともに、油路10
4から分岐した油路104aを経て、リバースコ
ントロールバルブ(リバースPCV)51にパイ
ロツト圧として供給される。第3DSL47によつ
て調整された油圧は、油路105を経て、サーボ
プレツシヤコントロールバルブ(サーボPCV)
52にパイロツト圧として供給される。第
4DSCL48によつて調整された油圧は、油路1
06を経て、ロツクアツプコントロールバルブ5
3にパイロツト圧として供給される。 上記サーボPCV52は、油路129を介して、
2−4ブレーキ23のアクチユエータのレリーズ
室の油圧を調整するようになつており、さらにこ
の油圧は、油路107を経て、コーストコントロ
ールバルブ(CCV)54にパイロツト圧として
供給されるとともに、油路107から分岐した油
路107aを経て、本考案装置における切替弁と
してのフオワードコントロールバルブ(FCV)
55にも供給される。 また、前記マニユアルバルブ43と各摩擦要素
との接続関係は次のようになつている。 フオワードクラツチ20は、油路121と、上
記FCV55と、油路122,128を経て、マ
ニユアルバルブ43のポートaに連なつている。
そして、NレンジからDレンジへの移行時等に、
後に詳述する油圧制御装置により、変速シヨツク
が緩和されつつフオワードクラツチ20が開放状
態から締結状態へ変えられるようになつている。 コーストクラツチ21は、油路123と、前記
CCV54と、油路124と、コーストエキゾー
ストバルブ(CEV)56と、油路125,12
8を経て、上記ポートaに連なつている。上記
CEV56は、Dレンジの2速、3速、2レンジ
の2速、3速および1レンジの2速時にはそれぞ
れ、後述する1−2ソレノイド58によつて制御
されるパイロツト圧を受けて、コーストクラツチ
21を締結するための油圧が供給可能な状態に切
替えられ、さらに1レンジの1速時には、マニユ
アルバルブ43のポートeから油路126に送ら
れる油圧をパイロツト圧として受け、コーストク
ラツチ21を締結するための油圧が供給可能な状
態に切替えられる。また、上記CCV54は、4
速時にコーストクラツチ21を確実に開放するた
めのものであり、前記のサーボPCV52から油
路107を介して与えられる油圧と、3−4PCV
50から油路144を経て与えられる油圧とをパ
イロツト圧として受け、これらの油圧に応じ、4
速時にコーストクラツチ21の締結用油圧を開放
するようになつている。 2−4ブレーキ23は、そのアクチユエータの
アプライ室が油路127、1−2シフトバルブ5
7および油路128を経て上記ポートaに連なる
一方、レリーズ室が油路129、前記サーボ
PCV52および油路130,128を経て上記
ポートaに連なつている。上記1−2シフトバル
ブ57は、1−2ソレノイド58により制御され
るパイロツト圧と、後述の2−3ソレノイド63
により制御されて油路140から与えられるパイ
ロツト圧に応じ、次のように作動する。すなわ
ち、2−3ソレノイド63により制御されるパイ
ロツト圧が0(2−3ソレノイド63がオンして
ドレン)で、かつ、1−2ソレノイド57がオフ
状態(油路131からのライン圧がパイロツト圧
として作用する状態)になつたときに、油路12
8と127とを連通させて油路128からのライ
ン圧を2−4ブレーキ23のアクチユエータのア
プライ室に供給するようになつている。そして、
この1−2シフトバルブ57とサーボPCV52
とで、前記の第1表に示した2−4ブレーキ23
の締結、開放の制御が行なわれるとともに、これ
らの間の切替わり時の圧力調整がサーボPCV5
2によつて行なわれる。 リバースクラツチ24は、油路132と、前記
リバースPCV51と、油路133を経て、マニ
ユアルバルブ43のポートfに連なつており、マ
ニユアルバルブ43がRレンジに設定されたとき
油圧が供給される状態となる。上記リバース
PCV51は、そのパイロツト圧が前記第2DSL4
6で調整されることにより、リバースクラツチ2
4の締結圧を調整する。 ロー・リバースブレーキ25は、油路134お
よび油路切替弁60を経て、マニユアルバルブ4
3のポートfに連なる一方、油路切替弁60部分
より、油路135と、1−2シフトバルブ57
と、油路136と、ローレデユーシングバルブ6
1を経て、マニユアルバルブ43のポートeに連
なつている。そして、マニユアルバルブ43がR
レンジに設定されたときと1レンジに設定された
ときの1速時とに油圧が供給される状態となる。
上記ローレデユーシングバルブ61は、1レンジ
時のロー・リバースブレーキ25の締結圧を調整
するものである。 3−4クラツチ27は、油路141と、前記3
−4PCV50と、油路142と、2−3シフトバ
ルブ62と、油路143を経て、マニユアルバル
ブ43のポートcに連なつている。上記2−3シ
フトバルブ62は、2−3ソレノイド63によつ
て制御されるパイロツト圧に応じ、油路142,
143を連通する状態と非連通状態とに切替わる
ことにより、前記の第1表に示した3−4クラツ
チ27の締結、開放のための油圧供給のオン、オ
フ動作を行なう。また、前記3−4PCV50は、
前記第2DSL46により調節されたパイロツト圧
に応じ、3−4クラツチ27が切替わるときの変
速シヨツク防止のための油圧調整を行なう。 なお、ロツクアツプクラツチ29は、油路15
1と、前記ロツクアツプコントロールバルブ53
と、油路152を経て前記油路101に連なつて
おり、前記第4DSL48によつてロツクアツプコ
ントロールバルブ53が制御されることにより、
ロツクアツプクラツチ29の断続が制御される。
また、トルクコンバータ2は、油路153を経て
ロツクアツプコントロールバルブ53に連なつて
おり、ロツクアツプコントロールバルブ53に連
なる油路152には、トルクコンバータ内の圧力
を一定に保つためのコンバータリリーフバルブ6
4が接続されている。 このような油圧制御回路において、上記フオワ
ードクラツチ20に対して適用された油圧制御装
置の構造を、第3図によつて具体的に説明する。 切替弁としての上記FCV55は、スプール弁
タイプとなつており、そのスプール201に対
し、フオワードクラツチ20側の油路121に通
じる出力ポート202がランド203,204間
の溝205に連通するように設けられる一方、油
圧調節手段としての前記第3DSL47によりサー
ボPCV52を介して調節された油圧を導く油路
107,107aに通じる調節油圧供給ポート2
06と、マニユアルバルブ43を介して一定のラ
イン圧を導く油路122に通じるライン圧供給ポ
ート207とが、上記溝205に選択的に連通す
るように配設されている。そして、スプール20
1の移動に応じ、上記出力ポート202に対して
上記調節油圧供給ポート206が連通する調節油
圧供給位置とライン圧供給ポート207が連通す
るライン圧供給位置とに切替えられる。図ではス
プール201が左側に移動したときが調節油圧供
給位置、右側に移動したときがライン圧供給位置
となる。 上記スプール201の右側には、スプール20
1を調節油圧供給位置(左方)に向けて付勢する
スプリング208が設けられている。 FCV55の左端側には第1パイロツトポート
209が設けられ、このポート209に、上記出
力ポート202とフオワードクラツチ20との間
の油路121から分岐した第1油圧通路210が
接続されており、この第1油圧通路210には絞
り210aが介設されている。そして、スプール
201の左端部には、上記第1油圧通路210よ
り導かれる油圧を受け、スプリング208の荷重
に対抗してライン圧供給位置方向へ圧力を作用さ
せる第1受圧部211が設けられている。 また、FCV55の中間部所定箇所には第2パ
イロツトポート212が設けられ、このポート2
12に、調節油圧を導く油路107,107aか
ら分岐した第2圧力通路213が接続されてい
る。そして、スプール201の所定箇所には、ス
プール201が調節油圧供給位置にある状態から
ライン圧供給位置に向けて所定ストローク移動す
るまでの区間だけ上記第2パイロツトポート21
2に連通する第2受圧部214が設けられてい
る。この第2受圧部214は、その左側のランド
215が右側のランド204より大きくされるこ
とにより、その大径ランド215と小径ランド2
04との面積差に応じた圧力をスプリング荷重作
用方向に作用させるようになつており、かつ、そ
の圧力は第1受圧部211において作用する圧力
よりも小さくなるように有効受圧面積(左側受圧
面と右側受圧面との面積差)が設定されている。
第2パイロツトポート212の右側方にはドレン
ポート216が設けられている。 以上のような油圧制御装置の作用を次に説明す
る。 フオワードクラツチ20が開放状態にあるNレ
ンジ等からフオワードクラツチ20が締結される
べきDレンジ等に移行すると、マニユアルバルブ
43とFCV55との間の油路122にライン圧
が送られるが、その移行当初は、FCV55のス
プール201が調節油圧供給位置にあつて、ライ
ン圧供給ポート207が閉じられた状態で、第
3DSL42により調節されて調節油圧供給ポート
206に送られた油圧がフオワードクラツチ20
に供給される。 この状態では、フオワードクラツチ20に通じ
る油路121から第1油圧通路210を通してフ
イードバツクされる調節油圧Paが第1受圧部2
11に導かれ、調節油圧Paに第1受圧部211
の受圧面積A1を掛けた圧力(Pa×A1)がスプリ
ング荷重に対抗するライン圧供給位置方向へ作用
する一方、油路107,107a内の調節油圧
Paが第2油圧通路213より第2受圧部214
に導かれ、調節油圧Paに第2受圧部214の有
効受圧面積A2を掛けた圧力(Pa×A2)がスプリ
ング荷重方向へ作用する。そして、上記のPa×
A1とPa×A2との圧力差、つまり受圧面A1とA2
との差(A1−A2)に調節油圧Paを掛けた値が、
油圧によりスプール201をライン圧供給位置に
向けて押す力となり、この力がスプリング208
の荷重に達するまでは、調節油圧供給位置に保た
れた状態で、第3DSL47による油圧調節で変速
シヨツクを緩和するようにフオワードクラツチ2
0の締結力が調整される。 上記調節油圧Paが所定値以上に上昇すること
によつて上記のPa×A1とPa×A2との圧力差がス
プリング208の荷重を越えると、スプール20
1がライン圧供給位置方向に移動するが、このと
き、所定ストローク移動したところで第2パイロ
ツトポート212が閉じられて第2受圧部214
に作用していた油圧がドレンポート216に逃が
されることにより、上記のPa×A2の圧力が消滅
し、その分だけスプール201に対する作動力が
強められる。従つて、確実にライン圧供給位置ま
でスプール201が作動され、フオワードクラツ
チ20の締結が達成される。 ライン圧供給位置となつた後は、ライン圧供給
ポート207に導かれたライン圧が出力ポート2
02からフオワードクラツチ20に供給されると
ともに、このライン圧が第1油圧通路210より
絞り210aを介して第1受圧部211に導か
れ、その圧力で締結状態が保持される。この状態
において、他の摩擦要素への油圧供給状態が変化
する変速時等に一時的にライン圧が低下すること
があるが、このような一時的なライン圧変動は上
記絞り210aにより吸収されて第1受圧部21
1にまでは及ばないので、不必要にスプール20
1が調節油圧供給位置に戻ることが避けられる。 (考案の効果) 以上のように本考案は、スプリングにより調節
油圧供給位置に付勢された切替弁のスプールに対
し、切替弁の出力側を摩擦要素に連通する油路内
の油圧を第1油圧通路より第1受圧部に与えて、
ライン圧供給位置方向へ圧力を作用させる一方、
上記スプールが調節油圧供給位置からライン圧供
給位置に向けて所定ストローク移動するまでの範
囲だけ、上記切替弁の入力側へ調節油圧を供給す
る通路内の油圧を第2油圧通路より第2受圧部に
与えて、上記第1受圧部における圧力よりも小さ
な圧力をスプリング荷重作用方向へ作用させるよ
うにしているため、調節油圧が所定値以上に上昇
して調節油圧供給位置からライン圧供給位置に切
替わるとき、上記スプールが所定ストローク移動
すると作動力が強められ、ライン圧供給位置への
切替わりを確実に達成することができる。また、
上記第1油圧通路には絞りを設け、ライン圧供給
位置となつた後はライン圧が上記絞りを介して第
1受圧部に与えられることによりこの状態が保持
されるようにしているので、ライン圧が一時的に
変動してもその影響が第1受圧部に及ぶことが防
止されて、確実にライン圧供給状態を維持するこ
とができる。従つて、摩擦要素の開放から締結へ
の移行及びその後の締結状態の維持を確実に達成
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧制御装置が適用される自
動変速機の基本実施例を示す概略図、第2図はこ
の自動変速機の油圧制御回路図、第3図はこの油
圧制御回路に含まれる本考案の油圧制御装置の一
実施例を示す構造説明図である。 10……変速歯車機構、20……フオワードク
ラツチ(摩擦要素)、47……第3デユーテイソ
レノイド(油圧調節手段)、55……フオワード
コントロールバルブ(切替弁)、107,107
a,121,122……油路、201……スプー
ル、202……出力ポート、206……調節油圧
供給ポート、207……ライン圧供給ポート、2
08……スプリング、210……第1油圧通路、
210a……絞り、211……第1受圧部、21
3……第2油圧通路、214……第2受圧部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 摩擦要素への油圧供給油路途中に設けられ、油
    圧制御手段によつて可変に調整された油圧を摩擦
    要素に供給する調節油圧供給位置と所定のライン
    圧を摩擦要素に供給するライン圧供給位置とに切
    替えられるスプール弁タイプの切替弁55を備え
    た自動変速機の油圧制御装置において、 調節油圧供給位置に向けて上記切替弁55のス
    プール201を付勢するスプリング208と、 上記切替弁55の出力側を摩擦要素に連通する
    油路121から分岐して、この油路内の油圧を絞
    り210aを介して上記切替弁55に導く第1油
    圧通路210と、 この第1油圧通路210から導かれた油圧を受
    け、上記スプール201にスプリング208の荷
    重に対抗してライン圧供給位置方向へ圧力を作用
    させる第1受圧部211と、 上記切替弁55の入力側へ調節油圧を供給する
    油路107から分岐して、この油路内の油圧を上
    記切替弁55に導く第2油圧通路213と、 上記スプール201が調節油圧供給位置からラ
    イン圧供給位置に向けて所定ストローク移動する
    まで、上記第2油圧通路213からの油圧を受け
    て、上記第1受圧部211における圧力よりも小
    さな圧力を上記スプール201にスプリング荷重
    作用方向へ作用させる第2受圧部214とが設け
    られ、 該第2受圧部214が上記スプール201に形
    成された大径ランド215と小径ランド204と
    の面積差によつて設定されており、上記大径ラン
    ド215は、所定ストローク移動することによつ
    て、上記第2油圧通路213からの油圧の作用を
    制限すべく構成されている ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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